ミーシャ(FE)

ページ名:ミーシャ_FE_

登録日:2012/02/07(火) 21:50:55
更新日:2023/10/30 Mon 13:44:16NEW!
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ファイアーエムブレム fe トラキア776 ペガサスナイト 傭兵 美人 ミーシャ







母のことは関係ない


私たちは国にいる飢えた子どもたちを救うために働いている


パンやミルクを得る金がほしい。ただそれだけのことだ…



ファイアーエムブレム トラキア776に登場するペガサスナイト



【支援】
カリン→ミーシャの一方通行支援のみ。


【加入条件】
17章(西ルート)「レンスターゲイト」にて、カリンで会話をした後にミーシャを捕獲し、解放しないままシナリオをクリアする。



○容姿
シレジア人特有の深い緑のショートヘアに、白いバンダナを巻いている。
薄い水色の服にロングブーツ、そしてスリットから覗く足は黒いタイツでおおわれている。
公式イラストや「ファイアーエムブレムサイファ」ではごくごく普通の、というか無個性にすら見えるペガサスナイトだが、ゲームでは幸の薄そうな顔グラと辛気臭いセリフから割と印象に残る。
そしてこれまでのペガサスナイトキャラが幼さの抜け切れていないキャラグラが多かったのに対し、初めて登場した「きれいな大人」というグラフィックである。
最近ではすっかりありふれている大人タイプだが、当時はパメラやマーニャですら幼い外見だったこともあって割と珍しかったのだ。



○人物
自国の子供たちが飢えないようにするため、志を同じくするペガサスライダーたちとともに傭兵団を組織し、フリージ軍に雇われる。
戦いの動機はあくまで故郷の子供たちが飢えないようにするためであり、心優しく誇り高い性格。さらに高潔さもあり部下にも慕われている、という典型的な「仲間になりそうな女騎士」。


初登場の14章外伝「自由を求めて」では兵を貸すことになるが、上官のコッダに自分が指揮をすると毅然とした態度で臨むという部下想いの女性として顔グラのみ登場。
その後叱責と命令を受けて帰還させられる……のだが、14章外伝はトラキア776プレイヤーの大半が飛ばす章*1なのでミーシャが出てきたことを覚えていない人も多い。


次の登場は17章砦ルート「レンスターゲイト」で、ここではフリージ側の同盟軍(第三軍)としてリーフたちに襲い掛かる。
戦いの中で同郷人のカリンに説得されるが耳を貸さず、リーフたちに槍を向け続けた。
その後捕虜になったミーシャと面会したリーフたちは、毅然とした態度で死を選ぼうとするミーシャに直面。
騎士としての栄誉を重んじるドリアスはその意を酌んで、解放するのも侮辱だから栄誉のために殺してやるべきだと進言するもカリンがそれを止めて再度の説得にかかる。
「子供たちが飢えないようにするために戦う」という彼女の事情をミーシャの部下から話を聞いたカリンは、ここで死んだら故郷の子供たちがどうなるのかと説得。
さらにそれを聞いていたアウグストが「自国の子供が飢えないようにするために他国の子供を飢えさせるのか?それにロプトの子供狩りがシレジアで行われるようになったらどうするんだ?」と追い打ちをかける。
これまでの戦いで多くの部下を失い、さらに子供たちのためと信じていた自分の戦う動機が失われてしまったミーシャは混乱し、考える時間が欲しいとその場を退去。
その後レンスター解放軍に参加し、18章から自軍ユニット扱いで使えるようになる。


「愛と勇気の物語」であるファイアーエムブレムにおいて、トラキア776には飢えないために戦うという非常に現実的な観点に即したキャラクターが数名登場しているが、そのうちの1名。
あまりセリフが多いキャラではないので影が薄いのだが「仲間にするのが面倒くさい」「幸が薄そうな外見が美しい」「前作とのつながりがある」「ユニットとしてはかなり使える部類に入る」という点から印象に残るキャラ。
ただし砦ルートではもう1人、悩める女騎士としてアマルダというこれまた美しい女性が仲間になり、若干キャラがかぶってしまっている。
あちらには素敵なカップリング相手がいることもあり、その手の需要はアマルダ側に吸い取られてしまっている。
支援相手はカリンから10%受けるのみであり、2000年代の百合ブームの時はそのお姉さま系の外見から百合キャラ扱いされてひそかな人気を博していた。


