登録日:2019/07/07 (日) 03:12:25
更新日:2024/04/19 Fri 10:33:13NEW!
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18禁 comic快楽天 エロ漫画 ホムンクルス(漫画家) 純愛 漫画 美術部 切ない
WARNING! この項目は性的表現が含まれております。
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また、内容のネタバレが含まれますので、閲覧は自己責任でお願いします
私で童貞卒業していいですよ?
『棘のアトリエ』はワニマガジン発行の『COMIC快楽天 2016年5月号』に掲載されたエロ漫画。
作者は「ホムンクルス」。
この作品は2019年4月26日*1に発売された単行本『求愛エトランゼ』に収録された。
【概要】
卒業を控えている主人公と無愛想な後輩のヒロインが所属している美術室で性行為をする内容。
しかしその無愛想な後輩が何故その態度を取っているかはラストで明らかになる。
【あらすじ】
誰も来ない美術部で黙々と絵を書く砂江と、後輩であり何故か砂江の前で服を脱ぐ来宮揚羽。
直後に「来てほしくもない先輩は来るのに」と容赦ない言葉を吐き出す揚羽に歯切れ悪く「卒業まで描いたって」と返すしかない砂江。
彼は進路が決まった以上、揚羽にとって邪魔でしかなく、「絵で留学するわけじゃないんでしょう 才能ないんですし」と立て続けに言い放つ。
砂江もそのことに反論しづらかったが、なぜ美術室で脱ごうとするのかを揚羽に聞くも…
私が美術部員だからですよ 部外者の砂江先輩
そのまま覗いていたいならせめて黙っていてください 鬱陶しい
後日、砂絵と眼鏡をかけた女クラスメイトが揚羽についての話題をしている。彼としては別に喧嘩したわけではないようだが。
なぜか揚羽に嫌われているのかは砂江自身も心当たりがないようだが、窓から揚羽の姿が映ったようだ。
噂をすればなんとやらと言わんばかりに出てきた揚羽は猫を抱えて普段と比べてわずかに柔らかい表情をしている。
揚羽は彼氏がいないようだが、何故かその事を知っている砂江、そしてそのクラスメイトに対して複雑な表情をしており……
【登場人物】
- 来宮揚羽
この物語のヒロイン兼主人公。
茶色い髪のロングで髪の一部を後方に纏めている。スリーサイズはB:89/W:59/H:84といいスタイルしている。
目つきがやや鋭さを残しながら可愛らしさもあるが、無愛想で先輩である砂江に対して敬語ながらも棘のある態度を見せる。
尤も、敬語のまま毒を吐くのは何も砂江だけではないのだが……。猫を可愛がる姿が見られる。彼氏はいない。
- 砂江
この物語のもう一人の主人公。短髪黒髪で眼鏡をかけている。
卒業を控えており、海外で留学することが決まっているが、それまでは美術室で絵を書いている。
後輩である揚羽から邪険に扱われており、眼鏡をかけている女クラスメイトからは揚羽とケンカしてるように思われている。
温厚で優しそうな人物だが、揚羽からすれば「姑息で卑怯」との事である。ちなみに怒らないわけではない。
【顛末】
いつものように美術室に来たのだが、やはり揚羽から邪魔と言われてしまう砂江。
しかも「さっさと彼女と帰って猿みたいにずっとセックスでもしててくれませんか」とまで言い出す。
もはや身も蓋もない発言にたじろぎながらも彼女は志望校ギリギリだからと今はなるべく邪魔はしたくないと言う砂江。
そんな彼の発言に対し嘘だと突きつけており「気を遣うのが面倒だから避けている」とまるで何かを知っているようにも思える。
直後に彼らしいという言葉に「姑息で卑怯」と付け加えていく揚羽に対し砂江は否定しないかのような答えをする。
