登録日：2017/11/19 Sun 16:15:40
更新日：2024/05/06 Sun 01:44:50NEW!
所要時間：約 22 分で読めます
▽タグ一覧
金田一少年の事件簿 犯人たちの事件簿 スピンオフ 犯人 ラスボス系主人公 漫画 講談社 倒叙 ギャグ漫画 演技 外伝 公式が病気 ネタバレ ネタが多すぎてタグに困る項目 ネタの宝庫 腹筋崩壊 失敗談 衝撃のラスト コメント欄ログ化項目 船津紳平 マガポケ 犯人もつらいよ 愛すべき犯人達 苦労話 謎はすべて解かれた やはり暴力……!!暴力は全てを解決する……!! 振り返れば奴がいる 犯人総選挙 マガジンポケット やることが..やることが多い..!!
これは―――偶然居合わせた名探偵の孫に謎を暴かれてしまった犯人たちの綿密な計画と実行の記録である（シーズン1）
これは―――…ジッチャンの名にかけて謎を全て解く男…金田一 一少年と戦った犯人たちの物語である！！（シーズン2）
最強で最凶な名探偵‥‥金田一一‥‥‥！！
これは‥‥そんな少年に不幸にも出会いそれでも犯罪を追い続けた‥犯人たちの物語である！！（シーズン3）
『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』とは、人気推理漫画『金田一少年の事件簿』のスピンオフ漫画の1つである。
原作は天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみやで、漫画は船津紳平。
本作のストーリー構成自体も船津氏が担当している。
スマホアプリ「マガポケ」にて連載。2017年7月頃から連載が始まり、当初は単行本1冊分の予定だったが人気が出たため連載が続行することが決定。
2020年3月のシーズン10まで連載された。全11巻。
シーズン3第1話はマガジン本誌にて短期集中連載もされていた。その後もちょくちょくマガジン本誌で読み切りが掲載されている。
シーズン2終了時点で累計40万部というヒットを飛ばしており、その人気の高さから、2巻発売と共にシーズン3以降で主役になる犯人を決める「犯人総選挙」が開催された。
連載終了後、『金田一少年シリーズ』連載30周年を記念して、2022年3月から『犯人たちの事件簿R』のタイトルで復活。単行本1冊分を連載。第11巻として発売された。
●目次
【概要】
『金田一少年の1泊2日小旅行』以来のギャグスピンオフ。
特筆すべきは「犯人が主人公」であること。
別に黒い人が主人公というわけではなく、金田一 一が解決した事件を犯人視点で紐解いており、この形式のため、事件ごとに主人公が変わる。
更に既存のストーリーを元にしてギャグ展開を構成するという関係上、船津氏の絵柄ではなく『金田一少年の事件簿』当該エピソードの絵柄を再現して描かれている。
犯人主人公というと、完全犯罪をもくろむ犯人の視点で描かれているゲーム『星見島 悲しみの復讐鬼』などがあるが、
こちらは犯人の心理描写に重点を置いていることが特徴。
特にトリック部分については探偵側の視点からはさらっと語られる事もあるトリックでさえ、いかに大変なのかを犯人側の視点から教えてくれる。
ある種「このトリックって実際にやったらどうなるの？」というファンの疑問を解決している漫画といえるかもしれない。ちなみに犯人がトリックの難易度の高さに悩む場面は作者も同じ状態になっているとか。
最終話で一にトリックを暴露されると「謎はすべて解かれた」の一言で暗転、
場面が犯人へのインタビューに切り替わる。
基本的にインタビュアーに聞かれて犯人自らが一への敗因を分析、その点をカバーできる犯人が登場する事を願いつつ去っていくと、次のエピソードではその条件に当てはまる犯人が主人公となる。
ちなみに作中で死亡した犯人の頭上には天使の輪っかが浮いている君ら天国行けたのか…。
また、コミックス2巻以降は各話終了後のページに未来の犯人たちが振り返っての一言を言っている。
ここまで読んで未見でも理解していただいたかと思うが、
要するに本編の犯人達の暗く重いバックボーンは基本的に「そこまで茶化しちゃあかん」という作者の意向から動機の簡単な説明以外は省いていき、
叙情的且つ湿った雰囲気は徹底的にブレイクしていく方針である。
なので本編のシリアスな背景を大事にしたいというファンは読まない方がいいかもしれない。というか、さすがに本編でもこの心理描写が犯人の中で繰り広げられていたわけではない…と思いたい。当時放送してない番組名とか普通に出るし……
当然ながら原作を読了済みの人に向けたネタバレ全開の内容になっているので注意。
コンセプト上も予め本編を触れていた方がより楽しめるので、まずは本編の一読を推奨する。
……その作品タイトルとカバーに犯人の姿が堂々と載ってる時点で既に未読者への盛大なネタバレも同然だったりするのだが。そしてラストファイル最終話では自虐ネタとしてその事に触れていた。
※以下は本編のネタバレを含んでいますので注意してお読みください。
【エピソード一覧】
※「犯人たちの事件簿」シーズンの内容は各シーズン項目を参照。
※その他の事件内の登場人物と各事件の詳細は各事件項目を参照。
※以下の概要には作品の構造上、ギャグ描写が多めに含まれていますので、真面目な概要を読みたい方も各事件の項目をご覧ください。
※事件間の時系列は完全にランダムとなっており、過去の時系列に戻ることもある。
シーズン1
シーズン2
シーズン3
シーズン4
シーズン5
シーズン6
シーズン7
・Case1『魔犬の森の殺人』
記録を見る
◆犯人「千家貴司」（ケルベロス）
利緒を殺した萬屋達に復讐するため、犬を利用した殺人トリックを考えた千家。
犬は利緒が既にしつけをしていたので犬笛を吹けば言う事を聞くはずと考えたが、犬に主と認めてもらえず茫然とする。
だがこれで楽をしようとしていた自分が愚かだったと気づき、浅野チルドレンの名にかけて、犬達との絆を深め続けた。
トレーナーの域を超えている生活の果てに過労で倒れるが、ようやく犬達に認めてもらい、犯罪の基礎を完成させた。
ターゲットの学生達は山梨の研究所で合宿を予定していたので、近くにある八尾の別荘に行った時にそこを燃やし、自然な形で研究所へ行こうと考える。
一の危険性を誰よりも知っていたので、山梨に行く当日は彼をあえて呼ばなかったが、美雪を呼んでいたせいで一も勝手に来てしまう。
こうなった以上一に勝つしかないと覚悟を決め、八尾の別荘を燃やす事に取り掛かる。
一特製のキノコ汁でラリった美雪に乗じてラリったふりをして火に灯油を注ぐが、そんな最中に自身の性欲のためにコンプライアンスも無視する一にドン引きしていた。
結果八尾の別荘は全焼しターゲットのいる研究所に移動。
あらかじめ用意していたケルベロスの檻を発見させ、参道を殺害する。
翌朝早くに萬屋も殺害。これでもかと偽装工作を施し、一との決戦に臨んだ。
寝ぼけたフリをしながらホラを吹き、参道の死体を発見させる。
パンの中に隠した犬笛で犬を操り、あえて腕を噛まれる。
練習したとおり犬が水を怖がる演技をした事で思わずガッツポーズをし、自然な流れで窓を塞ぐ事を提案して自身は退場した。
その間に萬屋の死体を発見させてアリバイを得るが、犬笛を失くしていた事に気づき拾いに行く。
怪しまれないように狂犬病に関する本を持って本棚の前にスタンバイ。心の中で一笛を吹いて一を呼び、ノリに乗った演技で一にやつ当たりする。
一が自分のために「ジッチャンの名にかけて」と言った事で一安心し、犬たちをけしかけている間に渡辺を殺害。
しかし一に犯人がケルベロスでない事を見破られてしまい、犯人が自分だと既に気づいているのではないかと恐怖し、それでいて変わらずに自分と接する金田一の心中が読めずに困惑していた。
懸命にすっとぼけ続けるが、ついにその時が来る。
とりあえず一の横で仲間感を出してみるが、渡辺のダイイング・メッセージを元に自分が犯人だと暴かれる。
トリックも次々と暴かれるが、そう簡単に犯人だとは認めなかった。
その後、一が犬の群れに向かって歩いていったので、やむなく犬笛で犬達を止め犯行を認める。
だが目的は果たしていなかったので、犬をけしかけて百田を殺そうとした。
しかし犬は言う事を聞いてくれず、一は「こいつらはもうお前にこんな事をしてほしくないんだ」と説得を始める。
その言葉に「お前には噛み付いたのに？」と真顔になるが、一どころか犬の気持ちも分かっていなかったとようやく気づき、謎はすべて解かれた。
今回の最大のミスは「一が来てしまったこと」と話し、一の性欲について「シャバにいられるギリギリの性欲だと思う」と語る。
その後は「もっと修羅場をくぐってきた犯人なら勝てたのかなぁ」と呟き、一と犬達によろしくと伝えてほしいと言って面会を終えた。
★キーパーソン
◇浅野遙子
原作では「魔犬の森の殺人」では全く登場しないが、本作においては脳内浅野がトリックの準備に苦しむ千家を励ましている。
◇犬
千家の共犯であるわんこ達。
リーダー格の犬はなぜか関西弁で人生(犬生？)経験豊富そうな話し方だが、千家には「ワンワン」としか聞こえない。
●主な台詞
何かと金田一と友達であることを強調している。
| 発言内容 | 解説 |
| 何かワンワン言ってる… 俺の言うことはまだ聞けないっていうのか… | 言ってる事は分からなくとも言いたい事は何となく分かるようだ。 |
| 見せつけようぜ…!!浅野チルドレンの意地…!! | そんな意地は見せないで欲しかった。 |
| そもそも高校生があの数の犬を飼うのは無理がある… | 後の事件で多くの猟犬を飼ってる高校生が登場するけどね。 |
| 脳内浅野「…こんな時…あなたの友達なら…どうするのかしらね…」 そうだ…アイツは…俺の幼なじみのアイツは… 俺と同い年の…アイツは… | いや多分復讐を思いとどまってると思うが。 |
| 金田一の唯一の攻略法… それは「金田一と会わないこと」 | 確かにそうなのだが、この作品は『金田一少年の事件簿』なわけで… |
| 呼ばなくても来る… | 当然っちゃ当然である。 |
| ぬかった!! 金田一は…とにかく七瀬さんとセックスがしたいんだ!! | 友達からの酷い一評 |
| 金田一にエンカウントしないためには金田一に関わる全てを遠ざけなければならなかった… | 確かに美雪を呼んでしまったのがそもそもの敗因であった。 |
| 俺はラリってなんかいない!! | 美雪に乗じてラリったフリをしてリアルな火に油を注ぐ千家。 フリでも狂気がなければ殺人はできないが、 この後の悲劇を考えればラリってて欲しかったと思った読者もいたかもしれない。 |
| しかし…金田一…お前… 意中の子とセックスしたいからって…友達全員ラリらせるか普通…!? もう少し考えろ…!!コンプライアンスを…!! | 殺人犯より倫理を欠く一の異常な行動に対して。 麻薬やってんの？ |
| …俺の作り上げた物語に皆 慄いている… 何なんだ!!この気持ちは!! これがモノ作りの喜びなのか…!? | たぶん違う。 |
| やってもやっても足りない気がする… | 偽装工作を重ねていくが一を騙せるかどうか不安になって |
| でも…欺けるはずだ… 犬より仲良しでおなじみの金田一だもの… 金田一が俺を…疑うはずがない…!! | 実際、本編の描写的にも渡辺のダイイングメッセージ辺りまでは疑ってなかった可能性は高い。 |
| しかし…動きのある難しい演技もしつつ 同時に犬たちをもコントロールするなんてな… 不動高校には金田一だけじゃない… いるぞ！！千家も！！ | 恒例の自画自賛 |
| 俺を見つけろ…金田一…!! 俺が背中で呼べばアイツは来る…!! 俺が吹けるのは犬笛だけじゃない… 一笛…!!友情という名の…一笛…!! | まずここに来た理由からして友情じゃなく欲情なのだが… |
| おしおーーし おしおしおしおーーし ここまで言ってくれたんだ…俺のことは疑わないだろう… | 一が廃墟からの脱出口を見つけ出すと言ってくれたため、 手懐けられたと思いイメージの中で一を手懐ける。 |
| 友達なのに…!!お前の気持ちがわからないよ…金田一…!! | 皮肉な事に、そっくりそのまま一の心境でもある。 「心が通じ合えない…これが倦怠期か…」 |
| と…とりあえず金田一の横で仲間感出しとくか | ダイイングメッセージを解いた一に対してせめてもの抵抗を魅せる |
| え…金田一には噛みついたのに…？ ついさっき金田一にはバンバン噛みついてたけど？ 金田一そこなんとも思わないのか？ 何てこった…！ 金田一どころか…犬の気持ちもわかってなかったなんて… | 百田を襲わせようとした犬たちに命令を拒否され、一に説得されて |
| 正直ナメてましたあいつの性欲の強さを… シャバにいられるギリギリの性欲だと思います | インタビュー、敗因を問われ「金田一が来たこと」と答えて。 性欲の為に毒キノコを振舞ったことが発覚すれば シャバにはいられません |
・Case2『露西亜人形殺人事件』
記録を見る
◆犯人「桐江想子」(コンダクター)
父のアイデアを盗んで成り上がった山之内の遺産を手にするため、父の残したトリックノートを元に暗号を解く事にした想子。
神明にセクハラ行為を受けていた時に一に助けられ、「暴力は全てを解決する」と確信。
そして山之内の暗号が父のトリックノートに書かれていたそれと同じだったので、怖い思いをしながら時計台を調べ、時計を5分進めて遺書を入手。そこには期限になった時点で候補者が館にいなかった場合、暗号解読者本人に遺産を譲ると書いていたので、山之内が指定した5人の相続候補者を殺し金持ちになる事にした。
だが時計台まで降りていた時に雨が降り、窓から吹き込んだ雨で人形がビショビショになってしまう。
そこで父の書いたミステリーを思い出し、人形が乾いた順にそれに対応する人物を殺し人形を戻す見立て殺人を思いつく。
すぐに人形の回収に向かい、人形が濡れている事に気づいた神明を殺害。次にエミールが乾いたので宝田を殺す。
今度はオリガが乾きそうだったので幽月を殺す事にし、犯行をやりやすくするためフロストシュガーに大量の睡眠薬を混ぜて皆を眠らせようとする。
だが一達が目を光らせていたので自分にもフロストシュガーを入れないわけにはいかなくなり、牛乳の膜をうまく使って何とか誤魔化した。
そして幽月を殺害、彼女の部屋を密室にしたので、鍵を持っていたローゼスが疑われるが、一が腹立つ顔で実証を開始し奇跡のアイデアをあっさり解かれる。
それでもまだ自分だと特定されていなかったので一は撒いたと高を括るが、まだ何もやってないうちに梅園が勝手に殺される。
その後犬飼が高遠に殺された事で候補者5人が全員死亡した事になる。
その後はたまたま思いついたフリをして暗号を解き、遺言状を見つける。
