登録日:2020/05/02 (土曜日) 17:08:50
更新日:2024/05/17 Fri 11:34:40NEW!
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遊戯王 遊戯王dm 浪川大輔 海 漁師 漢 海の男 要塞クジラ 伝説のフィッシャーマン 遊戯王登場人物項目 梶木漁太 シーステルス 海竜神 言ったもん勝ち
どうだ!これでも海を攻略したとほざくかぁ!
「梶木漁太(かじきりょうた)」とは「遊☆戯☆王」の登場人物である。
CV:浪川大輔
後の遊戯王ARC-Vでは赤馬零王を、遊戯王SEVENSではオーティスを担当している。
●目次
【概要】
本作に登場するデュエリストの1人で、王国編から登場。
褐色肌に鍛え抜かれた肉体の上半身裸の男(バトルシティでは流石に上着は着ていたが)で、
一見するとカードゲームをやるようには見えないが、全国大会3位の実力者(アニメ版より)である。
性格は見た目に違わず豪快な熱血漢で、方言交じりで喋る。ちなみに一人称は「オレ」だが、方言の影響か「ワシ」だと勘違いされることも多い(同じく方言交じりのダイナソー竜崎が「ワイ」なので混同されていると思われる)。
そして困っている人は放っておけない優しい一面もある。
実家は漁師をやっており、ある嵐の日に父親と生き別れになってしまう。
そのことから海の恐ろしさを知り、新しい船を買うことを目標にしている。
【本編での活躍】
デュエリストキングダム編
船を買う資金を得るため、王国での大会に参戦。
サバイバル戦を強いられる大会のルールを利用し、海で採った魚を餌にしてデュエリストをおびき寄せるという、
少々強引な手を使い、闇遊戯と対戦。
序盤こそ海フィールドを利用したシーステルス戦法で優位に立つも、
「俺は月を破壊する!」というさらに上の俺ルールでシーステルス戦法を攻略され敗北した。
バトルシティ編
その後開催されたバトルシティにも参戦。
富美野水族館でシャチと戯れいている最中に現れた城之内と対戦する(アニメ版では風邪をひいた女性飼育員の代わりに水族館でシャチのショーを行っていた)。
今度は熱血漢同士の激しい攻防が繰り広げられ、最後はある思いから攻撃力の高いモンスターを蘇生できず、それが敗着となった。*1
アニメ『遊戯王デュエルモンスターズ』最終回のエンディングでは、漁船に乗って意気揚々と港に帰ってきたところを、デュエルの準備をしたエスパー絽場兄弟に出迎えられた。
【使用デッキ】
見た目通り、魚・水・海竜族といった水属性モンスター中心のデッキを使用する。
海フィールドを利用し、見えない所から攻撃を仕掛ける「シーステルス」戦術を得意とする。
同時期に登場したカードを海に捨てたりデッキにカードを仕込んだりする人らとは異なり、
上記のような俺ルールを多用する傾向は強いものの、正々堂々とした戦いを好み、敗北も素直に受け入れる真のデュエリスト。
3位止まりだったのはおそらく、当時の大会ではフィールドが実装されてなく、本来の実力が出し切れなかったからだと思われる。
- デビル・クラーケン
イカの通常モンスター。ATK1200。
攻撃力は高くないが、シーステルスにより一方的に攻撃を仕掛けてくる。
王国編で遊戯が使うやられ役のモンスター「インプ」「グレムリン」を破壊した。
攻撃名は「粉骨砕身(ゲソ・サブミッション)」
- 海月-ジェリーフィッシュ-
クラゲのモンスター。
OCGでは通常モンスターだが、原作・アニメ版では海のモンスターが苦手とする電撃攻撃を吸収するモンスターとして登場した。
更に原作のみ『電撃攻撃を吸収すると攻撃力・守備力が強化される』という効果もあったようである。
- 海竜神(リバイアサン)
王国編での切り札。ATK1800。
OCGでは通常モンスターだが、こちらでは攻撃と同時に海フィールドを作り出す効果を持ち、相手の展開を封じる。
アンティとして賭けられていたので作中ではレアカードに分類される模様。
しかし攻撃力自体はさほどでもないのでたった1マス残った荒野フィールドに居座った岩石の巨兵に手も足も出せなかった。ダメージ覚悟で攻撃しておけば岩石の巨兵も海中に沈んだのでは
OCGではダイダロス一族という有能な後輩?が登場した。
- メガロドン
遊戯を仕留めるため召喚。ATK1500。
王国編では以上の4枚しか使っていない。
そしてATK2000のカース・オブ・ドラゴンの全体攻撃でジェリー・フィッシュ以外を破壊され、ライフを2000から0にされ敗北した。計算間違ってないかって? 後のゲーム作品みたいに『海で強化されるモンスターは荒野で弱体化(攻撃力・守備力が30%ダウン)する』みたいな補正が働いたんじゃないかな?
