登録日:2014/10/27 (月) 23:18:24
更新日:2023/12/21 Thu 13:25:00NEW!
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歌 楽曲 モンティ・パイソン 女装 これはひどい 木こり 理髪店 床屋 木こりの歌 理容師
そうだ…俺が本当にやりたかったのはこんな仕事じゃないんだ…
俺は木こりになりたいんだ!!!!
イギリスのお笑いグループであるモンティ・パイソンが生み出したコント(向こうの言い方ではスケッチ)の一つ。
冠番組『空飛ぶモンティ・パイソン』の第1シーズン第9話(1969/12/14)に放送された。
<ざっくりとした内容>
元々は前のスケッチ『殺人理髪師(Homicidal Barber)』から始まる。
テリー・ジョーンズ演じる紳士が向かったのはマイケル・ペイリン演じる理髪師の店。
だがそこの主人は、相手を切りたくてたまらないという色んな意味でヤバい性格の持ち主だった。
これ自体の元ネタは「スゥイーニートッド」に代表される理髪店の殺人鬼なのだが……。
「それじゃ、切ってくれよ」
「切る…切る切る切る切る!!!血!!!!!サイコ!!!!ヒッチコック!!!!」
テリー紳士が悠然と新聞を読んでいる間もハサミを喉元に刺そうとしたり、
髪を切る前にレッドアイ(トマトをベースにしたビール)を飲み干したりとやりたい放題。
挙句の果てに洗髪のふりをして頭を下げさせ、背後に適当な会話を吹き込んだテープを流して自分は隠れる始末。
最初は何とか会話になっていたが、当然バレてテリー紳士は激怒。
そこでペイリン理髪師は身の上を語り始める。
曰く、自分は散髪をするのが大嫌いだったが、ショック療法のため親が無理矢理理髪学校へと入学させたとのこと。
そして冒頭の台詞へと繋がり、舞台は急にカナダの大森林へと変わる。
ペイリン理髪師も服装を木こりの衣装に変え、横に女性を従えバックには山岳騎兵隊の合唱団。やる気満々である。
♪ I'm a lumberjack and I'm OK(俺は元気な木こり)
I sleep all night and I work all day(昼はずっと働いて一晩中寝る)
朗らかに憧れの木こり生活を歌い上げるペイリン…が。
(以下ざっくりとした和訳)
♪ 水曜日には買い物に ティータイム用のスコーンにバターをつけて
♪ 野花の押し花大好きよ 婦人服でバーに出かけましょ
あまりの内容に顔が引きつる隣の女。背後の合唱団もざわめき始める。そして遂に…
♪ ハイヒール、サスペンダー、ブラ着けて うちのパパも言ってるわ「お前が女だったら良かったのに!!」
とうとう泣き出して「あんた変態よ!」と放り出す女。合唱団も「あーあ、こりゃダメだ」と言わんばかりに霧散してしまうのだった…
その直後には早くもこんな抗議文が送られている(番組放送中なのにね!!生放送じゃないのにね!!)。
「このスケッチの内容に抗議します。女装好きの木こりはそんなにいません」チャールズ・アームストロング准将(ミセス)
追伸 編集者とはキスしていません。
※その後
○番組の終わりの方では、テリー紳士がすっかりペイリン理髪師の悩みを親身になって聞いている光景が見られる。
○ドイツで放送されたバージョンではペイリンがきちんとドイツ語で歌い、憧れの場所もカナダではなくオーストリアに変更されている。
○映画『モンティ・パイソン・アンド・ナウ』では死んだオウムを売ったペット屋(これも演じるのはペイリン)がいきなり木こりになって歌いだすシーンがある。
○舞台では諸事情により、ペイリンではなくエリック・アイドルが木こり役を演じてライブのラストを飾っている。
(ただし2009年に上演された『ノット・ザ・メシア』のラストではペイリン自らがなんの脈絡もなく木こりになっている。
また、2014年のラストライブ『Monty Python Live (Mostly)』では前半の真ん中辺りで歌われた)
○2002年に行われたジョージ・ハリスン一周忌コンサート『コンサート・フォー・ジョージ』でもペイリンが熱唱。
バックコーラスはモンティ・パイソンの面々に加え、トム・ハンクスがこの日限りのメンバーとして加入した。
○パロディネタにもよく使われ、Nostalgia Criticは『コマンドー』のレビューで、シュワちゃんの声真似でこの曲を歌った。
♪ 俺は元気なWiki篭り 今日もたっぷり追記だぜ
ブラにストッキングハイヒール 修正もしましょ♪
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