クエスト － 最悪の2人

最悪の2人

受注場所	無し
受注人物	無し
受注条件	クエスト-突入をクリア
種別	サブクエスト
説明	洗脳された堕天使達を倒し、教会の地下へ入った。
報酬	経験値、カインのメモ、鍵剣ゾロ、死神の剣

詳細情報

教会の地下へ入ったパンドラと主人公。そこにいたのは、この前教会を荒らした堕天使…カインと、洗脳された科学者に錬金術師達だった。

中央の培養槽に何かしているようだ。その中身は魔法で見えないが、ろくでもないものだろう。

「え…あな、あなたパンドラさん！？」

「そうだよ。アンタが殺そうとしたパンドラさんだよぉ〜」

「なんで…私を、どうやって追跡したんですか。念のため雇ったソウシ傭兵団は？彼らは常勝無敗の傭兵ですよ？」

「これ(羅針盤を指して)で追跡させてもらったよ。あと、あいつら偽物らしいよ。アンタが雇ったのはソウシ傭兵団で常勝無敗はシウシ傭兵団って奴らさ。こいつ(主人公を指して)が言ってた。無駄に大金使っちゃったねェ！」

 

ほんの数日で教会に辿り着かれるとは思わなかったのだろう。カインは驚いていた。

 

「仕方ない…いや、むしろ良かったですよ。あと数十分でこれ(培養槽を指して)は完成します。それをあなたに見せれるなんて、これほどの喜びはありません！」

「ほんの少しの時間を稼ぐぐらい、邪神の心臓を取り込んだ私ならなんてことないんです！」

 

ここからカインとの戦闘に突入する。

カインが使うのはパンドラと類似した闇属性のワザだが、使うのは分身や弾幕・射撃系、デバフのみ。培養槽が壊れるのを恐れているのか、範囲攻撃はしない。

また室内だからか堕天審判のようなワザも使わず、基本ステータスではパンドラに劣り、飛行もしない。

ちなみに、培養槽は攻撃してもダメージが入らないので注意。

 

そして、カインを倒すと…？

 

「はぁ…はぁ…インドア派には…キツい、です…。」

「なら今楽にしてあげるよォ？」

「でも、時間稼ぎは成功したようですねぇ…はぁ…。」

カインが、培養槽を見た。

「パンドラさん。フフ、ふっ、はははははは！私は、あなたがずっと好きでした！」

「私があなたを知ったのは、あなたが、堕天しようとした時、大量の手配書がいろんなところに貼られていましたね、あの時です。」

「退屈で中身のない天界と私の人生にあなたという存在は最高の刺激でした。だから私も船を盗んで堕天したんです。で…あなたを崇める教会を作って信者を集めて失楽園で情報を集めてあなたと関係のありそうな場所を巡って調べて…タブー・タワーは入れませんでしたが。」

「そしてこの前友人のバイフォックスと邪神の心臓を盗んだんですよ！あなたの居場所を突き止めたから、挨拶に行くときの手土産としてね。」

「ちょっと待ちなよバイフォックスってさァ」

「なのに教会でのの会話は私を失望させた。あなたの一生は孤独で世界をめちゃくちゃにして最ッ高の楽園を作るためにあるんです！なのにだらけていたり、その隣にいる人とか他人を好きになったり、個人的な感情に従ってはいけないんです！1秒でも混沌のために働かないといけないんですよ！その力を持ってる！」

「でもできないなら…作る。このお方が私の希望だ！」

そう言ったカインは培養槽を守る闇の魔法を解除する。そして、中に入っていたのは、ドレスのような黒い鎧を纏う、人間で言う25歳ほどに成長したパンドラだった。

 

「あなたは完璧ではありません、だから作った。完璧なパンドラ様を！科学者や錬金術師を集めてね！」

「名付けるなら理想天使パンドラ。彼女には個人的な感情も欲求もなく、ただ混沌だけを知っている。戦闘能力もすごいんですよ！私が取り込んだ邪神の心臓のコピーを六つ入れてるんです。そして、なんと素体になったのは私の友人である大盗賊バイフォックス…」

