第一回オリエンテーリング(めだかボックス)

登録日：2012/05/03 Thu 00:00:00
更新日：2023/11/20 Mon 11:55:22
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漫画『めだかボックス』で黒神めだかが後継者育成のために考案したプログラムの一環。

●後継者育成プログラム概要
球磨川の「言葉の暴力」に耐えた5人は全員一時的な飛び級によって箱庭学園の生徒となり、生徒会執行部の見習いとして学園生活を共にする。
その上でプログラムの目玉として、現執行部とゲーム形式で戦う「オリエンテーリング」を実施し、5人が後継者たりえるかどうか見極める。

第一回オリエンテーリングのテーマは「宝探し」（トレジャーハンティング）で、めだかが学園敷地内に隠した「宝物」を早く見つけだした者が優勝。
ただし宝のありかには「委員長連合」が待ち構える関門を突破しなければ辿りつけない。
本人曰く「宝物」はそれだけでとても価値のあるものらしいが、なんとなくオチが読めた候補生達が納得しなかったので
「優勝者には好きな賞品（後述）を一つだけ与える」という副賞も付けられた。

●関門
◆第一関門「暗号文」
めだかから渡された地図の裏に書かれた暗号を解き、そこに書かれた場所を探る。
めだか曰く「5分かかって解けなかったらもう帰っていい」
まさに5分どころか5時間かかっても解けなかった庶務がおり、そのことがきっかけで物語は大きく動くことになる。

◆第二関門「読書対決 逆スフィンクスゲーム」
門番は図書委員長のぅ私さんこと十二町矢文。
挑戦者がぅ私さんに本に関するクイズを出題し、それにぅ私が答えられなかったら通過できる。
何回でも挑戦できるが、一回挑戦するごとに所持品を何か一つ賭けなければならず、候補生達はキャラ崩壊の危機に陥った。
ここを突破すると道が二手に分かれており、「ルートC」と「ルートS」のどちらかを選択する。

◆第三関門ルートC「盤上四連勝負 キャスティングボード」
門番は風紀委員長の雲仙冥利。CはCRAZYCHILDの略。
チェス・将棋・リバーシ・囲碁による対決を同時に行い、勝てば通過できる。
実際に戦ったのは冥利が選んだ風紀の1年生で、風紀の新人育成にも使われたらしい。

◆第三関門ルートS「不人気投票 仲間割れ選挙」
門番は選挙管理委員長の大刀洗斬子。SはSLEEPの略。
チームの中で一番嫌いな人に記名投票し、最多得票を集めた嫌われ者だけが通過できる。
当然自分自身には投票できず、また嫌っている理由も書かなければならない。
ルール的には全員が違う人に入れれば全員通過できるが、誰に入れるかの相談も禁止されている。
どういうわけか第2回人気投票と時期を重ねて行われ、その結果も相まって全員が「球磨川に有利すぎる」とツッコんだ。

◆第四関門ルート2「痛みの殿堂 完全神経衰弱(パーフェクトメランコリィ)」
門番は保健委員長の赤青黄。
ジョーカーを含む2組のトランプを使って神経衰弱を行う。
ただし、数字だけでなくマークも揃える。つまり全く同じカードを引当てないと揃えたことにならない。
完全ターン制で、カードを揃えても一組ずつしかめくれない。
勝敗はポイント制で、取ったカードを「2」が2点～「A」が14点の計416点に換算して奪い合う。
ジョーカーはシャッフルカードで、ジョーカーがめくれた時点で全てのカードは並べ直され、ジョーカーのペアを引当てた場合互いの得点をシャッフルする。
敗者は赤さんの能力で「微熱程度」の軽い病気を発症させられる。

◆第五関門ルート1「猟理の食人 超理実習」
門番は食育委員長の飯塚食人と米良孤呑。
部屋中にある「今日が旬の食材」を使って料理を作り、米良に「おいしい」と言わせたらクリア。

