ポーク・パイ・ハット小僧

登録日：2013/12/18(水) 17:44:28
更新日：2023/12/08 Fri 12:54:45
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7部 ジョジョ ジョジョの奇妙な冒険 釣り ワイアード スタンド使い ペッシ ビーチ・ボーイ sbr ギィー、ガシャン ポーク・パイ・ハット小僧 小僧

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ギィー、ガシャン！

『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』に登場する人物。

レース参加者ではなく、ジョニィとジャイロから「聖人の遺体」を奪うために現れたファニー・ヴァレンタインの刺客。

頭に竹飾りのようなものを付けた、ぎょろっとした目とブタ鼻の見るからに「田舎者」という雰囲気の少年。
ジョニィの名前を「ジョオニィ・ジオシュッター」と微妙に間違えて覚えていたり、ジャイロを「オジン」と呼ぶなど、
口も悪ければあまり学もないと思われ、「小僧」と付いていることもあってかクソガキ感がすごい。
一人称は「オイラ」で、「ウィーン ガシャン！」等の機械音を口にしたり、語尾に「じゃーん」と付ける口癖がある。

万年筆のインクを飲んで「ンメェー！」と叫んだり、折れた自分の歯を「食ったら美味いのか？」と考えるなど、
常に空腹なのか、悪食な面も垣間見える。

…と、見るからに頭が悪そうなビジュアルと言動だが、仮にも大統領に刺客として雇われるだけあるというべきか、
自身のスタンド能力もあるが、「うっかり触ってしまいそうなもの」を「罠」にしてジョニィを引っかけたり、
ジャイロを事実上の人質としてジョニィに攻撃させないように仕向けたりと、こと戦いにおいてはかなりの狡猾さを発揮している。

大統領が放った刺客ではあるが、元々さほど期待されていなかったのか、それとも「教えても意味がない」と見なされていたのか、
回収するよう命じられている「聖人の遺体」については何も知らされていないようで、ポークは「昇格のための道具」くらいにしか考えていない。

スタンドの元ネタはジェフ・ベックのアルバム「ワイアード」
また、名前の元ネタは同アルバムに収録されている曲「Goodbye Pork Pie Hat」。

【活躍】

偶然「聖人の遺体」を手に入れたジョニィとジャイロを始末するために送り込まれた刺客。

初登場時は列車の屋根の上で待機しており、ルーシーが大統領の側近に押されて零したコーヒー入りのポットをスタンドで回収し、
危うく熱々のコーヒーをぶちまけられそうになった大統領の被害を最小限に食い止めた(よく見るとポットの底に穴が空いている)。

その後、かませ犬・シュトロハイムを倒した二人を襲撃し、スタンドでジャイロとその馬、そしてジョニィの馬とその荷物を次々と誘拐・奪取。
唯一残ったジョニィも、自らのスタンドでじわじわと追い詰めていく。
ちなみに、攫われたジャイロは自分の長い髪で岩に吊るされているという、中々シュールな姿で放置されていた。

そして、ついにジョニィをスタンドで捕捉し、フックで引っ掛けて釣り上げることに成功するものの、
ジョニィのスタンド・牙(タスク)が覚醒し、弾丸のように射出された彼の足の爪を顔(口)に喰らって怯まされ、
その隙を衝いて土の中にもぐりこんだジョニィの姿を見失ってしまう。

追い詰められたポークはジョニィの馬を「餌」にしておびき寄せ、ガソリンで焼殺を試みる。
燃え盛るジョニィにポークはトドメとしてスタンド攻撃を仕掛けるも、燃えていたのはジョニィが作った枯れ木の彫刻であり、
そこに、「(スタンドの)ワイヤーの先に本体がいる」と見抜いていたジョニィに連続して爪弾を撃ち込まれ、顔と胸をハチの巣にされてしまう。

しかし、顔が崩れるほどのダメージを受けてなおポークはしぶとく生きており、
ジャイロを「餌」として息を殺してジョニィを待ち伏せ、罠にかかったジョニィから彼とジャイロの助命と引き換えに「聖人の遺体」を奪う。
そして、一度その場から離れてから自らに重傷を負わせたジョニィたちを殺そうとする下衆っぷりを発揮するが、
既に目を覚ましており、そしてポークの考えを見抜いていたジャイロは、「聖人の遺体」の爪にとある仕込みをしていた。
それは、ジョニィの「タスク」の如く、「聖人の遺体」の爪を「回転」させておき、時間差で射出するようにしておくというもので、
勝ち誇ってジョニィたちの方を見ていたポークがそれに気付いた時にはもう遅く、顔面を「爪」で貫かれたポークは今度こそ敗北・死亡した。

