登録日:2020/10/30 Fri 01:48:56
更新日:2024/05/23 Thu 11:02:58NEW!
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画像出典:ウルトラマンZ(2020年6月20日~) 第17話「ベリアロク」より
©円谷プロ、「ウルトラマンZ」製作委員会・テレビ東京
幻界魔剣ベリアロクとは、『ウルトラマンZ』に登場するアイテム兼キャラクターである。
CV:小野友樹
概要
初登場は第15話「戦士の使命」。
宇宙の穴ともいえる[[虚空怪獣グリーザ>グリーザ]]にウルトラマンジードが融合されかけた際、グリーザに内在する「宇宙の穴を縫う針」が朝倉リクのベリアル因子と融合・変質した事で誕生した新たな針。
デルタライズクローにチェンジしたウルトラマンゼットが武器として使う。
また、剣でありながら明確な自我を持ち、喋る事が出来る。
最大の特徴はエクスラッガーに似た片刃の短剣の柄頭にウルトラマンベリアルの顔が丸々くっ付いたインパクトの塊みたいなビジュアルで、
仮面ライダー電王の「デンカメンソード」や仮面ライダージオウⅡの「サイキョーギレード」などを思わせる。前者にあやかって「殿下面ソード」なんてあだ名も*1。また、地面に突き刺さった剣を抜こうと悪戦苦闘するシーンから一部では「無理だ!普通のウルトラマンには魔剣は抜けない!」とも言われている。
ちなみに言葉を発する際には目が黄色く光り、腹話術の人形のごとく口がパカパカと開閉する仕組みになっている。
情報公開当初は、そのインパクトが強すぎる見た目とデルタライズクローのフォームチェンジにベリアルメダルが使われていたことから大きな話題となり、
ファンの間で「ベリアルメダルの力によって誕生した武器」もしくは「剣に転生したベリアル本人」など様々な考察がされ、または「過労気味のヒカリがとち狂って生み出した産物」とまでネタにされていた*2。
性格
一人称は「俺様」。
ベリアルの頭そのままな顔や同じ声をしているものの、それはジードのベリアル因子が影響したためであり、実際はベリアルの悪意や記憶等は引き継いでいない全く別の存在である。
ただし、リクと同じベリアル因子から生まれた存在でもあるため、謂わばジードや『ウルトラマンタイガ』第23話に登場したニセウルトラマンベリアルの兄弟・分身とも呼べる存在である。
ベリアル本人のような野心や悪意こそないものの、常に自分にとって刺激的な相手を斬る事を求めており、自分が認めた者にしか力を貸さない傲岸不遜かつ気分屋な性格。
気が乗らない場合は自身の質量を超重くして自分から地面に突き刺さって物理的に抜けなくなるため、ベリアロクとの相互コミュニケーションは必須となる。
おまけに無理矢理抜こうとしても「俺様の使い手は俺様自身が決める」と強情を張って抜かせようとせず、触れようとしただけでも赤い稲妻を発して触れさせようとしない。
そうして、毎度誰かが自分に触れようとする際には上記の如く「俺様を手にして、お前は何をする?」と問いかけ、納得のいく答えを出した者にのみ自分を使わせている。通称「デスシウム面接」
しかも、たとえ自分を使って悪事を働こうとする宇宙人だろうと、興味に惹かれれば1番気に入っているナツカワ ハルキの元を離れてその人物の元に行ってしまう厄介さもあり、完全に制御する事は不可能となっている。
このように何かと面倒くさい性格ではあるものの、裏を返せば「認めた者には自分が出来る限りの助力を惜しまない」という事にも繋がる。
実際、ハルキが人質を取られて攻撃できなくなっている際には自分の力でそれを救う事を約束しており、言葉通り見事救って見せた。
そういう気難しい面は、ある意味ではベリアルの傲慢さ・ワガママっぷりや、リクの強情な部分などを色濃く受け継いでいるとも云える。『列伝』時空の陛下に近いと言えば分かりやすいか?
