登録日:2014/05/11(日) 15:27:03
更新日:2023/12/18 Mon 10:40:39NEW!
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やっちゃう?
肯定。やっちゃいます
八舞姉妹とは、『デート・ア・ライブ』の登場人物。双子であり、八舞耶倶矢(やまい かぐや)、八舞夕弦(ゆづる)と名乗っている。
原作では5巻『八舞テンペスト』より登場。
アニメでは第二期1話で初登場。担当声優は耶倶矢を内田真礼、夕弦をブリドカットセーラ恵美がそれぞれ担当している。
これまでの精霊には血の繋がった家族はおらず、双子である彼女達はかなり珍しい精霊として認識されている。識別名は「ベルセルク」。
ただし厳密に言うと彼女らは双子ではなく、元々「八舞(やまい)」という一人の精霊だったが、あるきっかけで二人に分裂したらしい。
本人たちは一人では八舞の天使である『颶風騎士(ラファエル)』の能力を十全に扱えないために再融合しようとしているが、
『一人の時の人格は既に失われていて、融合後の性格は相手を吸収した側の人格となり、吸収された側の人格は消えてしまう』
という事情があるため、勝負をして勝った方が「八舞の名にふさわしい人格」だとして、勝負を繰り返している。
年格好は十香たちと同年代。
双子だけあって外見は似ており、長いオレンジ色の髪を後頭部で結い上げている方が耶倶矢、三つ編みにしている方が夕弦。
霊装はボンテージのように黒を基調とした露出の高い格好にベルトが巻き付いているようなもので、首元には南京錠のようなものがあり、体には鎖が巻き付いている。
正直見た目だけだといろいろ危ない。SMプレイかなにか?と言われかねないが、本人たちはあまり気にしていない模様。
耶倶矢は夕弦に比べて勝気そうな表情が特徴的で、大仰で芝居がかった話し方をする。ぶっちゃけ中二病。ドイツ語がお気に入りであり、必殺技はドイツ語。ただし名称が一定しない。
アニメでは中の人も合間って、この子やあの子を彷彿とさせる。
ただこれは『人間を超えた存在なのだから、それなりの態度を取らないといけない』という意識からであり、慌てたりすると素が出る。
素の口調は普通の女の子のものであり、喜怒哀楽がはっきりした表情豊かな性格をしている。中二病モードでは「我」、素だと「あたし」が一人称。
夕弦と比べるとスレンダーな体型を気にしており、このことに関してはコンプレックスになっているのでからかわれると怒る。
しかし挿絵などを見ると分かるが、ぶっちゃけ耶倶矢も結構ある方である。これでスレンダーとか琴里や折紙はいったい…。
中二病モードの自分を生暖かい視線ではなく尊敬の視線で見てくれた十香を気に入り、「眷属(要は子分)」にする。
ただあまり素直に言動を受け止められるとちょっと焦る。
夕弦は常に眠そうな目をしており、自分の気持ちを表す二字熟語を話す前に言う特徴的な話し方をする(例:「驚嘆。びっくりです」)
声色は静かで、あまり抑揚がない喋り方をする。言葉数は少なく、端的に言うのが基本だが、たまに子供っぽい言葉を使う(「えいやー」「よわよわよわっぴ」等)。
あまり表情が変わることはないが、無感情というわけではなく、ただ単に表情に表さないだけ。挿絵で満面の笑顔を見せたこともある。
耶倶矢の中二病的な言動をからかうことが多く、「嘲笑。シュトゥルム・ランツェ(笑)」などと言った後口を押さえて「ぷすー」と笑うのがデフォ。
見た目はクールだが、時折出る言葉や耶倶矢をからかう等の行動から、実際には子供っぽい性格であると思われる。一人称は「夕弦」。
耶倶矢よりもグラマラスな体型をしており、容姿は似通っているものの『戦力差は歴然』らしい。
恋愛に詳しい(と夕弦が思った)鳶一折紙に師事しており、「マスター折紙」と呼んでいる。
