ハイブリッド種族(デュエル・マスターズ)

ページ名:ハイブリッド種族_デュエル_マスターズ_

登録日:2018/06/11 Mon 01:36:41
更新日:2024/02/26 Mon 13:43:27NEW!
所要時間:約 19 分で読めます



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dm種族項目 dm デュエル・マスターズ 種族 不死鳥編 ハイブリッド種族 新世界 ティラノ・ドレイク グレートメカオー ドリームメイト 東方血土 友好色 アーク・セラフィム グランド・デビル デュエマ dm種族一覧





魔導具によって崩壊した世界にはもう文明の意味など無かった。


ただ、力のみが頼りだったのだ。





ハイブリッド種族とは、デュエル・マスターズにおいてDM-19及び不死鳥編第1弾から登場した5大種族の総称。



概要

不死鳥編で新規登場した友好色の組み合わせの2つの文明に属する種族がこのように呼ばれる。


所属クリーチャーが多色ではなく、単色として2つの文明を基本にする種族なのが特徴。
転生編以前では「1つの種族が1文明」という決まりだったが、種族の所属文明がまたがっているというのは初の試みだった。
「文明」という概念に囚われない当時としては新世代の種族なのである。


なお、不死鳥編では転生編以前の旧種族にも別文明に単色として進出した種族が存在する。
ただし、こちらが公式でハイブリッド種族として扱われたことは今日までない。
そのようなカードはあくまで元の所属文明自体が変わったという訳ではないためだと思われる。


ハイブリッド種族は、文明間でのサポートよりも種族間の連携能力が強調されているのが特徴。
キーワード能力もシンパシーやランチャーEといった種族参照効果のカードが目立つ。
そのため、2色で構築した種族デッキの構築を公式側がユーザーに対して求めている意図が隠れている。


他にも目立つ点としては、ハイブリッド種族全体カードパワーも低めに設定されている事。
そのためか、種族デッキも小型クリーチャーの大量展開を得意とする物が多い。
これはフェニックスとの連携を考え、大量の進化元を必要とする進化GVをしやすいようにしたと思われる。
新シリーズ特有のインフレ能力お披露目の役割を、進化先になるそちらに託す思惑もあったのかもしれない。


更にハイブリッド種族とされる種族には、「種族へのサポート専用の種族」が用意された。
こちらもサポート先に合わせたハイブリッド仕様の種族となっている。


ハイブリッド種族一覧

各種族の詳細な解説はリンク先参照。


ティラノ・ドレイク

覇竜凰ドルザバード SR 闇文明 (6)
進化クリーチャー:ティラノ・ドレイク 11000
進化-自分のティラノ・ドレイク1体の上に置く。
フォートE:ブレイブ・スピリット(このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、ブレイブ・スピリットを自分のマナゾーンでタップしてこのクリーチャーを召喚していた場合、このクリーチャーは次のFE能力を得る)
FE-このターン、このクリーチャーがブレイクしたシールドの「S・トリガー」を相手は使えない。
フォートE:ティラノ・ドレイク
FE-このクリーチャーは、相手のシールドを1枚ブレイクする。
W・ブレイカー

火文明と闇文明に属する種族で、サポート種族はブレイブ・スピリット


ドラゴノイドを発展させたような龍人の外見が基本的だが、高レアや高コストのクリーチャーは極めてドラゴンに近いイラストになる。
女性型クリーチャーがいる闇文明の影響か、龍娘的な属性の女性型クリーチャーも少なくない数いる。


火文明の攻撃性と闇文明の除去性を兼ね備えた種族で、ビートダウンもコントロールもそこそこにこなせる戦略を持つ。
非進化クリーチャーはパワー低めで能力面で戦う傾向だが、逆に進化するクリーチャーはパワー重視の傾向にある。