あくまでも武器として見ているゼットに対しては初登場からしばらくの間は「お前には聞いていない」と冷たくあしらう一方で、礼儀正しく接するハルキに対しては「行くぞ、ハルキ!」とバディのように声を掛ける辺り、気に入っている様子である。
第18話のカオリとケムール人を分離させる時のように、片っ端から斬り刻まないようなシチュエーションでも文句一つ言わずハルキの要望に応じている。
上記の一件から物語終盤にかけて、ハルキが「命を守るための戦い」を実現出来るようになったのは、ベリアロクの寄与するところが非常に大きい(詳細は後述)。
だが、終盤に入ってからはゼットの事も認めるようになっており、好感度はハルキの方が高いが現在はゼットを「本来の持ち主」と認めている。
特性
普段は異次元に身を置き、保有者がゼットである限りデルタライズクローへの変身に連動して顕現する。その性質からウルトラゼットライザーが作るインナースペースへと苦も無く出入りが可能。
サイズは自由に可変可能であり、人間が持てるようなサイズにもウルトラマンが持つに相応しいサイズになったりする。
対グリーザ特攻武器なため、グリーザの実体を捉えてその肉体を直接斬り裂けるだけでなく、口で敵の光線を吸い込み吐き出す形で跳ね返せる。
また、空間を切り裂いて異次元に繋がる穴を開いたり、何らかの形で一つに融合しているものを分離させる事も可能。
後頭部付近にあるスイッチを押す事で目から炎のようなエフェクト共に「フン!」「ヌゥア!」「ハァッ!」というやたら気合の入ったドスの利いたシャウトを出し、押した回数に応じた技を繰り出す。
ただし、『Z』本編の時期では存在維持のためにデルタライズクローの力が必要なようで、デルタライズクローの変身が解けてしまうとベリアロク自身も消失してしまう。
ゼットが成長した『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』の時期でも基本的にデルタライズクローへのタイプチェンジに合わせて出現するが、その後消失するリスクはなくなっている。
また、根本的にはエクスラッガーと同質の存在であるため、その性質である「願いを形にする」という部分は受け継いでいるが、ベリアル因子の影響でその性質が「斬る」ことに固定されている。
このため、「斬る」以外の方法で「願いを形にする」ことは出来ないが、逆に「斬る」ことについてなら何でもできるという一点特化型の剣となっている。
技
- デスシウムスラッシュ
フン!ヌゥア!ハァッ!
デスシウムスラァァァァァッシュ!!
ベリアロクのスイッチを3回押す事で発動する、ベリアロクを用いた技の中では最大の威力を誇る必殺技。
刀身に光と闇のエネルギーを込めた紫色の光を纏わせ、「Z」の字を描く斬撃を叩き込む。
斬るだけではなく、エネルギーをドリルのように収束させ、突撃しながら穿つ使い方もできる。
- デスシウムファング
フン!ヌゥア!
デスシウムファァァァァァング!!
ベリアロクのスイッチを2回押す事で発動する技。
ベリアロクから巨大なベリアルの頭部を射出して対象を丸呑みにして噛み砕き、敵を粉砕する。ご賞味ください、奴の身を!
- デスシウムクロー
フン!
デスシウムクロォォォォォォォ!!
ベリアロクのスイッチを1回押す事で発動する技。
蠢く爪のようなエフェクトを発生させ、伸ばして敵を攻撃する。
地上では地面に突き立てて発動することが多い。
第20話では攻撃ではなく拘束の目的で使用し、M1号の動きを封じた。
来歴
◆第15話「戦士の使命」
ジードがグリーザに吸収されている間に自身のベリアル因子を基に誕生し、ゼットとハルキによって取り出されてしまう。
しかし、ベリアロクは「俺様は斬りたい時に斬りたい物を斬る」と一方的に宣言。地面に突き刺さって抜けなくなってしまう。
ゼットが「速やかに抜きやがりなさいよぉ!!」と叫びながら力ずくで引き抜こうとしていたが、ハルキはベリアロクをこれから戦っていく仲間として受けいれ耳元で大きな声で挨拶。
その後はグリーザという宇宙の穴を一緒に斬る事を説得されたところで「宇宙の穴か、面白い!斬ってみるか!!」と同調し、ハルキに使われることを許す。
その後は3人の意志が一つになった事で放たれたデスシウムスラッシュで見事グリーザの撃破に成功した。
◆第16話「獅子の声」
強制的にメツボロスに強化された影響で苦しむホロボロスを救って欲しいというユカの願いに応え、変身したデルタライズクローによってデスシウムスラッシュを放ち、メツボロスを撃破した。
ちなみに自分が斬りたいものにしか興味がないベリアロクだったが、この時は「しょうがねぇな、俺様が終わらせてやる」と呟き、
ホロボロスを斬る事よりも介錯する事を前提にそう考えているようにも見えるなど、ベリアロクなりの温情を見せるかのような演出が目立った。
◆第17話「ベリアロク」
メツボロスを倒した直後に現れたバロッサ星人(二代目)が現れベリアロクを「宇宙の宝」として狙い襲ってきた。
するとベリアロクはバロッサ星人とゼットが戦っている途中に突然稲妻が走りまたしても自身を地面に刺す。
俺様に手を触れる前に一つ訊く。俺様を手にしてお前は何をする?
