ライフル(AC)

ページ名:ライフル_AC_

登録日:2012/07/10(火) 19:00:58
更新日:2023/11/07 Tue 13:58:01NEW!
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ac アーマード・コア 武器 汎用性重視 ac武器項目




-simple is best-




(#´神`)こんなチマチマした武器を使うくらいならグレネードを使いたまえ、諸君。


概要

ゲーム、ARMORED COREにおける武器カテゴリの1つ。広義的な意味合いで考えると「レーザーライフル」「パルスライフル」「リニアライフル」「スナイパーライフル」といった用語も存在するが、この項目では単純に実弾を発射する近〜中距離戦用武器であるライフルと、それに近い特徴を持つアサルトライフル、バーストライフルについて解説する。


特性

比較的短い間隔で実弾を連射して相手にダメージを与えるシンプルな兵装。初期機体はこれとブレードとミサイルのセットがお約束である。
(初期機体が選択制の4シリーズではその限りではないが)


シリーズ毎に大きく性能が異なる為、一概に共通点を挙げるのは難しいかもしれないが
基本的に弾単価が安く装弾数もそれなりで総火力があり、負荷も少ない上にサイトやロック速度もそこそこととにかくバランス重視の兵装である。


癖が少なく扱いやすい武器ではあるが、裏を返すと器用貧乏ということでもある。いや、中級者以上のプレイヤーからすれば語弊のある言い回しかもしれないが。
特にアーマード・コアを始めたばかりの初心者には、扱いやすいとはいえ敵を倒すのにはそれなりに纏まった量を当てる必要性が出てくるので、
回避動作やロック精度がおぼつかないとどうしても火力が低いと感じてしまい、バズーカマシンガンといった1発の威力や瞬間火力の高めな武器の方が使いやすいと感じるかもしれない。


こうして考えるとライフルの真価を発揮出来るのはある程度の腕を身につけてからと言えなくもないかもしれない。
しかしある程度ロックや回避に慣れてしまえば機動性重視の機体に安定して積める兵装となり、敵の攻撃を巧みにかわしながら高い火力を発揮できる武器となる。
LRの最大の壁の1つである悪名高きあのラスジナも、ライフル2丁の引き撃ちでチクチク攻めれば意外とアッサリ倒せてしまったりもする。


各世代のライフル


第一世代(初代~MOA)

初代よりずっと続いている代表的な武器ではあるが記念すべき初代では初期装備のライフルたった1種類しか存在してなかったりする。
PPで1種類追加され、2シリーズで計4種類、3シリーズで左腕の物含めて計10種類と段々数を増やしていったのである。


他に用語として初代からLRまでのシリーズに緑ライフルという通称がつく物が存在している。
これは初代シリーズのPPから追加された「WG-RFM118」という緑色のライフルが非常に優秀だったことが由来となっており、
以降のAAと3にもなかなかの扱いやすさを誇る緑色のライフルが登場したことで定着した呼び名である。


第二世代(2~AA)

産 廃
カテゴリ全体で総火力が足りない、熱量も中途半端。
EWG-RF-M15ならギリギリ産廃レベルではないが、こいつはこいつで

  • 威力はほぼ同値
  • 射程と熱量は上

という111ハンドと競う必要がある。一応弾数なら上だけどミッションではどのみち足りないし、逆にアリーナなら撃ち切る前に終わるという中途半端な弾数である…。


第三世代前半(3~SL)

SLでライフルとは別に新たに「アサルトライフル」というカテゴリが登場…したのは良いが産廃に片足突っ込んでる状態
この時点のアサルトライフルは後のNシリーズのバーストライフルとほぼ同じでありバーストライフル産廃伝説の始まりであった。


第三世代後半(NX~LR)

種類が増えると同時に性能差も目立つようになり使える物と使いない物の差が顕著になっていったりもした。
バーストライフル?一言で表すならただのロマン、もしくは産廃です。
Nシリーズのバーストライフルはカテゴリそのものが産廃に片足突っ込んでる状態。