当初は新世代における主役向け種族として設定されていた。


グレートメカオー

弾丸透魂スケルハンター R 水文明 (3)
クリーチャー:グレートメカオー 1000
このクリーチャーは、攻撃またはブロックされない。
このクリーチャーはクリーチャーを攻撃できない。

水文明と光文明に属する種族で、サポート種族はキカイヒーロー


ロボットアニメやアメコミ風のイラストを思わせるロボットデザインが特徴で、転生編までは考えられない雰囲気を持つ。
エピソード2の影響で正統派ヒーロー的ロボットデザインが目立つが、極神編までは胴体に人面を持つグロテスクデザインが多かった。


光文明所属だが低パワーの小型が多数を占め、小型の大量展開によるアンブロッカブル攻勢やドロー展開を得意とする。
エピソード2でのプッシュから、貧弱だった種族デッキは大きく強化された上にコンボなどの戦略も確立されている。
デッキ戦略に恵まれている反面、水文明側に新規カードが偏りすぎたことで種族デッキの青単化が加速している。


グランド・デビル

封魔ソウル・アヴァルス VR 闇文明 (8)
クリーチャー:グランド・デビル 6000
このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、グランド・デビルまたはディープ・マリーンを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。ただし、進化クリーチャーは選べない。
W・ブレイカー

闇文明と水文明に属する種族で、サポート種族はディープ・マリーン


闇文明の小型種族にみられる、他生物への寄生や合成をしたような外観が特徴。
進化クリーチャーはデーモン・コマンド的な物や女神像を混ぜた巨大生物になるかというイラストパターン。


所属している文明の個性が現れた種族で、低コストクリーチャーが多いが一癖も二癖もあるカードが多い。
様々な戦略展開が可能な種族だが、他ハイブリッド種族よりも種族デッキにおけるサポート種族への依存性は強め。


エピソード3でのプッシュは闇に偏った。


ドリームメイト

囚われのパコネコ R 自然文明 (2)
クリーチャー:ドリームメイト 1000
バトルゾーンにある自分の他のドリームメイトすべてのパワーは+1000される。
このクリーチャーがバトルを始める時、バトルゾーンにある自分の他のドリームメイトをかわりにバトルさせてもよい。
相手がバトルゾーンにあるクリーチャーを選ぶ時、バトルゾーンに自分のビークル・ビーが1体でもあれば、相手はこのクリーチャーを選ぶことはできない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)

自然文明と火文明に属する種族で、サポート種族はビークル・ビー


グレートメカオー同様、転生編までのDMには見られなかったコミカルな獣として描かれているデザイン。
今でこそ違和感はないが、当時としてはかなり異色的な雰囲気を持っていた。


種族全体のパワーが貧弱だが、その分低コストの強みを生かした踏み倒しや大量展開が強い。
所属文明的に種族デッキにはステロイド戦術の意図が見られやすいが、神化編やエピソード2のプッシュで自然文明側に偏った。
不死鳥編時期は特殊種族ダイナモを伏せ持つカードも目立った。


アーク・セラフィム

霊騎アラク・カイ・バデス VR 光文明 (5)
クリーチャー:アーク・セラフィム 3500
ブロッカー
バトルゾーンにある自分の他のアーク・セラフィムすべてのパワーは+2000される。
自分のターンの終わりに、バトルゾーンにある自分の他のアーク・セラフィムをすべてアンタップしてもよい。

光文明と自然文明に属する種族で、サポート種族はセイント・ヘッド


人型エンジェル・コマンドの外観をベースにしたような姿をしている。
一方で、自然文明の影響か進化クリーチャー等は獣型の姿になる。


所属文明に反してハイブリッド種族の中でも高いパワーを持つ大型級が特に少ない。
マナゾーンに関わる動作が基本戦略で、そこにアンタップなり小型展開を絡めていく。
背景ストーリーの設定に合わせてか、旧種族に関わるサポートを持つカードもハイブリッド種族の中では多め。


