フュージョン戦記ガンダムバトレイヴ

ページ名:フュージョン戦記ガンダムバトレイヴ

登録日:2011/02/06(日) 10:43:38
更新日:2023/12/14 Thu 11:08:40NEW!
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『フュージョン戦記ガンダムバトレイヴ』とは、サンライズとバンダイが共同で作った、ガンダムを使ったトレーディングカードゲーム(TCG)



▽目次


○概要

歴代ガンダムのカードに様々な物を「融合(フュージョン)」させて生まれるオリジナルのガンダムが特徴。
融合させる物とは、恐竜、鳥、タコ、ペガサス、ゼロ戦、ストーブ、洗濯機、便器、サッカー選手、プロレスラー、ミイラ男に桃太郎や安倍晴明まで様々
ちょうど本作が展開されていた頃(2008年)に活躍していた『俺がガンダムだと言う人』や『ガンダムを抱きしめたい人』もビックリの内容であろう。


このゲームに山札や手札というものは存在しない。代わりに『Gカタパルトギア』というカードファイルを使ってゲームを行う。
このGカタパルトギアにバトレイヴカードを入れ、その現在開いているページが手札のようになる。
カードの種類は『コアMSカード』と『バトレイヴカード』の二種類があり、バトレイヴカードは表裏両方に別々のものが描かれている。




各種用語

○カードの種類

  • コアMSカード

ゲーム開始時に場に出す、基本となるMS。6機破壊されたら負け。


  • バトレイヴカード

片面にフュージョンMS、もう片方の面にウィズダムが描かれたカード。Gカタパルトギアに入れた状態でゲームを始める。


  • フュージョンMS

ウィズダムと融合したMSが書かれている面。このページが見えるようにGカタパルトギアに入れる。使用する場合、ギアから出して自分のMSに重ねる。
フュージョンは1ターンに何度でも可能だが基本的に同属性のフュージョンのみ。
レベルは1→2→3の順。


条件はコストとして記載レベル値分のWillを支払う必要がある。
ただし、このコストはレベル1の場合のみ免除されている。


最後のページのカードはファイナルフュージョンとなり属性と支払いWillコスト条件は一切無視となる。


  • ウィズダム

フュージョンMSに融合するものが描かれた面。様々な効果を持っており、1ターンに1度だけ使用可。使用する場合はGカタパルトギアに入れたまま相手に見せる。
この効果で使用したウィズダムはそのままギアに残る。


フュージョンMSとウィズダムには4つの属性が存在する。各属性に関しては以下の通り。

  • バイオ

動物や昆虫、恐竜などといった実在する生物の属性。

  • テック

乗り物や家電などといった機械の属性。だが、末期には各地の名物(たこ焼き、盆踊り、しゃちほこ)とかもここに入る。

  • ヒーロー

桃太郎や石川五右衛門といった偉人や、様々な職業の人間の属性。

  • レジェンド

ドラゴンや鬼、妖精などといった空想上の生物、モンスターの属性。


なお、同じウィズダムであっても間違って異なる姿になったしまったMSも存在し、その場合はコン・フュージョンという。(例・ペガサスのウィズダムだが間違ってホワイトベースとかのペガサス級強襲揚陸艦と勘違いしてホワイトベースと融合してしまったなど。)



○Gカタパルトギア

略してギア。
12のポケット(24ページ)があるカードファイル。
これが一般的なカードゲームにおける山札であり、開いているページが手札、残りページ数がライフとなり最後のページまでめくりきってしまい、さらにめくらなければいけなくなると敗北となる。


○Will

カードの効果の使用や高レベルのフュージョンなどを行うために必要なコスト。破壊されたカードなどがこれになり、さらにWillとして使用したら捨て札となる。




基本ルール

☆開始準備

それぞれ自分のコアMSカードから2枚を選択し、自分のバトルエリアに裏向きに配置する。

それぞれ選択しなかった自分のコアMSカードを、自分の出撃前エリアに裏向きでまとめておく(順番は特に問わない)。


☆バトルルール

1.出撃フェイズ
戦場にコアMSカードをバトルエリアに置く(バトルエリアに置けるMSは最大2枚)。
自分のバトルエリアに空きがある場合、強制で可能な限り配置しなければならない。


2.バトルフェイズ
ターンプレイヤーが攻撃側になり攻撃するMSを決める。
ここで以下の処理が可能(防御側も)

