登録日:2012/06/01(金) 10:04:09
更新日:2023/11/20 Mon 11:46:50NEW!
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ff6 バグ ステータス 暗闇 回避 みきりのじゅず 魔法回避 vコーディー
回避率バグは、SFC・PS版のFINAL FANTASY Ⅵに存在しているバグの事。
貴方はFF6をプレイ中に「回避率の高い装備をしてるのに、そんなに攻撃を回避しないなあ」と思った事は無いだろうか?
勘違いや単に運が悪いだけと流したりしがちだが、実はこれ、そんな気持ちや感覚の問題では無い。
…そう、SFC・PS版のFF6では回避率は実際のステータスとして機能しない死にステータスとなっているのだ。
バグの概要を説明すると、ゲーム内部で回避率が適用されるべき箇所で魔法回避率の方が適用されてしまっており、回避率の存在が無いも同然となっている為に起こってしまっている。
とは言え実際のプレイでは、イマイチ実感していない人も多いかも知れない。
大体の敵は回避率も魔法回避率も持ち合わせていないし、装備で少しこだわらない限りスルーしがちな程度にしか回避率には着目しないからだ。
バグとして注目されたのも、作品発売からそれなりに後だし。
(魔法回避率が回避率も兼用している事だけは早期に発見されたらしい)
しかし確実にこのバグは、メリットとしてもデメリットとしてもプレイに影響を与えている…。
◆みきりのじゅず
バグの被害者(被害物)筆頭アクセサリー。
本来なら回避率20アップと、装備するだけで15.625%(FF6の回避率の分母は128の為)直接攻撃を回避してくれる、なかなか便利な物。
…しかしバグのお陰で装備する必要性は一切無し。作中筆頭の地雷アイテムと化している。
◆回避率は上がり魔法回避率は上がらないアイテム全般
量がそれなりにあるので列挙は避けるが、それだけの数のアイテムが該当してしまっているとも言える。
まあ、攻撃力なり防御力なりはちゃんと上がるので、みきりのじゅずよりはマシだが…。
逆に魔法回避率は上がり回避率は上がらないアイテム全般は物理も魔法も回避できる。
◆マインゴーシュ、ソードブレーカー
本来は回避率上昇と25%の確率で物理攻撃を回避する効果を持つ装備なのだが、バグにより回避率上昇だけでなく物理攻撃回避効果の方も機能していないという、二重に影響を受ける装備品。
因みに回避効果は無くても回避したようなエフェクトは出る。
なのでこれらを装備していて攻撃を回避したら、本来は他の装備で防いでいても武器で防いだようなエフェクトで回避する場合もある。
実に紛らわしい。
◆回避率は高いが魔法回避率は低いモンスター全般
此方は大体メリット。
これも数が多いので列挙しないが、特にメリットが大きいのはディッグアーマー(回避率100)、トンベリーズ(回避率150)、ゾゾ山のモンスター(回避率25〜120)、狂信者の塔のモンスター(全員回避率100)辺りか。
ディッグアーマー戦でバグが無かったら難易度は段違いだし、トンベリーズはカウンターを気にしなくて済む。
ゾゾ山や狂信者の塔では、攻略難易度の低下や踏破手段の多様化に繋がっている。
と言うより、モンスターについてはメリットなのが基本…例外も少しいるが(アスピドケロンとサムライ)
この影響でゾゾの町の正直者の「ゾゾ山のモンスターはすばしっこいから、確実にダメージを与えられる方法を考えておくといいぜ。」という情報の意味がなくなってしまっており、地味に彼も被害者である。
◆暗闇
え?と思うかも知れないが、何故かこの状態異常も影響を受けている。
どうやら命中率低下ではなく攻撃対象の回避率上昇で処理しているらしく、お陰でストラゴスのラーニング不可以外のデメリットが無い。
なので、墨を食らったりしてキャラがサングラスを掛けだしても、見た目以外は気にしなくて良し。
◆(通称)Vコーディー
最後に、バグを最大限利用した一種のテクニック、裏技を。
バグの影響で回避率が死にステータスになった代わりに、魔法回避率がその役目を担っている。
つまりは魔法回避率が高くなる装備で固めて最大値の128にしてしまえば回避率も同時に最大値になり、必中攻撃以外は気にしなくて済むのだ。
128まで高めるとなると実行可能なキャラクターが限定されてしまうが、単に魔法回避率を意識して装備するだけでもメリットの恩恵を受けられるので覚えておいて損は無い。(準Vコーディーとも。)
特にゲーム後半は魔法回避率が上がる装備品が手に入りやすいため、仕組みを知っていれば実行に手間がかからないお手軽さもある。
(回避率目的でエンハンスソードやライトブリンガー(ラグナロク)、イージスの盾やフォースシールド、ホワイトケープを選ぶなど。)
なおGBA版以降のリメイク版では修正され、物理回避が機能するようになったため実行不可能。
……かと思いきや、(騎士剣が装備可能な)キャラ限定だが、物理&魔法回避率を同時に128にできる装備の組み合わせが存在する。
余談だが、このテクニックの名前の由来はストリートファイターズZERO3のキャラクター「コーディー」。
コーディーはV-ISMというモードを選択すると自動で特定の攻撃を回避でき、そこから回避を極限まで高めるこのテクニックの通称にも流用された。
※原因
何故こんなことが起きてしまうのかというと、攻撃種類フラグの参照ミスにより、特定の処理で物理攻撃が魔法攻撃として判定されるバグがあるため。
「回避率バグ」の名前で広まっているが、バグがあるのは攻撃判定の方である。
ちなみに、「分身」はこの特定の処理の前に判定されるためちゃんと物理攻撃を回避できる。
上述のマインゴーシュ、ソードブレイカーはこの特定の処理の後なので物理攻撃を回避できない。
追記・修正よろしくお願いします。
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▷ コメント欄
- 回避率の影に隠れて忘れがちだが、体力の役立たずぶりもヤバい。いくらあげてもほぼ誤差レベル。 -- 名無しさん (2014-10-02 21:31:13)
- 6だけ項目立ててなんだが1の機能しない魔法や5の種族特性未実装、7の魔法防御と似たような設定ミスやバグはFFでは数多いのだ -- 名無しさん (2020-02-10 23:03:30)
- ロマサガ2のワンダーバングルもこれに近い? -- 名無しさん (2020-04-21 19:38:32)
- 気が付きにくい原因の一つにはFF6は必殺技や機械などの必中特技が非常に強いためそれに頼りがちというのもあるか -- 名無しさん (2021-10-06 09:42:39)
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