エピソード3でのプッシュでは光に偏ったが、割と優秀なクリーチャーが所属文明に上手く配分されている。


ハイブリッド種族の総評

ゲーム性能

種族デッキ自体も弱い訳ではないが、ハイブリッド種族中心のデッキが環境入りする事はなかった。


粘り強さや強力なフェニックス進化を抱えるグランド・デビルの種族デッキが辛うじてファンデッキから頭一つ抜けた程度だった。
《霊騎ラグマール》や《魔龍バベルギヌス》などの一部カードは環境クラスのデッキに入ったが(ただし後者は旧種族との複合である)。


カードパワーが低く、ボルバルやらサファイアやらを経験した当時の環境で戦うにはインパクトが薄かった。
種族推しも種族デッキを推したのは良いが、一気に切り替えたせいで旧来の種族の資産をあまり活かせなかった。
ハイブリッド種族も旧種族との連携出来るカードはあるのだが、全体からすると多い数ではなかった。
「ハイブリッド種族のデッキに旧種族は入る」が「旧種族のデッキにハイブリッドはほぼ入らない」のだ。


エピソードシリーズに入ると、ティラノ・ドレイクを除いたハイブリッド種族が再フィーチャーされることになる。
グレートメカオーは特に猛プッシュされ、種族デッキが劇的に強化されることになる。
一方で強化される文明は極端に偏り、これによって種族デッキの文明も偏ることになった。


また、ハイブリッド種族のサポート種族を考慮した一切テコ入れは行われず、再録などはされなかった。
サポート種族無しでもハイブリッド種族が自信をサポートできるような狙いだったと推測でき、実際にサポート種族の種族デッキへの投入スペースは減った。
しかし、サポート種族への依存性が特に高かったグランド・デビルは、結果として種族デッキの構築難易度は下がらなかった。


人気

不死鳥編当時を見ると、龍やら天使やら悪魔やらの従来の種族程の人気を得ることは出来なかった。


ハイブリッド種族がダメダメだったというよりは、あちらのカリスマ性が偉大過ぎたというのもある。
不死鳥編第4弾ではドラゴンが復活し、不死鳥編ではその弾が一番人気があるっていうね……。
それでも「ヒーローロボット」「マスコット」「龍娘」などのデザイン面は非常に革新的だった。
新デザインの代表だったグレートメカオーやドリームメイトなどは当時の不人気を乗り越えて、今現在ではDMを代表する種族となった。


エピソードシリーズでは4つのハイブリット種族が主要種族としてフィーチャーされ、ティラノ・ドレイク以外は再度知名度を爆上げした。
裏を返すとティラノ・ドレイクのみは人気や知名度でも置いて行かれた面がある。


デュエル・マスターズ プレイスでは

不死鳥編ベースのDMPP-07 第7弾「超神星爆誕 -GATE OF DISASTER-」から登場。
同じく暗黒期と呼ぶ声も多い転生編の主要的存在だったクロスギアが収録されなかったことから、お世辞にも人気があるとは言えないハイブリッド種族の収録を悲観視する声もあったが、そんなこともなく無事に収録となった。
ただし、DMRP-07ではグレートメカオーとドリームメイトの収録数が多いなど、ハイブリッド種族内でも扱いに差はある。
また、事前の情報公開ではハイブリッド種族よりはファニックスやドラゴンという存在の方が注目ポイントとしてフィーチャーされている節も…。


プレイスにおけるハイブリッド種族の最大の特徴としては、サポート種族のクリーチャーを取り込んでしまったという点である。
プレイスではサポート種族の存在が現時点では抹消されており、本家でサポート種族としてのカードだった存在がハイブリッド種族に変更された。
《機械提督サウンドシューター》などの本家ではハイブリッド種族とサポート種族を伏せ持っていたクリーチャーに関しては、サポート種族を抹消しての輸入となっている。