  • フュージョン
  • ウィズダム使用
  • willを1つ支払う事でギアのページを1つめくる。
  • MSの効果発動

互いに上に記載されている処理を終えたらバトルにおける結果を以下のように判定する。
攻撃側 ≧ 防御側:攻撃成功、パワーを防御側MSのブレイクポイント(BP)と比較することで、与えるダメージ量を算出する。
攻撃側パワー ≧ 防御側BP: ダメージ 2
攻撃側パワー < 防御側BP: ダメージ 1
攻撃側 < 防御側: 攻撃失敗、ダメージは発生しない。


防御側がダメージを受ける際、1ダメージ事にギアで受けるかMSで受けるか決める。
ギアで受ける場合はギアのページを1枚めくる。
MSで受ける場合はそのMSに付けているフュージョンカードを1枚Willに送る。
フュージョンカードが付けてないコアMSカードはバトルエリアから離れWillに送る。


3.エンドフェイズ
エンドフェイズを行う時攻撃側は必ずギアのページを1枚めくる。

相手のターン
これの繰り返しである。




そして…

そしてこのカードゲームに欠かせないのが超センスのMSデザインである。参加イラストレーターはタグ参照。
超センスのカードの画像は残念ながらアニヲタWikiのルール上載せることが出来ないので、気になる人は自分の目で確かめてほしい。


なお、PVとCMのナレーションはシロー・アマダムルタ・アズラエル役でお馴染みの檜山修之が担当。熱い。
「フュージョン!」を言わせたかったから選ばれたのだろうか。


更に雑誌展開もされていた。掲載誌は意外にも、ガンダムとは縁が無さそうな「Vジャンプ」(集英社)。
ちょうど「バトレイヴ」が展開されていたのが2008年頃であり、この頃にはガンダムをメインとしていた講談社の「コミックボンボン」が休刊してから一年と間もなかった上、「ガンダムエース」を発行している角川書店も児童向けの雑誌として「ケロケロエース」を創刊していたが、そちらの方は同じくバンダイが発売していた「バトルスピリッツ」が回された事もあって、「バトレイヴ」は「遊戯王」等のカードゲーム系のホビーに強かったVジャンプが選ばれたと思われる。
漫画も連載され、手掛けたのは過去にボンボンで「武者○伝」などのガンダム関連の漫画を連載していた一式まさと氏。


……だが、やはりイロモノガンダムは子供たちには響かなかったのか、残念ながら流行る事はなかった…。
同社の「バトスピ」と競合してしまったのも一因かもしれない。「バトスピ」の方はガンダムを制作しているサンライズがアニメを制作していたりと気合いが違っていたし……。
事実、「ケロケロエース」で展開されていた「バトスピ」も後に「ヴァンガード」が「ケロケロエース」でメインで展開される事が決まってからは「Vジャンプ」などの集英社系の雑誌の方へと移籍したのだから、この辺はバンダイの読み違いもあったのかもしれない。
残念ながら「バトレイヴ」は“TCGシェア戦争”という名の戦いに於いては生き残る事は出来なかったのだ……。





追記・修正にレディー、フュージョン!



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  • かっこいい奴は結構かっこいい -- 名無しさん (2014-10-02 00:40:04)
  • 集英社がメイン媒体だった希少なガンダム作品 -- 名無しさん (2015-04-26 02:47:04)
  • バオウ・ザケルガ!……あれ?違う? -- 名無しさん (2015-04-26 11:04:51)
  • PVの時点で同じレベル1でも結構な格差があったんですが、其れは…… -- 名無しさん (2017-09-10 13:25:18)
  • ティラノサウルスやヘラクレスオオカブトといった最強大本命のモチーフが登場しなかった当たり、もったいぶっている間に人気が無くて終わった感強い -- 名無しさん (2022-08-15 12:30:15)
  • もしかして流行らなかったのはバトスピと競合しちゃったのも影響してたのかな? -- 名無しさん (2023-01-03 08:19:56)
  • ティラノサウルスモチーフはコミック版1 -- 名無しさん (2023-02-14 11:01:42)
  • 話から主人公機として出てる、興味があったら国会図書館とかで見てみて(単行本はまず手に入れられない -- 名無しさん (2023-02-14 11:04:16)
  • ↑1~2ディノガンダムのことならティラノではなくケラト。あと登場は2話だ。 -- 名無しさん (2023-02-23 13:47:19)
  • TCGとしてはとてもよく練られてて面白かった記憶がある。ただ使ったカードを毎回ホルダーに戻さなきゃならない面倒さがあったな -- 名無しさん (2023-09-01 09:12:38)

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