天才てれびくん
ページ名:天才てれびくん
登録日:2017/5/17 (Wed) 11:25:00
更新日:2024/02/06 Tue 11:12:26NEW!
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eテレ 天才てれびくん 天てれ nhk テレビ番組 帯番組 何故かなかなか立たなかった項目 ダチョウ倶楽部 飯田里穂 異世界モノ カラフルな項目 子役 ジュニアアイドル てれび戦士 生田斗真 ウエンツ映士 大沢あかね 30周年おめでとう 成長のドキュメンタリー jリーグと同級生
人間とリモコンの言いなりになっていたテレビが、ついに反乱を起こした
ブラウン管がカンカンに怒り、カラーバー光線が人々を襲う
そんなメディアの戦場に…今9人のてれび戦士が立ち向かおうとしていた
天才てれびくんは、Eテレで放送されている小中学生をメインターゲットとした教育番組である。通称天てれ、またはTTK。
本項目では『天才てれびくんワイド』等、歴代の天てれシリーズ作品についても触れていく。
【概要】
基本は毎週月~木曜日の午後6時台に放送される帯番組。夏休み・春休みは再放送枠になっている。
Jリーグが開幕した1993年から放送しており、四半世紀を超える息の長い番組の一つとなっている。また忍たま乱太郎とも同い年なのである。
そのためタイトル名を5度も変えており、コンセプトやコーナーなど初期と比べたら大きく変わっている所もあるかもしれないが、
後述するてれび戦士や大人の司会者たちが番組を盛り上げていくといったところは初代から一切変わっていない。
番組開始当初のプロデューサーである中村哲志氏(初期のCGキャラクター「マシンパパ・てっちゃん」のモデル)が、天てれ30周年の年の2023年5月24日にNHK総合で放送された『天然素材NHK』の番組内に出演した際に語ったのだが、
『天才てれびくん』という番組は、子供目線に徹底的に立ち、『金八先生』の子供たちが学校の中で訓練を受けながら成長していくのと同じように、『天才てれびくん』の子供たちも課題をこなしていく中でだんだん成長していく『成長のドキュメンタリー』が番組のコンセプトであるとしている。
セットの背景はクロマキーによるCG合成によって作られており、「MAX」初期までは司会者とてれび戦士によるトークコーナーの割合が多めだった(ストーリー枠が増加すると減少)。
実はNHKは、「シンセビジョン」という後年のバーチャルCGとはとは技術面でやや違うシステムを独自開発して、民放含め番組のタイトル画面などでCGを使い始めた1980年代後期からニュース番組などでバーチャルスタジオに民放よりもいち早く取り組んでいた。NHK放送センター内に1988年に竣工し、平成になった直後から今に至るまで激動する国内外の出来事を伝え続けている「ニュースセンター」にもこのシステムを入れてソウルオリンピックの中継から活躍。その後始まった天てれも「シンセビジョン」を駆使する番組の一つであった。この「シンセビジョン」はハイビジョン画像の解像度を利用した画像合成装置で、モーションキャプチャーのセンサーが付いたカメラと連動する事によって、画像背景が自動的にカメラの動きに追随するというもの。後年になりリアルタイム3次元システムとして改良されたのが「バーチャルスタジオ」で、今はEテレの語学番組や科学番組などでも頻繁に使用されている。
また毎年定期的に公開イベントが開催されている。
【シリーズ一覧】
天才てれびくん(1993~1998)
全ての始まり。一部ファンから無印と呼ばれることもある。放送された初年度から最高視聴率7.7%という子ども番組としては異例の高視聴率を叩き出し堂々の滑り出しとなった。
司会者はダチョウ倶楽部(1993~1995)、キャイ~ン(1996、1997)、山崎邦正(現・月亭方正)とリサ・ステッグマイヤー(1998)。
恐竜惑星やジーンダイバー、ナノセイバーといった実写とアニメが融合した『バーチャル三部作』や、『ポコ・ア・ポコ』や『ストロベリーパフェ』といった子供たちが音楽を演奏するコーナーなどがあった。
また1997年度には金曜日にストーリー性のあるゲームコーナー『クイズ!ウルティマX』が放送された。この金曜日のゲームコーナーと月曜日に別途放送していた生放送を統合したのが1998年度から『ワイド』の2002年度まで続いた生放送によるゲームコーナーである。
無印時代最後の年にはシリーズ初の女性司会者が登場し、天てれの名物コーナーだったMTK(ミュージックてれびくん)が開始した。
天才てれびくんワイド(1999~2002)
初めて名称が変わっただけでなく、95~98年まであった金曜日の放送を無くした代わりに放送時間を25分から45分に長くした。以降金曜日の放送は『コレクター・ユイ』→姉妹番組『天才ビットくん』→『ビットワールド』と変遷している。
司会者は前シリーズ最終年から続投した山崎方正とリサ・ステッグマイヤー(1999、2000)、角田信朗と山川恵里佳(2001)、極楽とんぼ(2002)。
この頃から一部のてれび戦士がアイドル的人気を博すようになり、子どもたちにとっては憧れの存在であり、同時に大きいお友達のファンも増加した。
ワイド最後の2002年にはシリーズ唯一の人形劇『ドラムカンナの冒険』が放送され、久々に初期設定の「テレゾンビ」が反映されたストーリーとなった。
また年度後半には10周年スペシャルとして、ほぼ全てのてれび戦士OB・OG達と歌を歌ったりスポーツバトルをするなどして共演したり、昔の映像を思う存分に扱っていくなどの企画が繰り広げられた。
実際は極楽とんぼが子供向け番組の出演者としてアウトな事をやらかして途中降板したせいで、通常コーナーがやりづらくなったせいである。
天才てれびくんMAX(2003~2010)
司会者はTIM(2003~2006)、安田大サーカス(2007、2008)照英と西山茉希とにしおかすみこ(2009)、ガレッジセール(2010)。
今までの天てれシリーズの中で一番長く放送されているシリーズであり、司会者の数も一番多い。
初年度と2009・2010年はワイドとあまり変わらなかったが、2004~2008年はメインストーリーをもとに番組が展開していくなどしてドラマ性が今までのシリーズ以上に強まっているだけでなく、てれび戦士のチームが明確に分けられているなど挑戦的なものとなっている。
大!天才てれびくん(2011~2013)
司会者は出川哲朗と鈴木あきえ。
このシリーズ以降、MAXの2004~2008年のように、メインストーリーをもとに番組が展開していくようになった。
ストーリーは老舗テレビ局「大天才テレビジョン」の看板番組「天才てれびくん」の人気が低迷していったため元に戻すために出川特命プロデューサーてれび戦士と協力していくといったものである。*1
司会者は大野拓朗と虎南有香。
視聴者がデータ通信を介して番組に参加出来るのが大きな特徴で、これは次作の天才てれびくんYOUに引き継がれている。
ストーリーは異次元獣からの地球の破壊を阻止するために未来から来た国立異次元獣対策センターのメンバー大野拓朗と虎南有香が、てれび戦士と共に各都道府県ごとに存在する精霊「どちゃもん」を仲間にしながら異次元獣に立ち向かうといったものである。
ちなみに無印からの定番コーナーMTKがこのシリーズ以降廃止になった。
ちなみに「どちゃもん」の人気のおかげかどうかはわからないが、「どちゃもんあさめしまえ」という都道府県のクイズ番組や「どちゃもんじゅにあ」というアニメといったスピンオフ作品が放送されていた。
天才てれびくんYOU(2017~2019)
司会者は立花裕大と小島梨里杏。
ストーリーは「もじもん」とよばれる漢字の精霊が、謎のミュージシャンによってもじ魔獣に変え世界を危機に陥れようとするため、守守団のリーダー、立花裕大と小島梨里杏がてれび戦士とともに「もじもん」を仲間にしながらもじ魔獣を元の姿に戻して危機を回避させるといったものである。
このシリーズで最初の敵役は暴走した人間とそれに利用された善良なもじもんが変質したもじ魔獣だったが、後に禍禍団なる悪の組織が現れ、しかもその悪の組織に利用された人間の1人が立花団長の父という衝撃の展開となっている。
しかし、よくよく見ると「どちゃもん」が「もじもん」に、「異次元獣」が「もじ魔獣」に変わっただけで大まかなストーリーの流れは『Let's』の頃から変わっていない。
2017年度初登場のもじもん
プロレスラーを彷彿とさせるもじもん。サンジではない。実は見かけとは裏腹に怖がりだったり、たまみに惚れる一面を見せたことも。
鎖鎌を持つ猿のようなもじもん。爆竜トリケラトプスやデータスではない。物を腐らせるという能力からは想像できないかもしれないが、実はとても温和で思いやりのある性格。他のもじもん達とも接点があり、納豆作りを手伝っていたこともある。
狐の貴婦人のような姿のもじもん。かなりの高飛車であるがツンデレ。因みに中の人がキュアエースであることや「御機嫌よう!」という台詞からどう見ても某プリキュア要素が盛り込まれているような気が…。
鍛冶屋を営む頑固なもじもん。実はふてくさーるの師匠。因みに体は小さいが使うハンマーはかなり重く、1tあるらしい。
守守団が始めて味方にし損ねたもじもん。「鮮」のもじもんなので羊と魚を合わせたような姿。かなりの健忘症である。因みにファンクラブの会員数は千五人。「せんこ」だけに…。
小型の戦車のようなもじもん。どこが豆のもじもんなんだ。コマさんではないし、「ジャストミート」で有名なあの男でもない。城之内秀保のお師匠様でもない。もじ魔獣を見て失神するわ、ふてくさーるに対して思いやりは無いわのまるで使い物にならなかったもじもん。
スカンクのギャルといった感じのもじもん。ふてくさーるとはコンプレックス持ちという共通点からなのか仲が良い。勘違いしないでいただきたいが、彼女は「くさい」ではなく「におい」のもじもんである*2。
将棋の駒作りが得意な亀のもじもん。アーニーではない。実は遊蔵とは将棋仲間で、彼のアドバイスを受けて禍禍団の番組潰しの役を買ったことも。
将棋に詳しい人なら気付くと思うが、あるくめですと遊蔵が将棋を指している際、二人とも二歩をやらかしている。
猪の姿のもじもん。演じたのはチョッパー。(声がもろチョッパーだったので気づいた人も多いだろう。)お祭りが好きで「縁」を「緑」と間違えられることが嫌い。(ただし当時はいなかったが後に本当の緑のもじもんが登場したのでえにぼうにとっては少し厄介なことになってるかも。)
ふてくさーるの幼馴染で、彼のためにと色々アルバイトを紹介してあげたらしい。
まるで火の鳥を彷彿とさせる神々しいもじもん。実はどちゃもんですら成し得なかった二度味方にし損ねたもじもんである。しかもその二度目の生放送の中継地は奈良県。そう、そこはかつてメーテルこと奈良どちゃもん・きんしゃかのミッションを二度もクリアできなかった県である。しかもきんしゃかは2回目で正式に味方になってくれていたが、とれじゃーのはそうはいかなかったのだった…。
ぽっちゃりしたトカゲのもじもん。レイジではない。はっきり物事を言わない態度が嫌いで、それがれいかの性格と一致するため度々衝突することがある。それでもれいかのことを全く思いやっていないわけではなく、みずえがれいかの聖火ランナー志望に反対した際には怒って滅多打ちにしている。
二年後にはモジール王子が作ったモジルスーツの燃料にされ消滅しかけたが、れいか、ぼうてる、なかぴによって救出された。
かき氷の姿をした女の子。ティファ・アディールやメロンパンナではない。
物事を素直に言い出せない性格で、これが原因でもゆると衝突してしまうことが多い。
プロフィールによると彼女のツッコミはもゆるすら凍りつかせるらしい…。
二年後に再登場し、ぼうてる、なかぴの協力を得てもゆるを救出した。れいかの恩返しである。
- 滑のもじもん・すべるーかす (演:パトリック・ハーラン)
どちゃもんでは前例のない日本国外出身の方が演じたもじもん。TOKIOの城島に匹敵する程のギャグ親父風キャラ。もっともれいかの恋の悩み相談相手だった彼を守守団は味方にできていたことでれいかを助けられた訳だが。なお中の人は後にプレバトで俳句の特待生になっていたりするし、特にNHKとは「英語でしゃべらナイト」や、「所さん!事件ですよ」とかの番組で顔出しでコメンターとして多く出演している。
鎧を着込んだアルマジロの姿のもじもん。規則に厳しい性格だが、部下曰く「可愛い物好き」であり、砂像を見た際には「可愛すぎますぞ〜」と柔らかい口調になっていた。
もじもん界では有名な女優でれいかの母親。セーラーマーズではない。娘には愛情を注いでいたつもりだったが、実はれいかを束縛するような行為が多く、久住健斗やもゆるから滅多打ちを食らっている。一応れいか救出後に謝ってはいたものの、反省しているのかは微妙な様子だった。もう少し神妙に謝ってくださいよ大女優さん!(まあ後の態度からしっかり反省はしていたようだが)
原色戦隊もじレンジャーの戦隊レッド。バットマンではない。名前の通りライオンの姿。実は辻晴仁はまだ5歳の頃に対面したことがあり、カードまで渡してくれたとか。
原色戦隊もじレンジャーの戦隊ブルー。土井半助先生やモモタロスではない。名前からは分かりにくいが、モチーフは鷹。マントは二又に分かれており、空を飛ぶ時には翼のように広がる。またベルトから出すブルービームは冷凍光線である。
もじ魔獣戦生放送で「いつも一緒じゃなくても、俺たちは四人でもじレンジャーだからな」というほわないとへの優しい言葉はもじもんの名言中の名言と言っても過言ではない。
因みにクール系の戦隊ブルーは数多く存在するのだが、鳥と関係のある戦隊ブルーはジェットマンのブルースワローしかいなかったりする。
えにぼうもビックリの緑のもじもんで、原色戦隊もじレンジャーの戦隊グリーンにして紅一点。蘭姉ちゃんではない。現在はフリマアプリの社長も勤めている。コアラの姿をしているが、好物はなぜか胡瓜。
社長にまで上り詰めた点はジェットマンのイエローオウルを思わせる。偶然だが彼もぐりんきゅあらと同じく眼鏡をかけている。
因みにスーパー戦隊で男性眼鏡メンバーはイエローオウルを含め3人いるが、女性の眼鏡メンバーはまだいない*3。アメリカ版になら1人いたが。
原色戦隊もじレンジャーの戦隊ホワイトだが、こいつはかなり特殊な存在。実は何もかもを浄化するホワイトビームを全開で撃つと消滅してしまい、出現するには毎回れっどれおたち3人の力が必要になる。その体質ゆえに本人もコンプレックスがあったようで、もじ魔獣になったのもそれが一枚噛んでいる。つまりほわないとは無理矢理もじ魔獣に変えられた訳では無いのだ。しかもその2年後には文字化けさせられ、もじレンジャーの中で一番の踏んだり蹴ったりの目に遭っている。
全国の城を使い探し物が出来る凄い能力を持つもじもん。キスケではない。一見ほわないととは無縁のようだが運動会で対面したことはあるため見ず知らずではなく顔見知りである。
仙人を思わせる姿のもじもん。厳しい性格だが立花団長の成長を認める優しさも持ち合わせており、ドラゴン桜の柳先生を彷彿とさせる。
人の姿に化けたり、姿を消すことが得意なもじもん。見た目からは想像もつかないだろうが、ほわないとの幼馴染である。っていうかほわないと何歳なんだ
ほわないとに恋心を抱く泣き虫な処女。本人曰く、運動会での対面が馴れ初めらしい。体は小さいが意外に馬力の持ち主。因みに1年後の再登場時にプロレスにはまっていることが明かされたが、これはどう見ても演者の要素を取り入れたようにしか見えない。
アリコーンのもじもんでほわないとの相棒。寝起きがかなり悪い。キックの威力が強烈で蹴られた相手は地球一周してしまうことも。ほわないとのことについてはれっどれおたちよりも詳しく、劇中ほわないとの情報源は基本ぱかぽんだった。中の人は「おかあさんといっしょ」でアネムやムテ吉を演じている。
歌舞伎役者を思わせるもじもん。ナルトではない。なまえんじぇるの仕事仲間であり、話によればもじ魔獣化する瞬間も目撃していた模様。
夢見崎★体育の逆恨みからもじ魔獣に変えられた可哀想なもじもん。ふだざえもんやまえたと共に赤ちゃんに名前をつけてあげる仕事をしていた。実は立花団長に罵声を浴びせられた夢見崎★体育を真っ先に庇ったのはなまえんじぇるである。一番の被害者なのに…。
顔が時計のようなもじもん。怒りっぽいが怒りが収まるのも早い。
カンガルーの姿をしたもじもん。御坊茶魔や藤吉、パーシーではない。立花団長に助けられたためか、彼を兄貴と呼んでいる。少々言葉使いがなっていないように見えるがそこは突っ込んではならない。一年後にはとある少女と仲良くなっている。
真面目な女学生といった感じのもじもん。演じたのはかつててれび戦士だった飯田里穂。名言集めをしており、本編でもいくつかを紹介している。
原田明莉と仲が良い陽気なもじもん。演じたのはジバニャン。(声がジバニャンそのものなので気づいた人も多いだろう)
元々が陽気な性格だけでなく、落ち込んだ人を明るくすることもできる。
2018年度初登場のもじもん
※禍禍団に所属していたもじもんは「守守団が戦った敵」の項を参照。
ラーテルのもじもんで全身を鎧に包んでいる。基本防御が専門だが、もじ魔獣戦では盾から矢を放つ攻撃技を披露している。
後にモジール王子のもじ化けの被害に遭って囚われの身となり洗脳されてしまうが、バケピタンで正気に戻り、れいかと共にもゆるを救った。
実は次作「hello」では作中に登場するダンスゲーム「ダンス・オブ・スカイ」のアバターととしても登場している。
- 風のもじもん・かぜーとん (演:ランズベリー・アーサー)
ユウディアスではない。お金にがめついチャラ男。
いつも反復横跳びやチューチュートレインの動作をしている。でも特殊なお茶を飲むと落ち着くらしい。
因みに演じた土屋新葉は女優土屋太鳳の実弟である。
実は次作「hello」では作中に登場するダンスゲーム「ダンス・オブ・スカイ」のアバターととしても登場している。
かつては名を馳せた格闘家だが、今では超めんどくさがり屋のもじもん。でも心は乙女であり、遊蔵の言葉に目を輝かせる様子も。
足の速いチーターのもじもん。スピードルではない。守守団の解散を予言し、てれび戦士を引っ掻き回した迷惑者。実はスリムな体型でありながら鎧を着込んだぼうてるを投げ飛ばすだけの怪力を持っていたりする。
兎の執事といった感じのもじもん。優しい性格だが、優柔不断なのが唯一の問題。
探し物が得意だが、無くすのも得意というかなりの問題児。守守団にもじ化けの真相を伝えたもじもんでもある。
顔と思ったら部分が背中で、実は不気味な方が正面という奇怪なもじもん。だが演者が演者だけに歌が上手。実は禍禍団に知らず知らずに利用された被害者である。
スパナでできた体を持つもじもん。ロック・リーではない。普段はお直し工房で働いており、くせまがりとは仲が悪い。
