登録日:2019/08/04 Sun 19:36:5
更新日:2024/04/19 Fri 10:57:22NEW!
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デアボリック ウルトラ怪獣 怪獣 サイボーグ怪獣 サイボーグ ウルトラマンオーブ ウルトラマンタイガ 絆の力、おかりします! 歩く火薬庫 劇場版ウルトラ怪獣 ウルトラマントリガー new generation tiga ザ・キングダム オーブオリジナル怪獣 ヴィラン・ギルド 奇機械怪獣 怪獣爆弾 ムルナウ ジュエリックブリーズ
奇機械怪獣デアボリックウウウウウッ!!!!!
デアボリックとはウルトラシリーズに登場するウルトラ怪獣の一体である。
データ
別名:奇機械怪獣
身長:60m
体重:6万t
概要・外見
時折ザイゴーグのように低い笑い声の様な不気味な咆哮を上げるのが特徴。頭と胴が一体化したような風貌を持つ。
その出自や設定は登場する作品によって異なるが、どの作品においても一種の「サイボーグ怪獣」である点は共通している。
頭部は体に対して垂直に伸びており、右目には緑色のスコープが搭載されている。
首元から背中にかけてが大きく盛り上がっており、頭部の付け根辺りから髪の毛の様に伸びる大量の平たく細長いコードに覆われており、その中をかき分ける様に紫の背びれが伸びている。
両腕は完全に武器と一体化しており、左腕は巨大な機関銃アサルトアーム、右腕は三本の爪を持ったロボットアームになっている。
尚右腕の中心部には赤い結晶が埋め込まれており、そこから光線を放つのだが、その効能は作品によって異なる。
特筆すべきは両肩であり、それぞれに、「三連装砲」、「小型ミサイルポッド」、「光弾発射機」と、狭いスペースにこれでもかという程の武装がガン積みされている。
尻尾と左足は完全に機械化されている。
また、背中にはバーニアの様なパーツがあるが、これも作品によって非常に重要な意味を持っていたり、はたまたただの飾りであることもある等機能は異なる。
因みにこれらの機械部分が後付けであるとするならば、「改造元になった本来の怪獣」がいるはずのなのだが、その詳細は不明。
戦闘スタイル
全身の武装を一斉に解放したフルバースト攻撃が得意。
無数に飛び交う弾丸の数々はウルトラマンといえど回避するや耐え抜くことは容易ではない。
近距離戦においても、巨体を生かした体当たりや右腕からのパンチでパワフルに応戦する。
活躍
劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!
初登場。宇宙魔女賊 ムルナウによって、彼女の所持するダークリングから怪獣カード無しで召喚される。
この個体は右腕の「ジェムアーム」から、浴びた対象を宝石にして固めてしまう光線「ジュエリックブレーズ」を放ち、ガピヤ星人サデスが両腕を背中のバーニアに合体させることで口から大口径ビーム砲「デアボリックキャノン」を伸ばす。
ジュエリックブレーズの威力はウルトラマンすらも直撃すれば問答無用で宝石の彫像に変えてしまうほど強力。
ただしダークリングが消えてしまったと同時にウルトラマンは元に戻ってしまったため、ダークリングからのバックアップが無ければウルトラマンの宝石化は難しい模様。
宝石化自体も本来の能力ではなくムルナウによる改造で付与された能力だと推察される。*1
デアボリックキャノンのほうは一撃でオーブトリニティのバリアを破壊して吹っ飛ばし、カラータイマーを点滅させる程の威力を誇る。
オーブが長時間戦闘で既にある程度疲労していた点を差し引いても十分強力である。
ムルナウに呼び出されて早々に町で大規模な破壊活動を行い、途中、SSPやジャグラス ジャグラーによってクレナイ ガイと大空大地がムルナウから解放された。
二人はウルトラマンオーブとウルトラマンエックスに変身、デアボリックと激突する。
その後……
- 二対一をよしとしないサデスが乱入、二対二の戦いになる
- エックスをジュエリックブレーズで宝石化する
- オーブトリニティにサデスが倒される
- ヒッポリト星人カリスト及びテンペラー星人バチスタも交えた3対1でオーブを叩きのめす
- 宝石化していたウルトラマン達が復活する
- ガッツ星人ドッペルや再生したサデス、ただの風来坊も現れる
……等、戦況は次々に変わっていき、その中でサデス以外の味方を失ってしまい、自身もオーブトリニティのゴモラアーマーで右腕を破壊されてしまう。
最終手段としてデアボリックキャノンのオーバーブーストチャージを発動。
しかしそれも空しく、最期はトリニティウム光輪でサデス共々真っ二つにされ、爆散した。
総じて見ると、ジュエリックブレーズといい、デアボリックキャノンといい瞬間的な決定打は強力ではあるものの、これまでの、そしてこの先の劇場版の敵と比べると圧倒的な実力を備えているわけではなく、デアボリックキャノンの仕様から見てもサデスとの同時運用を前提としたような存在であり、デアボリック単体で見た場合そこまで飛び抜けた戦闘力は持っていない。
ウルトラマンタイガ
第4話「群狼の挽歌」に登場。このときの正式名称は「奇機械怪獣 デアボリック(MB)」。
宇宙犯罪組織「ヴィラン・ギルド」が手に入れた「怪獣爆弾」*2として登場している為、「Monster Bomb」を意味する(MB)が名前の後ろに付けられる。
本来ならば紛争地域に転売して大儲けする予定であったが、元ギルドの構成員のヴォルクによって盗み出された後、彼によって起動させられ、爆発の後に登場し、活動を開始。
ジュエリックブレーズは無く、代わりにごく普通のビームを出すが、それでも至近距離から発射すればウルトラマンタイガを大きく吹っ飛ばすほどには強力。
