食品型のひみつ道具

ページ名:食品型のひみつ道具

登録日:2023/12/30 Sat 14:10:01
更新日:2024/02/28 Wed 23:08:42NEW!
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ここでは、漫画『ドラえもん』に登場するひみつ道具のうち、食品型のひみつ道具について一覧形式で紹介する。



●目次



【概要】

「ひみつ道具」という総称が示す通り、ドラえもんにはカメラや薬品、アクセサリー、ロボット、乗り物、武器・兵器、工具など様々な種類の道具が登場する。
そんな中で、「道具」=「物を作る、または何かを行うために用いる器具」と呼ぶには程遠いと思われる、食用・飲用のタイプも多数存在する。


これらは人間はもちろん、ドラえもんドラミのような未来のロボットや動物が食べても効果をもたらす。反対に、ペットフードのように人間ではなく動物あるいは特定の生物に食べさせる目的の道具も存在する。


また、食品がモチーフということで道具としての効果だけではなく食品としての味や食感にこだわったものも見られる。緊急時にこれで空腹を凌いだりおやつ代わりに食べる描写もあることから、思わず読者の食欲をそそる「マンガ飯」を構成する要素として話題に挙がる機会も多い。


パンや生鮮食品型のひみつ道具も登場するが、道具が腐ってしまうなど消費期限・賞味期限の問題が作中で描かれた例はない。本来の効果を得るまでもなく食あたりを起こすくだりなど描いたって仕方ないとはいえ、22世紀では現代よりも安全かつ保存効果の高い保存料が発明されているのだろう。


◆欠点

特別な操作や知識を必要とせず、「食べる」だけで手軽に、時にはおいしさも合わせて多大な効果を得られるメリットが魅力と言える食べ物のひみつ道具。一方でこれらの大部分に共通する欠点も多々ある。


第一に挙げられるのは、薬品系と同様に消費物であり機械系のように繰り返し使用することができない点
食べることで効果を発揮するため持続時間がわずかに限られ、排泄などで体外に出してしまうと効果を失ってしまう点(下記の『すて犬ダンゴ』など)だろう。
逆に厄介な性質を持つ道具に限って長時間持続しがち。


また、使用後に効果を取り消す有効な手段もない場合が多い。
即時に無効化できる薬などがある道具は『テレパしい』*1や『ミニ・ブラックホール』、『テスト用パン』*2ぐらいだろう。
どうしても道具による影響を抑えたい場合は、体外へ排出するか効果が切れるまで待つしかない*3


多くの道具は、外見がモチーフとなる食べ物に酷似して作られており、包装から出したものや始めからパッケージのないものは一目で道具だとは判断しづらいものがほとんど*4。そのため、好奇心から口にした結果、望まない効果を得てしまうリスクもある*5
ただし、このひみつ道具としては致命的と思われるデメリットも、作中では第三者へ食べさせる際「普通の食べ物」と偽ることで警戒心を与えないといった利点に活用されることもある*6


これらの道具が登場するエピソードの多くは、「途中で効果が切れるor所持数が底をついてしまい肝心なタイミングで道具の恩恵が得られなくなる」、反対に「効果がなかなか切れず困ってしまう」…というオチが多い。



【一覧について】

ここではあくまで道具そのものが食料品・菓子・飲料品のタイプについて列挙するため、
グルメテーブルかけ』や『日曜農業セット』のような「食べ物を生成する道具」「間接的な形で食用に用いられる道具」、『畑のレストラン』のような初期状態では食べられず複数工程を経ないと食用にならない道具はここでは対象外とする。
ただし付属品や『声のキャンデー』や『CMキャンデー発射機』など「道具の主体となる特殊効果を有する特定の食品を簡易操作で生成する道具」はこの限りではない。
また、一見食べ物や飲み物っぽい道具でも作中で「くすり」「ドリンク(剤)」などと説明されているものは「薬品型のひみつ道具」として扱われるため同様に除外する。


☆は大山版アニメオリジナルのひみつ道具、★はわさドラ版アニメオリジナルのひみつ道具、※は原作に登場した道具の設定を食品型に改変したものを指す。



【野菜・穀類】

音楽イモ

\プップップ ハトプップ/


一見ごく普通のサツマイモだが、食べると体内で「メロディーガス」が分泌され、美声のような屁が出る。
一度に食べるのはほんの一口分だけでよく、食べ過ぎるとガスが溜まり過ぎてガス爆発を起こす危険性がある。その威力たるや、屁で空が飛べてしまうほど。ガスが溜まりすぎた時は「元栓」を締めつつ小出しで排出しなくてはならない。
使い道はかくし芸か、尻を捜す時ぐらい。
バカらしさと危なさを両立させた、まさしく「ドラえもん」という作品の本質を形作るひみつ道具の究極系と言える。


●サカナッパ
1981年の着ぐるみショー『ドラえもんのたから島たんけん』に登場した、原作にもアニメにも存在しないオリジナル道具。
緑色の菜っ葉で、食べると魚のように水中でも呼吸ができるようになる。
『エラチューブ』や後述する『水中酸素あめ』と似たような効果。


●辞ニンジン★
一口で食べられる大きさのニンジン型道具。これを食べると、その人の仕事や趣味を強制的にやめさせることができる。


●『ドラえもんとなかなおり機』のタマネギのみじん切り*7
のび太が製作した『ドラえもんとなかなおり機』に付属するボウル一杯に盛られたみじん切りの生タマネギ。ただし「泣いて謝る」ための仕掛けの一つ*8であり、元々普通のタマネギなので食べることはできるものの食用目的ではない。


●ファイヤーとうがらし☆
これを食べると、燃えるような闘志とやる気が出る。
見た目は普通の唐辛子にそっくりなため、のびママが大量の唐辛子と混在させてしまい、ドラえもんが一個一個食べて探し出すという地獄を味わう羽目に。


