RX-10 アルバトロス

ページ名:RX-10 アルバトロス

登録日:2014/05/15 Thu 23:25:00
更新日:2023/12/18 Mon 10:45:05NEW!
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r-type 戦闘機 アホの子 異層次元戦闘機 アルバトロス エクリプス 衝撃波動砲 可変機構試験機 特殊フォーステスト機 すべてのイロモノ機の母体 アンドロマリウス ウルトラマンコスモス←ではない



RX-10 アルバトロスは、『R-TYPE』シリーズに登場する異層次元戦闘機である。
本項では関係の深いR-9FとTX-Tについても記載する。断じて内容が薄くなるからの苦肉の策ではない



R-9F アンドロマリウス

R-9が様々なサブシリーズに派生していったことはよく知られているが、その中でも特に大きな役割を果たしたのが本機だ。
数々の派生機、実験機の開発にともなって制作されたフォース群の実験開発(特にコントロールロッド系統)に大きく寄与した実験機である。
実験機なのに実戦配備の機体コードが付いてるのは、予算を取りやすくするため存続機体のカスタマイズとして開発許可を得たため。
機体名のアンドロマリウスはソロモン72柱の1柱で序列は最下位、伯爵位を持つ悪魔のこと。


本機最大の特徴である機体上下のコントロールアームは、フォースを機体に固定するホールドアームであると同時に計測機器兼用のセーフティユニットだ。
大型アームの直接接触による厳重なフェイルセーフシステムが特殊フォースの開発にもたらした貢献は決して少なくない。
強力なフォースであればあるほどそのコントロールロッドも高性能化を余儀なくされる。
本機の役割はそのロッド開発のためのデータ収集/蓄積であり、R戦闘機開発史における本機の存在は決して無視できないものだ。
ちなみに本機のアームは後方に反転することも可能で、フォースを機体後部に遷移する場合は後方へ展開する。


機体後部に設けられたマルチプルジョイントには他の実験パーツも装着可能で、緊急用の強制排除機構もきちんと盛り込まれている。
また試験データ収集機であるためか、機体挙動がもたらすデータの誤差を極力排除するためか、補正推測システムの性能はあのR-9C以上。
実験用のテスト機は赤紫の機体に緑のキャノピー、何の冗談か波動砲を搭載して実戦投入された機体はオレンジ地に青緑のキャノピーとなっている。



武装

基本装備は省略。


○衝撃波動砲
何の冗談か実戦投入された機体のみ実装。詳細はRX-10の項を参照。


○ロッドレス・フォース
外見上それらしいコントロールロッドを持たないフォースで、次世代型フォース開発のテストユニット。
様々なレーザー技術の基礎が詰まっているゲテモノ特殊フォースの母体。
またコントロールロッドが外見上見当たらないのは、機体側に大型の制御ユニットが組み込まれているからだと思われる。


使用可能なレーザー弾体は
斜め45°に折れ曲がりながら進む(/\/\/のような感じ)フラクタルレーザー
上空に打ち上げ、画面端か地形への接触を軸に三分裂して落下するサンダーレーザー
触手様レーザーを伸ばし、機体ごと振り回すことで範囲攻撃が可能な触手レーザー試作タイプ
の3種。



RX-10(旧R-X) アルバトロス

航空機メーカーのマクガイヤー社と軍が共同開発し、サタニック・ラプソディー当時競合テスト中だった試作機。R-9以降初めてナンバリングが進行した。
航空機メーカーが関わっているためか従来の航空機に近い外観を有し、本来なくても問題ない主翼を備えている。
大気圏内での巡航能力は悪くないものだったと思われるが、余計な慣性発生デバイスがあるだけにザイオングシステムへの負荷は大きかったのではなかろうか?


本機に搭載されたDOSEシステムは「ネガティブコリドー」。フォースに蓄積した高エネルギーを異層次元航法システムに注ぎ込んで時空歪曲を引き起こし、範囲内の一切合財を吹き飛ばす。
フォースがフォースだけに、関わった軍内の技術者が後の腐れ開発チームの主要メンバーだったであろうことは想像に難くない。


試験機の実戦投入時の開発ナンバーはR-X(RXとも)だが、言うまでもなく太陽の子とは一切関係ない。
また、機体名の「アルバトロス」はアホウドリの意。翼長2mにもなる大型の海鳥で、翼で風を巧みに捉えて超長距離飛行を悠然とこなす。


武装

○炸裂波動砲(衝撃波動砲)
前方へ向けて波動弾体を投射する従来の波動砲と異なり、超圧縮された波動エネルギーを異層次元航法システムで敵内部に直接転送する異色(当時)の波動砲。
撃ち込まれた波動弾体を敵内部で炸裂させ、波動エネルギーの爆発と衝撃波で内部から消し飛ばす強力なもの。
波動弾体が圧縮開放される際の余波が広範囲に影響を及ぼすため加害範囲も広い。
量産機には若干グレードを落とした衝撃波動砲が実装された。
爆風は大きいが元となる弾の判定が小さいので狙って撃つ必要がある。


