ドンドン○○ナウ(DM)

ページ名:ドンドン__ナウ_DM_

登録日:2012/02/01 Wed 14:20:43
更新日:2023/10/30 Mon 12:35:26NEW!
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デュエル・マスターズ dm 呪文 サイクル 迷走 twitter マジキチ 公式が病気 きがくるっとる ドンドン ナウ マジキチなセンス 開発マジキチナウ 撃つべし撃つべし マジでキチガイじみてるからやめろ ※このカードは実在します ふざけたカード名





俺たち、デュエマナウ!




ドンドン○○ナウとは、デュエル・マスターズ エピソード1第3弾「ガイアール・ビクトリー」で登場した、
開発陣の頭を疑う素敵な名前の呪文サイクルである。



概要

これらの中でエピソード1で登場したものには、

  • その文明に即した能力
  • S・トリガー
  • 対抗色のカードに反応して発動する追加能力(主にドロー)

という共通点がある。


エピソード1は多色デッキを推進するシリーズであり、自身と異なる文明のクリーチャーを進化元にする進化獣や、特定の文明のカードがマナゾーンに置かれるとトリガーするスペース・チャージ能力などが登場した。


前弾のエピソード1第2弾「ダークサイド」では友好色(背景ストーリーで友好関係にある文明の組み合わせ)をサポートするカードが収録され、第3弾の「ガイアール・ビクトリー」では対抗色をバックアップするカードが見られる。


この「ドンドン○○ナウ」もそうした対抗色を推進するためのサイクルの1つである。



……しかしである。


カード名はイラストともにカードの第一印象を決定する重要な要素。
にもかかわらず「ドンドン○○ナウ」という何とも気の抜ける間抜けな語感となっている。


2011年当時はtwitterが流行していたため、「~なう」というスラングにあやかって命名されたのだろう。



まあ、言うまでもなくこの命名については様々な意見が飛び交った。
「カード名としてこれはどうなのか?」「ダサすぎ、デュエマ終わったなwww」という否定的な意見から、「これはこれで面白い」といった肯定的な声まで様々。
今でこそそれほど話題に上がることもないが、当時は本当に色々言われていた。


そのぐらい衝撃的なネーミングである。


フラゲ情報で「ねーよwww」と思ったプレイヤーも、実際に印刷されたカードの文字を見て真顔になったことだろう。


なお、カード名こそ力が抜けるような感じだが、単なるネタカードばかりではない。
むしろガチデッキに複数枚投入されるくらい強力なものもある。


【ドンドン○○ナウの一覧】

ドンドン守るナウ

ドンドン守るナウㅤUCㅤ光文明 (2)
呪文
S・トリガー
バトルゾーンにある自分の、進化ではないクリーチャーを1体選んで裏向きにし、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加える。加えたカードが闇または火のカードであれば、カードを1枚引いてもよい。

自分のクリーチャーをシールドに変える防御用カード。
しかし、自分のクリーチャーしか選べないので使い道は少ない。
コスト4以下に限定されるが、相手のクリーチャーもシールドに埋められる《エターナル・スパーク》があり、採用率は微妙。(そもそも《エターナル・スパーク》の採用率が高くない)


一応、強力なS・トリガー獣の「デス・ハンズ」や「シュトルム」辺りをシールドにできればドローもできてなかなかおいしい。
ニンジャ・ストライク持ちの「ハンゾウ」や「グレンマル」なども狙い目。


どんどん掘るナウ

どんどん掘るナウㅤCㅤ闇文明 (3)
呪文
S・トリガー
クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。このようにして戻したカードが光または自然のクリーチャーであれば、カードを1枚引いてもよい。

闇の「ナウ」は墓地回収。
追加効果を発動できれば、汎用ドローの《エナジー・ライト》に匹敵するスペックとなる。
吸い込む程ではないが、こちらもかなり優秀なカード。
自爆してマナブーストできる霞み妖精ジャスミンと相性がいい。


積極的にドローも狙うなら殿堂入りシノビのハヤブサマルも狙い目。大型をブロッカー化して返り討ちにするだけでなく、あえてチャンプブロックさせて墓地に置くプレイングも必要となる。


セイバードラピでは切り札のドラピからセイバー持ちのブオンとマルルまでドローに対応するのでよく利用される。
ジャスミンとマルルを掘るナウ!……もちろん墓地からだよ?


