バジャール(モンスターファーム)

ページ名:バジャール_モンスターファーム_

登録日:2014/08/26 (火) 13:37:42
更新日:2023/12/21 Thu 10:47:42NEW!
所要時間:約 18 分で読めます



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モンスターファーム mf2 ランプの魔人 バグ バグの被害者 不遇 バジャール マジンの後継者 適正は良い 技を殆ど覚えられない バグの申し子 バグール ウ○トラマン ただのol ウ○トラマン←ただし中身はベリアル マジンの後継者←よく見ると適正バランスはむしろディノ寄り



モンスターファームシリーズに登場するモンスターの一種。
初代』における隠し種族の一体、マジンの後継者として登場した新たなモンスター。


目次



【概要】

見た目が本当に普通の人間そのままだったリアル路線のマジン)とは対照的に、
普段はツボの中に身を潜め、バトルでは真の姿にビルドアップするランプの魔人といった感じの、アラビアンな風貌のファンシー路線のモンスター。
メタな話をすると黒人差別と抗議されることを恐れての変更だったのかもしれない。


遊び好きでおちゃらけた性格とのことで、都合の悪いことがあるとすぐにツボの中に隠れてしまう。
これに関しては体を気体化させて密度を高めるという固有能力で行っているらしい。


恥ずかしがり屋という陰キャ気質だった前作のマジンとはうってはっちゃけた陽キャラであり、
あちらはドラゴンボールに出てきそうなタイプで、こちらはディズニー映画のアラジンに出てきそうなタイプ。
…サウル種のガリニクスロードガリニクスが仲悪かったみたいに、
このバジャールもマジンとはあまり仲が良くなさそうに思えて心配である…。


マジンと同様に初期再生不能な隠し種族の一体であり、
条件はファームの家増築イベントを最終段階までこなし、大工の秘密を暴くこと。
その後に貰える魔法のツボというアイテムを合体の隠し味に使えばバジャールが誕生する。


増築イベントをこなしていくだけなら金さえあれば何とかなりそうと思われがちだが、
実は最後の増築イベントまで到達するにはブリーダーランク8段以上=四大大会を2つ以上クリアという条件があったりする。
モンスターファーム2』の難易度が高いこともあって、当時の子供にとってはメタルナーと並んでその姿を見れなかった種族かもしれない。



能力としてはちから、命中が伸びやすく、ライフと回避が平均的、かしこさ、丈夫さは低く、
寿命も普通で成長パターンも普通。移動速度は遅めでG回復速度も平均より少し遅いくらい。
初期ヨイワル度も雀の涙程度とはいえ一応はプラスとなっている。こういったバランス寄りの大人しさはマジンの後継者かもしれない。
また、バジャールSUBで得られるメリット・デメリットもロードランナー種のそれに近く、マイナス要素無しで運が良ければちからや命中を底上げするくらい大人しい。


…適正バランスをよく見れば気付くと思うが、適正面としては、丈夫さとかしこさが伸びにくくて、ちからと命中に優れると、守備面と魔法面に難を少し抱え
一方で威力・精度共に物理的な攻撃面が強い当たりはマジンよりもむしろディノをベースに短所の補填よりも長所を活かすように使いやすく仕上げた感がある。


ちょうどロードランナー種が命中が伸ばしやすい一方、かしこさにちょびっと難アリとサウル種の特性を残しつつのっぺりした均一適正からして
適正事情はもはやディノ種とマジン種を、お互い取り換えっこしてモデルチェンジしたような印象を受ける、かもしれない


そしてアラビアンでコミカルな要素を持つ姿に変貌する。いつも格好いいイメージのする種族も、なんだかヘンテコ。


打たれ弱そうだがライフ適性は平均なので、移植版でなければプールバグで丈夫さをある程度補填することができる。
それでもかしこさの伸びが悪いのでかしこさ技の直撃には注意。