「うんうん」と聞いているんだか聞いていないんだかわからない相槌を打つ蛇のもじもん。運を操る力を持ち、金のもじ魔獣の運下げすら打ち消してしまう。
ヤマアラシの山伏といった感じのもじもん。見た目はかなり小柄だが、実はかなりの大飯食らいだったりする。ナレーターとは「ゲロ以下の匂いがプンプンする」と言い放った関係。
黄金虫の姿のもじもん。ガラピコではない。「もじもん界の銀行」の異名を持つ。好物はモツ鍋。持つのもじもんだけに…。
狼の騎士といった見た目のもじもん。ガオシルバーではない。好物は太刀魚。人間でいる時は過激な行動を取るのにもじもんに戻った途端ヘタレになるという変な奴。
しかし最終的には自分の力でまにーごーるどと再び両思いになることができた。
妖刀銀斬を使いこなす騎士ヒーロー。人間に化けることもでき、初登場週では本人が明かすまで守守団は誰一人気づいていないほど精巧な擬態であった。
武者ガンダムMkⅡではない。姿は真似できても影までは真似できないという中途半端な変化能力を持つもじもん。でも馬力はかなりある模様。恥ずかしがり屋で帽子に隠れることができる。三期では寿司握りの才能を見せる。凄いよアンタ…。
実は次作「hello」では作中に登場するダンスゲーム「ダンス・オブ・スカイ」のアバターととしても登場している。
蜻蛉の姿をしたもじもん。リュウではない。かなりのナルシストである。でも謝る時は素直ないい子。
玄奘三蔵と梟を足して二で割ったようなもじもん。ニコ・ロビンではない。までぃえすとはかつてコンビを組んでおり、悪の道に走ったまでぃえすを心配していた。
騎士の姿のもじもん。力封じの筆を生む勇気の筆の所有者。エル・フォルテではない。歌が上手という話もあるが定かではない。もじ化けして人間の姿になった時の惨めさが酷い。
ナレーターとは「オラオラ」と「無駄無駄」とぶつかりあった宿命の関係。
実は次作「hello」では作中に登場するダンスゲーム「ダンス・オブ・スカイ」のアバターととしても登場している。
びっくり箱のような姿のもじもん。陽気な性格。力封じの筆を生み出す遊び心の筆の所有者で3ゆう士の一人。かなり笑いを取る行動が多い。
バーベキューコンロのような姿をした、チャラい性格で子供っぽいもじもん。怪人ゾナーや、奈良シカマルではない。もちろん、いさましうすの中の人を狙ったギタリストでもない。力封じの筆を生み出す友情の筆の所有者。少年に化けて守守団の仲間になったと思ったらてれび戦士達を引っ掻き回し、モジケン空間では雪だるまを揺らした結果雪玉が落ちて自滅、その結果時間を消費してしまいミッションクリア成らずとなったことを申し訳なく思いながら筆を渡さないという3ゆう士の中で一番の無責任かつアホ…ということになりそうだがこれは英断だったという意見有り。
2019年度初登場のもじもん
- 禁のもじもん・きんじぇりーな・あ・かーん (演:ゆかな)
通称「きんじー」。劇場版Zのフォウではない。眼鏡をかけている時は厳しいのに、眼鏡を外すと穏やかになるというギャップが激しいもじもん。自分の持つ手帳で規則を決めているが、劇中ではこれを悪戯小僧に奪われて規則をめちゃくちゃにされてしまい、非難囂々に遭った可哀想なもじもんである。
布団に包まった可愛らしいもじもん。かじり虫ではない。物の中身を見抜いてしまう力を持つ。オンくんが餡饅を間違えて買ってきたためにモジール王子の八つ当たりでもじ化けさせられ、更に生放送で救出できなかったために堰沢が泣いてしまうという、モジール王子の冷酷さを証明したもじもんでもある。後に生放送で救出され、れいか、ぼうてると共にもゆるを救った。
案山子のようなもじもん。辛い思いをしている人が分かるらしい。因みに演者のネタの逆輸入なのか、公式プロフィールには妖怪執事のモノマネが得意とある。ナレーターとは赤城でRX−7を乗り回す兄弟を演じている関係だし、後にNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の土御門 通親を顔出しで演じている。
スティラコサウルスのようなもじもん。ノロイちゃんでも、恐竜になったぷうかではない。普段はおどおどしているが、激怒すると稲光を出すという感情の起伏が激しい子である。現代に恐竜を復活させた。
人間になりたいという某妖怪人間のような欲求を持つもじもん。攻撃技がもろマジンガーZ。なおこの週は小島主任がトッキュウジャーのネタを披露していた。
実は次作「hello」では作中に登場するダンスゲーム「ダンス・オブ・スカイ」のアバターととしても登場している。
見た目は赤ん坊、声はオジサンというギャップの激しいもじもん。モジール王子に八つ当たりされた被害者だが、実は彼がいなければモジール王子は助からなかった。
女神様のようなもじもん。実はカキトリーヌ王女ですら存在を把握しておらず、モジール王子も調べてその存在を知った模様。
守守団の協力者、重要関係者一覧
◇朋橋弘至 (演:棚橋弘至)
禍禍団に捕まり、ぐれんちのもじ魔獣化に利用されたプロレスラー。既婚者かつ一児(長男)の父。本人の話によると試合に負けて落ち込んでいたところにドクター(までぃえす)が現れ、そのまま拐われたらしい。ぐれんちのもじ魔獣戦では合体攻撃の発動に一役買ったほか、特別ミッションにも登場している。
なお余談になるが、朋橋の妻を演じた日向寺舞はプロレス観戦が趣味であり、朋橋の長男を演じた木村皐誠は後にリュウソウジャーに出演している。
◇高橋メアリー (演:高橋メアリージュン)
禍禍団に捕まり、まにーごーるどのもじ魔獣化に利用されたモデル。エマという妹がいる他、劇中未登場だが母親もいることが判明している。家系は裕福ではなく、守守団に麺の代わりに萌やしを使ったナポリタンを提供していた。そういう状況でも母親や妹のためにやり繰りしていたのだが、ある時まにーごーるどの口車に乗ってしまい、これがまにーごーるどのもじ魔獣を生む引き金となってしまった。もじ魔獣戦ではぎんじょるのを叱咤激励したり、優しく諭してバックアップした。
◇阿場れる男 (演:あばれる君)
元配達員だったが、ぐれんちの動画でスピード違反がバレてクビになり、ぐれんちに怒りをぶつけて闇堕ちさせた張本人。ただ、怒りに身を任せた事を反省していたり、動画でぐれんちに謝っていたことから後述の金田四五六に比べれば遥かに良い人だった。
◇シイ飯尾 (演:飯尾和樹)
守守団の基地を強引に買い取り、遊園地を作ろうとしたとんでもない人。しかしかつては優しい焼き芋屋で高橋メアリー、エマ姉妹とも面識があり、エマにとっては間接的に画家を目指すようになったきっかけの人でもある。
名前の由来は「社長」を意味する「CEO」だと思われる。
東大王にて漢字のモルモット(豚鼠)を「ブーブーチュウ」と回答してしまい、現役東大生を失笑させた罪深き人でもある。因みに部下を演じたのは彼の相方のやすとプロレスラーのタンク永井、新納刃である。
◇金田四五六 (演:西脇大河)
まにーごーるどが恋した将棋棋士。暫くの間は良好な関係を築いていたようだが、昇段したい欲求から八百長をしようとまにーごーるどに金を要求。まにーごーるどがズルをしてはいけないと断った途端に破局し、彼女を闇堕ちさせてしまった。さらに説得役を断ってぎんじょるのに丸投げするなどかなり性根が腐っている。大関から落ちても前を向き続ける琴奨菊、奨励会退会後プロに勝ち続けて編入試験受験資格を手にした折田翔吾、2年以内に条件を満たさなければプロになれないという状況で初の日本国外出身の将棋プロになったカロリーナ・ステチェンスカ等、彼が爪の垢を煎じて飲むべき人が多い事は言うまでもない。
ただし以前まにーごーるどを振った金にだらしない男や金塊を優勝するために使うランナー男と違って反省すべきところはしていたため、心の弱さで大事を引き起こしてしまったというのが正しいか…
◇佐藤弘道
ストーリーには千鳥のミッションしか関わらないが、天てれと同じNHK番組に出演しているのでここに記載する。
ご存知元体操のお兄さん。あそびっくりんは弘道お兄さんから遊び心を授かるようてれび戦士に命じた。千鳥が「永遠のお兄さん」と言ったように50歳になっても若々しさは健在で、側方倒立回転も披露した。
◇後藤田マイナ (演:早坂ひらら)
まえたの友人である女の子。名前の通りマイナス思考でピアノの発表会で失敗することを怖がっていた。しかし本番ではベートーヴェンのトルコ行進曲を見事に演じ切り、父親にも褒められた。なおマイナの父親を演じたのはタッチパッチこと山崎銀之丞。
守守団が戦った敵一覧
◇オンリー・ロンリー・ローリー (演:ROOLY)
元々は音楽を愛するごく普通のミュージシャンだったが、バンド仲間に曲を盗まれるわネットで曲を紹介したら扱きおろされるわで闇落ちした。腐のもじもん・ふてくさーるをもじ魔獣に変えて世界を滅ぼそうとしたが、肉のもじもん・にくそん、鉄のもじもん・てつまる、臭のもじもん・すめりーに打ち砕かれた。しかし敗北後ふてくさーるに同情の言葉をかけられると素直に引きあげ、その後はミュージシャンとして更正した模様。
ちなみに演じていたROOLYは天てれと同じくEテレで放送されている「ムジカ・ピッコリーノ」ではローリー司令官を演じている。
◇銀沢アイスかずこ(演:黒沢かずこ)
元々は金沢かずこというフィギュアスケーターだったが、大会で曲を間違えて失格。そしてその精神的打撃から転職先でも悉くトラブルを起こし、自暴自棄になって闇落ちした。元フィギュアスケーターだけに氷のもじもん・れいかをもじ魔獣にして操った。その後火のもじもん・もゆる、滑のもじもん・すべるーかす、水のもじもん・みずえにれいかを元に戻されて敗北。れいかに同情と「世界を氷漬けにして一人でスケートをやっても寂しいだけ」という指摘の言葉を掛けられ素直に引き上げた。その後はダンサーとして更正。
◇シロッキークロッキー (演:くっきー)
元々は絵が好きなごく普通の一人の男。しかし彼が書く絵は周囲から低評価されまくり。そんな中母親だけが彼の才能を認めてくれていたのだが、その母親が他界し、心の支えを失って暴走。原色戦隊もじレンジャーを手玉に取り、その内の一人である白のもじもん・ほわないとをもじ魔獣に変えるというスーパー戦隊の悪役宜しい非道っぷりを見せた。しかし最後は馬のもじもん・ぱかぽん、城のもじもん・しろのじょう、玉のもじもん・たまみにほわないとを元に戻されて敗北した。実はこのときぱかぽん、しろのじょう、たまみはそれぞれもじレンジャーの3人、すなわち赤のもじもん、れっどれお、青のもじもん・ぶるーく、緑のもじもん・ぐりんきゅあらの力を使っていた。つまり前述の3もじもんともじレンジャーが一心同体になって戦っていたと言え、もじレンジャーの3人がほわないとを救ったとも言える粋な演出である。
その後シロッキークロッキーは弟に謝罪し、プレバトで千原ジュニア、馬場典子に次ぐ3人目の消しゴムハンコ特待生に登りつめた。
◇チーム夢見崎
闇のもじ守夢見崎★体育と彼に操られた有名人4人から成る五人組。
●夢見崎★体育(演:岡崎体育)
4人目にして最後の闇のもじ守だが、この闇のもじ守は暴走の動機の概要がこれまでの3人と異なる。
それは有名になろうと名のもじもん・なまえんじぇるに夢見崎★体育の芸名をつけてもらったのだが、知名度が上がらない責任をなまえんじぇるに押し付けてもじ魔獣化させてしまったというもの。つまりこの男、完全に個人的な動機で闇落ちしているのだ。
しかもコイツ、旅館を経営する母親の仕事を全く手伝おうとせず、それを指摘されると俳優の月江譲二、女優の荒石みなみ、ドラマ監督の露鳩出仁郎、立花団長の名前を奪って操り仕事をしてもらうという怠け者なのである。更に他人の不幸を嘲笑うなど残虐な面も今までの3人以上だった。従ってこの夢見崎という男は同情の余地が何一つないのである。
その報いなのか最終決戦で札のもじもん・ふだざえもん、前のもじもん・まえた、残のもじもん・きのこのこになまえんじぇるを元に戻され、極悪人並びに惨めな敗北者として有名になってしまい、立花団長も「(敗北者として)有名になった気分はどうだ!」とピシャリ。しかしなまえんじぇるたちもじもんが彼を慰め、実家手伝いとユーチューバーの二足の草鞋を履く形で更正した。母親もあれだけの事をした息子に対し「罪は償わせる」と言っていた事なども考えれば周りが鬼ばかりでなかったのがせめてもの幸いと言うべきか。
●月江譲二(演:渋江譲二)
ドラマ「逃げるは弱虫!役立たず!」の主演俳優。モデルは星野源。仮面ライダー威吹鬼ではない。夢見崎によって名前を奪われたのち雑用係にされたが、もじ魔獣が浄化されて名前を取り戻した。
●荒石みなみ(演:仙石みなみ)
ドラマ「逃げるは弱虫!役立たず!」の主演女優。モデルは新垣結衣。夢見崎によって名前を奪われたのち夢見崎のファン(という設定)にされたが、もじ魔獣が浄化されて名前を取り戻した。Twitterで本人が名前を取り戻したことを明記している。
●露鳩出仁郎(演:テル)
ドラマ「逃げるは弱虫!役立たず!」のドラマ監督だが、名前の由来はなぜか金子文紀でも土井裕泰でも石井康晴でもなくロバート・デ・ニーロ。夢見崎によって名前を奪われたのち雑用係にされたが、もじ魔獣が浄化されて名前を取り戻した。因みに演じたテルは10年ぶりの天てれ出演である。
●バイトD〈仮称〉(演:KAZMA SAKAMOTO)
チーム夢見崎の中で唯一本名と肩書きが分からない人物だが、演者とガタイの良さからして本業はプロレスラーだと思われる。なお生放送で立花団長は彼にプロレス技を食らわされていたが、その3ヶ月後にもじ魔獣に操られた朋橋や最終決戦地の護衛をする覆面レスラーにも締め上げられるなど、「立花団長はプロレスラーに弱い」というジンクスの序章となった人物でもある。
◇暴のもじもん・ぐれんち(演:高木渉)
紫色の右手のようなもじもん。黒羽根屋蝶兵衛や高木刑事ではない。偶々元配達員の阿場れる男のスピード違反を動画に上げたところ、彼から散々に罵倒され自分を否定されたと思い込み闇堕ちした。これだけ見るとぐれんちが悪いように見えるが、スピード違反を犯した阿場れる男も下手すれば子供を轢いていたかもしれない状況であったためぐれんちを一方的に責めるわけにはいかないのである。
プロレスラー朋橋弘至の試合に負けた悔しさを吸収してヒドラのようなもじ魔獣に変貌。しかし防のもじもん・ぼうてる、風のもじもん・かぜーとん、走のもじもん・はしろうに敗れて元の姿に戻り、三体に諭された上で阿場れる男のお詫び動画を見て改心。
ちなみに中の人は大河ドラマ「真田丸」とかでも顔出し出演していたりとか、NHKの番組に数多く声優として出演していており何かと縁が深かったりする。
◇金のもじもん・まにーごーるど(演:佐藤利奈)
ゲルマン系の美女を髣髴とさせるもじもん。
元々は優しいお淑やかな処女だったのだが、ある時は金にだらし無い男に金の調達のためだけに利用され、またある時はスポーツマンの優勝の道具となる金塊の調達に利用されるという散々な目に遭い続け、ようやく理想の彼氏となる将棋棋士金田四五六に出会えた、と思ったら金田もまた八百長のための金をまにーごーるどに要求し、それを断ったら逆ギレして破局。人間を恨むようになってしまった。
モデル高橋メアリーの「家族のためのお金が欲しい」という欲求を吸収し阿修羅のようなもじ魔獣に変貌。その後運のもじもん・うんじゃみぃ、山のもじもん・がくざん、そして両思いであった銀のもじもん・ぎんじょるのに敗れて元の姿に戻り改心した。
闇落ちの経歴を見れば分かるように彼女は禍禍団のメンバーの中でも群を抜いて同情の余地があり、立花団長や小島主任のみならず高橋メアリーも同情してあげていたことからも明らかである。
◇魔のもじもん・までぃえす(演:阪口周平)
白衣とゴーグル、紫色の蝶ネクタイを身につけた黒猫のもじもん。好物は猫だけに鯛焼き。昔は村人と仲良くしていたが、突然不慮の事故の責任を村人達に押し付けられて闇落ちした。立花団長の父である立花勇の体を借りてドクターを名乗っていた。自らが送り込んだ刺客や部下が次々敗れて改心していく状況に痺れを切らし、勇の負の感情を利用して化け猫のようなもじ魔獣に変貌。しかし真のもじもん・まねしんぼう、鏡のもじもん・ぎらみー、法のもじもん・ほうほうほうしに敗れて元の姿に戻されてしまい敗走。その後どみねすとろんぐをもじ魔獣に変えた後に用済みにされ、守守団に助けられることになり、その後強がってはいたものの人間を少し受け入れられるようになった模様。
魔のもじもんだけに魔法が得意で、攻撃や治療にも使える。また頭に装着しているゴーグルは魔魔魔ゴーグルと呼ばれ、どみねすとろんぐのもじ魔獣の攻撃から身を守る際役に立っている。
もじ魔獣戦では勇に褒め言葉をかけられた際に照れるような描写があり、実はツンデレだったりするのかもしれない。
◇力のもじもん・どみねすとろんぐ(演:竹内良太)
全身を黒い西洋風の鎧に包んだ騎士のような姿の巨体なもじもん。ヒーローマンやアビゲイルではない。
人間に利用されては捨てられることを繰り返していくうちに人間を恨むようになった。しかし本当は争いを好まない優しいもじもん。
立花団長を何故か付け狙っていたが、それは彼の力を恐れたからである(実際にはどみねすとろんぐが思っていた力とは異なるものだったが)。
その後までぃえすを利用してスライムのようなもじ魔獣になるも最後はぐれんち、まにーごーるど、までぃえすに敗れ浄化。その後守守団との交流を通して元の優しいもじもんに戻った。
◇モジール王子 (演:徳永ゆうき)
モジゲン空間に住むタコ大王の息子。技術者としては優秀だが、漢字を間違えたり、書けずに平仮名にしてしまうなど抜けた様子も。漢字を操ってもじ化けを起こし、更にそのもじもんをモジルスーツのコアや手駒として使うかなり残酷な男である。
しかし実は漢字の読み書きが出来ないがために酷い目にあってきた可哀想な男である。物語の後半で謎の悪の力に飲まれ、消滅した…かに見えたがいきるーとや妹カキトリーヌ王女のお陰で生還、その後はオン君を止めるため守守団に協力することに。
◇オンくん (演:キンタロー。)
モジール王子が作ったタコ型ロボット。モジール王子を補佐していたが、モジール王子を人間が滅ぼしたと勘違いしたことから闇堕ち。全部のもじもんをもじ化けさせてしまった。
もじ魔獣個体一覧
もじ魔獣はもじもんに暗黒の歌や負の感情を注ぎ込むことで生成される怪物である。しかしいくら甚大な被害を起こそうともじ魔獣が浄化されてしまうと大半の被害の爪痕は消滅してしまう。
※戦いに参加したもじもんはもじ魔獣になったもじもんと何かしらの関係がある。それについても併記する
●腐のもじ魔獣
戦いに参加したもじもん
にくそん (おそらく面識有り)
てつまる (師匠)
すめりー (友人)
オンリー・ロンリー・ローリーが腐のもじもん・ふてくさーるを暗黒の歌でもじ魔獣化させたもの。物として存在するものだけでなく、人の心までも腐らせてしまう。
