登録日:2022/10/18 Tue 0:35:00
更新日:2024/06/27 Thu 10:43:05NEW!
所要時間:約 32 分…マーチャンのことしっかり覚えてくださいね?
▽タグ一覧
ウマ娘 ウマ娘 プリティーダービー アストンマーチャン 井上ほの花 栗東寮 スプリンター 逃げウマ 先行バ 武豊 中舘英二 不思議ちゃん (0w0#)ナズェミデルンディス!! 泣きゲー マスコット トランジスタグラマー コメント欄ログ化項目 トレーナー狂人勢 ゼロノスカード 銅像 着ぐるみ ロリ巨乳 幽霊部員 トレセン学園中等部 中等部 不滅のマーちゃん flare silent letter 忘却にて マーちゃんアラート ひへー マーちゃん マーちゃんはここにいます どやや アクトウマーチャン マーちゃん人形 辻映り 見切れ芸 マーチャンごめんね aston machan 第三の壁認識疑惑 必勝のピッチアップ 記憶に刻む足取り スピカ? トレーナーはデネブ
アストンマーチャンです。アストンマーチャン。
……ふふ~、覚えていてくださいね?
アストンマーチャンとは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:井上ほの花
モチーフ元である競走馬『アストンマーチャン』は当該項目を参照。
◆プロフィール
キャッチコピー:目指せマスコット。どこか儚い不思議ちゃん
誕生日:3月5日
身長:152cm
体重:にんじん〇本分
スリーサイズ:B86・W55・H80
靴のサイズ:左右ともに22.0cm
学年:中等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:生物観察、ダーツ
苦手なこと:口笛を吹くこと
耳のこと:イヤリングをよくなくし、今ので9代目
尻尾のこと:グッズ化したときに映えるアレンジを模索中
家族のこと:ソファで眠る母をベッドまで運ぶ係だった
ヒミツ:①モノマネが得意だけどあまり見せてくれない / ②妹のおませな恋バナを聞いてあげるのが密かな楽しみ
自己紹介:マーちゃんです。アストンマーチャン。いずれ世界のマスコットになります。その瞳でまっすぐ見ていてくださいね
キャラクターソング:忘却にて*1
決意
どうかお気遣いなく
躊躇いも恐怖心も捨てました
酷なる道も気にしません
むしろあなた達こそが
迷い怯え苦しむのです
このままでいいのか
従うだけなのか
最後まで戦えるのかと
あなた達を青ざめさせよう
それが私の決意です
2023年URA「名ウマ娘の肖像」アストンマーチャン
◆概要
画像出典:【ウマ娘 プリティーダービー】CM「Become a Legend 最速」篇
© Cygames・JRA
人々の記憶に残るために
ウオッカ・ダイワスカーレットと同期で、ニシノフラワー以来となる3歳牝馬でのスプリンターズステークス制覇を果たしたが、わずか4歳でこの世を去った快速牝馬・アストンマーチャンがモチーフのウマ娘。
2016年のプロジェクト発足当初は存在しなかったが、2021年のアプリリリースから1年を目前にした2022年2月のぱかライブTVで初登場、同時に公開されたショートアニメ中でも登場している。なお、なぜか一緒に出てきた新しいウマ娘2人の名前は11月まで明かされなかった*2。
その後長らく続報がなかったが、1.5周年目前の7月のぱかライブTVにてCVとプロフィールが公開され、同年8月の1.5周年記念ストーリーでアプリ初登場となった。
くりくりとした黄緑色の垂れ目と、身長と年齢の割に発育の良い体型を持つウマ娘で、右のサイドテールとその反対側に被った王冠が特徴的。一人称・愛称は共に「マーちゃん」(稀に「わたし」)。
実際のアストンマーチャン号も顔つきが愛らしい一方でかなりむっちりとした体形で、担当厩務員からは「(お笑い芸人の)柳原可奈子」と呼ばれていた*3こともあり、
見比べてみると特に髪型は似ている。
王冠に関しても、命名由来となったイギリスの自動車メーカーであるアストンマーティン社がイギリス王室御用達のメーカーであることが由来と推測されている。また王冠の配色も勝負服の海老色とブリティッシュレーシンググリーン*4を交互に配置している。
レースでは短距離を得意とし、類稀なスピードと、歩幅を狭くし足の回転速度を上げたピッチ走法を武器に好位からの抜け出しや逃げのスタイル。
独特なピッチ走法はレースシーンでも再現されており、ダイワスカーレットや、特に背が高いヒシアケボノ等と比較したら明確なレベルで足の回転速度が速い。
いつでもどこでも自身を模した「マーちゃん人形」を携え、カメラがあれば所構わず映り込みたがる性分。しかも無言のカメラ目線で。マーチャン!ナズェミテルンディス!!