後日談では新生シレジア王国の初代天馬騎士団団長として活躍したと伝えられている。
なおカリンは特に目立った功績は残さなかったようである。


彼女の母は前作『聖戦の系譜』の4章に登場し、シグルド軍に討たれたシレジア四天馬騎士の一人ディートバである。父は不明。



○加入条件
非常に面倒くさい。
次の章でFEシリーズ最難関のゼーベイアが登場するせいで比較対象にすらならないが、「2番目に仲間にするのが面倒なキャラ」を挙げるとすればミーシャは間違いなく有力候補に入る。
捕獲したまま制圧という条件自体はリフィスやセイラム、トルードなど他にも例があるのだが、彼女はペガサスナイトなので通常の方法では捕獲が不可能
そのためスリープ状態にして無理やり下馬させる必要があるのだが、その前に自軍のカリンで会話をしておかなければならない。
眠っている相手とは会話ができない。つまり1ターン目にさっさと昏睡させるという手段が取れないのである。


ミーシャ隊のAIは未だに解明されておらず、どのタイミングで南下を始めるのかが分かりづらい。
しかもリーフ軍の初期位置は森の上であり自由に移動ができず、ここに飛行兵が襲撃をかけてくる。
聖戦・トラキアの騎兵ユニットは「攻撃をした後にも再行動が可能」という特性を持っており、自由に動けないこちらのユニットをペガサス隊がちくちくと攻撃してくる。
だいたいしまいには混戦状態になり、カリンが育っていない場合はここで戦死しかねない。


眠らせる手段も厄介。前章で「スリープの剣」をちゃんと鹵獲しているかというところが生命線になるのだがこのスリープの剣の鹵獲がまず難しい。
さらにスリープの剣だと三すくみもあって当たらない可能性があり、重さが20なので追撃ができない。せっかくここまでうまくいったのにスリ剣が外れてやり直し、なんてのも割とよくある。
そしてここでもたもたしていると増援のミュラー隊が後ろから攻めてくるし、サイアスが登場するしで阿鼻叫喚になってしまう。


こんなわけで、攻略情報が分かっているプレイヤーでも結構苦戦を強いられるユニット。
ただしもう20年以上前のゲームなので、スマートな攻略方法なんて調べればいくらでも出てくる。
剣Aのラルフやディーンを使ってさくっと眠らせるか、スリープの杖を使ってさっさと眠らせてしまおう。
こんなところでひいひい言ってたら、次の章のメインディッシュで間違いなくゲームを積むから


杖ゲーと揶揄されるトラキア776だが、実は杖を縛ると16章でスリープの剣の鹵獲ができなくなるので絶対に仲間にできなくなるユニットである。




○ユニット性能

  • 初期値と成長率、CCボーナス

ペガサスナイト LV4
HP-28(65)
力-8(55)
魔力-13(15)
技-11(65)
速さ-16(80)
運-6(40)
守備-6(20)
体格-6(5)
移動-9(1)
武器LV-剣A槍A
スキル-なし
再行動-★
追撃必殺係数-2
所持品-ナイトキラー、かぜの剣、きずぐすり


最初から上級職(本作の下級職はペガサスライダー)である、いわゆるお助けユニット。
加入は18章からと遅く、同職のカリンやエダ兄妹が十分育っている可能性があり、飛兵は間に合っている。
極めつけが今作屈指の優遇ユニットであるディーンで、剣レベルAで体格の値も高いとほとんどミーシャの上位互換のようなキャラ。
そのためキャラ育成を前提にするプレイでは「趣味で使うユニット」「かぜの剣のおまけ」とバッサリ切られやすい。