何故かこのカードだけ「ドンドン」がひらがな。
……おそらくはただの誤植だろう。 


ドンドン叩くナウ

ドンドン叩くナウ Cㅤ火文明 (3)
呪文
S・トリガー
相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体破壊する。
バトルゾーンに自分の光または水のクリーチャーがあれば、カードを1枚引いてもよい。

火文明はお得意のブロッカー破壊。
悪くないスペックだが、3マナのブロッカー破壊は速攻には重く、水には優秀なドローソースが多くあるので難しいところ。
ブロッカー除去は腐りやすい点もネック。


相性がいいのは青赤で組まれたヤヌスビート辺りか。


ドンドン打つべしナウ

ドンドン打つべしナウ UC 自然文明 (1)
呪文
S・トリガー
バトルゾーンにある自分のクリーチャーを1体、タップする。次の自分のターンのはじめまで、相手のクリーチャーが攻撃するたび、そのクリーチャーは可能であればこのようにしてタップしたクリーチャーを攻撃する。このようにしてタップしたクリーチャーが水または闇のクリーチャーであれば、カードを1枚引いてもよい

自分のクリーチャーに相手の攻撃を誘導し、プレイヤーへの攻撃を防げる。
上手く決まれば、相手の一斉攻撃を防げたりするが、それなら別に《スーパー・スパーク》などで十分。
しかも牽制にしかならないので、無難に除去カードを採用した方が確実なことも。


間違えやすいが、攻撃自体は強制ではなくあくまで攻撃対象を固定するだけ。
そのため「龍神ヘヴィ」のように自爆特攻を強要させることはできない。


むしろ、聖霊王ガガ・ラスト・ミステリカ偽りの名i FormulaⅩなどの効果を発動するために、自分のクリーチャーをタップする目的で使われる。
何の因果か、特にiFormulaXとはドローできる点からも完璧なシナジーを発揮する


???「わぁい、コンボー!!」


ドンドン吸い込むナウ

ドンドン吸い込むナウ R 水文明 (4)
呪文
S・トリガー
自分の山札の上から5枚を見る。そのうちの1枚を相手に見せて手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。このようにして見せたカードが火または自然のカードであれば、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。

水のナウは手札補充とバウンスが可能。


他の「ドンドン○○ナウ」とは異なる部分が多く、

  • レアリティが一段上のレア
  • MODE→CHANGE版がある
  • 追加効果がドローではなくバウンス

と、あからさまに優遇されている。


「ドンドン○○ナウ」サイクルでずば抜けて優秀な1枚で、バウンス・手札補充どちらの面においてもトップクラスの性能。
「未来設計図」が2マナ、バウンスがおよそ2.5~3マナ相当だと考えると何かがおかしい
4マナなのでフェアリー・ライフやジャスミンからすぐに繋がるのも重要。


山札が一切見れなくなる巡霊者メスタポには気をつけよう。


サイクル中でもぶっちぎりで使われており、青赤緑で組まれたラムダビートやNエクスをはじめ、5色フェアリー・ミラクルやドルゲーザなど、文明が合えばデッキタイプを問わず投入できる汎用性がある。


手札を整えつつバウンスを撃てることから文面以上のアドバンテージがあり、
cipやスピードアタッカーを持たない「バルガゲイザー」などが一気に採用率を落とすほど。
サイキック・クリーチャーにも刺さるので、「チャクラ」や「ランブル」への抑止力ともなった。
吸い込まれて終わり」とはこのカードで何の仕事もできずにバウンスされるクリーチャーの悲しみを端的に物語っている。


これの登場で涙目になったクリーチャーも多いが、
結果として、サイキックがはびこるE1環境に一石を投じたカードの1つに間違いはない。


その有用性と需要は公式にも認知されているのか、構築済みデッキではたびたび再録されてきたが、E3に出たデッキではどれも1枚収録であり物議をかもした。しかも銀枠仕様やイラスト違いなど、バージョンの統一が難しいという始末。
革命編に入るとマスターズ・クロニクル・デッキに(旧枠仕様ではあるが)3枚収録されたので割と集めやすくなった。


また、超ブラックボックスパックで再録されたバージョンは2種類あり、間違い探しになっている。


イラストでは扇風機から炎を噴き出している。
どちらかと言えば「ドンドン吐き出すナウ」
どういうことなの……?


略称は「ドン吸い」「ドン込む」「ドドスコ」「ドン込むナウ」など色々。
その辺はプレイヤーの好みが分かれるポイントである。


英語で言うとIntense Vacuuming Twist Now あらカッコいい。


ドンドン水撒くナウ

ドンドン水撒くナウ SRㅤ水/自然文明 (5)
呪文
S・トリガー
自分の山札の上から2枚を、タップして自分のマナゾーンに置く。
クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから手札に戻す。その後、そのクリーチャー以下のコストを持つ相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。

吸い込むナウと《フェアリー・シャワー》が合いの子になったようなデザイン。
イラストもフェアリー・シャワーのイラストに登場するスノーフェアリーの子*1がよりダイナミックにジョウロからシャワーする様子がフルフレームで描かれている。
(プリンプリンが代わりにシャワーするイラスト違いも存在する。)


手打ちするにはちょっと重いが、マナブースト&マナ回収&除去を一挙に行えるのは十分強力。


防御カードとして使う場合S・トリガーを狙う以外にもサイバーダイス・ベガスの効果で手札から唱える候補にもなる。


ドンドン吹雪くナウ

ドンドン吹雪くナウ R 水文明 (4)
呪文
S・トリガー
自分の山札の上から5枚を見る。そのうちの1枚を相手に見せてから手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。このようにして見せたカードが光または闇のカードであれば、クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。