デアボリックキャノンの有無は不明。
街中を暴れまわり、駆け付けたタイガを弾幕で翻弄し、右腕からの光線で追い詰めるが、ヴォルクが持っていたペンダントに変化していたウルトラマンフーマが復活し、タイガと交代。
超スピードを誇る彼には射撃も命中せず逆に翻弄され、空からの突進で右腕も頭突きで破壊されてしまい、最期はギンガレットを用いた七星光波手裏剣を喰らい、爆散した。
『ウルトラマンZ完全超全集』で、この個体の出自がO-50宇宙からチブル星人マブゼが持ち込んだ物であることが判明している。
ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA
第12話「黄金の脅威」に登場。
エタニティ・コアを狙うアブソリューティアンの力で『トリガー』世界の地球に出現。
相変わらずの大火力で市街地を破壊し尽くす。
迎撃に向かうGUTS-SELECT。しかし、全身から放たれる弾幕にガッツファルコンだけでなく地上チームのケンゴらも翻弄されてしまう。
その余波で生じたビルの瓦礫からアキトとユナを守るためにケンゴはトリガーに変身、デアボリックに立ち向かう。
ガッツファルコンの援護を受け、スカイタイプにタイプチェンジしスカイアローを駆使して高速戦に持ち込むが、至近距離からデアボリックキャノンの直撃を受けてしまう。
このままでは勝てないとケンゴはグリッタートリガーエタニティにチェンジ。グリッターブレードを手にし反撃する。
しかし、エタニティ・コアの強大な力を制御しきれていないため、金色の炎を全身から放ちながらエネルギーを消耗してしまう状態になる。
デアボリックの攻撃を跳ね返し、一撃一撃と強烈な斬撃を繰り出してゼロ距離からのエタニティゼラデスで両断するが、ケンゴもまた心身を消耗してしまうのだった……。
後の作品で並行同位体であることが判明したが、どこの時間軸から連れてこられたかは不明。
余談
キャラクターコンセプトは「図体の大きいNo.2の用心棒」。
別名は「奇々怪々」という四字熟語が元になっているが、何分発音に難がある言葉であり、ムルナウ役の椿鬼奴氏が本編・予告でこの怪獣の名を別名も含めて叫ぶシーンがあるのだが、少々言いずらそうにしていたのが印象深い。
デアボリックの背中にはサデスが腕を接続するソケットがあるが、実は本来はバーニアとしてデザインされていた。
『タイガ』での再登場以降も格闘戦はそこまで強くないが、圧倒的な火力があるためウルトラマンが苦戦を強いられる傾向にあるという、強さより危険度の高さが目立つ位置付けになっている。
口からキャノンを発射できる方は追記・修正お願いします。
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▷ コメント欄
- 宝石化能力はムナルウありきの能力だしひょっとしたらタイガの個体が本来のデアボリックなのかも。 -- 名無しさん (2019-08-04 19:47:29)
- ギャラクトロンにせよこいつにせよ即死効果のある宝石化光線の有無で大きく脅威度が違ってくるのがわかる -- 名無しさん (2019-08-04 22:36:53)
- 監督陣を踏みつぶした奴 -- 名無しさん (2019-08-05 04:02:12)
- 元もあんまり強い方ではないんだよなこいつ -- 名無しさん (2019-08-05 16:05:43)
- でも全身火力装備のサイボーグってかなりロマンよのう。 -- 名無しさん (2019-08-05 18:17:29)
- 個人的にはタイガ版で「劇場版オーブは敵も味方も多い大混戦で個々の強さは印象に残りにくいけど、やっぱりデアボリックも劇場版ボス格張るくらいには強かったんだな」と思わされた。あの一斉発射の弾幕はゲスト怪獣がタイマンで使っていい技じゃねえだろ?! -- 名無しさん (2019-08-05 20:49:05)
- 公式サイトにも載ってるけど肩書自体は奇機械怪獣のまま -- 名無しさん (2019-08-05 21:37:50)
- 火力特化型の砲台ハリネズミは嫌いじゃない -- 名無しさん (2019-08-05 22:05:48)
- デアボリックを爆弾に圧縮したのって、まさかファントン星人の技術じゃないよね…? -- 名無しさん (2019-08-07 18:24:29)
- オーブ劇場版がある意味最終回であることを考えると改造パンドン的なキャラだよな・・・セブンも出てるし -- 名無しさん (2020-10-29 02:19:34)
- ↑ラスボスの割には普通の強豪怪獣レベルなのも同じだな -- 名無しさん (2020-10-29 03:31:56)
- ムルナウの宝石化能力の出所を踏まえるとタイガの方の個体も同様に使用できた可能性があったという恐怖 -- 名無しさん (2021-01-22 22:04:13)
- 500ソフビやっと発売されたけど、できればタイガの時に出してもらいたかった -- 名無しさん (2021-10-23 20:42:35)
- 坂本監督と言うと怪獣の扱いの軽さがよく批判されるけど、トリガーでのこいつは中々良かった。ケンゴがグリッターを全く制御出来てなかったから「グリッターの当て馬」じゃなくて「禁じ手のグリッターを使わなきゃ勝てない強敵」って形でうまいこと格を落とさず倒す形に持って行けたと思う -- 名無しさん (2022-11-23 16:38:21)
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*2 「爆弾のように爆発する怪獣」ではなく、「爆発すると怪獣が出てくる爆弾」の意味。
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