登録日:2014/04/29 (火) 08:07:05
更新日:2023/12/15 Fri 13:29:21NEW!
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チョロq 悪魔 チート クラッシュしました アクマシリーズ シリーズ アクマ クリア後のお楽しみ 瞬間加速 瞬間停止
――全てを無慈悲に喰らう悪魔の力――
アクマシリーズとはレースゲーム、チョロQシリーズに登場するパーツの一種である。
初代チョロQからお馴染であり、古株のプレイヤーにとっては色んな意味で印象深い物だと思われる。
概要
基本的にクリア後、もしくは終盤で手に入る反則級の性能を持つパーツという位置づけであることが多い。
特に初代三部作ではタイヤとエンジンを組み合わせることによって一瞬で最高速まで加速するというチート以外の何物でもない力を発揮する。
これと最高クラスのミッションを組み合わせて時速300km近い速度で爆走し、調子に乗りすぎて「クラッシュしました」のステータス画面に飛ばされるのもお約束である。
ただ、利点ばかりというわけでも無く欠点も多々存在している。一例を挙げると
- まず値段が高すぎて買うことそのものが一苦労。
- エンジン・ブレーキ共にアクマのタイヤとセットで使わないと性能をフルに発揮できない。
- 特にアクマのブレーキ+通常のタイヤだとブレーキ時は常にタイヤロック状態になってしまい、使い物にならない。
- タイヤは全く滑らなくなるのでドリフトやスリップ走行が不可能になり、逆に曲がりにくくなったりする。
- アクマのブレーキ+アクマのタイヤでブレーキすると一瞬で0km/hになってしまい、非常に扱いづらい。
何よりこのパーツでばかり遊んでるとチート性能に頼りきりで、本来の自分のレースの腕前が錆びつく恐れがあるのが一番の欠点だろう。
悪魔の力に魅入られて俺TUEEEEをするのもいいが、それだけに頼りきりにならないように注意が必要である。
リッジレーサーのデビルカーよろしくアクマのチカラを使いこなし、さらなる速さを求めるのもまた一興。
ただ、明確にチートと言えるのは初代三部作くらいのもので、シリーズによってはそこまで凶悪でもない単なる最強パーツ、くらいのポジションに収まっていることも多い。
晩年は対のシリーズである天使パーツやそれすらも上回るパーツが登場したこともあり、最強とすら言えないような感じになっていたり……
シリーズごとの詳細
チョロQ(初代)
冬のグランプリを全コースで1位を取りながら優勝すると、謎の店の追加商品として登場。
ラインナップはタイヤとエンジンの他、「アクマのおたけび」という名のクラクションも登場する。
価格はタイヤとエンジンが66600G、おたけびは666G。
アクマはタイヤはスリップやドリフトを全く起こさなくなるタイヤ。
グリップ力は、次点の「さいこうのタイヤ」のオンロード性能が「512」であるのに対し、アクマのタイヤは全路面の性能が「32767」というふざけた数値を持っている。そりゃ滑らないわけだ。
なお、セッティング画面にあるオンロードグリップとオフロードグリップを表すゲージは何故か0。オーバーフローでもしているのだろうか。
アクマのエンジンは次点である「さいこうのエンジン」の2倍のパワーを持ち、「さいこうのシャーシ」と併用するとかそく値のゲージが画面外に見切れる。
アクマのおたけびはクラクションパーツであり、装備して鳴らすと「ウオオオオオオ」とおたけびをあげる。
連続で鳴らすと音が重なるのが特徴で、クラクションボタンを連打しながらコースを走るとシュールかつやかましい事この上ない。
この声の正体は、同じくタカラ・タムソフト開発の「闘神伝」というゲームに登場するキャラクター「ラングー・アイアン」のボイスとのこと。
入手法だが、本作は本当にレースでしかお金を稼げず、購入するには結構な苦労を強いられることになる。
1レースの最高賞金額は1500G。0Gの状態から両方買うにはなんと89回もの優勝が必要。
チョロQ2
スーパーグランプリ優勝後にオープンする、これまた謎の店にて購入できる。
前作のエンジン・タイヤに加え、新たにブレーキがラインナップに登場。おたけびはリストラされた。
タイヤの数値上の強さは前作と変わらないが、本作および次回作のQ3ではグリップの強さが加速力にも影響するため、装備して走っていると時折滅茶苦茶な挙動を見せる。
