登録日:2013/05/30(木) 08:08:08
更新日:2023/10/10 Tue 11:06:47NEW!
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地方交通線 jr四国 リアル廃線フラグ 赤字路線 鉄道 路線 清流しまんと号 しまんとグリーンライン 若い(若井)と言われ喜び、ハゲ(半家)と言われて怒り出す。大正(土佐大正)、昭和(土佐昭和)があって、なぁーせ(方言で何故)明治がない 高知県 愛媛県 予土線
予土線(よどせん)は、若井駅(実際は窪川駅)と北宇和島駅(実際は宇和島駅)を結ぶJR四国の鉄道路線である。
*1
概要
高知県内では四万十川の上流部に沿って走る路線であることから、「しまんとグリーンライン」の愛称が与えられている。
愛媛県と高知県を結ぶ唯一の鉄道路線で、土佐くろしお鉄道中村線(旧JR中村線)を通じて窪川駅まで乗り入れしており、実際は高松~高知~愛媛間を結ぶ大路線の一部を形成している。
しかし、昔はJRの一路線であった中村線も今は別会社となっており、高松から松山まで予讃線及び土讃線経由で行く場合(特急を使用しても約10時間かかる為、いないとは思うが)、窪川~若井間の運賃(200円)を支払う必要が生じる。
普通列車のみの運行で、一番多い北宇和島〜近永が10.5往復、近永〜江川崎で8往復、江川崎〜若井で4往復となる。
この様に土讃線経由で高知~松山間を結ぶ都市間輸送路線としての役割は、高速バスに値段も時間でも太刀打ちできず完全に放棄しており、むしろ清流四万十川沿いに走る線として有名で、その様な恵まれた沿線風景を旅客誘致に活かす目的で、1984年から国鉄・JR初のトロッコ列車「清流しまんと号」の運行が開始され、これが結構好評になったお蔭で、以後各地でトロッコ列車が運行されるようになった。
山口線の件もそうだけど、たまに酔狂な事すると当たるんだよね~。
え、なんで廃線にしないのかって?
実は第三セクター方式に転換した中村線より輸送密度がはるかに低かったが、並行する道路が未整備との理由により存続となった。
しかし、現在沿線が立派に整備されたにも関わらず廃線の話は上がってこない。
それに関しては、「予土線は土讃線の阿波池田~土佐山田間が災害で長期運休となったとき、車両の送り込みの関係で必要である。」というのが近年有力になってきている。
使用車両
◆キハ32形
メインで使用
*2
◆キハ54形
国鉄の大切な遺産。トロッコ列車「しまんトロッコ」にもこっちが使用される。
*3
そして、このローカル路線に2014年3月、激震が走った…。
遂にJR四国に待望の新幹線車両…
っぽい車両が登場したのである。
キハ32形1両を新幹線0系もどきをイメージした「鉄道ホビートレイン」という、新たな観光列車が導入されたのである。
どう見たって魔改造の失敗作品にしか見えないのは禁句である。
*4
◆コトラ152462
「しまんトロッコ」のトロッコ車両。元は無蓋貨車。2軸・無動力なのは変わらない。
駅一覧
◆K 26 TK 26窪川
土讃線乗り換え。
運転系統上の起点駅。
◆TK 27 G 27若井
土佐くろしお鉄道中村線乗り換えだが、1面1線の棒線駅。
ここから3.6km離れた川奥信号場が分岐点となる。
よくネタにされる駅。
◆G 28家地川
牛山氏の全国秘境駅ランキング152位。
こんな感じでいかにも秘境駅っていうムードを醸し出している。
◆G 29打井川
海洋堂シマントミュージアムビレッジへのバスが発着する。
◆G 30土佐大正
交換可能駅。この駅もよくネタにされる。
駅名に付く「大正」の名に相応しいレトロな駅舎がある。
県立四万十高校の最寄り駅。
この駅から江川崎間まで四万十川を横断する為、絶好の観光スポットとなっている。
◆G 31土佐昭和
土佐大正とセットでネタにされる駅。
主に「大正と昭和があるのになぁーせ明治(or平成)がない」とネタにされる。
◆G 32十川
こいのぼり公園最寄り駅。こどもの日にはその名の通り大量の鯉のぼりが見られる。
◆G 33半家
難読駅名にして予土線屈指のネタ駅で有名。
『サザエさん』でこの地を訪れた波平が「はげ」の読みにショックを受けてしまった事からも分かる様に、頭髪に悩んでいる方を決して連れて来ない様に…。
若井駅と合わせて「若い(若井)と言われ喜び、ハゲ(半家)と言われて怒り出す。」と歌われる。
◆G 34江川崎
交換可能駅。かつては予土線で唯一の直営駅であったが、今はいきなり無人駅に…。
2013年に当時の日本最高気温を記録したアメダスの観測所も周辺にある。
これより先は本数が倍になる。
◆G 35西ケ方
高知県最西端の駅。
◆G 36真土
愛媛県最南端の駅。
因みに駅のホームが25mしかなく、四国一の短さ。
◆G 37吉野生
「よしのぶ」と読む。交換可能駅。
◆G 38松丸
松野町の中心に位置する駅。
温泉やコミュニティプラザが合築されており、線内では規模の大きい駅。
駅前も予土線ではかなり栄えており、商店街がある。
◆G 39出目
道の駅が近くにある他、ジブリキャラのいる公園があったりする。
◆G 40近永
鬼北町の中心駅。交換可能。
当駅から宇和島方面に折り返し有り。
◆G 41深田
駅前に弁当屋あり。
◆G 42大内
◆G 43二名
近くに地元名産の蒲鉾工場・直売場がある。
◆G 44伊予宮野下
途中駅最後の交換可能駅。
旧・三間町の中心駅で銀行や学校などあり、予土線内に限定すればかなり栄えている。
◆G 45務田
四国霊場が2つある。
伊予宮野下駅とは900mほどしか離れていない。
◆G 46北宇和島
予讃線乗り換え。
線路名称上の終点駅だが、現在は隣の宇和島駅まで全て直通。
◆G 47宇和島
運転系統上の終着駅。
現存12天守の一つ宇和島城の最寄駅にして四国南西部の中心都市である宇和島市の代表駅。
追記・修正よろしくお願いします。
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- ここ特急は通らない、一部30km/h制限、JR化後に新製された車両が無い、で単なる移動目的には不便。宇和島~愛南~宿毛を通る海周り線が欲しい -- 名無しさん (2018-09-22 11:43:26)
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*2 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/kiha/kiha32e.jpg 日時:2016/01/01
*3 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/kiha/kiha54s.jpg 日時:2016/01/01
*4 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/train/1101/04.jpg 日時:2016/01/01
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