魔獣虫カオス・ワーム

ページ名:魔獣虫カオス_ワーム

登録日:2014/09/05 Fri 14:11:11
更新日:2023/12/21 Thu 10:50:38NEW!
所要時間:約 4 分で読めます



タグ一覧
dm dm-02 dm-18 dmc-55 dmc-61 デュエル・マスターズ 進化クリーチャー アンコモン 闇文明 パラサイトワーム 基本セット ベリーレア デュエル・マスターズ プレイス 闇文明のクリーチャー dmc-42 確定除去 魔獣虫カオス・ワーム






混沌の魔獣虫は、あらゆるものを食らいつくす!





概要

魔獣虫カオス・ワームとは、デュエル・マスターズのクリーチャーである。


DM-02 第2弾「進化獣降臨(マスター・オブ・エボリューション)」にて初収録。レアリティはアンコモン。


◾DM-18「ベスト・チャレンジャー」
◾DMC-42「コロコロ・ドリーム・パック3(エターナル・ギア)」
◾DMC-55「コロコロ・レジェンド・7」
◾DMC-61「コロコロ・ドリーム・パック4(エターナル・ヘヴン)」


にも再録されている。


DM初期のDM-02の時期のカードとは思えないほどの高スペックのパラサイトワーム。
長期に及んでパラサイトワームデッキでは主要カードとして活躍している。


スペック

魔獣虫カオス・ワーム UC 闇文明 (5)
進化クリーチャー:パラサイトワーム 5000
進化-自分のパラサイトワーム1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーを1体破壊してもよい。

パラサイトワームを進化元とするが、初期のパラサイトワームは不遇種族の立ち位置に存在したため、あまり進化元には恵まれていなかった。
だが、DM-27で《斬撃虫ブレードワーム》が、DM-30では《魔光蟲ヴィルジニア卿》が登場。
神化編時期からパラサイトワームが大幅に強化されたことにより、このカードの価値は上がっていき、進化元にはそこそこ恵まれている。
ただし、パラサイトワームという種族自体がパワーが低い影響で火力除去などで処理されやすいため、進化元を場に残す努力と運は必要ではある。


能力に関しては、cip能力で相手のクリーチャー1体を破壊するという効果を持つ。
同コストの《チェイン・スラッシュ》にクリーチャーが付いてくるようなものであり、シンプルかつ強力な効果である。


比較的軽いコストの破壊能力にありがちな『除去できるクリーチャーの制限』が殆どない確定除去である点もよろしい。
大型獣を撃破できることもあり、カオス・ワームの毒牙にかからないのはアンタチャッブルやバトルゾーンを離れないクリーチャーくらいだろう。


効果発動後には、カオス・ワームがすぐ攻撃できる点も忘れてはならない。
相手のシールドをブレイク出来るほか、タップされているパワー5000未満の相手クリーチャーを殴り倒せる。


また、初期の環境内では呪文が使えなくなる《聖霊王アルカディアス》を問答無用で撃破できる数少ない存在だった。
そのため、聖拳編まではアルカディアスに対する対策カードとして雑誌などで紹介されていた経験も持つ。


難点を挙げるとしたら、パワーが進化クリーチャーにしてはやや低めなところか。
ただし、カオス・ワームは確定除去が一番の魅力なので、パワーはあまり気にはならない。
しかし、現在はインフレが進んでいることもあるので、決してバトルゾーンに居座ったまま殴れるとは思わないようにしよう。
5コストの進化クリーチャーとして現在の視点で見ると、W・ブレイカーを未所持のために打点力の低さも気になる。


このように進化クリーチャーとしては優秀なカオス・ワームは、『シンプルだけど確実に強い』を体現したクリーチャーであることは間違いない。
DM初期のクリーチャーとは思えないほどのスペックである。


当初は不遇だったパラサイトワームも、現在ではそこそこの地位を築いている。
今後も、十分にカオス・ワームは強化される可能性自体はあると言えるだろう。
DM-02における名カードであることは間違いなかった。


ところが、革命編以降から一枚のカードにより立ち位置が厳しくなってきた。その存在はコイツである。


悪魔龍王 キラー・ザ・キル P 闇文明 (6)
進化クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン 12000
進化-自分の闇のクリーチャー1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーを1体破壊する。
T・ブレイカー

カオス・ワームとジェノサイド・ワームを合体させて強化したような、キラー・ザ・キルの出現。


コストが1上がった分、驚異的に大きいパワーとT・ブレイカーという高い攻撃力を備えた。
種族もデーモン・コマンド・ドラゴンで、コマンドとドラゴンを兼ね備えておりパラサイトワームよりよっぽど使いやすい。
さらに進化元も文明指定であり、入れようと思えばパラサイトワームの種族デッキにも投入して問題ないのだ。