【その暗黒期】

……まあ、まともな説明はこんな感じなのだが、はっきり言うとこのバジャール、
2ではとことん不遇且つプレイヤーからの人気も低い悲しいモンスターであった。


特に初代においてマジンを愛用していたブリーダーには不満が大きいことが多い。
リアル路線で人間臭いカッコいいマジンが続投できず、いまいちパッとしないありきたりなファンシー系モンスターに変わってしまったことを嘆かれた。
それだけなら「お前の好みを押し付けるな!」と言われてしまっても仕方ない。


しかしこのバジャール、実用面や演出面でもある理由によって色々支障が出ており、デザイン絡みはその八つ当たりの形に近い。
ぶっちゃけると2ではもはや仕様と化しているとでも言うべきバグの影響をこれでもかと受けてしまっている。


まず、どう足掻いても覚えられない技が3つも存在している(ターンストレート、バロストレート、1・2フック)。
チャッキーのソニックブームみたいにすり替え合体も、ガリの魔人ナックルみたいに羽化も通用せず、
更にはヒノトリの火炎連砲みたいに敵が使ってくることもない。本当に見ることすら出来ない技が3つもある。
習得プログラムが設定されていないのでは如何ともしがたいし、
派生種によっては更にコンボフック、コンボスマッシュも覚えられないので、それだけで技のバリエーションが一気に減ったどころか距離の死角が埋まらなくなってしまった。
特にバロストレートなんか遠距離唯一のちから技だったりもするので残念なんてレベルではない。


バジャールのバグはそれだけに留まらない。
パークに行った際に体型が痩せているとグラフィックがおかしくなったり、
寿命を迎えた時でさえやたらとうるさいノイズの音バグを発生させるなど死ぬ間際でさえ報われない。


これらの責任は激務スケジュールでの開発下(推測)とはいえ、開発元のテクモがバグを見つけられなかったことにある筈なのだが、
バジャールがバグ塗れなのには変わらないので人によってはコイツのことをバグの申し子みたいに呼んだりすることもある。
前述したマジン愛好家の不満も、せっかくマジンの後継者として登場したモンスターの中身がこんな散々では……という落胆も強いのかもしれない。



まあ散々悪いように書いてしまったがそれでも適正は優れていることに間違いは無いので、
残りの普通に覚える技でも十分に実力を発揮できる……みたいにフォローできれば良かったのだが、難しい。
残りの技も使いやすい技のほとんどが使い込み技なので修得に手間がかかる上、
じゃあ残りの下位技だけで戦おうとすれば、威力が下位技相応なのでワンチャンで逆転されるのがオチである。
元々クセのある技配置だったので、選択肢の喪失自体があまりにも大きすぎる爪痕を残してしまった。
この手の育成ゲームは愛や時の運さえあればどうにでもなるというのも一つの真理であるが、
正直言ってここまで酷い有様のモンスターだと違う意味で同情したくなってくる。


結局、この諸々の有様に対する不満が大きく、解決もうまくいかなかったのか、バジャール自身も2でリストラされているなど最後の最後まで報われなかった。
後の作品である5で再登場を果たすも、育成可能枠ではなく冒険地での案内役(しかも殆どメリットはない)という訳の分からない役割である。モックもであるがスタッフは何を考えてこの役割にしたのだろうか。


余談だが、このバジャール種は休養のモーションが非常に短く寿命もそこそこ長いため、工房が本命育成モンスターでいっぱいになってきた時等に、
育成中の本命モンスターの調整をするための週送りモンスターとして使われる事が多々ある。この扱いを喜んでいいのかどうかは正直微妙だが…。



そんなバジャールだが、ついにSwitch・アプリ移植版では怒濤の修正ラッシュがかけられ、救済の機会を得た。
体型バグ、ご逝去時の挙動、そして何より技修得に関して修正が入り、21年の時を経て本当の性能でゲームに躍り出ることができたのである。
さあ、興味があるなら是非育ててみよう!