ベリアロクは自身を狙うバロッサ星人に「自分を手に入れて何をするか」を尋ね、
「邪魔する者はぶった斬り、宇宙の全てを手に入れる」という回答を得ると、それに興味を示し、バロッサ星人をも新しい主と認めてしまう。
しかし、ゼットとの戦いの最中に「お前の攻撃はつまらん」と機嫌を損ね、重くなってバロッサ星人の手を離れた後、飛び去ってしまう。
その後は人間サイズまで小さくなって獅子ヶ丘町のどこかに刺さっており、そこを等身大になったバロッサ星人やハルキに発見されるも、2人の争奪戦を無視する中、
そこにやって来た[[トゲトゲ星人ジャグラス ジャグラー>ジャグラス ジャグラー]]が申し出た蛇心剣との手合わせを買い、使えるなら何でもいいとしたバロッサ星人を仮の主として斬り合いを繰り広げる。
その中でジャグラーの太刀筋に対し「フハハハハ!その太刀筋、光か!?闇か!?」と評していた。「えっ?何て?」
やがてバロッサ星人は歴戦の剣士であるジャグラーに押され、最後は新月斬波を受けてその手から離れたベリアロクは自身に触れようとするジャグラーにも同じ問いをする。
俺様に手を触れる前に1つ訊く。俺様を手にしお前は何をする?
はいはい、さぁてどうしたものか…。
俺はこの宇宙がどうなろうと関わりないし、闇だの光だのにも興味はない…。[[「風の吹くまま気の向くまま」>クレナイ ガイ]]さ。
当てのない旅か…。
だが…斬ってみたいヤツらはいる。
「あてのない旅」としつつも、その答えを面白いと見做し、今度はジャグラーを持ち主と認める事態に。
その後はゼット アルファエッジとバロッサ星人の戦いをジャグラーから姿を変えたヘビクラ ショウタと一緒に観戦しつつ、
ナカシマ ヨウコが駆るウインダムを人質に取られて攻撃が出来ず、押されっぱなしのゼットに対し「良い気になって攻撃してるヤツには必ず隙ができる」「アイツらはそれを待っている」と肩を持つような言葉をこぼしている。
そして、動揺から生まれた一瞬の隙を逃さずバロッサ星人を殴り飛ばし、ウインダムの拘束を外した様子を見たベリアロクは愉快そうにこう笑った。
お前の旅も面白そうだ。だが俺様はもっと面白い奴の所へ行く。
あっ?
安心しろ、お前のことは黙ってておく。その方が面白そうだ…。
そう言ってヘビクラの元から離れて再びハルキ達の元へ戻ってくるが、簡単に触れさせようとせず、またしても同じ問いをハルキに投げかけた。
……分かんない。
俺達に何が出来るか、全然分かんない…分かんないけど!
俺達に……力を貸してください!!
フハハハハ……未熟!お前らは本当に未熟だ…。
…だからこそ、いつか大きくて面白い物を斬るかもしれん。それを見てみたくなった…。
さぁ、俺様を手に取れ!
ありがとう…ベリアロクさん!!
「何が出来るかは分からないが、力を貸して欲しい」と曖昧だが、まっすぐな思いをぶつけるハルキに、
今は答えの出ない未熟者であるからこそ、幾らでも面白くなりそうな可能性や未来がある事に興味を示し、ベリアロクは改めてハルキを認め再び手に取る事を許す。
その後はデルタライズクローに変身したゼットによって必殺技・デスシウムファングをお見舞いしてバロッサ星人を撃破。
バロッサ星人の『大海賊、地球に死す』という最後の言葉に対して「散り際も面白くないヤツだ」と呟いていた。
ハルキがベリアロクにお礼を言うも、斬りたい時に斬りたい物を斬るというスタンスを変えず「余韻を台無しにするな」と別次元へと消えていってしまった。
「何て奴でしょう…」
◆第18話「2020年の再挑戦」
終盤、カオリと一体化しているケムール人を倒せずにいるハルキの姿を見かねて登場。
自分の目から放つ光線でカオリとケムールを分離させようとするが、融合の強度が強く失敗。
しかし諦めず、物理的に斬り裂いて二人を分離させることを決める。
その事について不安そうにするハルキに対し「俺様を信用しろ!」と一喝する。
結果的にデスシウムスラッシュでケムール人は倒され、カオリも下半身不随という重傷を負いながらも命に別状なく生還した。
◆第19話「最後の勇者」
バラバに対して目から放つ光線で先制するが、直後に頭部の剣に弾かれロイヤルモフモフビルに突き刺さってしまう。
回収しようとした隙にゼットがバラバに捕らえられてフルボッコにされ、ダメージを負い過ぎたゼットのフュージョンが解除されてしまったのでビルに突き刺さったままフェードアウト。
◆第20話「想い、その先に」
出て早々人工生命M1号に斬りかかろうとするが、ゼットとハルキに止められ、不本意ながら動きを止める為にデスシウムクローを発動。
M1号を拘束すると同時に「動くな」と脅しつけて完全拘束に成功した。
◆第21話「D4」
