登録日:2018/02/08 Thu 07:55:23
更新日:2025/12/03 Wed 19:03:29NEW!
所要時間:約 6 分で読めます
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藤子・f・不二雄 sf短編 短編 読み切り 黒い藤子f先生 衝撃のラスト 相互理解の困難さ バッドエンド 誘拐 みんなのトラウマ うさぎ
「ヒョンヒョロ」とは、藤子・F・不二雄のSF短編。
1971年に「SFマガジン」へ掲載。
地球人と異星人の価値観の違いをテーマに描いたドタバタSFギャグ漫画…だと思ったか?
ベッドシーンの描写があることからもわかるように、絵柄は子供向けに見えるもれっきとした青年漫画である。
あらすじ
ある日にマーちゃんは両親へ「うさぎからもらった」という手紙を見せる。
なんとその手紙はきょうはく状だった!
ヒョンヒョロをください
くださらないと誘拐するです
マーちゃんどの
意味不明な内容に、最初は子供の悪戯だと思っていたマーちゃんの両親だったが本物のうさぎ(?)が現れて…?
登場人物
マーちゃん
年齢不詳だが、まだ文字の読み書きもままならないような年の男の子。
大人の興味を引こうと、「緑色の狼を見た」「空飛ぶ大男を見た」「空から落ちてきた星を拾った」などと突拍子もない嘘を吐く癖があるらしい。
「きょうはく状」の宛名はマーちゃん本人だった。
うさぎ
名称不明。「ヒョンヒョロ」で検索するとコイツの画像が出てくるのでコイツを「ヒョンヒョロ」だと勘違いする人もいるが、作中では「うさぎ」「大うさぎ」としか呼ばれない。
「ヒョンヒョロ」なるものを求めており、ヒョンヒョロが渡されなければ誘拐を実行するという旨の脅迫状をマーちゃんに送った。
見た目は二足歩行するデフォルメされた身長2メートル程のうさぎと言ったところ。台詞は漢字以外全てカタカナで表記される。
その外見通り地球上の生物に非ず、異星人らしい。繁殖方法は分裂とのことで、そもそも哺乳類なのかどうかも怪しい存在。
詳細は不明だが地球人とは技術力が図抜けており「次元が違う」ため、壁を通り抜けて突然現れたり銃弾が全然通用しなかったりと凄まじい能力を持っている。
それ故このうさぎが誘拐を主張したりしても、マーちゃんの父母や警察は全く対処できなかった。
基本的には温厚かつ誠実な性格で、地球における「取引」というものもちゃんと勉強してから来ている…のだが、
なぜか「誘拐」が地球における一般的な交渉手段だと思い込んでいる節がある。
また地球人の繁殖方法に興味を示し目の前でピーすることを求めるなど、一切の常識が通じない。
「子供を巻き込むな」というマーちゃんの父親の要求には「変則的ダガ約束スルデス」と条件を飲んでいるなど、誘拐犯(?)ながら譲歩の姿勢も見せる。
脅迫状の内容をマーちゃんに聞かれても恥ずかしがって読もうとしないなど、純情(?)な性格。…ぶっちゃけコイツがちゃんと脅迫状の中身をマーちゃんに説明していれば悲劇は回避できた(地球人の大人にも同じことは言えるが)。
マーちゃんの母親
厳しい性格。きょうはく状を渡してきたマーちゃんを、息子による悪質な悪戯と決めつけてマーちゃんのお尻を叩こうとした。
「うさぎ」の存在は頑として認めようとはせず、当初は頭の問題だと思っていた。
マーちゃんの父親
母親に比べると温厚で、マーちゃんの突拍子もない話にも付き合ってあげている。
母親と同じく、当初うさぎを幻覚の類だと思い込もうとしていた。
うさぎの存在を認めた後は「子供を巻き込まないでくれ」と求めるなど、父親らしいところもある。
刑事
偉そうな刑事。なぜかサ行の音が「しゅ」になる奇妙な喋り方をする。
一度目は「きょうはく状」を見せられ念のため通報したマーちゃんの両親に呼ばれて登場。
当たり前だが「単なる悪戯」と判断し、まともに取り合おうとはしなかった。
しかし、うさぎが刑事ドラマを見て新たに書き直した「続・きょうはく状」に受け渡し時間と場所(ドラマを参考にしただけなので、ドラマのものそのまま)が明記されていたことで流石に真面目になる。
直後に非常識極まりないうさぎの存在を認識してしまったせいで半狂乱と化すが。
