アルルーナ(世界樹の迷宮)

ページ名:アルルーナ_世界樹の迷宮_

登録日:2011/08/24(水) 21:29:22
更新日:2023/12/07 Thu 13:57:41NEW!
所要時間:約 18 分で読めます



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世界樹の迷宮 世界樹の迷宮ⅲ クエスト 触手 世界樹のあのね モリビト 新・世界樹の迷宮 華は無慈悲な森の女王 海の果てから来た怪物 裏ボス_←ただしクリア前から戦える アルルン 三触手 アルルーナ



アニヲタWikiの項目を見続けるWiki篭り達は不意に遠くから響いてくる少女の甲高い声を耳にする。


Wikiに年端もいかぬ幼女が住むという噂は本当なのだろうか?


Wiki篭りは注意して先へと進むことにする。




「誰か、誰か助けて………」


途切れ途切れに響く少女の声は助けを求める悲痛な叫びに聞こえる。


Wiki篭り達は扉を見つけ、その扉を開くと…










「…いらっしゃい、Wiki篭りさん」




扉を抜けた君達は少女の高い声を耳にする。


しかし、目に映るのはか弱い幼女ではなく、少女と植物が融合した一匹の魔物の姿だった!


君達は、この魔物におびき寄せられここに来てしまったのだ!




あのね




概要

アルルーナとは、「世界樹の迷宮」「世界樹の迷宮Ⅲ 星海の来訪者
新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女」「新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士(DLC限定)」に登場するクエストボスである。
作中通称は「華王」など。



名前はいわゆる「アルラウネ」の古代ドイツにおける古典的な呼称そのものであり、
そのアルラウネの現代版イメージに違わず「露出度の高い人間女性の上半身」+「下半身を飲み込むように一体化した植物」というデザインだが、
彼女はワガママ特盛百花繚乱パフェとでも言わんばかりの多様で豪華絢爛な華々と台座が強烈な印象を掻っ攫う、全アルラウネの中でもだいぶ異形部分の威圧感が強い姿を持つ。
何の意味があってかは知り得ないがDS版では徹底的な左右対称絵。


上半身は薄緑色の人外肌とは言え素直に人間的な美少女、かつ全裸。ナチュラルにけしからん、っていうかあのね
おっぱいは特大のもみあげ(?)に隠されて基本的に見えな……かったが、新SQ以降では3D化した事で横から見えるように。わりとでかい。
貴婦人様方と異なり、3D化しても露出度を一切修正していない。曰く新SQのCEROを歪めた最たる戦犯。


一部プレイヤーからは「あるるん」の愛称で呼ばれる。
「アルルーナ」と同時期に用いられたアルラウネの呼称、もしくは別の発音として「アルルーン」という言い方もあるが、多分あまり関係ない。




幾つかの作品で登場するが、殆どの場合は本編(表向きのラスボスを撃破するまでのストーリー)クリアまでの最終盤で解禁されるクエストの討伐対象ボスエネミーであり、
かつ戦闘BGMに「戦場 散るもかなり」を背負う「本編での撃破は不要な代わりに、初見ではまず瞬殺される罠クエスト」という立ち位置を取る。
基本的に表ラスボス並かそれを越える超強敵であり、見た目などで甘やかそうなんて油断しようもんなら一瞬でhage散らかしあのねな有様に陥る事請け合い。


どの作品でも見た目通り炎に弱い反面、氷・雷には完璧な耐性を持つ。




使用スキル

  • フレイムサイ

[腕依存]炎属性遠隔術式攻撃
 初代では全体攻撃、新Ⅰ・新Ⅱでは拡散攻撃(単体+その左右)。Ⅲでは先見術で弱点にカウンター喰らう事を危惧してか使用しない。
 炎弱点な草タイプの癖に炎攻撃……というのはさておき、追加効果がない代わりにアルルーナの三色属性攻撃の中では特にダメージが大きい。
 技名を訳すと「炎の溜息/Flame Sigh」といった所か、と思わせておいて謎の腕依存。実際何やってるのかはよく分からない。