●ブランドいも☆
サツマイモ型の道具だが、食用ではなく半分に割ってからそれぞれが別の機能を持つようになる。
割ってから片方の断面Aから発射される電波を自身に向けると、もう片方の断面Bには自分の顔が現れる。Bをイモ判の要領で好きなものに断面を押し付けると、その物体に自分の顔が押印され、本人の名前がついた「ブランド」として扱われるようになる。ただし印は水に濡れると消えてしまう。


前述の通り用法上は食用ではないのだが、普通のイモのように食べることは可能。ただし、食べた後に屁をこくと、その屁が「ブランド」のように扱われてしまうため恥をかくことになる。


ほんやくコンニャク


グーテン アーベント。
マイン ナーメ イスト ドラエモン。


おそらく食品型道具の中でもトップクラスの知名度を誇るひみつ道具。
みんなお馴染み、食べると異言語が理解できるコンニャク。自分が食べても相手に食べさせても同じ効果を発揮する。喋るだけでなく異言語の文字も読解可能。
韻を踏んだネーミングからなる道具だが、食べるだけで世界各国の言語のみならず機械言語や宇宙人、果ては別次元の言語までも理解でき、また自身の言語も全て相手に伝わるという原理については謎が多い。
のび太と鉄人兵団』では、機械仕掛けで口を持たないジュドの頭上にコンニャクを乗せるだけで効果を発揮していた。
ドラえもんがポケットから出す度に汁が滴っているが、保存状態はどうなっているのだろうか。
冒険の必需品ではあるものの、元はコンニャク故に味気ないためか、食べやすいよう「おみそ味」「青のり風味」「アイス味」など数種類のフレーバーが存在する。「醤油味」は串刺しの玉こんにゃくタイプで食べやすさも見直されている。


【調味料】

●味のもとのもと


うまそう。


ひと口でいいからたべさせて。


ジャイアンシチュー」に登場するチートクラスのひみつ道具。
瓶に入った粉末状の調味料のような道具で、料理にかけるとどんなものでも食べずにはいられなくなるほど美味しくなる。たとえジャイアンが作ったシチューであっても絶品料理のような味に生まれ変わるなど効果は絶大である。


[[※間違っても人体にかけてはいけない。>カニバリズム]]


『ドラえもんのひみつ道具使い方事典』によれば、主成分は料理の見た目を美味しそうに感じさせる『視覚超越エキス』、料理の不味い成分を打ち消し本来の美味しさを増幅させる『絶対味覚結晶体』、良い香りを増幅させる『美香促進剤』の3つであるとされている。


元ネタは調味料の「味の素」だが、名称が商標登録されているため、アニメ版では『モトノアジ』(大山版)、『いっぱい食べる子元気な粉』『なんでも食べる子元気な粉』『スーパーグルメスパイス』などコロコロ変わっている。


●アニマル・ペッパー☆
コショウ型の道具。
食べ物ではなく本や家具などにふりかけて使う。ふりかけられた物体はその形状から連想される動物に変形し、その動物さながらの動きをするようになる(例:本→鳥、椅子→ウマ、掃除機→ゾウ)。


●くろうみそ
壷に入っている味噌型の道具。しゃもじで掬ってそのまま舐めると、本人の身にあらゆる「苦労」が付きまとうようになる。味わう苦労は舐めた量に比例して大きくなる。味は美味らしい。


●人間味調味料★
わさドラ版オリジナルのひみつ道具。スネ夫役の声優関智一が考案した。
ふりかけ型の道具。相手に向けてふりかけると、その人を様々な雰囲気や性格に変える事ができる。持続時間は一振り10秒。数種類のフレーバーが入っており、フタを回して選択する。フレーバーには「しぶみ」、「すごみ」、「しおみ」、「無み」などがある。
なお読みは「にんげんあじ」ではなく「にんげんみ」なので妙な想像をしないように。


●爆笑コショウ☆
このコショウをふりかけられた人は一定時間笑いが止まらなくなる。


●ばくはつこしょう
瓶に入ったコショウ型の道具。自分が行きたい場所を言いながらこのコショウを手近の相手に振りかけると、その人のくしゃみで目的地まで飛んでいける。ネコなど小動物のくしゃみでは威力が足らずうまく目的地まで飛べないことがある。行き先を言わずに使用した時はひたすら空を飛び回ることになる。
『どこでもドア』はもとより、(相手を巻き添えにする分)『どこでも大砲』や『はこび矢/どこでも行ける矢』の完全下位互換である。


●本の味の素

はたしてつぎの番号は、どうなるのだろう。


『味のもとのもと』と名称が似ている調味料型の道具だが、こちらは「本」にかけて使用する。
これをふりかけた本は、ジャンルや内容を問わず読む人の関心を強く惹きつける。読書嫌いなのび太でさえ辞書や電話帳に夢中になったほどである。
こちらも『味のもとのもと』同様商標の問題で、大山版では『本の味の』と微妙に変わっているが、わさドラ版では原作と同じ名前に戻っている。


【畜産物】

●宝のチーズ★
エメンタールチーズ型の道具。
これを食べると、実在する「宝の地図」と同じものが浮かび上がる。作中では『みたままベレー』と『自動ふで』で清書していた。ただし、現時点でそこに宝がまだ残っているかまでの情報の正確性は保証されない。
かなり熟成したチーズなのか臭いは相当キツいらしい。



【米飯・パン類】

アンキパン
おそらく食品型道具の中でも(ry 食パン型の道具。原作での出番は一話限りなのを考えると大した出世ぶりである。書類などにこれを押し付けると書かれている内容を暗記できる。
大きさ・厚みも一般的な食パン並みにあることから、何枚か食べると腹がふくれやすいのがデメリット。原作のように教科書や問題集をひと通りこのパンで覚えようとすると地獄を見る羽目になるだろう。
作中では、のび太がこれや他の食べ物を食べ過ぎたことで腹を壊し、全て排泄した時は覚えた内容は忘れてしまっていた*9
ジャムやバターなどを付けて食べても構わないようだが*10、「スモールライトなどで小さくして食べてはいけないのか」という疑問点もよく挙げられる。


