トンギヌスの槍

ページ名:トンギヌスの槍

登録日:2014/10/22 Wed 20:20:40
更新日:2023/12/21 Thu 13:20:46NEW!
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この槍を手に入れたものが世界を手に入れる。


そして、今、誰が持っているか、その目に焼き付けろカツマスター!






概要

トンギヌスの槍とは、デュエル・マスターズの呪文である。
DMR-11「エピソード3 ウルトラVマスター」にて収録。レアリティはレア。


《神(シェン)》と名の付くクリーチャーの攻撃時に反応して、手札からタダで唱えられるアタック・チャンスを持つ。


解説

トンギヌスの槍 R 無色 (6)
呪文
アタック・チャンス-名前に《神(シェン)》を持つクリーチャー(自分の名前に《神(シェン)》を持つクリーチャーが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい)
相手のカードを1枚、バトルゾーン、マナゾーン、またはシールドゾーンから選ぶ。バトルゾーンに自分の 《神聖牙 UK パンク》があれば、かわりにそれぞれのゾーンから1枚ずつ選ぶ。相手はその選んだカードを自身の山札の一番下に好きな順序で置く。

《神(シェン)》に対応したアタック・チャンスを持つ。


《神(シェン)》の名前を持つのは《神豚 ブータンPOP》《神豚槍 ブリティッシュROCK》《神聖牙 UK パンク》の3体。
見ての通りこの3体の専用呪文として設計された呪文である。


バトルゾーン・マナゾーン・シールドゾーンから相手のカード1枚を選び山札の下に送る能力、と広範囲かつ有用性の高い除去が可能で、単体で使用してもクリーチャー除去、ランデス、疑似シールド焼却を状況に応じて使い分けられるだけでなく、クロスギアや城、ドラグハート・フォートレスなど様々なカードを対象に取れる。
また、カードを山札の下に送るため、pigや破壊置換効果を発動させることなく除去することができ、エピソード3環境で流行した墓地戦略にも有効な除去となっている。
そして、神聖牙 UK パンクがバトルゾーンに存在していれば、それぞれのゾーンから1枚づつ選択できるようになり、たった1枚で1:3のアドバンテージを叩きだす。
ここまでくるとハイスペックを通り越してオーバースペックと言える。


補足すると、《名も無き神人類》で上記の三体のいずれかに名前を変えれば、アタック・チャンスを使うことも出来る。当然「神聖豚 UK パンク」と名前を追加すれば本家よりも早く槍の本領を発揮することも可能。
ここに ≪邪眼右神ニューオーダー≫と≪紫電左神ヴィタリック≫がリンクすればさらに甚大な被害を与えることができる。


ちなみにシールドゾーンにあるカードは原則、非公開ゾーンから非公開ゾーンへの移動になるため、表向きでもない限り誰もその時点で何のカードなのか確認することはできない。


非常に高性能な仕上がりのカードなのだが、強いて難点を挙げるのであれば、このカードでランデスを行うのはややコスト論的に損をしているだろうか。
もちろんどんな文明を使用したデッキにも入りうる汎用性の高さを考慮すればその限りではない。
もう一点は「効果処理の複雑化」が挙げられる。
「カード除去」自体は少数ながら過去にも点在していたが、ここにきてベーシックに扱われるようになってから様々な裁定変更が行われることとなった。


様々なカードに対応

トンギヌスの槍で指定できるカードの種類は多い。


2014/01/17の裁定変更に伴い、テキスト中における「カードを○○枚」の扱いが変更された。
つまりバトルゾーンやシールドゾーンにおけるオブジェクトを指定し、移動を強要したとする。
すると、まるまるそのオブジェクト自体を移動させるのではなく、そのオブジェクトを構成するカードから直接カードを指定枚数選んで移動させることになった。


結果的にトンギヌスの槍は発売当初よりさらに強化されているが、その後も幾度か裁定変更が為されており、王来MAX現在では(主にいくつかの能力をすり抜けられなくなった点で)やや弱体化しているともいえる。


