登録日:2017/08/09 (水) 21:35:03
更新日:2024/02/09 Fri 10:38:34NEW!
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『DC Universe: Rebirth』は2016年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。
『DC Universe: Rebirth』
発売 2016年5月
脚本 ジェフ・ジョーンズ
作画 イーサン・ヴァン・スカイバー、ゲイリー・フランク、アイヴァン・リース、フィル・ヒメネス
日本では2017年に小学館集英社プロダクションから邦訳本が発売されている。
2011年の『フラッシュポイント』をきっかけに始まった『New 52』の終わりと新たな再生の物語『DC Rebirth』の始まりを告げた作品。
『New 52』では75年に及ぶ複雑な『DCユニバース』の設定やキャラクターの多くが改変されたり消滅し賛否両論を巻き起こしていたが、
『DC Rebirth』は『New 52』の世界観はそのままに失われた設定やキャラクターの多くを復活させることを目的としている。
連載作品はナンバリングを1から数え直し(『Detective Comics』と『Action Comics』はVol.2の52話をVol.1に足して再開している)、
一部の作品が隔週連載になっている。
そんな『DC Rebirth』の始まりとなった本作は『グリーンランタン:リバース』と『The Flash: Rebirth』の流れを引き継いだ
作品でジェフ・ジョーンズによる『DCユニバース』の再生を描いている。
『クライシス』からフラッシュの座を引き継ぎ長年にわたって多くの読者から愛されたウォリー・ウェストの復活に始まり、
様々なキャラクターの伏線が張られ今後の展開に期待を持たせる内容になっている。
最後には驚きの作品が登場しその作品がどうかかわってくるのかも『DC Rebirth』の見どころとなっている。
【物語】
第1章:喪失/LOST
『バットケイブ』でスーパーマンやジョーカーについて調べるバットマンの前に稲妻が落ち、ウォリー・ウェストを名乗る青年が現れる。
第2章:遺産/LEGACY
『スピードフォース』から脱出するためウォリーは自身と関わり深く避雷針となる人物を探し続ける。
第3章:愛情/LOVE
様々なヒーローたちの姿を見て脱出の鍵が愛だと気づいたウォリーは最愛の人物リンダ・パークに会いに行く。
第4章:再生/LIFE
この世界に自分の居場所が無いと悟ったウォリーは最後に恩人で家族だったフラッシュ(バリー・アレン)の前に姿を現す。
【登場人物】
- キッド・フラッシュ(ウォリー・ウェスト)
バットマンの前に稲妻と共に突如現れたフラッシュによく似たコスチュームを着た青年。
その正体は『フラッシュポイント』(以下FP)前の世界でフラッシュのサイドキック、キッド・フラッシュとして活躍し、
フラッシュがいなくなってからはその座を引き継ぎ戦い続けた青年。バリーの友人(FP前の世界では妻)のアイリスの甥でもある。
フラッシュたち超スピードを操る人間の力の源である『スピードフォース』に取り込まれており、
FP後世界が再生する際に干渉し10年の歴史を奪いヒーローたちの関係を変えた存在を認識しFP前の記憶を保持している。
その存在をヒーローたちに知らせようと『スピードフォース』から脱出しようとしている。
ダークサイドの死によって脱出のきっかけを手にしまず世界最高の探偵であるバットマンの前に現れる。
しかし彼との絆が薄かったためすぐに引き戻されてしまい、より絆が深い人物を探して回るが徐々にFP前の記憶が消え始める。
FP前に妻だった最愛の人物リンダに会いに行くも自分を覚えておらず、さらに『スピードフォース』に完全に取り込まれかけ
最後にフラッシュに引き寄せられ彼に感謝の言葉を語る。
≪ヒーロー≫
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。『バットケイブ』でスーパーマンの死や複数のジョーカーについて調べていると、
突如フラッシュに似たコスチュームを着た青年が現れる。名前を呼ばれるも彼の記憶が無く困惑していると、
以前フラッシュから受け取った父の手紙が鍵だと言われる。
- フラッシュ(バリー・アレン)
超スピードを操る鑑識官。FP前の世界ではウォリーの家族であり恩人。FPを引き起こした張本人でもある。
突如目の前に現れたウォリーにバットマンの手紙のことや感謝を言われ困惑するが……。
- アトム(レイ・パーマー)
アイビー大学の講師で政府の極秘機関『SHADE』でも活動していた。特殊なスーツとベルトで体を縮小できる。
過去へと戻れる『タイムプール』を使ったところ恐るべき存在を発見し、その正体を探るため原子以下の存在になり極小宇宙を発見するが戻れずにいた。
万が一のためにライアン・チョイにビデオメッセージを残しており、『縮小ベルト』を託し救出するよう頼む。
