宇宙帝国ザンギャック

ページ名:宇宙帝国ザンギャック

登録日:2020/07/13 Mon 16:28:37
更新日:2024/05/20 Mon 11:18:35NEW!
所要時間:約 14 分で読めます



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銀河帝国 悪の帝国 武力 ザンギャック 司令官ワルズ・ギル レジェンド大戦 海賊戦隊ゴーカイジャー ザンギャック行動隊長 戦隊悪役 質より量 強化改造 ゴーミン 皇帝のバカ息子 壊滅組織項目 何故かなかなか立たなかった項目 スーパー戦隊シリーズ 参謀長ダマラス 開発技官インサーン 特務士官バリゾーグ スゴーミン 宇宙帝国ザンギャック スーパー戦隊悪の組織項目 本編終了後に立った項目 宇宙人




宇宙帝国ザンギャックとは『海賊戦隊ゴーカイジャー』の敵組織。




概要

全宇宙の支配を目論む悪の帝国。
国旗皇帝アクドス・ギルの顔を模した髑髏のようなエンブレムの左右に剣を持った赤い竜小銃を携えた青い竜がおり、下には紫のリボンがあしらわれている。


ゴーカイジャー本編前の地点で宇宙の大半を支配しており、いくつもの星で様々な組織や星間国家と宇宙戦争を繰り広げている。
かつて地球にも魔の手を広げ、大規模な地球侵略を開始し、破壊の限りを尽くした。
しかし、今までさまざまな悪から地球を守ってきた34の歴代スーパー戦隊・通称「レジェンド戦隊」がザンギャックの脅威に総力を持って対抗。
大軍勢や大艦隊によってレジェンド戦隊は圧倒されるが、決死の覚悟でスーパー戦隊全ての力を結集し見事ザンギャックを撃退。しかしその代償としてレジェンド戦隊はスーパー戦隊として戦う力を失ってしまう。
後にこの戦いは「レジェンド大戦」と呼ばれ、人々に語り継がれた……。


それから数年後、ザンギャック帝国は兵力を整えアクドス・ギル皇帝の子息であるワルズ・ギルを第二次侵略艦隊の司令官とし、再び地球侵攻を開始した。
しかし、その野望は宇宙最大のお宝を求め地球にやって来たとんでもない奴らによって阻まれてしまう…。



組織体制

皇帝アクドス・ギルの統治の下、全宇宙で圧倒的な武力と恐怖で勢力を拡大している大帝国。本星出身の皇帝一族を始め、大星団ゴズマのようなさまざまな宇宙人によって構成されている。幹部クラスは基本的にゴーカイジャーを圧倒する奴らばかり。しかしその反面、作戦指揮を務める行動隊長や戦闘員の質はやや低め。


だが、ザンギャック最大の強みは歴代スーパー戦隊の敵組織の中でもダントツな兵力。
その規模は「ザンギャックと敵対することは全宇宙を敵に回すに等しい」とされる程。
実際レジェンド大戦時には数億もの艦隊で地球に攻め込み、大勢のザンギャックの地上部隊を相手取ったレジェンド戦隊を全艦隊による集中砲火で圧倒し、敗北したものの間接的にレジェンド戦隊を戦闘不能までに追い込んだ実績を持つ。しかもこのレベルの兵力でもあくまで「先遣部隊」だというのだから恐ろしい。


まさに質より量を体現した武力国家である。


戦闘方面以外にもさまざまな人材を揃えており、開発部門や諜報部門、さらにはザンギャックエージェンシーなる宣伝部門が存在している。
また、賞金稼ぎや一部の宇宙海賊といった宇宙犯罪者も戦力に加えており、中には行動隊長にまで上り詰めたアリエナイザーまでいる。


因みにザギンという通貨があり、1ザギンは日本円で360円らしい。


作中描写からして大まかな序列は
アクドス・ギル>ワルズ・ギル=バッカス・ギル>ダマラス=デラツエイガー=ダイランドー=ザツリグ=ザイエン=アシュラーダ>インサーン=バリゾーグ=ドゴーミン>行動隊長>スゴーミン>(ザンギャック時代の)ジョー>ゴーミン
となっていると思われる。


皇族・ギル一族

  • アクドス・ギル(声:小川真司)

宇宙海賊よ、この星諸共塵となれ!