  • 進化クリーチャー

進化クリーチャーを構成するオブジェクトの中から、カードを1枚選んで除去することになる。


つまり進化クリーチャーの一番上を剥がすか、進化元を引き抜くということである。
なお、 進化クリーチャーが束になってまとめて除去されない限り、クリーチャーが場を離れた扱いにならない。


例えば、進化クリーチャーの一番上だけが除去された場合、進化元の再構築が行われる。


だが正当な進化元が1体でも場に残せる場合はその進化クリーチャーが離れたとは扱われない。
一方残せない(進化元がすべて墓地に送られる)場合は離れた扱いとなる。
ちなみにその進化クリーチャーがエターナル・Ωを持っているとする。
そうなると進化クリーチャーの一番上を指定した場合は進化クリーチャーの一番上のみがエターナル・Ωの対象となる。


2021/3/16のルール改定後は、進化元のカードを引き抜けることはそのままだが、進化クリーチャーの一番上だけを除去した場合、その真下にあるカードとしてバトルゾーンに残るようになった。(単独で存在できないカードタイプの場合は上から順番に墓地に置く)



  • G・リンク状態のゴッド

指定されたゴッドが直接除去される。


この際にG・リンクが外れる場合は当然外れる。
そのため、相手は除去対象をリンク中だった別のゴッドに変更することはできない。
なお、この場合はクリーチャーが場を離れた扱いにならない。
例えば、《デーモン・ハンド》でG・リンク中のゴッドを選んだ場合、
G・リンクという常在型能力によって構成単位を剥がすことによってバトルゾーンを離れたとして扱うことになる。


しかしトンギヌスの槍で直接引き抜いた場合は違う。
先述の通り相手に選択権があるわけではない。このため、どうしてもクリーチャーが離れたものとして扱うことができない。


だが、ルール変更によりカードを指定したとしても1体のクリーチャーとしてバトルゾーンを離れるようになった(=相手が残すカードを選べる)ため、現在は普通の除去と何ら変わりない結果となる。


  • 覚醒リンク中のサイキック・スーパー・クリーチャー

クリーチャーとしてではなく、サイキック・セル1枚として除去される。


従って、クリーチャーとして場を離れることを呼び水とするリンク解除や《豪遊!セイント・シャン・メリー》などの置換効果も発動しない。
また、残った1~2枚のリンク対象もリンク解除のように裏返されるわけではないので、サイキック・セルとしてバトルゾーンに残る。


従ってバトルゾーンに維持できない。
なので対象のサイキック・セルが山札の下に移動し、刹那超次元ゾーンに戻るそのタイミングと同時に、残りのセルもバトルゾーンから超次元ゾーンに戻ることになる。
結果的にトンギヌスの槍1枚で、除去耐性持ちか否かに拘らず、サイキック・スーパー・クリーチャーを丸ごと除去できる。
その上クリーチャーが場を離れた扱いにならない。


こちらもルール変更により、クリーチャーが場を離れたものとしては扱わないが「リンク解除」などの能力は適用できるようになった。


  • クロスギア/ドラグハート・フォートレス/城

バトルゾーンにあるカードを選ぶという形であるため、クロスギアにも除去は有効となる。
これはドラゴン・サーガで登場したドラグハート・フォートレスにも当てはまる。


つまり現時点でドラグハート・フォートレスを除去できる、数少ないカードである。


また「シールドゾーンから1枚」のため要塞化している城も選ぶ事ができる。
しかし、シールド・プラスなどで枚数が増えてない限り、その下にあるシールドカードを選んでも城を崩す事ができる。
なので墓地から直接城を要塞化する手段がない点も含めて、そちらの方が良い場合がほとんど。


ただし注意点がある。


UK パンクが居るときの効果は文面を見る限り置換効果に思える。
だが《トゥルー・ヘブンズ》と同様に句読点で区切られているため「〜1枚ずつ選ぶ」までが置換効果であり、除去は置換効果ではない。


そのため、《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》などの「バトルゾーンを離れる時」の置換効果やシールド・ゴーの「シールドゾーンを離れる時」の置換効果は機能するので注意。