…いい加減かもしれないが事実だから仕方がない。1トリガーで複数の弾を連続発射する武器なのだが、2発目以降も1発目と同じ場所を狙うという致命的な欠点があるため、相手が動いているとまず1発目しか命中しない。どうしてこうなった。


Nシリーズからは武器のカラーを変更できるようになったが、AAと3の緑ライフルが復刻パーツの1つとして存在している


第四世代(4fA)

4シリーズにおける対AC戦においては従来シリーズを遥かに上回る三次元機動とそれに追いつくためのロック精度が求められる上
低火力の実弾武器を阻むプライマルアーマーという要素もあり、今まで以上に困難な環境下での纏まった火力を求められる。
今までのシリーズと違って多数の企業が存在し、特にライフルは企業ごとに性能や特色の違いがはっきりと別れることになった。
といってもレギュレーションの影響を受けやすい武器でもあるので必ずしも下に記した解説通りというわけではない。


【GA社】
faの時代にライフルを1種類開発する。弾速遅い、カーソル移動遅い、装弾数が多い、それに伴い総火力が高いと如何にもGA社の製品らしい性能に纏まっている。
使用者は三大萌え嬢の1人メイや、粗製でお馴染みのドン・カーネルなど。


【BFF社】
ライフルが2種類、faの時代にアサルトライフルが1種類追加される。狙撃主体の企業故に精度の高さや射程距離は群を抜いて高い。瞬間火力にやや乏しいのが弱点か。
オリジナルナンバー1のベルリオーズや女帝メアリー、三大萌え嬢の1人リリウムに
ラインアークの守護神ホワイト・グリント、空気ハリなどといった多くのリンクスが愛用している。


【ローゼンタール社】
バランス重視の企業故に4の時点でライフル2種類、アサルトライフル1種類と一通りは揃っている。が、faの初期レギュでは何故か4に比べて異様に弱体化させられてしまっていた。現在では汎用性に優れた性能に落ち着いている。
ローゼンタール所属のリンクス他、4時代はオーメル所属のリンクスの多くも使用している。旧ホワイト・グリントもローゼンタールのアサルトライフルを使用。


【アルゼブラ社】
4の時代にアサルトライフルが1種類あり、faの時代に通常のライフルを1種類開発。とにかく発射間隔が短いのが特徴的で通常のライフルでさえアサルトライフルに匹敵する連射速度を発揮する。その分1発の威力は低め。
変人数学者サーダナや異端の虐殺人オールドキングなどが使用している。


【レイレナード社、オーメル社】
全く別の企業だが経緯の関係で同時記載。
レイレナードといえば抜群の瞬間火力を誇るアサルトライフル「04-MARVE」でお馴染みであり、レイレナードが壊滅したfaの時代ではオーメルに流れたレイレナード系の開発者が新たなアサルトライフル「AR-O700」を開発する。
共に装弾数が少なめだが1発辺りの威力が飛び抜けて高く、近距離での瞬間火力に優れている。
見た目の鋭さから突き刺して攻撃することも出来そうな気がする。というか4のOPでは実際にアリーヤがライフルで直接突き刺して攻撃するというフロムマジックを披露している。
「04-MARVE」はレイレナードのリンクスであるベルリオーズやザンニ、「AR-O700」はみんな大好き水没王子ことオッツダルヴァやマッハで蜂の巣な男カニスなどが使用している。



第五世代(V~VD)

Vでも立ち位置は大体同じで、中距離向きのKE武器。
初期はガトリングに喰われていたり、調整が入ったら入ったでKEの環境トップになったりハンドガンとセットで暴れたりと浮き沈みが激しかったが、Vでは最終的にまずまずの性能に落ち着いた。
VDでも性能はさほど変わらなかったのだが、レザスピ*1が強力すぎたせいで、ライフル使うならレザスピでよくね?となった上に
対レザスピのためにKE防御を高めるの主流となり、ライフルで咎められる相手が消滅するという悲しみを背負うことに。


第六世代(VI)