結局うさぎの猿芝居に付き合わされる羽目になる(繰り返すが、うさぎはこれが「地球人の正当な交渉手段である」と思い込んでいるだけである)。
「誘拐予定事件捜査本部」なるものを作らされたり、部下たちがうさぎを取り押さえようとして全員ズタボロにされたり、
犯人であるうさぎの指示に従って受け渡し現場に警察官を張り込ませたりと、作中でも屈指の苦労人。
午前0時、公園の電話ボックスまで「ヒョンヒョロ」を持ってこいという要求を呑む羽目になった大人たち。
マーちゃんの父親は「家中ひっくり返したが、ヒョンヒョロなんてものは見つからない」と、とりあえずこれで許してもらうべくあるだけの現金や貴金属類を持ってくる。
だが、うさぎは「ナンダコレハ!コンナ紙キレデゴマカスキデスカ」と取り合おうとしない。
当然大人たちは「我々はヒョンヒョロなんてものは知らない」と正直に打ち明けるが…
ヒョンヒョロヲシラナイ!?
宇宙最高最大ノ価値アル、アノヒョンヒョロヲ!?
非常識ナ!アマリニモ非常識ナ!!
イーヤ信ジラレナイ!!
誘拐ヲ実行スル!!
翌朝。
世界には静寂が満ちていた。
誰もいない家の中でマーちゃんは母親へ呼びかける。
返事はなく、マーちゃんはおもちゃで遊びだす。
するとおもちゃ箱の中から一粒の小さな球が出てきた。
「ママ!! ぼくうそつかないよ」
その球を持って外に駆け出すマーちゃん。
「どこへ行ったの。こないだひろったおほしさまだよ。ヒョンヒョローって空から落ちてきたんだよ」
その声に応えられる者は、もはや誰もいない。
…そう、誘拐は実行されたのだ。
解説
- うさぎの非常識さに最初は目を向けてしまうが、実のところ地球人側もうさぎとはまともに交渉しようとはしておらず、互いに相手を理解しようという気持ちが根本から欠けているのがわかる。
・テーマとしては「相互理解の困難さ」と言ったところだろうか。「超技術を持った『何か』が突然日常に入り込んでくる」というのは「ドラえもん」「オバケのQ太郎」「忍者ハットリくん」「チンプイ」など多くの藤子系列の作品で見られるが、本作は基本的にはハッピーな作風のそれらにおける最悪のバッドエンドの一つとも言えるかもしれない。
- 読み返せばわかるが、伏線は丁寧に貼られている。
・マーちゃんの吐いた「嘘」の中に「お星さまを拾った」というものがあること。
・うさぎが一貫してマーちゃんに対して交渉相手として接していること(なので「子供を巻き込むな」という要求に「変則的ダガ約束スルデス」と返している)。
- なぜ最後にマーちゃんだけが残されたのかについては2通りの解釈がある。
・①父親に「子供を巻き込むな」と言われたのでその約束を忠実に守っている。
・うさぎは非常識だが、誠実である。一度交わした約束は確実に守ろうとしているため、結果的にマーちゃんだけが「誘拐」に巻き込まれずに済んだという解釈。
・②そもそもマーちゃんは交渉相手であり、「誘拐」の対象がマーちゃん以外の全人類だった。
・「きょうはく状」のあて名がマーちゃんであることを考えれば、人質はマーちゃん以外であるとも捉えられる。
交渉相手を「誘拐」するのも変な話である。
・「きょうはく状」やうさぎの主張は「ヒョンヒョロを渡さなければ誘拐する」なのだが何を誘拐するかは明示していない。
読者と地球人たちはマーちゃんが誘拐対象だとミスリードされていたが、うさぎは最初からマーちゃんを交渉相手、それ以外の全人類を誘拐対象と見做していたと思われる。
うさぎと地球人側の間における「詳しく言わなくても相手は分かるだろうという常識」が大きく隔離している描写はそれまで何度も描かれている。
・この考察を押し進めると、そもそもこのうさぎは「子供」という概念を理解していなかったのではないか?という推測もされている*1。
前述のようにうさぎの繁殖方法は地球の生物とは全く異なっており、「地球人の中で小さい個体を総称して子供と呼ぶ」ことは分かっていても、「子供は一般的に交渉相手として相応しくない」ことを感覚として理解していなかった、と考えても矛盾はない。
- 「ドラえもん のび太とブリキの迷宮」に登場する「タップ」は、目の焦点が合っていないなど、本作のうさぎによく似ている。