これで勝利を確信したが、そこには「この遺書を突き止めた人間こそが、連続殺人の真犯人『コンダクター』だ」と書かれていた。
それでも必死で言い逃れをするが、エミールの人形が偽物だった事で墓穴を掘り、謎はすべて解かれた。
今回の敗因は雨で人形が濡れた事だが、これはハプニングだったので正直よくやったほうだと思っていた。
そして一に勝つ方法を聞かれると「もっと強力な「密室」で金田一と戦ってほしい」と答え、「空は飛べなかったけど、地道に歩いていく」と言って面会室を出た。
●主な台詞
貧しい生活を送ってきたためか、暴力と牛丼という貧しい発想に行きついている。
犯行も行き当たりばったりなためか、「というわけで」「じゃあ」などと軽いノリで殺されていく。
全体的に犯行よりも次々と起こるトラブルへの反応に重点が置かれている。
| 発言内容 | 解説 |
| はっきり言ってあたしの人生は 牛丼に生卵もつけられないような…ひもじいものだった | 自分の貧乏生活を振り返って。 |
| ぶち殺すぞワレ… | 神明からセクハラ行為を受けての一言 |
| 相変わらずコンプライアンスのなってない漫画ね… そんな言葉で済ませてはダメ!!これは立派な痴漢行為… 殺すべきよ今すぐに | 佐木二号の「酔っ払い」発言に対して。 |
| やはり暴力……!!暴力は全てを解決する……!! | ブランデーの瓶を神明の頭に落とし、 「ちょっとしたいたずらですけども」みたいな顔して出てくる一を見て。 探偵が犯人を狂気に目覚めさせてしまった瞬間であり、 探偵が行く先々で事件が起きてしまうことへの一つの回答と言える。 この台詞の汎用性とシュールな絵面により、他作品のキャラに同じセリフを言わせるコラが結構な数存在する。 |
| キタァーーーーーーーーーーーッ!! | 山之内がトリックノートに書いてあったトリックをそのまま実行に移したため |
| 落ち着けて…!!心を落ち着けて想子…!! ゆっくり素数を数えるのよ…!! | 定番のパロネタ |
| たっけぇーーーーーーーーーーッ!! | 時計台を調べようとして。 |
| いや…!!数十億がかかってるのよ… これぐらいの高さで済むなら…うん!! むしろ低いと思うべきだわ!! 数十億にしては低いわ!!3千万くらいの高さね!! うん!!得してるわ!! | 高さと金額の正当な相場がよくわからないが、とにかく自分を納得させる。 |
| 10時まで5分くらいあるわね…この状態で待つわ！ | ハシゴを下って片足を地につけて。 |
| "持ってない"…!!人生もトリックも不運続き…!! このままでは…濡れ鼠…!! ビショビショのメイドほど怪しいものはない…!! | ビショビショならメイドじゃなくても充分怪しい。 |
| いくらあたしの運が悪いとはいえ… さすがに10時のタイミングで時間をチェックするような… "持ってる"奴はいないでしょう…!! | 当然フラグであり、時計をチェックする一の姿がしっかり描かれていた。 |
| 殺す…!!5人全員を…!! そして…なる…!!金持ちに…!! | 雨の中ではしごを再び昇り始め。 彼女が昇るのは栄光への道か、それとも… 「はぁ～～っ お金ほしい～～っ」 |
| 書いてない…？ 人形ビショビショ時の対処法書いてない…？ | 窓から吹き込んだ雨で人形がビショビショになってしまい、 父のトリックノートを見返しながら。 |
| あたしは…立ち上がる…!! 5人を殺し…数十億を手に入れるという"目的"のために…!! | 掌に「金」と三回書いて飲み込み落ち着きを取り戻して。 |
| オーライッ!!会心のアイデア…!! 起死回生の想子と呼んでちょうだい…!! | 人形が乾いた順に見立て殺人を行うと言うアイデアを思いつき、 恒例の自画自賛。 |
| 上った…!!金持ちの階段…一段目…!! | 神明殺害後。 イメージの中、牛丼に生卵をつけて注文し、喜びをかみしめる。 |
| 名探偵の孫だか何だか知らないけどメンタルヤバない？ この歳でこんなに冷静に仕切れる？殺人現場よ？ 一度ちゃんと診てもらった方がいいと思う | 一に対しての感想。ただそう思っている割には本編終盤で彼を「苦労知らずのスネかじり」と罵ってたりしているが |
| どんどん駆け上がっているわ…!!金持ちの階段を…!! もう10億分くらいは達成したんじゃない…？ ビリオンダラー・メイドまっしぐらね…!! | 宝田殺害後。 イメージの中では牛丼に牛大盛り生卵に豚汁までつけた。 |
| ジーザス…!!私の人生何でこんな試練ばかり…!! 神様はあたしを幸せにする気がないの…!? | 殺人者に幸福を与える神がいるとしたら、それはもう戦神とか荒神の類であろう。 |
| спасибо за еду……ッ!! | |
| やはり最高ね…タワマンで食べるつゆだくの並は… | 幽月殺害後。 資産的な豊かさと発想の貧しさが頂点に達した。*2 |
| これ あるあるなの…？ | ココアの牛乳膜のトリックを腹立つ顔で金田一に実証されて。 |
| そんなにヤバイ状況だったの…？ | 一と高遠のダブルで追われていた事を知り |
| 最高高度…!!あたしの人生…最高高度…!! | 予定通り遺言状を見つけたので勝利を確信。だが… |
| 落ち…て…る…？ | 脳内で一とスカイダイビング。まさに転落人生。 |
| 絡みついてきた…!!高遠が空中で絡みついてきた…!! | 落下中に高遠も追加。てかどっから湧いた？ |
| 金田一…人を騙し慣れてる… | まぁこれまでに何度も犯人を追いつめてたら嫌でも慣れるでしょう。 |
| まぁ…空は飛べなかったけど 歩いていくわよ 地道に…ね |
・Case3『銀幕の殺人鬼』
記録を見る
◆犯人「遊佐チエミ」(スコーピオン)
兄の死の真相を探るため、不動芸術高校の映研を訪れたチエミは蔵沢達が兄を死なせたことを説明口調で話していたのを聞き、復讐を決意。
ピタゴラスイッチな密室トリックを成立させるため、サソリ座の形に配置した蝋燭を滑車代わりにして成功率を上げていった。
そして迎えた当日。マネージャーという名目でやって来た一が名探偵の孫であることを知ると、地味で地道な努力で勝つ事を決意した。
まず泉谷を呼び出し、長すぎる独り言を聞き入ってから殺害*3、フィジカルで見立てを成立させた。
続いで真田殺しの時はまたも長い一人言を聞いてから撲殺。「人は不安になると喋る」ものという事を学んだ。
その後、紙コップのトリックを仕込むも直前になって人が増えたので、捨ててあった中から汚れていない紙コップを2個重ねてごまかし、コップを配って仲良く飲んだことで全員を眠らせる。
その後は門脇を殺害し、練習してきた密室トリックを実行。一度はロウソクをドミノ倒しの要領で倒してしまうも、最終的にはチエミゴラスイッチを完遂させた。
しかし自分が犯人だという告白のフィルムと全く違う漫画のフィルムが映写機で映されたことで帰宅後は震えるほどナーバスになり、心を落ち着かせるためにピタゴラスイッチを鑑賞。
その後、一のバラエティ番組風の謎解きで二重密室のトリックを暴かれ、毎度事件に巻き込まれる天才も結構大変だと思いながら謎はすべて解かれた。
★キーパーソン
◇黒河美穂
彼女のホロスコープになぞらえた発言はチエミにとってはめんどくさいだけの存在である。
●主な台詞
何かと自分が凡人であることを強調する。
また、細かい事にもよく気が付く。
| 発言内容 | 解説 |
| こいつら迂闊すぎない…？ | 推理小説物の犯人の代弁その10 |
| ピタゴラスイッチ…!! 自分で考えておいて何だけど…できるか！このトリック!! | フィルムで密室と化した映写室のカギを蔵沢の死体の手に握らせるトリック。 いったい誰に説明しているんだろう。 |
| クソが!! | トリックがなかなかうまく行かず、 腹いせに倉沢に激似の人形にヒザ蹴りを入れて。 |
| ピタゴラ…いえ… チエミゴラスイッチよ～!! | さそり座の形に配置したロウソクを滑車のように使うことを思いついて。 |
| 歩く黒歴史…… | 黒河美穂に対する評価。 顔を赤くして恥ずかしがっている。 |
| 正直兄の仇とヤバい奴しかいない部活で過ごす日々は 地味にハードだったわ…… | 星野かなえ「えっ」 |
| 何で巨匠の孫が集ってんのよ…!! それとも結構その辺にいるの…？巨匠の孫って…… | この高校には自称「ホームズの孫」も居る。 「…ったく…とんだ孫漫画ね…」 |
| …どいつもこいつも…!!立てるな…!!キャラを…!! あたしなんて…雑用係よ…!? | 犯人第一号(原作コミック)だって小道具係だ。 |
| 独り言が長尺… え？すごい喋る…しかも説明口調の… サッと殺したいのに思わず聞き入っちゃったわよ… | 夜空の蠍座を見上げて独り言をつぶやく泉谷に。 凶器を振り上げたまましばらく待っていた。 |
| この細腕で…？ | 体育館の天井から泉谷をフィルムで吊るそうという時に、思いの外天井が高くて。 チエミゴラスイッチにばかり気が行ってしまっていたのか、トリックってフィジカルなことに気付かなかったようだ。 |
| 一旦タウリン摂取させて…？ | 体育館の天井裏まで泉谷の死体を運んで一息。 |
| こういう奴だから…殺りがいがあるッ!! | 殺人が起きても撮影を続行する蔵沢に対して。 正直兄の仇じゃなくても殺意がわく。 |
| その間に小市民の私は地味に人を殺すわ!! | 金田一が蔵沢に疑いの目を向けている間に犯行を重ねる決意。 殺人に地味も派手もない。 |
| お前は黙ってろ!! | またも中二病発言をする黒河に対して。 |
| いや…確かにあたしも 夜空の暗殺者スコーピオンって二つ名を自分につけてるけど… でもこれは犯人のルールだから仕方なくて… 違うから!!キャラ立てようとしたわけじゃないから!! | だから誰に対する言い訳だ。 |
| こいつもすっごい一人言言う… | 真田殺害前、やはり凶器を頭上に振り上げながら。 これで背後の気配に気付けない真田もどこか抜けている。 |
| 泉谷もそうだけど人って不安になると喋るのね…… また一つ勉強になったわ…… | 2連続で長い独り言を言う被害者を目の当たりにして。 「あたしも不安になったら、すっごいしゃべるのかな……？」 |
| これをヒントに解かないよね…？ | 用意したはずの物とは違う映画が流れるというアクシデントに対し |
| いや…そりゃあ金田一は怖いわよ？ でも…でもさ言っても高校生なわけだし そもそもあたしはミスなくトリックをこなしたわけだから… 何を心配することがあるわけ？ないよね？ 考えよ？前向きなこと せっかく復讐を果たしたわけだしさ… ナーバスになってたって何も変わらないじゃん… だって今あたしにできることなんてないわけだし、あいつらが去るまで待つしか… | フラグ回収。 |
| 仕方ないじゃない…!! 凡人だもの……!! 4人殺してIQ180の探偵に捜査されてるのよ!? 正気でいられる奴いる!? むしろ正気でいられる奴は正気じゃないわよ!! | 追い詰められた果てに開き直る。 正気でいられる奴代表や元祖の事を考えると、 この叫びも案外間違ってないように思えてくるのがなんとも。 |
| 落ち着こう… ピタゴラスイッチでも見て落ち着こう… | youtubeとかじゃなくブラウン管テレビなのが時代を感じる。 |
| 何なの？この解き方… こんなバラエティ番組みたいな解き方いつもしてんの？ …でも…端から見たらバラエティかもしれないけど…あたしには… とんだホラーショーだよ… 恐いよ！ペットボトルが拳銃に見えるよ!! もう普通に犯人はお前だって言ってくれよ!! | とんだエンターテイナーだから仕方ない。 |
| ホントにホラーじゃねえか!! | 自分に配られたコップの水が血の色に染まるという演出を見て。 |
| いや…でもこれだけ殺人事件に巻き込まれてるんだから… "運"は悪いか… "天才"も…結構大変なのね… | 金田一たちがフィルム缶をバラバラにしたせいでトリックが暴かれたとの推理に一度は一を運がいいと評しながらも、すぐに思いなおした。 確かに一理あるし、実際20年後の一は自身の宿命にうんざりしている。 |
| …ていうかアンタ目的何なの？ 何のためにインタビューしてるのよ？ あっちょっと！ 待ちなさいよ！ ねぇ！ |
シーズン8
・Case4『天草財宝伝説殺人事件』
記録を見る
◆犯人「和田守男」(白髪鬼)
難病の娘、朋美の治療費のために蔵元醍醐の遺産相続権を持つ4人を殺害しようと「天草財宝発掘」を企画した和田。
下準備として天草に通い、子供たちに白髪鬼の噂を広め終わった頃にいつきの紹介で一と出会うも、見るからにウスラバカな一を侮ってしまう。
島に到着直後、地元の子供たちが目論見どおりに白髪鬼の噂を不気味な感じで一行に伝えたことにガッツポーズし、その夜中田を殺害。
翌日、熊本県警の石井がポンコツだったことに某グルメレポーターのようなコメントで感動。
だがここで名探偵の牙を剥き始めた一に動揺、危険視して彼も消そうと考える。
その後自分のカバンを燃やし、赤門、赤峰、最上の時計をずらした後に白髪鬼の変装で一に襲いかかるも失敗。
自分の中に迷いがあると感じ感情ゼロの鬼になることを決意。
翌日、フロントにアリバイ確保の電話をかけた後に感情ゼロの表情になり赤峰を殺害するも、やはり感情を捨て切れず「ワテは人間なんや！」と絶叫。
その後立て続けに殺人が起きているのに帰ろうとしない一行を全員クレイジーと評し、鬼と人の間で揺れ動きながら赤門と最上を殺害し最上に全ての罪を着せる。
当初の計画を完遂して蔵元の遺産を得られると確信するが、一の揺さぶりにたまらずコテージの証拠を隠滅。
やはり自分は鬼にはなれない人間、ならば人間として手間暇かけて一と戦うことを決める。
そして始まる推理ショー、一の見事な構成力の話術に困惑、密かに仕掛けられた手間暇かけられたトラップに泳がされていたことを後悔している間に犯人であると暴かれる。
ムチャクチャ謎を解かれるも必死の抵抗を見せるが、一がつけたTVで蔵元コンツェルン破産のニュースを知らされ、思考停止する程のショックを受けている間に謎はすべて解かれた。
インタビューでは自己紹介をすっ飛ばして最後のニュースのくだりに触れ、その完璧な構成力に「金田一こそが推理の鬼である」と漏らした後、
「おっさんにトリックはキツイ。あとは若いもんに任せるわ」「気張れよ、犯人たち」とエールを送った。
●主な台詞
コテコテの関西人キャラが端々から見える。
また、金田一ではわりと珍しい「まったく恨みの無い相手をやむを得ない理由で計画的に殺す」タイプの犯人であるためか、殺人に対する忌避感と罪悪感を捨てきれていないところがある。
| 発言内容 | 解説 |