そのせいでマーチャンを知らないトレセン学園の生徒の間では「(テレビの)画面の中から追いかけてくる謎のウマ娘」「1度目が合うとチャンネルを変えてもずーっと見えちゃう*5」というSCPめいたレベルの都市伝説扱いされたこともある。
趣味も辻映りやボイスメモ録音と少々…というかかなり変わっている。
おっとりふわふわとした彼女の夢は世界のマスコット。カメラに映り込みたがったり、ボイスメモ録音も全ては自分の存在を世界に刻み付けたり誰かに覚えてもらうための宣伝活動の一環らしく、人から忘れられることに対して非常に敏感。
体重の「にんじん○本分」もおそらく、キャラデザ繋がりでJ○Aマスコットとの公式共演ウェブ漫画等がある某サ○リオの世界的マスコットが元ネタ。
その影響か常に身だしなみは完璧。リボンは毎朝アイロンをかけているとのことだが、「いつの写真が最後になるか、わかりませんし」*6という激重な理由がある。
一見すれば映りたがり、目立ちたがりの奇行にしか見えないが、史実を知ると「自分が存在した証」を絶えず残そうとしている、とも見えなくはないため、どこか悲しさを感じずにはいられない……。
もちろん普通の趣味もあり、スパイものの映画が好みらしい*7。
実家が病院で、人の死に触れる機会が多かったためか独特の死生観を持っており、他者と関わろうとする気が薄い。
◆アニメ版での活躍
SPECIAL ANIMATION
初登場。
チーム<スピカ>の模擬レース中のシーンでやたら映り込み、しかもそのことごとくがカメラ目線というインパクトが強い、そして後に明かされる設定が垣間見える登場を果たしている。そのせいで第四の壁が見えてるウマ娘なんて言われたりもした。
SEASON3
アニメ第1話から台詞ナシのモブとして登場。
何故かチームスピカの練習に当然のように入り込んでいるが、周りがジャージの中一人だけ制服なので浮いている。そして相変わらずカメラ目線完備。
現時点でスピカの一員かは不明だが、上述の通りスピカの練習に紛れ込んでいたり、オープニングではスピカの部室にいたりと存在感抜群。
ただしスカーレットとウオッカ含め誰一人として彼女に触れないので文字通りの幽霊部員なのではと一部で噂されている。あとオープニングの作画が微妙に歪んでいるのが気になるが、注目されたいマーチャンとしては寧ろ視聴者の目を引く為に敢えて歪ませている可能性もある。
そして事情を知らない初見勢ならちょっと不気味くらいの感想で済むのだが、後述するマーチャンの育成シナリオを経験済のプレイヤーからすれば別の意味で割とシャレにならない状況を連想させるため「これ既に世界から消されかかってる?」「頼むから誰かマーチャンに話しかけてやってくれ……」など、心配の声が挙がっていたりする。
◆アプリ版での活躍
性能
バ場 | 芝:A | ダート:G | ||
距離 | 短距離:A | マイル:B | 中距離:G | 長距離:G |
脚質 | 逃げ:A | 先行:A | 差し:G | 追込:G |
2022年10月11日に☆3「Flare」として実装。初期実装25人に新衣装を含めた追加実装74人*8を含めてちょうど100人目の育成ウマ娘の節目となった。
短距離の逃げ・先行を得意とするが、マイルがBで中距離以上には手も足も出ない短距離特化型。
バ場や距離適性のほか、脚質適性もバクシン的学級委員長とほぼ一致する。マーシン、マーシン~。彼女の場合は驀進(バクシン)ならぬ邁進(マイシン)といったところか。
数が少ない短距離の逃げということもあり、継承相性が相対的にいいのはマルゼンスキーやミホノブルボンくらい。
[Flare]
この勝負服なら、ターフの上でもマーちゃんってわかりますでしょう?
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Flare]アストンマーチャン」勝負服
© Cygames・JRA
戸佐眞弓氏の勝負服「白、海老襷、海老袖」をベースに白と赤をメインに配色。
胴体部分は白、袖は赤と実際の勝負服をそのまま落とし込み、海老襷はリボンのついたたすきで再現している。
脚元はリボンのついた同色の白シューズに黒のニーソックス。よく見るとニーソの縁に太ももが乗っかっている。
ただこの白も混じり気のない白ではなく乳白色。曰く混じり気のない白は「消毒液の香りと似ていますので」ということでちょっと苦手らしい。
ちなみに衣装名の「Flare(フレア)」は、炎以外にも病状・容態の悪化などを表す言葉としても使われており、史実における末路を示しているかのよう。
あるいはカメラ用語の「フレア(レンズフレア)」ともかけているのかもしれない。
成長率はスピード+20%、根性+10%。
覚醒スキルでは「先手必勝(「先駆け」上位スキル)」と「意気衝天(「軽い足取り」上位スキル)」のレアスキルを習得可能。
またレベル4で「地固め」を習得可能なのも非常に大きい。
進化スキルでは「先手必勝」が効果がしばらくの間持続するようになった「必勝のピッチアップ」に、「意気衝天」が加速力がわずかに上がる効果を追加した「記憶に刻む足取り」に進化する。
ふふっ、マーちゃんはここにいます。
見失わないで、ずーっと追いかけてね。
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Flare]アストンマーチャン 固有スキル発動」
© Cygames・JRA
固有スキルは「Silent letter」。
発動条件と効果は「残り400mを切って前の方で詰め寄られるとファンの心に残る走りで抜け出しやすくなる」というもの。
1200mレースで絶大な効果を発揮する一方で、距離が伸びたりすると発動が不安定になったり効果も薄くなるため、競技場などでは短距離で起用するのがいいだろう。
固有演出は、マーチャンがマーチャン人形と共にこちらを覗き込むように登場し、学園中庭を駆け回るという、楽しさと共にどこか儚さも感じさせるものとなっている。
忘れられない走りになりましたよね?
