登録日:2014/01/14 Tue 06:37:54
更新日:2023/12/08 Fri 13:51:05NEW!
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lbx ダンボール戦機wars ラスボス 理念の象徴 ビット オールレンジ攻撃 決戦、変革の境界にて ディ・エゼルディ
ディ・エゼルディ(D-EZELDEE)とは、メディアミックス作品『ダンボール戦機WARS』に登場するLBX。セレディ・クライスラーが操るファントムの真の姿であり、本作品におけるラスボス。
機体概要
上記の様にファントムの真の姿。ファントムの時に有していたステルス機能は無くなったが、飛翔能力は健在(むしろ軽量になった分、機動性ではこちらが上である)。
歴代のラスボスと比べると必要最低限の装甲しか纏っていないためにかなりスマートな印象を受けるが、実際はワールドセイバーが各国の研究機関から奪った軍事技術の塊であり、見た目と反比例するかのような非常に強固な装甲と強力なパワーを有する。
セレディはこの機体を『ワールドセイバーの理念の象徴』と語っている。
セレディはオプティマを併用する事で自身とこの機体をリンクさせ、CCMを用いずに操作している(前作のミゼルと似たような方法である)。
この機体独自の特徴としてビット(子機)を有しており、非常に高い戦闘力を有する(子機に関しては下記を参照)。
武装
- 子機(もしくはビット)
この機体の特徴とも言える武器であり、これ以外は装備されていない。類似する武装としてアキレスD9のソードビットがあるが、この機体には以下の三つの機能が備わった万能型のビットが六つ搭載されている。
・ソードビット
子機から赤いビーム刃が展開された形態。プラモのパッケージやイベントCGなどで一番多く見かける形態。アキレスD9と比べて(子機を含んでる分当たり前だが)大型であり、直線的なデザインをしている。
LBXを容易に切断するほどに切れ味は高く、機動力のあるドットブラスライザー・ジーエクストに追従出来るほどの機動性を持つ(アニメ版ではユニコーンやゴーストの様な変態軌道で追い詰めている)。旋回能力も高く、弾いても直ぐに円軌道を描いて別方向から再突入してくる。
手のひらサイズの機体の兵装である事と高い機動性から撃ち落とすのは困難で、子機自体も大部分がビーム刃で守られているので破壊が困難である。
・ビットレーザー
子機から緑色のビーム砲台が展開された姿。上記と比べるとビームの砲台はかなり短い。威力はLBXを普通に抉るほどに高く、ビーム自体もかなり太い。複数本重ねる事で威力を上げる事も可能で、アニメ版ではビットの一斉掃射でドットフェニックスを破壊している。
・リフレクトビット
三つの子機から青いビームシールドを展開する形態。三角形の形で展開し、あらゆる攻撃を防御する(ゲーム版では遠距離武器のみだが、アニメ版では近距離攻撃(必殺ファンクションも含み)も防いでいる)。
- 格闘術
このLBXの武装と言っていいのかは微妙なところだが、セレディは自身のオプティマを連動させることでCCMを介さず操作しているため、彼の兵士としての戦闘経験を反映した格闘戦が可能。
必殺ファンクション
- 【アポカリプス】
内容は六つの子機をフルに活用したオールレンジ攻撃。ビットレーザーで狙い打ちながらソードビットで切り裂き、最後に三つのソードビットを刺した後に三つのビットレーザーで撃ち抜く。アニメでは登場しない。
本編での活躍
第34話においてドットブラスライザー・ジーエクストに攻撃され、ファントムの外装が剥がれて登場。
第35話にて、六つのビットをフルに活用して連合軍のLBXを大量に破壊。コントロールポット内に毒ガスが噴出する阿鼻叫喚の地獄を生み出した。アラタやムラクを鎧袖一触にあしらうも、戦闘は中断される。
第36話では、熾烈なドックファイトを繰り広げるドットブラスライザーとグルゼオンの戦いに乱入。グルゼオンをオーバーロードを使用した神速のビット攻撃で翻弄する。グルゼオンの最後の一撃は当たらなかったが、破壊した機材のダメージがセレディのいる中枢にまで伝播し、崩れ落ちたケーブルにセレディが巻き込まれて一時活動が停止する。
第37話では、ドットブラスライザー・ジーエクストをビットで翻弄し、ドットフェニックスを破壊する。
救援に来た第1小隊とムラクによってビットと分断されるが、それでもラグナロクフェイズ・クリムゾン状態のドットブラスライザーを素手で圧倒し、まさかの関節技で止めを刺そうとするもアラタの無謀な行動によって拘束が解かれ、連続攻撃を食らって一気に逆転される。