「そう。俺だね」

理想天使は培養槽を破り、どこからか出した大剣でカインを潰した。

「いや…友人を勝手に改造するなんて酷いねぇカイン」

お前は…いったい何者なんだと主人公が質問する。

「俺？俺はバイフォックスだよ…うーん。まだちょっと頭が回らないなぁ…」

「…あなたはパンドラ様？これは、前の体とは違う…ッハハハ！そうか！成功したんだな！」

「なにが成功したのか知らないけど、とりあえず最初から最後まで質問してくれるよね？」

そう言いパンドラは魔法を待機させた。

「ああそうですね…説明しないとですね…」

「15年前、俺が城へ盗みに入った時、捕まって処刑されそうになって…でも当時はつまらない人間で、ここで死んでも良いかなんて考えてたらパンドラ様が助けてくれたんですよね。あの時のセリフは命だけじゃなく俺の心を救ってくれた…。そこであなたのことが好きになったんだ。」

「ファン活動をしてたらカインと出会って、あなたの居場所を突き止めた。それで、天界の宝を土産に会いに行こうってなったんだ。」

「盗むことには成功したけれど会いに行く2日前にパンドラ様の解釈についてカインと大喧嘩して…だからあなたの本質を目で耳で手で教えてやろうとバイフォックスの名をくれてやった弟子をパンドラ様に改造した。心まで改造しようとしたけど俺は気づいたんです。あいつは頭がおかしいから、俺をあいつの理想のパンドラに改造するぐらいの皮肉はやるなって。」

「でも殺すことはしなかった。目的があったから。弟子に精神防御の首飾りを盗ませて自分の魂に埋め込んで改造を待った。そしたら予想通り、1人で会いに行って解釈違いを起こしたようですね…あなたの本質は完全な自由だと言うのに混沌だなんて言うんだから。それで彼女は俺を改造し、理想のパンドラ様を作って世界を支配しようとした。と言うことですね。」

「なるほどね。でも分からないことが一つある。お前の目的は何だ？」

「目的…俺の目的…ッフ…俺の目的ぃ…！」

バイフォックスが笑いを堪えながら言う。

「パンドラさん！俺の人生は実につまらなかった…。死神の使徒の家に生まれ…あの世に送ることすらできない穢れた魂を見つけては狩る日々…。家出してもどこにも綺麗な魂なんて無くて…けど15年前、真っ黒で綺麗な魂を見つけた。俺はそれが欲しかった。でもそれほどの力はなかった。だから力を探して…今ここにある。邪神の心臓複数を力の泉とし、竜の鱗の鎧を纏った体が。」

「今取り出したこれが分かりますか？死神の使徒が使う魂を狩る剣ですよ。これで貴方の心臓を貫いて…俺の…！ヒヒッ…俺の物にするんだぁッ！」

裂けそうなほど口角を上げたバイフォックスが、大剣と死神の剣を手に襲いかかった。

 

 

 

バイフォックスとの戦闘開始

基本の能力としてまずタブー・タワー戦のパンドラと同じ能力を持つが、魔法は使い慣れていないのかぎこちない。パンドラほど嫌らしい使い方はしてこない。

鎧は適当に攻撃上昇のポーションでも飲めばOKだ。

問題は彼女(中身は彼)の使う大剣と死神の剣だ。大剣は柄から鎖が伸びていて、投擲→薙ぎ払い→回収という攻撃を繰り返してくるぞ。また純粋に強く無敵属性が付いているので壊せない。

そして能力として神の空間への扉を開くと言うのがある。バイフォックスは時々この空間へ入り自らのステータス二つを最大まで上昇させるぞ。

とはいえ注意するべき組み合わせは一つだけだ。POW+LU。こちらの攻撃は当たらないのに相手の攻撃では即死。距離を取るか物理無効or復活アイテムを用意しよう。

死神の剣ではこれで殺されるとコンテニューできなくなるので注意。

ちなみに、このクエストは大剣も死神の剣も入手できるが後でエイルに持っていかれるのでただただ難易度の高いだけのクエストだ。あまりオススメできない。