巨大なマザーケルビムに臆する事なく「面白い、斬らせろ」と暫くまともに斬れなかったせいかノリノリで戦闘開始。
刀身を伸ばしたデスシウムスラッシュでマザーケルビムを撃破した。
◆第22話「それぞれの明日」
登場と同時にファイブキングの光線を切り裂くが、ファイブキングが既に倒した事のある敵だと知ると即座にやる気をなくして地面に突き刺さる。
ゼットは放置してファイブキングと交戦に入ったのでしばらく放置されるが、ヨウコの載るセブンガーが足のバランサーに異常が出て膝を付いた際に発見。
手にしたセブンガー(ヨウコ)に対していつものように問い掛けるも、ベリアロクが生まれたばかりで枯れ専センサーに反応しなかったのか「黙って力を貸せ」と単なる武器扱いされ、[[「お前が俺様を使うなど、二万年早い!」>ウルトラマンゼロ]]と機嫌を損ねる。
…しかし、
どうせ口だけであいつを斬る事なんか出来ないんでしょ?
フン…話にならん。
ほーら、そうやって逃げる。
くだらん!見ていろ!
そうこなくっちゃ!
…と、上手い具合に乗せられてしまい、力を貸す事に。ちょろい
最終的には不調の足の代わりとしてレッグキャリアーに乗ったセブンガーによるすれ違い様の一撃「セブンガー波乗りスペシャルスラッシュ」(byヨウコ)にてバロッサ星人(三代目)を撃破した。
挑発に乗った形であったが、意外にもベリアロク的にはご満悦だった模様。
◆第23話「悪夢へのプレリュード」
登場早々怪獣5体が入り乱れると言うピンチにも拘わらず、「面白い状況だな」とご機嫌な様子を見せていた。
光剣を発生させたゼットライザーとの二刀流でキングゲスラとタッコングを攻め続け、隙を見てデスシウムクローでキングゲスラを、デスシウムファングでタッコングを攻撃。
凶々しいエフェクトではあったが、ハルキに応じて手加減をしたのかそれとも浄化技としての側面もあるのか、
2体とも死なせる事なく、興奮状態が覚めた彼らは大人しく住処に戻っていった。
◆第24話「滅亡への遊戯」
キングゲスラとタッコングを退けた後はどうやら早々に帰還していたらしく、ファイブキングとゼッパンドンが戦っている様子を見て「斬らせろ」と再度出現。ファイブキングには興味はないと言っていたが、その場に斬った事のないゼッパンドンが居たからだろうか…?
ファイブキングに斬りかかるものの、既にカラータイマーが点滅するほど消耗していたゼットがファイブキングに捕らえられて倒されると同時にフェードアウト。
その直後、ベリアルメダルを寄生生物セレブロに奪われた為にデルタライズクローにウルトラフュージョン出来なくなり、同時にベリアロクも使用不能になった。
◆第25話「遥かに輝く戦士達」
何とか取り返したベリアルメダルでデルタライズクローに変身し、デストルドスと戦おうとしたゼットの前に「また面白い奴と戦ってるな。俺にも斬らせろ」とゼットにぶつかりそうになりながら出現。「うっわ危ねぇっ!」
接近しつつデスシウムクロー・デスシウムファングで攻め立てて斬りかかるものの、デストルドスに弾かれてしまう。
しかし、バラバの一件で学んだのかこのタイミングで一度帰還していたらしく、デストルドスが主砲を再生してデストルドD4レイを放って来た際には再度召喚され、デストルドD4レイを吸収しようとした。
「フンッ!お前らこんなモンか!」とゼットとハルキに発破をかけていたが、相応にヤバい状況だったらしく、「色々と面白い物を斬った。楽しかったぜ…」と遺言めいた言葉を残してデストルドスの主砲に特攻。自分ごと主砲を破壊し、窮地を脱した。
本人ではないとはいえ、見方によってはベリアルが自分を犠牲に光の国のウルトラマンと、そのウルトラマンに融合した地球人を救ったシーンとも言える。
俺様は不死身だ。
それにお前らと居ればまだまだ面白い物が斬れそうだからな。
とかなんとか言ってたらちゃっかり生きてました。そんなとこまでベリアルと同じにならなくても……
デストルドスを倒し、ハルキと共に地球を去るゼットの前にまたもやぶつかりそうになりながら出現。「うぉぁ危ねえって!!」
最後は3人一緒に宇宙へと旅立っていった。
ゼットが当初「3分の一人前」と評されていた事を踏まえると、ラストシーンでは「ゼット・ハルキ・ベリアロクの3人が揃って一人前になった」とも取れるだろう。
ついでに詳しい理屈こそ不明であるものの、この時はオリジナルのゼットの手に現れている。
デルタライズクロー以外の形態でも使えるようになったのか、或いは案外ベリアロクが現れたい時に現れているだけなのか……
なお、ゼロ師匠は後に『ウルクロZ』でゼットが変な剣を手に入れたと知り、不愉快そうな反応を見せていた。まぁ、ベリアルの事なんて少なくとも良い思い出じゃないからね