知名度の高さ故に何度か商品化もされている他、「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」のカフェではアンキパンをモチーフにしたフレンチトーストやビーフシチューが食べられる。


●ウルトラ恵方巻き★
モチーフである恵方巻きよろしく決められた方角を向いて叶えたい願いを浮かべながら一言もしゃべらずに食べ切る(唸り声はセーフらしい)と宝船に乗った七福神が現れてその願いを叶えてくれる。一言でもしゃべると願いが叶わない他鬼達が現れて豆を投げつけられる。アンキパン同様腹に溜まる。


●クエーヌパン
これを食べると、食べ物を食べようとしてもその食べ物が口を避けるように跳ね返してしまい、どうやっても体の中に一切入らなくなってしまう。無理やり口の中詰め込んでも、飲み込もうとする前に勢いよく口から飛び出すため、物によってはそれはもう大惨事に。
本来はダイエットに使用するものだという。だが、効果時間は不明。
見た目はあんパンのようだが中身があるようには見えない。そもそも絶食するためのダイエット食品であって嗜好品ではないため中途半端に具を入れられても仕方ないだろう。


●テスト用パン
未来デパートからの試供品として一錠だけが送られてきた、腹痛を瞬時に治す薬『スグナオール』に附属する一見普通のパン。ただし、食べると激しい腹痛を起こす。薬の効き目を実感してもらうためのパンなのだが、なんとも物騒極まりないお試しセットである。見た目はふっくらとしたおいしそうなパンであり、腹を空かせていたのび太は知らずに食べてしまった。


●ハラペコおにぎり☆
おにぎり型の道具。
これを一口食べると、食べた量の数十倍空腹になる。食べれば食べるほど重度の空腹に襲われる。子供の偏食を矯正するために開発された。



【菓子類】

食べやすさ・手軽さに特化するためか、キャンディー・ドロップ型が多数を占める。特に初期のわさドラ版アニメでは自主規制により、原作で薬品型だった道具の多くがお菓子型に改変されているケースが多い。


お菓子系が多いのは、単純に児童向けの漫画であることや、初期で「薬は嫌いだ」と薬品系を拒むことがあったのび太の抵抗を減らすための配慮であると考えられる。


●イメージガム
風船ガムの道具。頭に何らかのイメージを思い浮かべながらこのガムを噛むと、膨らませた時にそのイメージの形になる。膨らませたイメージの持続時間は30分で経過するとただのカスに戻る。
実体化の自由度はかなり高く、人間より大きな物を膨らませることもできる他、上に人が乗れるなど材質も丈夫になる。のび太は家より大きなロボット(タケコプターを取り付けて飛ばした)、しずかは人間が2人分入れるサイズの城を作った。


●ウラシマキャンデー
作中ではドラミが出した。昔話「浦島太郎」に出てくる玉手箱のようなデザインの容器に入っている飴。これを舐めた後に人助けをすると、相手が恩返しをしてくれる。また、人間以外の動物を助けた場合でも同様に効果を発揮する。
おめでたい道具のように見えるが、相手は必要以上に過剰な恩返しをしようと手を尽くすため、おもてなし目的で家に招待されると最悪軟禁状態にされる恐れがある。


●うらめしドロップ
ドロップ型の道具で、容器も昔ながらのドロップ缶を彷彿とさせるレトロデザイン。
これを舐めてから眠ると体から魂が抜け、一定時間幽霊のように動き回ることができる。幽霊になっている間は障害物をすり抜けるが、物は自由に手で持てるなど都合よく行動できる。


●おすそわけガム
板ガム型の道具。一枚を人数分に分けてそれぞれが噛むと、同じガムを噛んだ者同士が食べたものの味などが分配される。
使い方は特殊だが、人の食事を「おすそわけ」してもらうことで食費を節約できるなど結構ズルい使い道もある。
なお、味の濃さも人数で割られてしまうため、食べた側としてははた迷惑だろうが。


●おそだアメ
黒飴型の道具。1粒なめるごとに10分間、自身の発する声が周囲には遅れて聴こえるようになる。
一度になめた飴の数だけ遅延時間も10分単位で増加する。
名前はのど薬「浅田飴」のパロディ。


●お助けだんご
上から順に白・の4色が刺さった串団子型の道具。誰かに追われている時などピンチの時に団子を1つずつ放り投げると、それぞれが道路に異なる状態変化を与えることで追っ手を妨害する。
白は道が大きな山のように隆起、緑は道がトリモチのようになり追っ手の動きを封じ、黄は道に落とし穴を作り、赤は道が液体のようになり追っ手を沈めてしまう。
このように食用ではないものの、作中では特に「食べられない」とも言及されていない。


●ギシンアンコ★※
原作に登場した錠剤型の道具『ギシンアンキ』の設定を変更したもの。悪魔の絵が描かれた壺入りのあんこでいかにも怪しい雰囲気を放っている。効果は『ギシンアンキ』と同一で、食べると非常に疑り深くなる。


●強力ウルトラスーパーデラックスキャンデー☆※
●強力ウルトラスーパーデラックスキャンディー★※
原作では『強力ウルトラスーパーデラックス錠』というキャンディーのような薬であったが、アニメ版では大山版・わさドラ版共にキャンディーそのものに変更されている。
食べると赤ちゃんでもウルトラ・スーパー・デラックスマン並の超人パワーが身に付くため、間違って食べると危険。
「一日一錠」の謳い文句から、時間経過で効果が切れると思われるのが救いか。
わさドラ版では効き目が「キャンディーを舐めている間のみ」と短くなっている。


