ササキ様に願いを

ページ名:ササキ様に願いを

登録日:2009/12/24(木) 03:40:45
更新日:2023/12/04 Mon 13:40:58NEW!
所要時間:約 5 分で読めます



タグ一覧
4コマ 漫画 野球 横浜ベイスターズ みずしな孝之 佐々木主浩 フジテレビ 竹書房 まんがくらぶ イケメン佐伯 後半はやたら女子アナが出る←作者が女子アナ好きだから ササ願 ササキ様に願いを




ササキ様に願いを(-さま-ねが-)は、かつて『月刊まんがパロ野球ニュース』『月刊スポコミ』『月刊まんがくらぶ』『月刊まんがくらぶオリジナル』など、竹書房の漫画誌に連載されていた漫画。


作者はみずしな孝之。単行本は全6巻。



1994年から連載スタート。当時横浜ベイスターズの絶対的守護神であった佐々木主浩投手を主人公に据えた4コマ漫画
同じ世界観の作品として前作『混セでSHOWTIME』と球団誌に連載された1ページ漫画『ベイスタ流』があり、同じ竹書房から単行本が発売された。
かっとばせ!キヨハラくんなどの漫画と違い、基本的に実在選手が実名のまま登場する。
実際のプロ野球が舞台のため、人気キャラでもあっさり他球団に移籍したり退団したりで登場しなくなる難点もあった。実際連載終了の理由も、主人公である佐々木の米・メジャーリーグへの移籍というものである。




【登場人物】
いっぱいいるから説明は割愛しつつ。
実際の選手がどんな活躍をしたか知りたければ本家wikiに行こう。


()で囲まれた所属球団はこの漫画の連載が終わってから所属した球団。「横浜の谷繁」も観られるぞ!



【ベイスターズの登場人物】


☆佐々木主浩 YB(-マリナーズ-YB)
厚顔・乱暴・傲慢な主人公。『様』をつけないと怒る。
ベイスターズが誇る大魔神。
球速は常時200km/h越え、左投げでも140㎞/hは出るなどその能力は傲慢さに見合う人外の域。
…が試合途中から不定期に登板する抑え投手なため、彼のプレイシーンはあまり描かれない。
またキレると手が付けられない暴れっぷりを見せる設定もあり、ご機嫌取りも周りの重要な仕事。
マジギレ時は1416㎞/h(!?)のストレートを投げて捕手の秋元を気絶させ、仕舞いには斎藤隆が入院している横浜郊外の病院に盛田を投げ飛ばした。
大学時代には東北最大の暴走族グループ「茶府輪」を僅か一夜で壊滅状態に追いやったという伝説を持つ。
実際の佐々木選手も実力に裏付けられた傲慢さとプライドはあったがそれ以前にどこか気の弱いところがあり、漫画ではこき使っている隆を学生時代は優しく毎朝起こしていたとか*1
メジャー帰国後の行動は全体的に黒歴史。
また彼の息子も一コマだけダジャレのネタに使われる形で登場している。


余談だが佐々木は引退後馬主となり、競馬漫画にも「尻尾の無い牝馬の仔達を買い『ヴ』を馬名に入れたがる『大魔神』」として登場し、同作最終巻では「ササキ様の馬でもないのに(名前にヴが多い)」なんて説明も存在。
そして令和時代、持ち馬の一頭が僕っ娘擬人女体化化する事になる。


『混セでSHOWTIME』では顔はそのままだが斎藤とは「ホシパン向上委員会」を組み、ベイスターズの応援グッズ「ホッシーパンチ」を広めようとする役目だった。



斎藤隆 YB(-ドジャース-レッドソックス-ブレーブス-ブルワーズ-ダイヤモンドバックス-E)
ササキ様の後輩。
殴られるわ蹴られるわパシられるはと、この漫画の1番の被害者。
ヒドい時は高校の頃、ハワイまでヤシノミコーヒーを買いに行かされたとか…。
『ベイスタ流』でも自身のメジャー行き直前に引退直後の佐々木に呼び出されている。
2015年の引退表明時には、作者twitterの書き下ろし8コマで佐々木に引退を労われた。
なお漫画では真面目な後輩タイプだが、実際の彼は先輩の佐々木にすら横柄な態度を取るイケイケな性格だったらしい。
学生時代は朝に弱かったため、後輩であるにもかかわらず同部屋の佐々木に上記の通り毎朝優しく起こしてもらっていたとか。