わかりやすいのが6速に入れてスタートダッシュしたときやジャンプ後に着地したとき。グリップ値32767が加速にフル作用し、ごく一瞬の間に200km/h以上、または300km/hまで加速するのだ。
新たに登場したアクマのブレーキは、次点の「ブレーキ+6」の約40倍ものパワーを持ち、タイヤがアクマのタイヤであればこちらも一瞬で止まることができる。
ただし、その他のタイヤだとタイヤロックを起こすので相性が悪い。
価格はエンジンが前作と同じ66600Gだが、1レースの賞金最高額が3000Gと倍増したため半分の優勝回数で買えるようになった。
ブレーキは6660Gとお手頃価格で、2〜3回の優勝で買えてしまう。
問題はタイヤ。なんと前作の10倍の666000Gという、ふざけた価格になってしまった。0Gの状態からレースだけで買うにはタイヤだけで222回の優勝が必要になる。もはやただの苦行である。
ライバルや壁に一度もぶつからず優勝すればボーナス+500Gが上乗せされ、必要な優勝回数を減らすことが可能。ただし一番簡単なコースでも難しい。カジノ?そんなのあったっけ
チョロQ3
ハイパーグランプリ優勝後に開く謎の店で(ry
ラインアップは前作と同じくエンジン、タイヤ、ブレーキ。
本作はエンジンが前作のそれのさらに2倍のパワーを獲得。300km/hに達するまでの時間が明らかに速くなっている。
前作にあったタイヤの超挙動も健在なため、アクマシリーズコンプリート後のチート感はシリーズ中でもトップクラス。
今回はタイヤだけでなくエンジンも666000Gに値上がりしてしまった。揃えるための苦行がさらに酷いことに…
と、思いきや。レースの最高額が10000G※に増額されたため、前作の3倍以上ラクになった。
さらにタカラくじに当選すると購入費用が丸ごと戻ってくる上、その当選確率がやたら高い。結局のところ片方買うぶんの666000G貯まればおしまいと言ってよく、法外な値段の割に入手難易度は全シリーズ中最低クラス。
前述した性能そのものの強さも併せて、初期3部作の中からどれか1作品選んで入手に挑戦するなら、本作をオススメしたい。
※前作同様、一度もぶつからなければ+500Gだが、優勝するたびコースが変わる&どれも無接触は困難なため無視
チョロQワンダフォー!
どういうわけか大量のアクマパーツがリストラされてしまい、手に入るのはタイヤのみとなった。
その条件もイベント100個をコンプリートした後に貰えるという完全なクリア後のお楽しみ用である。
相変わらずの全く滑らない鬼グリップは健在だが、少々寂しい物がある。
チョロQHG
ファントムロッドというショップで購入ができる。ラインアップはエンジン、タイヤ、CPU、ブレーキ。
今作は小悪魔であり、悪魔ではない。とはいえエンジンの超絶加速&ブレーキの瞬間停止はまさにアクマのそれ。
ひとつあたりの価格は20000〜30000Gとだいぶお手頃になったが、今作は1度優勝すると賞金が半分になるというふざけた仕様である。Q1同様にレース以外の稼ぎ方が存在せず、簡単で短くて賞金の高いレースを手加減し2位入賞を繰り返すか激長コース5周の6連戦(しかもタイヤが摩耗する)を繰り返すかの2択になってしまい、初期三部作とは違う意味で買うのに苦労する。
エンジン・タイヤには対になる小天使なんてのもあり、エンジンこそ大差ないがタイヤは「オフロードの小悪魔」「オンロードの小天使」と明確な差別化がされている。だがしかしどちらも「得意路面でグリップ最強かつ摩耗しない」ってだけであり、不得意路面だとタイヤは摩耗するし、得意路面でも無茶すると滑る。悪魔・天使じゃなくて小悪魔・小天使なのはこういう所なのかも。値段相応とも言う。
チョロQHG2
ワンダフォー!と同様にイベントオールクリア後にご褒美として特定の人物から貰える。
本作ではメーターやホイールに加えてタイヤとエンジンも手に入り、初代シリーズを彷彿とさせるチートっぷりを発揮する。
メモリーカードを複数個用意すればチームメイトの分まで入手できるが、大概の場合CPUがその性能を扱いきれずにクラッシュするのがオチ。
チョロQHG3
こちらも別の意味でワンダフォー!と同様に登場するのはタイヤのみとなった。
条件が全てのボディの入手なのだが、本作のボディはレース1位入賞の副賞という扱いなのでやはり相当な手間がかかる。