右腕とリフレクトビットはヴァリアルブクローで破壊され、残ったビットもハルキ達に破壊されるが、吹っ飛んだ先でブラストソードを回収して最後まで抗うも、ドットブラスライザーにコアを貫かれて爆散する。
(ゲーム版では少し展開が異なり、本体が現れるのはグルゼオンの攻撃を受けてからである。)
この様にあらゆる状況にも対応できる万能機だが、上記の操作の性質上、ダメージを受けると操作しているセレディにもダメージが伝播する欠点が存在する(武装のビットが中距離・遠距離戦中心なのもこの欠点を補う為)。
上記の格闘戦にも対応できる理由はセレディの戦闘経験をこの機体にトレースした事で発揮されるものである。
アニメ版ではこれが敗北の原因となっている。
派生機体
ジ・エゼルディア
白基調のカラーとなったディ・エゼルディ。
裏ランキングバトル制覇後に開放されるボスの「最強エルドバンド」のドロップパーツであり、ドロップ率の低さから入手には苦労が伴う。
ディ・レギウディア
メディアミックス作品「LBX烈伝」で登場した、本機の技術を応用した機体。
セレディの野望を打ち砕いたドットブラスライザーをベースにワールドセイバーの技術が組み込まれ、その性能は軍事兵器レベルに達している。
機体色は蒼をベースに、各部に恐竜の様な装飾が追加されている。基本装備は二振りの剣「コルディクティス」とクロー「フィアミクス」。
「ラグナロクフェイズ」に該当する機能「アブソリュートフェイズ」が搭載されており、
各部のパーツの展開によってより恐竜もしくは悪魔に近い姿へと変貌する。
各部パーツの発光色も蒼になっており、クローやバインダーの翼の形も刺々しいものになっている。
コルディクティスはアブソリュートフェイズ時には二つに分割され、バインダーと同じ色の光の翼を展開してバックパックに接続される。
ベースの二機と比べると近接武器しか持たず、遠距離戦では難があるが、オーバーロードによる高速移動があるのでそれほど問題ではない。
具体的にどの部分にディ・エゼルディの技術が使われているのかは不明だが、恐らくコルディクティスにビット技術が使われている可能性が高い。
プラモデル
プラモではアニメシリーズ最後のLBXとして登場。
細身で武装こそついていないものの、多数のビットとスタンドが付属する。
ただしビットの数はソードビットが6つに対し、ビット3つ、リフレクトビットが1つと、少し物足りない。
また、腰の後ろにあるパーツは脚の関節と同じ大きさであるため、ケンタウロスっぽい改造が手軽に行えるのがポイント。
次世代ワールドホビーフェアにおいて、ドットブラスライザーと一緒に限定クリアバージョンのキットが発売された。
こちらではビット6つ、リフレクタービットも2つで、ビットの数における不満点は解消されている。
余談
ドットブラスライザーとこの機体、実は機体構造上での共通点が多い。
設計思想が違うため、外見上で判別するのは困難だが、ラグナロクフェイズ時だと分かるかもしれない。
挙げられる分だと「光るフレーム」、「飛行用の四つのビーム翼」、「MGSの様に変形する武器(ビット)」、「本体の最後の武器は素手」等。
強力な性能を持ちながらも仲間との連携を重視したドットブラスライザー、仲間を必要としない攻撃力と防御力を備えたディ・エゼルディ。
ある意味ではコインの表と裏の様な関係を持っていたのかもしれない。
追記・修正は、戦争の根絶を願いながらお願いします。
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- 通称ハゲまたは容姿の関係でエイリアンと呼んでいる。ゲーム版の強さはミゼルオーレギオン並みにビットを使ったウザい攻撃。ゲームでの開発ランクが200だから使えるようになるまで苦労した。 -- ひょん (2014-01-14 17:26:57)
- プラモだとビットレーザーが三つしか付いていなくて少し残念 -- 名無しさん (2014-01-14 17:28:32)
- アニメのみだけどこれトラウマ(阿鼻叫喚の地獄絵図的意味で) -- 名無しさん (2014-01-14 17:52:51)
- アニメでのビットの動き格好良かったな -- 名無しさん (2014-01-15 09:21:04)
- 中身ってことはファントムの外装は一種のオーバーボディーって訳で、つまりファントムって若干他の機体よりデカいのか -- 名無しさん (2014-10-06 15:56:22)
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