討伐部隊

ページ名:討伐部隊

王城騎士団 魔物討伐部隊

MONSTER EXTERMINATION UNIT

隊長/グラート・バルトローネ侯爵 副隊長/グリゼルダ・ランツァ


・人の生活の妨げとなる魔物が出現した場合、国内あらゆる所へ討伐へ向かう戦闘のエキスパート集団

・領地を管轄する家/国が置く警備隊/冒険者が対応できない強い個体や、数が多い魔物の討伐を受け持つ

→結果、国の管理地や街道沿いに出現した魔物の討伐、貴族の領地での討伐依頼の順で任務が多い

※現地に戦力がある場合でも、現地到着次第現場での指揮権は魔物討伐部隊が持つことが多い

・魔物被害への対応/災害対応も行う

・討伐した魔物は場合によっては素材として持ち帰って売却し、重要な資源及び資金源となっている

+++

・過酷な環境と文字通り人外との戦闘により離職者が多い

→騎士団の中では最も給与が高く、最も危険で、最も競争率が低い

隊員個人の身分よりも生死を共にする絆が勝る

・高位貴族の子弟が減り、下級貴族や庶民が増えた

・王都から離れた任務が多く、殲滅戦に特化している事から対人戦に慣れない騎士が多いため騎士団間の模擬戦成績は芳しくない

→その為他の騎士団(特に高位貴族の多い第一、第二)からは侮られがち ※交流により少しずつ認識緩和中

・庶民から人気がある→食事を共にした事があると暫く自慢できるくらいには人気

・隊の予算の半分は引退騎士/殉職者家族への恩給へ充てられる

※その為、家族のために補償を目当てとして就職する者もいる

+++

・王城から3度赤い光が上がると王城待機人数では足りないという緊急要請(強敵出現)の合図

・討伐前に赤紫色の粉薬(目視できない虫や食べ過ぎに効く/苦い)、化膿止めなどが調合された水薬(すごく不味い)を服用する

・魔物討伐の遠征後は王城で医師による体調確認を受ける

・討伐遠征は内容場所によるが1ヶ月以上出る事もある

→物語開始1年目の終わり頃から冒険者ギルドの魔物の研究/統計を元にして冒険者による魔物討伐の事前対処を一部で試験的に始めており結果、魔物討伐部隊の1週間以上の長期任務が減ってきている

・「五年四割落ち」新人は入隊して1年で2割、5年でさらに2割が辞めていく

・物語開始年の新人(春入隊)は4名、1人も欠けず半年を超えた

・所属騎士は若手中心編成でも50名以上いる

・グッドウィン姓の騎士が少なくとも7人いる

・事務員もいる


◆待遇

・戦闘職現役は長くても五十歳前まで

※各種武具や補助道具の導入により今後伸びる可能性が高い

・討伐帰還後は二日間休養日

・希望休は年間二十日まで

・給与は騎士団の中でもトップクラス

・副業可


◆仮設定

・魔物討伐部隊は総員だいたい二百名くらい

・半数は王城内で交代勤務、半数は危険地域の巡回任務

※ゆるく仮考中とのことです


⬛︎赤鎧(スカーレットアーマー)

・目立つ赤色で魔物を引きつけ最前線で戦う役職

・怪我率も殉職率もズバ抜けて高いため人気がない

・赤鎧を担当するのは30歳くらいまでが多い

※結婚すると赤鎧を辞める事が多い

・現在は5人が担当している(物語開始一年前後までは6人)

→遠征へは3〜4人が持ち回りで参戦している

※人類の脅威的対象が出現した場合、赤鎧は基本的に全員出撃

・身軽で俊足の先駆け職/盾持ち(殿)などそれぞれ役割があり、速さか力がないと赤い鎧を着ることはできない為、ある意味でエリート職

・危険手当(金貨1枚=約10万)が別途支給される

・赤鎧を10年務めるか、大物を討伐すると推薦により男爵位を取得できる

※通常の隊員鎧は灰色/鈍い銀


⬛︎紋章

デフォルメされた龍と剣

龍は魔物の象徴であり、それにクロスして描かれる剣が魔物討伐部隊を表現している

(紋章は住川先生版を参考にしています※大きいものは舞台/紋章へ)


⬛︎遠征時装備

黒に近い濃灰の服に軍用ブーツ+鎧

各自でリュックを所持しており、着替えや個人的に食糧などを管理している

⬛︎騎士服(正装)

騎士団共通の型で、討伐部隊は艶なしの黒に銀縁

(襟や袖のカフスの端が鈍い銀色で縁取りされている)

丈は長めでやや大きめの襟に襟章

→赤の襟章は赤鎧章、その他の隊員は銀

ボタンはダブルでサムブラウンベルトは任意?

