登録日:2018/06/04 Mon 00:49:27
更新日:2024/02/26 Mon 13:41:25NEW!
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ええぇ… こんな可愛い子を殺してしまうなんて
胸が痛むわ苦しいわ
甘露寺蜜璃とは『鬼滅の刃』の登場人物。
◆プロフィール
誕生日―6月1日(ふたご座)
年齢―19才
身長―167cm
体重―56kg
出身地―東京府 麻布區 飯倉(現・東京都港区麻布台)
趣味―料理、メンコで負け知らず
好きなもの―桜餅
CV: 花澤香菜
◆概要
柱の称号を持つ九人の鬼殺隊最高位隊士の一人「恋柱」。
蜘蛛山編後の柱合裁判にて他の柱達と同時に初登場。
隊士たちは様々な理由で鬼殺隊に加わるが、その理由はやはり鬼に肉親などを殺されたから仇討ちのため、というケースが少なくない。
だが、甘露寺は言うなれば「鬼絶対滅ぼすソードマン」の集まりである隊の中では一線を画す、とてもぶっ飛んだ入隊動機の持ち主。
それはなんと「添い遂げる殿方を見つけるため」という斜め上のもの。つまりは婚活目的である。
好みのタイプは自分よりも強い人(さらに言うなら自分を守ってくれる人)らしく、「強い人と言えば柱、でもなかなか会えないから自分も柱になっちゃおう」と柱を目指して努力し、実際にそれを成し遂げた驚異の恋愛脳の持ち主。
それをもじもじと赤面しながら語る甘露寺の姿に、流石の炭治郎も言葉が出ないのだった……。
◆外見
両目の下に泣きぼくろがある可憐な容姿の女性。
ピンク地に毛先が緑という変わった髪色で、二つに分けてみつ編みにしている。
この髪の色は「大好物の桜餅を食べすぎた」のが原因らしく、一応本人も恥ずかしがって秘密にしたがっている様だが……。
まあ雷に打たれて髪の色変わった奴もいるし、かつて師事していた煉獄も生まれる前の外的要因であの髪色になったという設定だから、この作品の世界ではそういうこともあるのだろう。因みに、この時代の女性にしては背が高い。
また、服装も胸元を大きく開けた隊服にミニスカ、ニーソックスという、大正時代とは思えぬファッションセンスの持ち主。
ただでさえ胸元が開いているうえに巨乳なため、走ると服から零れそうになる。
「あっ気を付けてください!!乳房が零れ出そうです!!」
ちなみにこの制服は本人の趣味ではなく、隊員服担当の前田という大バカ野郎が自分の趣味の道へ爆走しすぎて作ってきた非正規品で、実際はかなり恥ずかしい様子。
明らかにデザインや寸法がおかしいとは甘露寺本人も思ったようだが、あまりにも自信満々に渡されたため「女性の隊士は皆こうなのだろう」と思って特に文句は言わなかったようだ。
なお、前田は同じデザインの服をしのぶにも持っていったが、渡した直後に目の前で油をぶっかけて焼かれるという憂き目に遭ったそうな。そりゃそーだ。
ところで大正時代では女性は下着を付けないのが普通だったらしいが、あの短いスカートの下にはどんな光景が広がっているのか、残念ながら知る者はいない。
◆性格
前述の通り、素敵な殿方との出逢いを夢見る乙女な思考の持ち主であり、誰かれ構わず些細な行動にまでキュンと胸をときめかせている。
ちなみに柱達への評価はこんな感じ。
伊黒→「ネチネチして蛇みたい しつこくて素敵」
冨岡→「離れたところにひとりぼっち 可愛い!」
不死川→「また傷が増えて素敵」
しのぶ→「怒ってるところがカッコイイ」
時透→「やっぱり男の子ね カッコイイ」
同性であるしのぶや、炭治郎のことも強くなると見込んでいるのか、キュンとしている。
ただし、どうでもいい事にもときめく割には「血管が破裂」の響きにテンションが上がった宇髄には引いている。彼が既婚者だから恋愛対象にならない分ときめかないのだろうか?