◆第八関門「猫追い犬(キャットドッグ)」&「闘犬(ドッグファイト)」
門番は飼育委員長の上無津呂杖。
部屋の中にいる20匹の猫を檻に閉じ込めればクリア。
だが真の課題はそのあとに出題され…。

◆最終関門「マジカルアドベンチャー 魔獣退治」
門番は美化委員長の廻栖野うずめ。
うずめが召喚した見えない魔物「ケルちゃん」を倒せばクリア。
ケルちゃんはうずめの空想の産物なので「倒す」方法などないのだが、あらゆる手を使ってうずめに「倒した」ことを納得させなければならない。

◆ボーナスステージ「めだ関門 屋上PK」
門番は黒神めだか。
五つ以上の関門を突破して宝に到達した者だけが挑戦できる、らしい。
PK一発勝負でめだかからゴールを奪った者は、それまでの経過に関係なく即優勝できる。
挑戦しなくても宝はもらえるが、めだかの制裁を食らうため実質失格となる。

◆宝の内容
「ここまでの冒険が何よりの宝物だ!」と書かれた紙(喜界島もがな曰わく『やっぱり』)

◆各自が優勝したときに貰える副賞
喜々津嬉々→生徒会長の腕章
鰐塚処理→書記の腕章
財部 依真→副会長の腕章
与次郎 次葉→会計の腕章
希望が丘 水晶→庶務の腕章
人吉善吉→副会長の腕章+権限
阿久根高貴→黒神めだかに対する挑戦権
喜界島もがな→お金
球磨川禊→『女子は全員裸エプロンで』『僕に傅け』（これにより『裸エプロン先輩』が定着）

◆第二回オリエンテーリング
第一回の実施によって執行部メンバーが欠けてしまったため、これ以降のオリエンテーリングは極めて小規模なものになった。
というかいずれもほぼ一発ネタなので、ここに併記することにする。

第二回オリエンテーリングは「テレビゲーム」。
黒神家が3億の巨費を投じて作った知育ソフト「道徳クエスト」を全員でプレイし、早くクリアした者が優勝。
道徳クエストは据え置き版とモバイル版の二種類が用意されたが、据え置き版は数十時間に及ぶスキップ不能のムービーがあったため全員が速攻で諦めた。
一方モバイル版は進行に応じていちいち課金しなければならず、
その上「課金で集まった金は優勝者が総取りする」という無駄に殺伐としたルールで行われた。
どこの誠京麻雀だ。

その上このゲームは全体的に理不尽な超クソゲーで、正規の手段では明らかにクリア不可能な代物である。
それもそのはず、実はこのゲームはマイナス十三組の面々に製作を委託した、心を折るためのゲームだったのである。

◆第三回オリエンテーリング
第三回の課題は「TRPG」。妄想力豊かなツギハがGMとなり、五人でセッションを行う。
この課題はセッションを観察して五人の個性を見極めるためのもので、対決ではない。
TRPGで対決なんかしたらリアルファイト待ったなしなのでこれで正解である。
もうこの時点でめだかは満足したため、ここでオリエンテーリングは中断され、五人には最終課題が出された。

以下「黒神めだかの後継者編」ネタバレ。

最終課題は「生徒会長選挙（戦挙ではない）でめだかを下すこと」

だが最終的に人吉善吉が圧倒的大差で勝利。第100代目生徒会長に就任した。

こうして後継者レースに敗北した五人だが、

何故か善吉が鰐塚処理を「第100代目書記」に任命。
彼女一人だけが学園に残り、後の4人は元の中学校に返された。

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▷ コメント欄

• キャッシュが無いため、livedoorの検索結果からサルべージしました。 -- 名無しさん (2013-09-09 21:02:00)
• サルベージに追記しました。 -- 名無しさん (2014-02-26 14:42:19)
• ドッグファイトとボーナスステージめだ関門が特に好き -- 名無しさん (2015-02-05 01:20:26)
• これで球磨川は一応善吉に勝ったんだよな。善吉の自滅だが。 -- 名無しさん (2017-03-04 22:34:29)

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