ネルスキュラ

ページ名:ネルスキュラ

登録日:2021/09/12 Sun 17:11:45
更新日:2024/03/01 Fri 15:39:28NEW!
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モンスターハンター モンハン mh4 mhxx 蜘蛛 オトモン 何故かなかなか立たなかった項目 クモ テクニシャン 鋏角種 ネルスキュラ 影蜘蛛 骸蜘蛛




ネルスキュラとは『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種。
初登場は『モンスターハンター4』(MH4)。



 種族:鋏角種
 別名:影蜘蛛(通常種)
    骸蜘蛛(亜種)


MH4で新たに追加された鋏角種のモンスターの嚆矢。
MHRiseでツケヒバキ/ヤツカダキが登場するまでは唯一の種だった。
別名に「蜘蛛」と付く通り、ブナハブラセルタスなどの甲虫種同様、節足動物がデザインモチーフになっていると思われる。


部から発する糸を現実の蜘蛛と同じように武器のように扱い、獲物を拘束したり、アクロバティックに移動したりするが、鋏角種の由来にもなっている鋏角や棘が分泌する毒や、腹部には睡眠性の毒が分泌する針もあり、なかなかに状態異常攻撃も多彩。
戦法も中々狡猾で、糸拘束→睡眠針→毒噛み付きを順次狙ってくる策士。
噛み付く鋏角は弱点でもあるので、元気ドリンコ持参でわざと睡眠針を受ける手もあり。
ただし、通常の噛み付きはよっこらしょとばかりに牙を伸ばすが、瞬時に牙を出して噛み付く場合もあるので油断は禁物。
大抵は前脚を擦るような予備動作があるので見逃さないようにしたい。フェイントのつもりでやっているのならとんでもない知性の持ち主と言える。



吐き出した糸に触れると糸拘束状態になってしまう。
似たような状態異常でMH4には雪だるま状態も有り、どちらも「消散剤」で解除出来るのだが、MH4では雪だるまは「泥&雪無効」(MH4にボルボロスは登場しないがこの名称)のスキルで無効化出来るのに対し、糸拘束には無効化スキルが存在せず、MH4Gになってから「粘着無効」が追加された。
MHXXではネルスキュラが復活したが、MHXXでは上記「泥&雪無効」「粘着無効」の2つは「だるま無効」1つに集約されている。


MH4/MH4Gでは「地底洞窟」「原生林」、MHXXでは原生林に加えて「沼地」に生息している。
沼地にはMH4の高低差の象徴と言える二重床は無いため、攻め方も変わってくるが、糸を使った高速移動はMHXXでも健在である。


ちなみにこれらのフィールドには共通点がある。いずれもゲリョスが生息しているフィールドである。
ネルスキュラはそのゲリョスを捕食対象としており、捕食したゲリョスの表皮を剥ぎ取り、自身の体に纏うようにしている。
ゲリョスのゴム質の皮といえば雷属性耐性に優れる素材として知られており、ネルスキュラ本体の雷属性耐性の低さを補うには十分過ぎるが、自分の弱点が雷かつゲリョスの皮で克服できることまで知っているというのは余程の観察眼なのであろう。
といっても身近で雷属性を使う相手はフルフルや大雷光虫くらいのはずだが…。静電気や落雷で本能的に電気が怖いことを自覚しているのだろうか。
また、背中の棘もゲリョスの毒袋の成分が原料で、天井から毒液を滴らせる攻撃は棘に毒を塗り込んで成長させる役割も兼ねているとのこと。


亜種

MH4Gでは亜種も登場する。
通常種に対して亜種は主に砂漠系のフィールドに生息している。
営巣は行わず、代わりに地中に潜伏して奇襲を狙うという生態になっている。
また、通常種はゲリョスの皮を纏っていたが、当然砂漠にゲリョスなんているはずも無い。
では亜種はどうなのかというと、フルフルの皮を被っている。
フルフルは寒冷地域を好み、氷属性耐性もある程度持っているため、亜種の本体が弱点とする氷属性耐性を補完する形になっている。


通常種では毒が上位以上で猛毒に変化しているが、亜種はこれに加え通常種の睡眠毒と入れ替わる形で麻痺毒になっており、毒と麻痺の2つを巧みに使い分ける。


現実の蜘蛛では糸を風に流して空を飛ぶ「バルーニング」を行う種がいるが、ネルスキュラ亜種もこれを行い、青天井の砂漠で通常種の如く滑空からのボディプレスを放つ。
砂漠とは縁も無いフルフルの皮を被っているのも、これで長距離を移動しているのであれば説明出来なくもない。