しかし初期武器レベルがどちらもAなので乗馬・下馬状態の双方でかなり強く、成長率も抜群によい。
今作のお助けユニットは他作品の初期上級職と違って本当に即戦力であり、加入当初は叩き上げには劣るが「そこから育てれば叩き上げのユニットがかすむ」ほど強い(ディーン、アマルダ、デルムッド、セティ、ガルザスなど)。
ディーンの下位互換扱いしたがミーシャは魔力が高く、魔法剣との相性が高かったり敵の状態異常杖を受けなかったりと最終盤でも頼りになる。
加入時期こそ遅いが、ぶっちゃけ普通に強いユニット。趣味で使うユニットという評価は本当にキャラをじっくり育成していくプレイスタイルにおける評価であり、過剰な育成を求めないプレイではごく普通の強ユニットである。


ステータスにはこれといった特徴がないのだが、ここで武器レベルの高さが生きてくる。
室内マップで下馬を強要されるこのゲームでは、乗馬時と下馬時の仕様武器が異なるランスナイトやアクスナイト、ペガサスナイトなどの使い勝手が悪くなる。強い武器が使えないため火力が著しく不足するのだ。
なにせしっかりレベル20でクラスチェンジしてさらに上級職レベル20にしてもまだ使えない武器があるということにつながりかねない。
そのため剣の武器レベルが低い騎兵は終盤マップでかなり割を食いやすく、カリンやフィン、ブライトンなどを「釣り出し用のキャラ」「序盤用のキャラ」と割り切って運用する人も多い。
そしてそういうプレイスタイルでは「最初から移動力が9あり魔力も高く剣レベルの高いペガサスナイト」という即戦力は非常に頼れる存在になる。
このゲームは疲労度システムや終盤まで気の抜けないマップの多さなどから、強いユニットはいくらいてもいい。そういう時に非常に頼れるキャラであり、アマルダともども砦ルートを選ぶメリットのひとつである。


ぶっちゃけトラキア776は「かぜの剣のおまけ」「非常に頼れるキャラ」という評価が矛盾を起こさないくらいに遊び方の幅が非常に広く、ユニットの強弱をバッサリ切ることが難しい。
そのためユニットの強弱論から語るのではなく、たとえば「評価SSS狙い」「なんらかの縛りプレイ」「評価を狙わずじっくり育成」といったプレイスタイルの方からキャラを評価した方がいいだろう。
そしてすべてのプレイスタイルにおいてやたら強いキャラというのが文句なしの強キャラとなるのである。




追記・修正はミーシャを寝かせたままお願いします。


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  • カリンが死んだり捕獲されてると仲間になんないよ。 -- 名無しさん (2014-08-04 18:34:01)
  • この人カリンで話した後ちゃんと眠らせたのに、肝心の捕獲を忘れてクリアしちゃったんだよなぁ… -- 名無しさん (2014-08-04 18:38:32)
  • 足速いし終盤の出撃調整では結構重宝してる。 -- 名無しさん (2015-10-19 16:04:40)
  • 成長率はべらぼうに良いので、書を持たせてやればかなり良い線行く。 -- 音速少年 (2016-01-06 05:51:08)
  • 「可愛い女の子」ではなく「キレイなお姉さん」な雰囲気のPナイトの先駆け的存在、のような気がする -- 名無しさん (2019-11-02 21:18:32)
  • おしんは魔力が上がらないから中盤以降動けなくなるんで、全てのスタイルでとはいかないんじゃないかなぁ(前半~中盤のヘッドライナーなのはその通り) -- 名無しさん (2022-11-13 09:40:45)

#comment

*1 トラキア776の早解きのクリアターンは総ターン数で決まる。外伝を通るメリットはほとんどなく、外伝を通る理由の8割以上が「そこでしか仲間にできないキャラがやたら多いから仕方なく」である。14章外伝は難易度が高いだけでクリアターンがやたらかさむマップなのでまず通らない。

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