しかも、同時に新登場した《悪魔龍王 ロックダウン》の存在も痛い。
ロックダウンは確定除去ではないが、代わりに大幅なパワーマイナス効果に変更された。これは一長一短である。
カオス・ワームにとってロックダウンの何が痛いかというと、効果よりも種族・打点・パワー・進化元などの要素が全てカオス・ワームを実質上回る事だろう。


ともかく、DMD-22「デュエマ・スタートデッキ 破滅の闇文明」はカオス・ワームを取り巻く状況を一変させてしまった。
元々採用範囲自体が広いカードでもないのだが、今後の出番がさらに減少する危険性が一気に高まったこととなる。


上記のカード達にカオス・ワームが勝る点は《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》のロックをすり抜けることなどだろう。
コマンドやドラゴンにない点で差別化していけば活路は開かれるだろうが、現状のDMではやや厳しいか。


今後のカオス・ワームの命運は、パラサイトワームの新規カードなどフィーチャーの可能性に託されたと言える。


相性の良いカード

斬撃虫ブレードワーム UC 闇文明 (4)
クリーチャー:パラサイトワーム 1000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーは、自分のマナゾーンにある文明ひとつにつき-1000される。

DM-27で登場したパラサイトワーム。
cip能力で相手のクリーチャー1体のパワーを最大-5000できる。


カオス・ワームへと綺麗に進化することのできる4コストであることが特徴。
パワーマイナス効果も決して悪いものではない。


魔光蟲ヴィルジニア卿 C 闇文明 (5)
クリーチャー:パラサイトワーム/ナイト 3000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。そのクリーチャーが進化クリーチャーで、このクリーチャーと同じ種族をひとつでも持っていれば、コストを支払わずにバトルゾーンに出してもよい。

DM-30で登場したパラサイトワーム/ナイト。
cipでクリーチャーをサルベージでき、それが進化クリーチャーでこのカードと同じ種族ならば、コスト踏み倒しで場に出すことができる。


墓地にあるカオス・ワームをこいつで回収して、さらに進化させる流れが可能。
ただし、ヴィルジニアが殿堂入りであることはネックか。


貴星虫ヤタイズナ UC 闇文明 (6)
クリーチャー:パラサイトワーム/ダークロード/オリジン 5000
自分のターンのはじめに、進化クリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。

DM-32で登場したパラサイトワーム/ダークロード/オリジン。
自分のターンのはじめに墓地から進化クリーチャーをリアニメイトできるシステムクリーチャー。


カオス・ワームをこいつでリアニメイトできる。
もちろんヤタイズナはパラサイトワームなので、進化元にすることも可能。


しかし、ヤタイズナはパワーが5000なので進化してもパワーに変動が起こらないことには注意したい。


デュエル・マスターズ プレイス

DMPP-01 第1弾「超獣の始動 -MASTER OF DUEL-」に収録。
スペック手には調整が入っていないが、レアリティがベリーレアへと格上げ。
出世となったためにカード的には嬉しい措置だが、ユーザー的には入手難易度が上がった。


運用は本家と同様、パラサイトワームを多数採用した闇入りデッキが投入先となる。
DMPP-01環境では《聖霊王アルカディアス》をシンプルに除去する選択肢が少ないため、本家と同様に聖霊王に対するキラーとなった。
ただし、闇文明を主軸としたデッキはどうしてもデーモン・コマンドの方が優先されやすい(上述のアルカディアス対策もデーモン・コマンドでは可能)。


後にDMPP-05で収録された《蛇魂王ナーガ》が、本家とは異なるパラサイトワームを進化元にするクリーチャーへと変貌したことはこのカードの追い風となった。
プレイス版のナーガのバウンス能力は進化クリーチャーに適応できないが、カオス・ワームを用いればその欠点をある程度フォローできる。
両者は共に高レアの進化クリーチャーであるために構築力とガチャ運か課金が求められるが、両者を併用したデッキを組むのも面白いだろう。


補足

  • 漫画「デュエル・マスターズSX」では、サドネスが龍牙戦で使用。
    当時の新規カードだった《魔光蟲ヴィルジニア卿》の能力で墓地から呼び出された。
    そして《エメラルド・クロー》をクロスしていた《大神秘ハルサ》を破壊した。
    その時のサドネスが言うには、「神の虫にパワーなど関係ない」とのことだったが、その後に龍牙のクリーチャーに攻撃されて再び墓地に送り込まれた。

  • DMC-42版のイラストレーターはNaoki Saito。しかし、Nottsuoと誤植されている。





混沌のWiki篭りは、あらゆるものを追記・修正する!


[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600)

[#include(name=テンプレ3)]


  • 聖獣虫コスモスワームなんてのも居るのだろうか? -- 名無しさん (2016-05-02 12:38:26)

#comment

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