精霊であるということを知らなかったためか、折紙は特に気にせずに恋愛の極意を教授していた模様。ただし性的な知識が夕弦にないため、効果はお察し。
以下、本編での活躍(ネタバレあり)
士道が彼女たちに遭遇したのは修学旅行先であり、勝負をしていた耶倶矢と夕弦に偶然出くわした。
彼女らが巻き起こす暴風の余波で命の危険を感じた士道が大声で制止。最初は二人共そこまで気にしていなかったが、耶倶矢が『この男(士道)を篭絡した方が勝ち』という魅力勝負を夕弦に持ちかける。
夕弦がそれを受諾したため、士道はこれまで自分が行ってきたこととは逆に、「精霊に攻略される」という事態に陥ってしまった。
同時期に<フラクシナス>が謎の組織から電波妨害を受けていて協力できなかったため、教師としてついてきていた村雨礼音が『耶倶矢たちにアドバイスを与える』という形を取り、
士道は『令音のアドバイスでデレさせにかかってくる二人をデレさせる』という、難易度の高いデレさせ方をする羽目に。
士道といるのが自然にするために『転入生が旅行についてきた』設定で二人は修学旅行中の士道たちに合流。女子部屋に一人ずつ入ることとなった。
中二病全開の耶倶矢は受け入れられるか割と危なそうだったが、本人に邪気がないのと、たまたま同室であった十香と波長が合って仲良くなったことから、同室の女子からは「イタ可愛い」と愛でられるポジションに。
逆に静かな夕弦はそこまで人気者にはならなかったが、「男子を落とすコツ」に詳しい折紙を尊敬し、マスターと慕ってちょっと仲良くなった。
三人で混浴する(全員全裸にタオルのみ)、湯冷めして体調を崩した士道を『身体を温める(意味深)』方法で看護(浴衣のみ(耶倶矢)、浴衣に下着だけ(夕弦)の格好で)などの
妙にお色気方面に特化した二人のアピールに辟易しつつ、本人たちが性的なことに詳しくないことでなんとか理性を保ち、耐えていく士道。
海のデートではお約束のサンオイル塗りをすることとなり、理性が崩壊しかかる士道だったが、素肌が敏感な二人を悶えさせることでそれ以上の攻勢を防ぎ、耐え抜いた。
ちなみにこの場面をつなこ先生がカラーで描いてくれている。つなこ先生ありがとうございます!
そんな中、令音の提案でたまたま合流した十香や折紙も混じえてビーチバレーをすることになった士道と八舞姉妹。
喧嘩ばかりしているのだから同じチームになった姉妹は足を引っ張り合うと思いきや、途中まで負けていたことで火がついた二人は抜群のコンビネーションを見せ、見事勝利する。
笑顔でお互いの活躍を賞賛し、普通の仲良し姉妹のように仲睦まじくする二人。その光景にギャップを感じつつ、士道はビーチボール激突の衝撃で突っ込むことができなかった。
なんとか回復し、令音と今後のことをインカムで話し合う士道の前に、耶倶矢が現れる。
少し話した後、士道は予想外のことを耶倶矢から懇願される。
「―――士道。あんた、明日―――夕弦を選んでよ」
理由を聞く士道に対し、『夕弦にこの先も生きて欲しいから』という理由を告げ、選ばなかったらこの島にいる士道のクラスメイトを吹き飛ばすという脅しまでかけ、耶倶矢は立ち去る。
予想外の状況に混乱する士道のもとに、今度は夕弦が現れる。
先程まで耶倶矢と何を話していたのかを聞き、彼女の詰めの甘さ(恋愛的な意味で)を批難した後、再び士道は予想外のお願いをされる。
「請願。士道、この勝負、是非耶倶矢を選んでください」
絶句する士道に対し、夕弦は先ほどの耶倶矢と同じように『真の八舞には耶倶矢こそ相応しい』という理由を告げ、脅しをかけて夕弦も立ち去った。
予想外の展開に夜まで悩んでいた士道の元に十香が現れ、夜の散歩に誘われた士道は海岸に向かい、そこで十香に「悩みがあるなら言って欲しい」と言われる。
耶倶矢と夕弦の気持ちを言い、相談する士道だったが、運悪くそこに耶倶矢と夕弦が鉢合わせてしまう。