育成やチーム競技場などでレースをスキップした際のカットインでは画面左側へスライドし画面から一瞬消えたのち、左端から覗き込むように両手を振って再登場という独特なものとなっている。
固有二つ名は「不滅のマーちゃん」。
取得条件は「スプリンターズステークスを勝利し、ウオッカ・ダイワスカーレットに2回以上勝利し、ファン数320000人以上で育成目標を全て達成し育成を完了する」。
スプリンターズステークスは育成目標に2回、かつどちらも1着を求められるため実質無条件だが、問題は2つ目と3つ目。
ウオッカに関しては育成目標の阪神JFと桜花賞で対決することができ、かつヴィクトリアマイルや安田記念などマイルの目標外レースにも高確率で出走するため取りこぼしてもフォローは可能。
問題はダイワスカーレットで、育成目標では桜花賞で対決する1回だけ、しかも目標外レースへの出走もエリザベス女王杯や有馬記念といったマーチャンにとって適性外のレースばかり。
URAファイナルズでも条件は満たせるため出てくることを祈ろう*9。
また、目標レースで出てくる2人は史実でマーチャンが負ける都合上かなり強く、しかもこちらがステータスを盛りにくい序盤なので、取りこぼしもかなり起こりやすい。
距離適性を持つウマ娘がランダムに登場し、かつレース出走数も自ずと増えるクライマックスシナリオでは運次第で遭遇も可能だが、
育成シナリオが排されている関係でシナリオ上で固定で対決できるぶんまでランダム化するためやはり運要素が強い。
また、ファン数32万人も短距離ウマのマーチャンにとってはハードルが高い。マイルで稼ぐにしてもかなり回数を積む必要があるだろう。
二つ名を取ることだけ考えるなら、中距離因子をガン積みするのがウオスカとの対戦回数もファン数も稼ぎやすくなるので手っ取り早い。
サポートカード
2022年10月の育成実装時点ではサポートカードがSSRどころかRも1枚も実装されていないという珍しい状態になっていたが、2023年1月20日にRとSR【添付ファイル、温めますか?】が実装されている。さらに2023年5月29日にはSSR【オートクチュール・メモリー】が実装された。
SR【添付ファイル、温めますか?】
得意トレーニングはスピード。
所持スキルは短距離・逃げに特化している。
トレーニング性能としては完凸でスピードボーナス+1に固有ボーナスの+1が重なるが、トレーニング効果は一律で5%、友情トレーニング効果もそこまで高くない。さらにレースボーナスやファン数ボーナスはいずれも0なのも向かい風。
「地固め」を持っていたり、連続イベントでは複数のスキルを入手可能だが、それを考慮してもやはり物足りなさは否めなく、「スピードタイプの地固め持ちサポカ」という特徴があるにもかかわらず騒がれていない辺り、サービス開始当初の地固めは非常に希少なスキルだったことが窺い知れる。
SRで手堅い短距離スキルに加えて地固めも確保できる因子周回要員としては有用。
SSR【オートクチュール・メモリー】
得意トレーニングは賢さ。
SR同様短距離・逃げに特化したスキルを持っている。
固有ボーナスは「友情トレーニングが発生しているトレーニングに参加した場合やる気効果アップ」であり、固有発生時のやる気効果は60。
トレーニング性能としては完凸で賢さボーナス+1にSPボーナス+1を備えており、トレーニング効果も15%と高い。
イベントを進めると確定でレアスキル「コンセントレーション(「集中力」上位スキル)」を入手可能。短距離ではスタート時の出遅れが致命的になるのに加え、コンセントレーションを手に入れるにはあげません族なうえにシナリオ友人が当たり前になって採用の厳しいSSRたづなさんを入れる、短距離育成でもSSRスタミナスズカ(しかも初期から始めた人以外は入手不可能)を入れる、グランドライブシナリオでリンク用のミホノブルボンを編成するしか無かったため、短距離育成の際には有り難い1枚となった…が、
現行のシナリオであるU.A.Fでは諸々の仕様上、これまでのシナリオと異なり賢さサポを複数入れることはまず無く、役割の被る「盤石の構え」持ちかつ非常に高いトレ性能*10を持つSSR【ミッション『心の栄養補給』】ミホノブルボンと競合するため、短距離育成においてもお鉢が回りづらい存在になってしまっている。
強みを発揮するのは自力で盤石の構えを確保できる場合やブルボン自身の育成あたりになる。コンセが貴重かつ有用なのは変わらないのだが。
個別ストーリー
……みなさんの夢は何ですか?
