トロピカレスク・ホームアウェイヴ・ドッグストリングス

ページ名:トロピカレスク_ホームアウェイヴ_ドッグストリングス

登録日:2016/01/24 Sun 17:12:25
更新日:2024/01/18 Thu 13:50:02NEW!
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物語シリーズ 吸血鬼 業物語 眷属 忠臣 私を食べて トロピカレスク・ホームアウェイヴ・ドッグストリングス



「お姫様にかけられた呪いを解くのは王子様のキスしかないと、古くより定められているそうなのでございます」









『トロピカレスク・ホームアウェイヴ・ドッグストリングス』とは西尾維新著『物語シリーズ』第20巻『業物語』の登場人物である。



【人物】
『業物語』の一編「第零話・あせろらボナペティ」で語り部を務めた吸血鬼デストピアの眷属である。
かつて魔術師の家系に生まれた人間であったが、デストピアによって吸血鬼とされた。


デストピアの居城「死体城」で共に住んでおり、城の管理を一人で行っている。
自身の強力さゆえに本来眷属が不要であるデストピアが、「顔がいい」ためにそばに置くという程の美形。
またデストピアより、金髪金眼を受け継いでいる。


忠誠心の塊のような男であり、デストピアが餓死した際は自分を食べるように提言したほどである。
一方で忠実なだけではなく、主人の我儘を強く諌めたり、主人のために独断専行に出ることもある。


人間に対して強い嫌悪感を抱いており、デストピアがうつくし姫を城に住まわせる際も当初は強く反対した。
元人間であるからこその同族嫌悪かもしれないとデストピアは推測している。
そのためか、自分が人間であった頃を思い出すことを心底嫌っている様子を見せる。




【作中の活躍】
ある日、死体城のある王国の人間が絶滅したことでデストピアが餓死してしまう。
その原因がうつくし姫と呼ばれる、自身の美しさで他者を死においやる女性であることを復活した主に告げる。


うつくし姫=アセロラが死体城に住み始めてからは彼女に近づくことをデストピアから厳禁とされる。
そのため主に外で情報を集め、デストピアが彼女を食べる方法を探すことに務める。



しかしデストピアがアセロラを食べるまで他のものを口にしないと決めたため餓死を繰り返すことには、強く憤りを感じていた。
更にデストピアが彼女に愛着を持ち始め、食べることにためらいを感じていることを見抜く。




トロピカレスクは、アセロラを食べることに踏みきれず餓死を繰り返すデストピアをやがて見ていられなくなる。
そしてついにデストピアからの厳命さえも破り、彼女の殺害を試みる。


しかし、アセロラの美しさにより殺意を自身に跳ね返され木っ端微塵になり死亡する。
デストピアほどの生命力も再生力もないため、復活も不可能であった。


この結末を自分が殺したようなものと考えたデストピアにより、死体は1片も残さず食べ尽くされる。
それにより生命力に限界が近づいていたデストピアはいくらか回復することになる。
またその光景は、アセロラにある重大な決意をさせることにつながった。





デストピアが餓死するたびに肉体が子供化していたことに対し、「おいたわしや」と思っていただろうとあとがきで書かれている。
どうやら別の吸血鬼の眷属と違い、ロリ趣味はないようである。



「項目にかけられた呪いを解くのは王子様の追記・修正しかないと、古くより定められているそうなのでございます」


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