●声のキャンデー
付属で録音した人物の声紋を分析し、声紋パターンをコピーしたキャンデーを製造する機械*11。これを舐めると対象の人物とそっくりな声になる。効果時間は30分。


●ココロチョコ
ハートを象ったチョコレート型の道具。一人分ではなく皆で一欠片ずつ食べるタイプで、このチョコを食べた人は最初に食べた人の思考を基準にして行動するようになる。効果時間は一日程度。
乱暴なジャイアンを皆で除け者にするために、のび太がスネ夫や町の人々に分け与え、集団でジャイアンをからかった。
欠点は、集団行動とは無関係の個人的な思考や行動までも対象者が合わせてしまうこと。のび太は「世界中の人々に食べさせて心を一つにすれば平和になる」と力説していたが、しずか曰く「大ぜいが同じこと考えるなんて、気もち悪いわ」……ごもっとも。


●CMキャンデー発射機

あなた、ぶらぶらしてるんだったら、ミニ四駆…。
なんか、へんなこといったかしら、ミニ四駆…。
草のざっそうがのびたからミニ四駆。草むしりを、ミニ四駆。


広告宣伝に使用する道具。機械の中にキャンデーがいくつか充填されており、品物の名前を言いながらこのキャンデーを発射して対象の人物に食べさせると、その人は会話中に品物の名前を何度も口にしてしまい、それを聞いた人もその品物を欲しがるようになる。
また、食べさせる対象は人間に限らず、犬などの動物に食べさせても有効。


●しつけキャンディー
瓶に詰められた飴玉型の道具。これを舐めてから迷信やことわざなどを言うと、それらが現実になる*12
本来は理屈の通じない幼児へのしつけに使われる道具。作中では、うるさく迷信を言うからと自身の曾祖母を笑い者にするスネ夫をこらしめるために、ドラえもんが曾祖母に食べさせた。
迷信やことわざは辞書にあるものや世間一般に言われているようなものでなくても構わず、「テレビの邪魔をするとネズミが出る」など都合のいいデタラメを言ってもその通りになってしまう。ある意味『ソノウソホント』並みのチート道具ではないだろうか…?


●シャラガム
板ガム型の道具。これを噛みながらある物事を決心するとガムシャラな気持ちが増幅する。あとは本人の根性次第でどんな困難も乗り越えることが可能となる。


ドラえもんが道具と偽ってのび太に出した「ただのお菓子」で、ひみつ道具でもなんでもない。プラシーボ効果を利用することにより、のび太に自力で目標を達成させた。


●しりとり変身キャンディ☆
原作に登場した『しりとり変身カプセル』を大山版アニメ化に際しキャンディ型に改変したもの。


●水中酸素あめ
『のび太と竜の騎士』に登場する飴型の道具。舐めると水中にいる間、水を分解して酸素を取り込み、水に潜りながら呼吸ができるようになる。持続時間は不明。
他の飴型道具と異なり瓶詰めではなく個包装タイプになっている。


●ダイリガム
板ガム型の道具。言わないといけないがなかなか言い出せないことを、代理として他の誰かに言わせるためのガム。
これを噛みながら言いたいことを喋り、噛んだガムのカスを対象者にくっつける。カスを付けられた人はひとりでにその言葉を言うべき相手へ向かった上でその言葉を喋ってくれる。
カスが自分自身に付いてしまった場合は、本人が強制的に喋る事になる。なお、カスは効果が終わると自動的に消滅する。


●タスケロン※
原作では錠剤タイプの薬剤型だったが、わさドラ版ではお菓子のようなデザインに変更された。作中でも「飲む」から「食べる」という表現に差し替えられている。


●超風船ガム☆
映画『のび太の太陽王伝説』に登場。 このガムを噛んだ者は、体が非常に大きく膨らむ。体内に発生した空気には浮力があり、そのまま風船のように飛び上がってしまう。作中では敵の撃退に利用されていたように嗜好品には使えない。


●動物ドロップ
瓶詰めドロップ型の道具。様々な動物の形をしたドロップがあり、食べるとその動物と同じ能力が得られる。作中ではネコ(木登り)、ゴリラ(怪力)、鳥(飛行)のドロップとその効果が描かれた。


●どうぶつにばけるキャンディー
キャンディー型の道具。これを口に含んだ状態で特定の動物に手で触れると、その動物に変身することができる。
生きた動物でなくても構わず、おもちゃや牛肉でも同様の効果を発揮する。これを活用することで実在の動物だけでなく怪獣など架空の生物に変身することもできる。


●動物変身ビスケット
「たべっ子どうぶつ」のように様々な動物型のビスケットが箱に入っている。その名の通り食べるとその動物に変身する。効果時間は5分。
「変身」と言ってもその姿はいわゆる獣人のような容姿。二足歩行のまま動くことができ、口調に動物の鳴き声が無意識に混じる点を除けば、ある程度人間の時と変わらず行動できる。また、『動物ドロップ』とは異なりその種族特有の能力を得ることはできない。
いずれにせよ事情を知らない人物に見られると騒ぎの元になるため、食べてしまった場合は効果が切れるまで人目を避ける必要がある。
原作ではネコ、ウマ、ニワトリ、サル、カエル、ウサギ、ワニ(扉絵のみ)のタイプが、映画版『ぼく、桃太郎のなんなのさ』では、イヌ、キジが、さらにわさドラ版ではライオン、ブタ、フクロウのタイプが登場した。


●なんでも信じるコ・缶入り★※
原作に登場した錠剤型の道具『スナオン』の設定を変更したもの。缶入りのお汁粉で、飲むと上記の『ギシンアンコ』の効果を打ち消す。


●熱血まんじゅう★
「炎」という字が書かれたピンク色のまんじゅう。食べると背中に炎が燃え上がり、ものすごく熱血な性格になる。
食べて熱血になったのび太を見た玉子曰く「まるでかちかち山ね…」と評していた事から、この炎は第三者からも見えている模様。
背中の炎は引火はしないが、水を浴びると鎮火し性格も元に戻る。