余談
東京エンカウント弐第40回では堀江由衣をゲストにゲーム「藤子・F・不二雄キャラクターズ 大集合! SFドタバタパーティー!!」がプレイされたが、そのゲームの中のミニゲーム「一発勝負! ヒョンヒョロを探せ!」をプレイすることに。
中村悠一は「ヒョンヒョロってなに? 探すヤツを分かっていない…」とある意味核心を突いた発言をするが、直後の大ウサギによる「誘拐」の表情に堀江共々驚いていた。
ミュージアム内のFシアターでのみ観覧できるアニメのオープニングでは、本作のうさぎが登場し、ヒョンヒョロらしきものを手に持って悪どい笑みを浮かべている。
また、「ドラえもん」と「21エモン」のコラボ作品(2012年~2013年公開)にもモブキャラとして登場した模様。
追記・修正ヲ実行スル!!
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- 藤子先生のブラック短編で一番好きな奴だ。いままで項目なかったのか…。 -- 名無しさん (2018-02-08 11:57:10)
- 某番組でドラえもんゲームしてたら「ヒョンヒョロってなに?」と言った直後に例のアレが出た途端、ゆーきゃんが驚いてたなww -- 名無しさん (2018-02-08 12:34:40)
- 「空から落ちてきた星」の例を見る限りマーちゃんは虚言癖なんかじゃなくて「緑色の狼」も「空飛ぶ巨人」も実在してて実際に目撃してた可能性が高いな。 -- 名無しさん (2018-02-08 13:52:29)
- ↑ワタシも、この項目を見て、思いました。もしかしたら、今回のウサギのような宇宙人が、地球に潜入捜査していたかも。 -- 名無しさん (2018-02-08 18:15:01)
- 教訓、知らない物の事はよく聞こう! -- 名無しさん (2018-02-08 19:12:53)
- 最初読んだ時からずっと「マーちゃん」の方が別の世界にヒョンヒョロごと誘拐されたのかとばかり思ってたけど違ったのか… -- 名無しさん (2018-02-08 20:02:37)
- 俺もマーちゃんは全部本当の事言ってると思うわ。嘘つくような子に思えないもん -- 名無しさん (2018-02-08 20:54:18)
- ↑2 自分も最初そう思った。結論があかされているようなマンガじゃないから、その解釈もありだと思う。 -- 名無しさん (2018-02-08 21:16:25)
- 結果論ではあるけど両親がマーちゃんの話を真面目に聞いてて、詳しく聞き出してれば簡単に解決出来てた問題なんだよな。 -- 名無しさん (2018-02-08 21:51:37)
- あの後マーちゃんはどうなってしまったのだろう。何が起こったのかもわからず、両親や他の人間全ていなくなった世界で一人寂しく死んでいくとすれば可哀想すぎる… -- 名無しさん (2018-02-08 22:07:44)
- (V)o¥o(V)<ヒョンヒョロ。わからない。ヒョンヒョロとは何か。 -- 名無しさん (2018-02-09 14:17:42)
- 非常識なものを見るとすぐに「病気」だの「幻覚」だのと決めつける馬鹿な大人というのは、昔の作品には頻繁に出てきたからな…早い段階で「ヒョンヒョロとはどういうものか」と質問していれば、ウサギも非常識と驚きはしても、いきなり誘拐実行なんて暴挙はしなかったのかな -- 名無しさん (2018-02-09 18:32:45)
- ↑早い段階で言ったとしても結局ヒョンヒョロ自体知らないせいであんな事になったから同じな気がする… -- 名無しさん (2018-02-09 19:01:02)
- マーちゃんの言ってたことも親は理解しようとしてくれなかったし人と人は理解しあえないのがテーマかもしれない -- 名無しさん (2018-02-09 20:20:52)
- 最初はヒョンヒョロはウサギが落としたものだとばかり思ってたけど「返せ」じゃなく一貫して「渡せ」って言ってるあたりウサギ本人の所有物じゃなかったっぽいな。 -- 名無しさん (2018-02-09 21:10:30)