客演での活躍
『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』
ギナ・スペクターとの戦闘中に呼び出されるがハルキが不在だった為、ゼットの手を離れ、同じ匂いのするジードの手に渡った。
ウルトラマンレイガに合体するためジードが消えるとゼットの手に戻ったが、ベリアル アーリースタイルに奪われ、声を気に入られてそのまま持ち去られた。
それからしばらくの間、自分と似た存在であるベリアルを試すためにいいように使われていたが、惑星ブリザードにおけるゼット&ジード戦で心境が変化。
しばらく使われてやったが……お前はつまらん。
なんだとォ!?
お前とは似た存在の俺様だからわかる。お前の心の奥底には……
何ィ……!?黙れッ!!俺の何がわかるってんだ!!
八つ当たり気味にベリアロクを振り回すベリアルに見切りをつけ、最終的に「本来の持ち主」であるゼットの元に帰還した。
そして「本来の持ち主の意地を見せてみろ」と自身の闇の力を与えてデルタライズクローをデスシウムライズクローへと強化させた。
『[[ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA>ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA]]』
第7話「インター・ユニバース」にて登場。
冒頭ではバロッサ星人を追いかけるデルタライズクローが手に持っており、いつものように「まどろっこしい。サッサと斬らせろ!」と言っていた。
その後、ブルトンが生み出した四次元空間ではぐれてしまうが、わざわざ次元を超えて探しに来てくれたらしく、ウルトラマントリガーのいる地球でゼット オリジナルがバロッサ星人と戦闘していると突如として出現。今回もやっぱりぶつかりそうになっていた。
急に別次元に行くんじゃねえ!探しただろうが!
すいません!
その後はウルトラフュージョンが使えないゼットの武器としてバロッサ星人と戦い、
最後はベリアロクがデスシウムクロー、トリガーがゼペリオンクローインパクトを立て続けに放って星人を撃破するのであった。
気まぐれで尊大な態度を取っているが、しっかりと2人の面倒を見ているため、視聴者からは「一番若いベリアロク*3が保護者になっている」と評されている。
続く第8話「繁殖する侵略」では戦いが終わってからまたもやぶつかりそうになりながらハルキの手元に出現。
おい、飽きたしもう帰るぞ。
帰るって言ったって…どうやって…
俺様が次元を切り裂けばどうとでもなる。
タイミングも良いのだが、それよりも相変わらず尊大な性格とは裏腹に器用で面倒見が良い剣であった。そしてこのタイミングでウルティメイトゼロが度々使う時空移動も可能である事が本人からしれっと語られた
『ウルトラマントリガー エピソードZ』
パゴスを倒すためゼットと共に登場するが、「後は任せる」という発言と共にゼットの下から離れる勝手気ままな姿を見せた。
しかし、どうやらハルキに取り憑いていたセレブロに利用されないように隠れていたらしく、終盤でハルキが元に戻ると「やっと元に戻ったか」とゼットの下に帰還。
イーヴィルトリガー打倒後はセレブロをストレイジに送り返すべく、ハルキ達と共に元の次元に帰っていった。
なお、ハルキの話によれば『トリガー』の世界での騒動を察知したのは彼の模様。
余談
- エクスラッガーとの関係性
同じくグリーザと戦ったウルトラマンエックスが使うエクスラッガーとの関係性は不明ではあるが、グリーザを倒した切っ掛けとなった事や、形状がほぼ同じという点から、エクスラッガーも『宇宙の穴を縫う針』に当たる存在なのではないのかと考察されている。
ただ、エクスラッガーは『ウルトラマンX』のグリーザと、エックスが太陽系に来る前から地球に存在していた完全に出自不明の代物なので、現状では憶測の域を出ない。
- ジードとの関係
ベリアロクはジードの分身と上述したが、ベリアロクはジードのベリアル因子=リクの遺伝子で生まれた事から、ネタ混じりに「ジードの息子」などと言われる事も。
また、このネタの延長線上として「因子の元となったリクはベリアロクの父親」「自身が生まれた場所でもあるグリーザは母親」「抜いたゼットは助産師」などと呼ばれる事もあるとかないとか……。
- デスシウム歯磨き
DX玩具版ではランダム台詞の中に「寝る前はこれだ!デスシウム歯磨き!」というパワーワードが含まれており、「ベリアル陛下が歯磨きするのか」「口の中ズタズタになりそう」などとネタにされた。
ウルトラマンと歯磨きといえばウルトラマンゼアスだが、ゼアスとベリアロクには「ゼアスの予備スーツを改造してベリアル アーリースタイルのスーツが作られた」というちょっとした接点がある。