・・・だが、移植版においてもその魅力に気づき、真価が発揮されているとは言い難いのが一編集者としての所感である。
それを示す客観的なデータとして、移植版モンスター甲子園においては合計値2997制限のAUTUMN・制限なしフルモン戦のWINTER、どちらのレギュレーションにおいてもエントリー数ワーストであった。(AUTUMNが0.5%、WINTERが0.6%。前者は7,577体中37体、後者は約4100体中24体ほどしかエントリーがなかった計算に…)


使いやすい技がレギュレーション戦だと覚えにくい*1、使い込み技が多い、といった理由がやはり響いているのだろう…。
また、フルモンかつ連勝が求められるトーナメント環境だと、全距離から攻めるにしろ、修得数を絞って戦うにしろ、不安定な大ダメージ技がメインになるのもネック。


【技一覧】

本人の適性は無難どころだが、大ダメージ技とクリティカル技に特化し、命中重視技とガッツダウン技がないという非常に珍しい技の覚え方をする。
普通に適性通りに育てていれば、クリティカル技で当てて大ダメージ技でトドメや反撃を狙えるが、フルモン戦では少しギャンブラーな戦い方も覚悟しよう。*2
距離ごとの技の設置数の差もかなり大きいため、せめて力技くらいは取れるだけ取っておいた方がいい。


移植版ではついに幻だった技も覚えられるようになったので、

オリジナル版で色々あった技についてはこの書式で、系統別のコーナーで詳しく説明する形を取らせていただきたい。


  • 右ジャブ、左ジャブ(バランス技)

名称その通りにそれぞれの腕でジャブを放つ初期技。
左ジャブは命中率が高く、右ジャブは命中が減った分威力が上がっているあたり、利き腕は右の方らしい。
威力は低いが命中率はかなり高く、モーションが早くて燃費もいいので連打が効く。
初期のバジャールは本当にこのバランス技くらいしかまともに使えないので嫌が応にも主力となる。
移植版では右ジャブを使い込むとストレートを覚えられるようになるので、基本的には右ジャブをよく使うことになる。
合体も交えて世代をまたいで育成するなら、余裕がある内に50回打ち、経験を保つべし。あるいはすり替え合体でスキップしてもよい。


オリジナル版でも右ジャブを使い込むと派生する要素があるのだが、
その技がストレートと超必殺技のコンボフックという「あ、これバグってるわ」な発展の仕方をする。


  • ストレート系バロストレート(大ダメージ技→超必殺技・ヨイ技)

右手からのストレートをお見舞いする技系統。
右ジャブ使い込みかすり替え合体を経て「ストレート→ターンストレート→バロストレート」と発展し、バロストレートはヨイモン限定の超必殺技。
「ストレート」は消費に対してダメージが大きい分命中補正が低いというよくある大ダメージ技。当たった時の音がなんだが電撃っぽい。
「ターンストレート」は向き直りの勢いをつけつつ、青と紫の光をまとってストレートを叩き込むという、名前と裏腹に華やかさのある技。
全体的に性能が底上げされただけでなく、バジャールにとって貴重な離れた場所からのちから技であり、これがないと超必殺技でしか距離3を埋められない。
特に派生種を育てるなら絶対に覚えさせておきたい技の一つになっている。
「バロストレート」は虹色の光をまとったターンストレートを放つ超必殺技。
貴重な距離4からのちから技かつ、1・2フック並みの破壊力があり、超必殺技としては消費ガッツも34と軽い。これは距離の問題で一番優先した方がいいかも。


オリジナル版では以下のようにバグの影響を受けてしまっている。すべて見たければ移植版でやるしかない。
ストレート → この頃から「右ジャブ50回使い込み→砂漠修行」で覚えられる。
ターンストレート → 設定ミスでストレートを使い込んでも反映されず、覚えられない。
バロストレート → ターンストレートを50回使い込んで火山修行、だが技を使い込むことができないため覚えようがない。