- ↑2まあ、普通に考えれば小さい子供の言葉なんて真面目に聞かない方が多いだろうしなあ -- 名無しさん (2018-02-09 21:14:02)
- 記事編集者様へ。ただのコメントを【余談】にまとめてくれてありがとうございます!とっても嬉しいです!! -- 名無しさん (2018-02-13 13:01:06)
- マーちゃんとヒョンヒョロだけが誘拐されたというのは無い。ヒョンヒョロの居場所を知っていたのならウサギはヒョンヒョロを回収している -- 名無しさん (2018-02-24 08:29:16)
- これは普通に②だよね。それなら書いてあること以外にうさぎがブチ切れた説明もつく。本人とは交渉せずパパ達を代理人(変則的)として信用したのにその代理人が土壇場で取引対象を知らないなどと言い出したのだから・・・ -- 名無しさん (2018-08-17 11:32:45)
- 誘拐を交渉と勘違いした以前に宇宙最大最高の価値を持つものを子供と交渉して手に入れようとしてるあたり完全に悪人だよなこのうさぎ -- 名無しさん (2018-08-30 14:50:38)
- ↑子供であっても所持していたのはマーちゃんなんだし、それをくれるかどうか聞くこと自体別におかしくないだろ。 -- 名無しさん (2018-10-10 03:48:59)
- 兎は何故、ヒョンヒョロの説明をしなかったのだろう? 価値観の違いか? -- 名無しさん (2018-10-10 05:06:43)
- ↑知らないってだけで非常識だと喚きだしてたし、説明しなくても相手は知っているものだと思い込んでたんだろ -- 名無しさん (2018-10-10 22:45:45)
- ↑2銀行に強盗に入って「金を寄越せ、金とはこういうものだ!」って要求する奴はいないでしょ。普通の人なら金がどういうものかも、金にどういう価値があるかも知っているしそんなこと説明しなくてもわかると思い込んでいる。うさぎにとってはそのぐらいのものだったんだよ -- 名無しさん (2018-12-07 18:51:40)
- ↑5そもそも「子供」という概念を理解してなかった可能性もあるぞ。人類でも「子供」の概念が発見されたのは近代以降だという話もあるし。 -- 名無しさん (2018-12-08 03:46:50)
- これアダルティなとこ抜けばドラえもん世界でも十分展開できそう。こちら同様にガチでヤバい雰囲気になるも、ドラえもんか誰かが機転利かして道具でなんとかするor事前に起こってた些細な出来事が幸いして全人類助かる、みたいにまた違った面白さになってたと思う(そしてどくさいスイッチの如く少年少女のトラウマになる) -- 名無しさん (2019-07-23 20:49:27)
- マーちゃんの親がとなりのトトロのパパみたいな人だったら人類は救われてた -- 名無しさん (2020-03-27 01:36:30)
- ↑2のび太だったら十分この兎とも仲良くなれそう。まあ取り寄せバッグで一発って可能性もあるが -- 名無しさん (2020-04-13 17:18:28)
¥・刑事のモデルは大麻唯男だろうか -- 名無しさん (2020-04-20 21:12:52)
- 「非常識ナ、アマリニ非常識ナ、イーヤ信ジラレナイ!」という台詞からして「ヒョンヒョロを知らないなんてありえない、コイツら隠してるんだな!こっちは地球のやり方に合わせてお願いしてるのに!もう許さん、誘拐してやる!!」って感じかな。 -- 名無しさん (2020-06-28 20:17:35)
- この後「優しい世界」なら、うさぎがマーちゃんのもとに現れて、「それをくれたらパパやママやみんなを返してあげるよ」ってなるんだろうな -- 名無しさん (2020-09-06 04:32:05)
- ↑7 僕の星の生物皆分裂繁殖って言ってるしマジで「子供」って概念自体が無い生物なんだろうね。項目内に書かれてる通り相互理解が足りないとかいう次元じゃない。互いに自分の常識内でしか語ってないから何一つ噛み合わない。 -- 名無しさん (2020-11-05 01:22:09)