| エグい…!!怪しさエグいおじさん…!! 噂話自体より定期的に白髪鬼の話をしてくる おじさんの印象が強く残ったらどないしよう…… | この時は背広にマスクとキャップ姿の変装で噂を広めようとしていた。 白髪鬼に負けず劣らずの怪しい風貌に不安を抱く。 確かにこっちの印象が残ってもおかしくなかったし、よく変質者扱いされなかったものである。 |
| 何や‥‥名探偵の孫って聞いてたから心配しとったけど‥ ウスラバカそうな高校生だし大丈夫そうやな | 一との初対面時、完全に一を舐めてしまう。 有森「オイオイオイ、負けるわアイツ」 |
| 天才子役…!!全員もれなく安達祐実や!! | 演出も無しに狙い通りの効果を見せてくれた子供たちを当時の名子役の代名詞的存在に例え絶賛。 「え…？安達祐実はもう38歳*4…？何言うてんの？」 |
| 警察のポンコツ革命や～!! | ポンコツ推理を見せた石井に。 ポッチャリ体型と相まって、以降和田のセリフが彦麻呂ボイスで脳内再生された読者もいることだろう。 |
| 探偵の郵政民営化や… | 対してキレキレの推理を見せる素人探偵金田一に動揺して。 |
| コイツ…危険やぞ… 殺すべきか…？でも…無関係の高校生やで…？ それ言うたらターゲット4人も…別に恨みがあるわけやない…遺産を手に入れるための障害やから殺すんや。 金田一がワテの前に立ちはだかるなら…殺すだけや…!! | 既に思考が殺人者の狂気に侵され始めている。 |
| 迷いが…あったんちゃうか…!? | 一を殺し損ねて。殺しても死なないだけです。 |
| 見たかワテの演技…!! 伊達に新喜劇見て育ってへん…他の犯人とはモノが違う!! 演技力の宝石箱や…!! | 恒例の自画自賛関西人ver。 |
| これだけの人が死んでるのに…全然宝探しやめへんなこいつら… | 仮にやめて帰られたら一番困るのは和田ではないだろうか。 |
| 何でお前らも帰らんの？ ミステリーによくある退路断たれるパターンとちゃうねんで？ 帰ろうと思えば帰れるんや… 何やねん何がお前らを突き動かしとんねん | さらに一と美雪に対して。 彼らを突き動かしているのは正義感とか |
| 自滅の足跡が気になって全然話入ってこぉへん…!! 何やねんコイツ めちゃめちゃ順を追うやんけ… | 「自滅の足跡」というツカミから本題に入って行く一の構成力に。 |
| なんやこの演出や細工への強烈な熱意は…!! その熱意を早く勉強に向けぇや!! 将来ブラック企業に入る事になっても知らんで!! | 入ります。 |
| とどめの刺し方完璧じゃないですか？ | インタビュー、自己紹介もせずに。 |
・Case5『怪奇サーカスの殺人』
記録を見る
◆犯人「小椋乃絵留&小椋顕人」(MONSTER)
父と「MONSTER」こと石川を殺した3人のピエロ達を自分の手で殺害することを決めた顕人とその姉・乃絵留。
顕人が舞台を設営したりする内に思いついた密室トリックを乃絵留に持ちかけたところ、その完成度に乃絵留は真顔で引きながらも承諾。
決行の日、自分で作った「MONSTER IS BACK」のメッセージがカッコイイとはしゃぐ顕人を乃絵留が諌めながら2人で倉庫を荒らす。
その後顕人の台本通りに騒ぎを起こしメッセージと二人のケンカを見せつけながら、乃絵留はイキイキと遂行する弟に末恐ろしいサイコキラーの片鱗を見る。
この時乃絵留にセクハラを働く一とついでに二三と対面するが、IQ低そうな旅行者だと歯牙にもかけない。
さらに14歳の乃絵留の着替えを覗こうとする一に顕人はドン引きしながらも、ドアの下の隙間を教えつつ美雪にチクる。
その夜クラブのエドを殺害。ドラム缶のトリックを実行するが余りの手際の良さ、死体発見時のジョンの行動まで見越した計画を12歳の弟が建てたことにとうとう乃絵留が耐えきれず爆発する。
翌朝。計画通りに事が進み、かつ火文字がめちゃめちゃイカしてると酔いしれる顕人を共犯者でもある姉の乃絵留は冷ややかな目で見る。
その後顕人がトリックの準備中に和英辞典を借りに来た二三に内心では鬼の形相でブチギレてた頃、乃絵留はスケシャツで一に色仕掛けを行う。
そして控え室に模造紙を張り付けた後にスペードのサムを殺害。一を顕人演じるMONSTERの目撃者に仕立てた後、覗き穴を塞ぎ、現場に突入される前に通気孔から脱出。
ここでも完璧に計画が進んだことに、乃絵留はむしろ粗があってくれと思いつつもジョン殺害の決意を固める。
しかし、謎解きMONSTERこと一に、二三の名前が映った模造紙の燃えカスを発見され、顕人が衝撃を受ける横で乃絵留がどこか安心している間に謎はすべて解かれた。
その後空中ブランコから飛び降りる寸前にインタビュアーに時を止められインタビュー開始。
敗因を「二三を見くびったこと」と語り、一に勝つ方法はわからないが「次は雪影村殺人事件、その次は金田一少年の決死行」とカメラ目線で予告した。
●主な台詞
天才かつ中二病気味な弟とフツーの姉という取り合わせ。
| 発言内容 | 解説 |
| 乃絵留「すごすぎて少し引いてます」 顕人「姉貴!!」 | トリックを顕人に持ち掛けられて。 12歳の自分の弟がいきなり完璧な密室トリックを持ち掛けてきたら真顔にもなろうというもの。 |
| 顕人「めちゃめちゃカッコいい… どう!?姉貴!!超COOLじゃない!?」 乃絵留「え…？」 顕人「これがMITATEってヤツだよ姉貴」 乃絵留「落ち着いて？」 | アルファベットのカードで「MONSTER IS BACK」の文を作って。 |
| 顕人「姉貴14歳だぞ… ヤバすぎる…!!高校生だからって許されると思ってんのか…？ マジで一度裁かれた方がいいと思う…」 | 確かに普段の一ならアネット根来団長の方に興味を持ちそうなものだが…… |
| 乃絵留「何でこんな手際がいいの…？」 | エド殺害、死体を移動してテキパキと指示を出す顕人に。 「私の弟がこんなにサイコキラーな訳がない」 |
| 乃絵留「受け止めきれないよッ!!」 顕人「あ……姉貴!?」 乃絵留「いや…すごいトリックだと思うよ!? でも12歳でこれを思いついたことをやっぱりあたしは受け止めきれない 弟が急に完璧なトリックを作り出してきて戸惑いを隠せない… これが第二次性徴ってやつなの!?」 顕人「思いついちゃったんだからしょうがないじゃないか!!」 | ドラム缶にガソリンを移すトリックを披露する顕人に。 |
| 乃絵留「また見立てに酔いしれてる…」 | 火文字の演出に密かに悦ぶ顕人に。 |
| 顕人「ガキはマックでハッピーセットでもしゃぶってろ…」 | トリックの模造紙の準備をしている時にぶりっ子全開で訪ねてきた二三に。 すぐさま「大人になれ、こんなガキがきっかけでトリックがバレるはずない」と |
| 可憐……!! こんなにも純粋な美少女が犯人のはずがない…!! これで金田一はあたしにメロ＆メロ…!! 容疑者からは外れたわね…!! | 一にヌレスケシャツと涙目で怖がってみせて。 散々顕人を末恐ろしいと言っているが、14歳で自分の美貌と色香を武器に男を惑わそうとする乃絵留も充分将来が不安になる。 |
| 顕人「名付けよう…!!このトリックを… 「K・B・Mと…!!」」 | 名付けてブラックマジック!(ｷﾘｯ)とか言い出すトリックの神の別ドラマじゃないんだから… 「……時々わからなくなるんだ…自分が”ケント”なのか…それとも”MONSTER”なのか…ってことが…さ」(ｷﾘｯ) |
| 乃絵留「完璧だわ… 何の…何の証拠も残っていない… 初めて人を殺し…初めてのトリックを完璧にこなすなんて… どんな12歳だよ!! 全く粗がないよ!!あってくれよむしろ!!」 | 一つ上の13歳にも証拠らしい証拠を残さずに殺人トリックを完璧にこなしきった犯人が2人いるので、顕人に限った話ではない。 |
| 顕人「ゆ…油断していた…まさか…まさか…こんな子供のせいで……証拠が残るなんて…」 | 模造紙という物的証拠を突き付けられてフラグ回収。 |
| 乃絵留「顕人……なんだか少し…安心してる自分がいるわ 12歳だもん……粗もあるわよ…」 | 対してホッとしたような表情を浮かべる乃絵留だった。 |
| 顕人「ちょっと時を!?え!?」 | 空中ブランコから飛び降りる寸前、当然のように時を止めて始まったインタビューに。 |
| 顕人「次の事件は雪影村殺人事件……次の次は金田一少年の決死行だよ！」 | なんかテンション上がっちゃって一度に二つ言ってしまった。 |
・Case6『雪影村殺人事件』
記録を見る
◆犯人「島津匠」
春菜を自殺へと追いやった冬美と綾香を、推理小説を書いてるときに思い付いたトリックで殺害することを決めた島津は、自分に野球と推理小説の二つの才能を授けてくれた天に感謝する。
冬美との待ち合わせ場所である校庭に前もって自作の「足跡の形に塩まける機」で足跡を作る。
そして冬美を殺害後、死体を足跡の位置に運んだ後一らと合流し死体を発見する。
秋田県警の鷲尾刑事が自殺と見たことに安心したが、一が疑問を投げかけたことで旧友の思わぬ変化に戸惑うも、トリックに自信を持っていたので計画を続行。
しかし綾香殺害時に彼女ともみ合いになって仲間でお揃いで買った数珠をばら撒いてしまう。
慌てて全て拾おうとするが、野球で肩を壊していたために部屋の電球を交換できず、才能は一つで十分と痛感、急遽他メンバーの数珠を全て盗み難を逃れようとする。
だが一に冬美の殺害現場に呼び出されトリックを再現され、才能の格の違いを見せつけられたことにより自身の才能の両肩がダルンダルンになったのを感じると共に、一を葬儀に呼んだことを後悔している間に謎はすべて解かれた。
脳内に呼び掛けてきたインタビュアーの声を天の声と判断、そのままインタビューが開始……と思いきや既に次回の事件を予告されていたのでインタビューはなしに。
桜雪の降る中、天ってやっぱりそっけないと叫んだ。
●主な台詞
| 発言内容 | 解説 |
| 「天は二物を与えず」と言うが…… 与えられてるわ～～天から完全に二物与えられてるわ～～ サンキュ…!!天…!!サンキュ…!! | 野球と推理小説という二つの才能を持っていることに、若干うざいノリで天に感謝をささげる。 |
| 金田一…!! こいつ…こんなに頭良かったべか…？ 東京では推理でブイブイいわせてたりするべか…？ | 刑事の推理に口を挟んだ一に。 中学の時の幼なじみが名探偵になってるなんて普通思わない。 |
| なんてこった…天から二物与えられたことが裏目に……!! 充分だ……才能は一つで充分… | かつて野球で肩を壊したせいで電球を変えることができずに。 |
| 才能の……格が違う… 砕かれた……「推理小説の才能」の方の肩も……完全に砕かれた……!! ダルンダルン……才能の両肩ダルンダルン……!! | 一にトリックを暴かれ、自分との才能の格差に愕然とする。 今回インタビューがなかったので敗因は語られなかったが、まず間違いなく一が推理でブイブイいわせてることを知らなかったことだろう。 |
| そして何より…一番悔しいのは… 金田一のこと…呼んだの俺…！！ だってその時はまだ殺人するつもりなかったから… もうなんか解かせる為に呼んだみたいになってる… | 結果的にわざわざ自分が起こす事件を解決させるために呼んだような構図になってしまい、非常に気まずい思いをする羽目になり下唇を噛みしめる。 |
| 天…やっぱりそっけない!! | 脳内に響く天(インタビュアー)の声が、わざわざ話しかけときながらさっさと次の事件に行こうとしたので。 本当の天ことトリックの神が本当に愛してるのは一だし…… ちなみに描写的に、今回も時を止めてる可能性が高い。 「え…俺…1話……？」 |
・Case7『金田一少年の決死行』
記録を見る
◆犯人「周龍道(狩谷純)」(岩窟王)
父の教え子たちによって地下に閉じ込められ、それからずっと復讐の事だけを考えながら生きてきた純は、極限状況下のストレスのせいか、10歳の子供の姿のまま12年の時を過ごした。
高遠によって助け出された後は「周龍道」と名乗り、高遠から授かった「リアルタイム合成トリック」を猛練習しつつ、復讐の時を待った。
標的たちがホテルを訪れると、まず文香を殺害し、睡眠薬で眠らせた一をワゴンで運ぶ。
李刑事たちを呼び出して「1人2役トリック」を実行し、文香殺害容疑を一に向けさせた。
だがその後、ふとした事で一と触れ合い、心境に変化が生ずる。
変な感じを覚えつつも、いよいよ「リアルタイム合成トリック」を実行。一が部屋を出ていくタイミングで明智を刺し、一の行動を完全に読んでいた高遠に驚愕していた。
高遠の言葉を信じて廊下で一がやってくるのを待ち、2人の凄さに驚きつつホテルを脱出。
だが見るものすべてが新鮮だったので、つい楽しくなり満面の笑みを浮かべてしまった。
向かった先にたまたま松岡がいたので、廃墟の中にいた四宮を捜して殺害。一に罪を擦り付けるために騒ぎ、ナイフに一の指紋がつくようにした。
その後は一と高遠が電話会談をし、その傍らでなぜか胸の痛みを感じていた。
最後の標的である松岡を殺害し、ようやく復讐を遂げる。
だが一に罪を擦り付ける事に罪悪感を感じていたため、高遠に電話をして一を陥れるプランをやめたいと頼んだ。しかし高遠に拒否されたので、高遠への義理もあり最後まで彼に従う事にした。
そして待ち受ける謎解きの舞台。明智が生きている事に驚いた後で心臓は左にあった事に気づく。
「リアルタイム合成トリック」の謎解きの際には3Dを見ているような感覚に陥り、遂に真犯人だと暴かれてしまう。
だが最後には一と言う親友が出来、謎はすべて解かれた。
謎を解かれた後は色々とあり、目が覚めた時には病院のベッドの上にいた。
そこで唐突に歴代の『金田一』犯人たちの幻影が次々と登場。全員が初対面だったので「誰だよ」と思っていたが、すぐに今回が最終回だと察し、「皆…またな！」の言葉で締めくくった。
その後は恒例のインタビューに移り、読者に感謝を述べたが、この直後にこの漫画がまだ続くという事を知り「続くんかい！！」とつい絶叫。
インタビュアーから「編集部のほうから、あと単行本2冊分やってほしいと…」と具体的な裏を教えてもらうが、この言葉で犯人たちがマガジン編集部に完全になめられている事に気づく。
そして編集部の度肝を抜くため、後に控える犯人たちに勝利を託した。
●主な台詞
最終話じゃなかったけどにして遂に名探偵コナンネタが解禁。
また、話の流れ上他の犯人とは違い、一への情に揺れ動く様子が描かれている。
| 発言内容 | 解説 |
| 真実はいつも一つ!! | 実年齢22歳だが外見は10歳ということで。 |
| いや…バーロー…「人間」めいた事を言うな…!! 俺は‥‥ドブネズミを喰って生きてきた あの日々に比べたら‥ こんなの全然北京ダック‥!! | トリックの練習中の言葉。 |
| あまりに眩しい‥12年ぶりの地上‥ | |