武具

武器は、ネルスキュラの特徴とも言える睡眠毒を活かした睡眠属性の武器が揃う…かと思いきや、中には無属性(覚醒込みで睡眠属性が発動)や毒属性になっている武器もある。
属性値はやや控えめであるが剣士武器は会心率と斬れ味の良さに秀でるため、大剣にはちょっと合わないものの、片手剣には非常に良くマッチする。
特に操虫棍は初登場のMH4では優遇の代償としてバリエーションがあまりにも悲惨であり、比較的序盤で作れる上に毒属性で使い勝手がいい影蜘蛛派生の系統がファイナルアンサーにたどり着くまで重宝されていた。
多くの操虫棍使いがお世話になったにもかかわらずファイナルアンサーに辿り着いた途端掌を返されてしまう悲しみ


防具は、ネルスキュラの観察眼に優れる生態を反映してか、一式で「捕獲の見極め」のスキルが付く。
デザインもスリムなロボットか騎士の様な姿で、とても蜘蛛とは思えないほど格好いい。
G級防具には獲物の皮で拵えたマントまで付属。
MH4Gの亜種防具は武器の会心率と状態異常属性を活かしたスキルがあるが、その代償は体力-30になっている。
MHXXではスキルが様変わりし、G級のスキュラXでは睡眠爆破特化のスキル構成になっている。


外伝作品

MHST

通常種は勿論のこと、メインシリーズで1作品しか登場作品が無い亜種もしっかり登場している。


通常種は「バブダの密林」に営巣しており、虫が苦手なリヴェルトの代わりにイベントで討伐に行かされる。
このイベントが終わると巣の周辺にゲリョスも現れるようになる。
オトモンとしては、睡眠状態にする「睡眠針」のスキルを種固有の絆遺伝子で持っており、「伝承の儀」で他のオトモンに睡眠の状態異常攻撃を持たせる際の足掛かりとなっている。
メインシリーズとは異なり素の状態では毒はオミットされているが、毒の状態異常攻撃を持たせるだけであれば「伝承の儀」でどうにでもなる。


亜種はMH4GではG級にしか登場していないのに対し、MHSTにはG級は無い上、登場時期も通常種とあまり変わりなく、中盤の「クバ砂漠」での登場となる。
そのため、近年のメインシリーズでは考えられない下位個体も存在し、素材も下位/上位用に新たに追加されている。
通常種とは異なり自力習得のスキルで毒や麻痺を付与する「蜘蛛の絡め手」がある。


絆技は「プレデターズニードル」というもので、糸を操って振り子の要領で相手に飛びかかり尻の睡眠針で攻撃するというもの。
「伝承の儀」で影蜘蛛遺伝子を持たせているのならともかく、亜種に睡眠針も元から存在していたのだろうか…?


ちなみにブレス系のスキルを「伝承の儀」で付けた場合、ブレスは糸を放つ時のモーションとなるため、尻から出る
ババコンガの「悪臭」であればだいぶ自然だが、ヤツカダキの真似をしようとしてリオレイア希少種の「拡散炎ブレス」やグラビモスの「拡散熱線」を使わせようとした場合には気合のカタマリならぬ「違和感のカタマリ」となる。


MHST2

通常種はまたもやイベントで討伐の機会がある。
登場する場所がクアン村周辺の寒冷地帯になっているが、獲物のゲリョスが沼地の洞窟など割と寒いエリア好きなので、ネルスキュラもそうなってしまったと考えるのが自然か。
なにせクアン村周辺は[[ボルボロス>ボルボロス]]の通常種が生息するようなところだし…
スキルについては「睡眠針」が睡眠遺伝子【中】の「スリープニードル」に名を改めているほか、「睡眠チェイサー」が新たな影蜘蛛遺伝子として「伝承の儀」対応になった。


亜種の方はオトモンのスキルに関して、「蜘蛛の絡め手」が「スパイダーペイン」に名を改めて続投しているが、それ以上に特徴的なのが「ポイズンニードル」。
「ポイズンニードル」の効果は、高確率で毒を付与するがダメージは良くて20、しかしごく稀に相手の息の根を止めるという、DQの「どくばり」と同じタイプの即死系スキルになっている。


