超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー

ページ名:超神星ヴィーナス_ラ_セイントマザー

登録日:2015/01/06 (火) 22:25:39
更新日:2023/12/21 Thu 13:59:58NEW!
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女神の名を冠する美しきフェニックスは三度倒しても死なない、驚異の存在だった。

慈愛に満ちたヴィーナス・ラ・セイントマザーは救済と称して、
抗う力を全て返り討ちにし、その大いなる力で世界を支配するのだった。

*1



超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DM-19「不死鳥編スペクタクル・ノヴァ 第1弾」にて初収録。レアリティはスーパーレア。
DMC-66「デュエル・マスターズ超ベスト」、DMX-12「ブラック・ボックス・パック」などでも再録を果たしている。


不死鳥編初弾における目玉である「超神星」を冠した進化GVフェニックスの一枚。
破格の耐久性能をもってDMトップレベルの場持ちの良さを誇る。



スペック

超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー SR 光文明 (6)
進化クリーチャー:フェニックス 12500
進化GV-自分のガーディアン、グレートメカオー、アーク・セラフィムのいずれか3体を重ねた上に置く。
メテオバーン-このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにこのクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。
T・ブレイカー

進化方法は不死鳥編のフェニックスの目玉である進化GVであり、進化元には三体クリーチャーを揃える必要がある。
指定されている種族は、ガーディアン・グレートメカオー・アーク・セラフィムの三種族。


進化GVは、クリーチャーを三体揃える必要があるため、出すまでが面倒ではある。
しかし、セイントマザーの進化元の種族はいずれもコストが低いクリーチャーの多い種族なので、そこまで面倒でもない。
場に3体を並べるのは大変だが、フェニックスの中では安定して進化できると言えるだろう。


ただし、このクリーチャー…というよりは進化GVの欠点ではあるが、バトルゾーンのクリーチャーの数は減少してしまう。
進化元の種族はブロッカーが多いため、守りが薄くなるような状態にならないように心がけよう。


パワーも高く、攻撃能力も高いT・ブレイカー。
実はパワーに関して言うと、不死鳥編のフェニックスの中で見ると過信できるほど高いわけでは無い。
だが、パワー12000のクリーチャーにもギリギリで殴り勝てるし、十分ではあるだろう。


そして、セイントマザーの最大の魅力と言えるのはメテオバーン
セイントマザーは、場を離れるときにメテオバーンを使えば場に留まることができる。
「破壊」ではなく「場を離れる時~」という記述なので確定除去だけではなく、バウンスやマナ送り、カード指定除去なども一定の回数までは封じてしまう。


基本的に進化元のカード枚数は3枚であるため、3回までは場を離れることが無いと考えられる。
確定除去を4回も使用しないと、場を離れることは無いという計算になる。
それにメテオバーンである以上『進化クリーチャーのカードの下のカード枚数を増やす』という効果を持つカードを使えば、さらに除去に耐えきれる。


もしも大したことができずに除去に成功させられたとしても、相手には相当な量のマナと手札を消費させることとなる。
どちらにせよ相手には多大な負担を強いさせる結果となるのだ。
まあ、進化GVフェニックスが働きをできないという場面は少ないだろうが…。


また、その耐久性能は自壊系カードとも意外と相性が良い。
イーサンのような敵味方をまとめて殺す効果や、オルゼキア系のクリーチャーとは組み合わせやすい。
セイントマザーのメテオバーンで、相手にのみ大ダメージを加えられるという鬼畜な戦法が行える。


とは言え、このクリーチャーが完全な鉄壁クリーチャーという訳でもない。
このクリーチャーを一発で沈めることが可能なカードも存在する。以下、その一例。


登場当時は置換効果による破壊や《無限掌》系の除去手段は楽ではないうえにカードの種類も豊富ではなく、ヴィーナス・ラ・セイントマザーに間に合わない場合も多かった。
つまるは長らく対抗策をそこまで恐れる必要もない状況だったのだが、革命編以降に登場した封印は「存在を無視する」というメテオバーンの効果もクソもない状態にする天敵であり、能力の使用率も高いためにヴィーナス・ラ・セイントマザーの実質無敵な存在感を薄れさせることになった。
ただし、封印の対策自体は決して難しいという訳ではなく、専用デッキを使う場合には封印を外す手段を考慮する必要が出てきたという程度ではあるだろう。