| う‥‥上手くいった‥？ 本当にすごいのか‥？あの男‥!？ | 高遠が立てた計画どおり李達が騙されたので。 |
| 何でこんなに上手くいくのぉ～～!? | 一がこっちの思惑通りの動きをして。 都築「意外と簡単に動くんだなあ金田一って」 |
| ハイ!!イリュージョン!! | 『魔術列車』の時の高遠と同じ台詞。 |
| どうしてなのぉ～～!? | 高遠が怖いくらいに一の行動を読んでいたので。 |
| しかし高遠にしろ金田一にしろ‥ 地上にはすごい奴らがいるんだな‥‥父さん‥‥ | いや、12年間地下で生きていたあなたも十分すごいと思う。 |
| ヤバい‥‥楽しい‥‥ 12年も地下にいたから‥‥ 見るものすべて‥‥やることすべてが‥新鮮‥‥!! | 一と触れ合ううちに段々と心境に変化が生ずる。 |
| 何で松岡がいるのぉ～～!! | 出来過ぎなほど都合よくターゲットがいたので。 |
| もっと何か… キック力を高める靴とか… やたら速いスケボーとか… そういうのないのか…!? …一切の利器なしに身一つでこれだけの謎を解いてるのか…!? よく生きている… こんなストロングスタイルでよく生き残っているよ金田一… | |
| 撃てば‥‥ 金田一の罪に‥撃てば‥ | 最後のターゲットである松岡を前に、一へ罪を着せる事に迷いが生ずる。 |
| もし‥俺たちが‥‥違う出会い方をしていたら‥ 友達に‥なれたのかな‥ | |
| 明智生きてるし‥ | 刺したはずの明智が当然のように推理ショーにいたので。 |
| 何か‥‥3D‥？ 上手く言えないけど急に次元の違うものを見せられているような感覚‥‥ これが拡張現実ってヤツなのか‥？ 謎を解くのに麻酔銃も変声機も使わないが‥‥ ただ次元はねじまげてくる‥‥ | 小野寺「実写で謎を解いてくる‥」 ちなみに単行本では残念ながらモノクロとなった。 |
| 身一つで危機を乗り越え‥‥手先の器用さで謎を解く‥‥ それが‥ 俺の友達‥金田一一‥‥ | 結局全て解かれたが、事件を通じて一と言う親友が出来た。 |
| これアレだわ… 最終回によくある歴代キャラが次々出てくるヤツだわ… ヤバいわ俺この漫画のグランドフィナーレに立ち会ってるわ | 突然歴代犯人達の幻影が姿を現すのを見て。 |
| 続くんかい!! じゃあ何だ歴代犯人!! | もうちょっとだけ(ryと聞かされた時の心からの叫び。 |
| オイ…犯人ナメられてるぞ…少年マガジン編集部に… | あと単行本2巻分続くとインタビュアーにぶっちゃけられて。 |
| 反撃の狼煙を上げろ!! | 前話での一との友情は一体‥ ともかく、そんなわけであと2巻分、犯人たちの反撃（解決済み）が続く‥ |
シーズン9
・ファイル18『吸血鬼伝説殺人事件』
記録を見る
◆犯人「湊青子」(吸血鬼)
姉を殺した医者達に復讐するため、青子はペンション「ルーウィン」の構造と猫間の体重を組み合わせたトリックを思いつく。
ペンション「ルーウィン」にターゲットを呼び寄せた青子はミステリーによくいる素人探偵になってその場の主導権を握ろうとし、やってきた剣持を警戒する。
だがここに来て猫間が急に太った事を聞かされて内心憤るも、美雪が47kgと自己申告していた事から目撃者を美雪に変更した。
美雪を眠らせた後、47kgである事を確認した後は美雪を海谷殺しの目撃者にしてエレベーターに載せようとするが、エレベーターが動かなかったので髪の毛を5センチぐらい切り取ってトリックを成立させる。
しかし、ワインを急に取りに行く事になったのでワインを隠して時間を稼ぐ事にするが、一に見破られたことで真に警戒すべきは一である事に気づく。
抜いた血液とボロボロにした自転車を組み合わせた心理トリックを用いて美雪の部屋で密室殺人を成立させ、復讐の完成まであと一歩と言うところまでこぎつけたが、血の湯船騒動の際、キッチリとバスタオルを巻きつけていたことが原因で格差社会を感じつつ謎はすべて解かれた。
インタビューでは敗因を美雪をターゲットにしていたことと猫間が体重を増やしていた時点で計画を止めるべきだったと説明。
そして一に勝つには最終章と言う事で（一度原点に立ち返ると言う意味で）あの場所を薦めた。
★キーパーソン
◇猫間純子
本来の目撃者兼一時的容疑者だったが、体重を急激に増やしたことで、青子から罵られる。
●主な台詞
元医療従事者と言う事もあって体調を心配するクセがある。
| 発言内容 | 解説 |
| "犯人"が"トリック"を作る…？否…!! "トリック"が"犯人"を作るのよ…!! | この後早々にアクシデントに見舞われるトリックに何故か自信たっぷりである。 |
| どうやら… この刑事との戦いになりそうね… | 客の剣持が刑事であることを聞かされて彼を警戒する。 |
| アンタの体重が47kgってことからこのトリックは始まってんのよ…!? アンタありきのトリックなの…!! ちょっと無責任なんじゃない？ | 急に体重を増やした猫間に対して。 猫間「知るか」 |
| あとフリーランスは自己管理大事よ…？ ちゃんと健康診断も受けるのよ！ | |
| でも…気が引ける…初対面の人の血を4分の1抜くの… 猫間さんはホラ…何回か会ってるし…4分の1くらいいいかなって… まぁでも…良いよね！抜いた後 戻すし！ 任せといて七瀬さん…採血は得意だから!! | 初対面の美雪を巻き込むことに一瞬だけ迷う。 |
| 私…寝ている人の体重計るの初めてだから… | |
| 体幹オブザイヤー…!! 寝ながら体重を量る為に生まれたような女ね…!! | |
| 果たして――この3人は青子から主導権を奪うライバルとなり得るのか？ | レギュラー3名で構成された容疑者リスト |
| 詳細なあらすじ… | |
| GO！トリックGO!! | 美雪の体重が47kgだったので |
| 大丈夫!!医療の現場はもっと忙しかった | おなじみ有森の「やる事が多い」と同じ構図で。 |
| ナマモノ…!!トリックはナマモノ…!! | 美雪の血を限界まで抜いたのにエレベーターが動かなかったことにめちゃくちゃ動揺。 |
| う…動いた…!!乗り…越えた…!! | 美雪の髪を5センチくらい切ってようやく動いたエレベーターに涙を流して安堵する。 |
| 機転…!!ナースの機転をナメないでよね…!! | ワインを流山の部屋に持って行ったらせっかくのアリバイ工作が無駄になるので、指定のワインを隠して。 恒例の自画自賛 看護師バージョン。 |
| スヤ&スヤ… | ワインがなくなったことを刑事の剣持が怪しむと思いきや、酔って眠ってしまっていたことに唖然として。 |
| 休日だもん…酒ぐらい飲みたくなるわよ？ 「刑事だから」「医療従事者だから」休日も働くべき…なんて考えは傲慢… 「命を守る人」の命を守れない社会にしてどうするの…？ ワークライフバランス…ッ!!ゆっくり休んでね…!! | 寝ている剣持に気遣って。 |
| そうだ……ミステリにおいて刑事なんて探偵のバーターのみたいなもの…… | ミステリーの真理かもしれないが、剣持の立場がない。 |
| 医学部の偏在や人口の一極集中… 少子高齢化が進む中で日本の医師不足は深刻になってきているわ…… なのに 探偵は過多 多いよ…!!一事件二探偵は多いよ…!! | 奈緒子「せやな」 多岐川「せやろか」 |
| アンタに流れる「名探偵の血」…私が抜いてやるわ!! そして流し込む…!!敗北と言う名の血液を…!! | |
| この程度の血だまりでビビるなんて…!!すごく箱入り娘…!! 金田一の幼なじみなら結構血に親しんでそうだけどね! | 狙い通りに血だまりを見てすぐ逃げ出した美雪に。 殺人事件に巻き込まれるのも久しぶりだったしね。 |
| そうかしら…何の恨みもない人間を殺す犯人もいると思うけど… | 「美雪が猫間達を殺す理由はない」と説明する一に対しての台詞。イメージとして遠野・和田・桐江が登場 |
| ごめん…ずっと我慢してたけど… そろそろ言わせてもらうわ… ジッチャンジッチャン……うるせーんだよ!! アタシ達は今を生きてんだよ!! | 復讐殺人をしようなんて過去に囚われてる人間に今を生きてるとか言う資格はない。 |
| 突然流暢に辱めてくる… | 「一人で風呂に入るのにバスタオルを体に巻きつけておく人間なんていやしない!! 思い返せばあの時の青子さんの格好は カメラがあるってわかってるテレビの温泉入浴シーンみたいだった!!」by貴船葉平 |
| 金田一は祖父のスネかじり野郎…確かにそうだ…ただ… その祖父のスネ…めちゃめちゃごん太… | 本人のスネはめちゃめちゃ細そうですけどね |
| 私の経験全てを注ぎ込んだのに… こんな…社会も知らない高校生に… これが格差社会ってヤツなの…!? | 社会は知らないかもしれないが殺人事件のことは嫌というほど知っている。 |
| だって…だって…彼女の体重47kgよ!?そんな偶然ある!? 神が味方してるって思うじゃん！ | インタビュアー「落ち着いて下さい」 |
| やっぱり犯人も「引き際」が大事よ 猫間が太ってた時点でいったん白紙にすべきだった 人生賭けてるならなおさらね |
・ファイル19『オペラ座館・第三の殺人』
記録を見る
◆犯人「湖月レオナ」(ファントムの花嫁)
ターゲットを殺すために犯人の役作りを始めたレオナはトリックを練ったり小道具を揃えたりした。
そして迎えた本番。有森の幻影に気を取られながらも、シャンデリアを落として絵門を殺害。
その場に警察がいた事で鍵は警察が扱う事になったので鍵周りのトリックをパターンCに変更。剣持を拉致して閉じ込めるも、うっかり懐中電灯を落としてしまう。あとで取りに来る事にして鍵を戻したレオナは剣持を探す流れになったのでその時に乗じてヒロインとファントムとの二人一役を演じつつ三鬼谷を殺した。
白神・P・海人と一の推理対決を経て城が劇場に一晩こもると言う話になったので、密室トリックに取り掛かる事に。
タランチュラを素手掴みして取り出し偽物の鍵ごと本物とすり替えたレオナは鍵を使って城を殺害。その後は血痕を利用して電池を回収しようとしたが、一に電池を先に拾われてしまう。
その後、一にファントムである事を指摘され、「自分は並みの犯人と違って演技力がある」と乗り切ろうとするも、有森から他の犯人たちもそうだったと聞かされ、謎はすべて解かれた。
★キーパーソン
◇有森裕二
ご存じ初代ファントム。本作では度々幻影として、レオナの前に先輩気どりで登場する。
ちなみに同時期に週刊少年マガジンで掲載された特別編にも登場。すっかり作品の顔となっている。
●主な台詞
女優である事を何かにつけ意識している。
| 発言内容 | 解説 |
| 始めるわ…「犯人」の役作り…!! | |
| ちっとも辛くなんかないわ だってこれは役作り…!! 私…どんどん「犯人」になっていってるもの…!! | |
| 有森『レオナ…トリックは…やることが多いぞ…』 | レオナの背後に表れて |
| 誰!? 何 今の…？幻聴…？ 邪魔だけはしないでよね…ファントムの亡霊さん… | |
| これが「演出」です どんなに優れた脚本でも人の心を動かせるかは演出家次第… 怯えなさい!!それが正しい反応よ!! | |
| 有森『シャンデリア落としは…ファントムのお家芸… だが… ファントムはそう甘くないぞ…ッ!!レオナッ!!』 | |
| 生きるとは…演じる事!! | |
| 有森『レオナ…わかるな？』 いるのかよ！刑事いるのかよ！ 有森『ファントムゥ～!!』 | |
| …なんてね!! 確かに驚いたわ…でもね…私は… 「想定外」が起こることを想定しているの… 役作りが足りないのよ…この程度で慌てる人間は… | |
| 臨機応変 まあ…犯人という役を降ろしているだけだから…自然とできちゃうんだよね… | |
| ちょっと静かにしてて？今から役作るから | |
| …え？仮面をつける必要があるのかって…？はぁ… あんたたち全員…養成所からやり直しよ…!! 声で「レオナ」を演じ…フィジカルで「ファントム」を演じる… この高度さがわからないとはね… | |
| やる事が…やる事が多い…!! 有森『ようやく俺の気持ちがわかってきたな…？レオナ…』 | |
| これが本番…!!まったく…初舞台を思い出すわ…!! | |
| 冷酷な殺人鬼から一転…役を引きずる事なく気弱なお嬢様へ… 役者として脂が乗ってきたわね… | |
| キモス…!!震えるほどキモス…!! | 三鬼谷の手首に自分の名前が彫られていたので |
| ウケる…!!ただの冷やした鶏肉なのに!! | |
| やったあポンコツだぁ～っ!! | |
| 有森『越えろ…レオナッ!! 初代を…越えてみせろ!!』 | |
| まだだ!!私には「演技力」がある!!並みの犯人とは違う――!! | |
| 有森『レオナ…他の犯人たちも…結構…演技力はあったんだ…』 | |
| …あと…あの亡霊の人何？ 誰？ マジで怖かったんだけど |
・ファイル20『雪霊伝説殺人事件』
記録を見る
◆犯人「黒沼繁樹」(雪霊)
登山パートナーの氷垣岳史に恋人の復讐を相談しに行った黒沼は、めちゃめちゃ背中を押されたのでトリックマウンテンに登る事に。
１億円の相続の話をターゲット達に持ちかけると怪しむことなく乗ってきたが、一志は「次生には自分から伝えておく」と申し出てきたので何かあると思い一志を見張っていると一志が次生を突き落とすところを目撃。一志が次生と一人二役を演じて弟の分も横取りする事に気付いた黒沼は次生を助け、二人で一役を演じることにした。
そして当日。相続候補者が次々と到着する中、黒沼は一志の一人二役の茶番劇が上手すぎたので見ていて引いていた。
瀬倉美紗を殺し、胴体だけを瀬倉の部屋にデリバリー。次生に黒沼役をやってもらってる間に死体を組立て、1/1瀬倉美紗を完成させた。
その後、偶然居合わせた刑事と名探偵の孫が状況を説明するも心が死んでた黒沼は瀬倉の死体を電ノコで解体、死体を埋めて密室殺人を成立させた。
瀬倉の死体が無い事に気付かれた後は鱒井を瞬殺し、次生と共にアリバイを構築。逃げ出そうとした一志を殺害して雪だるまにインするとモノホンの次生を小屋に引き入れた。
その後、一が一志と次生を「一人二役じゃないか」と疑うが一志の死体を見せてごまかすことに成功。最後に次生を殺してすごくヤッホーしたが、心を心臓マッサージしてきた一の推理の雪崩に呑みこまれ、謎はすべて解かれた。
インタビューでは敗因を本についていた指紋である事を認めた後、一に勝つには呪うしかないんじゃないかと述べた後、次の事件も仮面キャラが出てくる事を告げて退出した。
●主な台詞
心が凍っていると言いつつも心を揺り動かされる場面が多い。
全体的に（犯人たちの事件簿にしてはだが）シリアスめ。
| 発言内容 | 解説 |
| めちゃめちゃ背中を押してくる… | |