10年振りの新作となるACVIでも基本は一緒なのだが、白兵戦の間合いで戦闘するゲーム性故にスナイパーライフルが抹消され、
既存の「ライフル」カテゴリはアサルトライフル、バーストライフル、リニアライフル、そしてちょっと紛らわしいがバーストアサルトライフルに分裂した。
コンスタントに着弾が望めることから他武器で高めたACS負荷を維持する*2のには向いているが、これ単体でスタッガーに持っていくのは例え2丁並べても時間がかかると言う位置づけ。
またバーストライフル、リニアライフルはチャージ射撃機能を持つため過去作のライフルとは使い勝手がかなり異なる。


初期ライフルをはじめ割と序盤から入手できて弾数が非常に多いのだが、一部除いてほぼ全てのパーツで性能面に難があり序盤の難易度の高さ及び選択肢の乏しさに繋がっている。
特に跳弾システムにより実質的な有効射程が短く、雑魚相手ならともかくボスや重AC相手だとすぐに弾かれてしまう点と、連射が前提のライフルは射撃反動の影響が大きく、有効な腕パーツが限られてしまう*3のが問題。
売りであるACS負荷の維持にしても、そもそも重ショットガンはじめ衝撃残留の高い武器ならライフルに維持してもらうより、もう一丁同じ武器を持って短時間でスタッガーにもっていく方が時短面でも安全面でも都合が良い
つまり「一気にスタッガーを取り、直撃補正の高い武器の高火力を叩き込む」というAC6の推奨スタイルと「火力も衝撃力も低い弾を撃ち続ける」ライフル(特にアサルトライフル)は全くかみ合っておらず、かなり厳しい立場にある。
アサルトライフルはACS負荷の維持に関してもAC6全体のリロードがかなり重い仕様が悪い方向に働き、リロードタイミングが悪いと維持すら出来ないという有様。


総じて道中の雑魚を始末するのは得意だが、本作の難易度を引き上げているボス戦やAC戦にはあまり向かない。威力の高めなバーストライフルやリニアライフルならまだしもアサルトライフルは特に苦しい。
道中の雑魚なら他武器でもキックでもどうとでもなるので、特に初期Verアサルトライフルはシステムを理解する程に良く言えばわざわざ選ぶ理由が薄い、悪く言えば産廃武器種だった。


V1.02アップデートで一部除いて攻撃力やリロード時間、弾速が上方修正され、ぶっちゃけ重ショットガンには全く追いつけていないがミッションではまあ使えなくはないぐらいのパーツとなった。
V1.03.1ではリニアライフルに上方修正が入り、チャージ時の衝撃力と咄嗟の回避が難しい弾速によって対人においても注目されるようになった。またライフル自体はほぼ据え置きなものの腕部パーツの反動制御が全体的に底上げされ使いやすくなった。
ここに来てやっとライフルの時代が始まったと言えるかもしれない。



以下、簡単な解説。


【アサルトライフル】
フルオート式(ボタン押しっぱなしで弾が出る)のライフル。名前こそ変わったが過去作の「ライフル」に相当する武器。
初期武器である普及型と火力型が存在する。
普及型の方はアッパー調整も相まってそこそこの火力と高い連発性能、豊富な弾数に低負荷にフルオートととにかく扱いやすさに特化している。
これを片手にもって左手に高火力武器、あとは両肩にミサイルなどを積んでやれば大体のミッションはそつなくこなせる。
しかしながら射撃反動が重く、両手持ち(ダブルトリガー及びクロストリガー)では負荷が一気に跳ね上がる。
火力型の方は負荷を強めて連発性能を落とした代わりに単発威力と弾速(V1.02以降)を上げた感じ。連発性能が低下したことで逆にダブルトリガー適性は上がった。
全体としては何らかのメイン火力に添えるサブ武器といったポジションで、過去作のライフルと似た性能ながら立ち位置はかなり異なっている。