テレビ放送まで入った模擬レースの勝者アストンマーチャンは、スカウトを狙うトレーナー陣にこう問いかけた。
G1を勝利したい、年度代表ウマ娘を狙いたい、と口々に夢を語るトレーナー陣。しかしその問いかけに明確な回答を出さないまま、彼女はこう告げた。
マーちゃんの夢は、マスコットになることなのです。
ただのマスコットではないです。世界を股にかけたスーパーマスコットです。
あらゆる場所に出没し、あらゆるヒトの手に渡る、そんなスーパー、いえ、ウルトラスーパーマスコットがいいのです!
独特なピッチ走法に惹かれるものはあったものの、それ以上に不思議な雰囲気を発していたのだった。
そんな出会いから数日語、高架下でマーちゃんと遭遇する。
ホワホワさんはとってもホワホワですねぇ。
移ってしまいそうなくらいホワホワです。
その横にいたのは白いハト。当たり前のように話しかけているではないか。
曰く出会ったばかりの友達ということだが、そんなマーチャンの友人達を紹介されることになる。
商店街の端にいるカラスの「クロエ・ハーバード」、野良ネコの「服部忍び丸」、道端の路上を歩くアリの「アリ村」。どう見ても会話できないはずなのに、当たり前のように話しかけている。
そしてアリ村さんを連れて向かったのはウマ娘グッズショップ。マーチャンのグッズを見せたいというのだが、テレビの前で勝ったとはいえデビュー前のウマ娘。当然グッズがあるはずもなく、落胆した様子を見せる。
しかしどうやらマスコットになるという夢はかなり本気らしい。
多くのウマ娘はレースへの夢や憧れ、活躍を目指してデビューするのだが、マーチャンの場合は「マスコットになりたい」、つまりグッズ化のためにデビューというのはかなり珍しいのである。
転機は数年前、レースで活躍したウマ娘のグッズが飛ぶように売れたのを目撃したことで、「トゥインクル・シリーズで活躍できればこうなれるかもしれない」と考えるようになり*11、トレセン学園に入学したことを語ってくれる。
さらに数日後、ダイワスカーレットからマーチャンを見なかったか、と聞かれる。
聞くところによれば、学園近くの路上で死んでいた白いハト──「ホワホワさん」が死んでしまったことを知ったマーチャンは、スカーレットが一瞬目を離した隙にいなくなってしまったらしい。
変な子ではあるんです。フラフラどこかに行くのもいつもの事だし。
1人で埋葬に行ったのかもしれないですけど、でも──
あの子って、いつか急に手の届かないどこかへ行っちゃいそうな雰囲気があって、だから不安になっちゃったっていうか……。
会話する機会はあったとはいえ、そんな雰囲気は感じられない。とはいえ放っておけるはずもなく、学外を捜索することにした。
向かった先はホワホワさんと出会った河川敷。予想は的中、そこにはマーチャンがおり、目の前には墓であろう土の山があった。
たしかに多くのヒトは、亡くなると悲しんでいました。
でもマーちゃんは知っています。命は流れるものなのです。病院が教えてくれました。
マーチャンの実家は母が医者をしている病院で、そこで多くの人の命や死に触れてきたらしい。
上流から下流へ。生まれて、流れて、全て必ず海へ行くのです。
例外はありません。ホワホワさんも、あなたも……わたしも。必ず海へ行くのです。
本当に悲しいのは忘れられることです。
わたしや、あなたが、ホワホワさんを忘れてしまうことです。
だから1番重要なのは跡なのです。いなくなっても消えない跡です。
ふと、模擬レースの時のマーチャンの言葉を思い出す。
(マーちゃんの夢は、マスコットになることなのです)
ただの目立ちたがりなんかじゃない。その真意を、ふと確かめたくなるトレーナー。
君は──どうしてグッズになりたいんだ
マーチャンはその問いかけに、明日種目別競技大会に出るから見に来てほしい、としか答えなかった。
種目別競技大会当日。
好スタートを切ったマーチャンは3番手から最終直線へ向くと一気に加速、先頭に躍り出て、そのまま5バ身差のレコード勝ち。しかも落鉄してこのパフォーマンスを発揮したのである。
強烈で、鮮烈で、刹那的。
その走りに魅せられたトレーナーは、真っ先にマーチャンの元へと駆け寄っていく。
君を忘れさせたくない
君と契約を結びたい、そう言いたかったつもりなのに、口から出てきたのはそんな言葉だった。
これでは伝わらないと、きちんと言語化して伝えようとするのだが言葉がうまく出てこない。
……レースを見ていて思ったんだ
自分ならレースで深く、消えない跡を残せると。見に来てほしいと言ってきたのは、その自信の表れであったのだろう。
……レースを見ていて、あなたはわたしを『忘れさせたくない』って思った。
ふむ。ふむふむ。
テストです!あなたの目にマーちゃんはしっかり映ってますか?
本当に、しっかり"映って"いますか?
