登録日:2012/07/01 Sun 01:24:14
更新日:2023/10/30 Mon 13:31:22NEW!
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STAR
TOURS
スター・ツアーズは、ディズニーワールド及びディズニーランドのアトラクション。
映像に合わせて座席(より正確には座席とそれを擁する箱型フライトシミュレータ)が揺れ動く体感型のアトラクションである。
本項では東京ディズニーランドのもの(スター・ツアーズ社トーキョー・ジャパン宇宙港・以下TDL)について記載する。
※以下に当アトラクションのネタバレが記載されています。閲覧時には留意してください。
◇スター・ツアーズの設定
映画『スター・ウォーズ』の世界観を元にしている。
時代設定は時系列順に見て再後期であるエピソード6よりも更に後の時代。
新共和国軍と帝国軍の戦いは続いてはいるものの一応の終幕を見せ、
乗客である我々ゲストは、星間旅客会社「スター・ツアーズ社」の惑星エンドアへのツアーに参加する。
キューライン(アトラクションに入るまでの並び通路)ではドロイド達が作業に明け暮れており、
各惑星・衛星への発着案内や、後に乗り込むことになる「スター・スピーダー3000」の実機もここで見ることが出来る。
このキューラインはTDLの中でも特に原作・原典のデザインイメージが強く、またおよそ旅客会社の趣ではないが、
これはスター・ツアーズ社が元反乱軍の軍人達によって設立されたものであり、嘗て軍用の格納庫として使われていた施設を流用しているため、という設定に因る。
ここで働くドロイド等も元反乱軍所属であり、C-3POやR2-D2をはじめ、
その同型機であり惑星ホスのエコー基地所属のR3-A2や、R5-D4の同型機R5-D2等の姿も見える。
◇スター・ツアーズ社
元反乱軍軍人達が中心となって設立した星間旅客会社。
ヤヴィン、ホス、タトゥイーン等の惑星間航行による宇宙の旅を提供していたが、その存在は短命に終わる。
これはスター・ツアーズ社が所有する各種スペース・クルーザーの操縦を担当するRXドロイドに問題があり、
勝手に航行コースを変更して軍用機と衝突事故を起こしたり、ブレーキ制御を見失う等の初歩的なミスが相次いだため。
これによりスター・ツアーズ社の信用は失墜し、倒産を余儀なくされた。
◇RX-24
アトラクションに於いてゲストが乗り込むエンドア行きの操縦士。愛称はキャプテン・レックス。
エンドアへの旅は出港直後からトラブル続きで、
- 出発ゲートを脇に逸れ格納庫に脱落した後、
<<ブ…ブレーキ、ブレーキィ…
ブレーキ何処ぉ!?>>
そこから出港し
<<…勿論予定の行動です!近道、近道!エヘヘ!>>
等と宣う(この時、正規のゲートから当機とほぼ同時に出港したスピーダーが目の前に現れ、彼の苦し紛れの嘘は言い訳の最中にバレる)。
- ライトスピード航行(所謂ワープ)でエンドアを一瞬で通り過ぎ、現れた彗星に激突。その際操縦をR2-D2に一任している。
パイロットとしてあるまじき行為だが、肝心のR2もノリノリで操縦していた。
<<ほんのちょっと揺れますよ、シートベルトを締めてるでしょう?>>
客「おろぉろぉろぉろぉ!」
- 彗星群を抜けるも、デス・スターIIIを建造中の戦闘区域に飛び込み、
帝国軍残党が有するスター・デストロイヤーのトラクタービーム(帝国軍戦艦のレーザー式牽引兵器)に捕まりかけ乗客を危険に晒した挙げ句、
新共和国軍Xウイング戦闘機隊・レッド小隊に尻拭いをしてもらう。
「スター・ツアーズ!何してるんだ!?」
- レッド小隊隊員への通信「レッド24」を「レックス24」と聞き間違え、デス・スターIII突入作戦に大喜びで参加する。
確認するが、スター・スピーダーは旅客機である。
「レッド24、レッド30、行くぞ!」
<<OK~!そ う 来 な く っ ちゃ!>>
- 無事(?)デス・スターIIIの破壊を見届けた後、トーキョー・ジャパン宇宙港に帰還。完全に目的を忘れている。
エンドアから日帰りどころか約4分半での無断且つハードランディングであり、結果燃料を満載した輸送車と衝突しかけている。