| 羞恥心まで…凍っちまったみてぇだ… 仮面をつけたまま平然とファミレスにも入れる… これが心が死んでるって事なのか…？ | |
| まみれ…!!欲望まみれ…!! | |
| 登れる…ッ!!二人なら登れる山がある…!! | 雪原を次生におぶさる黒沼のイメージ |
| プランは完璧だ…!! | 同じコマで一がいる |
| めちゃめちゃ演技うまいなコイツ… | 次生のフリをした一志を見て |
| 一志…絶対練習してきてる… コイツも捨てたんだな…羞恥心を… | |
| 仮面つけてる私が言うのもなんだけど… やってて恥ずかしくないのか？ | |
| 胴体…!!デリバリー胴体…!! | |
| …この作業…はっきり言って放送事故…!! モザイクかけなきゃやってられないレベル…!! | 冷凍死体をフィギュアの如く組立てる作業 |
| 完成!! 1/1瀬倉美紗!! | |
| 出た…殺人現場名物… 「○○の仕業だおじさん」…!! | |
| バッキャロウ!! ハシャいでんじゃねぇ!! | 心がテンションが上がってハシャいでたのでお仕置き |
| い…いいセンいってる…!!…だが!!不正解だッ!! | |
| 謎なんて解かなくていいんだよ それが普通だよ | |
| マッサージしてくる… 心を心臓マッサージしてくる…!! | |
| ああ…登っただけじゃ…ダメだった 下山するまでが…トリック… | |
| もうなんか…普通の方法では無理っていうか… 呪うしかないんじゃないですかね…？ | 一に勝つにはどうすればいいか聞かれて。 インタビュアー「最後の手段じゃないですか……」 |
| 次の事件もまた仮面付けたヤツ出てきます | インタビュアー「仮面が多いなこの漫画…」 煽り文「いいじゃない仮面！なんかコワイし！！」 |
シーズン10
・ファイル21『黒魔術殺人事件』
記録を見る
◆犯人「井沢研太郎」
高遠からの連絡を受けて家族の死の真相を知った井沢は、火祀家の人間を殺すトリックを授けられるが、その条件として金田一 一を呼ぶ事を飲まされる。一方星子は黒瓜鬼門（正体は高遠）から教わった黒魔術で呪い殺そうと人形を作っていた。
そんな星子に呆れながらも切断されて線路に置かれた人形に見立てて火祀青竜を列車に轢き殺させた井沢は手紙を書いて一を呼んだ。
高遠に内心文句をたれつつ、星子の呪いに合わせて九曜殺しのトリックを遂行。ありのままでいてくれた星子に感謝した井沢は一と一緒に防犯カメラをチェックする事に。
一の推理パートに心にも無いことを言いつつ暁を殺すと水死の見立てを成立。最後はいまだに呪いを信じている星子に敬意を表したうえで殺そうと決意した。
当日、お茶会から始まる一の猛攻に歓喜するが、途中であるミスから自分が犯人だとばれてしまい、不意打ちで真犯人だと指摘される。
挙句には毒入りのハーブティーを飲むよう要請され、降参して謎はすべて解かれた。
インタビューでは防犯カメラの失言と認め、一に勝つには科学教師はどうだろうと言って去っていった。
★キーパーソン
◇高遠遙一
無茶ぶりに定評のあるプロデューサー。忘れんぼう。
◇火祀星子
今作のスケープゴート枠。
原作ではプレッシャーから黒魔術に逃げたような描写をされていたが、今作では以前からオカルトものにはまっていたという設定になっている。
●主な台詞
| 発言内容 | 解説 |
| 高遠『金田一 一を 呼んでください』 井沢「何言ってんだコイツ…」 | トリックを教えてもらう条件として。 高遠のマリオネットあるある |
| 高遠『金田一 一を 呼んでください』 井沢「コイツ話通じねぇ…」 | 無限ループってこわくね？ |
| 高遠『それでは 美しくない』 井沢「どうでもいいわ!!」 | あえて一を呼ばせる理由。 実行犯からしたら迷惑でしかない |
| これだから感情でモノを言うヤツは…!! こっちは人生賭けて人を殺すんだよ… 美しいとか美しくないとか… 犯罪は芸術じゃねーんだよ | 犯罪に美を見出す高遠に対して。実は一が多岐川に言ったものと同じセリフである。 やはり養父や権藤の指摘は正しかったといえる。 |
| 千家の例もある…金田一は友達だろうと容赦なく ブタ箱にダンクシュート決めてくる …油断は禁物だ… | （「犯人たちの事件簿」に登場しなかったという事からか） ハブられた常葉瑠璃子は泣いていい |
| 星子『私…やっぱり…才能あったんだ…!! 周りにはいつまで中二病引きずってんの？とか… 逆に呪われてる！とか… 散々言われてきたけど… 28歳まで黒魔術女子…貫いてよかった～!!』 | 黒魔術女子が28歳にして報われた瞬間。 そして新たな黒歴史誕生の瞬間 |
| トリックでアリバイを作りミスをしなければ… 理論上謎は解かれない…解かれないんだ!! | 柱のアオリ文でフラグを指摘されてしまっている。 |
| お前が駄々をこねなければ…金田一抜きのイージーモードだったのに… お前のせいでハードモードだバカヤロウ!! | 実際に本編においてもいつ一にバレるんじゃないか不安で寝れなかったと語っている。 |
| 金田一以外は恐るるに足らず… 正直警部より俺のがIQ高いと思う | |
| 高遠『「彼」までがここに現れるとはいささか予想外でしたね しかし観客は多いほうがいい マジック・ショーの観客は――ね！』 | 自分で呼ばせた一に対して。本編にもあったセリフのため、本編を読んだ読者からもしばし突っ込まれたセリフだが…ただし、剣持が来た直後のセリフであるため一を指していない可能性もある。 |
| 高遠は忘れんぼう…!! | 上記のセリフに関する考察。 |
| いいか…？星子… これは呪いでも…ましてや魔法でもない トリックだ 人類の叡智をナメるな そうさ…俺たちが"魔法"を使えるとしたら それに必要なのは…意味深な言葉でも儀式でもない "知恵"と"努力"だ そうやって人類は…進んできた!! ただ…星子…お前は進まないでくれ… ちゃんと呪い人形を作ってそれのせいだと思い込め…!! 信じるんだ…!!自分の力を… | |
| 星子『これは…世界を手中に収め得る力よ』 | 呪い人形と九曜の死体が発見されたのを見て |
| 星子『右手が疼く…!! 破壊衝動が…湧き上がってくる…!!』 | |
| ありがとう ありのままでいてくれて | レリゴーな星子を見て |
| 金田一を呼ぶことに何の得がある…!? 高遠が嬉しいだけじゃないか…!! | 当コマではスキンケアしている高遠 |
| 星子『私は…歩く治外法権よ…!!』 | |
| 俺はただの天才プログラマーじゃない…!! 演技もできる…プログラマーだ!! | 恒例の自画自賛 |
| 星子『世界…支配しちゃおうかな…』 | 最高にノリに乗った結果。 最終的には… |
| 星子『ダメよ…闇に落ちてはダメ… 世界を手に入れてはダメなのよ』 | |
| 星子… 何か…一周回って尊敬の念湧いてきたわ いや…すごいわ…ここまで突き抜けてくると尊重したくなるわ… こんなにも思い込める奴がいるってことに人類の神秘を感じる…感動したわ | |
| 星子…俺はオカルトは信じないが…お前の真っすぐさに敬意を表した上で… お前を殺すよ | |
| そうだ!!やっちゃってくれ!!金田一!! | |
| 星子『え？ え…？だって私の呪いで死ん…嘘…？え？呪い関係ないの？ めちゃめちゃ恥ずかしい』 | 井沢が真犯人と聞かされて。 人並みに羞恥心はあったらしい |
| こんなこと言いたくないけど俺たち友達だぞ？ 完全に敵国のスパイにやるやつじゃん…!! | 毒入りのハーブティーを飲むよう言われて |
| …いや…友達だから…信じて…くれてるのか… | |
| あ！でも科学がオカルトに敗北したわけじゃないから 最後も星子の入れたオカルトハーブティーに負けたわけじゃなくて あくまで金田一に負けただけだから | インタビュアー「何も言ってないじゃないですか」 |
・ファイル22『不動高校学園祭殺人事件』
記録を見る
◆犯人「津雲成人」
伊志田を殺害するという"実験"を開始した津雲。
早朝にニセメールで伊志田を呼び出して殺害したが、死に際に写真撮られたのでデータを削除。メイド服を着せると、ホットコーヒートリックの仕掛けを作り、自身は校門で待つ。開門と同時にコーヒーの様子を見に行くと淹れたてのようにアッツアツだった。
一と剣持との取り調べでは江塔を爆安で捌こうとするも、一から伊志田の盗撮趣味を聞かされてカメラを探す。
そこに現れた一によって早めに謎はすべて解かれた。
●主な台詞
化学教師なので、トリックを実験に例えながら実行している。
| 発言内容 | 解説 |
| 津雲成人「どうも 不動高校学園祭殺人事件 犯人の津雲成人です」 海峰学『血溜之間殺人事件 犯人の海鋒学です』 | |
| 津雲「何で我々は2人セットなんだ」 ――まぁいいじゃないですか 津雲「よくない！トリックの前では皆 平等だ!!」 海峰『そうだよ!! 俺ほど優秀な男がなんでピンじゃないんだ!!』 津雲「あと 我々死んでないから!!」 海峰『どこなんだここ!?』 | |
| 化学教師である私による"実験"開始だ… | どこぞの仮面ライダーのような決め台詞 |
| ホットコーヒ～!! | |
| 実験は大成功…!!私の理論は証明された…!! | |
| コーヒーアツアツ＝私のアリバイが成立 即ち勝利…!!科学の勝利…!! | |
| …？男がメイド服着ちゃまずいのか…？ いや悪くないよ 論理的に考えて何も悪くないよ 大丈夫だ伊志田…すごく似合ってるぞ… | 一のモノローグに対して いくら殺人犯とはいえ、教師が生徒を殺してメイド服を着せるという行為を倫理的に考えないのはどうなのか？ むしろ遠野と別方面の狂気すら感じさせる。 |
| 大安売り…!!生徒の大安売り…!! | もう完全に教師の屑と化してしまっている |
| ヤバい…ヤバ…マジ ヤバリウム | もちろんそんな物質名などない |
| なるほどな…探偵はこういう風にハメてくるのか…考察に加えておこう… 考察に加えておこう…じゃないのよッ!! こんな実験は一生で一度きりだよ!! | 一のハメ方に対するリアクションからのセルフツッコミ |
●余談
佐木がセルフタイマーで撮った家族写真には、 亡き兄・竜太も幽霊として映り込んでいる。
お遊びみたいな登場なので本作オリジナルの描写と誤解されがちだが、原作にもあった描写である。
・ファイル23『血溜之間殺人事件』
記録を見る
◆犯人「海峰学」
不動高校に通う海峰学は、親友だと思っていた星により勝手に超進学校である開桜学院への入学を辞退させられ、そのせいで星が繰り上がり合格となり自分が低レベルな高校に通う羽目になったことを知る。
誰も彼もが殺人事件を起こす不動高校の伝統に則り、自身も星を殺すことを決意する。
事前にトリックの準備をしておいた海鋒は見るからに低偏差値な一が名探偵の孫と知ってもなお事件を遂行。暗闇の中で碁石をピアノの要領で配置した。
翌朝、演技やトリックの手際で高偏差値なのを見せつけるが、一に短編のような早さで(ほぼ)開桜のプライドをズタズタにされ、謎はすべて解かれた。
●主な台詞
最終話直前にして不動高校事件起きすぎネタ解禁。
| 発言内容 | 解説 |
| そのせいで俺は不動高校とかいう低レベルな高校に通うことになった… | アニヲタwikiでの考察では中の上くらいと思われているが、 開桜に受かるレベルからするとそう見えるようだ |
| オイオイオイオイ不動高校だぞ やたら生徒は死ぬし やたら先生が生徒を殺したりしてるんだぜ？ これが不動高校…!!荒れてるなんてレベルじゃないぜ…!! | 散々読者間でネタにされてきた不動高校の危険地帯っぷりだが、ここに来てとうとう公式がネタにしてしまった。 確かに超低レベルというかFランもしくは廃校になっておかしくないレベルで危険ではある。 なぜ親や生徒はこの学校にいることを良しとしているのだろうか… |
| 殺人は不動高校の伝統…!!なら俺もそれに倣うだけだ…!! | そしてなぜ不動高校の人間は伝統に呑まれ進路を有罪大学へと一本化してしまうのか |
| さすが不動高校だ… 見るからに低偏差値…これなら安心だな！ | 一を見ての感想。 学校に興味が無いので一のことを知らなかった |
| 何…!?名探偵の…孫!? いや…俺は人を血筋で判断しない!!通っている高校で判断する!! | まあ名門大学出ても駄目ではあったが… |
| いくら囲碁が強かろうとコイツは所詮 不動高校…!! 開桜に入るはずだったほぼ開桜の俺の敵ではない!! | じゃあ転入試験を受けろと |
| シンプルに…暗くてよく見えない…!! | 池の中で碁石を文字で作ることに対して。 やっぱり暗い中での作業も辛いよ |
| そうさ…俺にはまだ公式設定がある…忘れたか？ 俺は ピアニスト志望だ!! 指先まで高偏差値…!!これが海峰学という男だ…!! | ピアニスト志望でありながらなぜ進学校の開桜や不動を選んだのか？ 音楽科のある高校に行けば良かったのではないだろうか |
| 鳴らすぜ！碁石は俺の鍵盤!! | |
| やっぱり冷静な対応だ…学校が荒れているだけのことはある… | 殺人メッセージに対する一の反応を見て |
| 初手…血溜まり!! | 逆さまにした碁盤に星の首を据え付けて。初首ではないのだろうか？ パチン…！という本来しないはずの効果音までついている。 |
| 完璧な手際…!!これが海峰学…!! 開桜に入るはずだった男だ | いつもの自画自賛。でも転入しようとはしない |
| あまりにも…スピーディー…!!まるで短編のような早さだ…!! | |
| 偏差値ってなんだろう… | 自分が手間暇かけて作ったトリックを完璧に再現されて |
| いや…おかしい…!! なんでこんな奴が不動高校にいるんだ…!? もっと…向上心を持てよ!! | 自分も努力を殺人に使ってドブに捨てているので全く人のことは言えない |
| 海峰「フン…不動高校で教えてた人に何を言われてもね」 津雲「何だと!?私の勤め先を悪く言うな!!」 | 自分から勤務先の環境を悪くしておきながら庇う、これが不動高校の教師である。 この後海峰からもうクビになってるだろと鋭いツッコミが入る |
| 海峰「なんでこんな呪われた高校に入っちまったんだ… 有森が演劇部を殺しまくり…的場先生がミス研の生徒を… その度俺たちは全校集会だ 全校集会に次ぐ全校集会…そして保護者説明会」 | 学校側は次々と生徒や教師が凶行を起こしたり死んでいくことに苦労しているようだが… |
| 津雲「知ってるよ!!私もその集会出てたから!!」 | 肝心の大人はこれである、本当になんなんだ。 これが不動高校に関わる大人であるということかもしれない |