【バーストライフル】
チャージ機能を持つセミオート式のライフル。
「MA-J-200 RANSETSU-RF」の1本のみで通称ランセツ。
1トリガーで複数の弾を連続発射するのはチャージ時のみで、非チャージは素直な単発射撃。
手動連射しないといけないので手が疲れるが、射撃反動が低いのでダブルトリガーでも弾が散りにくい。衝撃値が割と高めなのでACS負荷を溜めやすいのもダブルトリガー向き。
チャージ射撃はぶっちゃけそんなに強くはないがスタッガー中の〆に使うぐらいなら十分。
元々ライフルカテゴリの中ではかなり良性能でそれなりに使われていたところに、アップデートによる性能強化の恩恵を最大級に得ており、産廃と揶揄された過去作のバーストライフルとは一転してかなりの優良武器となっている。


【リニアライフル】
チャージ機能を持つセミオート式のライフル。軽量型と火力型がある。
非チャージは単発射撃で反動の重さと引き換えに一発の威力と衝撃力、そして弾速を上げたアサルトライフルといった趣だが、チャージ射撃ではスナイパーライフルの如き弾速で高衝撃力弾をぶっ放せる。
チャージ攻撃の衝撃力は軽リニアですら重ショットガンの密着フルヒットを上回るが、チャージ故に二脚が逆関節では脚が止まってしまうのが難点。直撃補正が非常に高いのでスタッガーを狙う最後の一発かスタッガー中のダメ押しとして使うのが良いか。
軽量型は連発性能に優れチャージ攻撃も使いやすいが反動が非常に重くダブルトリガーには不向きなのでチャージと通常攻撃を織り交ぜるのに向き、
火力型は重くチャージ一発でオーバーヒートしてしまう代わりに通常射撃の衝撃力と弾速がトップなので通常攻撃メインで地道に削るのに向くと用途がハッキリしている。


【バーストアサルトライフル】
めっちゃ紛らわしいがバーストライフルとは別モノ。チャージ機能を持たないフルオート式。
過去作におけるバーストライフルのカテゴリに該当し、トリガーを引いている間3点バースト射撃を繰り返す。
「MA-J-201 RANSETSU-AR」の1本のみしか存在せず、バーストライフルのものと同じランセツの名前を持つ。区別する場合はランセツAR、弱い方のランセツと呼ばれる。
本作では白兵戦の間合いで戦闘するゲームデザインになったことで有効な間合いなら相手が動いていてもカス辺りせず全部刺さる。
更にバースト機構のせいなのか射撃反動がライフルの中で最も低く、よっぽど向かない腕を使わない限りはダブルトリガーでも全く弾が散らない。
このため近接でのダブルトリガーに最も向いたライフルになっており、こちらも過去作の汚名を返上できるぐらいの優良さはある。
ただしダメージ効率は低く、チャージも無いのでスタッガー中の追撃は別の手段を用意すべきだろう。
ちなみに「トリガーを引いている間、弾が出続ける」タイプの武器なのでバーストの名を持ちながらフルオート武器に分類されている。


『我こそライフル使い』と豪語出来る方、追記・修正お願いします。


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  • 素敵性能的には安定して優秀 -- 名無しさん (2014-05-19 20:39:48)
  • 産廃の代表格だったバーストライフルもVDで三バトが大暴れしたおかげで多少復権を成したけどな -- 名無しさん (2015-11-08 04:30:41)
  • MARVEの瞬間火力は実弾最強のフルサンシャインでも豆腐のようにボロボロにしてしまうレベル、で何が問題かっつーとタンクだとコレをハンガーに格納してしまえることだった。ただでさえ4系タンクは迎撃する分には困らない火力を備えている&AP勝ちで開幕は迎撃に徹することが可能なので、レールガンで堅実にスパスパ削って、逆転に来た相手を蜂の巣にする戦術は凶悪そのもの -- 名無しさん (2017-03-04 09:33:12)
  • 両手長ライフルはビジュアル的にはトップクラス -- 名無しさん (2017-09-20 11:31:17)

#comment

*1 レーザーライフルで相手を防御低下させたところへ、KEハイスピードミサイルを撃ち込む戦術
*2 ACS負荷は一定時間被弾がないと急速に回復してしまうが、例え跳弾であってもこの回復は阻害される。
*3 しかも大抵重い。姿勢安定が重要視される今作ではそれに絡む頭部、コア、脚部に妥協が見出しづらいため、腕部がダイエットの対象になりがち。

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