背景ストーリー

不死鳥編背景ストーリーから登場し、不死鳥編では主役を務めた。


極神編ではハイブリッド種族の文化や領域は衰退するが、以降の背景ストーリーの歴史にも定期的に関わることになる。
終末魔導大戦後の一万年の間に主要種族として発展したためか、世界における超獣数は多い模様。


転生編終盤~不死鳥編

ハイブリッド種族のルーツは転生編終盤から始まることになる。


終末魔導大戦後、生き残った超獣世界の住民がバロムが支配できなかった禁断の地である「東方血土」に移住を決断。
一部の闇クリーチャーの出身地である「東方闇帝国」が存在した闇文明の領域なのだが、帝国の入り口である賢者の門を破壊して移動した。
明言されていないが、東方闇帝国はこの際に滅びたと考えられる。
こうして賢者の門の突破に成功したクリーチャーの子孫が進化を遂げた存在が、ハイブリッド種族という事になる。


一万年の月日を見て文化が確立したハイブリッド種族は、「新世界」と呼ばれる東方血土で繁栄する。
しかし、異次元空間ユニバースからの来訪者であるフェニックスの支配下に置かれていた。
また、5種族はそれぞれ別の進化を遂げた完全な別生物であり、その繁栄も危ういバランスだった。


フェニックスに対抗する力を得ようと各々の富国強兵策を目論んでいたハイブリッド種族は、やがて同盟関係や激突を繰り広げる。
その中でドラゴンなどの旧種族の力がそれぞれに加わるようになり、最終的に支配者であるフェニックスと戦争。
5文明連合軍へと姿を変えたハイブリッド種族は劣勢気味だったが、「希望」である不死鳥の加勢で勝利した。


ティラノ・ドレイクの動向

ドラゴノイドの子孫とも龍の人型種族への進化とも噂される種族。


幼少期は人型だが、やがて蛹形態を経て実質的な龍となる。
炎が結晶化した塔である「龍鳳の塔ヴァルドス」に生存しており、その熱エネルギーで成長していく。
プレイス版背景ストーリーでは集団行動におけるコンビネーションはハイブリッド種族でナンバー1であると明言されている。


終末魔導大戦の影響でアーマード・ドラゴンが衰退して絶滅寸前になった時期に出現。
ティラノ・ドレイクはアーマード・ドラゴンと生存競争で敵対するが、その敵対者が絶滅に陥ったことで劣悪な環境を克服して競争に勝利。
一方で、総数一万人まで数を減らして衰退していたヒューマノイドとは協力関係を結んだ。


領域内に抱えるエネルギーを狙われてグレートメカオーの侵略に合い、退けるも大損害を被る。
グレートメカオーへの恨みが種族内で募る中、《覇竜凰ドルザバード》によってグランド・デビルとの同盟を結ぶ。
連合軍となった後は、蘇生術に手を染めてグレートメカオーやフェニックスと戦った。


フェニックスとの戦争ではドラゴンと融合しながら必死に戦った。


グレートメカオーの動向

光と水の持っていた科学を受け継いだ種族で、不死鳥編開始500年前から既に宇宙空間にも及んで活動していた。


「水上要塞ポセイヘッド」を中心とする巨大都市を築き、新世界の覇者とも呼ばれる繁栄を築く。
その最中で巨額の予算を費やしてユニバースに関する研究を種族一丸で行っていた。
プレイス版背景ストーリーでは「光の知性と水の科学力を受け継いだ影響で新世界の覇者となっていたが、不死鳥の襲来でその座を失った」とされており、不死鳥の謎を解くべくリサーチを開始していた。


やがて軍事拡張を開始の一歩として、ドリームメイト領内の中央大陸に偵察部隊を大量派遣するが全滅。
中央大陸進出の野望が打ち砕かれたメカオーは、世界の各地に偵察ロボットを派遣して新たな資源の模索に出る。
そして、次の標的としてティラノ・ドレイク領内のヴァルドスの塔の資源に狙いを定める。


