登録日:2011/08/31(火) 11:50:20
更新日:2023/12/07 Thu 13:57:17NEW!
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世界樹の迷宮 ドラゴン 裏ボス 不良 ヒール 赤き竜 不法侵入 初見殺し シリーズ皆勤 hage 赤竜 三竜 紅き者、其の名は絶対の死 偉大なる赤竜
『偉大なる赤竜』とは『世界樹の迷宮』に登場する、裏ボス三竜の一角である。
世界樹の迷宮シリーズでは新Ⅱまで皆勤賞で、幾多の冒険者を全滅に追いやってきた。
通称「赤竜」「火竜」「炎竜(えんりゅう?)」。
気温が高そうな階層に現れる傾向がある。
ねじ曲がった角、鋭い牙、コウモリのような翼、太く長い尾といった、まさに正統派ドラゴン(西洋竜)の風格を備えている。
どっしりとした体躯に加え、デザインモチーフに由来する悪魔的な見た目のためか、世界樹に登場する竜の中でも特に暴力的な印象が強い。
使用スキル
- ファイアブレス
[頭技]全体に炎属性遠隔術式攻撃
三竜名物、火竜ver。
三竜全般に言えるが、基本的に初ターン及び特定条件下ではブレス確定、かつ該当属性対策皆無で喰らうと基本hageる超高火力。
高レベルファイアガードなどで無効化するのが基本。
Ⅳでは安定して無力化できるスキルが存在しないため喰らうのが前提であり、故に威力は比較的控えめ(それでも無対策ではだいぶ死ぬ)。
(一発で全滅する事も含め)まさに「ドラゴンと言えばこれ」といった雰囲気のスキル。
- とどろく咆哮
[頭技]全体に攻撃力低下+混乱付与
瓦解の主要因。ただ吠えるだけで相手の精神を打ち砕く、ドラゴンの恐ろしさを体現したスキル。
属性ガード役の機能停止はもちろん、回復役にせよ攻撃役にせよこんなもん喰らっていい訳がない。
また、攻撃力低下も倍率がかなり容赦なく設定されており、熟練の冒険者を腰抜けにするような強いプレッシャーで妨害してくる。自傷威力も減るのは救いか。
とは言え攻撃力低下効果では回復などの戦線維持は一切阻害されない。どちらを防ぐべきかと言ったら迷う余地など一切なく混乱の方である。
初代では「事前に攻撃力上昇を付与しておき、このスキルの効果全体を強化相殺に変更する」という裏技めいた方法で混乱を避けられるが、
他作品では攻撃力低下と混乱が別個に付与されるため、混乱を直接防ぐ対策が必要になる。と言うか初代の避け方がおかしい。
- 火竜の猛攻
[頭技]自身の全攻撃力上昇
自己強化スキル。「怒り」を連想させるように、残りHPが減ると解禁される場合が多い。
倍率は作品によって異なるが大抵1.5倍程度。ただでさえ高い攻撃力が更に上がり危険である、と言うか大抵は一発で決壊する。早々に解除したい。
強化行動だけでターンを使い潰すので、この技を多用させられれば攻撃の頻度が下がって楽になる。特にⅢやXでハメられやすい。
だが新Ⅱではターン終了時の追加行動となり隙が無い。
- 火竜の激震
[足技]全体に壊属性物理攻撃+足封じ付与
Ⅰ、Ⅱ、新Ⅰ、新Ⅱ、Xで使用。
安定して大ダメージをばら撒く危険な技。
Ⅲでリストラ。レッドファングに代わられたのか、ドラゴンビート(後述)とイメージが被ったからか。
- レッドファング
[足技]全体に斬属性近接物理攻撃+足封じ付与
Ⅲでのみ使用。技名を見ても足技には到底見えない。
基本的に竜の攻撃は殆ど外さないのだが、本作の火竜は珍しく比較的外れやすいドラゴンビート(後述)を扱う。この技はそれの補助を兼ねる。
- ドラゴンビート
[足技]ランダム3~7回連続壊属性近接物理攻撃+スタン付与
Ⅱ以降で使用。攻撃回数は作品によって異なる。
ただでさえ攻撃力に優れる火竜の所業である、連続でヒットすると頑丈な盾役でも沈みかねない。スタン効果も厄介。
- ドラゴンテイル
[足技]全体に壊属性近接物理攻撃