無論、物理的な意味ではない。
できるだけ広く、深く消えない痕跡を残すことが、マーチャンの望みなのだ。
しっかり映っているよ
映し続けるし、みんなの目にも未来永劫映し続けてみせると伝える。
みんなの目に、未来永劫……。ふふ、いいですねぇ、それ。
決めました。あなたの瞳をわたし専属のレンズにさせてもらいます。
いいですか、いいですね? いいということで。
それでは……改めまして自己紹介をしましょう。
こんにちは、アストンマーチャンです。……よろしくね。
育成シナリオ
育成シナリオでは多くの人の記憶に残ろうとするマーチャンの奮闘が描かれる。
マーチャンの努力に応えるべく、デビュー戦直後に手作りマーちゃん人形を配り歩いたり*12したり、マーチャン着ぐるみで町内を一周したり、果てには学園に無許可でマーチャンの銅像を建てる*13などかなりぶっ飛んだことをしつつも、トレーナーも尽力していく。
当初はトリプルティアラを目標に据えるものの、マーチャンは桜花賞でのレースを経てこれ以上の距離では主役になるのは不可能だと判断し、短距離路線にシフトしていくことになる。
そして短距離G1であるスプリンターズステークス、高松宮記念などを勝ち抜いていくことになるも、シニア級の春を迎えると共に、「春と仲良くできない」マーチャン自身の体調の変化と同時に、どういうわけかG1レースの勝利者という確かな実力者たるマーチャンのことを周囲の誰もが注目しなくなるという異常事態が生じる。
高松宮記念ではたとえ勝利しようが観客も取材陣もマーチャンをガン無視して2着以下のウマ娘しか見ていない有様で育成シナリオではよくあることって言わない、
順調に伸びていたブログのアクセス数は3月から「不気味なほどに」激減、ファン感謝祭では病欠してしまったとはいえ見回ってもそれを惜しむ声一つないほど。
…それすらも達観しているように受け入れるマーチャン、遂には誰よりも近くにいたはずのトレーナーすらもが彼女のことを忘れかけてしまうも、ふとしたきっかけでマーチャンのことを思い出したトレーナーが、消えかけているマーチャンを引き留め、再び人々から忘れられない存在となっていくために再起を図ることになる。
史実の悲劇を踏襲しつつ、まるで世界そのものがマーチャンの存在を消し去ろうとさえしている節がある*14このストーリーの流れが、美少女泣きゲーの金字塔として有名なKey作品…特にCLANNADの某ヒトデ少女のシナリオを思い起こさせるということで話題になった。余談だが、Cygamesの関わる別ゲームでは数年前にも登場早々に泣きゲーヒロインっぽいと言われ、CLANNADの楽曲をカバーした挙げ句だーまえに新曲書き下ろしてもらったキャラがいたりして。
「アストンマーチャン」単体の名前だけでなく「アストンマーチャンのシナリオ」や「Key作品」といったワードもセットでツイッターのトレンド入りしていたことからもその話題性がうかがえる。トレーナーが変なところで無駄に非常識レベルな器用さなのも往年のギャルゲ主人公あるある。
育成目標はファンタジーSから阪神JF、クラシック級はフィリーズレビューののち桜花賞を経てスプリンターズステークス、
シニア級では高松宮記念から再びスプリンターズステークスというもので、育成目標がかなり少なく、ライバル対決も桜花賞が最後になるため難易度もそこまで高くない。
しかしスプリンターズステークスはクラシック級でもシニア級でも1着を要求される。
ともあれ桜花賞以降はマイルを走る必要がなくなるためバクシン的先人に倣ってバクシン育成も可能。これこそ模範的な学級委員長ッ!
どころか、詳細は後述するが、シニア級4月以降のレースは何とネームドウマ娘すら出走しなくなる*15。野良でオグリキャップやマルゼンスキー、ダイタクヘリオスなどといった強敵が出走することすらなくなるため、育成難易度で言えばぶっちぎりでバクシンオーよりも簡単である。初心者に特にオススメ…と言いたいところだが、最大の問題はレアリティが星3であるため、入手には運が絡むこと
隠しイベントには秋華賞とシニア級天皇賞(秋)への出走があるが、素の中距離適性は最低のGとまず勝負にならない。
中距離適性因子を最大限確保し、継承で可能な限界かつギリギリ勝負になるC以上には上げておきたいところ。
なおイベントもマーチャン1着/ウオッカ1着/スカーレット1着/全員1着を逃す、の4パターン用意されている。回収の手間がすごい。
特殊実況はクラシック級スプリンターズステークスに設定されており、作戦「逃げ」で1着になると発生する。
育成目標では1着が要求されるため、作戦設定を変えたままだったりスキップしない限りは聴くことができる。
勝ったのはアストンマーチャン!
見事な逃げっぷり!
見事にスプリンターズステークスを制しました!