ティラノ・ドレイク領内に侵入したメカオー数十万の軍は、計算され尽くした頭脳的作戦によってティラノ・ドレイク軍を圧倒。
一応は撤退させられるが、最終的に大量の資源とドレイク族の殺害に成功する。
しかし、後に悪魔との同盟で連合軍と化したティラノ・ドレイク達に各地で圧倒される。


最終的には五大文明連合軍として不死鳥との決戦に挑んだ。


グランド・デビルの動向

他者の能力を奪う寄生という手段で終末魔導大戦後の世界を生き延びた、魔龍湖出身の種族。


取り込んだ生物の力によって所持する力が変化するという種族性質を持つ。
《封魔フォルカロル》のフレーバーテキストから察するに、本来は闇文明単一だったが生存の為に水文明の生物を取り込んでハイブリッド化したと考えられる。


覇王ブラックモナーク》の頭部を持ち出し、「髑髏魔城」として本拠地にする。
その周辺では世界各地に散らばったブラックモナークのボディを集め、再生計画を掲げていた。
ブラックモナークを復活さえすれば、世界を闇に支配できると信じていたようだ(DMX-26を見ると、実際には復活すると世界にオールデリートが起こるようだが)。
後にDMD-33での覇王復活計画との関連性は不明(DMD-33の描写だと違和感がある)。


性質が近いディープ・マリーンを配下として抱え、彼らに世界各地の海に侵入させた。
生き残っていたデーモン・コマンドとも世界制覇を目的とした同盟関係を結ぶ。
旧世界に廃墟として残った闇文明本拠地の魔霊宮の魔力の調査も開始していた模様。
しかも仲間を助ける為に悪魔と取引した《聖霊王アルカディアス》を《魔聖デス・アルカディア》として闇堕ちさせる。


性質が近いティラノ・ドレイク族の敗北を聞き、グレートメカオーの未来派テクノロジーへの危険性を覚える。
そして断腸の思いで同盟を持ち掛けてきた《覇竜凰ドルザバード》の提案に乗り、ティラノ・ドレイクと連合軍を形成する。


その中でまだ不完全だった「蘇生の術」を試験的に使用し、《インフェルノ・ゲート》を解放*1
旧種族を次々と現世に復活させ、それすらも取り込んだフェニックスを上回る種族へと変貌する。
しかし、ドリームメイトが呼び出した彗星型フェニックスを前に壊滅。
更に呼び出された超新星フェニックスにより、本丸が陥落寸前に陥る。


後がなくなった連合軍は半開きだった《インフェルノ・ゲート》の完全解放に着手。
《冥界の手》によって古代の謎を紐解いた彼らは、不完全だった「蘇生の術」を完成。
歴史の闇に繋がる門の完全解放に成功し、ついに旧世界の覇者であるドラゴンを本格的に復活させる。
その副作用で本来はいなかった光文明と水文明にもドラゴンを産み落とす。


全文明にドラゴンを配置することになった結果、その後は五大文明軍としてフェニックスに挑んだ。


ドリームメイトの動向

不思議な魔力で生命を吹き込まれたとも噂される新種族。


ドリームメイトの創造主はユニバース出身者ではないかとも言われている。
「生命樹」と呼ばれる住処を持ち、ここはユニバースからの侵入をせずとも安全に異次元に突入できる入口とされる。
プレイス版背景ストーリーでは、ユニバースにルーツを持つ影響なのかハイブリッド種族ではフェニックスに唯一興味を抱かれなかったという謎が語られており、その理由を知るべく旅に出る者もいたとのこと。


一見平和そうだがその本質は黒いとされており、世界各地でビークル・ビーを乗り回しながら暗躍している。
また、「炎の墓所」と呼ばれる場所では若き魂を灼熱の炎で再生する実験を試みている。