ザンギャックの現皇帝であり、ワルズ・ギルの父。
落ち着いた物腰をしているが、命令や作戦に失敗した者には容赦しない冷酷な一面を持つ。
しかし、その反面息子のワルズへの愛情が深い親バカな一面も。
スーパー戦隊が力を失った事を好機と考え、ワルズに地球侵略を任せるも、ゴーカイジャーによって地球侵略作戦はことごとく失敗。さらにはワルズが死亡したことで、息子の仇討ちのため41話で自ら地球侵攻の総指揮を執る。


皇帝ながらも圧倒的な戦闘力を兼ね備え、愛剣「アクドソード」を武器にゴーカイレッドとゴーカイシルバーを単体で叩きのめすほど。


モチーフは大王イカ


手加減はいらん。宇宙帝国ザンギャックの力を存分に思い知らせてやれ


第二次地球侵略艦隊の司令官にしてアクドス・ギルの愛する息子。
今まで親の7光りで育ってきたため、プライドが高い非常にワガママなお坊ちゃん。
そんな器の小さい性格なため、敵であるゴーカイジャーはおろかザンギャック内部でも「皇帝のバカ息子」と言われる始末。
しかし、態度の悪い行動隊長を人間爆弾に仕立て上げてゴーカイジャーの道連れにするという悪役っぽい作戦を立てたり、臨機応変に物事に対処する事も出来たりしている辺り決して無能の類ではない。


実は自分が周りから陰で見下されていることを知っており、それがコンプレックスとなり終盤ではこれまでの不満を爆発。そして、父上に贈られた「決戦機グレートワルズ」に乗り込み、ゴーカイジャーと直接対決するのだが…。
ちなみに血の色は青。「Blue Blood」は貴族の別名であるが
同時に彼の父がイカモチーフなのでギル一族の血液は現実のイカよろしく
ヘモグロビンの代わりにヘモシアニンが多く含有されているのかもしれない。


  • バッカス・ギル(声:土師孝也)

待ってろ叔父貴!俺はもうすぐ…アンタを超える!


アクドス・ギルの甥であり、ワルズ・ギルの従兄弟にあたるザンギャック残党の新司令官。
高貴な王族っぽいワルズとは違って、酒好きで豪快な生粋の武将。過去には的確な判断力と持ち前の戦闘能力で数々の武功を上げて成り上がった実力者。
叔父であるアクドスのことを「叔父貴」と呼ぶ一方で、ワルズのことは「ボンボン」と見下していた。



幹部

第二次地球侵略艦隊

レジェンド大戦から数年後、新たに編成された地球侵略艦隊。
司令官ワルズ・ギルを筆頭に、多くの実力者が幹部として地球侵略の作戦を指示する。
拠点は地球と月の中間に停めている馬車型の宇宙戦艦・旗艦ギガントホース


  • 参謀長ダマラス (声:石井康嗣)

殿下!......侮ると足をすくわれますよ...


「宇宙最強の軍師」とまで呼ばれたザンギャック最強の戦士。
その肩書きに恥じぬ化け物じみた戦闘力と冷徹な頭脳を併せ持ち、専用剣「ダマラソード」で放った衝撃波はビルを一発で粉砕する破壊力を誇る。
さらに特殊ジャケットには6連式のガトリング砲「ダマランチャー」が仕込まれ、敵を死角から攻撃する。
他にもさまざまな技を持ち、ゴーカイガレオンバスターのライジングストライクに耐えきるなどタフネスにも優れている。


このように高い実力を持っているためワルズの補佐官に抜擢されるも、当のワルズが行き当たりばったり命令を出したり家柄や権力を笠に威張り散らすため、あまり良い信頼関係を得ていない。
そんな仲故にワルズことは冷ややかな目で見ているため視聴者からは「いつか下克上するのでは?」と考察されていたが、それでも何とか陛下を支えていこうとする忠義深い一面があった。


