登録日:2010/01/11(月) 11:39:08
更新日:2023/10/26 Thu 11:22:08NEW!
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スティーヴ・カールトン(Steve Carlton)
だが彼は江夏豊の投球フォーム、成田文男のスライダーに興味を持ち研究、特訓により独自の武器を完成させる。
そのため「ミスター・サイレンス」と呼ばれた。
現役引退後に会見を開いたときは
「なぜ沈黙を解いたか」
を真っ先に聞かれたという。(結局彼はこの事についてコメントしていない)
余談だが、山際淳司氏の「ウィニング・ボールを君に」という短編集でカールトンについての記述がある。
個人的に、スポーツノンフィクションで氏の右に出る者はいないと思う。
是非一読あれ。
【エピソード】
①投球テンポが非常に早いことで有名。
そのため、テレビ局やラジオ局はイニング間のCMの時間を恐れた。
CM明けには既にカールトンがツーアウト取っていた、なんてことがざらにあったからだ。
②カージナルスに在籍していた時はティム・マッカバーというキャッチャーとバッテリーを組むことが多かった。
沈黙するカールトンの代わりに語っていたのがこのマッカバーだ。
カールトンがトレードでフィリーズに行った時は「マッカバーを呼んでくれ」とオーナーに直訴したほど2人は仲が良く、やがて墓に入る時が来ればお互い60フィート6インチ離れたところ(マウンドからホームプレートまでの距離)に埋葬されるだろう、などという話もあった。
しかし、マッカバーが先にユニフォームを脱ぎ、地元の放送局のコメンテーターになるとカールトンは一線を画した。
友情よりも己のスタンスを優先させたのだ。
③同時代の強打者、レッズのジョニー・ベンチにはよくカモにされていた。
そしてシーズンオフに友人とカモ狩りにいった時のこと。カモはカールトンの気配を感づいて、一斉に飛び去ってしまった。
その飛び去った方角に銃を一発放って一言、
「これでベンチの野郎を追っ払えた」
と言ったそうな。ミスター・サイレンスはユーモアを忘れたわけでは無いのだ。
このようにカールトンは多くのエピソードを持つとても一筋縄ではいかない投手だった。
アニヲタの野球好きよ、追記・修正よろしく。
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