宇宙港への帰還後は学習機能のリセットという処分を下された。
RX-24が毎回初フライトなのはこのせい。
◇スター・スピーダー3000
3000回・10億光年に及ぶフライトで無事故を誇る、スター・ツアーズ社が所有する大型スペース・クルーザー。
乗客40名を収容可能で、RXドロイドの操縦とR2-D2に代表されるアストロメク・ドロイドのナビゲートによって運行される。
旅客用ではあるが、障害物破砕用のブラスターを装備し、低出力ながらシールド装置も搭載しており、コストも低い。
その代償として客室の居住性は高くなく、窓の類は前方に備えられたキャノピーのみで、更に普段コクピットシールドを開けることはないとされる。
ちなみに、かつて*1この機体のトミカが販売されたことがあるのだが、なぜか販売開始から数時間で店頭から回収されてしまったらしい*2。
もっとも現在では都市伝説化している節があるのでどこまで事実なのかは不明だが、少なくとも「スタースピーダー3000」のトミカが確かに存在していること、そしてそれが余り出回っていないレアなものであることは間違いない。
原因についてファンの間では権利関係だと囁かれているが当然不明。
◇スター・ツアーズの歴史
1989年07月12日に「宇宙解禁」という格好悪いキャッチコピーとともにオープン。
オープンセレモニー当日にはスター・ウォーズの監督であるジョージ・ルーカスも来日し、会場を盛り上げた。
90年代後半までは連日2、3時間待ちの列ができ、ディズニーのメインストリームである客層とは何ら関連性のない作品でありながら、
競合相手となるようなアトラクションも存在しなかったのも手伝って、古参のアトラクションであるにも関わらず長きに渡り大盛況であった。
00年代に入ると「スター・ウォーズ」シリーズはエピソード1をはじめとする新3部作に突入。
旧3部作をベースとしたスター・ ツアーズとは趣が異なり、旧3部作――延いてはスター・ウォーズ自体に思い入れのない世代が増えたこと、
富士急ハイランドのGUNDAM THE RIDEやUSJのスパイダーマン・ザ・ライドの台頭、その他単に飽きられた等の理由から、徐々に人気に翳りが見え始める。
そんな折、提供であるパナソニック社がスポンサーを解消するという噂が流れ、
2009年にモンスターズ・インク"ライド&ゴーシーク!"のスポンサーに移行する形で、スター・ツアーズとの契約を終了した。
その後暫くは提供無しの状態(施設脇にある巨大なパラボラアンテナ状のオブジェには、パナソニックのロゴが提供終了後も描かれていたが、やがて取り払われた)で運営を続け、
2012年04月02日を以て営業を終了。
TDL黎明期を支えた人気アトラクションはここに役目を終えた。
◇その他
アトラクション冒頭、格納庫から出港する直前に、右前方にドリルのような物体が映る。
これは本国に於ける「ADVENTURE THRU INNER SPACE」というアトラクションのキューラインに設置してあった巨大顕微鏡。
同アトラクションは2人乗りのライドに乗り込み宇宙を探検するというもので、
ここで使われた各種オブジェはスター・ツアーズのドロイドの作業用モニターに、ライド部分とコンセプトは「ホーンテッドマンション」に流用されている。
◇スター・ツアーズのこれから
スター・ツアーズ跡地は「STAR TOURS THE ADVENTURES CONTINUE」として新規オープン。提供はパナソニックからJCBに替わった。
S.T.A.C.は、原作の1シーンを再現した3Dの短編映像を、3つランダムに組み合わせて50通り以上のエピソードを構築するというオムニバス方式となっており、
その内容はポッドレースから惑星ホスの戦い、暗礁空域でのジャンゴ・フェット戦、等と多岐にわたる。
新三部作および続三部作の内容を反映したコースになっているが、
設定は旧三部作の時代であり、ダース・ヴェイダー、ヨーダ、レイア姫、ミレニアムファルコンなどが登場する。
キャプテン・レックスはクビになり、C-3POが彼の跡を継いだ。
本国では既に2011年05月20日より営業を開始しており、日本では2013年春頃に営業開始。
奇しくも、ルーカスフィルム買収によってEP7「フォースの覚醒」がディズニー映画として発表されたのとほぼ同時期だった。