しかしワルズ本人にとって、自分より優れた経歴、実力を持つダマラスは目の上のたんこぶのような存在。
実際ダマラスが本気を出せば地球など簡単に征服できるため、自分の面目が丸潰れになるとことを恐れ彼の出陣を禁じていたとされている。
ビジュアルコンセプトはゴツい黒人SPらしい。


  • 特務士官バリゾーグ (声:進藤学)

イエス、ボス


ワルズ・ギルの実質的な側近であるサイボーグ兵士。主にワルズの護衛や行動隊長の選抜を行っている。
周りから軽視されているワルズ・ギルが唯一心を許す右腕であり、バリゾーグ自身もワルズの命令に忠実に従っている。
剣の達人であり、ゴーカイジャーはおろかハリケンジャーのメンバーとも一人で相手取る実力の持ち主。持ち前の技は独特の構えから繰り出される十字型の斬撃。


その正体はザンギャック時代のジョーの先輩にして、剣の師匠であったシド・バミック。
ジョーと共にザンギャックを裏切り離反するが、捕らえられた挙句剣の腕に目をつけられたことで全身を機械化され、今の姿と化した。
洗脳手術も施されたことで人間だった頃の記憶は消されジョーのことも忘れてしまったが、ジョーが二刀流である事を知っている描写があることから薄らながらも記憶は残っていると思われる。


テレビマガジンオリジナルDVD『海賊戦隊ゴーカイジャー キンキンに!ド派手にいくぜ!36段ゴーカイチェンジ!!』に登場。
バリゾーグをインサーンが復活させたが、能力は備わっているものの知能がないため、インサーンはスーパー戦隊オタクである伊狩鎧とカリゾーグを融合させようとする。この際の事故によって誕生したのがあのゴーカイレッド/伊キャプ狩テン・マーベ鎧ラスである。
その後は猫と合体して猫耳がついたニャリゾーグになるが、魚につられる等、猫程度の知能しかなかった。関ボイスの猫耳サイボーグとか誰得だし


カリゾーグとスゴーミンが合体した姿。スゴーミンの両腕が付き、顔の左半分がスゴーミン風になっている。



お前達の首を手土産に、私は出世コースに返り咲くのよ!!


ザンギャックの科学者にしてマッドサイエンティスト。たぶん地球人でいうと17歳くらい。
行動隊長の強化改造や専用武器の製作、そして倒された行動隊長の巨大化を担当している。
自身が開発した武器でザンギャックの全宇宙征服を成し遂げ、全宇宙で最も偉大な科学者として名を残すという野望を抱いている。
ワルズ・ギルのことは内心見下しながらも露骨に媚びを売っているが、ワルズ自身は彼女の魂胆を見抜いている。


いつでもどこでも開発作業が行えるように自身の爪を工具状の「メスネイル」に改造している。
また、戦闘力も高く、先端がエネルギー鞭や工具に自在に変形する2丁の銃「オペレーションマグナム」に、様々な有毒液を含んだシリンダー内蔵ミサイルを発射する両肩の「ショルダーカタパルト」などで武装している。


また意外にも恋愛面やプライベートはかなりぶっ飛んでいるらしく、モニターに映っていたレッドレーサー/陣内恭介に一目惚れし、他の幹部に内緒で幼馴染みの ジェラシットを利用して攫おうとした。
その後は誰も居ない司令室で収まらないときめきで舞い踊ったり*1、恭介に嫉妬したジェラシットを止めるため自ら地球に赴き、恭介を追いかけ回したりとゴーカイジャーもザンギャックも視聴者も唖然となる大騒動を引き起こす。
ちなみにゴーカイジャーと初めて会ったのはこの時である。
その後のエピソードでもサタラクラJr.にプロポーズされた時は満更でもないご様子だった。


名前の由来は陰惨、もしくは少尉の英語名「ensign」からか。



皇帝親衛隊

アクドス・ギル直属の精鋭部隊。紫色の専用戦艦を所有している。
皇帝のアクドス・ギルやその息子のワルズ・ギルには忠誠心を抱いており、それぞれ高い戦闘力を持っている。
地位は参謀長のダマラスと同格であり、インサーンやバリゾーグよりも格上。
ちなみに、ザンギャックの紋章は親衛隊長と二大親衛隊員がモチーフになっている。


ダマラス!貴様がついていながら、未だに地球ごときを征服できんとは情けないぞ!