ポークの死体から「聖人の遺体」を回収したジャイロは、ジョニィにそれを返還。
ジャイロは「聖人の遺体」を集めようとするジョニィに「俺には関わりない」と断りを入れつつ、
「俺(ジャイロ)が1位でお前(ジョニィ)が2位」という約束を守る限り、これまでと同様に彼と共に行動すると改めて宣言。
こうして、ジョニィとジャイロは「聖人の遺体」を狙う大統領とその刺客たちと戦うことになったのである。

【スタンド】
ワイアード

破壊力：D
スピード：B
射程距離：B
持続力：B
精密動作性：D
成長性：D

本体と一体化したスタンドで、口の中にウィンチのようにワイヤーを巻きとる鋼鉄機械があり、舌には鈎針を収納するための窪みがある。

能力は、鈎針が付いた2本のワイヤーを水の乗った皿に垂らし、異空間を通して目標を釣り上げる。
直接釣り上げるのはもちろん、鈎針を虫や人間を疑似餌（ルアー）として潜ませることで、擬似餌に触れたものを釣り上げるという攻撃も可能。

また、皿と目標は異空間を通して繋がっているため、劇中では皿にガソリンを流し、さらに火のついたマッチを投げ入れるというやり方で、
ポークはジョニィに自身の姿を見せることなく、彼がいると思しき場所をガソリンで引火するという攻撃をする場面もあった。

さらに、鈎針に繋がっているワイヤーの強度も高く、人を容易く切り裂けるタスクの「爪」を喰らってもびくともしないレベルで、
一度鈎針に引っ掛かると脱出が非常に困難な他、ワイヤーを鞭のように叩き付ける攻撃も中々侮れない威力を持つ。

スタンド能力の性質上、本体は安全地帯から攻撃できるという点も加味して、非常に強力な能力と言えるが、
鈎針を仕込んだ疑似餌は異空間を通して「皿」に繋がっているため、
ここに攻撃されると、逆に異空間と「皿」を通して本体まで敵の攻撃が届いてしまうという欠点がある。

余談だが、馬を持ち上げたり、単行本の能力紹介で「物凄いパワーを誇る」と書かれているが、破壊力の評価は「D」と何故かかなり低い。

• 余談

中盤からの濃いキャラに押されて影が薄いが、
○ジャイロがジョニィを「相棒」として認める
○ジョニィのタスクが覚醒
○物語が「聖人の遺体」を巡る戦いになる。
と、物語の方向性が決まったり地味に名シーンが多かったりする。

能力が「釣り」と、5部のペッシの「ビーチボーイ」と似たようなスタンドで、リ・イマジ的な性質だがどちらも「能力は強いけど使い手がバカ」という共通点がある。

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▷ コメント欄

• 作者が『怒の季節』だったからかは知らないが、この辺の敵は『イラッとくるバカ』が多かった気がする -- 名無しさん (2013-12-18 19:22:35)
• 追い詰められてもおもしれえ！と闘志満々だったが気合いでどうにかなるほどジョジョは甘くなかった… -- 名無しさん (2013-12-18 21:07:58)
• 墨汁を飲んだことがあるがそれほど不味くなかったからインクもいけるかも -- 名無しさん (2014-01-07 23:52:19)
• 昔はイカスミがインクに使われてたみたいだし、普通に美味いのかも -- 名無しさん (2014-06-06 23:12:49)
• 不細工でバカで描写も薄い。SBRキャラでの人気は最下位クラスだろうな -- 名無しさん (2014-08-04 17:16:12)
• 馬鹿にされてたのを見返そうとしてたりとか、その割に何気に賢い戦法とったりとか、結構嫌いじゃないんだけどなあこいつ -- 名無しさん (2015-06-20 03:27:14)
• ルーシーがコーヒーぶちまけた時のシルエットはくそかっこよかったのに -- 名無しさん (2015-09-03 11:28:59)
• ジャイロが普通に殺したけど、こいつ年はいくつなのかな。 -- 名無しさん (2015-12-20 14:50:07)
• ７部は大統領への忠誠心からかほかの部と比べて執念が違ったけど -- 名無しさん (2016-03-11 07:49:05)
• こいつはこいつで一味違う執念を感じたから好きです。 -- 名無しさん (2016-03-11 07:51:30)
• 罠を張って2人をかなり追い詰めたし戦闘脳はいいはず。まぁまだジョニィ弱い頃だったしなぁ。 -- 名無しさん (2023-08-22 14:58:20)

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