2016年からはリニューアルで「フォースの覚醒」のコースが新たに追加され、9月まではフォースの覚醒ルート固定であった。
リニューアルに伴いファストパスが新たに導入された。
キャプテン・レックスことRX-24は、「RXシリーズ・パイロットドロイド」に分類される。
で、これがツアーだけのオリキャラに終わらず、2015年からの公式CGアニメ「反乱者たち」に同型機が登場。一体は盛大に爆破されたりしている。
……というか。
本編第三話に登場したRX型ドロイドは、他でもないRX-24、スター・ツアーズのキャプテン・レックスそのものという裏設定があったりする。
その後、なんだかんだあって売り飛ばされたあげく、プログラムを消されたりして「R-3X」と改名の上、暗黒街のバーで「DJレックス」になっているとかなんとか。
ことのついでで、スター・ツアーズ社とスター・スピーダー3000の設定もめでたく?カノンに公式採用されいる。
ようこそ!
キャプテン・レックスです!
項目の中から失礼♪
皆さん、初めての追記・修正でしょ?
実は…ボクも初めてなんですwww
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▷ コメント欄
- リニューアル後に初めて乗った時、いきなりダース・ベイダーに遭遇 -- 名無しさん (2014-05-27 07:05:31)
- ↑え、アレ必ずベイダじゃないの?このアトラクション最終到着地は日替わりっぽい、あと最初の惑星も時間毎に違うかも、救助要請はランダムかこれも何か法則があるかも -- 名無しさん (2014-05-27 07:48:59)
- ↑完全にランダム。遭遇出来ないこともある -- 名無しさん (2014-05-27 08:42:39)
- そうなのか、5回ぐらいしか乗ってないが全部ベイダから始まったからてっきり・・・あと一日三回乗った時は到着地が全部コンサルトだったもんで -- 名無しさん (2014-05-27 09:00:25)
- スターウォーズの例に漏れずここの登場人物とかドロイドにも全部設定があるんだよな つーか帝国デス・スター3個も作ってんのか・・・ -- 名無しさん (2014-06-22 22:20:04)
- 子供の頃に乗って以来長いこと訪れていなかったから営業終了になってると初めて知ったわ・・・。個人的にはかなり好きなアトラクションだった -- 名無しさん (2014-06-22 22:24:07)
- ファルコンとともに逃走開始!ってのもあったなぁ。 -- 名無しさん (2015-02-03 21:25:23)
- 順番待ち中も整備ロボット?の寸劇とかやってて飽きなかったな 良いアトラクションだった -- 名無しさん (2016-01-26 17:37:44)
- 新スターツアーズの説明間違ってるやん。旧スターツアーズの少し前の話だし、キャプテンレックスはまだプログラミング中でクビになったわけじゃないぞ。 -- 名無しさん (2020-08-09 17:41:26)
- 正直帝国はデススターより普通にスターデストロイヤー増産したほうがマシなんじゃないかと -- 名無しさん (2020-08-09 17:44:37)
- 一応現行の映画との辻褄を考えるなら、EP7直前のジャクーでの帝国残党との最終決戦の頃かな。そりゃ最盛期でもデススター一基に莫大なコスト掛けてたのに、何でこんなボロボロの時にさらに作ろうとしてるんだ -- 名無しさん (2020-09-15 00:40:29)
- 宇宙港の中を暴走している際に、周囲で仕事をしていた作業員達が慌てて逃げたり隠れたりしているのをかなり後になって気付いた。細かい所まで気を使ってたんだなって思った。 -- 名無しさん (2022-03-05 14:06:57)
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*2 チョロQも同様の措置がとられたようなのだが、トミカに比べて言及が少なく詳細は不明。
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