●氷のもじ魔獣
戦いに参加したもじもん
もゆる (幼馴染)
すべるーかす (恋の悩み相談相手)
みずえ (実母)
銀沢アイスかずこが氷のもじもん・れいか を暗黒の歌でもじ魔獣化させたもの。実は能力がものを凍らせるということ以外は腐のもじ魔獣と同じ作用だったりする。
●白のもじ魔獣
戦いに参加したもじもん
しろのじょう (顔見知り、漢字の読みが同じ)
たまみ (片恋、漢字を繋げると白玉)
ぱかぽん (相棒、漢字を繋げると白馬)
シロッキークロッキー が白のもじもん・ほわないとを素体に生み出した。シロッキークロッキーはこのもじ魔獣の力で街中を白くし、その上で母親の似顔絵を散蒔く算段だった。
●名のもじ魔獣
戦いに参加したもじもん
ふだざえもん (仕事仲間、漢字を繋げると名札)
まえた (仕事仲間、漢字を繋げると名前)
きのこのこ (恐らく知人、漢字を繋げると名残)
夢見崎★体育が名のもじもん・なまえんじぇる を素体に生み出した。物や人の名前を奪ったり書き換えたりする力を持つ。実はもじ魔獣の中ではさほど大きくない。
●暴のもじ魔獣
戦いに参加したもじもん
ぼうてる (面識有り、漢字の読みが同じ)
かぜーとん (顔見知り、漢字を繋げると暴風)
はしろう (かつて暴走族に誘われたことがある、漢字を繋げると暴走)
暴のもじもん・ぐれんちがプロレスラー朋橋弘至が持つ試合に負けた悔しさを吸収したことで変貌したもの。生物、無生物問わず暴走させる。また、暴言を吐かせたり、食欲を増大させる力も持つ。
金のもじ魔獣
戦いに参加したもじもん
うんじゃみぃ (漢字を繋げると金運)
がくざん (被害者、漢字を繋げると金山)
ぎんじょるの (相思相愛)
金のもじもん・まにーごーるどがモデル高橋メアリーが持つ「家族のためのお金が欲しい」という欲求を吸収したことで変貌したもの。人や物を金に変えたり、人の金運を下げる能力を持つ。
●魔のもじ魔獣
戦いに参加したもじもん
まねしんぼう (漢字の読みが同じ)
ぎらみー (被害者、漢字を繋げると魔鏡)
ほうほうほうし (元コンビの相方、漢字を繋げると魔法)
魔のもじもん・までぃえすが立花団長の父立花勇が持つ負の感情*4を吸収したことで変貌したもの。もじ魔獣の中では圧倒的に成長のスピードが速い。
●力のもじ魔獣
戦いに参加したもじもん
ぐれんち (元部下、漢字を繋げると暴力)
まにーごーるど (元部下、漢字を繋げると金力*5)
までぃえす (元部下、漢字を繋げると魔力)
力のもじもん・どみねすとろんぐが闇の力なるものを吸収したことで変貌したもの。こいつにより月や小惑星が地球に接近するというラスボスに相応しい事態が起きることになった。
モジルスーツ個体一覧
モジール王子が作成した、もじもんを燃料とするロボット。
※戦いに参加したもじもんはモジルスーツの燃料になったもじもんと何かしらの関係がある。それについても併記する
●モジルスーツ
不慮の事態から火のもじもん・もゆるを取り込んで誕生。喧嘩の火種を散蒔くことができ、立花団長と小島主任も衝突することになってしまう。れいかとぼうてる、なかぴによって破壊された。
●モジルスーツ2号
機のもじもん・からくりこんをコアにしたモジルスーツ。機械の誤作動を引き起こした。どぅーろんときのこのこ、すべるーかすによって破壊された。
●モジルスーツ3号
生のもじもん・いきるーとをコアにしたモジルスーツ。見た目はベルゼブブを思わせる。生気を搾り取る力があり、これによって騎士ヒーローぎんじょるのは弱った可哀想な姿を晒すことに…。がくざんとまねしんぼう、あかりんによって破壊された。
天才てれびくんhello,(2020~2022)
司会はみやぞん。てれび戦士が電空という仮想空間の修復、そしてその中でデンリキという不思議な能力を得るSFストーリーが展開される。電脳空間を舞台としている点では姉妹番組『天才ビットくん』、『ビットワールド』を彷彿とさせるが、関係は無い。
更にこのシリーズでは元てれび戦士の面々が度々登場。2022年度の放送である2023年1月には天てれシリーズ放送30周年を迎えた。
かくれガレージの面々
子供だけがログインできる電脳空間「電空」が壊れてしまったため、修復のために用意された秘密基地が「かくれガレージ」である。
●みやぞんエンジ(演:みやぞん(ANZEN漫才))
電空のエンジでかくれガレージの所有者、そして様々なアイテムを製作する発明家。中の人と同じくよく歌う。一人称は「私」で、相手のことは「さん」付けで呼び、常に敬語で話す。よくてれび戦士に発明品を壊さるが、「壊れてもまた作り直せばいい」がポリシーのため怒ることはない。
てれび戦士がデンリキを全てあどミンに食べさせ、まさに電空が修復されようとした瞬間、「何か」を思い出したらしいが……?
+ 正体及び、展開のネタバレ-
みやぞんエンジは電空の開発者でそのまの父親、みやぞの博士の電キャ(アバター)。つまり人間ではない。そのまがみやぞんエンジの事を最初は「お父さん」と呼んだのもこれが理由。
あどミンが暴走を始め、てれび戦士達をバグ扱いして襲ったため、みやぞんエンジは身を挺して彼らを庇う。
あどミン「電キャの癖にバグを庇うなんて……デリートするぽよ!!」
無慈悲にもあどミンが放った攻撃がみやぞんエンジに当たってしまう……。
そして……。
みやぞんエンジの顔が見るも無残にだんだん崩れていき、ついに消滅してしまった……。
……のだが……、
黒いあどミンとの最終決戦及び白いあどミンの消滅後、何故か復活していた。死ぬ死ぬ詐欺
●あどミン(声:新谷真弓)
電空の管理者の人工知能。電子機器の画面を介して、電空と現実世界を自由に行き来できる。間違っても広島県のどちゃもんや恐れるのもじもん、姉妹番組にいたキノコ頭の少女は関係ない。
白を基調に赤・緑・青の体色で、長めの腕と格子模様風の大きな耳と尻尾を持ち、両足は青い電源マークの形をしている。一人称は「ボク」、語尾は「~ぽよ」。 また2021年度ではゆらと紅緒がみやぞの博士に調査した結果、誕生日が10月31日である事が判明した。
デンリキのエネルギーや経験データが好物。これらを食べて回収することで電空を少しずつ修復できる。ただ、捕食時のビジュアルが体と同じカラーリングの縞模様の長い舌を伸ばし丸呑みというかなりインパクトのあるものなので一部視聴者からは「怖い」「グロい」などと評されてしまっている。逆に長い間何も食べないと疲れて眠ってしまい、一度寝てしまうとデンリキのエネルギーを与えない限り何をされても起きない。
一応、人間が食べている普通の食べ物も食べることはできる。ただし、カゲヤマ亭のジュエルシュー(てれび戦士の間で有名な洋菓子店の看板商品)を見た際には「そんな気分じゃないぽよ」、ソフトクリームのクリームの部分をたくさん食べても「お腹の足しにはならないぽよ……。」、チョコレートに対して「甘苦くておいしくないぽよ」と発言するなど、お菓子(恐らく甘いもの)は嫌い。ただし、後にゆらからもらった酢昆布は「体が痺れるみたいだぽよ、デンリキの次に美味いぽよ!」とご満悦だった。
基本的に呑気でマイペースな性格の一方で、照太にデンリキの「あともう一回だけやから!」と提供を断られて一度は我慢するも最終的に業を煮やして猛スピードで食べてしまったり、頭を使わせるために謎解きを仕組んだりと、デンリキを美味しく食べるためなら手段を一切選ばない一面もある。
2021年度では逆にてれび戦士にデンリキを与えるようになったのだが、口からデンリキを吐き出し、舌を使って投げるという嘔吐インパクトのある与え方になっている。ちなみに本人にもどのデンリキが与えられるかはわからないらしい。
+ ネタバレ注意-
諸君の経験データは大いに利用させてもらったぽよ……。
てれび戦士たちが電空を再起動させる安全ブレーカーのスイッチを入れた際、体が赤と黒を基調とした凶悪な外観へと変化、声が低くなり一人称が「私」へと変わった。この変貌には声も同じあのNHKのトラウマキャラクターを思い出した人もいるとか。なお、語尾の「ぽよ」は何故かそのまんまなのでよく視聴者に突っ込まれている。
ゆらに大好物だった酢昆布を差し出されても突き飛ばし、それをソニアに「いくらなんでもひどすぎるよ!ゆらに謝って!!」と非難されても、「静粛に!!子供というものはいちいち感情を爆発させるからうるさいぽよ……。」と一蹴する程、かつてとはまるっきり違う、冷酷な性格に変貌してしまっている。
かつてみやぞの博士が開発した人工知能だったのだが、電空解放時に一度暴走していた。その際、みやぞの博士の手で電空の安全ブレーカーが切られたことにより記憶喪失となっていたことが判明した。つまり、あどミンが再び暴走したのは、真実を知らなかったとはいえ紛れもなくてれび戦士の責任である。
最終決戦にて、なんとあどミンはてれび戦士が食べさせたデンリキを使ってきた。そのまが使った機械・リバース・コンバーターで大方のデンリキを分離させられたものの、アヤ×2ツリングネットワークとチョキチョキチョッキングだけはあどミンの元に残ったままで、それを駆使してみやぞの博士を捕まえてしまう。
一方、ソニアはあどミンにデンリキを使い、心を読もうとしたところ……。
黒いあどミンの中に白いあどミンがいた。
「酢昆布で分離できるかもしれない」とゆらは考え、照太に笑わされた隙をついて酢昆布を放り込む。すると白いあどミンが黒いあどミンから分離した。
この問答で一度は消えかける黒あどミンだったが、周囲に説得されついに激昂。アヤ×2ツリングネットワークでてれび戦士や白あどミンを消そうとする。しかし……。
悠真は咄嗟に糸を反転。「バグをデリートする」という意志を持ってデンリキを発動させたため、なんと黒あどミン自身が消滅してしまった。
認めないぽよ……、認めない……。全てデリートだぽよ……。
今まで集めてきた経験データも……、バグと共に消えるぽよ……。
+ これにて一件落着、に思われたのだが……。-
黒あどミン消滅後、突如頭を押さえて苦しみだすてれび戦士達。黒あどミンの先述の断末魔の通り、てれび戦士達の記憶が消えかけてしまうのだった。
みやぞの博士「これは終わりの始まりだ。このまま電空が暴走を続ければ、
てれび戦士や子供達の記憶が消えてしまう。これは奴が仕掛けた最後のバグだ!
電空を破壊する……!!そして、あどミンも……!!」
みやぞの博士があどミンに銃を向けた瞬間、「あどミンはバグじゃない、仲間だ」とてれび戦士達は身を挺して彼を庇った。そしてみやぞの博士も「あどミンは、私の子供だ……。」と思い止まったものの……。
ボクらの過ごした日々、経験、思い出を……。さよならぽよ!
周囲の制止を振り切り、電空の安全ブレーカーもろとも自爆、消滅してしまった……。
+ 2021年度初回ネタバレ-
あどミンが消滅して塞ぎ込んでいた悠真。しかし彼が読んでいた雑誌にそれらしき影の写真があった。あどミンは生きている。そう確信した。
しかし、芹奈に「私達を傷つけようとしないで」と疑われ口論になってしまう。新拠点の電キャんぷベースを飛び出し自宅に帰ってしまった悠真。すると彼の前に……。
ホログラムと化したあどミンが現れた。
悠真の推測通り、やはりあどミンは生存していたのだった。
彼にデンリキ・ツルツルツールを与え、助けを求める。悠真は途中で出会った少年・空と行動するうちに、あどミンは新しい謎のプログラム・クリプトオンズに捕まっていたという真実を知る。最終的に自分を信じてくれた芹奈や照太とも合流し、2人にはクリプトオンズを引き付ける囮となってもらう。そして……。
パソコンのモニター内に封じられていたところを解放され、ついに現実世界への帰還を遂げたのだった。
●みやぞの博士(演:みやぞん(ANZEN漫才))
電空を開発した人物。そのまの父親であることも示唆され、後に明言された。部下曰く自分が入ってすぐ会社を辞めてしまったらしい。その部下やそのまが見間違えるほどみやぞんエンジと瓜二つだという。そのまはあやとりを彼から教わったが、電空が壊れた際に上述の台詞を言い残して失踪してしまう。そのまは彼を探すために独自行動をしていた。一人称はみやぞんエンジと同じく「私」だが、こちらは敬語を使わない。
「宮園博士」という表記ではない。
+ ネタバレ注意-
そのま「もうっ!いい大人が子供の手を焼かせないでよね!!」
娘の尽力もあり、ついに電空のハカイシャから元の姿に戻ったみやぞの博士。電空を破壊しようとして爆発に巻き込まれたあと、電空のプログラムの抵抗に遭い電空のハカイシャとして暴走してしまっていた。
その後、てれび戦士を新しい拠点・かくれガレージ・オリジンへと導き、あどミンとの戦いに赴く。最初は一人で向かおうとしたのだが、そのまに「また私を置いていくの?もう二度と離れたくない」と諭されてからは二人で決戦に赴くことに。しかしそれはあどミンを倒してしまうことを意味していた。あどミンをまだ信じていたてれび戦士達は彼らを止めに向かう。
なお、上述のように元に戻って真っ先に抱き着く(そもそもそのまが抱き着くようなポーズをしていたのもあるが)、書き溜めていた手紙を読んで号泣するなど、かつてそのまを一人にしてしまった経験からか娘に対してはベタベタに甘い超親バカ。
電キャ
一期及び二期で卒業したてれび戦士の電キャには固有名がないが、三期まで在籍したてれび戦士の電キャには三期で固有名がつけられている。(但し例外有り)
● 冨士原生の電キャ
鷹がモデルのボクセル(電空に浮かぶドットの箱のような物体、『マインクラフト』みたいな感じだと想像して欲しい)戦士の電キャで、体がキューブによって構成されている。四肢と胴体を繋ぐ関節がなく、各パーツだけで動けて、それぞれに羽がついている。頭を胸にしまうことができ、ブロックの透明なパーツは、エネルギーを貯めることができる。
● 佐々木ゆらの電キャ
中華帽子を被った緑色の猿のような電キャ。口が大きくよく笑い、腹部にはカミナリのマークがある。背中には竜のような鱗がある。本人の髪型はポニーテールだが、そのポニーテール部分がアンテナになっている。デザイン担当者はセブンゼル(SSS by applibot)。
なお当然と言われればそれまでだが、生、ゆら、理音の電キャは3人が電空復活の前に卒業してしまっているため、言葉を発することはない…と思われたが、2022年に再登場した時にはどういうわけか言葉を話せるようになっており、ピョンキーという名前も貰っている。ちなみに声優は前作「YOU」で「遊」のもじもん、あそびっくりんを演じた大久保瑠美氏。
●梅田芹奈の電キャ(声:戸田めぐみ)
白とピンクを基調とし、人が猫やウサギをモチーフとしたアーマーをまとっているような姿。スタイル抜群のビューティー戦士。桜のスカートを履いている。髪型は本人と同じツインテール。
● 溝口元太の電キャ(声:金田朋子)
人型の蛙のような姿で、ドットで描かれている。頭にカミナリマークが入っていて、カミナリに撃たれてパーマになった。ひらめき力がスゴイ。主に赤い髪の毛だが、感情によって色が変わる。ベロの形を自由に変えられる。2020年度のてれび戦士たちの電キャの中で最もサイズが小さい。実は結構気まぐれな性格。
間違ってもかじり屋は経営していないし、ラブパトリーナとも関係ない。2年前は礼と交流があったらしい。
カイトン(阿比留照太の電キャ)(声:相羽あいな)
小さいイルカ(本人は「イルカちゃん」と呼ぶ)が巨大なイルカ型アーマーを操縦しているような電キャ。手からは高音が、口からは重低音が出る。頭部のイルカはDJプレイも可能。2020年度のてれび戦士たちの電キャの中で最もサイズが大きい。だが喋る声はその巨体からは想像できない高い声。間違ってもジャパリパークのアイドルユニット『PPP』のロックな子ではない。
ラブリム(ギュナイ滝美の電キャ)(声:下屋則子)
ネコやトラのような長い耳と巨大な腕及びそこについているスピーカー(取り外して足に付けられる)が特徴的なメカガールの電キャ。間違ってもサングラスを付けたパフォーマンス好きのポケモンとは関係無い。目にアイシャドウが入っていて、お尻に尻尾をつけることができる。丸いパーツがある。髪型は本人と同じ編み込み。
実は何気に2022年度初回で電キャも飲み食いできることがコイツのお陰(?)で判明している。
オリオン(坂上悠真の電キャ)(声:宮瀬尚也)
青を基調に白と赤を用いたトリコロールカラーで、モチーフは一角獣(ユニコーンのような角が生えている)。本人と同じく眼鏡をかけている特撮ヒーロー。
実はデンリキの力がなくとも会話ができていた。
電デビル撃破後は悠真と暮らすことになった。
●ジャッキー(マウスソニアの電キャ)(声:髙橋ミナミ)
人にネズミの耳と尻尾が生えた様な姿の電キャ。名前のマウスソニアからイメージ(偶然であるが、干支も子年である)。マゼンタと黒の服を着崩していて、水玉模様のハイソックスを履いている。
何気にてれび戦士の喋り方が忠実に反映された数少ない電キャ。
間違ってもエンディングでNG集を見せる香港の俳優とは無関係だし、セガ・サターンやムツバ重機の令嬢ではない。が、中の人が所属事務所を通して、喉の治療に専念するために当面の間休養することを発表したため、今後の出番はどうなるか不安だったが、電空物語の最終回では僅かながらも台詞はあった。
●アロヤマ(稲毛眞生の電キャ)(声:斎賀みつき)
狐の獣人の様な姿をした電キャ。本人同様少し長めの髪型をしている。空前絶後のイケメンフェイスで、胸元には白いスカーフをあしらっている。水色で未来っぽさを演出していて、腕時計で3Dビジョンが見られる。シャツの襟を立てて、イケメン度アップしていて、たなびく大きな尻尾も自慢。まさにケモナーホイホイなキャラクターである
その見た目に合うように声も紳士的。まあコイツは麗人サイガーオーロラペガサスだから当然といえば当然。あと『ぶっ可愛いがってやるよ!』と言うマッチョなジュエリーデザイナーとも関係無い。
電デビル撃破後は眞生と暮らすことになった。
ひらり(大谷紅緒の電キャ)(声:山崎バニラ)
モニター機能があるハイテクな眼鏡をかけているが、最大の特徴はペラペラなそのボディ。読書好きの犬の電キャ。眉毛は片方だけで、腕はキラキラ光る。髪型は本人と同じセミロング。
間違っても野球好きガキ大将の妹や「ぱにぽに」でベッキーが連れている二足歩行する謎の白ウサギではないし、氷空の花束でもない。
ちなみに中の人は本作の約9年前に「ワラッチャオ!」というNHK BSプレミアムで放送されていた子供番組で、キャサリンの声を演じていた。
●ぽんきち(筧礼の電キャ)(声:朝日奈丸佳)
動く度に揺れる大きな尻尾を持つタヌキの電キャで、本人とお揃いのピンクのコートを着ている。本人が秋(9月)生まれのため、耳には紅葉のイラストがある。昔のゲームから出てきたようなどこか懐かしい雰囲気で、大好物はオムライス。生放送の時はいつも着地に失敗する。喋り方は幼い子供のよう。間違っても「アイドルタイムイズマネー!!」の子ではない。
名前が女子っぽくないのは気にするな!
