グラディアン・レッド・ドラゴン

ページ名:グラディアン_レッド_ドラゴン

登録日:2015/04/18 (土) 21:07:09
更新日:2024/01/12 Fri 11:02:35NEW!
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封印されしドラゴンが覚醒した時、



滅びの声が世界に轟く!





概要

グラディアン・レッド・ドラゴンとは、デュエル・マスターズのクリーチャー。


DM-05 第5弾「漂流大陸の末裔(リターン・オブ・ザ・サバイバー)」にて初収録。レアリティはスーパーレア。
DMX-19「スーパーレア100%パック」にも再録されている。


メディア展開に恵まれているわけではないものの後述の理由から古参プレイヤーからは高い知名度を誇り、現在までにおいても、超大型ドラゴンの指標となっているアーマード・ドラゴン


スペック

グラディアン・レッド・ドラゴン SR 火文明 (10)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 15000
T・ブレイカー

これほどまでに単純明快な性能は無い。


パワーは、DM-05登場時では最高のパワー15000。
攻撃力も、DM-05で初登場したT・ブレイカー持ちであり高い。
コストも当時ではかなりの重量級である10であり、種族は子供が大好きなアーマード・ドラゴン。


逆に言うと、それ以外の能力は何も記載されていない。
つまり、準バニラと呼ばれる部類に入るカードである。


このカードの凄いところはそのパワーにある。
何しろ、基本セットのカードでは誰も手が届かない数値だったのだから。
さらに凄いのは、このドラゴンのパワーは闘魂編から聖拳編までの時期でも誰も破れなかったところ。
この時期はインフレによってカードパワーが結構上がっているのだが、その時期でも破られなかったのは注目すべき点。


ただ、残念なことにパワー最高の地位からは転生編で破られた。


DM-15で、パワー15500の《聖霊王アルファディオス》が登場した。
これでようやく最高パワーのクリーチャーの座を明け渡す。


それでもまだ、非進化クリーチャーとしては最高パワーを誇った。


その地位もDM-28の《緑神龍ディルガベジーダ》様の登場で、その座も奪われてしまう。
ベジーダは文明色こそ違うものの、ドラゴンだったし一応の除去耐性もあり、大きく差別できる点が無いのも痛かったところ。


ただ、DM-28は戦国編の初弾となる。
その時にまで非進化では最高のパワーを誇っていたという部分は、冗談抜きに誇って良い点だろう。
パワー面だけ見れば、インフレの波を超えてきていたことになる。


さて、馬鹿みたいな大きさのパワーは抜きにして実際の性能はどうか。


正直なところ言うと、知名度に反して登場当時からそこまで使われてはいない。
そもそもDM初期においては、マナブーストは今ほど重視されていないし、マナブーストを積極的にやるような時代じゃなかった。
そのため、10コストなどは溜まりにくかったという背景がある。


それに準バニラなだけあって、素早く動けたり除去耐性などは持っているはずが無い。
なので、苦労して出しても《デーモン・ハンド》一枚で墓地送りになる光景もしばしば。
パワーだけは大きいので、火力や殴り返しに対する除去耐性はあったが。


一応言っておくと、決して使われていなかったわけでは無い。


ドラゴンという種族は、コスト踏み倒しやコスト軽減を可能にするサポートカードが多い。
そのため、グラディアンをなるべく早く出すというのもそこまで難しい話では無かった。
巨大ドラゴンの代表格として、踏み倒し要員としては出番はそこそこにはあった。


しかし、インフレの起きた現在は踏み倒し要員としてすら使われない。
現在の環境では、グラディアンのパワーも未だに大きいとはいえ、そこまで珍しいものでもない。
特にグラディアンを出せるコスト域には、パワーも大きく優秀な性能を持つフィニッシャーが多い。
DMというTCGでは、バニラ以上に準バニラは冷遇されているので、グラディアンに出番が回ってくる訳がない。


そのため、現在ではかっこいいイラストを生かした観賞用カードとして生かされていくだろう。


ただ、DMというTCGにおいて、このクリーチャーが大型クリーチャーの基準になっていた時代は長い。
そこを考えると、DMの歴史に影響を及ぼしたカードとして存在は覚えておきたい一枚。
因みに火文明のドラゴンに限れば登場から10年以上経過した現在でも上から数えた方が早いレベルのパワーを誇る。


関連カード

天紅連結 シリディアン R 光文明 (11)
クリーチャー:ディスペクター/エンジェル・コマンド/アーマード・ドラゴン 12000
G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)