「夕弦が…私を……? は……? 意味分かんない。何言ってんの?」
「復唱――要求。耶倶矢が……夕弦を選べと? そう言ったのですか?」
『ふざけるな……ッ!』
お互いの言葉に、相手に生き残って欲しいと願う二人は激怒し、『倒れた方が勝ち』という条件で、ついに精霊の力を行使した衝突を始めてしまう。
止めようとする士道だったが、そこで謎の組織の襲撃を受け、十香が攫われそうになってしまう。
無力感に苛まれた士道は感情のままに十香の天使『鏖殺公』を偶然召喚し、十香を助け出すことに成功するが、その間に耶倶矢と夕弦の戦いは激しさを増し、制止すら困難な状態になっていた。
しかし士道は諦めず、『愛する相手のために、自分を消すために戦う』二人を助けるという意識を強くし、十香のアドバイスで『鏖殺公』の斬撃を霊力で飛ばし、二人を制止する。
そして、二人に選択肢を与える。
どちらかが相手を吸収し、真の八舞となるか、霊力を士道に封印される代わりに、二人で生きていくか。
二人は最初は戸惑ったものの、二人で生きていくとすれば何をしたいかを語り合う。
「――夕弦は、学校に通ってみたいです」
「ああ……いいわね。あはは、夕弦ならきっと学校中の男たちの憧れの的よ」
「否定。それはないと思います。だって、耶倶矢も一緒だからです」
「は、は……私も一緒?」
「肯定。だって、もしもの話です。制限を与えられた覚えはありません」
それは、もしもの話。『八舞』である限り――この想いが一方通行である限り、あり得ない可能性の物語。
耶倶矢が、夕弦が、空想の中で思い描いてきた「あり得ないから叶わない理想の未来」を、2人は互いに吐露する。
「そうね、じゃあ授業が終わったら、放課後は町をぶらつこっか」
「同意。それは素敵です」
「………」
「………」
耶倶矢から、夕弦からの返答は、そのあり得ない理想を否定する要素がどこにもない。
最愛の姉妹から確かに感じられるのは「この命を犠牲にしても守りたい」という自分が胸に秘めた想いと同じものであった。
「……ねえ、夕弦」
「応答。なんでしょうか」
「ごめん、私、嘘ついていた。……私、死にたく、ない……生きていたい……もっと、もっと夕弦と一緒にいたい」
「応と――、夕弦も……です。消えたく、ありません。耶倶矢と、生きていたいです」
その言葉は、互いの強がりを打ち砕いた。
「二人でずっと一緒にいられる未来」への未練、そしてこの想いが一方通行ではなかった感激で涙するには十分だった。
そして和解した二人は先ほど十香を狙い、今度は自分たちを捕まえようとする組織を、力を合わせて八舞の天使『天を駆ける者(エル・カナフ)』を召喚して一掃し、戦闘をやめたのだった。
戦闘終了後、命懸けで自分たちを制止してくれた士道の元に降り立った二人は、お礼として『自分たちのファーストキス』を士道にプレゼントする。
しかし士道の霊力の封印方法がキスだったため、まとっていた霊装が光の粒子となって消滅し、全裸に剥かれてしまう羽目になった。
事件解決後はお互いに相手に喧嘩を売る必要もなくなったために相手に対する愛情を遠慮なく表に出し、付き合ってるのかと思われるほどイチャイチャするようになる。
「いゃふふ……夕弦の方が可愛いってばー」
「否定。耶倶矢の方が可愛いです」
「このー、ゆーづーるー」
「反撃。かーぐーやー」
姉妹で何やってるのか……いいぞもっとやれ。
また、士道に対して二人共好意を抱いており、『共有財産として愛でる』と決めている。
ただし『耶倶矢(夕弦)>士道』なので、ほかのメンバーと比べると比較的に士道へのアプローチは控えめだが、折紙の師事から夕弦は結構積極的に攻めてる(根が純真故に折紙のような暴走はしないが)
ちなみに或守インストールで士道が二人の関係について質問した所いわゆる野球で言うバッテリーの関係で一心同体だからと言うらしく別にそっちの気ではないらしい。
