ファン・カルロス・フェレーロ(テニス)

ページ名:ファン_カルロス_フェレーロ_テニス_

登録日:2011/07/04(月) 14:32:25
更新日:2023/12/08 Fri 13:28:20NEW!
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テニス スペイン モスキート テニスプレイヤー 泥臭い 爽やか フェレーロ ベースラインプレイ ファン・カルロス・フェレーロ



ファン・カルロス・フェレーロとはスペイン出身の元プロテニスプレイヤーである。
1980年2月12日生


身長183cm体重73kgとテニス選手としては体が細く*1、モスキートという愛称を持っている。


右利きでバックハンドは両手打ち。


  • プレースタイル

彼のプレースタイルはベースラインプレイ。スペインで熟成された力強いストロークが売りだ。


フォアハンドの振り初めがやや遅く見えるが、スイングのスピードが異様に速いため、逆にあれが調度良いタイミングだ。


最大までタメを作り、思いっ切り振り抜く彼のフォアハンドには心を奪われずにはいられない。


バックハンドにも定評があり、クセのないフォームから産み出される素直な球筋は見ていて気持ちいい。


同じスペイン出身のテニスプレイヤーでナダルやフェレーがいる。
(ちなみにアルファベットで表すとフェレーロがFerrero、フェレールがFerrer。年齢も近いためテニスファンの間では混同されてしまうこともあったようだ。)


やはり彼らもベースラインプレイヤーだ。
彼らのショットをバズーガと例えるならば、フェレーロのショットはレーザービームとでも言えるだろう。



…このようにストロークの名手であるフェレーロだが、一方でサーブやネットプレーはほかの選手と比べ若干劣っていたりする。



さて、最大の彼の特徴だが…やはりルックスである。


爽やかなルックスに似合わず、泥臭いテニスをする所がより一層彼を引き立てている。



  • 選手経歴

1999年にプロへ転向しその年の新人賞を獲得した。


2003年には念願の4大大会の一つである全仏オープンを制し、その年の全米オープンでも決勝まで進んだことで世界ランク1位へ上り詰めた。


しかし2004年は全豪オープンでベスト4まで進んだものの、以降は怪我による不調に苦しみ大会優勝から遠ざかってしまう。
2007年にはウィンブルドンで自身初のベスト8まで進むもフェデラーに敗れた。
2009年に復活の兆しを見せ4月に5年半ぶりにツアー大会で優勝。
ウィンブルドンでは主催者推薦を受けて出場し、自己最高成績タイとなるベスト8まで進んでいる。
(4大大会は一定期間の実績で付けられるランキングの順に出場者を決めていくのだが、フェレーロは怪我による成績不振のためランキングでは参加資格に届かなかった。)


その後は何度かツアー大会で優勝するなど活動を続けていたが、2012年10月に参加したバレンシアの大会を最後として32歳で現役を引退した。


[4大大会最高成績]
全米オープン…準優勝
全豪オープン…ベスト4
ウィンブルドン…ベスト8
全仏オープン…優勝



  • 引退後の活動

現役中の2007年にリゾートホテルとテニスアカデミーを設立しており、引退後は母国スペインで経営とアカデミーでの後進育成に取り組んでいる。


2017年4月にはバルセロナの大会から招待を受け、アカデミーの教え子であるパブロ・カレーニョ=ブスタとペアを組んでダブルスで出場。
1回戦で敗れてしまったが久しぶりにコート上でプレーする姿を見せた。


そして2017年7月20日には次世代王者の呼び声高いアレクサンダー・ズベレフ(サーシャ)のコーチに就任することが発表された。
今後はテニス中継の画面でフェレーロを目にすることが多くなるかもしれない。



しかし2018年2月中旬、メキシコで行われている大会中にサーシャとフェレーロが師弟関係を解消したことが発表された。
全豪オープンの3回戦で敗れたあと*2で2人は喧嘩になり、フェレーロがズベレフ自身だけでなく彼のチームメンバー*3にも苦言を呈したことが決裂の要因という。*4
またフェレーロはサーシャに自分を厳しく律すること求めたが、当のサーシャはもっと自由にやりたいと反発したという話も出ている。


かつての名選手と新進気鋭の若手選手という組み合わせに今後の活躍が期待されていたが、現実はそう簡単にいかないものである。



追記、修正はモスキートの愛称を持つ方のみお願いいたします。



[#include(name=テンプレ2)]

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  • 現役時代を知らない者ですがズベレフのコーチ就任を聞いて可能な限り追記してみました。しかしこれでも字数が苦しいな。 -- 名無しさん (2017-08-08 03:37:48)

#comment

*1 2017年の現役選手を見ても身長180cm超ならば体重は80kgを超える選手がほとんどである。
*2 途中までリードしていたものの相手に粘られ続けて次第にプレーが荒れてしまい、最終セットは1ゲームも取れずに終わるという少々情けない負け方であった。
*3 トップクラスのプロテニス選手はコーチや医者、理学療法士やマネージャーなどのサポートスタッフとチームを組んで世界大会を回っている。
*4 サーシャは幼少期から今に至るまで父親がコーチとして旅に同行しており、フェレーロは4大大会などの大きな大会に限ったパートタイム型のコーチ契約だった。一説には常勤のコーチでもあるズベレフ父と臨時コーチのフェレーロの関係が拗れた可能性も指摘されている。

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