蛇骨会(コータローまかりとおる!)

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登録日:2011/07/23(土) 20:35:50
更新日:2023/11/20 Mon 10:53:44NEW!
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コータローまかりとおる! マフィア 悪の組織 学園マフィア 鹿斗典善 紅バラ 白バラ 蛇骨会



蛇骨会(じゃこつかい)とは、漫画『コータローまかりとおる!』に登場する私立鶴ヶ峰学園に存在する学園マフィアである。


大きく分けて鹿斗典善が会長を務めた時と、紅バラ、白バラ2人が会長を務めた時の2種類がある。


以降は便宜上、鹿斗典善が会長時の蛇骨会を「第一期蛇骨会」、紅バラ、白バラが会長時の物を「第二期蛇骨会」とする。


以下重大なネタバレがあるため注意



コータローまかりとおる! の主な舞台である私立鶴ヶ峰学園は自由な校風で知られ、その最たる物が理事長が唱える「来る者は拒まず」と言うのものである。
故に鶴ヶ峰学園には入試がなく、誰でも入学出来る。そのためか鶴ヶ峰学園は空前にして絶後であろう国内最大のマンモス校であり、その生徒数は2万人を越える。


「来る者は拒まず」なため、全国から不良学生も入学してくる。比率から言えば、全生徒の内の数%であるが、2万人の内の数%である。


それは学園の秩序を乱すには充分すぎる勢力であり、一般の生徒にも被害を及ぼした。


それを危惧し、状況を打開するために組織されたのが応援団団長、鹿斗典善率いる学園マフィア、「蛇骨会」である。



■第一期蛇骨会
鹿斗典善を中心とした応援団や格闘技系運動部で構成された有志連合。
なお、この頃はまだ蛇骨会と言う組織名ではなく、単に有志による自警組織と言う立場だった。
以下のような目的やルールがある。


  • 力をもって力を制す

学園内の不良をボコって黙らせる。


  • 平和になったら解散する

力による統制がなされ、学園内が平定されたら解散すること。


  • D地区に逃げ込んだ不良は放置

不良にも居場所を与えることで追い込んでの暴走を抑止するため。これにより後にD地区は不良の溜まり場となり、学園内の無法地帯となる。


  • 活動時は仮面の着用の義務

不良の報復を防ぐために着用しているが、後に不良たちの間で「仮面の恐怖」として恐れられるようになる。
なお、典善は実力のため着用していない。(体格の都合で着けても無意味でもある)


蛇骨会の活躍により学園内に平和と秩序が取り戻され、蛇骨会は解散するに至った。


余談だが、この連日の自治活動と言う名の実践経験が鶴ヶ峰学園が「日本一の武道校」となった下地にもなっている。典善曰く、「なんとも皮肉な結果」



■第二期蛇骨会
第一期蛇骨会解散後、不良により再び乱れた秩序を正すために復活。
典善同様、学園を愛する紅バラと海外留学から帰国したばかりの白バラの主導の下、学園内の悪は是正され、不良は鳴りを潜め一時学園は安寧を取り戻す。残虐性においては第一期を上回っており、これが上述の「仮面の恐怖」の本格的な要因となっている。
しかし、白バラはそれだけには留まらず他校までその勢力を伸ばし、全国の高校の不良を纏め上げた。
この頃から蛇骨会と名乗るようになり、発足当初の志は無くなり、暴力、略奪、権力に魅了されてしまい、不良よりもタチの悪い学園マフィアとなってしまった。
これにより、紅バラと白バラは完全に決裂。紅バラは狂った蛇骨会のメンバーを粛清、是正するために獅子奮迅。結果、紅バラは蛇骨会を取り戻し、白バラは姿を消した。



■その後の蛇骨会
一連の騒動を見ていた典善は紅バラに惚れ、真紅に輝くルビーをプレゼントし告白するも血で汚れた自分には相応しくないと言い断る。
紅バラは真紅のルビーを蛇骨会を継ぐ者の証として、後継者に見合う人物の誕生を待つ(紅バラは功太郎を後継者として期待していた)。ここに「蛇骨会の遺産」が生まれた。
これを手にすれば、全国に存在する蛇骨会構成員10万人を手中に収めることが出来る。
そこに鶴ヶ峰学園風紀委員長として舞い戻った白バラこと、吉岡達也はD地区にある遺産を手にしようとするがあろうことか功太郎が遺産を飲み込んでしまった。


功太郎が遺産を飲み込んでしまった事により、事は収拾するかと思いきや、鶴ヶ峰学園、空手校内予選トーナメント決勝で功太郎と後百太郎が対決。
モモの蹴りが功太郎の腹に直撃し、功太郎は嘔吐してしまう。嘔吐物の中には真紅に輝くルビーがあった。審判を務めていた典善はルビーを回収する。


その後、典善は吉岡達也の刺客に狙われ、吉岡は遺産を手に入れることに成功する。


全国を滅びの渦に巻き込むことを画策する吉岡は人心を意のままに操る「傀儡の舞」を振り付けに加えたアイドルユニット「マリオネット」を結成させる。デビューライブにて、吉岡は蛇骨会の遺産の力をフルに活用。
会場に蛇骨会メンバー総員を結集させ、10万人と言うサクラを用意しライブを成功させるも、功太郎たちが渡ヶ瀬真由美の歌の入ったテープを流したことにより傀儡の舞の洗脳を解く。
蛇骨会の恐怖や権力が強いとはいえ長年の休止状態から10万人を復帰させ誘導できたのは「傀儡の舞」が絡んでいたことが暗に絡んでいる。


後に渡ヶ瀬真由美率いるバンド「ザ・コータローズ」の活躍によりマリオネットは力を失い、吉岡はメンバー全員を殺しCIAと手を組んだ。これ以降吉岡はその組織力を利用する必要が失った事もあり、蛇骨会は登場しなくなったため実質空中分解したと思われる。



蛇骨会と言う名前が登場したのは連載初期の第一部であり、その後のD地区編、学内予選編、全国大会編、バンド編を経て漸く伏線回収出来た。




追記、修正お願いします。


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  • 話を見る限り、白バラこと吉岡が蛇骨会の遺産を手に入れてからやったのが、10万人のサクラに利用しただけだったな。もし10万人の洗脳が解けなかったら吉岡は蛇骨会をどのように利用するつもりだったのかな? -- 名無しさん (2016-01-27 14:18:25)
  • ↑10万人の人気と暴動が目的。後はその話題を利用してマリオネットを大々的に売り出せるから。そのために最初の一歩での観客動員力と大事件が必要不可欠だった。マリオネットを簡単に捨てたのは失敗時用に手を組んでいたCIAに舞の威力を証明するため -- 名無しさん (2016-01-27 14:57:34)
  • ↑つまり最初からサクラ以外で利用する気はなかったってことかな? -- 名無しさん (2016-01-27 17:10:34)
  • ↑多分、CIAと組んでいなかったらそうなる。他に10万人の捨て駒と言うだけで色々な奴との交渉にもなれるし、バックがいないならいないなりに他の作戦でも使いようがあったと思う。 -- 名無しさん (2016-01-30 11:13:35)

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