遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記

ページ名:遊_戯_王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記

登録日:2012/05/13 Sun 22:34:14
更新日:2023/11/20 Mon 11:55:29NEW!
所要時間:約 7 分で読めます



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遊戯王 dm4 gb gbc konami デュエルモンスターズ クソゲー 非ocg レオ・ウィザード カードのオマケ ブラッド・ヴォルス 遊戯王ゲームシリーズ ゲームボーイカラー コナミ ゲーム 3バージョン 攻撃力1350 バージョン分け 遊戯王商法 王様:不遇 社長:普通 凡骨:優遇 付属カード:神のカード




『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記(バトルオブグレイトデュエリスト)』とは、2000年12月7日に発売した遊戯王ゲーム。ハードはゲームボーイカラー。カラー専用。
DM1から続くOCG準拠ではないゲームは本作を最後にDM7まで一旦途切れる事になる。


遊戯王初にして今に至るまで唯一のバージョン分けソフト。遊戯デッキ、海馬デッキ、城之内デッキの3バージョンで発売された。


勿論遊戯王のゲームお馴染みの付属カードは健在。バージョンによって内容が違う。


◆遊戯デッキ

  • イタクァの暴風
  • 魔封じの芳香
  • 催眠術
  • [[磁石の戦士γ>磁石の戦士(遊戯王OCG)]]
  • [[破壊輪>破壊輪(遊戯王)]]

◆海馬デッキ

  • 磁石の戦士マグネット・バルキリオン
  • フォース
  • 旧神の印
  • [[ブラッド・ヴォルス>ブラッド・ヴォルス]]
  • アクアの合唱

◆城之内デッキ

  • セベクの祝福
  • 竜殺しの剣
  • 攻撃の無力化
  • マジックアーム・シールド
  • ドラゴンに乗るワイバーン

※赤字はパラレルレアが存在する。


また、初回限定特典としてそれぞれのデッキにあのオシリスの天空竜オベリスクの巨神兵ラーの翼神竜が付属していた。
ただし、デュエルでは使えないコレクターカードである。



バージョン毎にそのキャラクターが主人公という設定で、使えるカードと使えないカードがある。
クリア後は使えるカードが少し増える。というかクリア前は制限がかかっているという表現が正しい。
収録されているカードは全900種類。


◆システム
本作では独特のレベル分けがなされている。
攻守どちらかが一方でも1350を上回ったら生け贄1体、2030を越したら2体、2800オーバーだと3体必要。
つまりブルーアイズは3体生け贄が必要。


あのレオ・ウィザードを輝かせたシステム。


舌魚、ベヒゴン、ディスク・マジシャン、マーダーサーカス・ゾンビの5体は生け贄無しで出せる最高打点である1350ラインとしてある意味切り札的な存在感を誇った。
そしてこいつらの種族の偏りなどから本作では海デッキが実は強かったりする。
DMUから続くデッキキャパシティ、デュエリストレベル、召喚魔族制度は健在。


入れれるカードはデッキキャパシティとデュエリストレベルによって管理されており、カード毎に設定されている数値のデッキ全体の合計が前者を越してはいけないし、後者よりカードのコストが高いとデッキに入れる事すら出来ない。



召喚魔族制度は有利な召喚魔族に属するモンスターが不利側に属するモンスターに攻撃したら、攻撃力や守備力関係無しに倒せるというもの。
クリボー(黒魔族)で青眼の白龍(白魔族)を倒せるという感じ。


風→土→雷
↑   ↓
森←炎←水


黒 → 白
↑   ↓ 
幻想←悪魔


の2グループに分けられる。
また、神魔族というものも存在し、こちらは召喚魔族の優劣でやられる事は無い。
儀式モンスターと三幻神が属する。ただし、プレイヤーは儀式モンスターは儀式を介さないと出せないが、相手は直接出してくる。


このゲームでは千年の盾やゲート・ガーディアン青眼の究極竜なんかも儀式に入る。
ぶっちゃけ究極竜もゲート・ガーディアンも重すぎて使いにくいので、使うならコスモクイーンやゼラ辺りになる。