基準がよくわからない……。
動機が特殊で、そもそも鬼の被害を直接被ったわけではないため、鬼への恨みは比較的少なく鬼殺隊全体でも割と穏健派の部類といえる。
ただし、無闇に人を傷つける存在には静かながらも怒りの表情を見せて毅然と立ち向かい、自身を受け入れてくれる鬼殺隊の同僚を死なせないという意志は強く堅い。
また、ただ脳内お花畑というわけではなく、柱らしく自分の死に対しては強い覚悟を決めている。
そのような環境であっても他者を優しく気遣い、己の目的を貫こうとする芯の強い女性なのだ。
実家は五人姉弟で仲は良いとのこと。天涯孤独だったり、家庭環境に問題があった他の柱たちと異なり、円満な家庭に育ったのは彼女だけである。
大正時代の意識においてかなり普通ではない体質の持ち主ながら家族愛が安泰な辺り、
相当に肝っ玉の「強い」ご家庭だったのだろう。同じく兄妹仲のいい竈門兄妹とはすぐ打ち解け、禰豆子をあやすなど面倒見の良さを見せた。
一方で仲が悪そうに見える不死川兄弟?に対しては「よくわからなくて怖っ」と評している。
また、食いしん坊でもあり、泣いてる時でも「もうすぐご飯ですよ」と言えばすぐ元気になり、「今日はそんなに食べてない」と言っている量でも
炭治郎と比較にならない量を平らげる大食い女子。
なんでも柱の中で一番の大食いらしく、それはつまり駅弁を平然と11個平らげた煉獄より上ということになる。
「空想科学読本」の柳田理科雄によると、かつ丼なら一日に40杯、つまり煉獄さんの4倍食わないといけないらしい。
……マジで何なんだこの人。
また猫が好きで、自宅で4匹飼っているらしい。
◆戦闘能力
「恋の呼吸」という冗談のような名前の流派だが、実力はたたき上げの精鋭である柱の称号に恥じぬもので、玉壺がばら撒いた使い魔達の弱点を瞬時に見抜き、凄まじい速さで瞬殺していく高い実力を見せつけた。
柱でも屈指の攻撃範囲、ひいては防御範囲を誇り、激戦の最中ポロポロ泣いて感情を思い切り出しながらも、苛烈な半天狗の猛攻から炭治郎たちを守りきってみせる。
継戦能力も相当高く、自身は決してトドメを刺せない状況で上弦の攻撃を一身に向けられながらも夜明けまで捌くほど。「ぎゃあああああ~~もう無理!! ごめんなさい殺されちゃう~~~!!!」
腕力は柱の中で6位。
煉獄や不死川、冨岡といい勝負になるくらい強い。
更に強力な刀のしなりと女性ゆえの柔軟かつ可動域の広い関節や筋肉も合わさり、技の速度は宇髄をも超える。
実のところ、手を抜いているわけでは決してないが体質が原因で人ではないかのように拒絶され続けた恐怖から遮二無二の全力を出すことを抑えていた。
疎んでいた体をむしろ歓迎し、尊敬すらしてくれる鬼殺隊であっても、また嫌われるかもしれない恐れがずっと彼女の心を縛っていたのだ。
しかし柱に上り詰めてなお単身では力及ばない難敵を前に、取り繕いもなく全力で「あの人が希望の光だ!」と叫ばれたことで完全に吹っ切れる。
そして、刀鍛冶の里篇で半天狗の分身である憎珀天との戦いで痣に開眼。
痣のデザインは胸元に浮かぶ四つ葉のクローバーのようなハートマーク。
剛柔無双
これらの凄まじい怪力・頑強な体とタフネスという見かけと噛み合わない特性にも理由がある。
実は蜜璃は常人の8倍もの筋密度を持つ特異体質者で、作中では「捌倍娘」と称される。1歳2ヶ月という歳にして15kgの石を持ち上げたという規格外ぶりだった。