相性の良いカード

神(シェン)豚(トン) ブータンPOP(ポップ) UC 無色 (4)
エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX/オラクル 4000
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚を見てもよい。そうした場合、そのうちの1枚を自分の手札に加え、残りを墓地に置く。
ドロン・ゴー:このクリーチャーが破壊された時、名前に《神豚》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
自分の他の、名前に《神》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。

DMR-11で登場した無色のアウトレイジMAX/オラクル。
強力なアタックトリガーを持ち、一度アタックするだけで手札を1枚増やしつつ墓地を2枚肥やすことができる。


名前に《神(シェン)》を持つため、アタック・チャンスでトンギヌスの槍が使える。
そのため、トンギヌスの槍を唱えながら積極的に殴っていくデッキも良いだろう。


注意点としては、アタックトリガーで見た中にトンギヌスの槍があったとしてもアタック・チャンスでそれを唱えることはできない。


しかしこのカードで手札に加えるカードは相手に見せないので元々手札にあったかどうかの証明が難しい。
相手とのトラブルを起こさないようにアタック・チャンスを先に解決するなどの策をとっておこう。


神(シェン)豚(トン)槍(ギヌス) ブリティッシュROCK(ロック) R 無色 (7)
エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX/オラクル 6000
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置いてもよい。その後、自分の墓地にあるカードの枚数よりコストが小さい相手のクリーチャーを1体、破壊する。
W・ブレイカー
ドロン・ゴー:このクリーチャーが破壊された時、名前に《神》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
自分の他の、名前に《神》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。

アタックトリガーで自分の山札の上から1枚目を墓地に置き《怨念集結》のような効果を発揮することができる。


こちらもアタック・チャンスでトンギヌスの槍が使える。
こいつのアタックトリガーと組み合わさり、バンバン相手のクリーチャーを除去する動きが期待できる。


神(シェン)聖牙(チュリー) UK(ウルトラナイト) パンク ≡V≡ 無色 (11)
エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX/オラクリオン 14000
このクリーチャーを召喚または「ドロン・ゴー」能力を使ってバトルゾーンに出した時、コスト7以下のオラクル、アウトレイジまたはデスパペットをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
T・ブレイカー
ドロン・ゴー:このクリーチャーが破壊された時、名前に《神》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
自分の他の、名前に《神》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。

召喚かドロン・ゴーでバトルゾーンに出た際にコスト7以下のオラクル、アウトレイジ、デスパペットすべてをリアニメイトする能力を持つ。


トンギヌスの槍をアタック・チャンスで唱えることが可能。
しかもそれだけではなく、UK パンクでのアタックならば、トンギヌスの槍の効果でゾーンから1枚づつ選択できるようにもなる。


名も無き神人類 R 無色 (7)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ 3000+
中央G・リンク360(このクリーチャーまたは自分の他のゴッドをバトルゾーンに出す時、クリーチャーの名前をひとつ選ぶ。このクリーチャーは、このようにして以前選んだ名前のかわりに、新たに選んだ名前を、カードに書かれている名前に加えて持つ。その後、自分のゴッド1体からカードを1枚リンクを外す。その後、このカードを、好きな数のリンク可能なカードとリンクしてもよい)

DMX-15で登場した無色のゴッド・ノヴァ。
新しいG・リンク、中央G・リンク360を持つ。


名前を変える効果を使えば、アタック・チャンスを使用できる。
そこに下記のニューオーダーと組み合わせれば、オーバーキルの一撃を加えられる。


邪眼右神ニューオーダー SR 無色 (7)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ/ダークロード/ドラゴン・ゾンビ 8000+
このクリーチャーが攻撃する時、墓地にあるコスト7以下の無色呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。その後、その呪文を自分の山札の一番下に置く。
W・ブレイカー
右G・リンク