  • フロストスマイル

[頭依存]氷属性遠隔術式攻撃+スタン付与
 初代では単体攻撃、Ⅲでは全体攻撃、新Ⅰ・新Ⅱでは貫通攻撃(単体+主対象が前衛なら後衛単体にも攻撃)。
 出が早い上にスタン付与率が高く、特にⅢではこれで上から連続して叩かれ壊滅する事態が発生しやすい。
 見ての通りの冷笑。彼女のキャラクター性を形成する強烈な一因であろう事は想像に難くない。

  • ライトニング

[頭依存]全体に雷属性遠隔術式攻撃+頭封じ付与
 大抵の回復役を機能不全にする高確率頭封じが極めて危険。全作通じて全体攻撃である事も併せ、特にプレイヤーの行動意図を潰しやすいスキル。
 更に(頭封じで術式防御が下がる事で)他の属性攻撃ともども後続の火力が跳ね上がるので、三色属性攻撃の中でもずば抜けて危険性が高い。
 見るからに普通の雷魔法(?)。ネタとしては少々面白みに欠ける

  • テンタクルビート

[足依存]壊属性多段近接物理攻撃
 初代では拡散攻撃、Ⅲ以降は3~7回または4~5回の多段攻撃。
 戦闘序盤から常時多用されるアルルーナ定番の主砲。これを捌けなければ話にもならないが、足技・物理・ランダム多段なのでとにかく抑えるのが大変。
 名の通り触手。使用率の高さも相俟って、アルルーナを象徴するスキルの1つ。あのね

  • 太古の呪粉

[頭依存]全体に即死を除くあらゆる状態異常を付与
 アルルーナの特徴的スキルの1つであり、作品によっては彼女の最も危険なスキル。実は彼女の専売特許ではないが
 石化・睡眠・混乱などの致命的な行動阻害バステが撒かれればhageコース一直線である。SQシリーズの仕様上、最終的に付着される状態は最大1種類に留まるのが救い。
 Ⅲ以降は「6の倍数ターンに最優先で使用し、それ以外のターンでは一切使わない」という使用条件がつき、強固なバステ予防手段の登場もあってかなり落ち着いた。
 様々な蹂躙・弄びシチュエーションを提供するアブナイ粉という、どう考えても背徳感しかない危険物質。

  • ヴァンパイアキス

[頭依存]単体に斬属性近接物理攻撃+与ダメージの2倍だけ自身のHP回復
 アルルーナのHPが減ってくると解禁されるスキル。名前通りのドレイン攻撃。威力が割とおばけなので回復も大抵面倒な量になる。
 Ⅲでは挑発などのヘイトコントロールを無視し、残りHP値が最も低い冒険者を優先して狙うらしく、
 ゾディアックバリスタなど最大HP・防御が薄いアタッカーが根こそぎ吸われて即死+4桁回復といった覆しが多発する。
 読んで字の如く接吻。対象が男だろうが女だろうがだろうが機械だろうがお構いなし。
 ただし喰らったら大体死ぬ。

  • スパイダーリリィ

[頭依存]単体に即死を付与
 アルルーナのHPが更に減ると解禁されるスキル。Ⅲでは何故か使用しない。
 かなり出が早く、フロストスマイル同様に行動計画を崩す事が多い他、冒険者の経験値揃えの拘りを極めて高い確率で破壊する(特に新Ⅰ)。
 とは言え、アルルーナが相当追い込まれている段階での単体攻撃に過ぎないため、大幅に状況を変える事は多くない筈。
 ニュアンスは「彼岸花」辺り。地味。



作品によって技バリエーションが増える事こそないものの、元より「技のデパート」とも称される多種多様な攻撃手段を持つ。
三竜などのようなオーバーキルな破壊的攻撃を繰り出して来る事は少ないが、属性が多彩な上に搦め手の付随も多いため対策が難しい。
ラスボスに挑む前くらいの甘えたレベルだと(主に高い打点と不安定性を有する触手プレイで)瞬く間に一蹴されるだろう。