揚羽は唐突に「久しぶりにモデルしてくださいよ」と砂江に言い放ち、その上でパンツを脱げとまで要求する*2。
それは……エロ漫画でいつも見かけるアレ男性器も描きたい事に砂江も「冗談だよな?」と揚羽に突っ込んでいく。
なおも「嫌なら下着の上から触らせてください」と引き下がらない揚羽に戸惑うも、形と質感を知るのにモチーフに触れと自分が教えたことで反論される。
もしかして何か変なこと考えているのかと問い詰める揚羽に砂江は彼女はまさか真面目に言っているのか、でも触られたら勃起してしまう。
そしてそれを気にしていることを容赦なく言い当てる揚羽は「それならこれで遠慮なく勃起してくれますよね」と服を脱ぎだしたのだ。
戸惑う砂江を余所に揚羽は下着越しで男性器を調べたのだ。陰嚢の柔らかさを、裏側は少し複雑ながら女性器よりシンプルであることを確かめた。
「あとで私の見ますか?」*3と続ける揚羽の言葉に反応するかのように陰茎から我慢汁が出てきたのだ。
揚羽はやはり直に見ようと砂江に要求していく。あくまでも絵を描くためだと言いつつも、「フェラチオとか期待してますか?」と挑発していく。
女の子がこういう冗談はダメだと思い、後ろに下がっていく砂江に揚羽はダメ押しと言わんばかりに砂江のスマホに何かを送信した。
それは、先程会話したクラスメイトと見知らぬ男が仲良くデートしている画像であった。それを見た砂江は愕然としてしまう。
そう、そのクラスメイトは砂江の彼女であったが、彼女がヤらせてくれない理由を知っていたのだ。自分に隠れて浮気をしていたことを。
だが盗み撮りして密告する揚羽のやり方に*4、流石にやりすぎだと堪忍袋の緒が切れた砂絵に対し、「本当 先輩ってカッコ悪い」と切って捨てる。
そんな心無い言葉に怒りを募らせていく砂江に対し、お詫びという形で自分で童貞卒業していいと誘う揚羽。今度は冗談じゃないと言わんばかりに、ゴムを出し…
それに乗せられるかのように、砂江は揚羽の陰部を必死に舐め、乳首を吸い付いていく。そんな彼の陰茎を揚羽は脚で弄っていく。
触るのはダメって言ったのに… 先輩が…こんなことするなんて あっ
ぁ…ん 意外で…かわいいですよ… すごく…幻滅しましたけど…
ゴムを付けた砂江の陰茎を自分の秘部に入れようとし、彼に対し「好きにしたらどうですか」と言い放つ。
処女ということもあるが、他の男と比べたりしないとも言う揚羽に思いっきり挿入する砂江。初めて挿入ったこともあってか痛みを感じる揚羽。
とうとう浮気しちゃったと揚羽に告げられた砂江は即座に抜いていくが、思いっきり射精してしまう。そんな光景にただ笑うしかない。
夜になった頃、揚羽と砂江は美術室で互いに貪り合っていく。背面側位、対面座位、騎乗位を経て出していく。
何回射精したのかもわからなくなったが、陰茎はまだ硬いままだった。よほど溜まっているのだろうか。
砂江はもうやめようと揚羽に訴えるも、「ゴムがなくなったから?」と茶化し半分で一蹴されてしまう。
私とこんなにしておいて…膣内にさえ出さなければ なかったことにできると思ってるんですか
手遅れですよ 先輩は私の初めてを滅茶苦茶にしたんです
砂江の陰茎をしゃぶり出しながら彼に対して、「今更何をしたってもういい人になんかなれない」と何かを悲観しているようにも思える言葉をぶつけた。
わかったら…せめて私を気持ちよくしなさいよ クズ
遂にはクズと砂江を罵倒していくが、寧ろ陰茎を勃起させていく。我々にとってはご褒美……ってそんなのはいいから!
本当に生で膣に入れていく砂江はあまりの気持ちよさに、乳房を掴みながら無我夢中で腰を振っていく。
夢中…ですね 先輩 そん…なに気持ちいいんですか…?