ドリームメイト領内の中央大陸に侵入したグレートメカオーの偵察部隊を未知の力で壊滅。
そしてなんと、星命樹に覆われて封鎖状態だった「時空の裂け目」の入り口《ザ・ユニバース・ゲート》を開いてしまう。
これは《ユニバース・ラピア》の手によりもたらされた「ギャラクティカ・キー」によって行われたと見られる。


世界各地に大量のフェニックスを呼び出すことになったドリームメイトだが、その後はフェニックスと戦った。
彼らの行動の意図は今でも謎な面が強いが、「創造主がユニバース出身」という所がヒントかもしれない。


アーク・セラフィムの動向

旧世界の「仙界」から逃げ出した種族とされ、一説にはシルヴァー・グローリーの絶対防御態勢で地上に捨てられたエンジェル・コマンドの子孫とも言われる。


「セラ・メトロポリス」という宮殿を構築し、両翼に天空都市から切り離されたガーディアンを格納して警備任務をさせている。
宮殿のある浮遊大陸にはワイルド・ベジーズを使って、彼らに食料供給を任せている。


世界秩序の復活を願っており、仙界から全ての生命の記録を封印した「樹脈石」を持ち出した。
この樹脈石はユニバースからの刺客であるフェニックス達に狙われているが、後に五大文明連合としてフェニックスと戦った。


ぶっちゃけるとこの種族、フレーバーテキストで活躍が言及されていない。
コロコロの付録のワールドマップで辛うじて背景事情が分かる程度なのだ…本当に何してたの?


極神編戦国編

不死鳥編直後の極神編背景ストーリーでも出番はあったが、旧種族復活に伴って悲惨な目に合う*2


不死鳥編後に降臨したゴッドの手によって、世界再編における粛清対象となったのかハイブリッド種族は壊滅。
それに伴って各文明の本拠地は旧世界を連想させる構図や雰囲気へと逆戻りしてしまった。
ハイブリッド種族の中において一部の者達が、アーク・セラフィム領内のスカイライン・ブリッジとその関所である「アルオスの塔」の命を吸収する審判を突破して、極神編の舞台となるまた新たな新世界に移住する。
移住した先はユニバース空間消滅やゴッドによる世界再編によって崩壊に歯止めがかかったのか、旧世界の一部地域や施設が復興した土地だった。


グレートメカオー本拠地の水上要塞ポセイヘッドは崩壊を起こし、グレートメカオー領内自体も完全壊滅する。
グランド・デビルの本拠地だった髑髏魔城は《魔刻の斬将オルゼキア》が城主の「髑髏城オルゼキア」に改称して移動した。
その影響か、極神編の世界においてグランド・デビルは「冥城ロノヴェル」なる髑髏城オルゼキアと橋で繋げた新たな本拠地に移り住むこととなった。


ティラノ・ドレイク本拠地の「ヴァルドスの塔」というかつての「龍鳳の塔ヴァルドス」と名前や外観が酷似しており、性質もほぼ変わらない塔で暮らしているようだが、このヴァルドスの塔が果たして不死鳥編の龍鳳の塔から繋がっている存在なのか詳細は不明。
アーク・セラフィム領内の施設だったスカイライン・ブリッジは光文明内の施設として現存。


極神編では多色の力が台頭したことで、多色のハイブリット種族が登場。
ハイブリッド種族を兼ね備える複合種族クリーチャーも出現した。
特にグランド・デビルは混沌が続く世界の影響であらゆる生命と融合を行う結果になる。


極神編終盤は五元神の力で旧世界が完全復活したと思われるが、新世界と呼ばれた東方血土地域の状況はこれ以降分かっていない。
以降のシリーズのワールドマップなどでも東方血土に関する記載はない。


戦国編では目立った活躍はなかったが、異世界から亡命してきた貴族猫とされる《囚われのパコネコ》の持つ知識がドリームメイト達の要塞《ハッスル・キャッスル》の建設に繋がる。