●のうりつチャカチャカあめ☆※
原作では「ノーリツチャッチャカ錠」という薬品だったが、大山アニメでは飴に変更されている。
飲むことであらゆる動作の能率が上がり、名前の通りチャカチャカ動ける。巨大プラモを一晩で組み立てるのに使った。
飴を舐める動作から高速化していく絵面はなかなかシュール。


●のど自慢アメ★
このアメを舐めると、ジャイアンでも美しい歌声になる。


●予知夢アメ
これを舐めてから寝ると、予知夢を見ることができる。その予知夢は的中率100%だが、風邪の病原菌を地球侵略者のように表現するなど少々演出がオーバー(あくまでのび太が見た夢の内容なので道具の効果によるものとは限らないが)なので真相を理解するのには時間がかかる。


●レインボードロップ☆
瓶入りのドロップ型道具。その名の通り7色があり、舐めると顔がドロップと同じ色に変わる。また、2つ以上の異なる色を同時に舐めた場合は顔も数種類の色になり、7色全てを同時に舐めた場合は顔の色が虹のようになる。


●ロケットガム
ガム型の道具。噛むと屁で空を飛べる。


【飲料】

●アドベン茶
西洋風のポットに入ったお茶の道具。このお茶を飲んでから外へ出ると様々なアドベンチャーを体験することになる。効果時間は一口につき5分間。当然飲めば飲むほど時間は伸びる。
その「アドベンチャー」というのも「銀行強盗に追い回される」、「鉄骨ごとクレーンで吊り上げられる」、「火災が発生したビルに入ってしまう」、「トラックの上に乗ってしまいそのままトラックが走り出してしまう」などかなりスリル満点。ただし、ドラえもんいわく「絶対安全保証つき」で、何が起きても命に危険が及ぶことはない。
のび助が夢中になって何杯も飲んでいるため、味もなかなか美味しいらしい。


●はなジュース
大きな花の形をした容器に入っている甘いジュース。長い渦巻き状のストローを使ってチョウのように中身を飲むことができる。


●変身ドリンク
飲んだ後6時間の間イメージした対象に変身することのできるドリンク。正確にイメージしないと実物とかけ離れた姿に変身してしまう。このデメリットは数本飲めば解決するが、逆に見ただけですぐ変身しまうという新たなデメリットがある。丁度というのはないのか。服は残るが、作品によっては服ごと変身することもあり、様々なタイプが存在するようだ。
亜種として6時間以内に再度飲まないと2度と元に戻れなくなる「変身ドリンクEX」がある。



【非常食・インスタント食品】

●圧縮非常食三十食ぶんつめあわせ
『探検ごっこセット』に含まれている缶詰型の道具。
どのような食品が詰まっているかは不明だが、劇場版では『カツどん入り圧縮非常食』という名称が付いている。


●コンク・フード
海底ハイキングに挑戦するのび太にドラミが持たせた非常食セット。
半ねり状態の食料がストロー付きの缶に詰められている。1缶で30食分も保つ探検家の強い味方で味や栄養面も良好。だがペースト状だと食感で好みが分かれそうではある。中身は「ハンバーグ」「カレーライス」「スープ」「コンビーフ」など。


●スーパーインスタントおぞうに
『ぐーたらお正月セット』の中に含まれる道具のひとつ。
カップ麺ならぬカップ雑煮。フタをはがすだけで温かいお雑煮が食べられる優れもの。お湯も加熱調理も不要。
もっちり感のある餅の伸びる様がなんとも食欲をそそるが、他の具は何が入っているかは不明。


●チューイングピザ
『のび太と銀河超特急』に登場した携帯食料。
マーブルチョコのような円筒形の容器に入っており、コイン程度の大きさだが一粒でおなかが膨れる。



【ペットまたは特定の生物用】

未来世界ではペットロボットの需要が現代以上に高まっている*13一方、現代と変わらずイヌやネコなどの愛玩動物も未だ人気は衰えていない模様。それは、人間ではなくペットに食べさせるためのひみつ道具が数種類製造されている点からも窺える。
また、野生の動物を手懐けるための道具や、別のひみつ道具によって誕生させた生物の餌となる補助道具も存在する。


●おかし牧草
チョコレートなどの菓子に食べさせるための缶入りの牧草。菓子をこの上に置いておくと、その菓子がウシやヒツジのように動き回るようになり、繁殖も行うようになる。
1時間以上食べさせないと元の菓子に戻ってしまい、二度と動き回らなくなる。
地面に撒くとすぐ牧草が生える『おかし牧草のたね』もあり、これで現実の家畜のように放し飼いも可能。
後述のペット用道具とは異なり、牧草なのでさすがに人間は食べられないと思われる。


●カツオブシガム
ペルシャ猫に恋をしたドラえもんがプレゼントのひとつとして用意した。おそらく鰹節の味がするガムだと思われる。


●カムカムキャットフード
キャットフード型の道具。
ネコに食べさせると、特定の人物を招き寄せる道具『カムカムキャット』と同様の能力が身につく。ただし、一匹あたり引き寄せることができる人数は3人まで。


●きんとフード
「きんとうん」の大好物で、静かな山地などに設置して誘き寄せ捕まえるためのペットフード。『ドラえもん』の世界において実在する「きんとうん」という生物は滅多に現れず警戒心が強いため、捕まえるのは至難の業とされる。


●グルメン
別名「万能ペットフード」。どんな種族の生き物にも食べさせることができるペットフード。
また、成長を促進させる効果もあり、これを食べれば食べるほど生物は早く成長する。


