魔法関係

魔力/魔法/魔石まとめ

---

◆魔力について

五要素魔力→火　土　水　風　治癒 ※雷属性は未発見

・個々で魔力の色や質は異なる

・専門の測定魔石に触れて測ることができる

・魔力単位の数字が大きくなる毎に魔力保有量も多くなる

・通常は15段階に分類される

→外部魔力がない場合や15を超える高魔力の場合は血液をたらして測定する専門魔石を使用する

※高魔力すぎると魔石が破損することもある

・9を超えたら魔導師を、13を超えたら上級魔導師を目指せると言われる

◆魔力の遺伝について

・魔力は血が関係するようで、爵位が上がるほど魔力の高い人間が生まれる可能性が高い

※魔力14単位は低くても伯爵クラス

・魔力の有無や強さはどうやって決まるか
→親含め、近い先祖の魔力である程度決まる
ただし、遠い祖先と同じ魔力となることもある為(先祖返り/ドリノなど)庶民でも魔力が強いこともあれば、貴族でも外部魔力/魔力そのものがないということもある

+++

・前述の通り次世代へ魔力継承が難しい可能性が高いこと、家の仕事で魔力を使う場合が多いこと、魔力差による妊娠問題等のため魔力がないと後継ぎにならず、他のきょうだいが後継となったり養子を取る家が多い(結婚自体は可能)

・王族は5要素全てを持つものも多い

・魔力保有量が多くなるほど繊細な操作には技術が必要である

※ある程度魔力/身体強化のある者は、貴族庶民隔たりなく魔力制御を学ばされる(危険な使い方をさせないため)

・家族が教えられない場合は学校、神殿でも学べる(どちらも無料)

◇後発魔力

・成長後、何かのきっかけで突然魔力値が上がったり外部魔力が発現する事/発現は稀

→命の危険に遭うと発現する事が多い？

◇魔力消費について

・魔力を使うと気力と体力がもっていかれる
・魔力が一定以上減ると体調不良になり、場合によっては気絶する

◇魔力の回復について

・魔力を使わずに休息、または睡眠と栄養で自動回復する

・枯渇状態からだと、たいていは24時間で復帰するが、高魔力者が使いきった場合は数日かかることがある

◇魔力揺れ/酔い

・魔力を行使する際、それを浴びた者が魔力差によって目眩などを起こすこと

・魔力値4〜5差(自身の器の上限)くらいからが起こりやすい

※事前に構えていると大丈夫なこともある

※外部魔力がない者は影響を受けにくい

※妊娠に影響してくるのもおそらくこの数値以上と思われる

→魔力過多症が器を超えた数値5以上で起こることが多い為

---

◆魔封銀

・その名の通り魔力を通さない金属

・魔封銀で作られた壁に囲まれると魔法が発動しない

※魔導師は危機回避のためにまず魔封銀の部屋を感知出来るようになるところから修行を開始する

・また、魔力を反射することから魔導師は攻撃が跳ね返って自爆しないようある程度の距離をとって攻撃魔法を行使するが多い

・魔導具や魔物素材などを密封収納する「魔封箱」、魔封銀を板状に成形した「魔封板」などが存在する

◇魔力試し

・「魔導師の花」と呼ばれる力試し

・魔封板(魔力を通さず反射する/一定以上の強い魔力を当てると割れる)を離れた位置から割る行為

・どこまで近づけるかのチキンレースをして神殿に担ぎ込まれる蛮勇者はいつの時代も後をたたない

※ちなみにグイードとヨナスも板は割ったし、爪も飛ばしている

---

◆魔法について

五要素魔力→火　土　水　風　治癒

※雷属性は未発見/属性なしの魔力、身体強化魔法等もある

・魔法→手順を踏んで(詠唱など)魔力で魔素を操り事象をおこす

※発動には集中が必要

※行使する魔法名以外の詠唱に決まった定型文はない様子

→集中し、心からその事象を起こしたいと詠唱するほどに威力は高くなる

・属性同士相性がある(例：火属性を使う魔物に火魔法は効きづらい、土魔法はそれなり、水魔法は効きやすい等)