『混セでSHOWTIME』では前述の通り佐々木と「ホシパン向上委員会」を組んでおり対等の立場だったが、描き下ろしではササキ様のような主従関係となった。
2020年には友人でもある高津臣吾の下でスワローズの投手コーチを務め、2022年からはコーチとしてベイスターズに復帰する。



☆盛田幸希 YB-Bu
ササキ様に憧れる純真無垢な投手。ぽっちゃり系になったり痩せたり一時は反目したりしていたが、基本的にはササキ様LOVEを貫いていた。
が、97年オフに近鉄にトレードされ、ササキ様と離れ離れになる羽目に......
その後も横浜優勝時の胴上げに紛れたり存在感を発揮していたが、引退後解説者になった際にはササキ様に忘れられてしまっている等どこか不憫。
ベイスターズが優勝したことを知らなかったという矛盾が作中で発生していたのはそっとしておこう。
ご本人は移籍後脳腫瘍を乗り越え近鉄のリーグ優勝に貢献・カムバック賞を受賞する等の活躍を見せていたが、引退後の2015年に脳腫瘍により死去。ご冥福をお祈りいたします。



☆佐伯貴弘 YB(-D)
ナニワのガッツマン。ギャグがだだ滑りなのはご愛嬌。
年に何回か男前になって活躍する。さらにものごっつ男前になるときもある。オープン戦でなっちゃうこともある。
男前っていうかただ顔が濃いだけでは?というツッコミはしないように。
なお、この男前設定は佐伯本人が作者に提案したものである。
実際の彼も漫画とほぼ変わらないナニワのおもしろおじさんであった。


☆万永貴司 YB
しんちょうは170mm。おなじくらいちいさいプロやきゅうせんしゅのあつまり「ププかい」のめんばー。
ちいさいからだをぞんぶんにつかってプレーだ!
せりふははなさず、みぶりてぶりでかいわする*2
ぼくのほかにもしんちょう170cmいかのせんしゅはこびとのようにちいさくかかれるぞ!
じつはいんたいごもずっとよこはまひとすじだぞ!


☆三浦大輔 YB
鉄よりも固いリーゼントがキマってる。
実家は花屋だぜ夜露死苦。タバコは10代後半でやめました。
本作のことは気に入っており、試合中にみずしな先生デザインのタオルを使ったこともある。その割には漫画での扱い割とひどかったけどな(特にアテネオリンピック辺り)。
実際の彼は持ち馬達にもリーゼントと命名するほどリーゼントのキマり方こそそのままだが、ヤンキー度は控えめで真面目で義理堅く、入団から引退まで25年もの長きにわたりベイスターズ一筋であった。
コーチや二軍監督を経て2021年からベイスターズの監督を務めており、2022年にはチームを2位に導く躍進を見せた。


☆渡部高史 YB-BW-M
見てわかるマンっス。
リアクションが冴えるササ願序盤の功労者。
表情が顔に現れやすい弱点のせいでマリーンズにトレードされたのが最後の出番ッス。
なお引退後、漂流事故を起こしたフェリーに乗ってて一瞬だけ目立ったッス。


☆谷繁元信 YB(-D)
のーん!
ひらがなでしゃべるべいすたーずのきゃっちゃーなのら。
こんなキャラになったのは高校の入学試験時に自分の名前を漢字で書けなかったという噂や、
作者がホエールズOB・遠藤一彦氏から聞いた「入団当初はサインの覚えが悪かった」という話をうんと拡大解釈したもの。
なお、作者が恐る恐るこのキャラ付けについて谷繁本人に尋ねたところ「まんがはよまないんでべつにいいですよ(大意)」と返されたとのこと。
谷繁本人は今作終了後くらいの時期から名捕手として評価され始め、後に中日ドラゴンズの監督を務める事から分かる通り頭脳派として覚醒したのら!
ちなみに「天真爛漫で人懐っこい」のは漫画通りだとか。
最終的にNPB最多の27年連続シーズン安打・27年連続シーズン本塁打*3・3021試合の通算試合出場最多記録等を残した。


☆石井琢朗 YB(-C)
いつも頼れるチームリーダー。本作で唯一ガッツリイジられてない存在と言っても過言ではない。
顔のシワネタが多いが、本人はこれに余りいい顔をしていなかったらしく途中からシワの描き方がソフトになっている。
2012年に惜しまれつつ引退。
漫画ではいつでも笑顔の温和な性格だが、前述のシワネタ嫌いの事から分かる通り現実の彼はかなりの激情家である。
引退後はコーチに転向し広島などで名選手を育てあげ、2022年からはコーチとしてベイスターズに復帰する。