●元気えさ
瓶に入った、こいのぼり用の餌。こいのぼりに食べさせると、無風状態でもこいのぼりが泳ぐようになる。一度に与える個数は3つが基本で、食べさせ過ぎるとこいのぼりが元気になり過ぎて空の彼方へ逃げ出してしまう。


●すて犬ダンゴ
白いダンゴ型の道具で、1缶に5〜6個が入っている。
飼い犬を捨てる際に食べさせることで、主人の下へ帰って来られなくするための道具。現実の現代日本でも禁じられているペットの不法投棄を助長してしまっているようだが、未来の保健所は機能しているのか…?
また、人間が食べた場合でも効果があり、のび太が食べた時には家へ帰るに帰れなくなっていた。
家から遠ざかるように非常に都合の悪い出来事が連続して降りかかる他、生物の意思にまで作用するらしく、家を聞かれたお巡りさんが“たまたま機嫌が悪く”なっていたためにでたらめな方角を指示してしまった。巻き込まれ迷子の少年を見捨てた形のお周りさんの罪悪感や如何に
また家族が連れ戻そうとしても取り返しがつかず、効果を知っていて前後の経緯を知っているドラえもんでさえついに見つけ出すことは叶わなかった他の道具使え
最終的にはドラえもんが「さよならのび太」と連れ帰るのを諦めてしまうなど、さすがに不自然な結論に達してしまっているので、“探す側”の意思を歪めるのさえ効果範疇かもしれない。にしたってのび太が帰ってこない家にドラえもんだけ帰ってどうする気だろう……?
ただし、吐き出せば効果が切れる。のび太はこのおかげで帰ることができたものの、完全に消化してしまった場合はどうなっていたのだろうか…。
のび太いわく「うまそう」で、実食時にも特に「うまい」とは言っていないものの不味そうにもしていないため、人間の舌にもある程度マッチした味わいの模様。犬が食べたがるために敢えて製法にこだわったのだとすれば、結構残酷な代物である。


●トトスキー
魚用の餌でボール状。直接与えるのではなく、木の枝など魚を集めたい場所に設置する。空中を架空の海水で満たす『架空水面シミュレーターポンプ』の影響を受けるようになる『架空海水まきぞえガス』を浴びた魚が空中を泳いで食べに来るようになる。


●ペットそっくりまんじゅう
饅頭(中身などは不明だが、アニメ版では栗饅頭のように描かれている)型の道具。これをペットに食べさせると顔つきが飼い主に似るようになる。
人間が食べることもできる上に味も美味らしいが、逆に飼い主が食べるとペットの顔に似てしまう。さらに、意図せず野生の生き物に餌付けしてしまっていた場合でもその生き物の「飼い主」に認定されてしまう。
そのため、ご家庭にネズミGなどを見かける場合食べるのは推奨されない。
というかそもそも人間向けに作られていないため、よほど他に食糧がないといった状況でない限り興味本意で口にすること自体間違いなのだが…。


●ペット用魚えさ
魚などエラ呼吸をする生物用の餌。
これを食べさせると空を飛べるようになる外、地上や空中でも生きられるようになる。また、餌を手に強く握って自分の臭いを付けておくと、食べさせた時に魚がよく懐くようになる。水槽や池がなくて魚が飼えない人向け。


●桃太郎印のきびだんご
大長編や大自然を舞台にしたエピソードでおなじみ。
その名の通り昔話「桃太郎」でお供に与えた「きびだんご」をモチーフにした団子型の道具。桃のマークが描かれた袋の中にゴルフボール大のだんごが何個か入っている。
これを動物に食べさせると、どんな獰猛な個体でも即時に懐柔させることができる。知能も元より格段に高くなり、使用者の命令には何でも従うようになる。
ただし、効き目時間は長くないらしく、継続的に食べさせる必要があるようだ。
『動物くんれん屋』では30分間と明言されており、『モアよドードーよ、永遠に』にも効き目が薄れる描写がある。ただし、『ドラえもん のび太の恐竜』では少なくとも1日は効果が継続するようになっている。
人間に効くかどうかは話によって異なり、『桃太郎印のきびだんご』(エピソード)や『動物くんれん屋』では普通に効いていたが、『宇宙ターザン』でのび太が自分で食べた時は特に効果は出ていなかった。
多くの種族の動物が好んで食べるよう特殊な成分が含まれているらしく、子ゾウが牛乳を飲めるよう、きびだんごを混ぜるという応用法もある。
味は美味しく、人間に害のある成分も無いため、『宇宙ターザン』ののび太のようにおやつや夜食として代用することも可能。


●おしり印のきびだんご
ドラえもん のび太の南海大冒険』に登場した、後述の「桃太郎印のきびだんご」の類似品。パッケージに桃ではなくお尻が描かれている。
野生の動物を懐柔させる効果はない、ただの下剤
しかしひみつ道具の名に恥じず効果は超強力であり、巨大猛獣であろうと1つ食べただけであっという間に腹を下し、戦意を喪失してトイレに駆け込んでしまう程の効果と即効性を持つ。
危険な猛獣を即座に下痢撃迎撃鎮圧が可能という意味では、桃太郎印のきびだんごと効果は似ている……ということにしておこう。


南海大冒険タイアップのスペシャル回で催された、「映画で登場したひみつ道具ランキング」では無生物さいみんメガフォンほんやくコンニャクをも差し置いて1位に輝いた。なぜ。



【その他】

●おせちボックス
『ぐーたらお正月セット』の食用枠その2。
そのまんまおせち料理が詰まった重箱。のび太曰く「きんとんからかずのこまでひととおり入ってる」とのことで、定番の品々は概ね揃っておりなかなか本格的らしい。のび太も食べ終わった後は満腹になっていたことから、新年早々充足感が得られそうだ。


●鬼は外ビーンズ
節分用の豆型の道具。人に投げつけると、その人を屋内から屋外へ強制的にテレポートさせることができる。
節分の豆は歳の数だけ食べるという習わしもあるが、原作では食べた時の効果は描かれていなかった。わさドラ版では、この豆を食べると食べた本人が外に出る効果が描かれている。