TACTICSシリーズでは圧縮波動弾を発射、敵直前で開放する形に演出が変更されている。


○テンタクル・フォース
コントロールロッドが金属触手の大型フォース。触手自体がフォースエネルギーで覆われているので対破損問題はクリア済。
触手の開閉でレーザーの攻撃特性がやや変わるという機能を備える。作った奴は間違いなく後の腐れ開発チーム。
フォース自体がサーチ機能を備えているので、分離時も能動的に攻撃を行ってくれる。
ロッドの特性上、フォースシュート時の加害範囲と装備時の防御範囲が広いのも特徴。
本機がアンドロマリウスと関係が深いのはだいたいこのフォースのせい。


分離時は一点に通常ショットを連射するので他のフォースに比べまとまったダメージを与えやすいのが利点。自機からのショットと合わせれば「FINAL2」1面ボスを10秒かからず倒すこともできるほど。
その分ミサイルや雑魚が広範囲から出てくる場面では、旋回速度の遅さもあって処理に手間取りやすい。


レーザー弾種は
フォース前面からレーザーを照射し、触手の開閉で照射範囲と威力の調節が可能なスティング・RAY
触手先端から細いレーザーを照射し、命中した敵に合わせてオートで発射角度を自在変更するハウンド・RAY
触手先端からモーニングスター状の高圧縮固形化エネルギー体を展開し、振り回して叩き抉る近接型のスネイル・RAY
の3種。


戦嵐捉える信天翁

試験機にもかかわらず、後にサタニック・ラプソディーと呼ばれる電子機器暴走事件を収拾するべく実戦投入され、各地を転戦。
事の元凶たるバイド侵蝕を受けたかつての英雄機と復活したバイドコアの破壊に成功、R-9A2とともに帰還した。


本機で⊿をクリアすると大型の宇宙戦艦が迎えにやって来るが、これによく似た形状の戦艦がTACTICSシリーズに「ヘイムダル級宇宙戦艦」として登場する。
R戦闘機の開発史における時系列上、高機動タイプや様々なイロモノ機の開発母体となり、またフォースが多様化するきっかけとなった機体でもある。
まあ、より正しくは本機の系列状の母機であるアンドロマリウスこそがすべての特化機の母なのだが……



TX-T エクリプス

アルバトロスからの派生機。
開発期間短縮のためか、武装システムはアルバトロスの流用品(波動砲はアップデートされた)。
速度変化の際に機体の各部(主としてスラスター周り)を組み替えることで影響を抑制し、機体安定性を向上させる試験機として設計された。どちらかと言うと現実にも存在する可変翼戦闘機に近い存在である。断じてTMSの類ではないし、可変機はそのうち項目を作成するからもう少し待ってなさい


これまでもザイオングシステム等の恩恵でゲッター的機動性を備えてはいたが、機体もパイロットも『どこまで耐えられるか』という点ではデータ不足だった。
そこらの負荷データ収集のために試作され、大半のR戦闘機には採用されなかったこの機構は軌道戦闘機に受け継がれる。
機体名の蝕エクリプスは日食とか月食と言えばわかりやすいだろうか?



武装

大半はアルバトロスと同一。


○衝撃波動砲Ⅱ
衝撃波動砲のアップデートモデル。チャージ容量の増強と連鎖炸裂機能の追加で火力の向上が図られている。
効果範囲の増大で複数のバイドをより効率的に撃滅できるようになった。


革命の旗手

FINAL2でも続投。ミュージアムの大画面で真下以外の好きな視点でガッチャガッチャ動く可変構造を堪能できるぞ!
ただ、設定によるとテスト機が反乱軍に設計図もろとも奪われてしまい、強化改良されて正規軍相手にかなりの戦果を挙げたことで、この機体を嫌う上層部によって反乱鎮圧後は機体の工廠閉鎖と生産が中止されてしまった。


TACTICSⅡパラレルワールドでは革命軍ルートの主人公機的なポジション(主人公は提督なのであくまで“的な”だが)に立つ。出撃枠ひとつでレーザーと波動砲を併用(ミサイルもちゃんと備えており継戦能力も上々)でき、強化仕様型まで開発を進めれば器用貧乏ならぬ器用裕福にまで到達する。
そもそもの開発経緯も異なり、フォース非依存型R戦闘機としてグランゼーラ革命軍で開発された。
そのように銘打つだけのことはあり、フォースなしで光学兵器を運用し、燃料消費増大と引き換えに移動力を延伸する可変航行システムのおかげで使い勝手は上々。貴重なエーテリウム以外に損失がないので、とりあえずアップデート、くらいのノリで問題ない。
もちろん連合軍ルートでも革命軍と合流後は開発できるようになっているため、数機は開発しておいて困ることはないだろう。



追記・修正は堕ちた英雄機に久遠の眠りを与えてから。


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