神化編

戦国武闘会終了後、超獣世界に侵略を開始した古代種族オリジンにも関わることになる。


古代の力に目を付けたグランド・デビルが動き、オリジンを吸収しようと挑戦。
しかし、グランド・デビル以上に優れた他種族吸収手段である「アーク」を使ってきたオリジンに逆に取り込まれる。


結果、ハイブリッド種族達がオリジン側に登場してしまうという悲惨な結果になった。
ハイブリッド種族がオリジンの主要種族となった事で、オリジン軍の侵略速度が加速する事になる。
オリジンの基本種族は第1弾時点の種族になると思われるため、世界崩壊によって生まれた突然変異種であるハイブリッド種族は異物その物だが。


ドリームメイトは自然文明領内に「ホメロスの城」なる本拠地を構え、自然の主戦力としてオリジン軍と戦った。
ただし、城の持ち主っぽい《大作家ホメロス》はオリジン持ちなんだよなぁ……。
それどころかドリームメイト自体もオリジン側に結構な数いる。


グレートメカオーも水文明の主要兵器としてオリジン軍に襲い掛かった。
「海底都市ムー・アメリタ」が、世界中の海域に展開しているパイプラインからグレートメカオーを強襲的に出陣させているようだが、神軍団には苦戦気味とのこと。


エピソード2

超獣世界に出現したゼニス及びアンノウン勢力に対し、知識を求めたグレートメカオーが加勢する。


トライストーンの力による知識のエネルギー化に伴う変形機構を取得するという成果を出し、飛行性能を持って空を制覇する。
その後は《偽りの名 iFormulaX》の指令もあって、水文明の心臓部、サイバー・H・チューブへの進入に挑む。


しかし、突如として iFormulaXに対して《合身巨兵エクスキュベーターMS》が反逆。
グレートメカオー内でもこの対立は予想外だったらしく、種族内でも上位に位置する二人の対立に混乱が起きる。
ゼニス側の不利な時期になると、知識ではなく自身の肉体を主にして戦うという身体能力を頼った戦略に原点回帰していくクリーチャーが増えていった。


ドリームメイトは「全員睡眠する」という方法によって、スルーされたのかゼニスやアンノウンの支配から完全に逃れる。
そして《眠りの森のメイ様》が目覚めた事で、ドリームメイト達の脳内にはメイ様に関する言い伝えが思い浮かんだ。


エピソード3

グランド・デビルとアーク・セラフィムがオラクルの主要種族信徒となる。


グランド・デビル側は当初はオラクルを吸収する予定だったようだが、逆に取り込まれた模様。
神化編の時から何も反省していない……一万年も立ってれば無理もないけどさぁ。


アーク・セラフィムはオラクル教団作製のゴッド・ノヴァという神にもなった。
一部のアーク・セラフィムは敵対勢力アウトレイジのシールド・ゴーに対する専用兵器として配置されることになる。


グレートメカオーやドリームメイトにも多くのオラクル信者が確認されることになる。


つまり、ティラノ・ドレイク以外のハイブリッド種族はオラクルの強い支配力が及んだことになる。
むしろオラクルが及ばなかったらしいティラノ・ドレイクは一体何をしてたんですかねぇ……。
まあエピソード3期のティラノ・ドレイクは再録の《爆獣ダキテー・ドラグーン》だけだったのだが。
一応、アウトレイジデッキのDMD-09収録なのとフレーバーテキストから推測するなら、アウトレイジ勢力側だった可能性がある。


ドラゴン・サーガ世界

超獣世界のパラレル世界でもハイブリッド種族は一応現存している模様。
ただし、ドラゴンとそのサポート種族以外の生存が極端に厳しいとされる世界観であるため、あまり栄えてはいないと思われる。
樹界の守護車 アイオン・ユピテル》の描写から察するにDS世界でもハイブリッド種族が誕生する出来事になる終末魔導大戦に相当する事件は起きているようだが、DS世界ではフィオナの森が消滅していないことから世界を滅亡させるレベルではなかった可能性があり、結果的にハイブリッド種族のルーツも大きく異なっているとも推測できる。