まあ能力に関して色々と考察しても、何だかんだで単純に滅茶苦茶厄介なメテオバーンを持ったクリーチャーということは疑う余地もない。
上述したドルマゲドンや《Volzeos-Balamord》などのラスボス系クリーチャーでさえ除去耐性は二回までに収まっており、三回もの攻撃を凌げるセイントマザーの規格外さが伺える。
このクリーチャーが場にいるだけで相手への負担はかなりの物となり、その厄介さは不死鳥編から長い時を経た現在でも変わりなく、まさに種族の名称通り「不死鳥」なクリーチャーである。



組み合わせたいカード

時空工兵タイムチェンジャー R(UC) 水文明 (3)
クリーチャー:グレートメカオー 2000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の進化クリーチャーを1体選ぶ。そうした場合、自分の山札を見てその中からクリーチャーを2体まで選び、相手に見せてから、選んだ進化クリーチャーの下に置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。

DM-22で登場した水のグレートメカオー。


タイムチェンジャーの効果を使えば、セイントマザーの除去耐性をさらに強固なものに出来る。
タイムチャンジャーはグレートメカオーであり、種族的にも相性が良いので難なくセイントマザーのデッキに投入できる。


アポカリプス・デイ R 光文明 (6)
呪文
S・トリガー
バトルゾーンにクリーチャーが6体以上あれば、それをすべて破壊する。

DM-14で登場した光の呪文。
この呪文を唱えた際に、セイントマザーのみメテオバーンを使って生き残らせよう。
荒野と化したバトルゾーンの中で、ただ一体駆け抜けるセイントマザーの姿は見ていて爽快。相手からしたら不愉快だが。


詳しくは個別項目を参照。



関連カード

無敵巨兵スパルタンJ VR 光文明 (7)
進化クリーチャー:グレートメカオー 6500
進化-自分のグレートメカオー1体の上に置く。
ブロッカー
このクリーチャーがブロックする時、バトルの後、このクリーチャーをアンタップする。
メテオバーン-このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにこのクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、このクリーチャーはバトルゾーンに留まる。
W・ブレイカー

DM-23で登場した光の進化グレートメカオー。


セイントマザーの小型化というべきスペック。
セイントマザーよりも除去耐性はやや低下したが、進化GVではないため使いやすい。


創聖神 EVE R 光文明 (6)
進化クリーチャー:ゴッド/オリジン 5000+
ブロッカー
進化-自分のオリジン1体の上に置く。
メテオバーン-このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、このクリーチャーはバトルゾーンにとどまる。
G・リンク《蒼世神 ADAM》の左横。
このクリーチャーは、リンクしている時「T・ブレイカー」を得る。

DM-34で登場した光の進化ゴッド/オリジン。


こちらもセイントマザーを小型化させたメテオバーンを持つ。
しかしこのEVE、ゴッドである以上G・リンクするのでそうした場合は、セイントマザーと変わらぬ除去耐性が期待できる。


詳しくは個別項目を参照。



デュエル・マスターズ プレイス

超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー SR 光文明 (6)
進化クリーチャー:フェニックス 12500
進化GV-ガーディアン、グレートメカオー、アーク・セラフィムのいずれか3体
シンパシー:ガーディアン、グレートメカオー、アーク・セラフィム
T・ブレイカー
メテオバーン1:自分のクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、そのパワーが0より大きければ、かわりにこのクリーチャーの下にあるカード1枚を墓地に置く。そのクリーチャーはそのターン、そのパワーが0より大きければ、バトルゾーンを離れない。

DMPP-07 第7弾「超神星爆誕 -GATE OF DISASTER-」にて収録。DMPP-07の目玉カードでもあり、シークレット版も存在する。


本家からスペックが変更されており、進化元の種族を指定したシンパシー効果が追加されたことで召喚の難易度が格段に落ちた。
不死身のメテオバーンも効果が調整されており、自分だけではなく味方に対しても除去耐性を付与できるようになったことで味方へのサポート性能も得ている。
耐性部分もさりげなく強化されており、この効果を受けたクリーチャーはそのターン中はパワー0にならない限りバトルゾーンから離れなくなる。
この時にはメテオバーンを必要としないためパワー0にされない限りは不死身同然の状態となり、特にブロッカーは得られる恩恵が大きい。