●『かみの工作きりぬく本』の食べ物シリーズ
様々な紙工作を実物のように使って遊ぶことができる道具で、中には食べ物のページも収録されている。作中にはショートケーキ、ロールケーキ、煎餅、缶ジュースが登場し、いずれも本当に食べたり飲んだりすることができる。味はおいしいようだが、元は紙なので音が結構うるさい。ドラえもんたちはルールに則って組み立ててから食べていたが、組み立てる前の状態で食べられるかは不明。


●テレパしい
椎の実型の道具。これを食べるとテレパシーが使えるようになる。ただし「使える」と言っても自身の思考が全て相手に伝わるだけで、逆に相手の思考を読み取ることはできない。また、相手に知られたくない本音や隠し事なども全て筒抜けになってしまうため、かなり使い勝手が悪い。
同じく藤子・F・不二雄によるSF短編『テレパ椎』にも同名の実が登場するのだが、こちらは食用ではなく身に着けて使う道具。近くの人間の思考が読めるというもの。


●『人間機関車セット』の石炭
ミニSLのような煙突を頭にかぶり、この石炭を食べて水を飲むと蒸気機関車のように力がみなぎりとても速く走ることができる。一度走り出すとなかなか止まれなくなるのが難点。
石炭は本物ではなくそれに似せた食用である。どんな味かは不明だが、ドラえもんが「おいしいだろ」と言っている。
大山版では「石炭アメ」という名称が登場し、飴型の道具であることが判明している。少食ののび太でもものすごい量を食べているため、腹に溜まりにくい性質をしているようだ。


●福はうちの豆☆
ひょうたん型の容器に青い豆が3粒、赤い豆が1粒入っている。
青い豆を1粒食べるといいことが1つ起こるが、赤い豆『鬼は外の豆』を食べると「鬼」のように怒った者によって災難を受けてしまう。


●ミニ・ブラックホール
ブラックホールの模型。
炊飯器のような容器に一定量が入っており、棒状の道具で「ちょっぴり」だけ採取して食べることでその人の食欲を何倍にも増幅させ、人間の胃袋の限界を遥かに凌駕する効果を発揮する。
成長期なのに少食な子への対策の他、大食い競争でも無敗を誇れること間違いなし。
しかし、大量摂取すると「家ひとつを丸ごと飲み込んでしまうほど」の食欲と本人でも制御しきれない吸引力を持ってしまい、まさしく本当のブラックホールと化す。
一度摂取したブラックホールを分解するには『ブラックホール分解液』を飲む必要がある。ただし、ブラックホールの力で取り込んだものは全て一度に「排出」される。
「そもそも食べ物なのか?」というツッコミが挙がりそうだが、薬というよりは一応「食べられる道具」と言える。


●ようろうおつまみ
「養老の滝」の伝説に因んだ、ヒョウタンの形をしたおつまみ型道具。このおつまみと水を一緒に飲むと、水が酒に変わる。のび助がこれを使用した時には「上等のウイスキー」になっていたが、酒の種類別に異なるタイプのおつまみが存在するのか、その人の嗜好に合った酒に水が変わるのかは不明。


【分類不明】

本体の形状が描写あるいは詳細な説明がなされていないため、どのような食品型か判別が困難なひみつ道具。


●あめんぼう
瓶に入った棒状の道具。これを食べると昆虫のアメンボの如く水に浮かぶようになる。
その性質上、効き目が続く間は風呂に入れなくなる。作中ではジャイアンとスネ夫が大量に食べた結果、1ヶ月経っても風呂に入れず、体が薄汚れハエがたかるという不潔な状態になってしまった。


●食用うきわ*14
一口サイズのドーナツ型の道具。食べるとお腹の中で大きく膨れ、体が浮き輪のように水に浮かぶ。


●食用宇宙服
お菓子のような外観の道具。これを食べると体内で酸素が作り出され、体表に特殊な膜が現れ、生身で宇宙空間の中で活動できるようになる。


●内用宇宙服
食べると自身の皮膚が宇宙服と同様の性質を持つようになり、生身だけで宇宙空間で活動が可能となる。
『宝星』に登場するがドラえもんのセリフだけで道具そのものは描かれていないため形状は不明。わさドラ版では上記の『食用宇宙服』と同じ外観になっている。



【非食用のひみつ道具が食べられた例】

当たり前のことを言うようだが、以上に挙げた食用のひみつ道具を除く道具は、食用ではないため食べられない。
ただし作中では、ちょっとしたアクシデントや使用者が道具の使い方に対し無知だったがために、食用でない道具を誤食してしまうという描写も存在する。


どこでもドア
『雪男のアルバイト』で、ヒマラヤに住む雪男が放置されていたどこでもドアをかじって食べようとしていた。『ほんやくコンニャク』で尋ねたところ、食べたくて食べたわけではないが、ひどい空腹だったため仕方なかったとのこと。幸いドアは故障に至らなかったものの、横部分の縁が欠けてしまった。
余談だが『ドラえもん のび太の大魔境』劇場版では何とワニに食われてロスト。ああ見えて無理矢理食べようと思えば食べられる素材でできているのかもしれない。


●カッコータマゴ
持っているだけで他所の子供になれる道具。玉子の振る舞いに嫌気が差したのび太が骨川家に転がり込むが、入浴の最中にスネ夫のママがポケットに入れておいたタマゴを不審に思い外へ捨ててしまう。放り投げられたタマゴはのび太へ抗議に向かったドラえもんが飲み込んでしまい、今度はドラえもんが骨川家の子と見なされてしまうのだった。
この時は丸呑みしてしまったため味などの言及はない。