頭技が多いので、もし頭封じが入れば(特に腕技フレイムサイを持たないⅢでは)一気に危険性が下がるものの、どの作品でも封じ耐性が高く、実践は難しい。




各作品での特徴

世界樹の迷宮/新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女

第五階層・B21F到達時に解禁されるクエスト「華は無慈悲な森の女王」にて登場。特に関係ないが、とあるSF小説のタイトルのパロディ



元々は世界樹第四階層深部に住む「モリビト」と呼ばれる民族の一人であり、今はその突然変異体。
強大な力を持つ事で危険視されたためか、モリビト達から追放されており、第二階層・B7Fという比較的浅い階に生息する。


性格は恐らく狡猾かつ残虐。上述のように遭難して危機に陥っている少女の振りをした声で冒険者達を自分のテリトリーたる部屋内に誘い込み、
食虫植物の捕食行為の如く、騙された下心まみれの人間を虐殺する。(もっとも、ただの享楽行為なのか生活に必要な捕食行動なのかは不明) 
人語を話せるが対話の意思はなく、まともな意思疎通は不可能。


また、彼女の生息地は階としては浅いものの、迷宮の構造上、B11Fから特殊な封印が成された裏道を通って階を登らなければ到達できない位置にある。
その裏道がやたら長い上、最終的にはダメージ床がびっしり敷き詰められたおぞましい血まみれ茨道を踏みしめて進まなければならない。
この途中で「モンスター達が襲い掛かってきた!」なんて言われようもんなら即hageである。
かと言っていちいち回復しても瞬く間にHP1まで抉られるほどダメージ床の量が多く、何にせよ罠に踏み入るまでの道中でも摩耗は避けられない。
これもまた彼女の狡猾な悪意の賜物と言えるかもしれない。
尚、旧・新ともにB7Fの裏ルートから開通できるショートカットが存在する。ここを開いて準備してから挑むのが基本。



初代

HP:16000
攻:470(本作表ラスボスと同値)
防:160(同上)
弱点:炎
無効:氷・雷、即死
通常ドロップ:華王の蔓草
条件ドロップ:華王のビロード(炎属性を含まない攻撃で撃破×確率)


B25Fで相対するべきラスボスとほぼ同等の戦闘力を、最速にしてB21F到達時点で叩きつけてくる。
本作でここまで来ると冒険者も壊れスキルを駆使して準インフレゲーに片足突っ込んでる事が多く、それらを駆使すれば充分戦える相手ではあるが、そこまでしてまあ対等といった塩梅。
何より、油断していると部屋の扉前に着いた時点で自動的にイベント→強制戦闘が開始し、先述のダメージ床地獄を経て全然回復していない状態で襲われる。


一見すると太古の呪粉を適切に捌く手段が冒険者に存在せず、実際撃たれると酷い行動不能バステなどを引かない事を祈る運ゲーに陥りがちだが、
実はパーティ内の誰かが属性防御力を標準値より高く持っていると太古の呪粉の使用頻度が激減するというよく分からない判断条件を持っている。
パラディンが1人いれば、彼等の基本中の基本スキル「盾マスタリー」で常時属性防御を得られ、バステぶち撒き率が激減するので、非常に戦いやすくなる。


通常ドロップはアルルーナウィップというよりにもよっての素材になる。多分絶対テンタクルビートのくっそ痛そうなアレ。
条件ドロップはバードの最強鎧フェアリーチェインの素材。主要攻撃手段を純物理に依存しがちなクラスが少なくないため、案外放っといても手に入る。



新SQ

HP:22000(本作表ラスボスと同値)
攻:70
防:52
弱点:炎
無効:氷・雷
通常ドロップ:華王の蔓草
条件ドロップ:華王のビロード(睡眠状態の時に撃破)