修学旅行中に仲良くなった十香、折紙らとの関係も良好で、クラス自体は違うクラスになったものの、そこでも(特にイタ可愛いと認識された耶倶矢は)人気者だとか。
精霊ではなくなった*1ものの、耶倶矢は中二病的言動はやめていないようだ。
精霊と発覚した後は折紙から距離を置かれていたものの、夕弦は修学旅行後も折紙を偉大な師として慕っている。
劇場版では士道絡みでその純粋さを折紙に利用されかけたが、夕弦は全く気づいておらず逆に尊敬の念を一層深めていた(最終的に頼ってばかりじゃ駄目と思った夕弦独自の行動で折紙の目論見は失敗に終わっている)。
なお、二人揃っていれば精神が安定するということで、十香や四糸乃のように五河家に入り浸ることはなく、クラスも士道とは別。昼食も最初は士道が用意していたが、いつからか購買のパン生活になった。そういう意味では自立度は非常に高い。
少年漫画に二人揃ってハマっていたこともあるらしく、『一旦負けたら修行でパワーアップしてリベンジ』などのシチュエーションが好き。
それに関連するかは分からないが、士道が早退したと聞いて『鍛え直す』『走り込み決定』と言うなど、ちょっと体育会系でもある。
ちなみにどちらかといえば耶倶矢のほうが体力系のセンスに優れるため運動部の助っ人枠に呼ばれることがあり、一方で夕弦には文化系クラブの助っ人に呼ばれたり恋愛相談が持ち込まれるようだ。
デート・ア・ライブのゲームでは、2作目である『或守インストール』より登場。当然攻略対象である。
ゲーム開始早々、CG付きで士道の両側を双子でがっちり固めてデートに行くように誘惑している。士道爆発し(ry
イベントは基本的に二人一組。
体感型ゲームの仮想空間に士道たちがおり、「本来ありえないシチュエーション」を士道と八舞姉妹がロールプレイするという設定のイベントであり、
士道の姉と妹が夕弦と耶倶矢という設定になって、士道が自分にベッタリな美人姉妹との同居生活を体験したり、
夕弦と耶倶矢(赤の他人という設定)に二股をかけていた士道がうっかり二人を鉢合わせたことによるド修羅場を体験したりできる。
個別ルートも基本的に二人が相手だが、エンディングは夕弦と耶倶矢のそれぞれ単体のものになる。
二人一緒のエンディングはないので、CG付きのエンディングに行きたい場合は心に決めた方に一途になるべし。
「八舞」とは何だったのか
14巻で二亜が語ったように、精霊は一部の例外を除き元人間である。
そのため耶倶矢と夕弦にも当然人間としての記憶や過去があるはずなのだが、二人の場合は他の精霊とは別の意味で厄介な問題を抱えていた。
士道たちと出会うまでの自己認識は「八舞」という精霊が何かしらの理由で二人に別れた、というものだったのだが、精霊の真実を知ってからは、その認識は与えられた霊結晶によるものだと二人は考えるようになった。(厳密には折紙の入れ知恵なのだが)
その場合は『八舞姉妹』は双子に一つの霊結晶が分割して与えられていたと想定されるのだが、『或守インストール』で士道にどちらが姉なのか尋ねられて双方が「自分が姉!」と主張するシーンこそあれど、当人たちもどちらが姉でどちらが妹なのか分からず仕舞いだった。
しかし、最終22巻で判明した事実は二人にとって予想外のものだった。
ラタトスクが前の出自のわからなかった四糸乃や七罪とともに「突然行方不明になった少女」に焦点を挙げて調べて突き止めたものであるが、その情報は一人分しかなかった。
風待八舞。
17歳のある日まで、何事もなく普通に暮らしていた少女。
真面目(当社比)に授業を受け、昼食の購買戦争に華麗に勝利。放課後はバスケとバンドと服のモデルの助っ人に、さらに恋愛相談にも乗ったりと大忙しな日常を送っていたが、ある日の下校中、ボールを追いかけて車の前に飛び出た子供を庇って車に撥ねられてしまう。
