登録日:2012/10/01(月) 00:18:49
更新日:2023/11/20 Mon 10:55:51NEW!
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mtg 青 バウンス クリーチャー 長い 名前ネタ 実はそれほどでもない 意外と実用的 裂け目翼の雲間を泳ぐもの
ながァァァァァァァいッッ!!
説 明 不 要 !
―――何処かで聞いた台詞
追記・修正よろしく
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MTGのクリーチャーカード。
初出は時のらせん、レアリティはアンコモン。
裂け目翼の雲間を泳ぐもの/Riftwing Cloudskate
(3)(青)(青)
クリーチャー - イリュージョン
飛行
裂け目翼の雲間を泳ぐものが戦場に出た時、パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
待機3 - (1)(青)
(このカードをあなたの手札から唱えるのではなく、(1)(青)を支払うとともにそれを時間カウンターが3個置かれた状態で追放する。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1つ取り除く。最後の1個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなく唱える。それは速攻を持つ。)
2/2
あー、一旦性能は置いておいてだ。
長い。
しじょうちょうさぶによると……なんとかには及ばないが、名前がかなり長すぎる。
平仮名にすると「さけめつばさのくもまをおよぐもの」。
うーん、長い。
長い?
そう、このカードだが長い名前と思われがちなのだが実はそれほどでもない。
MTGや一般的なカードゲームならともかく、平仮名16文字なら異名や地位などが枕詞として付くデュエマなどの低年齢向けカードゲームではそれほど問題の無い長さである。
しかし、貴方は項目を見たとき思わなかっただろうか?
「うわっ、なっが」と。
英語名があるから、というのもあるだろうが……。
このカードの名前が修飾用途で使われる語ばっかりのため、冗長に取られるから、というのも理由の一つである。
分解してみよう。
“裂け目”
“翼”
“の”
“雲間”
“を”
“泳ぐ”
“もの”
……コイツ自身を表す語は“もの”。カヴーとかゴイフとかシェオルドレッドなどの固体名・種族名ではなくもの。
裂け目翼(?)があるものが雲の間をふよふよ泳いでる。
そんな感じのヤツ、それがもの改め裂け目翼の雲間を泳ぐもの/Riftwing Cloudskateさん。名前の9割が説明なのだ。
そしてその説明的名前のせいで長いと勘違いされがちなのがもの改め裂け目翼の雲間を泳ぐもの/Riftwing Cloudskateさん、ということ。
いちいち長い?サーセン
さて、何故ここまで冗長な名前になってしまったのか?
それはネメシス初出の雲間を泳ぐもの/CloudskateとMTGの日本語訳テンプレート化が理由である。
雲間を泳ぐもの/Cloudskate (1)(青)
クリーチャー - イリュージョン
飛行
消散3(このクリーチャーは、その上に消散カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生贄に捧げる。)
2/2
こいつの英語名(クラウドスケート)は直訳して「雲スケート」。
そしてスケートにはエイの一種であるガンギエイの意味もあり、ダブル・ミーニングになっている。(こいつの外観は雲の合間を飛ぶエイ)
そんな雲スケートさんに当時のMTG日本語訳者は「雲間を泳ぐもの」という中々に小洒落た名前をプレゼント。
ここまではいい。
時代は過ぎ去り時のらせん発売。
過去カードの再録・リメイクがテーマのエキスパンションだけあって、そこには雲間さんのリメイク版であるRiftwing Cloudskateが収録されていた。
MTGの翻訳は「前例がある場合はそれに則る(例外アリ)」というルール(所謂日本語訳テンプレート化)があり、Cloudskateは雲間を泳ぐものと訳され、そこから発展させていくのだが……。
この時のMTG翻訳者は“Rift wing”を裂け目翼と直訳。
雲間を泳ぐものにそれをのっけただけで訳了としてしまった!
裂け目翼の雲間を泳ぐもの/Riftwing Cloudskate誕生の瞬間である。
例外の一つである「似たニュアンスの名前にする」を使って「雲裂け目を泳ぐもの」とかにすればよかったものを……。
そのため、「妙に長い名前のアイツ」としてMTGプレイヤーの記憶に残ったのは果たして幸か不幸か……。
肝心の性能だが、名前とは裏腹に中々のもの。
cip能力としてブーメランが搭載された飛行クリーチャー。
送還系バウンス(クリーチャー限定)ではないから最悪土地を対象にとればしっかり場に出るので腐らない。
飛行持ち2/2なのでライフ削りやブロッカー、最悪チャンプブロッカーとしても使いやすい。
バウンスとしても直接的なアド損失に繋がらない、と素質は良好。
しかし、cip能力持ちとはいえ5マナ2/2飛行は少々どころではなく重め。
カウンター用にマナを残したい青としては2/2飛行のためにフルタップに近いマネをするのは怖いところ。
そこで待機能力(上記参照)が生きてくる。
とりあえず2マナで置いておいて、3ターン後にバウンスと供に出撃。前述の通りブーメラン型バウンスなのでジョークルや世界火なんかでもぶっぱなされない限りは相手の阻害が出来る見込みは大きいし、2マナ2/2飛行cipならマナコストも相応以上。
そのコスパを見込まれ、3ターンの遅れがあまり気にならない遅めの青デッキ(パーミッション、コントロールなど)で使用された。
スタンダード・エクステンデットではそれなりに使用されたものの、モダン以下の高速環境では待機3がネックでそれほど使用されていない。
しかしスタンダードでの実績を見込まれてか、デュエルデッキ「ジェイスVSチャンドラ」で再録。
今日も何処かでもやもやと漂いながら2点クロックを刻んでいることだろう。
追記、修正は雲裂け目を泳げる翼を使って優雅に雲の間を泳ぎながらでお願いします。
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- 編集しました。{水
ってなんだったんだろう -- 名無しさん (2018-09-14 17:03:43)
- 今となってはあんまり変には見えないという -- 名無しさん (2022-02-08 20:34:38)
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