余談

アクラ・ヴァシムゴゴモアの項目に記載があるが、虫型モンスターに関してはMHFで過去に問題になったりもした。
他のトラウマモンスターではクイーンランゴスタが挙げられる。
しかし蓋を開けてみれば、ネルスキュラは女性プレイヤーからの人気が高かったという結果になっている。
何の偶然か、MH4/MH4Gでは集会所上位のクエスト群の中に「ネルスキュラに愛を込めて」なるクエストまであったりする。


また海外でも人気が上々なのか、実写版やNetflixのCG映像作品では、リオレウスを差し置いて両作品に登場している。


MH4Gでは上位から作成できる影蜘蛛派生の睡眠棍「アサルトロッド」を最終強化すると「ナイトメア」という銘になる。
これだけなら何の変哲もないのだが、実はかつて存在した水竜派生の睡眠ランスと同名というトンデモなオチがある。
…ただしMHXXでは「アサルトロッド」自体がG級武器故、最終強化の銘は「ネルストルケル」となっている上、水竜ランスの方も「ナイトメアスピア」とランスらしい銘になっており、重複は事実上回避されている。


MHRiseにはネルスキュラは通常種・亜種共々登場していないが、糸を使ったアクロバティックな移動は、翔蟲を従えたカムラの里のハンターが引き継いだ。


MHSTシリーズでは、タマゴから生まれたモンスターに関して「グラビモスの幼体(≠バサルモス)」とか、
ザボアザギルの幼体(≠スクアギル)」のような目のクラクラする描写が多い中では珍しく、
「幼体はゲリョス(フルフル)の皮を被っていない」という形で生態が再現されている。
まあそれはそれで成長した時の皮の出どころが不明な訳だが




追記・修正はネルスキュラに愛を込めてお願いします。


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  • 今まで項目無かったんだ!?ヤツカダキもいるしライズGで復活してほしいなぁ -- 名無しさん (2021-09-12 18:30:47)
  • 映画のネルスキュラは化け蜘蛛だったな… -- 名無しさん (2021-09-12 18:38:18)
  • 挟角種と同期の蛇竜種は作りづらかったのか、復活はあっても新規が7年増えてないとかは -- 名無しさん (2021-09-12 19:20:42)
  • ラインバレルだよね女スキュラ装備 -- 名無しさん (2021-09-12 21:16:03)
  • ゲリョスの皮ひっぺがした時のビジュアルが余りにも蜘蛛すぎてキツイ -- 名無しさん (2021-09-12 22:27:14)
  • エルガイムMkⅡとかダンバインのオーラバトラーっぽい見た目がメチャクチャカッコいい防具。色変えで全身の色をほぼアレンジできるのもグッド -- 名無しさん (2021-09-13 01:09:38)
  • 「アクラ・ヴァシムやゴゴモアで一悶着があったりした。」という記述だけど「ヴァシム(とジェビア)でケチがついた『から』ゴゴモア(牙獣種)が実装された」のであってゴゴモア自体はゲームバランス・攻略法はともかくデザイン面は特に叩かれてなかったと思うんだが。MH全体で虫型モンスターが不人気だったのはゴゴモアじゃなくてP2Gのクイーンランゴスタが原因でしょ -- 名無しさん (2021-09-13 07:59:13)
  • 女性剣士がテッカマンブレードみたいで好き -- 名無しさん (2021-09-13 19:03:00)
  • モンハン4の初心者キラーは間違いなくこいつ。硬ぇわ糸吐くわ眠らせるわ毒出すわで徹底してボコボコにしていく。テツカブラとゲリョスがいかに優しい方だか分かる -- 名無しさん (2021-09-24 20:56:18)
  • スキュラのガンナー武器2種は何故かXXでだけ火力馬鹿の最強クラスだったな。バスターランシエルダのデザインすき -- 名無しさん (2021-09-24 21:26:12)
  • こいつの亜種は本当に謎。ゲームの仕様上仕方ないと思うけど空中に糸をひっかけて空を飛ぶっていうのが訳が分からなかった -- 名無しさん (2021-10-09 15:20:53)
  • ↑それが今じゃハンターが空中に糸ひっかけて飛ぶように… -- 名無しさん (2021-10-09 15:27:33)
  • 4ではHR2への緊急クエストを務める 初心者ハンターへ向けて「状態異常の対策アイテムはしっかり持ち込め」と言わんばかりである -- 名無しさん (2022-05-10 13:32:54)

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