◆関連キャラクター
同期のライバル兼保護者。
1.5周年記念ストーリーでは、テイオーの合宿所リポート中にカメラに映り込んでいたところを2人に発見され連れ戻されている。その様子はさながら「うちの子がすみません」してる両親の構図
ウオッカは「写真たっぷり撮ってやるからさ」と気を引くための提案をパッとするくらいには性格を把握している一方で、スカーレットには「いつか急に手の届かないどこかに行っちゃいそうな雰囲気」があると不安がられている。
桜花賞後に自分の限界を感じ、短距離路線という独自の道を切り開こうとするその思い切りの良さは、ウオッカの視点だと自身の信条である「カッケェもの」だったらしく、マーチャンをべた褒めしていたりも。
また他のウマ娘に対して原則さん付けなのに対し、この2人は「ウオッカ」「スカーレット」とさん付けをせず呼んでいる。
史実でも同期。ウオッカとは阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞で2回、スカーレットとは桜花賞で1回だけ対決経験がある。
タイマン大好き、美浦寮長のウマアネゴ。
育成シナリオ中では記者に執拗に絡まれていたスカーレットの代わりをマーチャンとともに引き受けたり、マーチャンの夏バテにトレーナーより先に気づきトレーナーの重要性について諭している。
なおマーチャンは栗東寮のウマ娘である。
史実では時代が離れていることもあり接点は皆無。しかし鞍上を中舘英二に据えてGⅠ制覇を為しているという共通点がある。
中舘騎手はマーチャンの主戦ではないが、それでも目立ってピックアップされているのは中舘騎手の中央GⅠ勝利がこの2頭だけというのもあるかもしれない。
大食いイベントにて登場。
王冠型クッキーの大食い対決で、王冠は世紀末覇王たる自分にこそ相応しいと豪語するオペラオーを「聞き捨てならない」と対抗心をむきだしにしてエントリーすることになる。王者ラーメンの時もそうだが、それでいいのか覇王よ…
史実での接点は皆無だが、一応、鞍上を和田竜二に据えて勝利した(マーチャンは1戦だけだが)という共通点がある。
いつでもどこでも出力1000%の爆逃げウマ娘。
マーチャンからは「ターボさん師匠」と呼ばれており、育成イベントの一つではなぜかうどん踏み対決を申し込まれる。
史実では時代が離れていることもあり接点は皆無だが、こちらもヒシアマゾンと同じく中舘騎手繋がりで、逃げきっての重賞制覇も共通する。また『GⅠを制覇しながら人々の記憶から遠ざかるアストンマーチャン』と『GⅠを勝てずとも愛され続けたツインターボ師匠』という対比にもなっている。
カワイイカレンチャン。
同じくSNSを駆使して自分をアピールするウマ娘であり、マーチャンをして“隙がない”と言わせる強者。
ホーム会話では自撮り中のカレンチャンにいつもの見切れ芸を仕掛けようとした結果一瞬でバレたことを明かしている。しかも言い方からするにひょっとしたら一度ならず常習犯。
バレるだけでなく快く正式に2ショットまでしてくれる対応力を含めて“隙がない”のかもしれない。おそろしやカレンチャン。
また、マーチャンの誕生日トークでは、2人で「ちゃんチャン同盟」なるチームを結成している。
史実での接点は皆無だが、牝馬の身でスプリンターズステークスを制覇した同士。
そして「○○ちゃん」という特定個人の呼び名に由来した馬名*16という大きな共通点がある。
また、カレンチャンの「兄さん」の元ネタと思われる半兄スプリングソング号は、マーチャン同様現役中に病死した馬である。
とにかくでっかいウマ娘。
ホーム会話で交流があり、『マー・ちゃんこ鍋』なる鍋料理お菓子の話で盛り上がっている。
なお、ボノは「確かにお鍋で作れるしそれも鍋料理だねぇ♪」と言っているがそれでいいのか…?