しかも手に入れた所でそこまで強いというわけでも無く、エアフロートとかの方が扱いやすかったり……実はバグにより中盤に入れる4番目の街到達時点で入手可能であり、取得タイミングは歴代最速である。
チョロQHG4
特定の材料パーツをフートバル研究所という施設で合成して入手するという形になった。
ラインアップはエンジン・タイヤ・ブレーキの3種。どの素材もED前に入手できるが、ランダムで貰えるキャラの家にしつこく訪問したりランダムで良い結果が出る姓名判断で何度も何度も占ってもらったり(しかも1回1200Gかかる)何年もシナリオ時間を進めなければならなかったりと、同社前作のHGとはまた違った意味で苦労する。
エンジンは最後の山場で負けた時の救済措置としても貰える。
タイヤは一定のスピードまで上がると炎が噴き出してくるというエフェクトが追加された。
今作はプレイヤーの加速性能がライバル達に比べ貧弱になりがちな上に、ちょっとの無茶ですぐにスピンするストレス溜まりまくりのクソ挙動かなり不安定な挙動のため、気持ちよくレースをするにはあくまのエンジンがないとお話にならない。
また、材料パーツの入手時期の関係上ED後のお楽しみになるが、あくまのエンジンを上回るてんしのエンジンも登場する。
合成費用は最上級パーツに毛が生えた程度の激安価格であり(例:ふつうの最上位エンジンが12万に対しあくまのエンジンは13万)、素材の入手難易度を考えても全作品中1、2を争うほど簡単に揃えられる。しかし性能もその程度しかない。やっぱり値段相応である。
チョロQ!
ボディを全て入手することによってデビルマグナムという隠しエンジンが手に入る。
チョロQアドバンス
なんと。このゲームにアクマシリーズは存在しない。アクマのアの字も出ない。
その代わりと言ってはなんだが、てんしシリーズなら存在する。毎度おなじみタイヤ・エンジン、シリーズ初のウィング、今作独自のキャタピラ・ジェット・キャノンの6種類。
ED後にしか購入できず、価格も高い。…のだが、単純なイベントをクリアするだけで貰えるのでとてつもなく簡単に揃う。性能も単なる最上位止まり。エンジンに至っては特定条件下でワンランク下のものに負ける。値段相応ならぬ難易度相応
チョロQアドバンス2
本作ではタイヤ、エンジンといったお馴染みな物からジェット、フロートなどの本作独自のパーツ、更にはミッションやウイング、ボディそのものといったありとあらゆるアクマパーツが豊富に存在している。
ただ、ライバルの天使シリーズも同様な上にアクマシリーズよりも強力な性能を誇り
更にはこれら二種を上回るドラゴンシリーズなるパーツも存在していたりする。
というか終盤のライバルたちが平然とアクマや天使シリーズのパーツを使ってきてたりする。
チョロQワークス
ハンドル、エンジン、タイヤが登場。タイヤは初代HGと同様にオフロード特化型となっている。
また、レースパーツと呼ばれるパーツに小悪魔、悪魔復活、悪魔の殿堂、などがある。
チョロQWii
あくまセットとしてエンジン、タイヤ、ホイール、その他装飾系パーツなどが多数手に入る。
本作では天使シリーズや伝説シリーズなどといったライバルも多く、最強とは言い難い。
新コンバットチョロQ
飛行用のパーツ「アクマのハネ」が登場。全アリーナ・エクスパートアリーナを制覇することで手に入り、加速力は低いが速度・飛行時間が優秀なモデルである。
天使シリーズも「テンシのハネ」として存在し、最終ステージクリア後に入手可能。こちらは全能力最上位の飛行パーツとなっている。
追記・修正は全シリーズでアクマパーツを揃えてからお願いします。
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▷ コメント欄
- 説明が、「アクマが速く走れと常にささやいてくる」みたいな感じだったけ。エンジンやタイヤ、天使も含めてそういうところが地味に面白くて好きだったよ -- 名無しさん (2015-01-10 09:24:25)
- り く つ じ ゃ な い ! -- 名無しさん (2017-01-20 00:11:31)
- チョロq3は「でっで~で~でで『ガッシャーン(クラッシュ)』」で爆笑してた -- 名無しさん (2017-04-08 08:37:42)
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