- 結局ヒョンヒョロって何なんだろうな。お星さまを拾ったっていうのが伏線だとすると、それがあれば望みの星を自由に作り出せる、とかか? -- 名無しさん (2020-11-13 21:42:44)
- SPDか宇宙警備隊が出動するレベルの事件じゃねこれ -- 名無しさん (2020-11-13 22:17:09)
- ↑2理解はできないだろうし、理解する意味もないんじゃないかな。うさぎが地球のお金を紙切れ扱いしたのと同じで、地球人からしたら「え?そんなもの?」ぐらいの価値しかない可能性も高そう。 -- 名無しさん (2020-11-13 22:27:47)
- ↑だとすると、自分にしか価値が分からないものを他人も当然知っているものと無条件で思い込んでいる辺り、増々分かり合えない異形の存在としての恐怖が増してくるな -- 名無しさん (2020-11-14 23:26:24)
- そもそもうさぎはマーちゃんのことを「平均的地球人」だと思い込んでいる節があるんだよね。上で言われているように「子供」という概念自体がないのかもしれないけど。だからマーちゃんが勝手に「ヒョンヒョロ」と名付けただけなのに、「地球人全てにおいてヒョンヒョロという価値観は共有されている」という風に捉えている。 -- 名無しさん (2020-11-18 15:46:22)
- そうか。もしかしたら『ヒョンヒョロ』って正式名称じゃなくて、マーちゃんがそう呼んだから『この星の人はアレをヒョンヒョロって呼んでるんだな』って考えた可能性もあったのか -- 名無しさん (2020-11-19 06:37:10)
- ↑いやそれだと少し不自然だろ。作中では「あのヒョンヒョロを知らない!?なんて非常識な!そんなこと信じられるか!」って言ってたけど、その推測通りだとすると「ヒョンヒョロを知らない!?嘘をつくな!お前達がヒョンヒョロって名付けたんじゃないか!」って言う筈だろ。 -- 名無しさん (2020-11-19 21:45:00)
- ↑別に矛盾はしないでしょ。うさぎの星では「××××」って呼ばれている「ナニカ」があって、それを探しに地球に来た、地球でそれを拾った地球人がいる、その地球人は「××××」のことを「ヒョンヒョロ」と呼んでいる、なるほど地球語では「××××」を「ヒョンヒョロ」と呼ぶんだな、まさか「××××」の価値を知らない知的生命体なんているわけないだろう…という考えなら作中の描写とは矛盾しない。 -- 名無しさん (2020-11-19 21:53:09)
- 例えて言えば、「gold」を求めて海路はるばる田舎の島国まで来たら、子供が「gold」で遊んでいる、で子供にこれは何かと聞いたら「キン」だと言う、狂喜乱舞して「キン」が欲しいからくれと交渉したら快く了承してくれたのに、実際に譲り渡す段になったら「キンなんて知らないよ」って言われたらそりゃぶち切れても仕方ないと思う。 -- 名無しさん (2020-11-22 17:06:58)
- F先生のキャラで、このうさぎちゃんに勝てそうな奴いるの? -- 名無しさん (2021-01-22 23:21:21)
- ↑「勝つ」の定義によるけど「武力行使で倒すないし追い払う」だと、次元が違うつって銃弾すり抜けさせてる描写あるから難しいと思う。まずこのうさぎ自体にまだ謎が多すぎて分析のしようがない・・・ -- 名無しさん (2021-01-23 14:20:02)
- あくまで誘拐だから殺しはしてないだろうし、ほかの人間はどっかの星に隔離されてるのかね -- 名無しさん (2021-01-23 14:25:23)
- 劇中で「誘拐」の見本を見せると称してパトカーを運転していた警官ごと転送、「トナリノ世界ニオクッタデス」と述べている。トナリノ世界とやらが何を示しているのか不明だが戻すことは可能らしく、ヒュンヒョロを手に入れたら返すと述べている。 -- 名無しさん (2021-01-23 15:08:10)
- このようにその気になれば物も転送できるようなのだが、誘拐後の描写は人だけ居なくなっている、つまり地球の環境は持って行けてない。即死にはしないだろうけど転送後の世界がどうなっているのか分からないので待つのは地獄絵図かもしれない… -- 名無しさん (2021-01-23 15:09:54)