- フライング・フィッシュ
バトルシティ編で使用。ATK800。
攻撃力は低いが、飛行能力を持ち落とし穴が効かない。無効にした後に勝利できたりはしない。
OCGでは通常モンスターだが、原作同様落とし穴が効かない。単に攻撃力1000未満で対象外だからだが。
相手が召喚した時にフィールドのモンスター全破壊。
原作では相手モンスターのみ。
OCGでは全フィールドが対象になったが、全体除去はやはり強力で、一時期は制限カードにまでなっていた事も。
OCGでは専用サーチカードの「海竜神の激昂」が登場した。
- 半魚獣・フィッシャービースト
陸も水中も攻撃可能なモンスター。ATK2400。
さりげなく梶木のデッキで一番攻撃力が高いが、原作効果の悪魔のサイコロであっさりと倒された。
地味に☆6でありながらステータスはあの「真紅眼の黒竜」と同じという高いステータスを誇る隠れた強カード。
梶木の言葉を信じるならレアカードらしいし何ならリバイアサンなんかよりずっと強いのでこっちをアンティにしてくれたら活躍の機会もあったろうに……
OCG化は2期とかなり早かったがこの時期としては珍しく原作性能そのままである。
水属性モンスターとしては高い攻撃力を持ち、更にノーマルでの収録だった事もあり*2長らく初心者の味方、水属性デッキのフィニッシャーとして活躍していた。
後に「伝説の都 アトランティス」の発動下ではリリースなしで召喚できる「ジェノサイドキングサーモン」や「ギガ・ガガギゴ」に取って代わられた。
しかし今では「インフェルノクインサーモン」で出せるレベル6の素材としたり、「トランスターン」で「超古深海王シーラカンス」に繋げることも可能。
因みにアニメでは何故か《海》によるステータス上昇が受けられていなかった。
キーカード
・伝説のフィッシャーマン
バトルシティ編における梶木の魂のカード。
ステータスはさほど高くなくレアカードではないものの、梶木はこのカードに父の面影を見て大切にしている。
ステルス戦術の要でもあり、実戦でも活躍するが、このカードへのこだわりのあまり勝機を逃してしまう。
その後は城之内に託され、戦士族でもあることからそれなりに出番がある(まあ噛ませ役が多いが)。
OCGでは生け贄が1体必要な上級モンスターになるが、「伝説の都 アトランティス」ならリリース無しで出せ、ステルスも再現できるが、その分プレイヤーがダイレクトアタックを喰らうことになる。
ただその影響でアニメ版では原作での登場場面を別のモンスターに差し替えられたりもしてしまったが。
後に2世や3世も登場する。
・要塞クジラ
梶木の切り札。
OCGでは儀式モンスターだが、漫画では通常召喚可能な効果モンスターである。
OCGではリメイクモンスターも登場する。
こちらもアンティで城之内がゲットしたが原作・アニメ含めて一度も城之内が召喚したことがなかった地味に不遇カード。
というかアニメではOCG通り儀式モンスターにされたのだが肝心の要塞クジラの誓いを渡してないので儀式召喚すらできない、そこは渡してやれよ…。
詳細は項目にて。
・海
梶木デッキにおけるキーカード。
OCGではパワーアップカードでしかないが、こちらでは海に適応していないモンスターの攻撃を防いだり、
自分のモンスターの姿を隠したりするなど様々な効果を及ぼす。ぶっちゃけやってることはこの後戦う事になる闇のプレイヤーキラーとそこまで変わらない
そして、立体映像であるが故に遮蔽物等を貫通するため、これを利用した「シーステルスⅡ」が編み出された。
でも召喚したモンスター名を宣言しないのは反則なのでは?という疑問もある。
【名台詞】
- 「穴から気泡が漏れて居場所がわかったぜよ!」
海で「モンスターBOX」に隠れたモンスターの位置を看破した時の台詞。
海がすごいというよりはモンスターの呼吸まで再現するソリッドビジョンがすごいのでは…
- 「じゃが今の攻撃でパンサーウォリアーも吹っ飛んだはずじゃあ!」
「マジックアームシールド」でフィッシャーマンを盾にされて倒された時の台詞。
要塞クジラには全体攻撃能力でもあったのだろうか。
- 「さらに要塞クジラの能力『ホエール大回転(スピン)』!パンサーウォリアーを振り落としてやるぜよ!」
攻撃してきたパンサーウォリアーに対する台詞。
これがカードゲーム的にどういう効果なのかは不明。
単純に戦闘での反撃…と解釈するべきなのだろうが、この後の梶木のセリフが「ターン終了時パンサーウォリアーは消滅する」と若干言い回しが独特である。
【余談】