今作ではラスボスより普通に強く、後述のⅢ版に寄せてきた裏ボススペック。本編クリア前レベルで挑めばほぼ問答無用であのね


代わりと言っては何だが、プレイヤーを陥れる罠としての性格はゲームとしてプレイヤーを不快にするというメタ的事情からかだいぶ丸まっており、
扉を開いても即座に襲われる事がなくなった上、戦闘中にESCAPE(逃走)が可能になっている。察しの良い冒険者なら生きて逃げ帰れるのだ。


察しの良い冒険者なら。



1ターン目・コマンド選択時:冒険者達、討伐する気満々で攻撃や攻撃準備系補助などを選択

1ターン目・行動時:高AGIからのアルルーナ先攻、開幕フロストスマイルで500↑ダメージが前後衛を貫いて2人秒殺

画面の前のプレイヤーはここでヤバい無理ゲーと察するも、冒険者達はそんな事も知らずコマンドに従い無力な討伐向けムーブ

2ターン目・コマンド選択時:生き残った冒険者達、真っ先に掌返してESCAPE連打

2ターン目・行動時:再びアルルーナ先攻、逃げ出す足が動く間もなくテンタクルビートで残りの冒険者達も蹂躙

hage あのね
といった事態は決して珍しくない。



ストーリーモードでは、彼女をクエストで初討伐した直後のみ、パーティの仲間達から彼女についての感想を尋ねられる。
返答は選択肢形式で、特にデータ上の影響が残るような事はなく茶番劇の内容が変わるに過ぎない(=どんな返事しても全く問題ない)が、
パーティメンバーのアルルーナに対する認識は概ねゲテモノ扱いであり、主人公がアルルーナに好意的な意図を示すと冷たい眼差しをブッ刺される(主に女性陣から)。


今回の通常ドロップは例の安直かついかがわしい鞭ではなく、弓「サルンガ」の素材となる。
条件ドロップは旧作同様フェアリーチェインの素材。
寝ている間にスカート脱がせとか書かれる条件ドロップの(入手条件に即した)図鑑説明がだいぶヤバいと極一部で囁かれた。あのね




今作の彼女は、ドロップ及び通常グリモアとは別枠で、極低確率(ある条件を満たせば確率大幅上昇)で「華王のグリモア」という代物を落とす。
裏設定で「七王」と称される特定のボスモンスターが落とす、特別な補助スキルが使えるようになるグリモアの1つで、彼女が生成するこのグリモアにはこんなスキルが入っている。



香華こうげの衣
消費TP:12~30(スキルレベルが高いほど消費が軽くなる)
依存部位:なし
効果:このターン、使用者への即死付与を無効化し、また致命的ダメージを受けても確実に残りHP1で耐える


つまりバステとかTP切れとかさえなければ大体何されても死なない。あのね?
デモンズラッシュとかでサンドバックにされようがハルマゲドンで4000以上ブッ飛ばされようがお構いなしである。



基本的に何ら現状を打破しようとせず、使用者だけで完結し、TPを消費してターンを耐えるだけのその場しのぎ行動なので、何も考えずに使っても戦果は一切出ないが、
特定ターンに飛んでくるのが分かっている致命的な暴力などを威力も回数も問わず100%やり過ごせる上に連続使用も可能と言う性能は驚異的であり、
「このスキルを連発して耐えながら隙を見て反撃するアルケミスト1人に本作裏ラスボスが討伐された」というとんでもない記録が残っている。




世界樹の迷宮Ⅲ

B20F到達時、及び特定の前提クエスト達成により解禁されるクエスト「海の果てから来た怪物」で登場。
第一階層から始まる、宿屋の店番のマセガキ少年が依頼する「海を越えた先に住む少女との遠距離文通」といった体の連続クエストの結末であり、
最初は青臭く微笑ましい青春ストーリーかと思われたこの話が、よもや凶悪な病気と魔物によるバイオハザードオチになるとは誰が予想したか。