- ↑いや、そもそもコイツ「生命活動」の定義そのものが地球と異なっている可能性も高そうだぞ。例え転送後の世界が即死するような環境でも、「細胞の総量としては変化してないからいいでしょ?」ぐらい言いそうな気もする。 -- 名無しさん (2021-01-23 15:20:48)
- うさぎのやってる事は正真正銘の脅迫でしかないのだが、力づくで奪う事に比べれば「配慮してるつもり」とも言えるのでその辺が価値観の差異って所なんだろうな。 -- 名無しさん (2021-01-23 15:30:22)
もっとシンプルに「宇宙人はマーちゃんにヒョンヒョロを渡すように要求している」 -- 名無しさん (2021-01-24 20:55:34)
- ↑「ということはヒョンヒョロはマーちゃんが所持してる可能性がある」と考えつけばもう少しマシな結末になったのかな? -- 名無しさん (2021-01-24 20:58:04)
- そう言えば、のび太はビー玉を宇宙人にプレゼントして、全面戦争を回避した事があったな -- 名無しさん (2021-01-25 22:14:43)
- 「子供を巻き込まないでくれ」という父親として至極真っ当な対応が事態を悪化させたのが何ともはや… -- 名無しさん (2021-01-26 10:01:07)
- 結局【きょうはく状】の中身がマーちゃんには伝わってないのよね、これ。マーちゃんは字が読めない。マーちゃんが直接うさぎに内容を聞いても自分の手紙を読むなんて恥ずかしい事は出来ない(地球人とは違うそういう価値観)と拒否される、で読める人に読んでもらえとなるんだけど読んだ大人は内容をマーちゃんに伝えることはないのでうさぎがヒョンヒョロを求めてる事が持ち主に伝わっていない。もしもマーちゃんに伝わっていたのなら結末はまた違ったのかもしれんね -- 名無しさん (2021-02-28 14:11:15)
- どっちもどっちで非常識というか思いやりがなさすぎる。 -- 名無しさん (2021-07-24 16:35:45)
うさぎはヒョンヒョロが世界で最も貴重という常識を異次元の相手に求めてるし、人間も日本の紙幣という概念が通用するかも分からんのに持ってきて許してもらおうとするのも謎 -- 名無しさん (2021-07-24 16:37:22)
- 最初にヒョンヒョロを拾ったというマーちゃんを嘘だと思ったりうさぎの存在を見て見ぬふりをしたりと常識に反することを受け入れない地球側と、最後にヒョンヒョロを知らないことを嘘だと思ううさぎの常識が対応してると言うことか -- 名無しさん (2021-07-24 17:17:12)
- 人間たちどこ行っちゃったの…… -- 名無しさん (2021-08-22 15:09:58)
- 母親と父親の性格はほとんどのびママとのびパパって感じがする。 -- 名無しさん (2021-12-15 21:27:00)
- そら飛ぶ大男がうさぎを追ってるウルトラ警備隊な奴だと祈るしかない -- 名無しさん (2021-12-20 20:17:26)
- ↑4とはいえこの漫画の結末知ってるから大人がアホに見えるけど大半は小さい子供のいう事なんて信じないと思う… -- 名無しさん (2021-12-20 20:22:36)
- お父さんの子供を巻き込むなにウサギが「おかしい」と訝しがりつつ渋々約束するラストシーン伏線が読み返すと見事であり怖い。全人類が誘拐対象で子供一人だけ除くのが変則的かつ何の意味あるのか(孤独死するだけ)というウサギからすれば意味不明だったのがね -- 名無しさん (2022-09-13 23:23:15)
- 価値観というか視点が全く違うのに言語が通じちゃうからって同じ観念を持ってるって思っちゃいけないよねって思った -- 名無しさん (2022-11-08 07:26:11)
- うさぎさんの目がイッちゃってる時点で若干怖いのに誘拐を実行するで豹変すると更に怖くなるのが凄い -- 名無しさん (2022-12-12 06:56:20)
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