| 津雲「そして我々のせいでまた全校集会だな」 海峰「何で存続出来てるんだこの学校…!!不動高校の生徒のメンタルどうなってんだ…!? あるぞ…不動高校の生徒…シャブやってる可能性…!!」 | インタビュアー「ありません」 この後津雲は科学教師という立場を使ってシャブを作っているのではないかと訝しがられる。 |
| 海峰「勝つよ」 海峰「最後に勝つのが主人公…？」津雲「そんなセオリーもう古い」 海峰「行こうぜ…ハッピーエンドの向こう側へ…」 | 次の最後の事件でどうなるか聞かれて |
・ラストファイル『獄門塾殺人事件』
記録を見る
◆犯人「濱秋子＆氏家貴之」(スパロウ)
友人を失い、自殺しようとしていた濱秋子。
そこを高遠に誘われて氏家*5共々復讐を決意した秋子は高遠塾のキング・オブ・スパルタなスケジュールを乗り越えた。
準備を終えた二人は合宿前に茂呂井を殺害。だがフラグを立ててしまったせいか、現場に現れた一に計画殺人である事を見破られてしまった。
合宿では氏家が月光荘のメンバーの荷物を回収した後で、一同を太陽荘に誘導。既に腰にきていたが、根性で太陽荘の各部屋に荷物を置いて回った。
その後は2人で協力して次々とターゲットを殺害。
隙を見て濱は近衛と海堂の死体を川で流し、氏家が死体を引き上げる手はずだったが、引き上げた近衛の死体はビショビショに濡れてしまっていた。
すぐに高遠に報・連・相をし、見立てにすればいいとアドバイスを貰い、ターゲットがいなくなった時の授業内容に見立てて死体を処理。
最後は地味に殺しておいた霧沢にすべての罪を押し付けて、すべての殺人が終わったはずだった。
高遠塾のおかげでターゲットを全て殺害し、つい気を抜く2人。
しかし、トリックはバレずに帰るまでがトリック。
明智が警視庁のエリート警視である事が発覚し、氏家は彼から推理ハラスメントを受ける事に。
明智の態度から、既に犯人だとバレてると悟った氏家。一方の濱も一から取り調べという名の推理ハラスメントを受けていた。
そこで2人はようやく追われる者の苦しさを知るが時すでに遅し。一と明智によって謎を次々と解かれていく。
半ば諦めムードだったが、突然脳内に歴代の犯人たちが現れ、彼らから力？を貰う。
そのままハッピーエンドの向こう側へ行こうとしたが、最後には美雪の追撃を受けて、全然力が湧いていなかったと思いつつ謎はすべて解かれた。
インタビューには、作中で死んだ氏家だけが登場。敗因を語っていると再び歴代の犯人たちがサプライズで現れ、花束をプレゼントされる。
結局最後まで一に勝てなかったので、勝つまで続けてみればどうかと提案するが、有森の言葉で「自分たち犯人の存在そのものがネタバレ」だと気づかされる。
その後は現在絶賛連載中の『金田一37歳の事件簿』やその他書籍の宣伝をしつつ、有森たちと共に読者へ最後の挨拶をしたのだった。
★キーパーソン
◇仙田猿彦
『飛騨からくり屋敷殺人事件』の犯人＆被害者だった男。
『獄門塾』に関わりはないが、本エピソードでは隠れミッキーの如く毎回背景のどこかに雑に隠れている。
作中にいる猿彦を全て見つけ、週刊少年マガジン編集部まで電話で伝えたら「おお‥よかったですね」と冷たくあしらわれるようになっていた（現在は募集終了）。
3話では隠れ忘れた。
●主な台詞
| 発言内容 | 解説 |
| ダメ――ッ!! 高遠を信用しちゃダメ!! そいつ判断基準が美しいかどうかで決めるし ノリで金田一を呼ぶし… 頼む!!断ってくれ――ッ!! | 高遠被害者の会（真奈美・想子・龍道・井沢）からの忠告。 なお、しれっと混ざっているが想子に関しては高遠に狙われたのは自業自得である。 |
| すごく詰め込み教育… とても根性論… | 高遠塾の内容 |
| 努力……!!俺たちに残されたたった一枚の切り札…!! 業火のような熱さを… 死に迫るような吹雪を… のしかかるような病を… 降り注ぐような不運を… 越えていけ…!!犯人たち…ッ!! | 俺たち＝犯人（有森・かほる・真理奈・弥生・想子）。 |
| 名探偵でも現れない限りは…ね 現れるよ!! | by有森・小城・さくら。 |
| 有森・小城・さくら「来たぞ!!備えろ!!」 | とか言ってるうちに一が襲来。 |
| 氏家「文句言うな!!私の方が大変なんだ!!」 | 合宿での格好に文句を言う一を見て。 |
| 氏家「すでに腰にきてる」 | |
| わかるよ…ッ!! 弥生「トリックって腰に来るわよね…!!」 的場「その年で殺人は重労働だと思うが… 初老の星として頑張ってくれ…!!」 | トリックを行ってる最中に腰を痛めた氏家に対し。って、弥生はまだ30代のはずだが…？ |
| 秋子「ゆ…ゆとりが欲しい…こうしてゆとり教育は生まれたのね…」 | そんなわけない。 |
| 達之「ダメだな…レミ…」 麗美「ええ 達之…全然ダメね…」 何が足りないって愛が足りない！！ | 秋子＆氏家のコンビにダメ出しして。 直後幸せなキスをした。それを横で見ていた乃絵留はそっと顕人の目を覆った。 |
| 紫乃「イチャついている場合じゃないでしょ!!」 | 人目もはばからずいちゃつく達之と麗美にツッコみ、自分の経験を踏まえて氏家たちのコミュニケーション不足を指摘する。 |
| 秋子「自業＆自得～ッ!!」 | 日頃の行いが悪い鯨木がまんまと疑われたので |
| 黒沼・真理奈「落ち着け…!!アクシデントは起こる……!!」 | |
| 氏家「報・連・相!! 迷わずすぐに報・連・相だ!!」 | 遠野「S・K!!」 |
| 高遠塾のおかげです 皆も入ろう 高遠塾 | |
| 有森・奈緒子・チエミ・和田「気を抜くな…!!キツいのはここからだぞ…!!」 | 犯行を終えて安心しきっている氏家たちを見て。 |
| 氏家「これ…私だってバレてる!!どう考えても…犯人に対する接し方!!」 | |
| 秋子「…先生 私たち…負けるのね……」 氏家「…そうみたいだな……」 | 一の推理ショーが始まり、敗北を悟る2人。だが‥ |
| 有森「諦めるな…!!諦めない限り…希望はある…!!」 | この後犯人たち（小城・かほる・達之・真理奈・遥子・鳴美）のエールが届く |
| え!?誰!?誰なの!?誰!?だ……多いな!! | ↑の事態に対しての氏家たちの突っ込み。 |
| 力が……湧いてくる…？ | そしてなぜかみなぎる力。この勢いで一に反論するが… |
| 美雪……お前もか… | まさかの伏兵（美雪）に止めを刺された。 |
| 四方八方敵だらけ… ていうか…全然……力湧いてなかった… | じゃあ何だ歴代犯人!! |
・特別読み切り『誰が女神を殺したか？』
記録を見る
◆犯人「汐見初音」
中津川の子供を身ごもった事を彼に伝えた初音。
だが中津川からはそっけない返事しか返ってこず、4日前に神津さやかと彼が宝石店へ入っていく様子を見た事で、無性に中津川を殴りたくなる。
そして、中津川に美術室に呼び出された時に、彼が描いたさやかそっくりの石膏像の絵を目撃。これでつい頭が真っ白となり、気づいた時には中津川を石膏像で殴ってしまっていた。
我に返った後は、美術部員秘技「ビーナス斬り」でビーナス像1体を2体分に見せかけるトリックを実行。これからここに来て写真を撮る部員たちの注意力が散漫である事を祈りつつ、その場を去った。
無事石膏像の写真が撮られた後は、証拠隠滅のため石膏像を全て叩き割る。その後で虚しさを感じるも、コンタクトレンズを落としていた事に気づき焦る。
そこで皆の前で目が良いフリをしてやり過ごそうとするが、その翌朝に推理の神・一によって一気に解かれる。
その後は必死で抵抗するも、実は目が悪い事も見破られてしまい、謎はすべて解かれた。
しかしその後、意識を取り戻した中津川が到着。さやかと一緒にいたのは結婚指輪を一緒に選んでもらうためだったと判明する。
これを機に破壊はやめて自分とお腹の子供の人生を愛す事を誓うが、やはり不安なまま放置された事だけはまだ根に持っているのであった。
●主な台詞
| 発言内容 | 解説 |
| 許せない‥‥!!ぶち殴りたい‥!! | |
| 気づいたらあたし‥‥ ぶん殴ってました‥‥ | |
| 仕方ないじゃない‥だってまだあたし若くて‥ 血の気がパワフルだから‥!! 10代ってそうだから‥10代って基本殴るから | |
| 美術部員秘技‥‥!!ビーナス斬り‥!! | |
| ぶつける‥‥!! 10代の破壊衝動‥‥ッ!! | |
| 破壊しても‥‥満たされるわけじゃない‥‥？ | そして訪れる虚しさ。 |
| 先生を殴り‥‥さやかに罪を押し付ける‥!! これは正義の鉄槌‥‥!! | |
| ‥‥確定した？ この一件のせいでこれからずっとド近眼なのに 目がいいフリをし続けなきゃいけない人生‥‥確定した？ | 目のいいフリをした後で。 |
| コイツ‥‥トリックの説明のために発注したの‥？ | 美術部に縁もゆかりもないはずの一にトリックを解かれて。 |
| あたしの‥負け‥か‥‥ あたしが‥破壊したのは‥‥中津川先生の頭蓋と‥ 美術室の石膏像‥‥ そして‥‥自分の人生‥!! | 謎を解かれた後で自分の罪を深く後悔。 |
| うん‥‥殴られて然るべきっしょ!! | 中津川がさやかと一緒にいた理由は納得できたが、 子供が出来たと伝えた後で数日間放置された事についてはまだ根に持っている様子。 |
・特別編『海賊版サイト（利用は間接的に漫画家を）殺人（することになる）事件』
記録を見る
一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構（CODA）のウェブサイトにおいて、海賊版撲滅の普及啓発活動として掲載された特別編。
◆犯人「金田一一」
有森裕二（亡霊）がふと一を見ると、スマホで海賊版サイトを使って漫画をタダ読みしていることに気づく。
一がその違法サイトを（気づかずに）使う後ろで、海賊版サイトの違法性を訴える有森（亡霊なので本人に声は届かない）。
有森がそのことをどうやって一に伝えるか思いあぐねていると、一が自分自身でそのサイトが違法であることに気づき、正規版で読むことを宣言した。
有森はその一の姿を見て、一のことを称賛するのであった。
●主な台詞
| 発言内容 | 解説 |
| 違法と知りながらタダで漫画を読んでいるとは… 何てコンプラ意識の低い主人公だ！ | 本作でもたびたび突っ込まれているが、 本編でも毒キノコを食わせたりセクハラを繰り返したりしているので 今更「何をか言わんや」である。 |
| 俺たち犯人は犯罪者を絶対に許さない！！ | 物凄く自己矛盾しているセリフ。 お前が言うな |
| IQ180でなくとも気付く道理――！！ | 漫画をタダ読みすると漫画家が収入を絶たれ、 いつかは漫画自体が無くなってしまうと気付いたことについて。 |
シーズン11（犯人たちの事件簿R）
・ファイル25『剣持警部の殺人』
記録を見る
◆犯人「毒島陸」（死刑執行人）
好きだった十神まりなが多間木と魚崎によって殺された毒島は、彼らの口車に惑わされ事件の主犯として無実の罪で逮捕される。
その後、カウンセリングに来た牧師から、事件の真相を書いた手紙を剣持が握り潰したという話を信じ、自分を含めた事件関係者を全員殺したいと怒りに震える。
だが見た目はワルでも中身はめっちゃ普通の受験生であったので、殺しのトリックなど全く思いつかなかった。
そんな時、牧師が犯罪コーディネーターの高遠である事を知り、一から高遠にトリックを教わり、出所後の猛暑日に計画を実行に移す。
喫茶店に呼び出した剣持が薬を盛った水を一気飲みした後、公園に場所替えしてからすっごい嫌な奴の演技で剣持を挑発。
そして剣持が薬と暑さの影響で失神すると、剣持を担ぎ上げて汗だくになりながらビルの一室まで運んだ。
その後、最初の標的である魚崎に会いに行き、ホテルの一室まで連れて行きアリバイトリックの準備をする。
素人ながら高遠考案のトリックの凄さに驚きつつ次に取り掛かろうとするが、指示書には「剣持に襲われたフリをする為に自分の耳と肩を剣持の拳銃で撃つ」と書かれていた。
一歩間違えればここで死ぬかもしれない危険な指示であったが、高遠が自分のフィジカルの高さを買ってこんな無茶ぶりをしていると思い、躊躇う場面もあったものの何とか自らの耳と肩を撃ち抜き、何者かに襲われたかのように夜の街を全力疾走した。
警察に保護されると、明智の前で剣持が殺したくなるようなワルの演技を行うが、その傍にどう見ても普通の高校生である一がいるのを見て不思議がる。
その事はとりあえず置いといて、彼らの前で携帯電話を使い、魚崎殺害のトリックを実行。正直全然手応えを感じてなかったが、計画通り魚崎は死亡し、それに怯えるフリをして病院から出ていく。
そして不動高校へ移動し、高遠が用意してくれた発火装置で多間木を焼殺するための準備に取り掛かる。
その後、またしても一の姿が見えたので、それに驚きつつ発火装置のスイッチを入れる。
無事に装置が作動し、火だるまになった多間木がド派手にのたうち回るが、その様子を悲鳴をあげるわけでもなくじっと見ている一と美雪を見て、最近の高校生はヤバいのかとドン引きしていた。
後は剣持を監禁しているビルで自らの首を吊れば、全ての罪を剣持が被り完全犯罪は達成される事となる。
アカデミー賞ものの演技で明智に電話をした後、部屋を内側から密室にして、カーペットを丸めた踏み台を使って首を吊る。
‥だが、一の活躍によって一命を取り留めてしまい、こうなれば無理やりにでも剣持に殺されかける演技をしなければならないと考える。
剣持は殺人容疑で逮捕され同じ警察病院に入院していたので、火災報知機を鳴らして皆の注意を逸らしてから刃物を持って剣持と接触。
この即席トリックに引っかかった青井が剣持を犯人扱いしたため計画成功を確信するが、直後に一にトリックの穴を指摘され、そのまま犯人だと断言される。
そして謎を次々と解かれていき、一生懸命トリックを学んで最後まで計画をやり切っても、最後には名探偵というデカい壁があると知り、謎はすべて解かれた。
その後は死亡していないものの、インタビューは『犯人たちの事件簿』恒例の謎空間で受ける事に。
敗因は全く思いつかなかったが、そこにベテラン犯人の1人である的場が登場し、敗因は電話でうっかり「あいつらみてーに」と言った事だと指摘される。
そして勝手に閉められ、呆気にとられるのだった。
★余談
連載版では何かにつけて「俺、バカだからわかんねぇけど‥」という発言が多かった。
だが本編の毒島は見た目はワルだが中身は勤勉少年であったので、単行本版ではそれらのセリフは全て「俺みたいな普通な奴でも‥」等というセリフに差し替えられている。
★キーパーソン
◇剣持勇
本編でもキーパーソンだったオッサン。
『オペラ座館3』からその疑いはあったが、警戒心が殉職している可能性がある。
ついでに観察力も殉職している可能性も。
◇有森裕二
◇的場勇一郎
シーズン1に登場したベテラン犯人の方々。
