登録日:2012/06/27(水) 13:17:55
更新日:2023/12/05 Tue 11:12:57NEW!
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カードファイト!!ヴァンガード 厨二病 茂木健一郎 上から目線は基本 先導アイチ 蒼龍レオン psyクオリア アイチの黒歴史 (@ω@) トイズ 謎トイズ クリストファー・ロー 雀ヶ森レン ←マジェスティにより消失 ←vfcで喋り出した回から復活 ←マジェスティ涙目
PSYクオリアとは、カードファイト!!ヴァンガードにおいてアニメ及び漫画どちらにも登場している謎の能力。
現在登場した能力者は
先導アイチ
雀ヶ森レン
クリストファー・ロー
蒼龍レオン
以上の四名だが、アニメでは本編開始以前にも能力者がいたとのこと。
概要
アニメ版と漫画版どちらにも登場しており、それぞれ細かい部分での設定は違うが、基本的に『カードの声が聞こえる』という部分は一緒。
つまるところカード系メディアではよく聞くような能力である
ただし、他のカードを題材にしたアニメのソレと違うのは、ファイト(対戦)の勝利にカードのユニット達が導いてくれるという点。
アニメ版の描写されている具体的な例としては、ファイター(プレイヤー)が思考を働かさなくても、限りなく最善に近いデッキ構築やプレイングのイメージを、能力発症者に見せており、発症者はそれをなぞるだけで勝てる場合がほとんどである。
簡潔に、良く言えばヴァンガードの御手本を見せてくれる能力。身も蓋も無い言い方をすれば勝ちまでの道筋をcolor(purple){カンニング}できる能力、とイメージしてくれればいい。
使えば使う程強力になるらしく、発症してから数ヶ月程度の先導アイチでさえ対戦前からそのファイトのフィニッシャーを把握し、更に自身のイメージに対戦相手の精神を引きずり込む、いわゆるイメージ拉致を行う事が可能。
(イメージ拉致の使い方としては主に、トドメの一撃を対戦相手に疑似体験させる精神オーバーキルである場合がほとんどだったが、自身がイメージする惑星クレイの美しい風景を見せてあげるといったものもある)
本編開始時、既に数年間使い続けていたヤンホ……雀ヶ森レンに至ってはファイトを行わなくてもイメージ拉致が可能だったりする。
アニメ・漫画版共に発症する原因・理由・条件の一切が不明だが、発現者それぞれに共通しているのは『強さを求めて常日頃から努力していた』という点が挙げられる。
『努力していた』という思いからか、PSYクオリアの発症者は皆一様に、この唐突に現れた強力な能力を『自身で手に入れた実力』と思い込む場合が多く、使用すればほとんどの相手に勝ててしまう為、その傲慢さが増長しやすく、他人を見下す傾向が強くなる。
しかし、PSYクオリアを使用したアイチに櫂トシキが勝利できたように、決してPSYクオリアは万能ではないらしく、何らかの穴がある模様。
どうやらPSYクオリアの力は、本来ヴァンガードで強くなる為のものではないらしいのだが…………。
本質
アニメ版ではその本質が判明。
ウルトラレアのレッカの体にライドした人物(あの方)いわく、
『惑星クレイにおいて、自分達では答えが出せない問題が起きた時に、地球の先導者に道を示してもらう』
為、地球人を惑星クレイとシンクロする能力というのがPSYクオリア本来の役割。
アニメ一期では惑星クレイに謎の軍勢が押し寄せており、その対応方針について各クランが協議したのだが、ロイヤルパラディンとシャドウパラディンが対立してしまう。
その決着をつける為に、それぞれの使い手である先導アイチと雀ヶ森レンがPSYクオリアに覚醒し、両者のファイトの結果によってクレイの道筋が決められる事になったというのが、一期の大きな流れである。
あくまで惑星クレイとシンクロする為の能力である為、ファイトでPSYクオリアを使ったとしても、ほぼ完璧に近いプレイングをする相手や、自身の精神状態によっては敗北する事も十分ありうると言える。