ザンギャック皇帝親衛隊の隊長。青信号。
アクドス・ギルがワルズをサポートするために、第二次地球侵略艦隊に援軍として送り込んだ。
ワルズ・ギルを慕っており、彼がマーベラスによって重傷を負った時は海賊の殲滅よりも撤退を優先した。


異常発達した豪腕腕を強化し、「超越豪腕筋肉」を取り付ける改造手術を施した上で更に機械化を施すによって手に入れたさらなる超怪力の持ち主。
これによりエンジンを搭載したヘビー級のカスタムソードを操る事ができ、相手のあらゆる攻撃を力押しで弾き返してしまうゴリ押し戦法を好む序盤の強敵である。



夜が来る。夜は酒を飲む為の時間だ


二大親衛隊員の1人。黄色信号。
これまで数百の星を滅ぼしてきた「惑星の破壊神」という異名で恐れられ、その異名には相応しい実力と凶暴性を持つ。
騒々しいダイランド―に対して寡黙で冷然とした性格。一方で「夜は酒を飲む時間」と称して、例えゴーカイジャーを追い詰めている最中でも日が沈むと退却してしまう一面も。
実はアイムの故郷であるファミーユ星を滅ぼしたことがり、アイムにとっては自身の故郷と両親を奪った仇でもある。


胸部の第三の目を強化し、改造手術で取り付けられた「眼魔アイ」から放つ眼魔線を周囲の様々なエネルギーに強力に干渉させる事で魔法のような様々な攻撃を自在に行える。*2
しかし、それが同時に弱点にもなっている。


名前の由来は殺戮で、モチーフはノーズフィッシュ。



そ、そんな馬鹿な~!嘘でチョーイ!!?


二大親衛隊員の1人。赤信号。
力士のような姿をしており、口調は「チョイチョイ」とか「グッジョイ」など妙にハイテンションな口調でチャラい。
しかしそんなふざけた態度とは裏腹に、拘束されたダマラスを痛めつける残虐性を併せ持つ。


ザツリグ死亡以降は、インサーンと共にアクドス・ギルの地球侵略作戦の補佐に回る。
発達したこの超極太筋肉組織を強化し、「超々極太筋肉」を全身に取り付ける改造手術を施されている。
肉体の全てが規格外の超馬鹿力を発揮し、瞬間最大重量3.5tに膨張する「ジャイアントハンマー」を軽々と振り上げ、相手に叩き付けるといったパワー戦法を得意とする。
それ以外にも鋭い爪と両肩からの強力な光線を武器としている。


名前の由来はタイラントと大乱闘、モチーフはオコゼ。




その他幹部

恐れる事はない。お前は生まれ変わるのだ。宇宙一の天才である、このザイエンの手によってな!


高い知能を持つザンギャックの科学者であり、シド先輩をバリゾーグに改造した張本人。
ザンギャック本星に専用ラボを持っており、そこで人体改造と邪悪兵器の開発だけに没頭し、自分自身にも成人のIQ平均値が300を超える巨大な頭脳「先天頭脳」を強化し、「満点頭脳」を取り付ける改造手術を施している。その天才っぷりは科学アカデミアの研究員・大原丈「あのザイエンって奴は天才かもしれん、それも質が悪い方で…」と言わしめる程。
ちなみにインサーンとは顔見知りだが、あまり仲は良くないらしい。


第30話『友の魂だけでも』に登場し、自身が改造を施したバリゾーグの様子を見にギガントホースにやって来たが、ワルズ・ギルの思いつきで、優れた肉体を持つ人間を拉致してバリソーグに改造するという「バリゾーグ量産計画」を実行することとなる。


名前の由来はサイエンティストで、モチーフはクラゲ。
また、声がジョージだったり、大科学者(=大教授)と似たような肩書きだったり、千点頭脳と同じ読みである先天頭脳など、かつてライブマンが戦った武装頭脳軍ボルト大教授ビアスに似た要素がある。


  • アシュラーダ(演:佐野史郎)

マクーの怨念が阿修羅の如く吹き荒れる!