革命編の舞台となった土地のランド大陸方面ではグレートメカオーは栄えていたようで、侵略者の主要種族の一つとなった。
また、ドリームメイトはジャイアントと関係を築いていたようだ。


新章(十王)世界

10万年後の新章DM世界でもハイブリッド種族の存在が確認されている。
また、《ドラグ変怪》や《兵器として産み落とされたカタチ》などの存在から察するに、龍頭星雲の向こう側の鬼の王の歴史や月光王国がいた世界観にも存在している模様。


時系列不明

ドリームメイトの《眠りの森のメイ様》の眠るフィオナの森の中心地が《Dの森域 フィオナ・ザ・ハート》として出現。
更に幾度となく燃やされていたフィオナの森自身が、ドリームメイトのドラゴンである《森夢龍 フィオナ・フォレスト》という化身となって降臨した。




Wiki篭りは荒廃した項目を追記・修正するためにサイトの観覧者を編集に取り込んだ。


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  • ページ制作乙。前からあると思ったら妙にコメントが入ってなかったという事でコレ。もし不死鳥編で新種族がフィーチャーされまくってなければ、こいつらもこれまで通りの新種族として登場し、不死鳥編もあれだけの評価がつかなかったか。他のページに書き込まれてる、新種族の代わりに不遇種族がフィーチャーされてたら、各自片方の色のが殆どか全てかその不遇種族、或いはそれ以外で一時絶滅してた種族と併せ持ったクリーチャーに置き換えられていたか。 -- 名無しさん (2018-06-11 08:13:59)
  • ドリームメイト達は、不死鳥の力でもって不死鳥を倒そうとしたのかも、という妄想。 -- 名無しさん (2018-06-11 17:45:41)
  • イノスの収録弾がゲートが開いて彗星型フェニックスが現れたDM-22なのが興味深い、気がする。 -- 名無しさん (2018-06-11 18:00:17)
  • グレートメカオーは現時点でも唯一無二の完全なロボット種族だからね。個性が強いからか、デザインしやすいんだろ。 -- 名無しさん (2018-06-11 20:24:27)
  • エピソード2~3期同期組が強化されていく中露骨に無視され続け実戦級はおろか新規カードすら1枚も貰えず、5年越しにようやく貰えた新規カードはコモンサイクルの穴埋めのお情け程度の1枚。ティラノ・ドレイクだけここまで露骨に冷遇されなきゃいけないような悪いことしたのか……? -- 名無しさん (2018-06-11 21:37:21)
  • 世代交代失敗の末路としてはひどすぎるよね…。でもまあドラゴンやドラゴノイドと差別化できなかったって問題もあるけど -- 名無しさん (2018-06-11 21:39:55)
  • ハイブリッ「ド」(hybrid)だと思ってたんだが、ハイブリッ「ト」なのか? -- 名無しさん (2018-06-12 01:57:06)
  • グッドスタッフばかりだったデュエマで、ようやく種族サポートが全面的に押し出されるようになったって印象だなぁ…不死鳥編以前に消えた種族の多くが、弱い上にサポートも皆無と言う状態になっていたりしたし -- 名無しさん (2018-06-12 10:25:57)
  • ↑4と↑3を読んだ後でふと思った事だが、最初のコメントにあったのにしたならば、ティラノ・ドレイクを闇のみにすれば差別化も少しでも出来た筈。そうなればその要領でメカオーは光、グランドは水、メイトは火、セラフィムは自然のみになるけど。 -- 名無しさん (2018-06-12 11:25:35)

#comment

*1 カードのフレーバテキストやワールドマップのイラストを見るに、実際には連合軍というよりはこの時期まで生存していた悪魔神ドルバロムの力で開いた模様
*2 以下の記述情報はコロコロコミック付録「極神編ワールドマップ」参照

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