☆進藤達哉 YB(-BW)
堅実な守備がアピールポイント。意外性のある打撃能力もそこそこであり彼がいる事で横浜への移籍を諦めた選手がいるほど。
ファッションセンスが酷いというネタが多く、作中では「ハマの中居くん*4」と言われている。
実際の彼はチームメイト想いではあったが野球に対してもストイックな性格で良くも悪くもチームへの愛着は薄かった。
引退後は独立リーグの監督やベイスターズのヘッドコーチ、編成部長等を歴任した。


☆鈴木尚典 YB
あまりに酷い守備も打撃でカバー。
名前はたかのりとよむ。だからなおのりじゃねーってば!
けど女子アナが間違えるのはセーフよ。
彼も横浜一筋の選手。2022年に斎藤隆らとともにベイスターズのコーチに就任。


☆永池恭男 YB-G(-BW-E)
福岡出身のシブヤ系茶髪内野手。
今見ると死語しか喋ってないぞコイツ。
チャラ男と思いきや指導者となった今、良い兄貴分的存在だとか。
現役引退後は各チームでコーチを歴任後、2016年からベイスターズのコーチとして手腕を振るっている。


☆波留敏男 YB(-D-M)
絶頂期のベイスターズを支えたガッツマン。又の名を「ハマの核弾頭」
そのガッツ爆発ぶりは遠目から見ても一発で分かるぜドカーン


☆五十嵐英樹 YB
ハマのヒゲ魔神。
ベイスターズ一いい人柄の中継ぎ投手。
なおこのような人格者になった理由としては、当初は地味キャラという位置づけだった事に本人がキレたからである。


☆駒田徳広 G-YB
強引なギャグは彼におまかせな通称「ハマの満塁男」。
えっ、見間違い聞き間違いが得意!?
最初はなぜか後ろ姿しか登場しなかった。
何気にジャイアンツの生え抜きでFAした唯一の選手である。
ちなみに連載中に娘「駒田真子」氏*5が生まれ、回文になるその名前をネタにされていた。


☆戸叶尚 YB(-BW-E)
チーム屈指のイケメンナルシスト。
トカピーはちょっとキレやすいんだよ。
後輩のイケメン福盛を敵対視しているが、リアルではその後永池・福盛と楽天で再会することに…。


☆西清孝 (FDH-)C-YB
ササ願後期のマスコット。無口。
プロ13年目で初勝利をあげる等苦労人で地味な実績の割に、語らずシュールな行動を見せるキャラとして登場回数は多い。
何してんだ西さん。


☆川村丈夫 YB
ネガティブ思考の極み。世紀末に出番急増も恐怖の大王は現れず。
実際の彼は流石に漫画ほどのネガティブ思考ではないが、やたら多かった被本塁打数に関しては自虐することもある。


☆ローズ YB(-M)
英語しか喋れないマシンガン打線の核。
口癖はWHAT?
外国人選手は肖像権が日本より厳しいのに良く出れたものである。


☆中根仁 Bu-YB
盛田幸希との交換トレードで近鉄から入団した、佐々木の高校時代の1年先輩。
さすがのササキ様でも頭が上がらない。


☆近藤昭仁
連載初期の監督。スクイズスクイズ!
自称「ノーアウトかワンナウトでランナー3塁のときはスクイズしないと死んじゃう病
選手からの嫌われ方は散々たるや、彼の前ではササキ様もツッコミキャラとなる。
基本的にこの漫画は選手、監督とも必要以上に悪く描かれない作風だが、彼だけは徹底的にこき下ろされた
ベイスターズの監督退任後はロッテでも監督を務めたが、そこでも発言を叩かれたり悪夢の18連敗に巻き込まれたり。
ロッテに移籍した渡部→近藤「やぁやぁよく来たね渡部くん」→凄く嫌な顔をされる→そしてこのネタが最終回前の近藤、渡部の最後の出番となった。*6


☆大矢昭彦
連載中期の監督。優勝への礎を築く…?
=⊂⊃=⊂⊃=この頃はやる大矢なんて呼ばれてなかったんだお…
ただし心配性な気質等は当時からネタにされていた。


☆斎藤昭夫
大矢政権下での鬼コーチ(ニヤリ
|||||||やらないアキヲ?言われようのない事だろjk


☆権藤博
連載後期の監督。ベイスターズを日本一へ導いた。右手が右頬から離れることはない。
2倍本気を出す時は両手を頬につける。



【ベイスターズ以外の登場人物】


  • 高津臣吾 YS(-ホワイトソックス-メッツ-YS-ヒーローズ-ジャイアンツ傘下3A-新潟アルビレックスBC)