初代でのみ使用。こっちは機能面で火竜の激震と被る。
当然だが発生が遅くて戦闘から追い払われるみたいな事は別にない。
- 火竜の強襲
[腕技]※斬属性近接物理攻撃+α
Ⅰ、Ⅱで使用。性能はⅠが「単体に攻撃+スタン」、Ⅱが「全体に攻撃+麻痺」と大きく異なる。
Ⅰでは単体攻撃なので比較的卸しやすいが、Ⅱでは行動制限効果がある異常を全体に与えてくるのだから当然極悪。
Ⅲでリストラ。Ⅳ以降はドラゴンクロー(後述)に代わられた感がある。
- ドラゴンクロー
[腕技]一列に斬属性近接物理攻撃+腕封じ
Ⅳ以降で使用。 某携帯獣
腕を封じられるとファイアガードが使用不可能になるため、基本的に対策必須。
発生がそこそこ早く、攻撃役も手を塞がれがちな上、場合によっては回復をも追い抜いて崩してくる。
- 炎の境界
[頭技]全体の炎耐性を下降
Ⅳでのみ使用。
Ⅳにはいつもの属性ガードがないので、主に炎属性耐性を高めてダメージを抑える方向でブレス等を受ける形になる。これはその対策を引っぺがす技。
次ターンにファイアブレスまたはインフェルノ(後述)を確実に使うという行動パターンが組まれている。
- インフェルノ
[頭技]全体に炎属性遠隔術式攻撃
Ⅳでのみ使用。
HPが減ってくると使用する強化版ファイアブレス。炎の境界の直後にのみ使用する。
他二竜の強化ブレスと異なり追加効果を持たないが、その分威力が跳ね上がっており、一撃で消し飛ぶ可能性が高い。徹底的な耐性補修が求められる。
- 炎の共鳴
[依存なし]全体に炎属性遠隔術式攻撃/使用のたびに威力増加
新Ⅱでのみ使用。オプションパーツ「ドラゴンハート紅」を召喚し、そのドラゴンハートが毎ターン連発してくる。
ファイアブレスと重ねられるとファイアガードがこちらを弾いてしまい、冒険者にはブレスが直撃という大惨事に。
火竜はドラゴンハートの耐久力が他二竜とは桁違いに高く、阻止は相当大変。ファイアガード2枚張りも考慮に値する。
XではHP2500回復に変更されている他、HPもかなり低くなった。弱体化しすぎである。
状態異常等の演出が「冒険者を薙ぎ倒す」風に偏っており、見た目通り全体的に搦め手よりも力尽くで捻じ伏せる戦い方の印象を受ける。
全くの脳筋ではないものの、三竜の中では比較的愚直な戦法を取る傾向にあり、そのせいで案外卸しやすい場合も多い。
各作品での活躍等
- 世界樹の迷宮(一作目)
第二階層B8Fにて、冒険者が倒してしまったワイバーンの巣を奪い取って登場。
ワイバーンは赤竜が嫌う音色の鳴き声を出す事ができ、これによって赤竜の侵略を防いでいたのだが、
そんな事知る由もない執政院と冒険者によって無情にも飛竜の声は止められてしまうのであった。
余談だが、ワイバーンの初期配置地点に固執するせいで確実に背後を取れる。
第六階層のB30Fにおける、裏ラスボスへ続く扉の封印を担っている。
他二竜の封印も解かなければ相当辛い戦いになるが、彼に関しては倒しておかないとそもそも挑戦自体ができない。
また、この階には「炎竜クローン」が存在し、他の三竜クローンとともに裏ラスボスへの道を閉ざしている。
ステータスが弱体化しており、スキルも対応しやすいものが多いため、クローンの中でも弱い部類に入る。
- 世界樹の迷宮Ⅱ
ギルド長の因縁の敵として登場。
まだ冒険者であった頃のギルド長に傷を負わせ、他のギルドメンバーを全滅させた過去がある。
まあ強い魔物だもの、そういう事くらい普通にあるわな。
何気に登場させるのが相当面倒臭い。
例えば、前提クエストの中に''樹海から脱出する事なく氷竜と雷竜の棲家を尋ねろ''というものがあり、
うち雷竜の棲家は雷竜討伐クエストを受領もしくは達成している必要、および夜に訪れる必要があるなど、厄介な代物が多い。
この時点で、制作陣の意図としては「赤竜>他二竜」の力関係設定ができていたものと思われる。