  • フック系コンボフック(大ダメージ技→超必殺技・ヨイ技)

大振りの右フックをお見舞いする技系統。ストレートよりも威力を重視している。
ストレート→フック→1・2フック→コンボフック」と発展する。ハム種の大ダメージ技同様に、ストレートを母体とする変わった覚え方をする。
「フック」の時点で、ストレートを凌駕する威力なのだが、命中補正はストレート以下。
それでも隙の少ないモーションや消費の兼ね合いで性能はあり、何より距離1で使える技はこれだけなので、隙を作りたくない人は頼らざるを得ない。
バジャールでのマニュアル操作での立ち回りは、相手との距離をうまく保つかがカギになってくる。
「1・2フック」は左手のパンチから右のフックをお見舞いする。フック同様に当たりにくいが表記A相当の威力を発揮してくれる。
あまり消費ガッツも上がっていないので、余裕のある時に大ダメージを狙うならこっちか。
「コンボフック」は左の連続ジャブで相手を怯ませ、本命の右フックをお見舞いして相手を打ちのめす超必殺技。
命中補正の悪さは相変わらずだが、バジャールの持つ技の中で最高の威力を誇る。一発逆転狙いならコレ。


系統全体として、当てやすいスマッシュ系や遠くから殴れるストレート系より優先順位は落ちるかもしれない。その場合でもフックは覚えておくべきか。


オリジナル版では以下のようにバグの影響を受けてしまっている。マイナスもあればプラスもある。
フック → 覚えられるが、当時から「ストレート50回」を使い込む必要がある。
1・2フック → 本来はフックの使い込み経由で覚えられるはずが、設定ミスで覚えられない。
コンボフック → 1・2フックが覚えられないせいで幻、と思いきや右ジャブを50回使い込めば覚えられる。
そしてコンボフックによる一撃必殺狙い戦術を堅実と言わざるをえないあたり何かもう違う気がする有様に…。


  • スマッシュ系コンボスマッシュ(クリティカル技→超必殺技・ヨイ技)

アッパーで相手を「打ち上げる」類のブローを放つ。命中補正がある程度保証されている。
「スマッシュ→1・2スマッシュ→コンボスマッシュ」と発展し、距離2・3でいい働きをする。
バジャールのちから技の中で唯一、バグを免れた系統。命中重視技がないだけに潰れてなくてよかったと思わせられる立ち位置である。
「スマッシュ」は単発のアッパーで相手を高く打ち上げるクリティカル技で、数値のバランスはまずまず。
「1・2スマッシュ」はジャブのラッシュで相手を怯ませてから本命のスマッシュをお見舞いする。白煙のようなエフェクトが独特で、純粋な強化版。
「コンボスマッシュ」は虹色の光を撒き散らしながら相手に1・2スマッシュを仕掛ける超必殺技。
ちから系超必殺技の中では最も消費ガッツがある代わりに、威力と命中率のバランスが取れた高性能ぶりが光る。これならトドメ狙いにも効果的。


ただ、他の「コンボ~」にも言えるが使い込みの手間が二度も必要なので、修得には手間がかかる。
幸い、超必殺技間の使い込みがないため上位技の継承に成功すれば、その分だけ寿命は節約できる。


  • 怪光線(超必殺技)

マッスルポーズを取ったのち、目からのビームで敵を攻撃する。バジャールの超必殺技の中で唯一ヨイワル度の要求がない超必殺技。
性能自体は消費ガッツが重い代わりに、バジャールの技の中で最高の命中補正を持つという珍しい仕上がりをしている。
かしこさ技なので他の技と合わせにくく、一発逆転狙いの時は他の技の出番だが、フルモン育成では超遠距離技として必修せざるを得ない。
移植版ではバロストレートを優先するか…だが、両立できたなら逆転はあちらに任せ、確実に仕留める時はコレの出番にしても良いだろう。