恋人でもない私…に…っ ナマ…で せーし…っ をっ…
後ろから突かれた揚羽は足腰がガクツキながらも快楽を感じ、屈曲位で激しく求めていく。
来宮…もう…っ
だしちゃうん…ですか…? でき…ちゃいますよ…? いいん…ですかっ…
揚羽は砂江を両脚でホールドしながら接吻を交わし、膣内射精されていく。
終えた砂江は必死で疲れきった表情をしていたのに対し、揚羽はそんな彼を見て微かに笑っていた。
…そういう顔をさせてやりたかったんです
いつもいつも薄っぺらい愛想笑いで
悪気もなさそうにこっちを見て見ぬふりして
大人ぶった先輩づらが大嫌いだったんですよ
かつて揚羽は砂江に美術のやり方を教わっていた。だが揚羽は砂江が彼女と付き合っている姿を目撃してしまう。
砂江はあの時、揚羽を見て見ぬふりしてしまった。彼は愕然としてしまった……
偉そうに 卒業しちゃうくせに
彼が見たのは、涙を流していく揚羽の姿だった……
恐らく、揚羽は砂江に対し恋心を抱き、しかし彼女と付き合った上にあの態度を取ったことが切っ掛けであの無愛想な態度をとったのだろう……
いずれにせよ、彼女の言うとおり砂江はまもなく卒業した後は、海外へと留学してしまう。もう叶わぬ恋で終わってしまうのか…
追記・修正は無愛想な後輩で童貞卒業してから……
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【後日談】
『棘のアトリエ -epiloge-』ではその後が描かれる。
美術部の部長となった揚羽は後輩である男子生徒から展示内容を今から変えてもいいかとお願いする。時間がないのは分かっているが納得がいかないと。
別にいいけど 完成させる気ないなら早めに言って スペースの無駄だから
……相変わらず無愛想な態度を取る揚羽に憤慨する男子生徒。クラスメイトの反応も「怖い」「悪いのアンタ(=男子後輩)」と様々。
やはり彼氏いないと噂されるも男子後輩は「性格悪いからに決まってんだろ!」と言い放つ。
一方で去年卒業した人…海外留学した砂江と付き合っている噂があるとかないとかという話題に盛り上がるが、男子生徒は興味はないと突っぱねる。
夕暮れになった頃、残っているのは男子生徒と揚羽。このままいても何もならないと早く帰ろうとするがスマホを見ている揚羽。
友達いなそうだし、家族なのではないかと決め付ける男子生徒、彼が見たのは―――――揚羽の笑顔だった。
男子生徒は彼女に謝りながらもズカズカ帰っていった。「笑うと…あんな……反則だろっ!!」と叫んでいきながら。他の生徒びっくりしてたけど。
揚羽は桜の木を見つめて何かに思いを馳せていた。そして揚羽のスマホに映っていたのは―――
卒業式の日、今は海外留学していた砂江と美術部の部長である揚羽。二人はしっかりと手をつないでいたのであった―――*5。
『強キャラ』では部員の作品を厳しく評価するなど部活で恐れられ、数多の男子の告白を粉砕していく。揚羽本命いるしね。
しかし猫に優しくする姿にそれ以上に猫にモテている。男子からは強すぎると言われつつも……
「性癖を歪められそうだ……!」だの「俺も罵られたい…!!」だの「そのあと撫でられたい…!!」と続出していく。お前ら自重しろ。マジで。
追記・修正は無愛想な後輩と卑怯で姑息な先輩の恋路を応援している人にお願いします。
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*1 電子書籍版では2019年6月7日に発売。*2 この時砂江はシャツを脱いでおり、ズボンを脱ごうとしている。
*3 おそらく秘部だろう。ちなみに触るのはダメだと付け加えている。
*4 一応見せていいのか悩んでいたようだが。
*5 この事から、砂江はメガネをかけているクラスメイトと別れていたことが推測できる。つまり砂江と揚羽は……
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