ギルド長は赤竜を倒せるという最強(笑)の剣を持って単身で赤竜に挑むが、さすがに一人での強行は無理が過ぎた。
剣を折られ、とどめを刺されそうになった所をギリギリで冒険者達が到着し、ことなきを得る。
(単騎で三竜の一角と戦りあって持ちこたえている辺り、このギルド長も相当な化け物である)
撃破後、竜に挑んだ無謀についてギルド長を問い詰める事ができる。
また、普段頭から全身を鎧に包むギルド長の''中身(金髪の女性)を見られる''。よく見ると普段の立ち絵から伏線が見える。
- 世界樹の迷宮Ⅲ
大航海を進め、空中樹海に君臨する神竜の試練を受ける事で解禁。
表ラスボスを倒して第六階層に踏み込んでいなければ神竜は試練を課してくれないので、形は違うが事実上いつも通りのクリア後裏ボス。
「紅色の試練」は煉獄の地底洞窟、第三階層B11Fの溶岩上に孤立した浮島で顕現する。
地表に打ち込まれた三つの石によって封印されており、これらを抜き去る事で封印が解ける。
赤竜のイベントは、封印場所が書かれている地図を宝の地図と勘違いしたコミュ障冒険者二名に出会うことから始まる。今作の彼はやや神秘的な存在。
二人の冒険者はプレイヤーギルドが石を一つ抜くたびに既に察してるような態度でその場に現れては去っていくが、大間違いである。
ちなみにこの二名、エトリアの''伝説の二人組''に憧れた(らしい)ブシドーとカースメーカー。
どっちもまともなものはいてないが、作中では基本的にメッセージウィンドウに隠れてかなり視認しにくい。
ところで、第三階層は光輝ノ石窟というまさに赤竜な階層。めっちゃ溶岩だらけのスタンダードRPG感が漂う。
この階層、母なる爆炎竜という格下の火竜FOEが生息している。ついでにその子供のドラゴンパピーとか竜のタマゴとかがザコとして出てくる。
特にB11Fは爆炎竜が10頭以上群れている大部屋(通称PTA会議)が存在する階であり、
そんな階に雄々しき赤竜が現れるなんて言ったら酒池肉林ハーレムプレイを疑われるのは必然。風評被害乙
だいたい前作で氷竜のネタキャラ化に味を占めた奴等のせい。
今作以降、三竜はそれぞれ初討伐成功時にイベントで貴重品「ドラゴンハート」を生成する。
これを持っている事で、ギルドメンバー全員のレベルの上限が10上がる(最後だけ9)。もちろん失う事はない。
- 世界樹の迷宮Ⅳ
第一大地「風馳ノ草原」に出現。
今作の三竜はクリア前から大地に現れる事がある。
冒険者が乗る気球など気にも留めずに悠々と飛び回るが、あまり近づき過ぎると戦闘すら介さずに一撃で薙ぎ払われる。
大地基準で3×3マス分という圧巻の巨体に加え、1ターンに2歩分という高速で動くため、不用意にふらふら飛んでると逃げ切れなくなる。
本編クリア後は定番の三竜討伐クエストが発生する。
今回の火竜は特に何をする訳でもないが、予想外のタイミングで大地を飛び回り、帝国の移民の強大な障害となったため、
いったん落ち着いて巣で体を休めている所を冒険者に討伐される事になる。竜対策食材の近くを飛んでる新FOE「古空の支配者」の方が全体即死やランダム多段など凶悪な技が多く危険という説も
- 新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女
背景設定などは旧Ⅰと同様。
先述のドラゴンハート(レベル上限)の説明を見て、「じゃあ、後に戦う三竜ほど高レベルで挑めて楽なんじゃね?」と思ったあなた。その通り。
故に、今作からの三竜は三体が対等ではなく、弱い方から倒していく事を推奨する段階式に変更された。
火竜はその大将を担う。
つまり能力値および扱いの上では三竜中最強。最も由緒正しき竜としての風格付けか、過去作で戦法が弱くて三竜最弱に落ち着く事が多かったためのテコ入れか。