● 谷川理音の電キャ
仏像の様なたたずまいを持つハムスター型の電キャ(但し周りからはリスやネズミだと勘違いされている)。ホトケなお顔が夢かわいい。いつも座禅を組んでいて、デンリキ発動時のみ開眼する。「悟りんぐ」という光背を持つ。
●アミュレット(松尾そのまの電キャ)(声:早見沙織)
芹奈の電キャと似ているが、実際は全ての電キャのプロトタイプである。胸のボーダー4本の配色は赤・白・緑・黄である。猫のような耳と髪型はツインテールではなくロングヘアー、紫と黒を基調とし、瞳も赤いツリ目になっている)。
2022年度では相手を拘束してからの電撃攻めという強烈な攻撃技を披露している。
まあ、彼女は胡蝶しのぶだから仕方ないんだろうか…
電デビル撃破後はそのまと一緒に暮らすことになった。
● シエル(勅使河原空の電キャ)(声:佐久間元輝)
日本刀を持った鳶のような姿の電キャ。右目は赤、左目は青のオッドアイになっている。
実は男性が声を当てているてれび戦士の電キャは現状悠真と空の電キャのみ。
●ジェイジェイ(布施麻理亜の電キャ)(声:武田華)
槍を持った鹿の獣人のような電キャ。全身に鎧をまとっている。仮面は上にずらすことができる。間違ってもペンギンのヒーリングアニマルや、全てのポケモンをゲットすることを夢見る少年が連れている緑の猿ではない。
● ぐり丸(香月萌衣の電キャ)(声:井澤詩織)
オレンジのドレスをまとった可愛らしいリスの電キャ。青いどんぐりの形をした髪飾りを着けている(デンリキ発動時には外して両手に1つずつ持つ)。会話する時は語尾に「グリ」を付ける。
間違ってもダジャレを言うロボットや、チェンソーの悪魔、クソアニメに拉致られた半獣人、“暴力マシーン”に乗る地球の魔女の1人、ヘリコプターを駆るコッカープーは関係ない。ちなみに中の人はNHK BS1で放送されている突撃!ストリートシェフのナレーションを務めているのでぜひそちらも見てみよう。
雷キャ
2期から登場した、電キャとよく似たキャラクター。電キャとの違いについては言及されていない。ここではてれび戦士サイドに付いている雷キャのみを紹介する。
◇メラ(盛武美音の雷キャ)(声:大地葉)
吟遊詩人姿の白猫。見た目は美しいが腹の中は真っ黒でジャッキーに名前を尋ねられた際には「そちらから名乗るべき」と返し彼女を不機嫌にさせた。といっても根は優しい性格で、美音に対しては世話焼き。美音がてれび戦士入りしてからは徐々に優しい性格が見られるようになった。
決して語尾に「っす」と付けないし、アズレンの綾波でもない。
◇ソレイユ(大野遥斗の雷キャ)(声:川島零士)
姿はあまりにも抽象的でモチーフは不明。ハルトが空想したヒーロー「太陽の騎士」が具現化した姿なので、恐らく悠真の電キャのオリオンと同じようなヒーローを意識したのだろうか。なんとなく令和初のライダーとかに似ている。
陽気な性格だがチャラい。決して七星剣の刀剣男子ではない。
◇パオウ(丸山煌翔の雷キャ)(声:千葉繁)
斧を背負ったナイトのような象で、怪力。しかしその巨体からは想像もつかない方向音痴&泣き虫。
中の人は過去の天てれでもてっちゃん、TKくんの声とかを演じていた。また、本作の電空物語の次回予告も務めたことがあり、その時はなぜか『北斗の拳』風のナレーションである。
◇モモチー(坂上風花の雷キャ)(声:飯田里穂)
てれび戦士…というか中の人は顔出しでも出演したがではなくその悠真の妹である風花が偶然所有するようになったアルミラージの忍者のようなキャラ。実は一番最初に登場した雷キャだったりする。初めは風花と良い関係を築いていたが、後にライデェンの手駒として利用されてしまう。一度は消滅したが、再びライデェンの手駒として強制的に復活させられてしまう。その時は記憶を失っている状態だったが、かろうじて風花の事は覚えていた*6。その後悠真と萌衣に説得された際に過去の記憶が戻りくろミン(とライデェン)から離反。正式に風花共々てれび戦士の協力者になった。
●ライデェン(声:子安武人)
元々は前田公輝桜川春一郎が作り出したキャラのため、厳密に言えば彼の雷キャなのだが、名前のない王という設定を付けられたため、彼に対しては膨大な憎悪の念を持っている。しかしてれび騎士だった3人やモモチー、クリプトオンズを道具のように扱う態度に疑問を持つようになり、遂に離叛。くろミンと相打ちになる形で消滅した…かに見えたが、名前を呼ばれると消える性質も克服し、正式に桜川の雷キャになった。しかしこの時くろミンをデリートしてしまったために…
ちなみに中の人は前作「YOU」ではナレーションを務めていた。
間違っても名前の同じビッグシェルに潜入した人とかとは関係ない。
敵キャラ
●バックドアーズ(演:NOPPO(s**t kingz))
デンリキのエネルギーを狙う謎の男。灰色の体のあちこちに四角いブロックがついたような外見。ちなみにそのまはこのブロックを「ブラックボックス」と呼ぶ。
無言かつ無表情でパントマイムのような奇妙な動きを取る、数人に分身する、てれび戦士を追いかけ回すが気付かれると物陰に隠れる、などといった謎が多い……のだが、悠真のデンリキでバケツを被せられた時には方向感覚を失ってキョロキョロする、紅緒を追いかけて彼女の学校に入った際には踊り場で倒れて起き上がれなくなり、手足をジタバタさせるなど、妙にシュールな一面も見せる。
行動目的を知るためにソニアがデンリキを使った際には、吹き出しは真っ黒で文字が一切表示されなかった。みやぞんエンジは「頭の中が空っぽなのかもしれません、人間ではない可能性があります」と推測している。
正体は電空管理部の監視プログラム管轄の電キャで、電空の管理プログラムの一部。その目的はデンリキを使うてれび戦士の監視だった。
一個体があどミンの指示の元で生と元太を尾行していたが、逆にみやぞの博士らにハッキングされた。
●電空のハカイシャ(演:kekke / みやぞん(ANZEN漫才)、声:徳石勝大)
てれび戦士達やかくれガレージを執拗に攻撃する謎の男。某世界の破壊者は関係ないし、「電空の破壊者」という漢字表記でもない。照太曰く「バックドアーズのボスかもしれへんな」。
黒い衣装を身にまとい、側面に黒い角が2本ついた赤い仮面を身に付けたような外見。指が4本ある右手の手のひらから黒いキューブを放つことで現実世界を黒く侵食させる攻撃を行うほか、てれび戦士のスマホから発された電波を辿りどこからともなく彼らの前に出現する。初登場時はこの二つの能力でてれび戦士達を無人島まで追い詰めた程。
みやぞんエンジが消滅し、電空のハカイシャに追い詰められた一行。
そのま「ででで電空は~!!パパパパラダイス~!!」
そのまはみやぞんエンジから託されたギターを手に、父との思い出の曲を歌う。
そのま「いつか~無くなるまでは~永遠~なのさ~!!」
周囲に止められても、一心に弾き語る。電空のハカイシャは苦しみだす。
そして……。
電空のハカイシャの仮面が消え、みやぞの博士の顔が露わになった。
●クリプトオンズ(演:NOPPO(s**t kingz))
2021年度の敵キャラ。バックドアーズに酷似しているというか絶対関係ありそうな見た目してるが、こちらは差し色が黄色になっていて身体中にギリシャ文字が書かれているほか、ブラックボックスの形状も尖っている。空曰く、「電空に発生した新しいプログラム」。拍手することで物を隠すことができ、その能力を使ってあどミンを拐った。
●ペコパリオンズ(演:ぺこぱ)
2021年度生放送に登場。クリプトオンズのような格好をしているというか名前からして絶対関係ありそう、ノリが軽いシュウペイと超絶ポジティブなショウインジのコンビ。「電空のお宝」を奪い、電空の果てにあるアーカイブ星に永久保存しようとしている。
最初は善人を装いてれび戦士にヒントを教えてくれるもそれらはお宝を奪うための演技で、上述の口上と共にお宝を奪い去り、てれび戦士達に成敗される(回によってはそのまま奪い去ってしまうこともある)のがお約束。負けると「サラバリオ~ンズ!!」と叫びながら撤退する。前々作の清掃課を彷彿とさせる憎めない悪役である。
というか台詞やキャラがまんま中の人だったり、楽屋での裏話をしたりする。あとたまに口上がグダる。また演者の片方が大学附属高校出身であることもあって豆知識を披露してくれたりもする上に、視聴者にピクセル獲得に繋がるヒントをくれたりすることも。意外といい奴?
◇くろミンとその部下
2022年度でタマ電Qを狙う、黒いあどミンとその部下達…なのだが長のくろミンは部下を仲間とは思っていないようであり、事実部下は全て離反している。
●くろミン
タマ電Q集めを部下に命じる闇のAI。2020年度のくろミンとは全くの別物。タマ電Qのためなら後述の美音らも騙すなど、本家あどミン同様目的のためなら手段を選ばない。
タマ電Qを集めていたのは電デビルを復活させるため。しかし電デビルを復活させたと同時に電デビルに回収されてしまった。部下を切り捨てたり道具扱いし続けた罰です!!
●ライデェン(声:子安武人)
詳細は雷キャの項目で。
●森武美音
初めはてれび騎士としてくろミンに支えていたてれび戦士。てれび騎士時代はくろミンの言うことを相当信用していたためか、てれび戦士に対しては常に敵意剥き出しだった。
●丸山煌翔
美音同様初めはてれび騎士としてくろミンに支えていたてれび戦士。とはいえ美音とは対照的に照太と仲良くなるなど、そこまでてれび戦士を悪者とは思っていなかった。
因みに名前は「まるやまてっしょう」と読む。ネプリーグの初期のファイブツアーズならレベル2で出題されてもおかしくないほどの難読人名である
●大野遥斗
美音や煌翔同様初めはてれび騎士としてくろミンに支えていたてれび戦士。そのまのクラスメイトで萌衣から見れば同じ学校の先輩にあたる。そうした関係からてれび戦士を完全に悪とは見なせていなかった。
実はてれび騎士だった3人は「タマ電Qを探すことができる」ために嘘を吹き込まれて騙されていたに過ぎず、後に切り捨てられる事になる。
●モモチー(声:飯田里穂)
詳細は雷キャの項目で。
デンリキ一覧
作中に登場する超能力。電空が壊れた際に飛び散ったエネルギーを宿した人間のみが使える。本作ではこのエネルギーを宿した少年少女を「てれび戦士」と呼ぶ。
基本的に「デンリキ・〇〇」というコードを唱えると左手の甲に電印(てれび戦士である証の「電」の漢字)が浮かび上がり発動するが、たまに無意識に発動してしまうことも。
デンリキを発動する際、てれび戦士はポーズを取る。
2020年度の総数は全部で20個。
2020年度
●ヒャックリカエル
触らずに物を逆さにひっくり返す、坂上悠真のデンリキ。
なかなか制御が難しく、最初はしゃっくりをしただけで無差別に周囲の物をひっくり返してしまった。発動タイミングを制御できるようになってからも狙った物をひっくり返すのが難しく、元太との特訓で対象を何とか指定できるようになったが、悠真は息切れしてしまったほど。
悠真はこれを使って「ポルターガイストを起こして、妹の風花との立場を変えよう」と計画していたが、最終的に間違って電動の犬のぬいぐるみを頭にぶつけたことで接触を戻したことにより感謝された。結果オーライ?
ただし、この結果を皆に見せようとしたところあどミンに勝手に食べられた。哀れ。
あと最終的にこのデンリキが黒あどミンにトドメを刺した。
●ガーリー⤴⤴ピピピンク
様々な物をピンク一色に染める、ギュナイ滝美のデンリキ。読みは「ガーリーアゲアゲピピピンク」。
ピンクが大好きなギュナイが「可愛いピンクに囲まれたいなぁ」と呟いた瞬間発現。基本的に一度ピンクにされると塗装し直さない限り元の色には戻せない……はずなのだが、意中の男子生徒に近付くためにデンリキを使わないとギュナイが決心した際に校舎の色が元に戻っていったように、どうやら発動者の気分と同調するらしい。
気になっていた男子生徒がピンク好きなことを知り、「ガーリーの時点で何か違う。ガーリーじゃなくてもアゲアゲじゃなくても、私のピンクはかっこいいから」と言いあどミンに返した。
●グルグルーブ
相手を洗脳する、稲毛眞生のデンリキ。
母親に「今日はケーキが食べたい」、いじめっ子達に「僕の事は気にしなくていい」と言った瞬間発現。
発動者の声が届く範囲のみに有効のため、眞生が学校の放送室で使うと校内のほぼ全員に効いた。一定時間が経過すると解除され、デンリキにかかっていた人物はその間のことを忘れる。このような効果を持つため、みやぞんエンジからは「良いことにも悪いことにも使えてしまいますね」と警戒されていた。相手が他のことに集中していてちゃんと声を聞いていなかった場合は効かない。
いじめられて大好きだったダンスを辞めようかと考える程追い込まれていた眞生だったが、全生徒を洗脳してダンスを称賛させていた。しかし一人だけ効かなかった生徒に出会い、「自分のやりたいことは好きにやっていい」と気付くことができた。
●メクルメク・メクール
発動するごとに次の日に行ける、筧礼のデンリキ。
礼の母親はニューヨークに単身赴任しているのだが、礼は彼女の帰国を待ちきれなかった。自宅で「ママに会いたい」といった瞬間発現した。
1度発動する毎に1日先に移動する。発動する際には礼のパソコンのカレンダーがめくれていく。使う度に強い光が発されるので、礼や立ち会ったギュナイとソニア、大人の悠真はゴーグルをかけている。
よくあるタイムスリップとは違い意識だけが未来に跳ぶので、使用後にいつの間にか服装が変わっていたり、大人の姿になっていたりするなどの違和感が伴う。さらに他者は発動前の事を覚えていない、前の日付には戻せないという欠点もあり、みやぞんエンジからは「電空の力を超えた危険な能力なので使い過ぎない方がいいです、さもなくば礼さんはひとりぼっちになってしまいます」と警告されている。
その言葉の通り礼は2035年まで行き過ぎてしまい、誰もてれび戦士やデンリキの事を覚えていなかった上、誰一人自身がタイムスリップしてきたことを信じてくれなかったどころか話さえ無視された。唯一大人の悠真だけは話を聞いてくれ、「礼は2085年まで飛ぶんだ、その間に僕はあどミンを探す」と言われた通りに礼は時間旅行を続ける。そして2085年でデンリキをあどミンに食べられたことにより、礼は2020年に帰還できたのだった。
ちなみにリモート収録だからか修復シーンがはしょられたので唯一修復された電空のエリアが不明だったデンリキでもある。
●マッハァハァ
普段の何倍も素早く動くことができる、大谷紅緒のデンリキ。
本来50mを12秒で走る紅緒が2秒で走ることが出来るようになるなど、高速になる倍率は本来のおよそ5~6倍。ちなみに口喧嘩の際に発動させて早口で喋ることにより相手の耳を痛める、といった芸当も可能。ただし、高速で行動した分だけ相応の疲労が溜まっていく。
のんびりな性格の為周囲にからかわれていた紅緒だったが、これを使って猛スピードを楽しんでいた。しかし人前で大っぴらに使ってしまったため、世界記録保持者と勝負させられる羽目になってしまう。だが勝負の直前、自分と似た性格の持ち主である父親の「のんびりな紅ちゃんが好き」という言葉を思い出しデンリキを使わず、「やっぱりのんびりが一番だよ」とそのままあどミンにデンリキを返した。
●チャランピッカリンコ!