艶のある黒皮のブーツ

※夏服はなし

上着を脱ぐこともある

⬛︎夜警

夜警のオーバーコートの下は遠征用のアンダーシャツ、寒い時期は上着かセーターなど各自で着込む

⬛︎相談役ローブ

黒に銀赤の縁取りのオーバーローブ

各種魔法防御付与つき エグい

⬛︎設備

・看護馬車

衝撃吸収剤マット/温熱座卓/毛布やポーションなどの救急用品完備

※同様のものが神殿にも複数配備されている。快適さは副神殿長のお墨付き


⬛︎任務環境

・水の魔石安定供給前は水の確保に苦しみ、それが原因で沢に落ち命を落とす騎士もいた

・雨天時浸水する蝋引き皮での物資の移動や、討伐場所によっては霜の上で寝たりなど休憩時も休まらず、食事も日持ちする味気ないものばかりで体調を崩す/殉職する騎士も多かった

・過酷な環境の中を生き抜き、勝ち残ってきた隊員の技術はかなりの水準で磨かれており、歳を重ねても現役隊員と渡り合える

・グラートが隊長に就任してからは私財と権力をフル活用し、食料や同行神官/魔導師、馬や馬車を増やす等着実に環境を改善

→死者の減少、遠征環境の改善で国王から直々にお褒めの言葉を賜っている

+++

・持ち込める食糧の都合により長期遠征では便秘/肌荒れ/口内環境の悪化なども起こりがち

・近年防水布、遠征用コンロ、五本指靴下/乾燥中敷をはじめとするダリヤの多種多様な開発により更なる劇的な改善がなされている

・スカルファロット武具工房の各種開発で大幅に戦力を増強中(引退騎士の復帰含む)

→安全に余裕を持って討伐が可能となり、持ち帰る魔物素材が増え良い収入となっている

・遠征用コンロの導入後、余裕のある環境で暖かい食事を共に摂れるようになった為、隊員間はもちろん同行する魔導師/神官達とのコミュニケーションも活発に行われるようになった

・結果絆が生まれ、連携が取りやすくなる等好循環も起きている

※神官の討伐同行任務は人気がなかったが、食事/お酒目当てでジャンケン勝ち抜きになるくらいの人気職となっている

+++

・過去魔物討伐部隊と王城魔導具制作部は直接やりとりをしておらず、武具担当者が仲介する形で発注→作成納品と一定の距離があったがカルミネの鶴の一声により「横並びで」各部門担当者をまとめ、直接的にやりとりを行うようになった

※結果こちらも連携がとりやすくなり有効武具の開発が進んでいる

+++

『痛み知らず』『恐れ鎮め』

・痛み知覚の鈍化、戦闘において魔物の威圧で恐慌状態を防ぐための薬

・飲み薬で効き目は早く、効果時間は短め

・副作用として胃のムカつきが半日続く


⬛︎兵舎

→自宅からの通勤も可能だが、希望者は兵舎に住む事ができる。いつ任務指令が出るかわからないため、兵舎に住む者は多い。

・兵舎は一人部屋(寝るだけのところ)

・食堂(基本的に三食つく)や待機室は大部屋

・遠征から帰ってきたら靴は各自保管かメンテナンス部へ

・洗濯は専門担当あり

・お風呂はいつでも自由に使用可能

→湯船は大浴場/浴場のシャワールームは全て個室


⬛︎敬礼

右手を左肩にあてる

騎士の敬意表現であり、賓客や高位貴族のみに向けられる


⬛︎謝罪

片膝をついて深く頭を下げる

騎士の動作 強い謝罪、反省のしるし


⬛︎祈り

片膝をついて両手を組む

騎士の正式な祈りの形


⬛︎鼓舞

左肩を強めに2度叩く


⬛︎入隊試験

魔物討伐部隊の筆記試験は高等学院の騎士科の成績が半分

あとは王国の法律と地理、魔物の知識問題

他国語が話せると有利


■旧体制時代の見習い/新入隊員のおしごと

・馬の世話

・討伐隊宿舎のトイレ掃除/窓拭き

・野営テントや皮コートへの雨漏り防止蝋引き

・その他雑用

※現在は専門担当者が配属されたり、防水布の普及で蝋引き自体がなくなっている


⬛︎騎士団葬

・隊員が殉職した際に執り行われる

・遺族には見舞金/恩給が出る

+++

◇遠征先で殉職し遺体が著しく損壊したり、遺体が回収出来なかった場合は騎士服を本人として扱う


⬛︎過去の醜聞

・グラートから5代前の魔物討伐部隊隊長が遠征費を水増し→横領した過去があり、財務部を始め騎士団内での評判が低迷した

(当時の隊長はその容疑により侯爵家の地位を剥奪されている)

・その影響で過酷な任務に当たっているにも関わらず金食い虫などと蔑まれ、討ち漏らしがあれば酷く糾弾されるなど理不尽な環境にあった

(作中でも言及されているが、国が誇る魔導部隊はなにやってんだ)


⬛︎先代役付き

隊長 公爵家出身の者(王城から出ないタイプ)

副隊長 ベルニージ・ドラーツィ侯爵


⬛︎MONSTER EXTERMINATION UNIT

※住川先生漫画版/五本指靴下導入計画書、ヴォルフレポートより

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