肝心のゲーム内容だが



クソゲーである。



◆問題点
全体的な問題点は非常に対戦バランスが悪いことだろう


  • 前述した生贄のシステムも正直無理矢理と言わざるをえない。一応下級モンスターに上級モンスターが負けるのを防ぐためだが・・・

  • デッキによって格差が激しい。端的に言えば、何故か城之内デッキが妙に強く遊戯がやたら弱い。

ちなみに原作では遊戯が一番強く城之内が一番弱い。


遊戯デッキ:効果モンスター…では無く大嵐、死者蘇生光の護封剣、洗脳、トラップ・マスター、メサイアの蟻地獄、一角獣の角などの専用強化魔法
海馬デッキ:サンダー・ボルトブラック・ホールウィルスカード、トラップ・マスター、巨大化、ベア・トラップ、オベリスクの巨神兵、ほとんどの強化魔法
城之内デッキ:強欲な壺、ブラック・ホール、闇への手招き、ハーピィの羽根帚心変わり激流葬ラーの翼神竜、ほとんどの強化魔法


ちなみに慣れてくると一番やることが少ない海馬デッキが微妙と言われることも多い。


  • バージョンごとに使えないカードがあると書いたが、それどころかすべてのバージョンで使うことができないCPU専用カードも結構ある。主に儀式で出てくる神魔族本体のこと。

  • 一部魔法、罠カードのコストがおかしい

  • 儀式召喚が弱い。

  • 原作カードが弱い。

  • 海馬の使用したカードで生け贄なし出せるのがサイクロプスだけ。

  • 神のカードもそれぞれのデッキでしか使えないが、使える神のカードをドロップするのもそのデッキで戦えない相手。よって通信必須。

  • 前作も同じだが、ボスを倒さなくともパスワードを入ればエンディングが出る。エンディングも手抜き。

  • BGMにしても本作の半年前に発売したDM3からの流用が見られる。挙げ句の果てにはメモリすら流用していたり……。

クリスマス商戦に間に合わせる為だろうが。


  • 各バージョンで戦えないキャラがいる。まぁこれは原作尊重なので問題点かどうかは微妙だが。

  • シリーズ全体に言えるが、付属カードもそのデッキの5枚の中から3枚がランダムで封入されている。そのため全部揃えようとすると最低6本買わなくてはいけない

その上本作収録カードのほとんどはたった半年後に構築済みデッキに収録された。企業態度もひどい。



◆評価点

  • デュエルのテンポが大幅に改善されている。

  • 罠カードは発動条件を満たすまで場に残り続けるようになった。

  • 流用されてる部分はあるが、BGM全般は良質。


◆対戦相手
□ステージ1

激流葬止めて激流葬
梶木は他の罠カードを投入していないため罠が仕掛けられた場合激流葬で確定。
あまり見かけないが切り札は神魔族の要塞クジラ


  • シモン・ムーラン

DMシリーズ恒例のキャラクターだが今作ではまさかの本田ポジションに。
最大攻撃力は300。キャパシティ稼ぎの相手に。


罠貫通しないサイコ・ショッカー
何気にサイコ・ショッカー含め固有の★7のモンスターカードを3種類投入している。
原作通り洗脳をデッキに組み込んでおり、こっちのモンスターを奪っていく。


何故かダイナソーはつかない。
モンスターカードで統一された脳筋仕様の構成。
ちなみに竜崎は原作でも魔法・罠カードを使っていない。


初期デッキの火力では上回れない守備力を持つ兵隊アリと2枚の強化カードが意外に厄介。
炎魔族で燃やすのが効果的。ただし対策の水魔族による返り討ちに注意。



□ステージ2

  • レアハンター

何故かエクゾディアパーツを場に召喚する。
地味に攻守1000なのでちょっと面倒。


ブラマジを倒せる幻想魔族を大事に。
死者蘇生を絡めたコンボで生贄1体で済むキラードールを呼び出す事も。


  • 人形

オシリス使い。
気付いたら電気カタツムリにことごとくやられているのはよくある話。


オベリスク使い。
融合を多用する。よく召喚されるのがヴァルキリー。



□ステージ3

トゥーンは生け贄を用意するのが大変デース☆
生贄無しで出てくるサクリファイス系列が非常に極悪。


□隠しステージ1

守備力1400のせいで生け贄が必要なハーピィ
山フィールドに対応したモンスターで組まれており、デッキの火力を底上げする。


おなじみ機械族デッキ。
デッキの特性上フィールドに対し非常に弱いため効果抜群。


遊戯デッキでは自分と戦う事になるので戦えない。
オシリスをドロップする。



海馬デッキでは戦えない。理由は後年明かされる。
オベリスクをドロップする。


城之内デッキでは洗脳される関係上戦えない。
この中では一番強い。生贄召喚で出てくるのは全て神魔族の儀式モンスター。
ラーをドロップする。


□隠しステージ2

  • カイザー海馬

三幻神全てのみならず青眼の究極竜青眼の白龍3枚を投入した超ヘビーデッキ。
よく手札事故を起こしブルーアイズを捨てる。


  • ごんぶとり遊戯

今となっては懐かしの人。薄幸の美少女。


ペガサスまでは前のステージのキャラ全員に5勝すれば次のステージへ。
隠しステージはパスワードを入力する事で登場。ただし、一度に1キャラしか出せず、別のキャラと戦った後に戦いたければ再度入力しなくてはならない。