壊れたものを修復できる、冨士原生のデンリキ。「!」までがコード名。
不具合の起こった電子機器だけでなく、破損した物体も修理が可能な至れり尽くせり仕様。
生が「俺はモテたい!!」と絶叫した瞬間発現。当初生は「モテて世界が救えるデンリキが欲しい」と願っていたが、思っていたものと効果が違いがっかり。加えて周囲から修理屋扱いされたことにも当初は不服だった。だが最終的にはまんざらでもない様子だった。
友人が間違って依頼品を壊してしまい、依頼してきたクラスメイトの女子に罵倒されてデンリキが失敗したと思い込んだ生はこのデンリキをあどミンに返してしまうが、それを知らない別の女子が更に生に依頼をしてしまったため、自力で修復するしかなくなった生は修理に悪戦苦闘。しかも芹奈に「生は不器用だからね~」とボロクソに貶され、自身で修復をやりきる事を決断することに。
なおこのデンリキは黒あどミンとの戦いでは大いに役に立った。
●アヤ×2ツリングネットワーク
相手を見えない糸で縛って動きを操る、松尾そのまのデンリキ。読みは「アヤアヤツリングネットワーク」。
コードを唱えた後にあやとりをして、させたいことを言いながら対象に向けることで発動。かけられた相手は上から透明な糸に縛られ、動きを操作される。相手の四肢に糸をつけ操り人形にする関係上、操られている対象の動きはぎこちなくなってしまう。「動かないで」と言えば相手を足止めしたり、「眠って」と言えば相手の意識を断ち切って完全な操り人形にしたりすることも可能なチートデンリキ。
てれび戦士達の仲間になる前のそのまは邪魔をする相手の足止めに使っていたため、デンリキの力に呑み込まれてしまった。最終的に悠真によって頭に絡み付いた見えない糸を断ち切られたことにより正気に戻った。
●ヒソヒソヒアリング
人の心の中を読める、マウスソニアのデンリキ。
写生の授業中、気になるクラスメイト・マイの事を考えていたソニアが「マイちゃんともっと話してみたいなぁ」と呟いた瞬間発現。
コードを唱えた後に親指と人差し指で窓を作り相手を覗くと、対象の考えていることが吹き出しに形式で表示される。ちなみに眠っているみやぞんエンジに使ったところ夢の内容が覗けた。なお、バックドアーズのような感情が存在しない相手だと文字が出ず、真っ黒な吹き出しが表示されてしまう。
このデンリキで人助けをしていたソニアだったが、マイが心を寄せる男子児童・ショウが自身に好意を抱いていたことを知り、無理に二人をくっつけようとして失敗。「人の心の中身が分かっても、自分の思い通りにすることはできない」とデンリキを捨ててしまった。しかし後に二人が仲良くしている光景に遭遇し、「人の心はわからない、だからこそワクワクする」と実感するのだった。
●テレテレポート
照れると人を瞬間移動させられる、谷川理音のデンリキ。
発動者が照れた時に考えていた相手を他所にテレポートさせる。
理音は元太に「流石名探偵!」と褒められた際に、毎度「いや~、それほどでも~……。」と照れていたことで無意識に発動させてしまい、山荘の人々を失踪させる事件を引き起こしてしまった。しかも名探偵に憧れる理音本人が直々に解決しようとしていたため、盛大なマッチポンプに……。加えて知らず知らずのうちに謎解きイベントに参加させられていたため、企画していた劇団員のシナリオも滅茶苦茶にしてしまった……。結局意図して使ったのはあどミンに食べさせた時と黒あどミンから皆を逃す時の2回のみ。。
●ブンシンダブルーン
「ダブル」と呼ばれる分身を生み出すことができる、梅田芹奈のデンリキ。
ただし、ダブルの見た目は全身タイツ+発動者のお面をつけた人という大変シュールな見た目。一応こう見えるのは発動者たる芹奈と視聴者だけであり、周囲は本物そっくりに認識してくれる。ダブルに命令すればその通りに動くほか、ダブルに向かって手を振りながら「バイバイ」と言うと消滅する。
忍者の末裔の芹奈は多忙な練習をさぼりたがっていた。「身代わりが欲しい」と言った瞬間無自覚に発現・発動し、発動直後を目撃したソニアと理音からは「分身の術!?」と驚かれていた。しかしなんでもかんでもやらせていたためかダブルが自我を得てしまい制御が利かなくなり、「バイバイ」と言っても消えなくなってしまった。どちらが本物かを証明する手裏剣投げ対決をきっかけにダブルは再び芹奈の指示に従うようになった。
●ドッゲラカーン
相手を笑わせることができる、阿比留照太のデンリキ。
売れない芸人・バク太郎(中の人は前々作の清掃課の片割れ)とコンビを組む決心をして発現。
例えそのギャグが面白くなくても、それを聞いた対象を爆笑させられる。発動者のギャグでなくても発動者の周囲で発せられればいい様子。持続時間も長く、照太が楽屋で発動させた際には本番まで効力が続いていた。
照太は漫才を見せる前に逐一発動させていたが、あどミンは長い間待ちぼうけを食らっていたため、最後のライブに臨む前に勝手に食べられてしまった。とばっちり再び
●スラスララクショウ
描いた絵を実体化させる、溝口元太のデンリキ。
実体化させた物体は本物と同じように使える。生物を実体化させた場合は動き出す。
コード名の由来は元太が幼い頃から絵を描く時に言っていた口癖「すらすら楽勝さ」。そのため、元太がそう言った瞬間勝手に発動してしまったことも……。
対象を見たままに描くことにこだわっていた元太は描いたモンスターをデンリキで実体化させ、それを目撃した友人と文具屋の店員に絵を見せたことにより「元太は新種生物を本物そっくりに描いた」と思い込ませる。しかし生物学者から偽物扱いされてしまい、自信を喪失してしまう。だがその後「誰の目にも同じように見えるのなら意味がない。元太の絵に惹かれるのは本物そっくりだからじゃなくて心を動かすから」と励ましてもらい、再びモチベーションを取り戻した。
デンリキとしてはかなり効果の持続時間が長い模様。
●カオカオスッポカン
ドラムスティックで叩いた物体に顔を出現させる、佐々木ゆらのデンリキ。
左手で叩くと顔が出現し、右手で叩くと顔を消すことができる。顔を出した物体とは会話が可能。元々顔がついている物体に使った場合、効果は発揮されない。発動者本人のドラムスティックを使わないといけないため、顔を出現させている間にドラムスティックを失くすと取り返しがつかなくなる。人に見られると大変なことになるため、みやぞんエンジはゆらにスティックを失くさないことと、デンリキを使ったらすぐに顔を消すことを忠告している。
ドラムのソロパートを「自分のせいで調和を乱してしまう」と気にして叩けないでいたゆらだったが、バケツのバッケと彼を拾ったドラマーの女性に励まされたことにより自分をさらけ出せるようになる。しかし、みやぞんエンジがあどミンを呼んでいる間にゆらは右手用のスティックを紛失してしまったが、最終的に見つけ出してあどミンにデンリキを食べてもらった。
●チョキチョキチョッキング
「アヤ×2ツリングネットワーク」の糸を断ち切る、坂上悠真のデンリキ。
「私が何をしようと私の勝手、邪魔しないで」と相手を頼ろうとせずに暴走を始めたそのまに対して、「こんがらがった糸を切る」という悠真の決心に呼応し発現。動けなくなった仲間を解放しそのまも正気に戻した。和解後は双方のデンリキを駆使して巨大バグを消去するコンビネーションを見せている。
●シモシモカメーヨ
人間以外の生き物と会話できる、稲毛眞生のデンリキ。
ペットの亀が餌を食べなくなり、獣医からも「治療法はない」と言われた眞生が「痛いなら痛いって言ってよ……。」と言った瞬間発現。
なお、「カメ」という言葉がコード名には入っているものの、亀以外の生物に対しても使える。亀を延命する「生命の泉」の場所を訊ねるために猫や神社の御神木に対して使用していた。
亀を救うことに成功し、ソニアからも「英語のコツはハート」とアドバイスされた眞生は「大事なのは言葉じゃないから」とデンリキを返却した。
●デリシリトリヨッセン
しりとりで出てきた言葉の物を取り寄せることができる、ギュナイ滝美のデンリキ。
前の物としりとりになるようにしか取り寄せる物を指定できない。また、「ん」で終わる物を取り寄せようとすると、それを取り寄せることができないどころか、発動者は電撃を喰らってしまう。
ギュナイは理科の教科書を忘れた際に無意識に発動させ、たまたましりとりの「り」と理科の教科書の「り」が繋がったため自宅から教科書を取り寄せることができた。だが当初は「欲しいものを何でも出現させるデンリキ」だと勘違いしていたため、「イケメン」「パフェ」などと言ってみたものの、しりとりになっていなかったため発動しなかった。みやぞんエンジの説明をしっかり聞く前に「醤油ラーメン」と言ってしまったため感電。「先に言ってよ……。」
ギュナイは眞生の誕生日プレゼントを選び忘れていたため、小便小僧→浮き輪→わさび→ビー玉→マラカス→スルメイカとしりとりを繋いでいった。
しかしデンリキがバレるのを恐れて学校の体育倉庫に籠っていたため、彼女がいるのを知らない用務員によって倉庫内に閉じ込められてしまう。脱出のためにかまぼこ板→太鼓→子犬→ヌンチャク→屑籠→ごま塩→お歳暮→ボルト→トライアングル→ルーズソックス→水筒→鰻と繋いでいったものの、役に立つ物が何一つなかったどころか、倉庫内がさらにカオスに……。
改めて眞生のプレゼントをギター→たこ焼き器→金太郎飴→眼鏡と出し続け、次に脱出用にネジ回し→シャベル→ルーズリーフ→フライ返しと出したもののやっぱり失敗。反射的に「照太」と言って呼び出した照太に道具を駆使して鰻を調理してもらった。ギュナイが照太に鯛焼きを取り寄せるのを見せたところで、鰻の匂いに誘われた用務員が扉を開け2人は倉庫から出られた(用務員が枕元に鰻のチラシを敷いて寝ていたのが伏線)。その後はキャビア→あどミンと繋げ「ん」が付いてしまったが、何故かギュナイは感電せずあどミンが出現しデンリキを食べてもらった。
●ペラリンブックック
本の中の世界に入ることができる、大谷紅緒のデンリキ。
発動者は物語の登場人物に扮して内容を追体験できる。本に挿絵があれば、発動者が扮しているキャラクターの顔が発動者のものに変化する。
作者が内容の明言を避けて適当に書いていた場合、辻褄を合わせるために無理矢理解釈されたことが起こるらしく、紅緒が「なんとかかんとかして倒す」と書いた際には、「ナンとか缶とか」と解釈され、倒される側の芹奈が激辛カレーを食べて失神というカオスな展開に……。
最後まで到達すると効果が切れて発動者は現実に帰ってこられるのだが、入った物語が未完成の場合発動者は本の世界に閉じ込められてしまう。一応他の人が話の続きを書き足せば脱出可能。
「ピーター・パン」や「一休さん」の中に入ったあと、自身が昔書いた物語の世界を訪れた紅緒。しかし芹奈が巻き込まれた挙句話が未完だったため二人して話の中に閉じ込められてしまう。最終的に理音の機転でオチが書き足され、二人は帰還することができた。そして紅緒は「満足した!デンリキを使わなくても、読むことで本の中の世界に入れるから」とデンリキを返した。
●ガチャガラポン
自身が見た相手と精神を入れ替える、冨士原生のデンリキ。
使用すると自身と相手の頭から緑色の煙のような何かが立ち上り、一定時間お互いの体を使える。声は中身の人物のままであるため、喋る際には怪しまれないようにしなければならない。使用可能回数は発現時も含め3回のみ。稀に周囲の人を巻き込んでしまうことがあり、生が3回目を使った際には自身と入れ替わったあどミンに加えてゆらと眞生、芹奈と悠真の計3組6名が入れ替わった。
生が「誰からも尊敬されたい!!」と叫んだ瞬間無意識に発現・発動させ、公園で踊っていたダンサーと入れ替わった。次に芹奈と入れ替わろうとして「不純な動機……。でも変なことに使わないのならいいよ」と同意を得て入れ替わる。しかし効果切れの瞬間を眞生に見られてしまい「かっこ悪い」と失望され、芹奈からも「相手と入れ替わっても自分が変わらなければ意味がない」と見放されてしまう。その後電空のハカイシャに周囲が洗脳され、何とか抵抗するも追い詰められたため、最終手段としてデンリキを使ってあどミンと入れ替わり、4人の中身さえも変えることで混乱させ全員を救った。同時にデンリキ三回分を全て使い切った。帰り道に「自分は格好悪い……。」と落ち込んでいたが、芹奈から「尊敬されるために皆を守るのではなく、皆を守るから尊敬されるんだよ」と諭されたことがきっかけとなり「入れ替えるべきだったのは自分の考え方だったんだ!」と自信を取り戻した。
またこの際あどミンを助けたことをゆらには感謝され、マウナからは「頑張ったね」と見直されたことから彼は満更でもなかった模様だった。
●サイコグルメトリー
食べ物に宿った記憶を見ることが出来る、谷川理音のデンリキ。
デンリキ発動後に何かを食べると、その食べ物の周囲で起こった出来事が脳裏に浮かぶ。ちなみにオカルト好きの悠真は「サイコメトリーの食べ物版みたい!」と大興奮していた。ただし音声は再生されないため、発動者が曲解してしまうことも。劇中では失踪したレストランのオーナーを探すために使ったが、結局は依頼人の勘違いだった。
●デルデロダッシュ
写真に写っている物体を実体化させる、佐々木ゆらのデンリキ。
コードを唱えた後、被写体を掴んで置くような動きをすると本物そっくりに被写体を出すことが出来る。ただし、出した物は様々な意味で薄くなってしまう。この「様々な意味で」というのが厄介で、例えば食べ物だと薄味になったり、人間だと性格が薄情になったりなど様々な副作用が出てしまう……。ちなみにストーリー内では特に言及されなかったが、写真を伏せると出現させた被写体は消える。
ゆらは知り合った年配の女性から髪飾りを返却できずに死別した友人の話を聞き、デンリキで疑似的に友人を復活させ、謝罪のチャンスを作るという作戦を紅緒と共に行う。色々とハプニングはあったものの、最終的には「これで良かったんじゃないかな」と満足気だった。
2021年度
●ツルツルツール
ダジャレを言うと自身が滑る、坂上悠真のデンリキ。
自宅であどミンから与えられ発現。「ヒャックリカエル」と同じく悠真は制御できず、空の前で使うも自分が滑ってしまい呆れられる羽目に……。後にクリプトオンズに使おうとしてまたしても自身に作用してしまうが、その拍子で大量のスーパーボールが入った段ボールが上に置いてある棚にぶつかり、クリプトオンズをまいた。
●シュルシュルディスタンス
相手を弾き飛ばす、勅使河原空のデンリキ。
コードを唱えたあと、「シュルシュル〇〇(相手の名前)」と言いながら構えを取ると、矢印のようなエフェクトが出て相手を弾き飛ばす。かけられる側は他の物を盾に使うとある程度効果を抑制できる。そのためソニアは悠真の家にあったお盆を、悠真はソニアから託された鍋の蓋を使って矢印を防御できた。
DOSで悠真に負けそうな時に「このままじゃ負けちゃう……。」と空が思った瞬間あどミンから与えられた。その後は悠真との再戦を邪魔する相手を妨害するために使用し続ける。しかし悠真に敗北したことで絶望、「シュルシュル皆」と呟いてしまったことがきっかけとなり、かつてのそのまの如くデンリキが暴走を始めてしまう。そしてきっかけを作っておきながら何もしないあどミンェ…。しかし悠真に「正々堂々と戦いたい」と説得され、「負けるのは嫌だ、でもひとりぼっちはもっと嫌だ!僕はもう一度戦いたい!」と叫び暴走が収まった。
●キエルスケール
体が透明になる、布施麻理亜のデンリキ。
使うと一定時間相手から姿が見えなくなる。時間が過ぎると効果が解除される。声は聞こえるため、喋らなければ完全に気配を消すことができる。
疎遠になったかつての幼馴染・まみが転校すると聞き、「最後にもう一度話してみたい」と願った発現。眞生に勧められて彼女の自宅を訪れるも突っぱねられてしまったため、デンリキで透明になって家の中に侵入し(そこ、犯罪とか言わない)、まみが唯一本心をさらけ出せる相手であったAI端末のマーシャ(ちなみにマーシャとはマリアのロシア語読み)に扮して本心を聞き出す。しかし途中でデンリキが解けてしまい、怒ったまみに追い出されてしまう。後にまみが本当は謝りたがっていたことを知り、丘の上でピアノを演奏していた最中彼女と遭遇。最初は逃げようとしたが踏み止まり、お互いのことを謝って笑顔で別れることができた。
●カードデダース
カードに描かれたものを実体化させる、香月萌衣のデンリキ。
最初の発動時に触れたカードの絵柄のみ実体化可能。その後の使用時はカードをめくれば呼び出し、伏せれば消滅させることができる。
大好きな戦国武将のカードゲームで遊んでいた最中、てれび戦士でなかったにもかかわらず発現させる。たまたま最初に引いた最弱カードの足軽しか出せなかったため、彼に「トクマル」と命名して天下統一を目指す。しかしトクマルはやること為すことが全て空回りしてしまうため、「最初から無理だったのかも……。」と諦め彼をカードに戻そうとしたところ、カードを全て川に落としてしまう。「カードに戻りたくないからわざと川に落とした」と思い込みトクマルと絶交してしまうも、風花と話し「萌衣はまっすぐだし決めたらグイグイ行っちゃう、一生懸命なのにどこかズレてる」とアドバイスされたことにより心を入れ替え、カードを探していた悠真・トクマルと合流し全てのカードを見つけることができた。電キャんぷベースにて電キャにデンリキを吸収させ、正式にてれび戦士となった。
●イッツショウワタイム
昭和時代を体験できる、溝口元太のデンリキ。
コードを唱えたあとに扉を開けると、その先が昭和の世界に繋がっている。ただしタイムスリップしているのではなく、あくまで体験するだけなので、基本的に相手からは姿も声も認識されない。蛙のお面を頭に付けクラリネットで「遠き山に日は落ちて」を演奏する不審者謎のおっさんが現れると元の時代に戻る。