緑死病という致命的かつ治療困難な奇病の病原菌をばら撒き、少女が住む島の街に壊滅的な被害を与えていた魔物。エトリアの個体と同一かどうかは不明(恐らく別)。
一度は討伐されかけるもギリギリの状態で逃げ出し、交易船に乗り込んで、本作の舞台・アーモロードに半ば偶然流れ着く。
この際、ついでとばかりに船員達から生気を根こそぎ奪い尽くして皆殺しにしている。恐らくはヴァンパイアキスか。


第五階層・B17Fの不自然に隠れた小部屋に棲みつき、冒険者が彼女に追いつく頃には既に傷を完治し、ふてぶてしく狩人を待ち構えている。



ちなみにこのクエスト、先述の店番の子供から依頼されるのだが、彼が「身銭を切って」出した達成報酬、何と10万en
そりゃ宿屋やってんだから冒険者から普段しこたま支払われはするんだろうけどさあ
同時期の他クエストとは文字通り桁が違う莫大かつ不自然な報酬のため、「それだけ理不尽な事をさせられるのでは?」と疑う余地が強く与えられている。
実際、解禁時点でのリスクと天秤にかけて10万の価値があるかどうか。




●性能:
HP:22000
攻撃:66
防御:72
弱点:炎
無効:氷・雷
通常ドロップ:華王の花弁
レアドロップ:華王のビロード(氷属性を含む攻撃で撃破)


初代に比べ全体的に強化されており、三竜に並ぶほどの実力を持つ。
打撃力が跳ね上がり1ターンで万全状態から死者が出るケースが増えた上、フロストスマイルが全体攻撃になった事で回復役を含む術式使いの動きが潰れる可能性が極端に上がっている。
まともに回復もできないまま裏ボスの全体攻撃を連続で喰らうなんざ全くの論外。何らかの対策は必須である。


半ば都市伝説だが相当ズルいAIを搭載しているらしく、冒険者が選んだコマンドや装備等の耐性を見て、最も撃たれ弱い属性を狙って攻撃してくるという説まで語られる。
つまり、フリーズガードを構えるとライトニング、ショックガードを構えるとフロストスマイル、両方構えたらテンタクルビートばっかぶち込まれる、らしい。
とは言え、実際のガードが空振りになったように見えても、とりあえずガードした方の属性攻撃を完全遮断する仕事はできていると言えばその通りではあり、
特に先述の通り術式攻撃が共に回復役を潰しに来る事が多いため、「いっその事、両術式を塞いだ上でテンタクルビートも受けてしまえ」という対処が割と真面目に有効。
当然その分こちらの手数は相当減るが、それだけの価値はある。


ちなみに緑死病は使って来ない。太古の呪粉がそれ(緑死病)、という説もあるが。



通常ドロップからはMの書という一見いかがわしそうな書物が作られる。あのね
実の所は「名前を言ってはいけない頭文字Mの人が書いた書」くらいの意味であり、別にマゾい話とかは一切ない、筈。
レアドロップはバリスタの最強格武器「インターセプター」の素材。一見「氷無効なのに氷で撃破ってどうやって取れっつーんだ」とも思えるが、
本作等には「複数の属性を持つ攻撃は、最も有効な属性の倍率のみを適用してダメージ計算する」仕様があるため、100%通る物理複合のフリーズンブロー等で仕留めて入手できる。



クラーケンイソギンチャクと共に「アモロ三触手」等と呼ばれる事も。




新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士

有料DLCクエスト「箱に封ぜしは全ての贈り物」にて登場(?)。
進行度による最低限の解放条件は26F到達だが、挑戦推奨レベルは99。
つまり「すまない、三竜くらい軽く捻ってきた一流冒険者以外は帰ってくれないか!」というレベルのド鬼畜挑戦状である。


嘗てオーバーロードが座した25Fの玉座周辺にいつのまにか置かれていた、無数の「箱」が「戦闘テストプログラム」を出力する。
夢のような、しかし確かな負傷を与えてくる現実性を持ったそれが描くのは、嘗てエトリアの裏で「七王」と称された強大な魔物達との七連戦。
そのクライマックスを飾るのが、七王最強たる「華王」アルルーナである。