また、野菜にも興味を抱いたり、時期が時期だったからか「俺様に触れる前に手を洗え」という台詞も収録されている事から「教育的な剣」と言われている模様。
- 名前の由来
前述の通り、名付けられたり自分から名乗ったりするシーンが無く、命名経緯が不明のため、劇中における名前の由来は不明。
一方で設定上の由来としては、視聴者からは「北欧神話における神々と巨人の最終戦争『ラグナロク』にちなんだもの」との説が有力視されている。
有力視されている要因としては、『FINAL FANTASYシリーズ』などで剣の名としても使われている事も一因か。
ちなみに企画段階の仮称は「ベリアルクローブレード」というそのまんまなネーミングだったらしい。
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▷ コメント欄
- 闇落ちする前のベリアルも、ベリアクロみたいに荒っぽくて気分屋だけど面倒見がいい奴だったのかな? -- 名無しさん (2020-10-30 02:00:43)
- >正確には{ウルトラマンジードの息子にあたる いや当たんねぇよ何言ってんだ、ファンがそう言ってるのは分かるけど公式設定みたいに書くな -- 名無しさん (2020-10-30 04:26:35)
- ファンにあくまでネタとして息子的なものとは言われてるけどちゃんとそう書かないと。その下のくだりは呼ばれていると書けているのに何故そっちは断定形なのか… -- 名無しさん (2020-10-30 05:28:19)
- 言うほどベリアル関わり深いか? -- 名無しさん (2020-10-30 06:34:23)
- デスシウム歯磨きはアウトレイジの村瀬みたいになりそうで怖いな -- 名無しさん (2020-10-30 08:17:30)
- いずれくるハルキとゼットの別れの際にどうなるのかが気になる。現状だとハルキに興味ありで、ゼットには興味なし状態だからな -- 名無しさん (2020-10-30 09:11:25)
- プレバン限定で発売されたら台詞100個くらい収録されそう -- 名無しさん (2020-10-30 09:25:15)
- ↑2 なんかゼットの扱いが主人公の前フリに出てきて薄っぺらい正義感で本質から外れた空回りばかりしているヒーロー志望のかませ脇役みたいで悲しい… -- 名無しさん (2020-10-30 09:36:11)
- デスシウム歯磨きが今後出てくるとしたら虫歯怪獣でも相手にするんだろうか。 -- 名無しさん (2020-10-30 11:28:52)
- 散々「さらし首」だの「光の国の論理感を疑う」だの「財団Bに脅されて…」だの言われてたけど、蓋を開けてみればベリアルとは言うほど関係なかったね。 -- 名無しさん (2020-10-30 12:32:54)
- 白虎真剣が出ない辺り時代を感じる -- 名無しさん (2020-10-30 14:33:10)
- ↑4 14話でもハルキの決意にゼットが関わってなく、ゼットがハルキの決意表明を聞いただけだし、バディものとしての描写がおざなりだよね Z好きな作品だからとても残念だ -- 名無しさん (2020-10-30 14:40:02)
- ダークリングに引き続きジャグさんを選んだうえで別の存在の元へ向かったアイテム。やっぱ蛇心剣しか信用できないわ… -- 名無しさん (2020-10-30 20:23:51)
- 陛下御自身ではないとは言うが、その我の強い性格からハルキ・Zの足を引っ張るのでは…?とか心配してたが、ケムール人の件を見るに意外と物分かりの良いやつっぽい。 -- 名無しさん (2020-10-30 21:29:52)
- ロクは最初デルタライズクローの元のゼ「ロ」とリ「ク」かと思ってた -- 名無しさん (2020-10-30 23:42:35)
- 100回記念とかの陛下が味方化したみたいな奴だなと思ったら記事に書かれてた。 -- 名無しさん (2020-10-31 05:57:05)
- 今日の話でゼットの手元から飛ばされた後戻ってきたりしてない辺りからして、もしかして「未熟なハルキたちが苦戦すること」も楽しんでたりしない? -- 名無しさん (2020-10-31 15:54:36)
- ↑6 ルーツが少しだけ明かされたのを皮切りにして、ゼット自身の成長等含めた話は今後進んでくんじゃないかね -- 名無しさん (2020-11-01 00:07:38)
- 次回MC担当…ま~た列伝じみてきたwww -- 名無しさん (2020-11-01 00:33:35)