  • 魔法つぼ系(超必殺技・ワル技)

普段自身が使っている愛用のツボの魔力で相手のライフやらガッツやらを吸い取るかしこさ技で超必殺技。
上位技と下位技が互換性のない性能であったり、超魔法つぼに至っては他のモンスターのこの手の技と違って激ワルと認定される*3のが要求されるなど、謎の個性を発揮している。
「魔法つぼ」は赤い光と共に相手のライフを奪う。吸収量はそれなりなので僅差を埋めたい時用。消費ガッツはちから技全般より大きい。
「大魔法つぼ」は何があったのか、青と紫の光と共に相手のガッツだけを奪う、変な性能の技。消費は大きいため、つなぎ性能気味。
相手へのガッツ吸収に能力値は関係しないので、かしこさを捨ててちからに極振りした制限杯用の個体でなら使えるかもしれない、といったところ。
「超魔法つぼ」は虹色の光と共にライフとガッツを同時に吸い取る恐ろしい技なのだが、消費ガッツは60とトップクラスで撃つタイミングが対人戦では難しい。
そしてやはり使い込みが必要な上、魔法つぼ系は全て超必殺技なので、修得は最も面倒臭いと言っていい。
もっとも、オリジナル版・移植版問わず魔法つぼを50回使い込めば「大」も「超」も同じタイミングで覚えられるようになるので、モッチ砲などに比べると多少は易しい。


【主な派生種】

ウンディーネモックと同様に、いるのはジョーカー派生とレア種のみである。


  • ジャバ

ジョーカー派生。
要人暗殺の為に生まれたというモンスターなのだが、本種の知名度が上がりすぎた所為で本来の目的に向かなくなったという何ともおマヌケなエピソードがある。
バジャールからかしこさの適性が上がり、微々たる変化とはいえ適性だけは完全に上位互換と言える。
しかしジョーカー派生らしく寿命が短くなっていて、初期ヨイワル度も相当に低く、実用性にも影響を与えている。
ヨイモンでないと覚えられないちから系の超必殺技を覚えられないため、技バリエーションが狭まってしまったのもフルモン戦ではネックになる。
いっそのこと上がったかしこさ適性を活かして、怪光線や魔法つぼ系をぶっぱなす戦術に特化するのが有効かもしれない。


オリジナル版ではコンボフック、コンボスマッシュ、ターンストレートのいずれも修得できないせいで、距離3で覚えられる技が一つも無いという大惨事を被っていた。
今から遊ぶときはマジで魔法つぼ特化以外が厳しいので注意。


  • ジムジョール、

レア種の一体。みんな大好き逆上体質のヨシエさん
時代を感じさせるOLの格好をしているという、どう頑張っても気持ち悪くしか見えないバジャール。けれども、案外憎めないキャラで通じているらしい。
壷のデザインはハートがおしゃれだが、もしこれでピクシー派生とかがいたらどんなバケモノが出てしまったのだろうか。
出てきたとしてもメインがピクシーのジーニヤーと比較されていた危険性がある


OLたちを題材にしたドラマ版「ショムニ」のエンディングテーマ、IZAM with ASTRAL LOVEの「素直なままで」と
The Doorsの「ハートに火をつけて」からは中身がほぼジャバで、怪光線を覚えた個体が再生できる。
オフィスレディ繋がりであろう、タカラのPSゲームソフトの「ゆうわくオフィス恋愛課」からは中身が純血種かつ、いきなり大魔法つぼを覚えた個体が再生できる。
バジャールはクセのある技修得が特徴なので、リサーチは忘れずに。


移植版では上記「ショムニ」や「オフィスの女王」のオリジナル・サウンドトラック等からも再生可能。
長寿個体はジャバがベースなので激ワルだがヨイワル度が-90→-70とやや上がっており、頑張ればちから系の超必殺技を修得可能になっている。
というか激ワルって…性格ゆえに憎めないキャラという設定どこ行った!