戦闘のみを抽出したシミュレーション上の再現体であるため既存個体当人ではなく、本作ではこれといった性格や悪行も伴わない。
まあ、この箱自体が色々と殺人的で邪悪極まりないが。曰く元ネタはパンドラの箱




●性能:
HP:47000
攻:97(本作の始原の幼子と同値)
防:70
弱点:炎
無効:氷・雷、即死・石化・テラー・睡眠・盲目・頭封じ
ドロップ:(なし)


紛れもなく歴代最強のアルルーナである。
単体でも新Ⅰ版をそのまま裏ラスボス格数歩手前までグレードアップしたような強さ。ほぼあらゆる攻撃が防げなければ即死級の威力に強化されており、
元々多彩で防ぎにくかった攻撃属性の幅広さがそのまま極悪な武器と化した、エトリアのフォレスト・セルに先祖返りしたかのような危険性を持つ。
加えて、(彼女ほどではないにせよ同様に裏ボスレベルの戦力を誇る)他の七王との6連戦を抜けた先でのみ戦えるため、
対策手段を含む編成・戦術構築、フォースの切り時など各種リソース配分を他の七王相手にも割かざるを得ず、対アルルーナ専用に特化できない。
連戦という都合上、本作のこのレベルの敵としてはHPこそ極めて低いが、その脅威は裏ラスボスにも比肩しうる。


何より、再戦のたびに6戦勝ち抜かなければならないため、試行錯誤が極めて面倒。
新Ⅰ版にかなり近い(恐らくは全く同じ)戦法を取ってくるのが救いか。その新Ⅰでの行動が相当読みにくいのだが。



実体がないためなのか、アルルーナを含む当クエストの魔物は一切ドロップ素材を落とさない。
が、グリモアスキルは出してくれる。流石に香華の反則衣はないけど。






二次創作での扱い

エトリアでのクエスト名、残虐な性格とそれに見合った戦力、各種スキルデザイン等から、それはもう見事な女王様扱いで持てはやされる。あのね
もちろん根本的には美少女の上半身ありきなのだが。


触手によって冒険者を揉みくちゃにし、色んな液でネトネトになった所を、ヴァンパイアキスで止めを刺し、フロストスマイルを浮かべる、といった具合。
あれ、液体どっから出てきた?花の蜜?



反面、ゲームとしてしっかり冒険者に負けて狩られる運命を持った少女キャラである事もあり、被害者枠としても極めて有用。あのね




新SQ以前は貧乳派が多かったとか。




その他

「人間女性姿の半身を持つ魔物」の形式を継承した彼女のフォロワーとして、ではスキュレーではシンが登場している。
あまつさえⅢではこれらフォロワーとの共演を果たした挙句、人外層にもが完備されており、アーモロードではあのねがやたら捗る。
さらに新2ではアラクネーという新手が加わる。


ではドリアードという、タイプ面で更に強い類似性を持つ荒廃的後輩が登場。
やたら冒険者をオーバーキルしたがるトンデモやんちゃ暴力娘だが、裏ボス格にあるまじき状態異常・封じ欄弱点だらけのボロクソ耐性のため、
たぶんアルルーナと対立したら太古の呪粉一発でめっちゃアヘって墜ちるドM系後輩枠。




アルルーナに強く影響され、彼女に類似したキャラクターを主軸として創作されたライトノベルが存在する。


該当書の後書きでは「世界樹の迷宮」ともども元ネタとして堂々と白状されている。漢気溢れると言うか何と言うか。



追記・修正はモリビトの突然変異体の方にお願いします。


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  • 1で初めて戦ったときはラスボスより強いという評判後から聞いて「そうか?」と思った。あるるんより毒の沼地が厄介なんだよ… -- 名無しさん (2014-12-06 11:04:17)
  • 新世界樹だとグリモアにするとどれもすごい -- 名無しさん (2016-08-30 22:11:11)
  • あのねあのねうるせぇ!でも嫌いじゃないwww -- 名無しさん (2023-06-05 21:18:31)

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