- 基本的に素直なやつが好きな印象が強い -- 名無しさん (2020-11-01 00:46:08)
- 必殺技発動時のシャウトはキングソードの「アン!ドゥ! -- 名無しさん (2020-11-01 09:19:35)
- トロワ!」を思い出す。 -- 名無しさん (2020-11-01 09:20:11)
- ケムール人からカオリさんを分断することができたのはエクスラッガ―と同じ原理かな? -- 名無しさん (2020-11-02 17:31:46)
- 弾き飛ばされた後拾いに向かったのを狙うのはバラバ(ヤプールの怨念)側は存じていないだろうがベリアロク誕生経緯からしてゼットとハルキがないがしろに扱わないだろうということを思うと嫌らしい攻撃だよなぁ -- 名無しさん (2020-11-03 19:37:09)
- めっちゃ空気読めるいい人。この人が居なかったらハルキ、リタイアだったかも -- 名無しさん (2020-11-04 15:39:30)
- ベリアルっぽい傲岸不遜な面もありつつ、いい具合にヒーローやってるのもええよね ベリアル本人にもこうなる未来あったのかもなぁ -- 名無しさん (2020-11-08 11:47:21)
- 人間が使えるサイズまで小さくなれるってことはハルキとゼットが別れても地球に残る可能性あるよな…ジャグさんのことも気に入ってるしゼットのことはむしろ嫌ってる節すら見えるし。ハルキ自体地球人としちゃ強いほうだから等身大ならベリアロク、巨大化戦なら特空機って使い分けで地球守れそう -- 名無しさん (2020-11-08 11:55:14)
- 新技でさらにエクスラッガーに近づいた感。というかモーションもろにあれだよね…?そしてつまらないといいながらもちゃんと律義に協力してくれるあたりツンデレヒロインなんだな~と再確認 -- 名無しさん (2020-11-15 01:07:20)
- コンパチヒーローに参戦したらジオウと気が合いそう -- 名無しさん (2020-11-15 16:13:37)
- ちょっとベリアロクさん煽り耐性低すぎませんかね… -- 名無しさん (2020-11-28 11:56:49)
- なんか最近コイツが一番の癒しになってる気が -- 名無しさん (2020-11-28 12:30:48)
- 宇宙の穴を斬りたい!お宝を盗んで邪魔者を斬りたい!ベリアロクで斬りたい奴らがいる!何が出来るか分かんないけどベリアロクの力がいる! という風に各キャラの行動目的を聞いておきながら今回煽られて渋々セブンガーの武器になったの笑う -- 名無しさん (2020-11-28 13:53:58)
- 禍々しいエフェクトの技に浄化能力があるなんて想像出来ないよ!というかベリアロクさん優しいな… -- 名無しさん (2020-12-05 10:21:34)
- 浄化だったのか?アレ 単に戦意なくして逃げたように見えた -- 名無しさん (2020-12-05 10:55:10)
- ↑ゼット曰く「暴走状態」だったそうだから少なくともきつけ効果にはなったんじゃね -- 名無しさん (2020-12-14 18:51:01)
- 宇宙の針であるため、死ぬ事はない模様 -- 名無しさん (2020-12-19 11:37:53)
- ベリアロクも無事に生存?して一緒に旅立ったしこの先も重要アイテムになっていきそう -- 名無しさん (2020-12-19 12:02:24)
- 結局歯磨きと野菜は劇中に出なかったけど劇場版で何かやるのかな?? -- 名無しさん (2020-12-19 12:23:12)
- そう遠くないうちにウルトラの父やゼロが見る可能性があるのか… ハルキにちゃんと説明してもらわんと大変なことに? -- 名無しさん (2020-12-19 23:20:20)
- このままザルバ路線になるのかなベリアロクさん -- 名無しさん (2020-12-19 23:34:19)
- そもそも命とかの概念があるかも怪しい……役割的にも、物質的存在というよりはほとんど現象みたいなものなのかもしれない -- 名無しさん (2020-12-19 23:43:43)
- つーかこの剣を光の国に持ってくつもりなのか…? -- 名無しさん (2020-12-20 13:54:41)
- ↑普段は異空間にいるからセーフなんじゃない? まさかついてくるとは思わなかったけど -- 名無しさん (2020-12-20 21:07:41)
- 他のウルトラマンと共闘するときに持ち出してびっくりされそう。まぁリクが報告して光の国に周知されてるかもしれんけど -- 名無しさん (2020-12-21 03:44:35)