自称・ササキ様のライバルであるクローザー。
…も、その一方的な感情が佐々木の眼中に入っていない可哀想な人。
最終的に『+』にて佐々木の後を追いメジャーに行ったら佐々木がNPBに戻ってくるという行き違いが発生してしまった。
『混セでSHOWTIME』では川崎憲次郎、小坂勝仁と共に「あげあしトリオ」を組んでいた。
リアルでは2020年よりヤクルトの監督に就任し、2020年の1年のみであるが友人である隆をコーチとして迎えている。
翌年には前年最下位だったチームをリーグ優勝・日本一、2連覇へと導いた*7。まためっちゃ明るい性格だったらしい。


  • 宣銅烈 (ヘテタイガース-)D

ササキ様のライバルその2。二つ名を「コリアの至宝」
眉毛を書けばササキ様そっくりのまんまる君。


  • 浜名千広 FDH(-YS-M)

ササキ様の後輩、タカシの同級生。
パジられるのはご愛嬌。試合中に福岡から横浜まで麦茶をパシらされたりとか。
守備の名手だったが持病持ちだったこともあり2004年に引退した。


  • 金本知憲 C(-T)

ササキ様の後輩。
かの「アニキ金本」であろうとササキ様の前ではパシりとなるのはご愛嬌。
浜名同様、広島から横浜まで麦茶をパシらされたりとか。
石井琢朗と同じく、2012年に惜しまれつつ引退。
なお実際の性格はこの漫画のササキ様みたいな感じ。タカシに当てはまる選手はさしずめこの人


  • 前田智徳 C

カープが誇るサムライ。バットに名前をつけて愛でていたが、愛するバット達は次々と折られ…(←オールスターの風物詩)
この漫画に限らず各媒体で求道者のようなキャラ付けをされていたが引退後に判明した彼の本性はスイーツ大好きなおもしろおじさんであった。口下手なのは事実であったが。


  • 松坂大輔 L(-レッドソックス-インディアンズ-メッツ-FSH-D-L)

謙虚に見えて実は傲慢なルーキー(当時)
だがササキ様の投球にビビる面も。
晩年は怪我もあり精彩を欠くも、なんの因果かこの漫画に出てくる選手で最も長く現役だった。今はオタクとなり声優と共演して感極まってたりする。


  • 大貝恭史 F

ププ会広報部長。
巻頭選手紹介に載った割には出番が…


  • 大島公一 BW(-E)

ププ会会長。
様々な場面で頼れるいい人。


  • 仁志敏久 G(-YB)

ププ会に勧誘され入会。
どの漫画でも小さめの体格につぶらな瞳が強調されている彼だが、本作では当初風船で体のサイズをごまかしていた。
実は現役晩年はベイスターズに移籍し活躍し、後に二軍監督に就任した。


知らない人はいない名選手。
当時から一流の選手である事は変わりなく、ベイスターズの日本一に最後に立ちふさがったのも彼である。
とはいえ当時はパ・リーグ所属という事もあり余り絡まなく、絡んでも嫌味な性格を見せていた。


  • 小坂誠 M(-G-E)

ププ会にしつこく勧誘され事実上の会員に。
打って走れて守れる会の名物選手。
作者は入会させる予定だったが、1997年オフに球界で発覚した脱税事件の影響*8により有耶無耶になった。


  • 新庄剛志 T(-NYM-SF-NYM-F)、久慈照嘉 T(-D-T)

ササキ様では脇役だが『混セでSHOWTIME』で大活躍。
小柄なため子供と見られることを嫌うが実際に子供っぽい久慈に対し常識人の新庄がツッコミを入れるというキャラ付けだった。
なお現実の彼らは新庄のほうが色んな意味で子供っぽい性格で、久慈はストイックな一匹狼と真逆であった。とはいえ当時の新庄は見た目通りイケメンでスマートな印象が強かった為、基本他の漫画でも扱いはこんな感じである。今では考えられない......
新庄は2022年からはファイターズの指揮を執る。


  • 松井秀喜 G(-NYY-LAA-OAK-TB)