ザンギャックの魔空監獄の獄長。登場当初は宇宙警察総裁ウィーバルに化けていた。
かつて宇宙刑事ギャバンが壊滅させた宇宙犯罪組織マクーの首領ドン・ホラーの血を受け継いでおり、宇宙警察の乗っ取りとドン・ホラーの仇となるギャバンとゴーカイジャーの抹殺作戦を任務としている。
打倒ギャバンを目的に、宇宙警察とザンギャックの技術力で最強のロボット戦士・ギャバンブートレグを生み出した。


魔空空間を発生させる能力を持ち、ドン・ホラーと同様に阿修羅のような6本の腕を持ち、自由自在に伸ばして攻撃したり、纏め上げた全ての腕から竜巻を飛ばすこともできる。


魔空監獄は魔空空間に設置されており、そこにはジェラシットを初めとしたヤツデンワニやガイアーク三大臣、バンキュリア、バエ、風のシズカと幻のゲッコウが囚人として捕らわれている。



戦力

今週の怪人枠。
バリゾーグやインサーンに召集されており、地球に乗り出し与えられた任務を行う。
ザイエンやジェラシットキアイドー、親衛隊もこれらの部類に入る。
実力が低い面が目立つが、中にはジャカンジャの幹部の子孫であるサンダールJr.&サタラクラJr.やハカセと鎧以外のゴーカイジャーメンバーを骨抜きにして戦闘不能に追い込んだ
といった実力者も中にいる。


  • 兵隊ゴーミン

ザンギャックの戦闘員
最下級の兵隊であり、グレーのタイツにバケツ型のヘルメットを身につけている。
武器は・棍棒で、中には銃火器を持ち合わせている。
強さは木刀を持った学生に負けるほど弱く、歴代戦闘員最弱とさえ噂されるほど。
一方で数は圧倒的に多く、物量戦では有利に立っている。


  • 下士官スゴーミン

上級戦闘員。主に3人1組で行動している。
青い装甲で身を包んだゴーミンと言うべき外見をしており、巨大な両腕から青い光弾を放つ。
さらに巨大化戦にも対応でき、「雷撃艇形態」という戦闘機型の形態や高速移動のために下半身をバイクに変形することも可能。


  • 親衛隊ドゴーミン

皇帝親衛隊の兵士。
兵士でありながらも親衛隊員であるため、位は行動隊長よりも上。
ザンギャック戦闘員の中でも最上級の強さであり、攻撃力や耐久力は下手すればゴーミンはおろか通常の行動隊長より強い。


  • 旗艦ギガントホース

ワルズ率いる第二次地球侵略艦隊の旗艦。
他の一般戦艦と違い、二頭の馬に引かれたチャリオットのようなド派手な外観をした巨大母艦。
艦内のブリッジにワルズと幹部達(後にアクドスと親衛隊)が座乗し、そこから地球侵略の指揮を出す。
武装としては全方位に向かって放てる無数のレーザー砲やミサイルの他、艦首に備え付けられた砲門から行動隊長を巨大化させる巨大化ビームを照射する事が可能。


  • ザンギャック戦艦

ザンギャックの艦隊を構成する一般の戦艦。
上から見るとアルファベットの「H」のような形をした双胴艦で、各艦は主にスゴーミンが指揮を執っている。
艦首に据えられたレーザー砲で武装しているが、一隻一隻はゴーカイガレオン単体にも蹴散らされる程度の戦闘力しか持たない。
だが上記の通り凄まじい物量を誇り、レジェンド大戦及び最終決戦の際には地球の空をほぼ埋め尽くす程の規模で大攻勢を仕掛けた。
一般の茶色い戦艦の他、行動隊長ヨクバリードが座乗する緑色のギガロリウム輸送艦、皇帝親衛隊専用の紫色の戦艦が存在。