DMX-15で登場した無色のゴッド・ノヴァ/ダークロード/ドラゴン・ゾンビ。
邪眼皇ロマノフI世》がゴッド・ノヴァとなったクリーチャー。


アタック時に墓地からトンギヌスの槍を唱えられる。


さらに、名前をUK パンクに変えた、名も無き神人類とリンクさせれば1回の攻撃で相手のカードをそれぞれのゾーンから合計6枚も削り取る。
そこに《紫電左神ヴィタリック》をリンクさせれば、もはや最強レベルの攻撃を与えられると言っても過言ではない。


デュエル・マスターズ プレイス

トンギヌスの槍 R 無色 (6)
呪文
アタック・チャンス:名前に《神》または《槍》を持つ、無色または闇のエグザイル・クリーチャー
バトルゾーン、墓地、またはシールドゾーンから相手のカード1枚を選ぶ。自分の《神聖牙 UK パンク》があれば、かわりにそれぞれのゾーンから1枚ずつ選ぶ。相手はその選んだカードをランダムな順番で山札の下に置く。

DMPP-21「ジ・オーバー・ロワイヤル -無法神聖紀-」にて収録。レアリティに変更はない。
能力は変わっており、アタック・チャンスの対象が広がったので踏み倒しやすくなった。
除去効果は墓地のカードを山札の下に送れるようになったので墓地肥やしに対して対策が出来るようになった一方、ランデスが不可能になってしまった。
墓地肥やしを活かした戦法は多いのでメタとして光る場面もあるだろうが、単純にランデスの方が使う場面は多いので除去呪文としての威力は落ちたというべきか。


補足

元ネタは、処刑されたイエス・キリストの生死を確かめる為に盲目のロンギヌスが突き刺した槍、通称「ロンギヌスの槍」からだろう。
この槍は神的存在の体を貫いている…こちらの呪文の槍もゴッドに強い効果なのは狙ったのか?


ちなみに、白内障を患っていたロンギヌスだったが、槍を刺した際に滴ったイエスの血がその目に落ちると視力を取り戻した。
それを契機として彼は洗礼を受け、後に聖者(聖ロンギヌス)と言われるようになったという。








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  • でもファラオとリンクしてたら選べないんだろ?ヘデメとか -- 名無しさん (2014-10-22 23:11:18)
  • 裁定が面倒くさいカードを上げろと言われればこれを上げる -- 名無しさん (2014-10-23 00:22:04)
  • スヴァをあんな目に合わせて何が楽しい… -- 名無しさん (2014-10-23 01:02:02)
  • 過去最大数の裁定変更のトリガーとなったカード -- 名無しさん (2014-10-23 02:40:24)
  • エビデゴラスに対抗できる数少ないカードのひとつ 単色戦じゃ無色のこいつは使えないし使えても重いけどな! -- 名無しさん (2014-10-23 09:19:10)
  • 豚ギヌスの槍・・・と思ったのは俺だけ? -- 名無しさん (2014-10-23 10:33:54)
  • フレーバーテキストがかっこいい 負けたけどな‼︎ -- 名無しさん (2014-10-23 10:37:24)
  • 最大で3枚のカードを実質「除外」出来るからか、どっかで「トリシューラの槍」って言われてた -- 名無しさん (2014-12-08 22:54:34)
  • こいつの強さはこんなものじゃない。バトルゾーンにゴルドノフ5世とアレクサンドル3世を出した状態でこいつを龍素知新で墓地から唱えるとゴルドノフの効果で闇を追加されたこいつはアレクサンドルの効果で2度目を唱えれる。更に龍素知新をループさせることでこれを無限回行え、バトルゾーン、シールド、マナを全滅させられ、そのままダイレクトアタックに持ち込める。 -- 名無しさん (2015-05-02 20:27:57)
  • ↑ブラホワホールの手やガドホ→ヴォルグでおk……まぁこっちはキクチカレイコいたら無理だけど除去すりゃ良いし -- 名無しさん (2015-10-30 23:45:52)
  • 個人的にはデュエルマスターズにおける最優の除去呪文だと思うな。フィールドならどこでも対応しており、しかも「デッキの一番下に送る」という再利用しにくい除去だしな。 -- 名無しさん (2015-11-12 21:57:07)

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