とにかく攻撃力・耐久力値が巨大な事と、(レベル上限を上げて進める前提の)第六階層をB30Fまで探索しなければ戦闘の解禁自体がされない事から、
火竜を他竜より先に討伐するのはおよそ現実的ではない苦行になる。
B30Fの封印は消失しているが、炎竜クローンは健在。
今回は裏ラスボスを守る気など欠片もなく、むしろ「放っておいてくれ」とでも言わんばかりのクソ面倒臭い所に生息している。
今回は即死級ファイアブレスを使ってくる上、パターンがオリジナルと違うので、読み違えると消し飛ばされる事も有り得なくはない。
- 新・世界樹の迷宮Ⅱ ファフニールの騎士
背景設定などは旧Ⅱと同様。ボイス採用によりギルド長マリオンの性別が中身見なくてもほぼ一発でバレるようになったせいでクエストの有難味がちょっと下がった
肝心の戦闘力だが、歴代最強 と言われるほど凶悪。
火力がえげつない程高く、混乱成功率も異常。さらに火竜の猛攻がターン終了時自動発動でスキがない。
- 極め付けは「ドラゴンハート紅 」
HP13000のビットで毎ターン炎の共鳴 を使い全体炎攻撃をするのだが、これが元の火力自体が高い上、どんどん火力が上がっていく鬼畜仕様。HPが高いので即効撃破も難しい。
これが約4回も出てくるからたまったものではない。
正攻法だと、炎には二重ファイアガード、物理にはフロントガード、混乱は耐性アクセor予防の号令で無効にして、地道に削っていこう。
(面倒なら火力に特化して速攻撃破してもいい)
撃破時、ドロップアイテムの他に食材「火竜の尾の身」を大量に落とす。
これは「皇帝御用達の満漢全席」なるスペシャルメニューの材料になる。
- 世界樹の迷宮X
レムリアの赤竜はワイバーンを率いるドラゴンという位置付け。
ブレスの弱体化、攻撃デバフを受けてると猛攻をかけてターンを浪費する、といった点から歴代の赤竜と比べれば与しやすい。
新2同様ある程度HPが減るとドラゴンハートを産み出す。
本作のドラゴンハートの行動は竜毎に異なっており、本竜は…毎ターン本体のHP2500回復。なんともコメントし難い(赤竜のHPは115961)。ハート自体のHPも3650まで大幅に低下しており、微妙極まりない性能。
君たちは追記してもいいし、修正してもいい。
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▷ コメント欄
- 混乱が驚異だが基本的には火力馬鹿、IIIなら護符、IIはミストで物理を防御すれば三竜の中では簡単な方
故に弱体化しているIVではただのサンドバッグ -- 名無しさん (2013-12-03 06:47:23) - 新世界樹では三竜一体力となりHP45000となる。 数値だけならエルダードラゴンを越えるとは… -- 名無しさん (2013-12-07 23:17:34)
- 新だと猛攻のために2ターンで乱獲される運命 -- 名無しさん (2014-01-05 16:12:03)
- Ⅳでは移民船を襲撃し多数の死傷者を出すという大暴れっぷりだが初戦時のゲストキャラがかなり強いこともあって3竜で一番楽。そしてⅣと新1であまりにも雑魚だのサンドバックだの言われまくってキレてしまったのか新2では・・・ -- 名無しさん (2015-01-27 14:05:05)
- 旧1では唯一背後がとれる3竜でもあったりする。 -- 名無しさん (2015-01-27 14:16:19)
- 新2の赤竜強すぎて笑える -- 名無しさん (2016-05-07 12:38:58)
- 5で皆勤が途絶えたとかマジ? -- 名無しさん (2016-09-08 23:15:08)
- 新2の部分を加筆しました。Xの部分はどうしよう… -- 名無しのボウケンシャ (2019-10-02 22:23:54)
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