史実での接点は皆無だが、マーチャンの母父とアケボノの父が同じ馬(ミスタープロスペクター産駒のウッドマン(Woodman))である。
後に判明したルームメイト。フーちゃん(二人称)とマーちゃん(一人称)。
短距離(広義)牝馬、↑の愛称が史実における関係者やそもそもの名前といった正統な由来であること、体質が弱かったり弱いどころじゃなかったりといった要素とそれが反映されたキャラ……など通じるところは多い組み合わせ。
不審者。
育成シナリオでは登場せずなんの関わりもないのだが、育成ウマ娘共通のイベントで登場。
施術が成功すると「お母さんに褒めてもらったときみたい」な感じになるらしい。
アストンマーチャンの育成時のみ、他のウマ娘と比較して成功率が上がっているとの噂がトレーナーの間で上がっているらしいので「強いウマ娘になれる~」を選ぶのもありか。
ちなみに安心沢のCVを務める井上喜久子氏はマーチャンのCVを務める井上ほの花氏の実の母である。つまりは声優ネタ。誰が呼んだかアストンカーチャン
- 両親と妹
家族構成は医師の母親を持つほか、外国車のディーラーで働いている父、そして妹が1人いるとのことで、特に妹はマーチャン曰く「あばれ妹」らしい。
元ネタとして考えられるのは、母親は馬主さんの本業が医師であること、父親は上述した通りアストンマーティン社。妹は全妹にあたるジャジャマーチャンだろう。安心沢は親族ではない
いわく、「マーちゃんを映すレンズ」。
トレーナーのほうは上記にあるように脳を焼かれ気味にあれこれ活動をし、
理事長から特別にプレゼントとお言葉をもらうほど熱心なのだが、どうにもマーちゃん側から頼りにされていないような扱いが続く。
別にマーちゃんがぞんざいな意識でいるわけではなく、むしろ接しているときに親しげなのは間違いない。
ヒシアマ姐さんにトレーナーを頼るよう諭されてもピンと来ていない様子。
これは彼女の幼少期、人格形成に関わる環境が「個人は独立した存在」であることを意識させすぎてしまったことに起因している。
自分が嬉しかろうが辛かろうが、教えてもらったことができるようになっても病院にいる/いた人々は喜びを共有している場合ではなかったり、
そもそも気がつけばいなくなってしまっていた……そんな中、悲しみよりも先に悟ってしまったのだ。“流れ”る最中、ずっと他者と同じ船に乗ることはできない、と。
マーちゃんが楽しいとき、トレーナーは楽しいのか。マーちゃんが嬉しいとき、トレーナーも嬉しく思ってくれるのか。
……そんなのはおかしい。だって、最後には誰もが一人になって流れていく。一緒にはいられない。そういうものなのに。
説得を受けて“海”から帰ってきた後、より距離が縮まり一緒にいるようになった二人は必見。
マーちゃんから見ればトレーナーのほうが「変わった人」だったのも、振り返ってみれば味わい深いかもしれない。それはそれとして銅像は置けないし撤去するね
育成シナリオでの奇行のインパクトの強さからか、二次創作では専ら着ぐるみを常時着込んで人形を配るキャラという扱いをされることが多い。顔を描かなくて済むしね。
それどころか二次創作に留まらず、遂に劇場版ウマ娘『新時代の扉』において一瞬とはいえマーチャン着ぐるみ=マーチャンのトレーナーが公式に登場してしまうという異常事態が発生。
当然ながらアプリ育成シナリオのトレーナーが明確な個人として登場するなどということは他に例が無く、マーチャントレーナーの活躍と暴走は留まることを知らない…*17
◆余談
アグネスタキオンやフジキセキなど、史実上の古馬戦線での活躍がなくifで継ぎ足されたウマ娘のシナリオは過去にも存在したが、マーチャンのシナリオはそれらとは一線を画す書かれ方をしている。
まずシニア2月前半にウマ娘で共通して発生するバレンタインイベントだが、マーチャンの布教活動に熱心なトレーナーを理事長が激励し、その後マーチャンが「誰からもバレンタインの友チョコを貰えなかった」と嘆くところから始まる。
クラスメイトには毎年クラスメイト全員に友チョコを渡していたウマ娘すらいたのだが、そんなウマ娘すらナチュラルにマーチャンの存在を忘れ、それどころか友チョコの数すらクラスメイト全員-1個(マーチャン分)の数しか作っていない。
史実に照らすとアストンマーチャン号が最後に出走したシルクロードステークスが2月12日開催。つまりその2日後のバレンタインの時点で「史実であれば退場したはずのマーチャンが、それを踏襲するかのように人々の記憶から消え始める」という予兆が示唆されている。
次に3月後半の目標レース高松宮記念。ここでマーチャンは成績の如何に関わらずインタビューはおろか誰からも声援を送られず*18、またそれまで人気だったブログも閲覧数が一桁台まで急激に落ち込むなど不可解な現象が発生する。
これは次ターンの春のファン感謝祭でも同様で、体調不良で参加を辞退したマーチャンに会えないことを嘆くファンが一人もいないことをトレーナーが訝しがる。
そしてこの春のファン感謝祭以降、マーチャンシナリオにネームドのウマ娘はほとんど登場しなくなる。
4月後半、トレーナー自身もアストンマーチャンというウマ娘の存在を一瞬忘れかけるのだが、マーちゃん人形を見たことで思い出すことができた。
これについて、アストンマーチャン号の命日が4月21日(=4月後半)であることから、ここから史実と断線したアストンマーチャンのifの歴史として書かれていると考えることができる。
そしてトレーナーが思い出すきっかけになったマーちゃん人形は史実においてどうあっても存在し得ない異物*19であるというのもポイント。
これはウマ娘マーチャンの忘れて欲しくない、仮に忘れてもいつか思い出して欲しいという願いが史実を捻じ曲げたと取ることもできる。あとノーザンテーストの血筋だからバレンタインに理事長が何かを察してわざわざ発破をかけにきたという説もある*20。
唯一、ネームドウマ娘が登場するのが「大接戦ドゴーン!」でおなじみウオッカとダイワスカーレットが鎬を削った天皇賞(秋)へ出走した場合。
単なるifではなく正史に殴り込みをかけて自らの存在を証明するという熱い展開になっている。
例えば、サイレンススズカ。
走りたい──どこまでも走り続けたいと願った彼女は、あまりの速さ・純粋さゆえに“手の届かない遠くまで行ってしまうのではないか”と危惧され、「帰ってきてほしい」と願われることで。
一瞬足の違和感を覚えても、トレーナーを思い出すことで無事に走り切ることができた。
例えば、ライスシャワー。
祝福を。そして、期待に応えて皆に笑顔を。
彼女もやはり、彼女自身の強い願いと、トレーナーとの絆で大輪の華となれた。
──アストンマーチャンはどうだろう。
彼女は「覚えていてほしい」と願い、行動することは多々あれど、
まるで自分が本当に消えてしまうような予感がありつつ、それを受け入れていてしまっていたのではないだろうか。
振り返ってみれば「覚えていてほしい」であっても「消えたくない」ではなかった。
ウマ娘、とくにアプリ版ではトレーナーとの絆が重視され、別世界の魂を受け継いで走りつつ、その未来のレース結果はまだ誰にも分からない。
……では、その時点までトレーナーとの心理的距離が遠く、別世界の魂に引きずられすぎて、未来を半ば諦めていたとしたら?