その後彼女がどうなったかは分かっていない。
が、ここに『八舞姉妹』がいる以上、『ファントム』により霊結晶を与えられ精霊になったということに疑いはない。
そして風待八舞はパニシングツインと呼ばれる人物だった。元々双子で生まれるはずが、片方の成長が芳しく無くもう片方に吸収される現象のことで、要は『双子のなり損ない』ということになる。
風待八舞は車に撥ねられたため瀕死だった。そのタイミングで霊結晶を与えられたことで風待八舞の中に眠っていた「名もなき妹」の因子が目覚め、故にどこかのタイミングで八舞耶倶矢と八舞夕弦に別れたのではないか、というのがラタトスクの見解である。
つまり二人共、風待八舞と「名もなき妹」の因子を引き継いだ分化体と言うべき存在なのだ。
この報告書を見た時点で、二人共に風待八舞としての記憶を思い出した。
そのため、「自分に記憶が戻ったのであれば夕弦/耶倶矢の正体は…」という状態に二人共陥り、一度別れたが全く同じ理由で全く同じタイミングで二人は士道のもとを訪れる。
自分たちは「本物」なのか、という相談をしたかったのだ。
彼女たち士道に言われるまで気づいていなかったが、幸か不幸か、士道自身が過去の人物の生まれ変わりであり、似た境遇を抱えていたため、実は士道はこの手の相談をするに当たり最適な人物だった。
違う人と知り合って、違う話をして、違うものを食べて。
……ならもうそれは偽物なんかじゃなく、もう一人の、本物なんじゃないか?
その答えは耶倶矢と夕弦の中に既にあったのかもしれない。
しかし互いを思いやるがゆえに悩んでしまった。
確かに二人の出自は特殊だが、二人は既に耶倶矢/夕弦として紛れもなく本物として確立されているのだから。
終盤、『ビースト』と戦う中、精霊は自らの天使を取り戻す。
耶倶矢と夕弦のところには颶風騎士を象る剣が1振りだけやってくる。
1振りしか落ちてこなかったその光景を見てしばし逡巡するも、二人の決意は決まっていた。
行こっか、夕弦
同意。行きましょう、耶倶矢
二人は同時に剣を取り唇を重ねる。
一方で戦闘は混迷を極めていた。
そのさなかに現れる一人の精霊。
――推算。遠からん者は音に聞け。近くば寄って目にも見よ。
一騎当神、快刀乱麻。――万象薙ぎ伏す颶風の王、風待八舞である。
完全体の精霊、「八舞」がここに降臨した。
長いこと2人で戦っていたのが融合合体した形態と言えるため、そのスペックは精霊でも随一。
他の精霊が8人がかりで戦っても苦戦した『ビースト』にほぼ一人で渡り合う実力を発揮した。(勿論、既に戦闘していたことで『ビースト』が消耗していたというのもあるが)
思考回路は耶倶矢と夕弦が混ざったような形であり、喋り方も二人のものを合わせたものに近い。
当然ながら時限式の形態であり、時間が経過することで二人に戻っている。
◆颶風騎士(ラファエル)
八舞姉妹の天使。顕現させると耶倶矢は右、夕弦は左の肩からそれぞれ機械チックな翼が生え、そこから片腕を覆う腕甲が出現する。
片方だけなのは前述の通り『本来一人の精霊だった八舞が分裂したため』であり、一人であったころは両肩から翼が生え、両腕を腕甲が覆っていたのかもしれない。
暴風を発生させる能力を持ち、たとえ元々晴れていても暗雲を呼び、台風のような気候に変えてしまう。
八舞姉妹の周囲のみ、霊装の加護か暴風の影響はなく、自分たちが吹き飛ばされることはない。士道は『台風の目』と二人の周囲をたとえている。
『穿つ者(エル・レエム)』
耶倶矢の腕甲が変化した形態。
耶倶矢の身の丈を超えるほど大きな突撃槍のような状態となる。
『縛める者(エル・ナハシュ)』
夕弦の腕甲が変化した形態。
黒い鎖の先に菱形の刃がついたペンデュラムのような形態となる。
『天を駆ける者(エル・カナフ)』