海外DX版での英名は「Gym Bajarl」。それ事務じゃなくて体鍛える方のジムじゃね?


  • Boxer Bajarl(ボクサール)

海外版のレア種。上記のジムジョールの代理に当たるモンスター。
海外展開を考慮して、ファイティングスタイルと関連付けやすいボクサーをモチーフにしたデザインに差し替えられている。
「足がないのにフットワーク軽やか」という、けっこうシャレの効いた解説が海外版でなされていたが
日本版ではそれがブラッシュアップされ、努力のタマモノで決して平坦な道でなかった旨が語られている。


DX版で日本版に追加された際、直訳の「ボクサーバジャール」では文字数オーバーしてしまう為「ボクサール」となっている。


なお、「三國志14 with パワーアップキット」からはジャバ適正の、つまり激ワルな個体が再生されるのだが、
かの暴君・董卓がただ権力をカサに着ていただけでなく、実際に武勇にも優れ猛将と言って差し支えなかったことから、その董卓をイメージした個体なのだろうか?
実際多香酒やらどぶろくやらアルコールねだってくるし、ニクは大好きだしで…酒池肉林の夢を抱いてるのかもしれない


  • マジンバジャール

レア種の一体。前作を遊んだ人へのファンサービスモンスター。
石版再生でマジン種を再生すると現れる、マジン譲りの体表とはずかしがりやな性格を併せ持つモンスターで、味のある木製の壷にもぐりこむ。
もしもマジンと共演していたならば、彼をSUBとしていただろう。


移植版でも前作と連動した石盤再生で再会、もとい再生できるほか、直接DB再生で入手することも可能になった。
語呂合わせが効いている、水木一郎の「マジンガーZ」、「大魔神」のサウンドトラック、自虐ネタの気配がするnanoCUNEの「悲劇のマッチョマン」、
「魔人」が多数登場する「真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE- マニアクス」などからの再生が確認されている。
長寿個体は純血よりも命中適性がB→Cに下がり、かしこさ適性がD→Cに上昇し、フルモンを目指しやすくしてある。


  • ウルトラール

レア種の一体。
もうなんか光の国から僕らの為に来た我らのアレにしか見えないパロネタ全開のバジャール。
正義のヒーローらしいが、おとなしいので人間の身体を借りることは出来ず、いちモンスターに落ち着くしかなったようだ。


初代よりも早く発売されている、ウルトラマンティガのオープニングテーマ・V6の「TAKE ME HIGHER」からは中身が純血種で怪光線持ちの個体が、
ウルトラマンじゃないから」という曲も収録されている山田まりやの「daijo-bu!」で中身が純血種で魔法つぼ持ちの個体が、
DURAN DURANの「ウェディング・アルバム」からは中身がジャバで魔法つぼ持ちの個体が再生できる。
いかにもな見た目だが、派生種の少なさ故に激ワルが紛れるようなこともあるのだ。ただしジャバ個体だと「本気」でカラータイマーごっこができるという利点もある。
そんな激ワル個体のウルトラールに「ベリアル」と名付けた人は正直に手をあげるように。


移植版ではもう隠す気もなくなったのか、みすず児童合唱団の「ウルトラマン/ウルトラセブン/帰ってきたウルトラマン」や、
ウルトラマンネクサス関連楽曲である、doaの「英雄」というらしいチョイスに加えて、
東京事変の「能動的三分間」から、パラメータがALL「78」かつターンストレートを修得しているなかなかのレアネタ個体が再生できる。
変わったところでは、M78星雲とかそれ以上にインフレした数値設定の世界の住人が狂気乱舞する「超兄貴~究極無敵銀河最強男~」のゲームミュージックからも再生可能。
残念ながら運命のしずく~Destiny's star~/GIRL NEXT DOORから、中身がジャバの個体は再生されなかった。