ゴジラの愛称で知られ、本作と同時期に同じ雑誌の別作品で主役を務めていた未来のメジャーリーガーも、ベイスターズが主役のこの漫画ではやっぱり脇役。その分に比べてぐんと普通に描かれているが
オールスターにて、同じ高校出身で当時絶好調だったダイエー・村松有人の弱点をセ・リーグのメンバーに尋ねられ答えるも、「酢豚のパインが食べられない」というどーでもいい内容だったので役に立たなかった。*9
『混セでSHOWTIME』では先輩だが巨人入りが同時期の長嶋一茂と「大型新人コンビ」を組んでつるんでいた。実績は雲泥の差だが。*10


  • 葛西稔 T

阪神で活躍した中継ぎ投手。
彼のみプロ時代ではなく、佐々木とタカシの高校時代を描いたおまけにて登場した。なぜかオカマキャラとして
基本的にこの漫画のキャラの性格は誇張あれど元ネタのある事が多いのだが、彼に関しては何故オカマになったのかは不明である*11
大学卒業後阪神タイガースに入団、投手としてそこそこ活躍したが、特に2000年前後、同じくクローザーの遠山奬志(漫画には未登場)と交互に登板した「遠山・葛西スペシャル」が有名か。



他にもオールスターシーズンになるとヤクルトの古田やオリックスの仰木監督と言った当時の名選手、名監督はそれなりに登場していた。




連載中の98年にベイスターズは奇跡の優勝を果たす。
おかげでマンガはバカ売れ、作者みずしな先生の元にも多くの取材が来たそうだ。
この漫画のおかげで野球に興味を持った読者も多いだろう。
99年オフ、佐々木が実際にFAを宣言、マリナーズに移籍したことをうけ、『第一部完』として連載は終了。
佐々木が日本球界復帰を果たすと、期間限定で復活。その時の連載分は『ササキ様に願いを+』に収録されている。


前述の通り、近藤監督以外は選手や監督、チームを必要以上に批判する事はなかった作風も人気を博した理由の一つであった。
やくみつるとかいう横浜ファンな割に選手の好き嫌いが激しい野球ギャグ四コマ業界&掲載誌の先輩漫画家は「みずしなは甘い」と寝言を抜かしていたようだが、実際のところマイルドなキャラ付けの為選手たちには受け入れられており、三浦が作者がデザインしたタオルを使用するといったことも。
一部難色を示す選手もいたが、その場合は要望を汲みネタやキャラの性格を変更するなど、選手達には敬意を払っていたこともこの作品の魅力といえるだろう。
…え?それでも扱いが酷い選手がいる? …きっと器が大きい人だったのでしょう。
近年のみずしなは4コマ誌・4コマ漫画からは事実上撤退し、アニメにもなった『いとしのムーコ』など動物をメインにした漫画を一般誌で描いているが、現在もたまに横浜の後身であるDeNAの選手の漫画・イラストをTwitterやInstagramにあげることがある。


連載時期が連載時期なので1990年代後半の選手が多く、2021年、松坂の引退により登場人物全員が元プロ野球選手となった。
ただし何の因果か2022年現在のベイスターズの首脳陣が揃っているので、ディープなファンなら今からでも楽しめるかもしれない。





(石井琢朗)タカシ!ササキさんがサイパン(自主トレ先)まで追記・修正しに来いって!
(斎藤隆)またオレかよ~!?(泣)



[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,3)

[#include(name=テンプレ3)]


  • 今の佐々木の家庭の問題見てると笑えない… -- 名無しさん (2014-09-09 21:49:03)

#comment

*1 このエピソードはコミックスにも書かれている
*2 会話内容は話し相手が代弁する。連載末期は伝える内容が白抜きで書かれた
*3 ギネス記録。
*4 SMAPの中居正広の事。今思うとそれはそれで双方に失礼なあだ名である
*5 現在はプロ雀士となっている
*6 実際はそれ以降もリハビリ中のササキ様が以前の登場人物に会いに行く回や、最終回にも登場している
*7 ベイスターズの前身の1960年の大洋以来二度目の快挙
*8 ここでは詳しい説明は避けるが、執行猶予付き実刑判決と1998年開幕からの一定期間出場停止処分(さらに横浜では同期間2軍戦の出場と練習への参加も厳禁とする厳罰措置を採った)を受けた万永の登場が自粛されたため、ププ会ネタが描けなくなってしまったのが理由。同じ理由で波留も登場が自粛された
*9 実際の村松氏が本当に食べられないかは不明
*10 とはいえ一茂は野球はさっぱりだったが、タレントとしてはボンボンキャラとして人気を博している。
*11 とはいえ90年代後半のみずしな氏はこういった性的マイノリティをネタにする事は多かった

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