対戦相手毎にドロップするカードの種類は決まっており、勝つとその中からランダムで1枚手に入る。杏子がくれる。
また、特定のパスワードを入力しておけばそれに加えてGちゃんこと双六もカードをくれる。全魔法・罠カードからランダムに貰えるため性能はピンキリが。



地味に対戦相手17人全員デュエル時のBGMが違う。通信対戦時にも専用のBGMあり。



◆余談
「やっぱり遊戯王ゲーか」としか言いようが無い、カードのオマケと言うに相応しい出来だということは間違いない。


とはいえ評価点も多々ある。特にテンポの改善は当時の子供達は好評だった模様。


酷いバージョン分けだが、仕様にほとんど違いがなかった『クロスハンター』よりはマシ。


ちなみに本作の一週間後の12月14日に発売したポケットモンスタークリスタルの売り上げは187万本、こちらは出荷本数だが250万本以上。キャラゲーでは過去最高。
クリスタルがマイナーチェンジで購入者がちょっと少なかっただろうという事を差し引いても凄い量である。まあこのデキだと決して褒められたものではないが……



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  • 海馬の使用したカードで生け贄なしで出せるのは、グラップラーとロード・オブ・ドラゴン、ガーゴイルもあったはず。前2者は発売当時、海馬本人が使ってたわけではないけど。 -- 名無しさん (2013-10-06 19:10:17)
  • パンドラ戦のBGMが一番好き -- 名無しさん (2014-01-21 07:31:10)
  • 儀式モンスターをほぼ投入してるから手札事故を起こすマリクよりも、事故を起こさない闇バクラの方が厄介だったな -- 名無しさん (2014-06-16 23:10:38)
  • 250万以上っても複数購入推奨のようなランダム封入にバージョン分け三本合わせてならクリスタルより多いというわけでもなさそうな -- 名無しさん (2014-06-16 23:40:36)
  • まぁゲームバランスをまともにしようと頑張っていた痕跡は認められる。当時はOCGからしてバランスもへったくれもなかったし -- 名無しさん (2014-09-21 18:23:28)
  • ↑3 マリク最強なのは使ってるデッキが弱いから(性質上遊戯か海馬になる)。 -- 名無しさん (2014-09-21 18:58:01)
  • カード化されてないオリジナルカードがかなりあるよな
    タロンズオブシュリーレンがなんか好きだったんだけど日本にどの程度知ってる奴がいるのか…
    タルワールデーモンはまさかのカード化だったわ -- 名無しさん (2014-09-21 20:03:42)
  • 南大洋の魔王(サザン・オーシャン・ディアボロス)がとてもかっこよく感じる -- 名無しさん (2014-11-07 18:02:43)
  • 儀式が弱いと言うが、これでも過去作と比べたらまだマシだからなあ・・・w(DM2:生け贄固定が苦しすぎてただの産廃 DM3:デーモンの召喚とか投入コスト軽くて普通に強い上級出せばおk) -- 名無しさん (2015-01-16 14:15:25)
  • そもそも儀式自体OCGでもそんなに強くnアバーッ!! -- 名無しさん (2015-02-07 18:43:54)
  • 儀式が弱いというより儀式の準備段階で勝ててしまうことも少なくない。指定モンスターのステータスと召喚魔族の相性次第だけど、儀式出来る段階になると基本最後のダメ押しになってることが多い。 -- 名無しさん (2015-02-07 19:52:09)
  • 人形の対戦前後の顔グラが怖すぎて画面を見れなかったのが懐かしい -- 名無しさん (2015-02-07 20:58:52)
  • 某wikiでは遊戯王史上最悪のクソゲーって評されてた記憶あるけどBGMは名曲だしレベルの調整もあれはあれで面白いデッキ構成ができるしなかなか面白かったと記憶してる。こうして見てみると商法がアレなのは否定しようがないが -- 名無しさん (2016-01-17 19:03:10)
  • 商法はなんかもうそういう時代だったから -- 名無しさん (2016-03-21 14:00:01)
  • 何が糞って手に入りにくい特典カードを即再録ということ、特典強カードの幽閉すら2年は開けてる -- 名無しさん (2016-05-22 10:37:13)