八舞の本来の天使の形状と思われる形態。
耶倶矢・夕弦両名の翼が弓のような形状となり、『穿つ者』が矢に、『縛める者』が弦になり、巨大な弓矢となる。
両者が弦を引き、矢を放つことで凄まじい風を纏った強力な一撃を放つことが可能で、<フラクシナス>とやり合った空中戦艦を粉砕した。
隠れた力
『貫く者(エル・ツオフエル)』
『穿つ者』と『縛める者』が合体した、槍の柄に鎖が付いた投擲槍。
突風を纏わせることで槍の威力に加えて突風でもダメージを与える。
『護る者(エル・ベゲツ)』
両翼を畳み鎖を巻きつけた盾。
ある天使の全力の一撃を軽々防ぐことができる。『貫く者』と合わせると盾と槍を構えた騎士チックな見た目になる。
『蒼穹を喰らう者(エル・イェヴルン)』
真の最終兵器。
『貫く者』と『護る者』と礼装の鎧の一部を合体させた巨大な弩弓。
烈風を収束させ、極大の一撃を放つ。
「くく……光栄に思うが良いぞ、アニヲタ共。貴様達はこの颶風の御子、八舞の項目を編集する栄誉を得たのだからな」
「請願。編集するときは、夕弦のことは後回しで良いので、まずは耶倶矢の可愛さなどについて編集してください」
「えー、夕弦の方がずっと可愛いから、あたしより夕弦の可愛さについて先に編集した方が時間的にもいいってー」
「反論。耶倶矢の方が絶対に夕弦より可愛いです」
「もー、ゆーづーるー」
「応戦。かーぐーやー」
「おまえら、イチャつくか頼むかどっちかにしろよ…」
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▷ コメント欄
- アニメでは出番削られまくりなんだよな~五巻ラストの飛行機の席とか、六巻冒頭のイチャイチャとか -- 名無しさん (2014-05-11 18:36:35)
- 六巻のイチャイチャ俺も見たかった… -- 名無しさん (2014-06-02 02:00:07)
- CV六花と一緒は狙いすぎだよな -- 名無しさん (2014-06-02 06:13:03)
- ↑確かに、厨二病に拍車がかかっとる。 -- 名無しさん (2014-06-02 20:52:28)
- さりげなく2期1話が無かったことにされてる -- 名無しさん (2014-06-07 08:50:29)
- OVAにもさりげなく出てたな -- 名無しさん (2014-06-07 11:19:08)
- キャラソンがキャラをよく表しててとてもいい曲。 -- 名無しさん (2014-08-08 12:12:27)
- 素の耶倶矢が劇中で一番普通の女の子してるよね -- 名無しさん (2015-03-03 05:04:28)
- 身長の設定が安定してない気がするんだが結局何㎝&どっちの方が高いんだろう -- 名無しさん (2016-07-10 20:32:03)
- 結局のところ、この姉妹のオリジナルは何があって分裂したんだろ? -- 名無しさん (2020-03-02 20:51:39)
- ↑最終22巻でそこらへんに触れられてるよ -- 名無しさん (2020-03-20 11:55:45)
- ↑精霊が十香以外全員元人間というのが判明した段階で「どうせ元々双子だったんだろう」と思ってたらマジで分裂してた。(ある意味双子であることも間違いではなかったけど) -- 名無しさん (2020-07-29 23:48:10)
- 耶倶矢はifの世界ではラノベ作家になるらしいけど、本編ではどうするのだろう。 -- 名無しさん (2020-11-22 03:11:35)
- 三國無双の荀攸が夕弦みたいな喋り方だったし、荀彧は耶倶矢…? -- 名無しさん (2022-04-10 04:42:39)
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