一方でメテオバーンの発動は強制へと弱体化されている部分もあり、上述のように味方の除去にも対応する強化調整のせいで逆に無駄に能力を消費してしまうという恐れもある。
複数除去が飛んできた場合は1体につき1回ずつ使ってしまうため、進化元を一気に剥がされてしまう。
また守るクリーチャーを決められないため生き残らせたい本命を守れない事もある。
基本的には本家から上位互換レベルに強化の調整を受けているが、本家にはないデメリットも追加されたことで完全な上位互換ではない調整を受けたと言える。


召喚時の演出は宇宙の様な背景になり3つのコア・クリスタルが現れ、そこの中心に光の柱が立ちそこから登場する。



背景ストーリー

『EXギャラクシー・テルセット』同梱の『クリーチャーズ・シークレットファイルDVD』において背景ストーリーにおける設定の解説が収録されている。


全身に光をまとった身体の大きさは10万メートル以上を誇り、3つのコア・クリスタルの力を解放することで、あらゆる攻撃から身を守るバリアーを作れるとのこと。
メテオバーンによる能力はバリアー設定の表現なのかもしれない。
一見すると無敵のような性能だが、不死鳥編背景ストーリー~極神編背景ストーリーの設定から推測すると、何かしらの手段で倒されている可能性が高い。


ちなみに、解説文では「最終魔導具の暴走の果てに誕生した~」という気になる紹介がされている。
しかし、暴走で直接生まれたという訳ではなく、不死鳥編フェニックスの設定を考えるに「最終魔導具の暴走の果てに(発生したユニバース空間から)誕生した」という解釈が恐らく正解だろう。
なお、同DVDにてフェニックスで同じく解説されている《超神星マーズ・ディザスター》も同様の紹介の仕方がされている。


プレイス版の背景ストーリーでは、不死鳥編の新世界において最初期にユニバースから出現したフェニックスであるという設定が明確にされている。
ちなみに、プレイス版ではボイスなどから人格が女性であることが明確にされており、一人称は「わたくし」。
ゲームの設定を反映して三度倒しても死なない美しき不死鳥とのことで、慈愛に満ちているとされながらも「救済」と称して抵抗する者を返り討ちにした後に世界を支配下に置いた傲慢な存在である。
ボイスの「美しき世界よ、私に従えば」「この世界の母となろう」などボイスからもその傲慢さが見える。
ただし、本家の背景ストーリーと一部設定が異なるプレイス版背景ストーリーの設定が本家でもそのまま反映できるのかは不明。



漫画での活躍

漫画『デュエル・マスターズFE』ではホルスがジェド戦で使用。


進化元には、ガーディアンを初めとした小型ブロッカーから進化させた。
その際のホルスの「こいつだけは…、僕が消す!!」という台詞と作画は印象的。


結果的にこの試合では、3回の破壊を何とか耐え抜くことに成功した。
この際に使われたのは《デーモン・ハンド》《ジェットパンチ・ドラグーン》《超神星プルート・デスブリンガー》。


しかし、セイントマザーの登場時にプルート・デスブリンガーは既にメテオバーンを1回しか使えない状態だった。
しかもホルスのバトルゾーンにはブロッカーも存在した。


むしろ注目すべきは、そこからセイントマザーのメテオバーンをフルに使用させたジェドの頑張りかもしれない。



余談

  • 名称になっているヴィーナス(Venus)は金星のこと。
    光文明らしい惑星と言えるが、だが金星の内部は一部を除いて非常に高温度であるため、火文明にも似合うかもしれない。



追記・修正はメテオバーンを使い切ってからお願いします。


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  • 痴漢で簡単に逝っちゃうとか… -- 名無しさん (2015-01-07 18:13:28)
  • ???「ヴィーナス・ラブ・ミー・チェーン!!」 -- 名無しさん (2015-01-08 01:48:23)
  • ホルスのヴィーナスがジェドのプルートに勝った -- 名無しさん (2015-01-10 21:57:55)
  • もし不死鳥編が新種族依存ばかりじゃなかったら、このクリーチャーの進化元が他共々、別のに差し替えられてただろうな。このクリーチャーもガーディアン以外のデッキに入れられなかったし、他のを対象にしてたなら、別の記事のコメントにあったのを参考にするなら不遇種族、光だけでもバーサーカー、メカサンダー、スターライト・ツリー、レインボー・ファントム、ソルトローパー、コスモウォーカーが入ったろうし。 -- 名無しさん (2018-02-11 17:35:45)

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*1 画像出典:pixiv イラストレーターDaisuke Izuka氏 『超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー』 2009年9月15日掲載 https://www.pixiv.net/artworks/6160207 ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids

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