・魔法防御が高ければ魔法攻撃を受け付けない

・魔力干渉により属性魔法と身体強化を同時に発動するのは難しい

※物理的に生成したもの(水/氷/土など)は魔力をカットしても消滅しないため、靴にスパイクとして氷をつけた上で身体強化をかけるなどの複合技は可能と思われる

+++

◇武器について

・魔導師は短杖(スタッフ)、杖(ワンド)、長杖(ロングスタッフ)を用いて魔法を行使することが多く、行使の際も手から杖を離さないように指導される

→杖の他、剣を媒介にすることもある

※素手でも出せる

+++

◇火魔法

・火をおこす/燃やす/焼く/温めるなど　温度調節もできる

※発現範囲も広く威力としては強大なのだが、自然の中で使うには火事などの危険性が高く使い所が難しい

◇土魔法

・土や石/岩、砂の生成/成形/射出/結晶化/整地/地下水路掘削など

※土魔法持ちは付与と親和性が高く硬化魔法なども得意な者が多い

余談:上級土魔法は街道整備や湾の埋め立て等、土木作業に非常に向いており人間重機になれる

◇水魔法/氷魔法

・水や氷を生成/放出  大気の水分を操れるかは不明

※氷魔法は水属性(火属性の炎の温度を上げるのと同じ)→水属性でも氷魔法が使える人は少ない

※庶民で使えるドリノやヴァネッサは希少な例

・なお、氷魔法が使えると就職先に困らない

※生成した水や氷は魔力を切っても消失しない

◇風魔法

・風をおこし方向性を持たせて操る　気圧や真空を操れるかは不明

※風魔法持ちは耳を痛めやすい傾向にあるため、気圧の概念はありそう

◇治癒/浄化魔法

・治癒(回復)/修復/浄化を行う

※他の属性魔法に比べて加減が効きにくく、過度な魔法行使を続けすぎると術者本人の命に関わる

＊＊＊

・全ての要素魔法にはランクがあり、広域/強力な魔法を行使するには相応の魔力が必要

◇付与魔法

・魔力そのものや素材を使用し、方向性を持たせた力を物体に与える技術(硬化/研ぎ要らず/軽量化/定着等)

◇成形魔法

・魔力で物体の形を変える(拡大縮小は出来ない)

※金属は魔力の通りがよく成形しやすい

◇身体強化魔法

・筋力や五感を強化できる

・強化可能な場所や強さの度合いは人によって異なる

※ヴォルフは魔力が豊富なので全体にかけてしまっているが、庶民でも針を持つ指だけにかけるなど、指導と訓練によって使えるようになる事もある

例:凄腕の服飾師で針を持つ指に部分掛けできる者がおり、大変早く縫える(人間ミシン)

・使用しても魔力は感じられない

◇その他

・遠見/隠蔽なども存在する

---

◆魔力値の上昇について

・身長の伸びが完全に止まってから魔力を使い切り、魔力ポーションで回復して再度魔法を使用する→体にまだ余裕があると錯覚させ少しずつ器を引き上げる

・10〜15回で1単位上がる

※女性の場合妊娠中は変動できない

・3までは安全値、5以上は無謀

・5以上上げると魔力過多症で命を落とす危険が高い

→魔力は身体の限界を超えて操ることは基本できないため。器以上の魔力まで上げてしまうと魔力が暴走し、結晶化するなど身体を蝕んでいく

---

◆魔石について

・火　土　水(氷)　風　浄化　※雷属性は未発見

・魔力の塊？人工製造品　広く市販されている

→中には回路が引かれている

・規格が統一されている

→手のひらに軽く４つ乗るくらいの大きさ(小型魔石もある)

→カッティングのある楕円形

(火→赤　土→黄色？　水→紺色　氷→純白　風→緑？　浄化→白)

・対応魔力を注ぐことで繰り返し利用が可能

・非常にゆっくりとしたスパンで時間経過によりごく僅かずつ魔力が放出される仕様

→そのため、(魔力補充ができない場合は特に)ランタンなど途中で魔力が切れると困る魔導具は早め早めの交換が推奨される

→半端に減った魔石は停止しても直ちに問題のないアイロンなどへ付け替える

・魔導具師は魔石の管理をすることが出来る

・対応する事象を起こしたり、石や土等を具現化できる(氷の魔石はそれ自体が冷たいような描写がある)

・浄化の魔石は生産可能数が少ないため他の魔石に比べて高価

・氷の魔石も(氷属性を扱える者が少ないため)水の魔石に比べてやや高価→銀貨2枚以上

・生産や流通は国が規制をかけ管理している

・「魔石の国」オルディネでは「資源/素材/エネルギー」扱いであり、対人で危険なことに使う発想が出にくい環境だが、他国では武器(火の魔石で爆発を起こす等)としても使用されている

※オルディネは魔物討伐等で魔法/魔導師の技量が磨かれているため魔石の製造技術が群を抜いて多い→生活に密着浸透している

※なお、オルディネでも投擲爆発用魔石は存在しており、魔物から身を守る為など自衛の為に利用されている

◆素材としての魔石

・魔石そのものを魔導具に組み込むこともあれば、魔石が内包する魔力と効果のみを抽出して付与する事もできる

※抽出魔力の付与は魔石をつけて使うより弱いため、付与に時間がかかる