遊戯王では言ったもん勝ちの俺ルールは珍しくないが、彼のデュエルでは特にカードゲームの枠を破ったプレイングが敵味方から頻出する。
かの有名な「攻撃するのは…月!!」をはじめ、ある程度ルールが厳密化されたバトルシティ編でも
海フィールドの一部を実物のプールに隠すシー・ステルスや、水中に沈んだモンスターBOXから気泡が漏れてモンスターの居場所が分かるなど
明らかにソリッドビジョンありき……というかそれルール的にどうなってんの?というような描写が大量にある。要塞クジラの戦闘なんか最早ただのアクション漫画である。
「海」というフィールドの持つポテンシャルが作者の想像力を羽ばたかせるのかもしれない。それゆえに予想もつかぬ大迫力のバトルが楽しめるのもまた梶木戦の魅力である。
- 専用BGM
好青年であるがストーリー上さしたる重要キャラではない。しかし何故かデュエルリンクスでは専用BGMを貰っている。
羽蛾は竜崎や骨塚、キースと同じ曲。城之内ですら本田、舞と共用だというのに彼だけ専用曲の理由は不明。
とはいえ彼は「敵ではあるが悪漢ではない」キャラクターのため、竜崎はともかく悪役でまとめられている前者グループと、遊戯の仲間でまとめられている後者グループのどちらにも入らない特殊な存在。
故に事実上の専用曲となっているだけかもしれない。(同じような立場のエスパー絽場は兄弟がいるためかモクバ等と同じである。)
肝心のその曲は彼を思わせるかつてのゴエモンシリーズを思い出させる和風ロック。聴き応えがあるため機会があればぜひ聞いて欲しい。
このカードだけは追記、修正できなかったんじゃ…絶対
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▷ コメント欄
- 梶木が居なかったら水属性モンスター不遇問題はシャークまで続いてたと思うと、有能な奴だなって -- 名無しさん (2020-05-02 17:41:03)
- 序盤でちょこっと使った激流葬が今でも通じるカードになろうとは・・・ -- 名無しさん (2020-05-02 17:55:56)
- 名は体を表しすぎな名前 -- 名無しさん (2020-05-02 18:18:51)
- 正直やってることは羽蛾並みに汚いというかバトルシティ編の城之内の対戦相手全員イカサマ野郎すぎる… -- 名無しさん (2020-05-02 18:27:00)
- 汚いっつーか、漁師らしく獲物を捕らえるための領域を作り出すのに長けてるイメージ。少なくともルール違反はしてないし -- 名無しさん (2020-05-02 19:00:29)
- やってるこた闇PKと大差ないんだが、城之内くんはATMと違って「臆病者」とか煽らないから助かった -- 名無しさん (2020-05-02 19:54:46)
- 弟にピーピングさせた絽場や事前に相手のデッキへカード混ぜた羽蛾と違って梶木はあくまでデュエルフィールドやデュエルディスクの仕様上許されてる戦術しか使ってないから闇のPKに近いデュエリストではある。カード名言わないのがセコイ気がする点も両者共通(もし磯野さんがジャッジで立ち会ってたら注意してくれたかもしれないが……)。 -- 名無しさん (2020-05-02 20:08:28)
- 梶木戦はカードゲーム的におかしな展開が特に多いな。月破壊やシーステルスもあれだが要塞クジラの戦闘処理マジで意味わからん。 -- 名無しさん (2020-05-02 20:19:33)
- でもほかの決闘者に比べて負けた時は潔いから好感度が高い -- 名無しさん (2020-05-02 21:19:25)
- 珍しくまともな父親を持つ遊戯王の人物でもある -- 名無しさん (2020-05-02 22:53:17)
- ↑3城之内もドラゴンに乗るワイバーンを原作ルール無視して融合召喚したターンに殴ってるから、多分マジでデュエル構成練る時間無かったんじゃないかな -- 名無しさん (2020-05-03 00:40:55)
- ルールミスについてはぶっちゃけ他のデュエルでも割と見られるし、突っ込むのは野暮ってやつだよ正直。5枚縛りもちょくちょく破ってるし、ライフや手札の調整ミスってる時あるし、オベリスク生贄にするシーンとか名シーンであると同時にバトルシティルールでは不可能だし。 -- 名無しさん (2020-05-03 03:27:43)
- ↑6闇のPKは決闘内容は普通だけどペガサスの思惑シンディア以外全部知ってるからデュエル外で悪人という遊戯王には珍しいタイプ。梶木は別に腹に一物抱えてたりしないのでやっぱり語弊がある -- 名無しさん (2020-05-03 04:03:03)