移植版で追加された長寿個体含め、怪光線の初期修得率が高め。ただしビームは目から出る。


そして時は2022年。MF2当時、誰が想像し得たというのだろうか。
MFシリーズとウルトラシリーズがコラボしたタイトルが本当に発売されたということを。






追記・修正は21年の時を経てピカピカと光りながらお願いします。


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  • ノラモンや大会の敵としても出てこないからホント見る機会がないんだよねこいつ。そういえば最近のMFラッシュも2までに登場したやつはこれで全部出たかな? -- 名無しさん (2014-08-26 13:53:38)
  • スエゾーがまだじゃないか -- 名無しさん (2014-08-26 14:50:37)
  • 休養が早いから週送りとしては愛用してる -- 名無しさん (2014-08-26 17:46:34)
  • なお5では解説役でまさかの登場な模様 -- 名無しさん (2014-08-26 20:40:01)
  • アニメでは敵役だったな。消化液に満ちたツボに町の人を吸収して全滅させたというエグい前歴を持ったワルモンだった。 -- 名無しさん (2014-08-26 21:09:50)
  • 強烈なネタモンスターのジムジョールだけど、こいつがいなかったら更に存在感薄い種族だったろうなー -- 名無しさん (2014-08-26 23:56:26)
  • どう足掻いても覚えられないって、どうしてそうなったし。 -- 名無しさん (2014-08-27 00:23:01)
  • 大工仕事やりすぎて闘いなんて忘れちまったのさ… -- 名無しさん (2014-08-27 00:25:29)
  • 普通にマジンだしてくれりゃよかったのに・・・ -- 名無しさん (2014-08-28 06:22:44)
  • ↑×4 ずいぶん昔のレスにいまさらながらコメさせてもらうが、海外版だとBoxer Bajarlとその名のとおりボクサーモチーフになって性転換までしてしまっている始末。いっそのことヤツはSubハムとして登場させればCBDBBD330、ヨイモン寄りでコンボスマッシュ取得容易と、それなりに優秀になれたのに -- 名無しさん (2018-11-19 20:58:10)
  • 実はライフダメージに賭けるタイプの省エネ種族。やはり勿体ない。 -- 名無しさん (2020-04-13 10:36:21)
  • 怪光線を所持してるウルトラールにストレート、フック、コンボフックの3つを覚えさせた程度ではあるが、これだけでどうにかなるぐらい強い -- 名無しさん (2020-06-29 06:29:30)
  • 公式HP「バジャールがいっぱい技を覚えられるようになったよ!」微妙にズレててなんか草 -- 名無しさん (2020-09-09 21:54:08)
  • ↑リアル世代だが各種攻略本でもなんかいろいろ伏せられてたし… -- 名無しさん (2020-09-09 23:19:19)
  • とうとうバグ修正記念にちから技を修得してしまった勢いで色々編集。距離2に小技が詰まってるから操作難易度は高いが、変わった感覚は間違いなくある。 -- 名無しさん (2020-09-27 00:13:32)
  • 技の大幅修正入って使い勝手自体は別物レベルで改善されたけど、対人戦での評判は如何ほどなのだろう。 -- 名無しさん (2020-10-04 07:39:42)
  • ウルトラ怪獣MFにおいてMF1&2の世界にかつてウルトラマンや怪獣達が存在してたことが判明したので、解釈次第じゃ単なるパロディキャラの枠に収まらなくなったかもしれないウルトラール -- 名無しさん (2022-10-27 21:53:10)

#comment

*1 超必殺技はちから型に不要な怪光線が一番優先度が高く、命中補正が高いコンボスマッシュ等が覚えにくい
*2 一方でレギュレーション戦だと大ダメージ技が多いせいで、回避を捨てたタイプに出会えば最後、マニュアル操作どころかオートバトルで的確に仕留める才能も認められつつあるらしい…。
*3 内部値では-50でいいところが、バジャールの場合は-60を要求される。

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