吸い込むナウのバウンス効果の条件が火&自然から光&闇になったバージョン。
基本的には吸い込むナウと一緒だが、光水闇カラーのデッキはコントロール色が強いのでそういうデッキにお呼びがかかるだろう。


ドンドン火噴くナウ

ドンドン火噴くナウ R 水/自然/火文明 (5)
S・トリガー
自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚をマナゾーンに置き、1枚を手札に加え、残りの1枚を墓地に置く。こうして墓地に置いたカード以下のコストを持つ相手のクリーチャーを1体破壊する。

除去とマナ加速と手札補充と墓地肥やしが1枚で全部出来る超強力カード。
多少重いが3→5で繋がるため、予想より使いやすい。《デドダム》と共に5cコントロールでお呼びがかかりやすい。


ドンドン選べナウ

ドンドン選べナウ UC 水文明 (4)
呪文
自分の山札の上から5枚を表向きにする。相手はその5枚を2つの束に分ける。自分は一方の束を手札に加え、もう一方を墓地に置く。

少々変則的な手札補充……ざっくり言えば《嘘か真か》であり、そのカード自身が元ネタ。煩雑さ(ただしどの点を指しているかは不明)からデュエキングパックで収録されることになったことが語られている。
一方でルールの都合上MTGでいうソーサリーになっているため、《サイバー・ブレイン》を始めとして激戦区である4マナドローとして枠を争うことになる。


【関連カード】


今何してる?オレはもちろん「デュエマなう」――鬼神!ヴァルボーグなう


鬼神!ヴァルボーグなう
進化クリーチャー:ヒューマノイド/ハンター 6000
進化-自分のハンター・クリーチャー1体の上に置く。
W・ブレイカー

フルホイルパックで登場した進化ヒューマノイド/ハンター。
かの「機神装甲ヴァルボーグ」のハンター版だが、
どういうわけかtwitterをやっているらしい。


スペックはわずか3マナでパワー6000のW・ブレイカーなので、決して悪くはない。
元祖ヴァルボーグと比べるとパワーアタッカーを失った分基礎パワーが6000になったのでやや場持ちがよくなった。


これまでのヒューマノイド進化は「音速 ガトリング」の登場で立場が厳しくなったが、こちらはハンター進化なので、住み分けはできているだろう。


なお、フルホイルパックの発売は「ガイアール・ビクトリー」のおよそ2か月前。
こいつのネーミングからtwitter推しのカードが今後も現れるのではないかと言われたりもしていた。


こっちは「なう」が平仮名なのでより脱力感が強い。
太字のゴシック体で印刷されたカード名はなかなかシュール。


今何してる?オレはもちろん「デュエルロードで熱血デュエマなう」――鬼神!ヴァルボーグなう



【その他】

エピソード1の迷走したネーミングセンスを象徴したカード群でもあり、


アニメのキャラクターが「オレが唱えるのはドンドン吸い込むナウ!!」「何ィ!?」
大会で大の大人が「ドンドン吸い込むナウ使います。」「対象は?」「それで。」


などと言ってる光景を想像すると何とも言えない気分になるだろう。


エピソード1第3弾には他にも

といった、凄まじい名前のカードが多い。


優秀なカードもあるだけに、「名前さえまともなら……」と、使用をためらうデュエリストもいる。
しかし、訓練されたデュエリストのなかには、「一周回って、この名前ありじゃね?」「いいぞもっとやれ」などと言って、現実を受け入れた者もいる。


公式としては、見るからに奇天烈なカード名にすることで面白がったプレイヤーに使ってもらい、カードの強さをじかに認識して欲しかったのかもしれない。


……ただの度を過ぎた悪ふざけかもしれないが。



まぁ、世間にはごめんなしゃいでゲショとかまきちらせ!ベトベトガスなんてカードもあるんだし……



「いいぞもっとやれ」は言い過ぎた。マジ・スマーン



魔法のトンカチを叩けば、追記と修正のファンタジーだ、ワッショイ!!


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  • 某ドン千とは全く関係がない。 -- 名無しさん (2016-02-05 14:17:42)
  • 正直ジョリーザジョニーの前では霞む -- 名無しさん (2016-12-20 14:41:07)
  • ↑ジョリー・ザ・ジョニーの何と比べたんだ、全く関係ないカードだろ -- 名無しさん (2016-12-20 15:06:43)
  • 当時こそ衝撃的なネーミングだったんだろうが、今じゃ他にはっちゃけたカードが多すぎて、特に何とも思ってないプレイヤーが大半なのではなかろうか。ドン吸いに至っては完全に定番化してるし。 -- 名無しさん (2016-12-20 18:32:18)
  • DMの妹分WIXOSSでは第1弾スーパーレアの青シグニ《コードハート V・A・C》がフレーバーテキストで《ドンドン吸い込むナウ》を意識した台詞を口にしている。効果に関連性はないが…… -- 名無しさん (2018-07-24 19:22:52)
  • 現代のドンドン吸い込むナウは3箱に1枚なんだよね… -- 名無しさん (2021-12-23 14:13:16)

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*1 後に《恋愛妖精アジサイ》と判明

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