きっと他にも、我々が名前すら知らない別世界の魂は数多くあるのだろう。しかし、あくまでそれは別世界の話であって、未来の定まっていないウマ娘ではない。
きっとそれぞれにまた違った願いがあって、生きていたい想いがある。
アストンマーチャンはウマ娘として育った環境が、死というものに近すぎたことも影響しているのかもしれない。
彼女にとって消えることはごく自然なことであって、悲しみ惜しむものではないのだ。いずれ誰しもが同じところへ流れ着く。もちろん自分も例外ではなく。
そうしたメンタリティが、誰より「消えてほしくない」と願う“誰か”の想いに触れてほんの少し、でもとても大きく運命さえ変える──ウマ娘アストンマーチャンの物語は、そんな“流れ”だったのかもしれない。
なお、00年代の往年のギャルゲ・エロゲに慣れ親しんだ30代以上のヲタクからはかつての泣きゲーらしいシナリオが評価されている一方で、そうした文化に馴染みのない若年層・ライトオタ層からは「なんだかホラーっぽい」「ゼロノスっぽい」という評価もされている。これがジェネレーションギャップというものか……
一家に一台、マーちゃん人形。追記も含め、修正をお願いします。
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*2 キャラクターデザイン公開の時点で、サトノクラウンとシュヴァルグランが有力な説だったが、正式発表で予想通りその2頭、もとい2人であることが明らかになった。
*3 おそらく「ヒミツ」の元ネタ
*4 自動車の外装色の一つ。アストンマーティン社を代表する色
*5 最長1週間連続
*6 ウマ娘名鑑にて制服に衣装を設定しタップした時の台詞
*7 アストンマーティン社が、007シリーズに登場する「ボンドカー」として頻繁に用いられていることが由来と思われる
*8 メインストーリー配布の☆3スペシャルウィークを含む
*9 G2やG3のランダム出走枠に出現する可能性もあり、かつ人選もある程度史実に即しているため、シンザン記念やローズSなど史実での勝ち鞍や出走歴を辿ると遭遇する可能性はあるが、逆に言うと魔改造無しで挑戦できるのはこの2戦くらいしかない
*10 SSRアストンマーチャンを完全に上回っている
*11 一時は炎上商法まで考えていたらしいが、「アクトウマーチャン」にはなりたくないとのことで却下
*12 トレーニングの際もベンチにマーちゃん人形は準備しており、見に来た人がいたら対応してほしいと頼まれる。
*13 素晴らしい銅像ですね。……それはそれとして。少し、理事長室へおいでいただけますか?
*14 スカーレットやウオッカですら、高松宮記念後から再起までの間、一切話に絡んでこないあたりもこの異常性を際立たせている。この2人なら「レース勝利後に誰もマーチャンを称えない」なんて場面を目にしたら怒りを露にしそうなものだし、実際この作品ではそういう流れがよくあるのだが…
*15 ヴィクトリアマイルや安田記念などに出走するウオッカ、天皇賞(秋)や有馬記念などに出走するダイワスカーレット、エリザベス女王杯に出走するカワカミプリンセス、及びクライマックスシナリオは除く
*16 マーチャンは馬主さん本人の愛称、カレンチャンは馬主の娘さんの愛称由来
*17 「マーチャンの着ぐるみというだけではマーチャンのトレーナーと断定できないのでは?」という反論もあるが「あんなのを着て学園内を徘徊する異常人物が他にいるわけがない」という更なる反論を返されるのがお約束化している。
*18 この時声援を送られている伏字のウマ娘は本来の1着であるファイングレインや2着キンシャサノキセキと文字数が一致する。翻って史実のレースは認識されている。
*19 JRAの公式グッズ化はおおまかな目安のひとつとしてGⅠ2勝以上がある。アストンマーチャンはスプリンターズSの1勝のみなためこの条件を満たしていない。
*20 アストンマーチャンの父アドマイヤコジーンの母父がノーザンテースト。
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