友人がスマートウォッチを買ってもらったことを知り、自分も買ってもらうようにねだるが父親に断られてしまった元太。帰宅後にこのデンリキを得て、ビデオデッキが欲しい少年・やっちゃんと出会う。彼が何故か自分を認識できることと、自分と同じようにビデオデッキをねだっていることを知り共に行動することに。一度は自分の父を罵倒してしまったことで彼と絶交したが、昭和時代に凝るようになったみやぞんエンジがやっていた叩き売りの光景から、自作の絵でやっちゃんの両親にビデオデッキをプレゼンして見事買わせることに成功した。しかし目的を果たしたためかそれとも絆の代償か、やっちゃんに認識されなくなってしまった……。
なお、その後元太の父は「新しいものを頻繁にねだり、父親(=元太の祖父)と口を聞かなかったりご飯を食べなかったりした」「欲しい物を売り付ける作戦を練った」という話を息子にしていた。つまり、やっちゃんの正体は……。
●スーハーストップルン
息を止めている間のみ時間を止められる、マウスソニアのデンリキ。
「どうしてもタイミングを逃してしまう」と悩んでいて、そのまや照太からも「時間の使い方が下手なんじゃない?」「時間貧乏」と評されていたソニアが学校に行く支度をする途中に発現。当初は発動条件を理解していなかったためなかなか自力で発動できなかったが、ルーティーンとして息を止めて駆け抜けているトンネルの中で発動させたことをきっかけに発動タイミングを掴む。
登校途中に外国人女性・ラッキーと出会い、母親の計らいで自宅にホームステイさせることになる。しかし眠ろうとしているソニアの横で夜通し喋り続ける、急に歌ったり踊ったりする、勝手に学校についてくるなど突拍子もない行動を繰り返す彼女には困惑していた。その後学校に行く途中で車に轢かれそうになっている子供を発見。庇おうとしたラッキーも巻き添えとなって轢かれそうになった瞬間デンリキを使って彼女を弾き飛ばすが、勢い余ってごみ捨て場に突っ込んでしまった。
挙句ラッキーはテニスの試合に飛び入り参加しソニアが恋心を抱く先輩を負かしたため、「もう邪魔しないで、ラッキーなんて大嫌い!」と突き放してしまう。だが家に帰ってからは「ほんと最低……。」と落ち込み、和解することを望んでいた。帰ってきたラッキーと共に夜顔を見て、デンリキを使わない程感動。寝落ちしている間に飛行機が動いたらしくさっさと帰られてしまったが、「デンリキを使わんかったんか?」という照太の質問に対して「心に留めたから」と返すと共に、「本当に感動したら時は止められる、毎日が幸せの時間の積み重ね」ということに気づいた。
電空のエリア
◇チョウランプ
オイルランプ型の世界。「ヒャックリカエル」で修復された。
◇チョウカメレオン
カメレオン型の世界。「ガーリー⤴⤴ピピピンク」で修復された。
◇チョウサファイア
ブリリアントカットが施されたサファイア型の世界。「グルグルーブ」で修復された。
◇チョウラジカセ
ラジオカセットレコーダー型の世界。「マッハァハァ」で修復された。
◇チョウティラノ
ティラノサウルス型の世界。「チャランピッカリンコ!」で修復された。
◇チョウカザグルマ
風車型の世界。「ヒソヒソヒアリング」で修復された。
◇チョウイヌ
柴犬型の世界。「テレテレポート」で修復された。
◇チョウトマト
トマト型の世界。「ブンシンダブルーン」で修復された。
◇チョウサングラス
サングラス型の世界。「ドッゲラカーン」で修復された。
◇チョウサメ
鮫型の世界。「スラスララクショウ」で修復された。
◇チョウマッチ
マッチ型の世界。「カオカオスッポカン」で修復された。
◇チョウライオン
ライオン型の世界。「アヤ×2ツリングネットワーク」で修復された。
◇チョウハンニャ
般若のお面型の世界。「チョキチョキチョッキング」で修復された。
◇チョウコイン
コイン型の世界。「シモシモカメーヨ」で修復された。
◇チョウリュウ
龍型の世界。「デリシリトリヨッセン」で修復された。
◇チョウトリイ
鳥居型の世界。「ペラリンブックック」で修復された。
◇チョウユキダルマ
雪だるま型の世界。「ガチャガラポン」で修復された。
◇チョウチョキンバコ
貯金箱型の世界。「サイコグルメトリー」で修復された。
◇チョウカギ
鍵型の世界。「デルデロダッシュ」で修復された。
ドラマに出演したレジェンドてれび戦士
◇熊木翔
天てれワイド時代のてれび戦士。ギュナイ滝美の担任役として出演。てれび戦士卒業後はシンガーソングライターとして活動している。
◇饗場詩野
無印期及びワイド時代のてれび戦士。稲毛眞生の母親役として出演。2008年に芸能界を引退し、チアダンサーとして活動している。そのためこの出演シーンはある意味貴重。
◇斉藤アリーナダイアナ
MAX期のてれび戦士。大人になったギュナイ滝美役として出演。てれび戦士卒業後は音楽家として活動している。
◇メロディー・チューバック
MAX期のてれび戦士。大人になったマウスソニア役として出演。てれび戦士卒業後は音楽家として活動している。
◇千葉一磨
MAX期のてれび戦士。大人になった坂上悠真役として出演。てれび戦士卒業後は俳優として活動している。
◇岩井七世
MAX期のてれび戦士。大谷紅緒の担任役として出演。てれび戦士卒業後は女優とファッションモデルを兼任。
◇田中理来
MAX期のてれび戦士。劇団員役として出演。XOX(キスハグキス)のメンバーとして音楽活動をしている。
◇飯島緋梨
let's期のてれび戦士。お笑い番組のレポーター役として出演。てれび戦士卒業後はファッションモデルとして活動。
◇前田公輝
ゲームの開発者の桜川春一郎役として出演。
◇篠原麻里
ドラマー役として出演。
◇久住健斗
ソニアの先輩役として出演。
◇辻晴仁
ソニアの先輩役として出演。
◇矢部昌暉
教育実習生役として出演。
◇鎮西寿々歌
就活に苦労している女性役として出演。
◇安齋舞
家庭教師役として出演。饗場同様芸能界を引退しているため、この主演は貴重。
◇中村あやの
電気屋の店員として出演。
中村有沙
電空を復活させたロン・モンロウの秘書役として出演。
◇中里萌
眞生が通う学校の理科の教師役として出演。
以上は電空物語での出演。以下は番組内の特別企画に出演した元てれび戦士。
◇伊倉愛美
電空コロシアムの生放送にて矢部、長江、千葉と共に出演。
◇長谷川あかり
茶の間戦士感謝祭の企画で出演。既に芸能界を引退して料理家になっているため、この出演回は貴重。
◇バーンズ勇気、長江凌行、岡田結実
この3人は先輩後輩てれび戦士のトーク企画にて出演。
天才てれびくん(2023〜)
シリーズが30周年を迎えた事もあってか、タイトルが原点回帰。
MCはティモンディ。
ストーリーは「ジオワールド」という異世界にて、「モノノ家」によって枯れ木に変えられてしまった「キョボの木」をてれび戦士が復活させようとする物語で、ハイテクな仮想空間が舞台だった前作から一転して、自然豊かな世界観をテーマにした流れはなんとなく『メガレンジャー』から『ギンガマン』へと変わった流れを彷彿とさせる。
また原点回帰故にテレゾンビも登場するが、本作のテレゾンビは人間からエナジー(様々な体験をしたり、挑戦に挑んだりする時に発生する不思議な力の事。これを奪い取られると人々は無気力になる)を奪い取るロボットという設定で、初期の個体とは完全に他人の空似である。
しかもこのテレゾンビ、エナジーを人間から吸ってかつそれを保持している状態で倒さなければキョボの木を再生できない(つまり悪く言えば人間がテレゾンビの犠牲になる必要があるということ)。
テレゾンビが吸ったエナジー入りのタンクを破壊してもOKだが、どっちみち人間がエナジーを奪われる必要があることに変わりはない。
てれび戦士とジオビー
◇ジオ高岸
メインジオビーのオレンジ色の服を着ている方。
所謂肉体派だが、自分からエナジー奪還には何故か参加しない。なぜその役割を子供達に任せる…
◇ジオ前田
メインジオビーの緑色の服を着ている方。こちらは頭脳派。
◇筧礼
前作から続投。
◇稲毛眞生
前作から続投。実は劇中初めてテレゾンビを倒したのは彼。
◇盛武美音
前作から続投。実はテレゾンビ被害者救済数は、数が判明している中で最少の1人。
◇丸山煌翔
前作から続投。実は後述するマスタカフェのマスターの甥。
◇新井琉月
本作1年度で加入。因みに名前は「るな」と読む。
因みに現時点でテレゾンビ被害者救済数が最多の7人。
◇小久保向一郎
久々のジャニーズJr.出身てれび戦士。なお名前は「こういちろう」ではなく「きょういちろう」と読む。
◇松尾そのま
前作から続投。
◇池村咲良
新人とは思えない程のしっかり者。宝石が好きらしい。
◇今野斗葵
特撮ヒーロー大好き少年。
◇金児莉良
ちょっと言動がキツい。でも後述する冴姫よりはまだマシ。
◇香月萌衣
前作から続投。
◇江口慶
百人一首が好きな渋い趣味を持つ少年。
◇大野冴姫
毒舌が過ぎる少女。斗葵の主役回では特撮ファン全員を敵に回すような発言をしてしまった…
おゝとり ゲン「今野斗葵はお前を許したらしいが…俺は許さんっ❗️」
◇シェパード龍アーサー
ハーフっぽい見た目とは裏腹に日本の妖怪に興味がある。
◇渡辺大馳
アーサーの友人。しかし過去にアーサーを心無い発言で傷つけてしまったことがある。
◇ポン璃菜アメリー
前作で無双しまくったそのまをテレゾンビから救出する大手柄を立てた。
◇廣末裕里
11年ぶりの小3加入てれび戦士。実は当時中1の美音よりも先にテレゾンビ倒しを達成した。美音は裕里に抜け駆けされた事を恥じるべきだ。
ジオノコ
「ジオワールド」に住む精霊の事。前作で言う電キャにあたる存在。
テレゾンビに対抗出来る手段でもあり、てれび戦士とリンクして必殺技を放つ事も出来る。
◇メラメラ(声:山根綺)
熱血漢な火の精霊。ジオ物語の第1話から登場し、初登場時は人形呼ばわりされた。
その性格故にてれび戦士の1人に干渉し過ぎたため煙たがられた。
間違ってもメスガキ懺悔室のシスターとは関係ないが、後にジオノコによるてれび戦士の相談コーナーが始まったので彼の場合だとそれを思い出してしまう……。
◇ゴロン(声:伊瀬茉莉也)
かなりのんびり屋の石の精霊。メラメラと共にジオ物語第1話から登場。間違っても守守団に協力したスカンクのもじもんではない。
実は見せ場はさほど多くなく、テレゾンビ撃破数も後から登場したポタに抜かれてしまっている。初登場から6ヶ月後にようやくテレゾンビ撃破数がメラメラに並んだ。
因みに体重は1トンあるらしい…って、じゃあマウナとケイとテッショウは化け物級の怪力がある事になるじゃんか…
◇ポタ(声:矢部太郎)
水の精霊。性格は優しいが内気で自分に自信がない。でもやればできる子であり、結構な頻度でテレゾンビを倒している。ジオ物語では第5話から登場した。正直彼はもっと自分に自信を持っていい。
間違っても多くのもじもんをもじ化けから救った赤い騎士でも無いし、2024年から始まった大河ドラマの主人公の従者でもない。
ということは「光る君」と天てれのコラボ企画もあるのか?
◇ソヨ(声:井口裕香)
狐の姿をした風の精霊。プライドが高く、怒ると頭に雷が出る。一方で情け深い一面もあり、冴姫が嘘吐き呼ばわりされた時にソヨが冴姫を信じていなかったら詰んでいた。やはり狐の姿である性か、油揚げが大好物。
ジオ物語では第7話から登場。
間違っても風属性のデバフがあるTOKIO城島とは会わせない方がいいかもしれない…
また、間違っても中華系のプリキュアや可愛こぶるモモンガとは関係ない。
◇モク(声:竹内良太)
木の精霊。頭でっかちなアンバランス体型が特徴だが、獅子舞のように中に素顔がある。(意外とかわいい)
礼儀正しい性格であり、初登場したジオ物語の第9話では視聴者に向けて挨拶していた。だが、感情が高まると関西弁になり呼び捨てになる。
初登場が遅いこともあるが、テレゾンビ撃破数が一番少ない。というか、生放送でも唯一テレゾンビを撃破できていない。
間違ってもかつて心無い人間に道具扱いされて闇堕ちした過去を持つ黒騎士ではないし、モササウルスの騎士竜でも車を扱う会社の社長を務めるムッキムキのカナダ人でもない。
モノノ家
「ジオワールド」の反対側にある「モノワールド」に住む一族。「モノワールド」は自然豊かな「ジオワールド」と真逆に様々なガラクタで出来た機械的な世界観となっている。
人々のエナジーを吸い取るテレゾンビを送り込み、人々を無気力にさせたりなど行うが、それはモノバアが永遠の命を手に入れるためである。
◇モノバア(声:清水ミチコ)
モノノ家の長。一昔前の老婆を思わせるデジタル映像の外見だが、これが本体かダミーかは不明。孫のモノコを溺愛している孫馬鹿。
因みに演じる清水はこれが14年ぶりの天てれ出演だったりする。
◇モノコ(演:臼井愛理)
アンドロイドのような様子が多々見られるモノバアの孫。モノオと共にてれび戦士に近づいて興味を示したりするが……。
実は演じているのは11歳の少女。
◇モノオ(演:上野優希)
モノコの執事役。怪力でモノコなら簡単に担いだりできる。
まあ、中の人は実際にDDTプロレスリングで活躍するプロレスラーなんだから当然なんだろうか。ただ頭はそこまで良くないらしく、エナジー入りタンクが入った箪笥と間違えて洋服入り箪笥を回収してしまいモノバアに脳筋呼ばわりされたことも。
因みに演じる上野氏は既に他のドラマでも役名のある人物で出演をしており、『信長未満-転生光秀が倒せない-』では柴田勝家役を演じている他、自身が所属するサウナ好きなユニット『サウナカミーナ』の一員としてTBSの「マツコの知らない世界」にも出演した事もあり、フジテレビの平日昼のワイドショー番組『ぽかぽか』にも出演した。
なお、放送中の期間の2023年の11月12日には自身の所属するDDTプロレスリングの王座であるKO-D無差別級王座の保持者となった。おめでとうございます。
◇ガラクタ博士(演:岩井ジョニ男)
テレゾンビを制作する重要な係…なのだがモノバアからは(彼女がモノコばかり溺愛することもあって)雑に扱われている。
演じる岩井氏は『ピタゴラスイッチ』の「こんなことできません」のコーナーで関根勤と共に出ていたりする。
間違ってもワルピョコ団によってラブゼーロにされたことはない。
◇カエルテイ(演:蛙亭)
4話でちらっと初登場。お金にがめつい一面があるナカノと、モノバアに対して冷ややかな目をしているイワクラの二人組。
カエルテイの男の方。先述したようにお金にがめついようで、テレゾンビの強化装置を作った際にはその報酬をモノバアに要求していた。とはいえガラクタ博士と共に巨大エナジータンクの建設の見張りをしていた際に「手伝った分の報酬が貰えればいい」と発言していたことから、モノバアのカエルテイへの待遇はあまり良くないことが窺えるので金銭欲が出てしまうのは分からんでもないが…
あと絵が上手く、木生に登場した時には神絵師かというようなハイクオリティの絵を披露する。
まあ彼は元美術部にして元漫画家の助手なんだから仕方ないんだろうか…
因みにジオビーの前田とはプレバトの水彩画特待生同士だったりする。
カエルテイの女性の方。モノバアが自分たちを扱き使うことに辟易している。
カエルテイの2人は生放送にも時折登場するが、純粋にゲームを楽しんでおり、モノノ家一味で最も人間らしい様子を見せる。前作のペコパリオンズを彷彿とさせる憎めない悪役ポジ。
ゲスト
てれび戦士の溜まり場となっているカフェのマスター。実は後述するようにテレゾンビにエナジーを奪われる被害者となることが多く、てれび戦士がいなければまともな生活すらできそうにない不憫な奴。
挙げ句の果てにはテレゾンビを誘き寄せる囮にされる回まで登場する有様…
琉月と会話をしていた女教師。ただし演じるあさひ氏は男性。
マスターが来店した煎餅屋の店員。後述するようにテレゾンビの被害者に。
斗葵が好きな特撮ヒーロー。
演じたのは元てれび戦士にしてキニンジャー。
当たり前だが「煌めきの凪」なんていう台詞を言ったりはしないし、手裏剣を投げるなんてこともない。
テレゾンビの被害者(括弧内は被害に遭った話数)
◇商店街にいた人たち(1話)
てれび戦士の小久保諸共エナジーを奪われる。ゴロンがテレゾンビを撃破し事なきを得る。
◇小久保向一郎(1話)
てれび戦士加入前に被害に遭った唯一の人物。
◇カフェのマスター(1話)
偶然居合わせた6人の民間人共々被害に遭う。
◇煎餅屋の店員(演:鎮目のどか)(2話)
マスター共々エナジーを奪われるが、ゴロンがテレゾンビを撃破し事なきを得る。
◇カフェのマスター(2話、二度目)
初の「複数回テレゾンビの被害に遭った人物」になってしまった。哀れ…
◇作業員の男(演:小田原徹)(6話)
アーサーが駐車場に逃げ込んだために被害に遭った完全なるとばっちり被害者。ポタがテレゾンビを撃破し事なきを得る。
◇大野冴姫(6話)
てれび戦士加入後に被害に遭ったのは彼女が初。
◇テニスをしていた男女(7話)
偶然テレゾンビが自分達の元へ落ちてきたために被害に遭った。
ソヨがテレゾンビを撃破し事なきを得る。
◇松尾そのま(8話)
ポンを探している途中で被害者に。アミュレットがいればどうにかなっただろというツッコミは無しで…。(そもそもストーリー上、前作と世界観が繋がっていないので、電キャがいない世界のそのまという事で思って頂ければ。)
◇金子莉良(10話)
6話でアーサーを扱き下ろした莉良がここにきてその報い(?)を受けるかの如く被害者に。てれび戦士を扱き下ろす者はテレゾンビに泣く、のだろうか…
◇カフェのマスター(10話、三度目)
二度あることは三度あるとはまさにこのこと。
◇カフェの女性客2人(10話)
先述の作業員同様、この2人も完全なるとばっちり被害者である。
◇カフェのマスター(11話、四度目)
なんと僅か3ヶ月半で4回もテレゾンビの被害者に。もう何と言ってあげたらいいんだか…
しかも今回は囮として態と被害に遭わされた訳だし…
◇シェパード龍アーサー(15話)
前回テレゾンビを倒した彼だが、今回は被害者に。