  • 海馬がバクラと戦えない理由って何だろう? -- 名無しさん (2016-06-18 01:53:03)
  • ↑2幽閉賄賂とかぶっちゃけサブキャラの一発カードなんだから再録遅れても問題ないだろうからなあ・・・根本的な問題は、主人公のカードをプロモでばかり出すコンマイの糞商法であって -- 名無しさん (2016-08-13 09:49:53)
  • ぶっちゃけバージョンの格差を除けば比較的遊べなくはないレベルなんだけどな。良ゲーではないが明確なクソゲーではない。正直真DMに比べたらまともな方 -- 名無しさん (2016-09-02 15:21:28)
  • クソゲー扱いされるのは大体エアプカタログのせいだよな…問題点とかほぼコピペだし -- 名無しさん (2016-10-08 17:53:28)
  • なんで全部のカードを手に入れる前提で書かれてんだろ -- 名無しさん (2016-10-08 18:14:12)
  • 今やってるけど好きなカードが使えないことを気にしなければ普通レベルだよな。イシズ戦のBGMの疾走感とかすごい -- 名無しさん (2016-10-15 12:21:30)
  • 某wikiではDM3は良作・DM4はクソゲーみたいな極端な書かれ方してるけど個人的に今一つ納得しかねるんだよな…。テンポの高速化とか、モンスター効果は使わない・魔法は空撃ちする・制限カードは守らないの敵AIの大幅改善なんかは評価に値すると思うし、バランスの悪さ等の短所を加味しても一長一短に思える。 -- 名無しさん (2016-11-01 22:18:36)
  • イシズ戦のBGMはDM3の使い回しで、しかも真DMからの逆輸入なので… -- 名無しさん (2017-10-13 15:47:32)
  • 遊戯ver買うとまごうことなきクソゲーを体感できる。カードプールが貧弱すぎる -- 名無しさん (2017-10-13 16:41:14)
  • 始めて買う時「誰が城之内デッキなんか買うかよ!遊戯デッキに決まってるだろ!HAHAHA!」とかゲーム屋あたりで高笑いした記憶がある・・・w結構昔だけど。 -- 名無しさん (2018-10-20 19:06:21)
  • 当時城之内くん大好きだったから迷わず城之内デッキ買ったわ。特典のラーが美しすぎてずっと眺めてたなぁ… -- 名無しさん (2019-02-19 04:14:30)
  • 商法は最悪だがゲーム自体の酷さはDM7、DM8、真DMほどではない -- 名無しさん (2020-02-20 16:25:53)
  • コナミで最も売れたゲームだったが、最近になって桃鉄が更新したんだとか -- 名無しさん (2021-03-07 22:16:09)
  • 遊戯デッキはなんだかんだ戦略性があるから面白い -- 名無しさん (2021-08-01 08:35:14)
  • 遊戯版だったと思うけどリバイアサン→効果でフィールドを「海」に→メガ・サンダーボールとリバイアサンで融合で双頭の雷竜のコンボをよくやったな -- 名無しさん (2021-11-26 19:09:32)
  • ライトローミディアムが令和の世にまさかのOCG化たぁね... -- 名無しさん (2022-01-20 09:11:19)
  • むしろ3が過大評価だよ、アレってデメリットアタッカーがレベルそのままでバニラとして実装されてる体たらくじゃん -- 名無しさん (2022-04-18 17:43:41)
  • やっぱりソフトによって使えるカードが決まっているのはどうにも。せめてポケモンみたいに手に入るカードは制限あるけどカード自体は全てのカードが使えるならまだよかったのだが。 -- 名無しさん (2022-07-14 06:02:14)
  • 秒殺の暗殺者とスカルビショップもそこそこ活躍するゲーム。山発動中の舞さんのアンブレラキメラとサファイアリサーク に苦しめられたなぁ。 -- 名無しさん (2022-10-02 20:01:45)
  • そのデッキで使用出来るキャラカードをそのデッキ単体だと手に入れづらい、入手出来ないのは問題じゃねえかな。遊戯デッキだとオシリス以外にエースとなるブラマジガールも入手しづらかったり -- 名無しさん (2023-10-21 09:12:50)

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