外部勢力

何かを得るには、何かを捨てなきゃ♪


ザンギャックと敵対している惑星や国家への略奪行為が許された宇宙海賊にして私掠船フリージョーカーの船長。
かつてマーベラスと同じ赤き海賊団の船員だったが、アカレッド達を裏切ってザンギャックと手を組んだ。
詳しくは該当項目を参照。


知っているか?『退屈』というのは嫌な病気だ


150もの凶悪な賞金首を打ち倒し、1億ザギンを稼いでいる宇宙一の賞金稼ぎ。
常軌を逸した戦闘狂であり、その狂気は若き日のマーベラスに恐怖を植えつけるほど。
詳しくは該当項目を参照。


  • 黒十字王

貴様ら全員抹殺し、改めて全スーパー戦隊を我が僕にしてやる


かつてゴレンジャーが倒した悪の「黒十字軍」の首領・黒十字総統が歴代の怪人たちの怨念を喰らい、地獄から生まれ変わった姿。
全てのスーパー戦隊抹殺と彼らを信じる者達への復讐のためにザンギャックと結託。
冥府神ダゴン、総裏大臣ヨゴシマクリタイン、ブレドランを復活させ、ゴーカイジャーとゴセイジャーを始めとしたスーパー戦隊への復讐を行う。





敵対勢力

  • 宇宙警察

デカレンジャー、宇宙刑事、銀河連邦警察といった宇宙の平和を守る組織。
宇宙で暴虐を尽くすザンギャックの傘下に入るわけがなく中立不介入を貫き、レジェンド大戦後も彼等と戦い続けている。


  • 赤き海賊団

アカレッドが宇宙に散らばったレンジャーキーを回収するために結成した海賊団。
マーベラスとバスコ・タ・ジョロキアも赤き海賊団の一員だったが、バスコの裏切りによって壊滅してしまった。


正確には二代目害頭領ババッチード率いるガイアークの残党。
ババッチードが大量のウガッツを率いてヒューマンワールドに赴くが、自分たちより先に地球侵攻を開始したことに激怒したワルズ・ギルがインサーンやバリゾーグらを引き連れて対立することとなる。


  • 海賊戦隊ゴーカイジャー

言わずと知れたド派手な宇宙海賊。
当初はゴーカイジャーに対しては「一介の宇宙海賊風情」という認識であまり危険視していなかったが、次々と地球侵略の作戦を妨害され続け、さらには親衛隊長の殉職やはワルズ・ギルの死に繋がる事態になってしまう。
結果、最終的には船長であるキャプテン・マーベラスには、賞金に「Unlimited Reword望む額いくらでも」と付けられるまでになった。



余談

  • 担当デザイナーは篠原保と韮沢靖。特に韮沢氏は今作でスーパー戦隊シリーズに参加するのが初めてで、その後年に死去してしまったため、今回が最初で最後の戦隊怪人のデザインを担当することとなった。

  • 宇宙戦隊キュウレンジャー」の敵組織に宇宙幕府ジャークマターがいるが、こちらは何と宇宙の99%をも支配しており、ザンギャックが成し得なかった地球征服を達成している。これらはキュウレンジャーの世界にスーパー戦隊が存在していなかったことが大きく、レジェンド大戦でスーパー戦隊が敗北してしまったら、地球はキュウレンジャー本編のようにザンギャックに支配されていた未来があったかもしれない。

  • 第14話におけるジェラシットの回想シーンから察するに、ザンギャック本星では桜の花が咲いており、学生は男子は学ラン、女子はセーラー服を着ているという意外な部分がある。シリーズ最大の巨悪にこんな設定をしてしまう浦沢脚本恐るべし…


ない!ないぞ!俺が徹夜かけて作った宇宙帝国ザンギャックの項目がないぞ!


そういえばさっき削除したファイルに「ザンギャック」のデータが入っていたような気が…


何ィ!?じゃ、じゃあ俺が必死に追記・修正した渾身の項目が消去されたのかぁ!!?……あぁ


で、殿下!!