この点は前々作「let's天才てれびくん」で広島どちゃもん・ぷうかや岩手どちゃもん・わんこねるらが地球を守る側から助けられる側になってしまうあたりを彷彿させる。
しかも冴姫に謝った第一声が「許して…」。いやあんなに冴姫の精神を抉っておいてそれはないだろう…
◇丸山煌翔(15話)
冴姫を嘘吐き呼ばわりして真相が分かった直後に被害者に。
冴姫に助けられた後は嘘吐き呼ばわりした事を詫びたが…もう少し申し訳なく謝れ…
あとパオウがいたらどうにかなっただろというツッコミはなしで…
◇香月萌衣(15話)
彼女も被害に遭った結果、1話分でてれび戦士が3人もテレゾンビの餌食になる事に…
◇カフェのマスター(15話、五度目)
なんと5回目のテレゾンビ被害者に。しかも今回は甥共々被害者という、恐らく今までで一番悲惨な事に…
◇カフェのマスター(19話、六度目)
冴姫に救出されてからまたしても被害者に。しかも今回は回復したかどうかさえ有耶無耶に…
◇コンビニの店長(演:野村信次)(20話)
演者がクレジットされている(マスターを以外で)珍しい一般人の被害者。
美音がテレゾンビを撃破し事なきを得る。
【メインストーリー】
ダチョウ倶楽部期から極楽とんぼ期は一応「連続したストーリーが」になっているが後半はつながりがあいまいになり、MAX以降は各自独立した設定となっている。
なお1999年度・2000年度・2009年度・2010年度は「てれび戦士のいる場所」の設定こそあるがそれ以上の明確なストーリーはなく*7、「大天」以降は各項目を参照。
●無印時代
- 「恐竜惑星」期(1993年):21世紀の地球では、人間とリモコンの言いなりになっていたテレビが反乱を起こしてテレゾンビ*8となり、地球人を苦しめていた。「面白い番組」を制作・放送する最後の砦である巨大なテレビ局「メディアタワー」に集結した9人のてれび戦士は打倒テレゾンビを掲げ、タワーの先住者である「おあいこトリオ」(ダチョウ倶楽部)やテレゾンビの反乱を鎮めるため自らアンドロイドとなったプロデューサー「てっちゃん」と共に、面白い番組の放送を目指す。
- 「ジーンダイバー」期(1994年):正月に現れててれび戦士達に挑みをかけ敗れたテレビ魔王は彼が率いるテレゾンビとメディア・タワーを占拠し、地球はテレゾンビの支配下に堕ちた。宇宙へと逃れたてれび戦士たちは、地球の軌道上に建設された宇宙ステーション「メディアステーション」に辿り着く。「メディアステーション」は「メディアタワー」と最新技術で直結しており、電波ジャックや地球への出入りが容易にできる事から、この場所を新たな拠点とし、地球を取り戻すための番組を放送を続ける。
- 「アリス探偵局」期前半(1995年):番組が初めてメディアステーションから生放送を行なっている最中にメディアステーションは突如ブラックホールに飲み込まれていく。間一髪で脱出に成功したてれび戦士とおあいこトリオは、何もない異次元空間「メディア砂漠」に不時着する(1回目のワープ)。この不毛な土地に先住民と協力して理想の街を築き上げるため、先住民の小学生8人を新たなてれび戦士として仲間に加える。
- 「アリス探偵局期後半&ナノセイバー」期(1996・97年):初代てれび戦士の一人である栗山佑哉ら数名のてれび戦士は突如として、宇宙のどこかに存在する地球によく似た惑星「パラレルワールド」に迷い込んでしまう(2回目のワープ)。栗山はてっちゃんと再会を果たすが、「もうメディア砂漠に戻る事は出来ない」事を告げられると共にパラレルワールドは「テレビより面白い物が存在する世界」であることを告げられる。栗山達は先住民で子どもたちが集まる「クラブ」の「オーナー」(天野ひろゆき)と「従業員」(ウド鈴木)の2人(キャイ〜ン)、さらにてっちゃんが新たに選任したてれび戦士と共に、テレビ復活を賭けた面白い番組作りを開始する。1997年、てれび戦士の指揮権を息子の「てつまろ」に託して隠居したてっちゃんは、ロケットを開発してまだ見ぬテレビ文明を調査しながら、地球に帰還する計画を立てていた。
- 「アリスSОS」期(1998年):まだ見ぬ「テレビ文明」を探しにてれび戦士の数名は「パラレルワールド」を離れて遥か宇宙へと旅立った。6人を新人てれび戦士としてスカウトしつつ、やがて辿り着いた「エエカゲンニ星」はテレビ文明が滅亡した星だった。てれび戦士はこの星にあるテレビ局「第3テレビ文明」の「敏腕ディレクター(山崎邦正)」と「王女(リサ・ステッグマイヤー)」、編成を担当するコンピューターの「TKくん」と共に第3テレビ文明の復興を目指す。そして10か月後、テレゾンビとの最終決戦のため新たなロケットで地球に向けて出発した。
●ワイド期
- 「スージーちゃんとマービー」期(1999年):エエカゲンニ星で出会った3人と一緒に、旅の途中で7人を新人てれび戦士としてスカウトしながら地球に向かうてれび戦士。やがて地球に到着し、5年越しの帰還を果たしたてれび戦士たちはロケットの中で番組を制作・放送する。
- 「へろへろくん」期(2000年):てれび戦士達はマンションに拠点を移し、地球に定住。マンションの屋上に放送設備を設置し、番組を制作・放送する。旅に出てしまった「TKくん」の代わりに、「TKくん」の実弟で横柄な口調や態度をとる「エバラン」が番組作りに協力する事になった。
- 「探偵少年カゲマン」期(2001年):今から1000年後の3001年、その時代に存在する国「イカサンダル王国」では「笑わない病」が深刻化していた。国王の命令により、国の民である「角田信朗」を隊長、「山川恵里佳」を副隊長に選任して笑いを届けるための組織「笑わせ隊」を結成させる。国王のペットである「モンゴ」も派遣させ、笑わせ隊は1000年前(2001年)の地球で面白い番組を放送していたというてれび戦士達を助っ人として未来に招集。タイムシップ「天才丸」でイカサンダル王国に笑いを届けるべく船旅が始まる。
- 「ドラムカンナの冒険」期(2002年):2か月半前、無人のメディアステーションをテレゾンビ軍が占領。「カトウD」(加藤浩次)と「ヤマモトAD」(山本圭壱)の2人(極楽とんぼ)、2人の上司である名も無き「部長」(後日「ブッチョー」と名付けられた)が制作するテレビ番組を地球に向けて放送し始める。
一方、天才丸の船旅を終えて21世紀の地球に帰還したてれび戦士達は「心細いから」と新たにスカウトしていた新人戦士達と共にテレゾンビに仕組まれてメディアステーションに集結。「テレゾンビがてれび戦士の敵」であることを知らなかった戦士達がそのことを知るや否やテレゾンビは泣き落とし作戦で「毎週木曜日のゲーム(生放送)でてれび戦士が勝利したらメディアステーションの一部を返還する」という条件を提言。結果、てれび戦士はテレゾンビに協力させられて面白い番組作りのために奮闘する羽目になった(結局諸事情で有耶無耶になったけど)。
●MAX期
- ハイパーキングダム学園編(2003年):天てれ学園に通うてれび戦士たちは度重なる偶然が引き起こした「たまたま」により、ハイパーキングダム学園へと転移し、学園を盛り立てるべく様々な部活や化け猫の企みに挑戦していく。
- プラズマ界編(2004年):ライバル同士の甜歌と愛美(つぐみ)はひょんなことから異世界「プラズマ界」に転移し、対立する2つの勢力の争い、そしてプラズマ界の危機へと巻き込まれていく(2人以外の戦士はプラズマ界の住人)。
- ユゲデール王国編前半(2005年):遠い昔に星が滅び、新天地「地球」を探し宇宙を彷徨うようになった都市型宇宙船「ユゲデール王国」。街を守る「スチームナイツ」・「ジョーキマホーンズ」は対立しながらも共に王国の危機に立ち向かっていく。
- ユゲデール王国編後半(2006年):前年度の時代から500年後、遠い宇宙の果てに飛ばされた「ユゲデール王国」と新世代の「スチームナイツ」・「ジョーキマホーンズ」に新たな危機が迫る。
- ナンダーMAX編(大迷宮冒険記)(2007年):謎の秘密基地「ナンダーMAX」へといざなわれたてれび戦士たちは、おかしな「くろひろ団」に頼まれ基地地下に眠る謎へと迫っていく。
- ナンダーMAX編(日付変更船プッカリーノ)(2008年):実は滅びの未来を変えるため行動していた「くろひろ団」。滅びの未来から新たにやって来た3人の少年と未来の危機を知り時の旅に出たてれび戦士たちの運命は…。
【番組出演者】
『ワイド』期まではレギュラー出演者の役割に共通の設定があり、てれび戦士は「テレビ番組『天才てれびくん』の制作スタッフ」、総合司会はそれに協力する「舞台となる世界の先住民」、CGキャラクターは「てれび戦士と総合司会よりも立場が上の番組最高責任者」という立ち位置だった。
【てれび戦士】
小中学生で構成される「天才てれびくん」の主役。同世代の視聴者に向けて「みんながテレビでこういうことをやりたいというのを代わりにやる」を合言葉に番組制作に取り組んでいる。レギュラー出演しているのは全て小中学生の子役達。
詳しいことはてれび戦士の項目にて。
【司会者】
基本「子供たちのまとめ役」・「ストーリーパートにおける進行役」だが、初期においてダチョウ倶楽部→キャイ〜ン→山崎邦正と「いじられキャラ」の芸人が続いたことからか、「てれび戦士に助けられる」役回りになる事が多い。
ダチョウ倶楽部は体を張ったネタこそ少なかったが、てれび戦士の後ろに立って顔出し人形の操演を行いながら司会進行を行ったり、ガラクタの寄せ集め設定でやたら動きにくい衣装を与えられたり、とにかく衣装自体がネタだった。
キャイ〜ンはウドのボケに天野が突っ込む普段通りのノリだったが、ゲームコーナーでは「ウド鈴木私生活クイズ」が毎週出題され、答えたくても答えられず不正解になるのがお約束だった。ウド鈴木がこのクイズで正解したのはたった1回のみ。
山崎邦正はヘタレキャラ芸人ということもあり、大人らしい振る舞いが目立たなかったが、見かけによらず結構慕われていたらしい。リサ・ステッグマイヤーは一時はTBSの朝の情報番組と掛け持ちしながら進行をこなしたが、歌や生放送のゲームが苦手というギャップを垣間見る事が出来た。
角田信朗と山川恵里佳、極楽とんぼはそれぞれ1年のみだったが、角田は格闘家という本業とは真逆のギャグ担当として、山川は歴代最年少(当時)の司会ながらもてれび戦士達のお姉さん役をこなし『MAX』期まで番組に携わった。加藤浩次は当時長女が生まれたばかりだったが「狂犬」の名に相応しい子供にも容赦ない進行ぶり、山本圭壱は「ADヤマモトのわたし勝ちます」というコーナーで体を張っててれび戦士達と対決しつつも公開イベントの劇では「旅館の女将」役として女装もした。
司会担当の最長はTIMの4年間。歴代司会者では唯一毎年背景設定が変化していたが、ストーリーパートではなぜか毎度ゴルゴ松本が「ライバル」・「やられ役」的に割り当てられたりしていた。
ただ、なんだかんだ言って大人なので、いじられキャラの司会でも要所要所でてれび戦士のまとめ役を務めている。近年では「どこか抜けているがやる時はやる男性MC」と「そんな男性MCの尻を叩きつつも支える女性MC」という組み合わせが定番に。
「hello,」のみやぞんは、7年ぶりの芸人司会者となった。
【CGキャラ・ナレーション】
また、番組内では司会の上司やサポートキャラクターという形でCGキャラクターも多く登場し、進行を行うことも多い。『ワイド』期までの共通設定があり、てれび戦士はテレビ番組「天才てれびくん」の制作スタッフ、総合司会はそれに協力する舞台となる世界の先住民、CGキャラクターはてれび戦士と総合司会よりも立場が上の番組最高責任者である。てれび戦士が関わらないアニメやドラマのコーナーはメインCGキャラクターがプロデュースしたコーナーである。
「Let's」以降ではサポートキャラではなく、「どちゃもん」「もじもん」として各地の精霊という形で登場している。
人選の幅はとにかく広く、今となってはベテランと称されるほどの声優諸氏もしばし活躍している。
初代OP『タイムマシーンでいこう』の冒頭ナレーションは声優の故・中村秀利氏。
このOPは3年間使用されており、ナレーションは新年度で舞台設定が変わるたびに新しいものを収録していた。
一部コーナーのナレーションを担当したり、アニメコーナーで声の出演も行った。
この他、初代CGキャラクターのマシンパパ・てっちゃんの声は千葉繁氏、その息子のてつまろは中尾隆聖氏が担当している。
てっちゃんはボイスチェンジャーを使っていたため、千葉氏と気づかなかった人多数。
ちなみにマシンパパ・てっちゃんのモデルは当時の実際の番組プロデューサーであり『ひとりでできるもん!』『えいごであそぼ』『いないいないばぁっ!』など『おかあさんといっしょ』より後に生まれ、朝・夕方のEテレで今に至るまで長く愛されている数々のNHKの子供向け番組を制作した中村哲志氏で、実際に1993年度・94年度には千葉繁氏より前にてっちゃんの声を演じていた他、番組内にも顔出ししてその時はリアルパパ・てっちゃんとして登場していた。
なお、千葉氏はこの他にもCGキャラクターを何度か担当しており、2004年のドラマにも顔出しでゲスト出演している。
またMAX期までは、上記の中村・千葉・中尾氏を筆頭に声優事務所『81プロデュース』の所属声優がナレーション・CGキャラを担当する事が多く、『アリスSOS』までのアニメにもその傾向が見られた。*9
「どちゃもん」では、故・藤原啓治氏、故・水谷優子氏らベテランから、平野綾・水樹奈々・上坂すみれといった若年層に人気の声優を中心とした贅沢なキャスティングとなっており、さらに芸人の松尾伴内さん・タレントのはしのえみさん・俳優の山田親太郎さんなど本職声優以外の方も取り入れたバラエティ豊かな人選となっている。
「もじもん」ではそれが80代声優の糸博氏から歌手のBOMI氏までに広がり、また認知度のあるアニメに出演していた声優が多い。
【その他出演者】
コーナーによっては様々な大人が登場し、てれび戦士たちを導いて(?)いる。
基本は1コーナー限定の出演で、初期は金曜日のゲーム対決のみバカルディが司会進行(いつもの司会者は出演しない)したり、ワイド期の「なりきりシンガーズ」で清水ミチコが歌を教えたり、
02・03年のドラマパートに「新喜劇」繋がりで間寛平がレギュラー出演したり、MAX期後半では生放送限定司会者としてハリセンボンや長友光弘(響)と木下優樹菜が登場したりするなど。
一方で生田斗真にリアルでのジャニーズ系先輩がギターを教えたり、『Let's』でさらっと某演劇ユニットのリーダーが出演していたりとマニアックな見どころもあったりする。
またワイド期では「げんしじん」や漫才コンビの「どーよ」、MAX期中盤には井上マーがコーナーを超えた定番出演者となっていた。
『Let's』以降では千鳥、『YOU』では西川貴教、『hello,』では生放送限定司会者のパンサー向井、『無印第2期』では王林がサブレギュラーになっている。
なお初期の「ポコ・ア・ポコ」で結成された「ドレミファキッズ」・「クリマカーユ」・「クリス with CHU-CHU-くらぶ」の構成メンバーや「Dream5」等、たまにてれび戦士以外の子供もレギュラー出演していた。
【主なコーナー】
ここではシリーズ通して登場するコーナーを紹介する。
●MTK(ミュージックてれびくん)(1998~2013、2021~)
シリーズを超えて15年間放送された天てれの代表的コーナー。てれび戦士(ワイド時代のみたまに司会者)が様々な歌を歌い、本格的なミュージックビデオを放送する。アニヲタwiki内にもいくつかの年度の項目が作成されている。
初期においては既存楽曲のカバー・アレンジカバーが多く、洋楽の往年の名曲に日本語詞を付けたカバーは多くの子どもに洋楽に親しむ機会を与えた。段々オリジナル楽曲の割合が増えていき、2005年以降はほぼオリジナル曲のみとなった。
なお2005~2008年度版ではエンディングテーマ枠に回されていた。
また2009年には、戦士の一人重本ことりと公募で採用されたメンバーでユニット『Dream5』が誕生(2016年解散)。天てれ卒業後『ようかい体操第一』を歌ったことで2014年紅白に企画枠としてゲスト出演した。*10
2021年度で8年ぶりに復活。
●木曜生放送(1999~2002、2004~)
1995~97年の「月曜生放送」、それと先述した金曜日のゲームコーナーを合体させた98年度の金曜枠を経て、木曜に視聴者参加型の生放送をするのが定番となっている。
大天時代までは司会とてれび戦士がクイズやゲームに挑戦したり、ゲストとトークや企画を行うのが主な趣向。視聴者は事前に抽選で選ばれたお家から通話やテレビ電話での中継を結んで連動したゲームに挑んだ。
Let'sからはその週の総決算として「生放送ミッション」に挑戦。実際に画面を操作するてれび戦士とデータ放送で操作する「茶の間戦士(視聴者)」が協力し生放送時間内に目標の達成を目指し、その可否によってストーリーが進展していくという形式になっている。
無印・ワイド時代は操作やスタジオとのやりとりに必要なのがプッシュ式回線電話だったのが、時代を経るにつれテレビ電話、携帯からの無線中継となり、現在はデータ放送環境があれば誰でも参加できると、時代と技術の進化の流れを感じる。
基本的には番組の年間司会者や生放送専門司会者の大人が司会を行うが、唯一2004年度のみ司会役の大人がおらず、中学生てれび戦士の司会進行で生放送が行われた。
生放送ゆえ、とくに年少組のてれび戦士がうっかり商品名を言ってしまうなどの天才てれびくんならではのトラブル・放送事故もまれに見られる。
なお2003年のみ録画企画『ゴルゴ13人』・『ゴルゴ13面相』を木曜に放送したため、生放送回は年度末に一回だけだった。
●番組内アニメ(1993~2002、2011~)
初期は実写と一体化した『バーチャル三部作』だったが、1995年以降普通のアニメ枠が作られ、一時廃止され『天才ビットくん』にアニメ枠が移るが後に復活。2014年度以降は番組後半の『天てれ第2部』枠で放送されている。