有森はオープニングに、的場はインタビュー中に登場する。
●主な台詞
見た目はワルだが中身は普通なので、それを意識した発言が多め。
また、真奈美と同様にチョロインの気があり。
| 発言内容 | 解説 |
| ベテラン犯人の‥有森裕二先輩‥!? 「やることが多い‥ってね」 | 30周年記念の短期連載の一発目を担当する毒島。 本作の顔である有森は原作で一言も言っていない台詞を名言のように引っ提げて応援に来た。 |
| 俺‥悪そうに見えるけど‥ めっちゃ普通のヤツだから‥‥ 人の殺し方なんてわっかんねぇよ‥‥!! | |
| こんなことあるのかよ‥ | 目の前の牧師が犯罪コーディネーターであった事を知り。 |
| え‥‥？人殺したいって思ったらこんなすぐ手を差し伸べてくれる奴が現れるのかよ‥‥ それとも‥俺が知らなかっただけで皆こうやって犯罪やってんのか‥‥？ | 高遠のおかげでトントン拍子に進んでいくことに動揺して。 基本的には差し伸べられないが、勘違いしてもおかしくはない |
| ア‥アホみたいに飲んだ‥‥ッ!? 何だコイツ‥‥腐っても刑事だろ‥!? 俺みたいなクズの前にある水イッキするか普通‥!? 警戒心殉職してんのか!? | 剣持が薬入りの水を一気飲みしたのを見て。 実のところちゃんと骨っぽい刑事なのだが… |
| 俺は今から‥‥すっごい嫌なヤツの演技をする‥‥!! | |
| どうなってんだよ‥‥ | 滅茶苦茶自然に悪役の演技が出来たので。 |
| 俺‥‥もう‥充分ヤベェだろ‥!! ヤベェって‥昼間の公園で中年男性運んでる強面は‥‥！ こんなヤツ見かけたら俺でも通報するわ‥!! | 「頼む‥誰も通報しないでくれ‥！」 |
| 高遠さんほどの人がこのリスクに気づかないはずがない‥‥ わかんねぇけど犯罪ってちょっと強引なものなのか‥‥？ | |
| 強面‥‥!! 今の‥かなりドスもきいてて怖かったよな…？ すげー犯人っぽかったんじゃねーか？ | 魚崎を連れて行く時の事を振り返り。 |
| スゲートリックだよ高遠さん‥!! 犯罪素人の俺でもなんかスゲーのはわかるよ‥!! | 魚崎殺害トリックの準備を終えて。 |
| え‥‥？高遠さん‥？ | 指示書に「剣持の拳銃で自分の耳と肩を撃つ」と書かれていたのを読んで。 |
| 高遠さん‥アンタ頭チャラけてんのか？ 俺‥人間だぜ？ちゃんと痛みを感じるんだぜ？ こんなんヘタしたら死ぬぜ‥？ | そして↑についての感想。至極当然の反応である。だが‥ |
| 買ってくれてんのか‥‥？ 俺のフィジカルの強さ‥‥!! | 高遠を信じ切っているので、この無茶ぶりにも応えようと決意。 |
| ちょ‥‥ちょっと待ってくれ‥‥ いや‥‥わかってる‥ この怖がるくだり長いのはわかってる‥ 今完全に撃つタイミングだったよな‥ でも怖ぇんだって‥ | それでも怖いものは怖い。 |
| ゴミクズ‥‥ カス野郎‥‥ッ!! | 剣持が殺したくなるような悪役を演じた後で一言。 このシーンを見たファンの中にも同じような事を思った人もいるかもしれない。 |
| しかしよ‥それより気になるのは‥ コイツは誰なんだ‥？ | 明智の横に一がいるのに気づき。ちなみに一はここで初めて登場する。 |
| なんか‥‥撲殺とか‥ もっとわかりやすい殺し方がいーな | 魚崎殺害トリックを実行するも、全く手ごたえを感じなかったので。 |
| 犯人って‥‥こんなのも自作すんのか‥‥‥？ いや、俺は高遠さんに任せてるからいいけど‥‥ DIYの域超えてるっつーか‥ 並の人間じゃ作れねーぞ？ | 発火装置を手にした時の様子。 遠野「トリックに‥近道なし！」 |
| またあの高校生いる‥ え？何でいるの？何者なんだコイツ‥ 何で高校生がこんなに事件に首つっこんでくるの？ 俺が知らないだけ？有名人？ 人殺すとよく出るの？ | ちなみに現場は不動高校なので一応いてもおかしくはない。 |
| ヤベェ‥‥!! めちゃ派手じゃねーか高遠さん‥ こんな爆発するとは思わなかった‥ 撲殺よりダンゼンこっちのがヤベーわ‥!! まじヤベェ‥!! | 火だるまになって車から飛び出してきた多間木を見ながら。 |
| 死ぬとこしっかり見てる‥‥ え？コイツもそうだし隣の女も‥ え？めちゃガン見じゃん‥ 普通目覆ったり叫んだりするもんじゃねーの？ 燃えてビクンビクンなってる人間そんなにしっかり見る？ | |
| 今の演技‥上手過ぎねぇか俺‥‥ アカデミー賞‥だっけ？獲れるんじゃね？ | 実際電話の相手の明智も「アカデミー賞もの」と絶賛していた。 |
| よし!!死ぬぜッ!! | 自分を撃った事で、犯人としての覚悟は決まった。のだが‥ |
| 何してくれてんだ‥‥ | 一のせいで蘇生してしまう。 |
| 謎‥‥解かれてる？ もしかしてコイツ‥「名探偵」ってヤツか‥‥!? | |
| ていうかよォ‥‥ 一生懸命トリック学んで‥ 演技もして‥ 命もかけて何とか最後までやり切ったのに‥‥ その先に‥‥こんなデケー壁があんのかよ‥‥ |
・ファイル26『錬金術殺人事件』
記録を見る
◆犯人「神丘風馬」（錬金術師）
最愛の妹・はるかを自殺に追いやった4本の虫歯を抜歯してやろうと決意した神丘。
ターゲットの中には芸能人もいたので易々と手は出せなかったが、ターゲット全員が参加する宝探しのテレビ番組が孤島で行われる事と、参加者が謎解き合戦の勝者から選ばれる事を知り、予選を突破して番組に参加しターゲットを殺害する事に決める。
下見のため、会場となる錬金術館に忍び込み、50番の部屋の扉の材質が錫である事に気づく。
これを利用して密室トリックが作れないかと頭を悩ますうちに、巨大インゴットの扉が歯に似ていると思うようになり、扉の一部を溶かし、鍵を開けて殺した後で新しいインゴットをはめ直すという奇想天外な密室トリックを思いついた。
抜歯の要領で行えば可能と判断し、道具を用意して抜きインゴットの練習を開始。諦めたら自分の頭脳を否定する事となるので、何度も練習を繰り返し、トリックという名の溶接をマスターした。
オーディションを難なく突破し、錬金術館に到着すると、2番目に殺す予定の深森を50番の部屋に割り当てるため、ADの繭村を買収。彼にクジのトリックを実行させて、深森に50番のクジを引かせる事に成功する。
ここら辺で犯人にはあるまじき人の良さをアピールしようと谷河の荷物を持とうとするが、壺に触れようとした瞬間に谷河が勝手に犯人っぽいムーヴを出し、戸惑いながらも少し安心していた。
深夜、錬金術師の格好に着替え、クジのトリックを知っている繭村を大剣でサクッと殺す。
大剣は錫で出来ていたので、犯行後はバーナーで溶かして花瓶に隠した。
繭村の死体を天窓に乗せて、1本目の抜歯が成功。クルーザーを燃やして就寝する。
朝になって繭村がいないと大騒ぎになり、皆が予想通りの反応をしているのを観察していると、錬金術師がいると勝手に盛り上がり始める。
忘れずに探偵役も始めて皆を誘導しようとするが、ここで一が名探偵の孫である事を知る。だが動揺する様子は見せず、ぬくぬく育った一には負けないと闘志を燃やした。
その後繭村の死体が発見されると、リスクを覚悟でこのメンバーの中に犯人がいると断言。
計画通り玲香を拉致、皆が寝静まった頃に、猛練習した密室トリックを実行し、深森を殺害。玲香を部屋に引きずり入れてからドアを元に戻しトリックを完了した。
そして玲香が疑われる流れとなり、一色による盛り上げも入りつつ、お手上げ状態の一を見て嘲笑した。
その後、鬼沢のペットボトルに下剤を仕込み、トイレに駆け込んだ彼女の位置を排泄音で特定。大剣でぶっ刺して3人目の抜歯を完了する。
少々強引なところがあったんじゃないかと思いつつ、最後のターゲットである美影を殺害しようとするが、花瓶に詰め込んだ錫を回収しているところを不二森に目撃され、咄嗟に錫入りの花瓶で撲殺してしまった。
この犯行も玲香の仕業にする事にし、玲香を椅子に縛って閉じ込める流れとなる。
繭村に金を渡していた事を一に追及されると、実は深森の大ファンだったと心にもない事を言って場を変な空気にし、玲香が怪しく見えるような情報を教えた。
後1人殺せば完璧な歯並びが完成するはずだったが、その前に一による実演を交えたプロフェッショナルな推理が繰り広げられる。
完成されたパフォーマンスに驚く中、再現されたクジのトリックで犯人だと断言され、最後には証拠をくす玉で出され、謎はすべて解かれた。
謎空間でのインタビューにて、敗因は不二森を殺した事と分析。
事件中は谷河の壺が気になっていたようだが、そこにベテラン犯人の多岐川が登場し「細かい事は気にしちゃダメ」とアドバイス。
そして「モテないわよ‥細かいこと気にする奴は‥」と言われ、つい唖然とするのだった。
★キーパーソン
◇多岐川かほる
シーズン1に登場したベテラン犯人。
インタビュー中に登場。曰く、犯人第3世代らしい。
●主な台詞
歯科大に在学している学生なので、犯行を歯の治療に例えている。
| 発言内容 | 解説 |
| 神様は 人殺しに親切‥！ マジかよ‥！都合よすぎるだろ!? 殺すって決めたらこんなすぐチャンス来る!? それとも普段気づかないだけで殺人チャンスは誰にでも平等にあるものなのか!? | |
| この巨大インゴットの扉‥‥ 歯に似てないか‥？ | |
| 密室殺人は理論上可能‥‥！ そう‥抜歯してから差し歯を入れるのと全く同じ要領だ | あくまでも理論上は‥ね |
| さすが俺！幅広い知識があってこその閃き‥‥ 国立歯科大学‥‥ッ！ | 恒例の自画自賛 国立歯科大ver. |
| できた!!綺麗な歯並び!! | 初めて密室トリックが成功しご満悦。 |
| もはやトリックというより溶接って感じだが 奇想天外過ぎて誰も解けない自信がある‥‥！ | |
| トリックが成功するとこんなに嬉しいの～!! | 深森に「50」を引かせる事に成功し。 |
| え‥‥？ 犯人‥‥俺だよな‥？ | 谷河が自分以上に犯人っぽいムーヴを出し、怪しさ全開だったので。 |
| フッ‥こんな格好‥‥ 国立歯科大学のみんなが見たらどう思うかな‥？ | 錬金術師の格好をした時に。 多分気味悪がられると思う。 |
| これで殺しますよ～ | 監視カメラの前で巨大な剣を振り回しながら。 |
| ふい～！あとはクルーザーだけ燃やして寝るか！ | まるで寝る前のハミガキのようなノリで。 |
| ふんふん‥‥まぁ予想通りの反応‥ | |
| おお‥‥こうやって勝手に盛り上がってくれるのか‥!! | 一色の一言で錬金術師が潜んでいるのではとざわついたので。 |
| 演技の経験もないのに こんなに自然にセリフが出る‥!! どうしてこんなに多彩なんだろう俺は‥ | 有森「他の犯人たちも結構‥‥演技力はあったんだ‥」 |
| そうか！お前もエリートだったか！ | 一が名探偵の孫だと知り。 |
| だが聞け‥!! 俺はなぁ‥両親を亡くし 施設で育ち里親にも見捨てられた 苦学生からここまで這い上がってきたんだよ ぬくぬく育ったお前とはエリートの種類が違う‥!! 例えるならお前は自前の歯で‥‥ 俺はインプラント‥ しかしお前は知らないようだな‥‥ 最近のインプラントの凄さを‥‥!! | 唇を噛みしめながら自分の生い立ちと比較。 奈緒子「いい生い立ちね‥」 |
| こいつはホントに盛り上げてくれるな‥ | 一色が錬金術師の仕業だと言い張っているのを見て。 |
| 俺は今ドアを溶かしてるんじゃない‥!! 歯を治してるんだ！ | 密室トリックの実行中に。 |
| はい！職人技！ | 密室トリックをやり終えて。 |
| バカばっかり～～!! 飲ませてやりたい‥‥!! こいつらに俺の爪アカ煎じて飲ませてやりたい‥‥!! | 計画通り玲香が犯人だという流れになったので。 |
| まぁ多少強引なところもあるかもしれない‥ だが多少強引じゃないと何人も人は殺せないんだ | 推理小説物の犯人の代弁その10。 |
| 確かにこいつは虫歯じゃない‥‥ でも‥綺麗なトリックの歯並びを作るためには‥‥ 虫歯じゃなくても抜かなきゃならない歯はあるんだ!! | 恨んでない不二森を殺してしまった時の様子。 |
| ぶっ潰してやるよ金田一‥‥!! 国立歯科大学の名にかけて！ | |
| よし！変な空気になった!! | 一の追及をかわすため、好きでも無い深森のファンを装い。 |
| 無理するな‥ 探偵の真似事をしても恥をかくだけだ‥ 素人が謎解きごっこをして変な空気になるのを見たくないぜ‥ | だが目の前にいるのは限りなく玄人寄りの素人探偵である。 |
| こいつ‥謎‥解き慣れてる？ | |
| ギャラリーもテレビマンばっかりだからリアクションが100点‥ | 赤柴と谷河がまるでテレビショッピングのようなリアクションをしたので。 |
| 何だこの完成されたパフォーマンスは‥‥!! し‥素人の謎解きなんかじゃない‥ おそらく何度も謎を解きすぎて謎解きが完全にエンタメ化している‥!! これはもう謎解きが日常の‥ 謎解きで飯食ってる奴の解き方‥‥!! | 遥子「とんだエンターテイナーだからね」 |
| 何しに来たのこの人‥‥ | インタビュー中に突然現れた多岐川が去っていくのを見て。 「あと‥オレ‥モテるから!!」 |
・ファイル27『ゲームの館殺人事件』
記録を見る
◆犯人「麦林美佳（菊川早苗）」（ゲームマスター）
夫と別れ、女手一つで娘の梢を育てていた早苗は、テレビ番組制作会社を作ったものの、番組中で死亡事故が起きた事で倒産寸前となってしまう。
そのイザコザで人を殺してしまい、自殺をするために樹海に踏み入るが、その先で自殺者の白骨死体を発見し、傍にあった人生やり直しセットで「麦林美佳」として人生をリセットする事に決めた。
可愛すぎる顔を整形後、秘密を知る医者を殺害。スナックの雇われママとなり人生のリセットに成功する。
そんな時、借金まみれとなった娘の梢が店の面接に現れ、彼女の人生もリセットしたいと思うようになる。
そんな中、別れた夫が死んだことが発覚。彼の再婚相手である志保と、彼女の息子の生馬を殺せば、梢に彼らの財産の100億円が転がり込む事に気づく。
法律の本を読み漁って確証を得ると、2つ目の人生やり直しセットを得る為に彼らの殺害を決意。
その途端にテレビマンの血が騒ぎ、大型特番「ゲームの館殺人事件」を作るための企画がどんどん湧いてくる。
ターゲットの趣味嗜好を調べるため、生馬のSNSをフォロー。志保を殺すためのクイズを考え、トリック用の小道具も準備する。
しかし、生馬を殺すためのトリックを思いついたはいいものの、その小道具である額の裏側に毒針をびっしりつけなければならなかった。
一歩間違えれば死ぬというデッドオアアライブを味わいながらも、無事毒針を仕掛ける事に成功する。
犯行当日。ターゲットを拉致するためにバスを無免許で運転。