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  • 残虐、あくど過ぎる、悪過ぎる、馬鹿過ぎる(?)、黙らす、罵詈雑言(?)、陰惨、でら強ぇ、殺戮、大乱闘、ゴミ、凄み、怒号……ネーミングの直球度合いがシリーズ屈指の敵勢力。お祭り作品だから分かりやすくしたか敢えて昭和っぽくしたのだろうか -- 名無しさん (2020-07-13 16:43:02)
  • 殆どギガントホースのブリッジや回想シーンの基地(採石場や工場)しか映らなかったのに、それでも大規模ぶりをアピール出来てたのはお見事 -- 名無しさん (2020-07-13 17:03:29)
  • 幹部の方は同士討ちや仲間割れがほとんど起こらなかったよね。ジェラシットは離反というか組織に捨てられたも同然だし。 -- 名無しさん (2020-07-13 17:14:10)
  • 裏切り者は居ないがディスコミュニケーションはあると言うのがなんとも悲しい -- 名無しさん (2020-07-13 17:14:59)
  • "髑髏~リボン"は国章として作りこまれてるんだよね。こういうところも大帝国の風格を出してる -- 名無しさん (2020-07-13 17:24:25)
  • ↑実はあの帝国の紋章には、歴代のスーパー戦隊が戦った悪の組織のイメージが隠しモチーフとして入ってるらしい( by.篠原さんのデザイン・コメントより )、よく見ると、片方のドラゴンに無間龍と( ジャカンジャの特徴の )ムカデ感が、ビービ虫とゴーマのアジトのような部分があるような...? -- 名無しさん (2020-07-13 20:06:08)
  • ザンギャックゲッターと言うスーパー戦隊ゲッターの替え歌でワルズ・ギルを讃える(?)歌がある -- 名無しさん (2020-07-13 20:43:44)
  • レギュラー陣のCVの条件は「過去にスーパー戦隊で仕事をしたことがない方」だったらしい -- 名無しさん (2020-07-13 20:57:29)
  • ウォースターってコイツとは敵対関係だったのだろうか? -- 名無しさん (2020-07-13 23:04:34)
  • 順番はダマラス→インサーン→バリゾーグじゃなかったっけ? -- 名無しさん (2020-07-15 03:35:24)
  • ダマラス=ゴツイ黒人SP 流星のロックマンのジョーカーみたいなモン? -- 名無しさん (2020-07-15 15:24:05)
  • 皇帝アクドス・ギルはジャビウスみたいに謀殺されるかと思ったら、普通にラスボスになって逆に驚いた -- 名無しさん (2021-06-19 03:14:17)
  • 終盤とはいえ物量の力を思い知らされた組織、ゴズマやジャークマターはその辺ザンギャック程活かせなかったからな -- 名無しさん (2021-07-08 03:16:41)
  • 皇帝と幹部たちはデザイン的によかった。特にアクドス・ギルが声もあって。強大な軍事国家というのはよくでていた。ワルズ・ギルは性格には多少問題あったと思うが、3話で海賊の排除を優先しての指示を出したり、隕石落下、骨抜き作戦など臨機応変に的確に指示を出してたから経験不足なだけで司令官としての素質は十分ある。自ら出陣するという度胸も。そこにキャラとして共感したな。行動隊長は一部を除いて弱すぎたのは残念。 -- 名無し (2021-09-25 12:00:59)
  • マシーンブラスターを連想する俺は既にオヤジ世代。 -- 名無しさん (2021-11-04 03:30:57)
  • アクドスってダマラスやバスコより弱かったのかな?まあ相手が悪かったし、皇帝だから必ずしも最強である必要性もないけど -- 名無しさん (2023-05-05 04:20:59)
  • ゴーミン連中はアンドロイドなのかモブ宇宙人かスーツ着てるだけなのか -- 名無しさん (2023-12-19 19:28:09)

#comment

*1 曲はモーツァルトの「魔笛」より「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」。
*2 酸素を瞬間的に燃焼させる事で爆発を起こす、大気を硬質化させる事で相手を金縛りにする。

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