肝っ玉母さんと評判だったという蜜璃の母も、その様子を見て腰を抜かしたとか。無理もない。
だが、結婚適齢期を迎え見合いをするも、この体質や髪の色のせいで怪物扱いされて縁談が成立せず、社会に居場所がなくなりそうになっていた。
そんな所を我らが御館様に見いだされ、鬼殺の剣士として自分の真のあるべき場所を得る事になったのだ。
彼女はこの剛力と女性の体ならではの柔軟性を同時制御する事で、超常とも見える戦闘能力を発揮しているのである。
日常からものすごい量のカロリーが必要なのも、常人の8倍の筋肉量を維持する必要があるため。ハイカロリーな洋食がお気に入りだというのもむべなるかな。
ラスト終盤では傷をつける事さえ困難な無惨の肉体を火事場のバカ力で引き千切るというとんでもない剛力をみせた。
流派
- [[全集中 恋の呼吸>全集中の呼吸(鬼滅の刃)]]
実は炎の呼吸からの派生。
ファンブックによれば、かつて甘露寺は煉獄に師事する継子だったが、オリジナリティが溢れすぎて独立したそうだ。
全体的なフォームは帯のようにしなる刀もあって新体操っぽい。
使用する日輪刀はインドに伝わる奇剣ウルミを彷彿とさせる帯のような異様に長い刀身を持つ奇怪極まりない形状。
もっと言えばるろうに剣心の薄刃乃太刀そっくり。
鞭や帯のように変幻自在にしなって鬼を切り裂くが、これは刀鍛冶の里の長・鉄珍が直々に鍛えた代物。
特徴的な刀は普段は鞘に折り畳む形で収納する。
型一覧
- 壱ノ型 初恋のわななき
相手とすれ違い様に長くしなる刀身を巧みに操って一瞬で敵の全身を切り刻む。
- 弐ノ型 懊悩巡る恋
高速の斬撃技。流れるように刃を撓らせ斬り刻む。
- 参ノ型 恋猫しぐれ
広範囲を猫が跳ねるような軌跡で斬る斬撃。
音波や雷の攻撃自体も斬ることが可能。
- 伍ノ型 揺らめく恋情・乱れ爪
広範囲をランダムに斬り裂く斬撃。
- 陸ノ型 猫足恋風
身をひるがえし突風の如き速さで攻撃を斬る。
◆活躍
初登場は他の柱同様に柱合裁判のシーン。
炭治郎たちの処遇に関しては「(こんな可愛い子を殺してしまうなんて胸が痛むわ。苦しいわ)」と感じ、早く殺すべきと主張する悲鳴嶼、煉獄、宇髄を「お館様がいらっしゃるまで待った方が」と宥めた。
しかし、過激派の筆頭である不死川はそれを一顧だにせず、禰豆子の入った箱を日輪刀で刺し、怒った炭治郎をそのまま斬ろうとしたが、富岡が邪魔をしたため炭治郎の頭突きが不死川の顔面に直撃。
思わず吹き出して他の柱の注目を浴びてしまうのだった。
禰豆子の処遇に対しては「お館様に従います」と積極的に賛成も反対もしなかった。
その後、禰豆子が処分を免れ、お館様に炭治郎が「俺と禰豆子は必ず鬼舞辻無惨を倒します」と宣言したところ、「今の炭治郎には無理だからまず十二鬼月を倒そうね」と凄く冷静に返されて彼が真っ赤になったシーンでは、「(だめよ笑ったら、だめだめだめ!)」と必死で笑いを堪えていた。
その後、上弦の陸との戦いで刀を破損させてしまい、いよいよ刀を修繕することもなくなった37歳の元へ直接向かうことになった炭治郎と鍛冶の里で再会。
甘露寺も偶然刀を研ぎに来ていたのだった。
ちなみにこの際に入浴シーンにて全裸を披露している。記念すべき連載100話目のサービスカットであった。
そして風呂上りに玄弥に声を掛けたら無視されたらしく、偶然再会した炭治郎に泣きながら駆け寄り乳房が零れ出そうだった。危ない!!