ターゲットを含む5人を拉致し、ゲームの舞台である廃病院へ向かうが、その途中で一と美雪に遭遇。
雷の光で顔を見られたのではないかと思い、動揺しながらも彼らをバスに乗せる。
いざとなったら彼らも殺す事に決め、皆を最初のゲームが行われる部屋に運んだ。
3D眼鏡を仕込んだ仮面を全員に被せ、自分も同じ仮面を被る。参加者の良いリアクションにゾクゾクしつつ、最初のゲームをスタートさせる。
問題を解き次々と脱出していく参加者達だったが、志保の仮面に仕掛けられた仮面だけ3D眼鏡だけ逆さについていたので、超難問しか見えていない志保は最後まで残り、爆弾で木っ端微塵となった。
殺人リアリティショーの最中、一達に顔を見られていない事を知り一安心し、第2のゲームを開始する。
ここで知恵の輪が苦手な生馬を殺す予定だったが、絶対に死んではいけない梢が手こずっていた事で少々焦りを見せる。
最終的に一が生馬を助ける為に部屋に残るも、驚異的な知恵と生命力で何とか生還していた。
ゲームは食事休憩へと移り、そこで一が名探偵の孫だと知る。これはドッキリではないかと驚きつつ、所詮は3世タレントだと気に留めず、生馬に毒入りカップ麺を渡す。
だが生馬が梢に毒入りカップ麺を渡したので、テレビマン時代に培ったトラブルへの対応力でこれを解決した。
いよいよ殺人ゲームも大詰め。参加者へ「トイレではエチケットに気を付けろ」というアナウンスを聞かせ、ワイン通の生馬がトイレに飾ってある「エチケット」のワインのラベルに気づくように仕向ける。狙い通り、生馬がエチケットの額に仕掛けていた毒針で死亡すると、最後の仕上げとして参加者全員をガスで眠らせる。
これで梢に巨額のお金が入る事となるので、病気で先が長くない残りの人生をエンジョイしようとするが、その前に一が全員を廃病院へ集め謎解きを始める。
彼からも昔のテレビの匂いがしていたので、どうせガサツな推理をするだろうと見くびっていたが、彼が繰り広げたのは丁寧で根拠のしっかりした推理だった。
これにより自分が時代遅れだった事に気づき、人は殺してもコンプラは守らないといけないと思っているうちに、謎はすべて解かれた。
その後、アニメ版では一応死んでいる事もあり謎空間に移動して敗因は「失言が多かった事」と語る。
だがその横で歴代犯人たちが、現在放送中の『金田一少年の事件簿』を見ながら、犯人たちを応援していた。
彼らの諦めの悪さに呆れていると、今度は『犯人たちの事件簿』にまだ未登場の犯人が登場。
彼らが続刊を希望していると知った有森は、「犯人たちに最終回なんてないんだ!!」と宣言し、再会を望みつつ『犯人たちの事件簿R』の幕を閉じたのだった。
★キーパーソン
◇有森裕二
すっかり犯人たちのリーダーとなっているベテラン中のベテラン犯人。
オープニングとインタビュー中に登場。『犯人たちの事件簿R』の締めくくりも担当する。
●主な台詞
元テレビマンだけあり、事件をテレビ特番、トリックを番組の企画に例えている。
しかしテレビマンだったのは一昔前であるため、コンプラ無視や命を軽視した発言が多め。その発言をする度に「※そんな事はありません」と注釈が入る。
| 発言内容 | 解説 |
| あ～!!もうダメ!! 樹海行こ!! | 地獄のような人生の幕を下ろすためにコンビニ感覚で樹海へ行こうとする。 |
| 一気に全部そろった‥‥ | 人生やり直しセットを発見して。 ここまでは以前の鳴美（蓮子）と同じ流れだが‥ |
| 人生やり直しセット‥‥ 2つ目‥‥!! | 梢の人生もリセットさせたいと思った矢先に。 |
| 人生をやり直すチャンスってこんな転がってるもんなの？ 100億って‥ヤバ‥‥!! こんなん殺るしかないっしょ!! | 狂気に走った瞬間である。 |
| トリックはエンタメ！ テレビ作りと通ずるところがあるのよ!! | |
| 確かに生馬を殺すにはこれでベストだけど‥‥ 少しでも針に触れたら死ぬ‥命がけの準備‥ 恐すぎる!!いくら何でも!! | 額の裏側に毒針を仕掛けていた時のセリフ。 針を仕掛けてから毒を塗る方法ではダメだったのだろうか？ |
| 大丈夫!!あたしが作ってた頃のテレビは‥‥ これぐらい危険だった!! | ※そんなことはありません |
| 久々に‥‥思い出したわ‥‥ テレビが暴力的だった時代を‥‥ | ※そんな時代はありません 「みんな！テレビ観よッ！」 |
| 昔のテレビは‥‥ これぐらいムチャやったもんよ!! | バスを無免許で運転していた時の発言。 ※んなこたない!! |
| いいリアクションよ！あんたたちッ!! | 一と美雪が期待以上のリアクションをしたので。 |
| どんどん過激にしてこっ!! 昔のテレビみたいに!! | ※過度です |
| ド派手～～ッ!! これが‥‥昔のテレビよ!! | 木っ端微塵となった志保を見た時の反応。 ※そんなことはありません 「どんどん起こしてこっ！放送事故!!」 |
| リアル!! これが本当のリアリティショーよ!! これだけリアルなら「バチェラー」越えもあるわね‥!! | 一と生馬が争っているのを見て。 |
| 毒ガスと火炎の中を生き延びたってこと!? なんて生命力なの‥!? 確実に向いているわ‥!!体張る系のロケに‥‥!! | 一のしぶとさをテレビマンの視点で分析。 |
| え？何これドッキリ？ | 一が名探偵の孫だと知り、ドッキリの可能性を疑う。だが‥ |
| 所詮は「3世」タレント‥‥!! 「1世」の威光でメシ食ってるだけでしょ!! | そうやって一を侮り、後で痛い目を見た犯人は何人もいるが、そんな事は美佳が知る筈もなく‥ |
| 命を粗末に扱う‥それが昔のテレビ‥!! | ※今も昔もそんなことはありません |
| あたしゃ殺すよ!! 女子供だろうと容赦はしない!! 昔のテレビにゃ‥‥コンプラなんてないんだよ!! | 昔のテレビにも企業倫理はある‥!! |
| あ！催眠ガスが及ぼす健康被害とか‥ そういうのは全く考えてないわ 面白ければオールオッケーよ!! | |
| 名探偵の孫って‥そんな権力あるの‥‥？ | 現場の廃病院に集められて。 |
| 大丈夫よ‥!!コイツも昔のテレビの匂いがする‥‥ きっとガサツな推理をするはず‥‥ | テレビドラマ版で初代金田一が登場したのは1995年。なので古いと言えば古いが‥ |
| 金田一‥あんたはいつだって今をときめいているのね‥‥ とんだなにわ男子だわ‥‥ | テレビドラマの一は、その時代をときめいていたジャニーズが演じている。 |
【レギュラー陣】
犯人の心理描写メインなので基本的に全員出番は少なめ。
本編の主人公にして、本作のラスボス。
曰く「偶然居合わせた名探偵の孫」「ジッチャンの名にかけて謎をすべて解く男」「最強で最凶な名探偵」「堂本剛と松本潤と亀梨和也と山田涼介と道枝駿佑に激似」。
どんなトリックも片っ端から解き明かし、時にはそのトリックの再現までやって犯人の心をへし折りにかかるその姿は、犯人側からすればまごうことなき死神。
真相解明の時に逆に罠を仕掛けられ、自白同然の状態に追い込んでくるなど犯人たちにとってはこの上なくタチが悪い。
実際に本作の一は、犯人の視点から描かれるためかめちゃめちゃ怖い顔で犯人を追い詰める描写が多い。
更に、殺そうとしても生還してくる脅威の生命力と運の強さまで持つ。
本編では運動音痴と描写されているが、今作ではフィジカル命な犯人たちを抑えるフィジカルも持っている。
逆説的に全くくじけないどころかドヤ顔で「自分は負けてない」と言い張って一に挑み続ける高遠はある意味凄いのかもしれない。
なお原作にはない要素として、不動高校の関係者やその周辺の教育関係者の間では学園七不思議殺人事件を解決した生徒として知られた存在になっている。
本編のヒロインだが、本作では基本的にはほぼモブレベルの出番。
しかし彼女の言動や行動は時々犯人の心を打ち抜く。特に東大卒。
出てくるとだいたい犯人からポンコツ扱いされる。*6
犯人たちは最初に剣持を警戒し、彼のポンコツぶりを見て油断したところに一が台頭してくる、というのが一種のパターンになりつつある。
剣持のオッサン共々日本の治安をノーフューチャーへと導くポンコツ刑事の方々。
あまりにポンコツなため犯人たちからはむしろお助けキャラのように見られている。
おそらく金田一少年関連作品史上、最もコケにされた明智。
計画犯罪の過程で犯人から罪を着せられそうになったり、
あるはずの原作の活躍を端折られ続けたりとロクな目にあってない。
決まって最後は一の推理により、鼻を明かされながらも事なきを得ている。
ただし、たまに犯人に逆襲を仕掛けることもある。そして本格的にギャグ描写抜きで犯人を追い詰めるのがラストファイル最終話になってからというオチをつけた。
本シリーズでは犯人たちがトリックの準備に右往左往するシーンが散見されるが、彼に限っては労せずさらっと終わらせるハイエンド犯人。
キャラ付け的にトリック関連で焦ることは考えられないため、ある意味作者の天敵。時間の制約上どう考えても人間では不可能なこともしれっと済ませている。
また退屈すると肌が荒れ、テンションが上がると肌が潤ってつやつやするなんか変な体質の持ち主らしく、
『魔術列車』を経た結果、以後の事件では宿敵たる一をわざわざ呼び込んで（全周囲に対して傍迷惑すぎる）スキンケアを始めるという設定になっている。
そのせいで彼に恨みを持つ人間も少なくないことが明らかになっている。
スキンケア趣味やら忘れんぼう疑惑やら、ある意味明智以上にコケにされているような気がしないでもない。
- インタビュアー
本作オリジナルキャラ(？)。作中では姿を見せず、台詞しか描かれていない。
各ファイル最終話にて一に敗北した犯人に対し、敗因と一に勝つために必要なものについてインタビューを行っている。
前述のようにインタビューの対象が死者だったり、そもそも未来から振り返るのではなく犯行当時に犯人以外の時を止めてインタビューを行うなど神にも等しい形而上の存在であることが伺える。
しかし……
ラストファイル最終話最終ページにて、歴代犯人たちの映像を見終えて「――ありがとうございました」と呟く黒い人が登場。
その黒い人は「敗因はそろった…」と嘯くと「では…金田一を倒しに行こうか」とその場から立ち去り、また新たな犯人が生まれたところで本作は完結を迎えた。
明言されていないものの、この人物こそがインタビュアーの正体であり、これまでの歴代犯人たちへのインタビューはすべて打倒一のための情報収集だったと思われる。
敗因そろったと言いつつ全然そろってないし、そもそも時止めすりゃ楽勝だろとか言ってはいけない。
原作にも黒い人は度々登場していたが、目的が「原作主人公を倒す」という辺り、推理漫画犯人パロディのもう一つの巨頭に対するパロディの可能性も否めない。
【余談】
作画は各エピソードごとにそれぞれの原作のタッチに似せて描かれており、単行本も旧KC版風のレイアウトになっている
（オマケマンガも「六根煩悩シアター」ならぬ「外伝煩悩シアター」が描きおろされている。）。
また一時期マガジンで多用されていた「！？」も本作で復活している。
ちなみにカバー裏も旧KC風（KCの文字でギッチギチのヤツ）になっており、そこにも犯人が出没していたりする。
更に、オリジナル要素として、中年女性犯人のヌードなど誰得なサービスサービスがチラホラ見受けられる。
若い女性キャラのヌードもなくはないが、チラッと出て来る程度で比重は軽め。
作者当人は、この企画の依頼に対し面白そうと思ったこともあって即座に了承(原作があるから少しは楽だろうという魂胆もあったとのこと)だが、
集めた原作を読みながらトリックの手順などの確認に苦労する、色々確認しながら描いているうちに「この漫画人が死にすぎじゃない…？笑ってもらえるのかな…」など思ったという。
ちなみに、原作者二人に見せたところ、きちんと笑ってもらえたという。
なお、ノベルスシリーズの犯人たちは、作者がトレースしづらい事もあり、登場する事はないと思われる。*7
また、Fileシリーズの犯人たちの中では、異人館村殺人事件の七人目のミイラの登場はなかった*8。
【最後に】
なお、この作品を読んで、原作の方を読み直す際に真面目に読めなくなったり、『37歳』で悪だくみをする黒い人の様子が絶望へのフラグにしか見えなくなっても責任はとれませんのであしからず。
「どうも犯人です。「アニヲタwiki殺人事件」…いかがだったでしょうか？」
――――――――今回はこの項にちなんでインタビュー形式ですか？
「はい、そうです」
――――――――敗因は何だと考えていますか？
「…敗因ですか。やはり…wiki篭りを侮ったことですかね…」
――――――――成程、同業者だったから手の内を読まれていたと？
「最大のミスはやはり追記が不十分だったことでしょうか」
――――――――どうすればwiki篭りに勝てると思いますか？
「追記と修正を完璧にこなす人物…そんな奴ならwiki篭りに勝つこともできるんじゃないかな…」
「そんな奴どこにいるのかって？ 意外と身近にいるかもしれませんよ？」
「あなたとかね……」
[#include(name=テンプレ２)]
この項目が面白かったなら……＼ポチッと/
#vote3(time=600,95)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
#lsd()
#comment_num2(num=30)
*2 ちなみに収入に対して分不相応な家で暮らして貧しい生活をする人はいたりするらしい
*3 なお、本作では撲殺後に胸を刺したという設定になっている模様
*4 2019年時点
*5 なお、秋子と出会った時の氏家は、トランクスを見送る時のベジータのようなポーズをしている。
*6 剣持に関してはシーズン1時点では自業自得だが、シーズン2では第一印象だけでポンコツ扱いされ、シーズン3では遂に本人が直接出ていない段階でポンコツ扱いされたりとだんだん扱いが悪くなっている。
*7 ただし、「オペラ座館・新たなる殺人」については「オーナーの事件簿」において軽く存在が触れられている。
*8 例のトリックについては犯人が実行した物ではないため島田荘司先生に使用許諾を得る必要はないが、犯人が高遠以上に犯行で一喜一憂しないタイプ＆メイントリックを実行したのが犯人ではなく被害者＆犯人と被害者が悲恋の関係＆最期が実質的に勝ち逃げに近いという四重の意味でネタにしづらい代物なので、どちらにせよ登場は難しかったと思われる。
コメント
最新を表示する
>> 返信元
シーズン１だけは半角丸カッコがリンク文字に使えない仕様の問題っぽいから直したけど２～６は無いねえ
この量書き直すの地味に大変だねえ
シーズン１～６が更新されていないのはなんでだろう？データがないのかな？
NG表示方式
NGID一覧