- 冒頭で父親と『生き別れ』ってなってるけど親父さん生きてたの?『死に別れ』じゃないの? -- 名無しさん (2020-05-03 05:44:37)
- そもそも遊戯王はカードゲームの漫画でなく、遊戯王の漫画をカードゲームに落とし込んでるのだから、現実のルールと混同してはいけない -- 名無しさん (2020-05-03 07:53:42)
- あの頃ってTRPGのノリもあるし -- 名無しさん (2020-05-03 08:02:31)
- あの大会で全国3位って事は羽蛾か竜崎のどっちかに負けたって事だし、そもそもあの大会遊戯と海馬が出ないならいいやって実力者が辞退してる出涸らしみたいな代物だから、アニメ設定は逆に株が落ちる気が… -- 名無しさん (2020-05-03 09:17:40)
- ↑4 生きている可能性は低いが、死体が見つかったわけではないので梶木は父親がどこかの海で生きていると信じてる -- 名無しさん (2020-05-03 11:23:07)
- 貧乏人の味方半魚人フィッシャービーストを生み出した偉い人 -- 名無しさん (2020-05-03 13:47:47)
- 「やっぱり、俺にはこのカードを墓地には置けんぜよ。」って昔はバカにしちゃったけど、今となっては気持ちはわかるなぁ -- 名無しさん (2020-05-04 00:34:41)
- 梶木の屁理屈のおかげで海は初期カードにしては異様なくらい派生が多い -- 名無しさん (2020-05-05 12:01:29)
- デュエルリンクスでは専用BGMがある等結構優遇よね -- 名無しさん (2020-05-07 13:35:21)
- 城之内がドーマ編のヴァロン戦で「こんなに熱くなれるデュエルは久しぶりだ」と言っていたが多分この梶木戦がヴァロン戦以前の熱くなれた最後のデュエル なにせ城之内の相手は卑劣な奴が多いから…(シーステルスも微妙なとこだが) -- 名無しさん (2021-02-14 01:07:26)
- と言うか竜崎や羽蛾より明らかに強いんだけど3位なのは準決勝辺りで羽蛾と当たったけど羽蛾の性格上なんかイカサマしたんじゃないかと思えてくる・・・ -- 名無しさん (2021-04-08 00:07:40)
- ↑1 その可能性は否定しきれないところではあるな…原作での羽蛾の所業を考えると。 -- 名無しさん (2021-07-15 17:02:29)
- ↑2羽蛾を過小評価しすぎ。あいつ遊戯相手に結構善戦してたから、海攻略されただけで詰んだ梶木より普通に強い、描写的には舞の一戦目(対城之内)より上に見えるぐらい。…竜崎はまぁうん、カードパワーだけなら梶木より上っぽいし…。 -- 名無しさん (2021-07-15 18:58:52)
- 嘘だろキング -- 伝説のフィッシャーマン (2022-07-07 21:01:07)
- 海をなめたらいかんぜよ… -- 名無しさん (2022-07-07 21:57:08)
- 海の広大さを盾に好き放題してる印象強いから、言ったもん勝ち感強い原作だとルールに愛されてる -- 名無しさん (2022-11-08 22:35:58)
- 活躍のところの「ペースを乱されて敗北した」っていうのと、「ある思いから敗北の道を選んだ」っていうのは語弊があるんじゃ?前者は月を攻撃して海が干上がったら間髪を入れずにカースオブドラゴンと燃え盛る大地のコンボ使われて負けてる。梶木にはもうターンが回ってこなかったんだからペースも何もない。後者は城之内がハリケーンを引けなかったら、少なくともパンサーウォリアーはフィッシャーマンで倒せてたわけでその後の勝ちの目はあった。結果的に要塞クジラを出さなかった(出せなかった)ことが負けにつながっただけであって自ら敗北を選んだわけじゃない -- 名無しさん (2024-04-23 04:33:54)
- 土佐弁喋ってるから準決勝は西日本代表になった竜崎と当たったのだと思ってたわ。 -- 名無しさん (2024-04-27 18:31:19)
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*2 フィッシャービースト登場以前の☆6モンスターで攻撃力2400以上のモンスターは全てウルトラレア以上で入手方法が限られていた。
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