炭治郎に玄弥への愚痴を延々と語っていたが、「晩ごはんは松茸ご飯」と聞いて一瞬で機嫌を直し、歌を歌いながら宿に走って帰った。
その後、風呂上がりの炭治郎がご飯を食べ始めるまでの間に物凄い量を食べていた。
炭治郎がご飯を食べている間に禰豆子をあやし、すごく懐かれた。
そして一向にご飯を食べに来ない玄弥の元に握り飯を持って行くことになったが(風呂上がりのことは水に流したらしい)、ちょうどそこで刀が研ぎ終わったと連絡があり、里を発つことになった。
炭治郎君
今度また生きて会えるか分からないけど、頑張りましょうね
あなたは上弦の鬼と戦って生き残った。これは凄い経験よ
実際に体験したものはこれ以上ないほど価値がある。五年分十年分の修行に匹敵する
今の炭治郎君は前よりももっとずっと強くなってる
甘露寺蜜璃は竈門兄妹を応援してるよ~
炭治郎はその言葉に感謝しつつも、自分は宇随に勝たせてもらっただけでまだまだだと答え、鬼舞辻を倒すためにもっと強くなると宣言。
その凛々しさにキュンとした甘露寺は炭治郎に里に秘密の武器が存在することを耳打ちし、里を離れていった。
ちなみに炭治郎は鼻血ブーした。
それからしばらく経ち、鍛冶の里は上弦の肆・半天狗と上弦の伍・玉壺の襲撃を受ける。
とっくに里を離れた甘露寺は参戦しないかと思われていたが……
急がなきゃ急がなきゃ 里のみんなが危ないわ
でも私の担当してる地区から刀匠さんたちの里すごい近かったのね びっくり!!
よーし頑張るぞォ!!
実はすぐ近くにいたことが判明。
里が襲撃されたとの連絡を受け、遂に上弦との戦いに打って出ることになるのだった。
第111話で里を襲う玉壺の下僕を蹴散らした後、少し時を置いて第122話、上弦の肆:半天狗の第5分身「憎珀天」と
炭治郎・玄弥の戦いに乱入し、状況を振り出しに戻す。半天狗最強の戦力を持つ上に不滅の憎珀天を相手に、
苦戦しつつも炭治郎達が半天狗本体を撃破するまでの長い間「痣」を浮き上がらせて食い止めぬいた。
生き残ったメンバーを蜜璃が抱きしめて喜びのあまり泣くシーンで、刀鍛冶里襲撃事件はエンディングを迎える。
◆余談
登場当時からその個性的なキャラクターから少ない出番でも高い人気を誇っていたが、蓋を開ければさらにぶっとんだ人物であったため、多くの読者の度肝を抜きつつさらに人気を高めた。
劇中口ずさんでいた謎の歌は実在の軍歌『宮さん宮さん(トコトンヤレ節とも)』。
番外編の『中高一貫!キメツ学園物語』ではアオイの家が営む定食屋を訪れ、食材が無くなるまでご飯を食べ続けて竈門兄妹を絶句させた。番外編でもやりたい放題である。
こちらの世界では「自分の絵で世界中の人を幸せにすること」を夢見る芸大生。恋人募集中だが、多くの男性に想いを寄せられていることには気づいていないらしい。
この作品のキャラクターたちの苗字には、難読だが実在するものが使われていることが多い。
「甘露寺」という彼女の苗字も同様で、公家の一族として実在(現存)するほか、和歌山県に同じ名前の寺院がある。
容姿端麗な彼女がなぜモテないのかと言うと、その体質もそうだが何より大正時代と我々が現在生きている女性の価値観が正反対だからである。
大正時代における女性の価値観とは身長は低く身体は細めで胸は控えめな方が美しいとされており、高身長で筋肉が付いていて胸が大きい彼女は顔は良くても余り受けが良くなかったのだろう。
生まれた時代が早すぎたが故の悲劇と言えなくも言えないが、伊黒が惚れてくれた辺り彼女は本当に幸せ者だろう。
また蛇足なのだが彼女と同姓の公家「甘露寺氏」はこの大正時代当時は伯爵家であった。甘露寺氏は藤原北家に名を連ねる平安時代設立の歴史ある公家の家で明治維新の際に家格に応じて伯爵位を賜った華族の一族である。この一族の内に甘露寺親長という室町時代に活躍した人物がいるがこの人物、公家には珍しく武勇伝とも言うべき経歴がある。1443年(嘉吉3年)10月16日夜、彼が勤めていた当時の皇居である土御門東洞院御所に金蔵主、源尊秀ら後南朝と呼ばれる吉野南朝の残党200人程度が攻め入った。その際彼は主君に当たる御花園天皇を天皇が生活する清涼殿にまで押し寄せた賊相手に太刀を抜いて果敢に戦い護衛したという逸話が伝わっている。この事件は禁闕の変と言われるが大切なものの為に命を投げ打って戦うという姿勢は鬼殺隊の人々に通じる所があると言えるかもしれない。
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