- 死んだと思っても生きている等しぶとさは前世譲り… -- 名無しさん (2020-12-21 13:17:02)
- デルタじゃなくても使えるようになったんかな、最後のは -- 名無しさん (2020-12-26 08:25:38)
- Zを三分割すると1\1で、1と1であるZとハルキの間に\のベリアロクが入って1人前のZになる、って説聞いて納得した -- 名無しさん (2020-12-26 20:00:52)
- ↑若干穿ち過ぎな気もするけど面白いね -- 名無しさん (2020-12-29 00:28:42)
- ギャラファイ次回作でアーリーベリアルと邂逅するのが楽しみだ -- 名無しさん (2021-01-31 11:34:08)
- タルタロスの時空を行き来する能力を封じる展開を期待してる -- 名無しさん (2021-01-31 22:23:36)
- 「無を縫い付ける」性質でスクラントン現実錨思い出した(SCP脳)最もあれは別世界から引き上げて周りの現実を押し上げてるんだけど -- 名無しさん (2021-02-04 20:46:25)
- 新人が立派になって帰ってきたら相棒の地球人と極悪人(の顔と人格持った剣)も一緒だったでござる -- 名無しさん (2021-02-04 22:16:28)
- これがベリアル由来の力だとしたら、陛下も次元の穴を縫うくらいのことはできたのかな? -- 名無しさん (2021-05-16 21:19:59)
- ヤダこの剣…できるとは思ってたけど単身で次元移動してる…… -- 名無しさん (2021-09-04 10:38:51)
- わざわざ探しに来てくれるとは…忠剣? -- 名無しさん (2021-09-04 13:51:23)
- そもそもが「宇宙の穴を縫うための針」だからね。縫い針が布を貫けるのは当然。 -- 名無しさん (2021-09-11 20:46:39)
- 分かってたことだがほんと懐いてるレベルだよな、まあ宇宙中で戦ってなおかつ自分をしっかり扱ってくれる奴は貴重だろうけど -- 名無しさん (2021-09-11 22:27:43)
- ウルティメイトイージス「俺の十八番奪ったのが、俺の出番が(少)ないのにゼロが活躍した番組の主人公の因子から産まれた、ゼロの弟子が扱う剣……何この嫌がらせ?」 -- 名無しさん (2021-09-24 04:58:55)
- 中国オリジナル玩具でゼロアロクとでも言うべき剣が発売されてて笑う(ちなみに見た感じベリアロクのリデコじゃなくて新規設計) -- 名無しさん (2022-05-27 09:26:36)
- 「キエテ・コシ・キレキレテ……おっと、お前たちにこの言葉は通じないんだったな」 -- 名無しさん (2022-06-10 22:09:15)
- ゼットがハルキと分離しちゃって正直ガッカリしたけど、ベリアロクさんの忠剣っぷり(そしてゼットには相変わらず塩対応)で全てを許せた -- 名無しさん (2022-06-17 07:47:10)
- まさかジャンププラスでベリアロクさんの後輩が産まれるとはなあ -- 名無しさん (2022-07-13 23:05:56)
- 実は「喋るベリアルの剣」というアイデアそのものは財団Bサイドではなく田口監督たち企画チームが出したものだったりする -- 名無しさん (2022-07-26 00:48:00)
- どう見ても浄化技とは思えないエフェクトの割に怪獣をおとなしくさせることができるのはレイオニクスの力が発揮されてるのかね -- 名無しさん (2022-12-17 01:41:16)
- Pixiv百科事典から盗用していた部分を削除。 -- 名無しさん (2023-04-18 20:48:53)
- 他サイトからの丸写しは禁止行為です。りどみをしっかり読んでください。 -- 名無しさん (2023-04-19 10:40:17)
- ソース不明の記述を削除。 -- 名無しさん (2023-04-22 12:00:08)
#comment
*2 なお、「ヒカリはブラック企業勤めの社畜」的な描写はあくまでもネタであり、エイプリルフールなどを含めて一度も公式側から認識されていない事には注意。あくまで「宇宙科学技術局の仕事を一人でやっているような状態であり、過労が心配されている」だけである。
*3 ゼットが大体5000歳、ハルキが20代、ベリアロクはゼットとハルキがグリーザと戦っている時に誕生。
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