●ノビール水道管
グルメテーブルかけ
前者は地面に刺すことで地下水脈を探し出し水が飲める道具、後者は地面などに敷いて食べたいものを注文する道具。
のび太のドラビアンナイト』で、盗賊のカシムがドラえもんから奪った四次元ポケットで喉の渇きと飢えを解消するためこれらを取り出した。
だがカシム本人も手下二人も肝心の使い方が分からなかったため、水道管を吸う、テーブルかけを噛み切るなど意味の無い行動に走っていた。




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  • 音楽イモはこれでスイートポテトを作ったらどうなるのかと考えた事がある。更に言えば2000年代の小学1年生の付録本にのび太が間違えてただのサツマイモを食べてただのオナラしか出ないという場面があったり -- 名無しさん (2023-12-30 14:17:56)
  • 初動からすごくパワフルな項目で草 -- 名無しさん (2023-12-30 16:47:55)
  • アニオリであったのびドラスネの3人で百人一首大会に出る回によるとアンキパンは焼くとモチモチしててめっちゃ美味いらしい 加熱しても大丈夫なんだな -- 名無しさん (2023-12-30 19:02:33)
  • コンクフードは「のび太の恐竜」では不評だったな。非常食丸出しすぎて「味はいいのに味気ない」って感じで。 -- 名無しさん (2023-12-30 22:01:27)
  • 銀河超特急のチューイング・ピザは? -- 名無しさん (2023-12-31 00:32:40)
  • ↑思いついたのあったら遠慮せずにどんどん追記したらええんやで -- 名無しさん (2023-12-31 03:09:19)
  • ↑2それはドリーマーズランドの食品だからひみつ道具という分類とは違うかも -- 名無しさん (2023-12-31 07:35:18)
  • ↑ひみつ道具以外のものは【番外】って枠でも作ってそこに入れてもいいかも -- 名無しさん (2023-12-31 14:02:47)
  • 万能ペットフード・グルメンなんてのもあったなぁ。全部書いたら100や200じゃすまなそう。 -- 名無しさん (2023-12-31 14:39:06)
  • 一部は子供が誤飲しやすいから食べ物にするのはむしろ間違いなきもする。捨て犬団子とかとくに -- 名無しさん (2023-12-31 16:17:52)
  • ↑4ミニ虎の巻とかフワフワ銃とかがひみつ道具として扱われているし、ドリーマーズランド関係の物もひみつ道具でいいと思う。 -- 名無しさん (2023-12-31 17:30:15)
  • なぜドラえもんはペットを買えない野比家に住みながらすて犬だんごを買ってきたのか -- 名無しさん (2023-12-31 18:30:45)
  • ↑むしろペットを飼っちゃダメだから犬を捨てるようじゃね? -- 名無しさん (2023-12-31 19:06:29)
  • ↑2使わないから捨てようとしてたんだから誰かからもらったりしたんじゃないのか -- 名無しさん (2023-12-31 20:06:08)
  • 桃太郎印のきびだんごの類似品をなぜ菓子類の項目に移動・ -- 名無しさん (2024-01-01 01:34:19)
  • ↑について、動物用とは明言されてないと言われてるけど類似品なんだから元ネタの真下に書いた方が見栄えるとおもうがなぁ(作中では実際動物にしか使ってないから、動物用か動物も人間も用かはどっちにしろ証明しようがないんだから) -- 名無しさん (2024-01-09 23:49:34)
  • ツキの月ってお菓子なのかな。萩の月がパロディ元ならお菓子? -- 名無しさん (2024-01-10 00:41:40)
  • 「3分間カップ旅行」のカップ旅行セットは……カップヌードルみたいなひみつ道具だけど、食べ物ではないのでこれは除外か -- 名無しさん (2024-01-10 08:02:41)
  • アラビアンナイトの例を見る辺り、何が出てくるかは知らなくてもイメージ読み取り機能は働くんだな のび太もどっかでそんな感じの使い方してた覚えがあるけど -- 名無しさん (2024-01-10 14:00:39)
  • チューイングピザに関しては『映画ドラえもん超全集』でひみつ道具として扱われていたため入れて見ました。ほかの保存食は入っていなかったのでとりあえず今は除外と言うことで。番外項目作ってもいいかもしれませんね。 -- 名無しさん (2024-01-11 19:54:45)

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*1 無効化する手段は不明だが、作中でテレパしいを食べたのび太をドラえもんが何らかの道具で元に戻そうとする描写があることから。
*2 これは『スグナオール』の服用を前提とした道具なので当然と言えば当然だが。
*3 『動物変身ビスケット』など。
*4 『音楽イモ』、『アンキパン』など。
*5 『動物変身ビスケット』、『すて犬ダンゴ』など。
*6 『おそだアメ』、『クエーヌパン』など。この作戦でのび太が失敗したのは『おすそわけガム』ぐらいである。
*7 『ハツメイカー』の設計図を基に発明された道具だが、ここでは「ひみつ道具」として扱うものとする。
*8 ランドセルに取り付けた手のギミックにタマネギの山へ顔を押し付けられることで涙を流し、そのまま同じく手によって頭を下げられるというもの。
*9 ここが論点になる部分で「未消化だったから忘れた」のか、あるいは「ちゃんと消化すれば忘れない」のかは、作中では一応どちらとも取れる描写になっている。原作やアニメとは異なるクロスオーバー的な作品の話になるが、羽海野チカによる漫画では「一度食べれば排泄しても覚えたまま」という、後者の解釈に近い効果で描かれている。
*10 作中のラストでジャムやマーガリンの容器が置いてあることから。
*11 機械そのものを指す場合と機械が生成したキャンデーそのものを指す場合がある。
*12 例として「嘘をつくと閻魔大王に舌を抜かれる」と言うと本当に閻魔大王が舌を抜きに現れる。
*13 『タイムワープリール』など。
*14 『ドラとバケルともうひとつ』のドラえもん大事典では『食用うきぶくろ』。

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