同弾の出身で同じスーパーレアだった《天海の精霊シリウス》とディスペクターとして融合した。
シルスの性能にEXライフやG・ストライクなどの能力が詰め込まれという感じでグラディアンの要素は薄いが、種族が何気に初の光単色アーマード・ドラゴンでもある。
弱い訳ではないのだが、天門デッキやドラゴン系のデッキがインフレしすぎたこともあって候補が鳴りにくい。


性能よりも注目された点はカードイラストであり、グラディアンがとんでもない姿になってしまっている


相性の良いカード

ボルスレッド・ファイアー・ドラゴン SR 火文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 7000
W・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、種族にドラゴンとあるカードを1枚、自分の手札から捨ててもよい。そうした場合、そのクリーチャーとパワーが同じかそれ以下の相手のクリーチャーを1体、破壊する。

アタックトリガーで火力除去を吹っ飛ばすドラゴン。


コイツのアタックトリガーで、グラディアンを捨てればパワー15000以下のクリーチャーを除去できる。
パワー15000以下除去の火力攻撃というのはかなり強力。


ただ、その火力除去の為にグラディアンへデッキスペースを与える余裕はないか。


天守閣 龍王武陣 R 火文明 (5)
呪文
S・トリガー
自分の山札の上から5枚を見る。その中から火のクリーチャーを1体、相手に見せ、そのクリーチャーのパワー以下の相手のクリーチャーを1体破壊してもよい。
マナ武装 5:自分のマナゾーンに火のカードが5枚以上あれば、その見せたカードを自分の手札に加える。
自分の山札をシャッフルする。

DMR-13から登場したマナ武装所持のS・トリガー。


この呪文で15000以上の火力を出せる非進化ドラゴンは、他には《激竜王》くらいしかいない。
相手の攻撃中に、15000の火力が飛んできたら相手の状況もだいぶ変わるはず。
T・ブレイカー持ちであるグラディアンは攻撃要員としては最低限の働きを見せられる。


まぁ、それを考慮してもグラディアンを投入しようとは思わないかもしれないが。


まさかの再録





巨大な龍の歴史はここから始まった。

ありとあらゆる巨大な龍のルーツはここにある。

すでにその老いた体では前線に立つことはままならないが、

その功績は敬意を集め続けている。





絶版されてから10年以上経過した2015年、DMX-19でまさかの再録を果たす。


再録された理由としては、ドラゴン推奨のドラゴン・サーガだからだろう。
フレーバーテキストにもあるように、超大型ドラゴンの原点的な立場にあるので、この時期は初再録にもってこいだろう。
スペックも、ある意味スーパーレアらしいスーパーレアなので、SRパックに再録するにふさわしいかもしれない。


フレーバーテキストも、長い空白を生かした長文が記載されている。


このフレーバーテキストは、初期からDMに触れている人はかなり感銘深い文章となっている。
『巨大な龍のルーツ』と呼ばれているが、まさしくグラディアンから巨大龍の歴史は始まっているのである。


現在では、老いた体のせいで戦前に立つことすらままならないらしい。
これは、現在のDM環境ではほとんど使われないことを意味しているのだろう。
…登場当時はそんな頻繁に見かけたかと言われると少し疑問な面はあるが。
だが、その後にも記してあるように、このドラゴンがDMのドラゴンにおいて歴史に与えた影響は決して無視できない。


ともかく、DMX-19版のフレーバーテキストはこのカードの魅力・性能が詰まっている文章。
ドラゴンが好きな人は実物のカードを手に入れて文章を読んでおきたいところ。


デュエル・マスターズ プレイス

DMPP-02 第2弾「伝説の再誕 -RETURN OF LEGENDS-」から参戦。
性能面で特に調整は行われなかったが、スーパーレアだったレアリティがベリーレアに降格している。


DMPP-02の高レアとしてはハズレア認定を受けており、悲しいことによく分解されている。
一方で《紅神龍バルガゲイザー》《爆竜兵ドラグストライク》《幻想妖精カチュア》などもプレイスに参戦しているので、これらのカードと組み合わせれば比較的楽に召喚は可能ではある。
特にカチュアと組み合わせれば、即座にT・ブレイカーで奇襲できるという高い破壊力を期待できる。


登場当時は高コストと言っても踏み倒し手段があるだけ、同弾収録で同レアリティである《キング・アトランティス》よりは恵まれていた。
ただし、効果的にはあちらの方が使い道は多いのではあるが…。
踏み倒しに関しても「踏み倒すなら他のドラゴンを優先するわ」と言われてしまいがちだったりする。
しかも、弾を重ねる毎にキング・アトランティスも踏み倒し手段が増えてきているため、「アトランティスよりは出しやすいのでマシ」と言えなくなってしまった。
そしてカードプールの増加でドラゴンが増えていく毎にこのクリーチャーは苦しくなってしまっている。





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