◆主な作品
記念すべき初天てれアニメにしてバーチャル三部作の一作目。これのみ主人公がてれび戦士の山口美沙であり、本編世界と少しだけ繋がっている(初代オープニングの描写も本作と連動)。
バーチャル三部作の二作目。
実写パート出演者はそれぞれ一度ずつスタジオトークに呼ばれたほか、年末企画でてれび戦士が全員集合したときもお呼ばれしていた。
実写ドラマを含まない初の100%アニメーション作品にして初の二年間に渡って放送された作品。
バーチャル三部作最終作にして子供向けとは思えないくらいのクオリティを誇る傑作。
実写パート出演者はてれび戦士に準じた扱いで、オープニングや公演イベントにも出演していた。
(同年に放送されていた「妖怪すくらんぶる」の出演者も同様の扱い)
探偵局とは関係無い。豊口めぐみのデビュー作。「皆さん助けていただきありがとうございます」
コミックボンボンのギャグ漫画のアニメ化。目と鼻を間違えるのはご法度。主題歌はまさかの水木一郎。
懐かしの名作『名たんていカゲマン』の孫を主人公にしたリメイク作品。中盤に漫画版の時代の先代カゲマンも出るよ。
ちゃおの人気少女漫画のアニメ化。小さなお友達にも大きなお友達にも大人気。
青い鳥文庫の人気シリーズをアニメ化。本来は一年放送の予定だったが人気が出て二年に延長された経緯付き。
かつての名作少年アシベのリメイク。旧作さながらの世界観を現代風にアレンジしている。ネパール設定は消えた。
歴史上の偉人を猫にするとこうなるという偉人の女体化ならぬ偉人の猫化作品。ほとんどの偉人の声は画伯。
等
●番組内ドラマ(1994~)
時期によって形態は違えど、主要企画の一つとして「ドラマ」が存在している。ちなみにドラマ中にてれび戦士が登場する場合は、「子役として作中の役を演じる」・「本編と同じ設定ないし同じ名前」の2種類がある。
無印時代
単発でメインストーリーの番外編ドラマを放送することもたまにあったが、基本『T.T.K. DRAMA SPECIAL』枠等怪奇・ミステリー路線ドラマが主流で、視聴者に恐怖や衝撃を叩き込んだ。
またバーチャル3部作も含め本編と無関係どころかてれび戦士が殆ど関わらない*11作品が多かった。
ワイド期
初年度こそドラマ枠が無かったが、2000年の『ザ・ドリームサーフィン』以降てれび戦士が複数登場するドラマが制作されるようになり、2002年に放送された『SF (?)スペース新喜劇 ラフィン★スター』は夏イベントの題材になった。
また2001~02年度にかけて放送された『天ドラ』は視聴者から募集した原案をもとに作成され、各1話完結で視聴者が登場したりてれび戦士が本人役を演じるなど自由な発想の作品が多く制作された。
MAX期
2003年放送の『こちらHK学園笑芸部!』・『ゴルゴ13人』・『ゴルゴ13面相』はこれまでとは違い明確に世界設定と連動したドラマ・企画であり、『ゴルゴ13面相』最終回では『笑芸部!』のキャラがゲスト出演した。
そして翌年の「プラズマ界」編からはてれび戦士の設定にも影響を与える一年通してのストーリードラマが本格的に開始*12。
05~6年度の『ユゲデール物語』編・07~08年の『ナンダーMAX』編は2年にも渡る前後編の長編となった。
その一方で普通の(てれび戦士が役者として関わる)ドラマも「天てれドラマ(05~08年度)」「天てれ9分劇場(09年度)」等で放送され、『ダーリンは11さい?!』等が制作された。
大!天才てれびくん以降~現在
MAX期末期廃止されていたストーリードラマが再び始まり番組の中心となり、一方で2011~13年にはドラマとクイズを組み合わせた『ドラまちがい』コーナーが放送された。また、これ以降は卒業したてれび戦士・総合司会や過去に番組に携わったコーナーレギュラー・声優陣が度々登場して往年のファンを喜ばせる事が多い。
『Let's』時代にはなぜか再び、天てれ出演者が全く関係しないドラマ『東京特許許可局』・『念力家族』が放送されていた。
『Let's』と『YOU』のストーリーは先述の通り木曜生放送の結果に影響されることも。
『hello,』のストーリーはオムニバス形式で、3話で1回分という体裁で放送される。
●スポーツコーナー(2000~2013)
天てれオリジナルのスポーツゲームでてれび戦士と一般の小学生が対決をするコーナー。
サッカーをベースにした「ミラクルシューター」や、紙飛行機とアメフトをミックスした「紙フトタッチダウン」*13、キックベースやサッカーとカードゲームをミックスした「フダケリ」が複数年に渡り行われた。
自分たちの学校にてれび戦士が来てくれるとだけあって応援も激しくなるなど人気のコーナーだが、勝負に関しては一切手加減なしの真剣勝負。その結果に涙した参加者も多い。逆に紙フトタッチダウンではアメフトの戦術を持ち込むなどのガチ過ぎる参加者が度々登場し、てれび戦士を一方的に苦しめる展開も見られた。
【公開イベント】
毎年定期的に公開イベントが開催されており、1996~2013年度まではストーリー仕立ての芝居が上演されていた。Let's期以降は各地での出張イベントに変更されている。
どちらかというと本編と関係しないアナザーストーリーが多いが、2009年の夏イベントでは過去のてれび戦士たちも登場している。
また2010年度の夏イベントのみ、当時のメイン司会者だったガレッジセールは参加せず、生放送司会の長友光弘・木下優樹菜が出演していた。
1998~2013年はMTKの曲を織り交ぜたミュージカル形式になることが多かった他、2000~2002年度の冬のイベントは『MTKスーパーライブ』と題したてれび戦士によるMTKコンサートであった。
●芝居のパターン
2005年夏・2013年「パズルの迷宮とゼロの秘宝」等が該当。本編設定のてれび戦士たちが事件に遭遇する。但してれび戦士が全員そのままで出演するパターンと、「てれび戦士」組・「ゲストキャラ」組に分かれるパターンがあった。
また2002・2003年夏イベントでは「番組内ドラマ」の設定と連動していた。
1996~2001年度等。てれび戦士ら出演者が「役者」として様々な物語を演じる。
【関連番組・作品】
●天才ビットくん/ビットワールド(2001~2006/2007~)
本番組の姉妹番組としてスタートした視聴者参加型子供向けバラエティ番組。天てれが「テレビ」をテーマとするのに対し「ネット」をテーマにしている。
天てれとの主な違いは「レギュラーの大半が大人」・「最初からストーリーが存在し、視聴者の投稿と連動して物語が進む」等。
要所要所で生放送によりストーリーの行方等を決めており、『Let's天才てれびくん』の「生放送ミッション」の元と思われる。
2003年からのアニメ枠では『魔法少女隊アルス』・『秘密結社鷹の爪』等、天てれ枠のアニメよりマニア向けの作品が多め。
ビットワールドでは元てれび戦士の中田あすみもレギュラーとなり、最近では『大!天才てれびくん』期のてれび戦士ソーズビー航洋も参加している。
●どちゃもん あさめしまえ(2016~2017)
『Let's天才てれびくん』のキャラ「どちゃもん」をメインにしたクイズ番組で、本家終了後も継続した珍しい番組。
●天才てれびくん the STAGE~てれび戦士 REBORN~(2020)
本番組を元にした演劇作品。かつててれび戦士がテレゾンビ党に敗北した世界という衝撃的設定となっている。
元てれび戦士から前田公輝・長江崚行・鎮西寿々歌・ド・ランクザン望が出演し(他に飯田里穂が声の出演)、
他に「Dream5」の高野洸、スターニンジャーこと多和田任益、麿赤兒、元うたのおにいさんな横山だいすけ等が参加している。
【余談】
- ソフト化はMTKやコーナーアニメを中心に行われているが、MTKでは著作権の都合上やタイミングの問題で未収録作品が複数存在し、
このためワイド初期の司会者が歌う曲を含む多くの洋楽カバーMTKが未商品化に…。
またワイド以降の主題歌はMTKと共にCD化されているが、無印時代の主題歌はシングル発売のみに留まっており、入手するのはかなり困難となっている。*14
- 2002年までのアニメ作品も2013年にアリス探偵局のソフト化で全てソフト化されたが、2000年代にDVD化されて以降Blu-rayなどが出ていない作品や
放送当時にレンタルビデオでソフト化されるもその後会社倒産などでDVD・Blu-ray化が絶望的な作品もあり実質封印作品になっている作品もある。
…というかNHKアーカイブですら動画配信されていない作品ばかりなため視聴難易度は何れも高い。
と初期の作品を見たい・聞きたい人たちにとってはその思い出を堪能することもできない厳しい実情にある。
- 歴代司会者の内、山崎邦正・出川哲朗は1997年度のゲームコーナー『クイズ!ウルティマX』にゲスト出演していた。
- 現在では横浜の『放送ライブラリー』で無印第1回を、各地NHKの『番組公開ライブラリー』で2003年の夏休み企画編を無料視聴することが出来る。
追記、修正は大人になっても茶の間戦士である人がお願いします。
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▷ コメント欄
- 作ったことに感謝!!やっぱり、ウエンツ出てたのね!!あと、出川がすいエンサーに出ていた覚えが・・・。 -- 名無しさん (2017-05-17 16:48:16)
- バーチャル三部作、アリス探偵局、後ドラマで妖怪すくらんぶるは、たまに見たくなる。 -- 名無しさん (2017-05-17 17:34:49)
- なんかホラードラマも放送してなかったっけ?結構しっかり出来てた記憶あるんだけど -- 名無しさん (2017-05-17 17:55:39)
- 元テレビ戦士っていうとウェンツの次にワンナイでゴリエと一緒に踊ってたジャスミンとジョアンが浮かぶ -- 名無しさん (2017-05-17 17:58:18)
- ↑2 上から3番目の人が言っている「妖怪すくらんぶる」だと思いますよ?あと、どちゃもんの一覧の記事を作ってくれるのをお願いします。ぷにょら好きなんで。 -- 名無しさん (2017-05-17 19:22:45)
- タイトル見ただけで懐かしくなった。まだやってるのねこの番組 -- 名無しさん (2017-05-17 19:45:52)
- 妖怪すくらんぶるとナノセイバーが大好きだった。 -- 名無しさん (2017-05-18 00:00:36)
- 番組内だとアリスSOSと魔界探偵が好きだった。MTVの曲はPV覚えてるやつまだあるなぁ -- 名無しさん (2017-05-18 03:09:04)
- 確かテレビ戦士にてんかって名前の子がいたけど、その子「シャキーン」に出ていたよな。 -- 名無しさん (2017-05-18 18:34:08)
- 幼女時代のりっぴーがメッチャ可愛かったなぁ…確か当時のりっぴーの相方だった女の子も凄く可愛かった記憶 -- 名無しさん (2017-05-19 15:33:57)
- やっぱり初期はフジのウゴウゴルーガに対抗して作られたものだな、と言う事がよくわかる作りだった。 -- 名無しさん (2017-05-20 19:19:40)
- 懐かしいな~ストーリーパートが大好きだった。この調子でビットの項目も…… -- 名無しさん (2017-05-20 19:36:21)
- 個人的には一番暗めだったのは2002年度。人形劇・テレゾンビ・司会者の途中降板・コーナーアニメの設定…どれもなんか -- 名無しさん (2017-05-22 15:28:48)
- 飯田里穂ってエルドライブのベロニカじゃん!うまく言ったら、ニノチカちゃんも「もじもん」として出てくるかも? -- 名無しさん (2017-05-26 20:40:59)
- たまに幼女が際どい事したりしてるから視聴をやめられない…薄着で鉄棒とかしたり -- 名無しさん (2017-11-11 16:11:38)
- ↑3 -- 名無しさん (2018-06-23 02:43:13)
- 間違えた -- 名無しさん (2018-06-23 02:43:25)
- アリスSOSとかのアニメやってたりキャイーンと共にグネついたヒーローを操作して変な奴らと戦ってた時期が面白かった いつしか子供が雑談してばかりのトーク番組みたいな事やりだしてから離れてった -- 名無しさん (2018-09-16 08:25:44)
- ↑6 え、極楽とんぼって途中で降りたの?おはスタでの山本が援交で降りたのは覚えてるけど…アニメはベイベーばあちゃんだっけか。確かに今思うとニッチな設定やね -- 名無しさん (2018-09-16 09:10:13)
- 上の方にのコメントにあるりっぴーの相方の女の子って誰だろう…デュオで歌ったちひろかな? -- 名無しさん (2018-12-28 22:34:31)
- こないだ初めて知ったけど、去年の五月に長谷川あかり結婚してた。 -- 名無しさん (2019-01-15 15:35:44)
- 去年のガキ使SPで方正と一緒に司会してた女性はと問題が出てこれだけはわかった。 -- 名無しさん (2019-01-15 16:10:12)
- 思ったけど、竜心って拓巳以来の5年戦士か…総入れ替えがなかったら、延命ちゃんもなってたかもしれんかったのに… -- 名無しさん (2019-01-18 17:35:26)
- 古坂大魔王が天てれ内だと思ってたのもいい思い出 -- 名無しさん (2019-01-21 08:38:41)
- 天てれ内だけのキャラ、ね -- 名無しさん (2019-01-21 08:39:04)
- 今はそうなのか分からないけど、ハーフの子が結構出てたイメージある。 -- 名無しさん (2019-03-10 20:15:53)
- 今はギュナイ滝美っていう女の子が1人だけいるよ。放送開始からずっとハーフか純外国人がいるのがある種の天てれの伝統だったんだけど、2014年〜17年度に断絶しちゃった。 -- 名無しさん (2019-03-14 20:26:39)
- 大抵白人ハーフだけど、黒人系(モニーク、ジョアン)がいたり、見た目じゃ分からない中華系(桑安、紫星、甜歌とか)がいたりと、グローバル -- 名無しさん (2019-03-14 20:34:37)
- 14年度~17年度にもハーフの子はいますよ。 -- 名無しさん (2019-03-29 21:31:42)
- アニメの項にスージーちゃんとんマービーがない。 -- 名無しさん (2019-04-24 21:37:53)
- 緒方恵美や岩男潤子がゲストで出た事があった。 -- 名無しさん (2019-04-24 21:38:53)
- ワイドからMAX初期にかけてMTKの項目4年分作ったんで、MAX後期と大も詳しい人お願いします(丸投げ) -- 名無しさん (2019-07-12 04:09:42)
- MT廃止は残念だけど、今考えたら逆にあんな金かかるコーナーよくやってくれたなって思う。ほとんど収益化もできないのに。 -- 名無しさん (2019-07-16 02:24:35)
- OB&OG出演で舞台化決定!!!!!! -- 名無しさん (2019-10-10 19:41:24)
- よく見たら、もじもんの紹介が悪口みたいなところがあって草w あと、土井半蔵ってだれだ?土井半助なら知っているが・・・。 -- 名無しさん (2020-03-01 18:31:48)
- 小学生のある時期から忙しくなってほとんど観れなくなった。家にいる時間があったときも親がニュースを優先していたからほとんど観たことがない… -- 名無しさん (2021-12-13 22:01:40)
- ごく最近、ドラマ内の悪役のくろミンは真の姿になって急展開ということは、9月末には終了かも? -- 名無しさん (2022-07-26 20:26:56)
- YOUのストーリーって、ぶっちゃけLet'sの二番煎じだよね。 -- 名無しさん (2022-10-03 23:36:01)
- 公開イベントで同じEテレ放送だった『ファイ・ブレイン』とコラボしてたよね。 -- 名無しさん (2022-10-06 07:27:07)
- キャイ~ンがMCをやっていた頃、卵から産まれた生物と共に魔王と戦う話があったと思うんだが。 -- 名無しさん (2023-01-14 07:05:16)
- 天才てれびくん、2023年4月から新しくr -- 名無しさん (2023-02-08 17:51:40)
- ↑書き直し。天才てれびくん、2023年4月から新しくリニューアルされるみたいです。ティモンディの2人が司会者になるみたいですよ! -- 名無しさん (2023-02-08 17:53:07)
- helloは2023年3月まで。NHKの番組編成表ではそのままですから継続?と思いましたけどタイトルが変わるみたいで再び無印になるみたいです。また電キャとかもじもん みたいなキャラクターは出るか楽しみですね。 -- 名無しさん (2023-02-08 17:55:02)
- マシンパパ・てっちゃんは当時の番組プロデューサー自らがモデルでCG化されていたキャラクターだったんだって。 -- 名無しさん (2023-05-24 23:32:34)
- ジオノコのポタの声やってる矢部太郎さん、大河ドラマ「光る君」で主人公まひろ(紫式部)の従者、乙丸役を演じるから、声繋がりで大河ドラマと天てれのコラボあるかも? -- 名無しさん (2024-01-21 19:00:00)
- 永野護がCGキャラのデザインやってたことあった。玉三郎だったけかな -- 名無しさん (2024-01-21 19:12:45)
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