- ブルービートル(ハイメ・レイエス)
背中に張り付いた昆虫状の物体『スカラベ』でヒーローとして活躍する青年。テッドに『スカラベ』をとってもらおうとするが、
共にヒーローとして活躍するよう言われ呆れてしまう。
- ドクター・フェイト(ケント・ネルソン)
魔術師ナブーの力を持つヘルメットをかぶることで魔術を使うヒーロー。
テッドの前に現れハイメの『スカラベ』が宇宙のものではなく魔法の存在だと語る。
- ロビン(ダミアン・ウェイン)
ブルースの息子で3代目ロビン。13歳の誕生日ケーキのろうそくを吹き消し微笑む。
- グリーンランタン(ジェシカ・ジョーンズ)
ダークサイドとの戦いの末に新たにグリーンランタンとなった女性。同じくグリーンランタンで拳銃を携帯するサイモン・バズと
コンビを組むことに不快感を見せる。
- グリーンアロー(オリバー・クイーン)、ブラックキャナリー(ダイナ・ランス)
シアトルを守るエメラルドの射手と超音波ボイスを放つ女格闘家。他のヒーローたちと共に死亡したスーパーマンの現場の捜査を行う。
今までは何のつながりもなかったが、この時にお互い何かを感じあう。FP前の世界では夫婦だった。
- アクアマン(アーサー・カリー)、メラ
海底王国アトランティスの王とそのパートナー。初めて出会った海岸で地上式のプロポーズを行う。
- ジョン・コンスタンティン、スワンプシング(アレック・ホランド)
不良天才魔術師と生ける沼の精霊。スワンプシングの恋人アビー・アーケインについて語り合う。
- サイボーグ(ビクター・ストーン)、ナイトウィング(ディック・グレイソン)
ウォリーの接触を受けたヒーロー。FP前の世界で共に『ティーン・タイタンズ』として活躍していたが記憶には残っていなかった。
≪ヴィラン≫
- グレイル
アマゾン族の暗殺者ミリーナとアポコリプスの王ダークサイドの娘。赤子となった父に語り掛ける。
- キャプテン・ブーメラン(ジョージ・ハークネス)
ブーメランを武器に犯罪を重ねる小悪党。FP前の世界で何度かウォリーと戦ったことがあったため接触を受ける。
≪その他≫
- リンダ・パーク
ネット新聞社の新人記者でスーパーマンが死亡した現場の取材を行うとして拒否される。FP前の世界ではウォリーと夫婦だったため
『スピードフォース』から脱出する鍵になると思われ、ウォリーの接触を受けるが彼のことを全く覚えていなかった。
- ウォリー・ウェスト
もう1人のウォリー・ウェスト。『スピードフォース』に捕らわれていたウォリーとは従兄弟同士の関係にあり、同じように超スピードを操る力を持つ。
最近力を身に着けその力で人助けをし始めている。
- ジョニー・サンダー
1940年設立のグッドライフ老人ホームの入居者。1917年生まれで第二次大戦で『ミステリーメン』として活躍したと語っているが妄想だと思われている。
突如現れたウォリーに「『ジャスティス・ソサエティ』を探せ」と言われ「ずっと探している」と返す。
FP前の世界では「セイ・ユー」と唱えることで五次元の妖精サンダーボルトを操っていた。
- マギー・ソーヤー
ゴッサムとメトロポリス双方の街で活躍してきた女性刑事。スーパーマンの友人で未来からやって来たと語る窃盗の容疑者を任される。
容疑者の所持品はLのマークがついた指輪だけだった。
- ライアン・チョイ
アイビー大学の学生でレイ・パーマーの生徒。姿を見せないレイの様子を見に行き、ビデオメッセージで彼の状況を聞かされる。
そして体を小さくできる『縮小ベルト』を託される。FP前の世界ではレイの後を継ぎアトムとなった。
- テッド・コード
『フォーエバー・イービル』にも登場したコード産業の社長。ハイメに背中の『スカラベ』をとるよう言われるが、
移動式本部『バグ』を作り共にヒーロー活動をするよう提案する。FP前の世界では恩師のダン・ギャレットからブルービートルを引き継ぎ活躍した。
- ジャクソン・ハイド
同性愛者の少年。母親は同性愛者に理解が無くそのことを追及される。FP前の世界ではアクアマンのサイドキック、アクアラッドだった。
- パンドラ
『パンドラの箱』を開きこの世に悪をまき散らした女性。FP後の世界が再生する際に干渉したと本人も思っていたが、
別の存在に気付き糾弾し殺されてしまう。その死にざまは誰かに似ている。
- クラーク・ケント、ロイス・レーン、ジョン・ケント
FP前のスーパーマンとその妻子。とある事件でFP後の世界に現れ静かに暮らしていたが、FP後のスーパーマンの最期の戦いで
バットマンたちの前に姿を見せた。食事を買いに出かけるクラークの前にミスター・オズと名乗る人物が現れる。
- ミスター・オズ
スーパーマンとUlyssesの戦いを見守っていた緑のローブを身にまとい杖を携えた謎の人物。FP前のスーパーマンの前に現れ意味深な言葉を残す。
ウォリーが去った後のバットケイブ
彼が消える直前に稲妻が当たった壁を調べるバットマン
そこには血の付いたスマイルマークのボタンが残されていた
『ザ・ボタン』に続く
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