また二期では立凪タクトがクリストファー・ロー及び、一度能力を失った先導アイチに対して強制的にPSYクオリアを覚醒させるとんでもないシーンが出た。
これによりPSYクオリア能力者の量産の可能性が示唆される事となり、限られた者だけの力というイメージから我々をリミットブレイクする事となった。
また漫画版においては、テツが『何らかの形で己の殻を破った者』に発しょ…発現すると定義していた。
性質とリスク(アニメ版)
惑星クレイにおいてはPSYクオリア能力者は「祈り聞く者」と呼ばれている。
上記のロイヤルパラディンとシャドウパラディンの対立を見てもわかるように、恐らく過去にも同様にクレイ内部では結論が出なくなる状況があったと思われる。
そういう事態に陥った場合、「祈り聞く者」にクラン単位での判断を委任し、地球=惑星Eにおける彼ら=「先導者」のファイトにその行く末を委ねる、ということが行われていた様子。PSYクオリアはそのために発現させられるものであり、クレイと地球を繋ぐ「運命力」を五感で受け取るための感覚である。
言ってしまえば2011年版における全ての事件は、クレイにおいてもキーパーソンとなった「祈り聞く者」の分身となるユニットとそのクランが同様の顛末を辿る形で引き起こされている。
このためロイヤルパラディンとシャドウパラディンの対決は、地球においてはそれぞれの「先導者」として選ばれたアイチとレンの対立と言う形で引き起こされ、最終的にアイチが勝利し、レンの心を開いたことで、両クランの和解という形で収まった。
当時散々ネタにされたクレイでユニットが並んで話し合っているシーンも実際のところネタではなく本当に重要なシーンなのだ。
リスクの内実は、アニメ世界のファイトはファイターのイメージ力が強さに直結することと密接に関連している。カードゲームあるある
櫂が度々口にしたように「イメージが力になる」のがアニメ世界のファイターなのだが、PSYクオリアに溺れるとそれが見せる「勝利のイメージ」に極度に依存し、自身のイメージを持たなくなってしまう(つまりはカンニングに頼って自前の学力を磨かなくなる)。
よって一度「勝利のイメージ」を破られると、そこから立て直すための「自分のイメージ」がないため敗北が確定する……というのがリスクである(そのためPSYクオリアに溺れたファイターは相対的に弱体化する)。
このため、二期以降のアイチやレンは相手の強いイメージから自身を守るための防御手段としてPSYクオリアを使用している。
能力発動中は瞳に極彩色の光が渦巻くが、正しく使えるようになるとそれぞれのイメージに応じた単色の光になる。
なお「先導者」とそれぞれの使用クラン、および分身となるユニットの状況は、ファイトの内外を問わず地球とクレイで連動している。
例えばユナイテッドサンクチュアリにおいて影の部隊であるシャドウパラディンは、地球においては「先導者」のレンが大会に出て来るまでほとんど知名度がなく、ギアクロニクルは「先導者」のクロノが幼少期の記憶を一部失った結果、Gシリーズ開始まではメサイアの「先導者」である伊吹以外に存在が知られていなかったうえ、彼らが持ち込んだ超越の技術も地球においてはルールごと消えていた(アイチが主人公だった無印シリーズの間は「なかったことになっていた」)。
さらに「虚無」=リンクジョーカーの干渉によりブラスター・ブレード、ブラスター・ダーク、ドラゴニック・オーバーロードが封印された結果、それぞれを分身とする「先導者」達と各クランの関係が断絶され、結果として地球ではシャドウパラディンとかげろうの存在が消失、ロイヤルパラディンはDAIGOがかろうじて残ったことで「使い手がほとんどいない伝説のクラン」という扱いになっていた。
そしてクレイにおいて三英雄救出のためゴールドパラディンが結成された結果、アイチとレンの手にもゴールドパラディンのデッキがもたらされている。
別の事例として、蒼龍レオン率いる蒼龍の民の衰退もこの現象が原因と思われる。
レオンがPSYクオリアを持つことからして、恐らく蒼龍の民そのものがアクアフォースの「先導者」に位置付けられており、結果として「惑星クレイにおいて封印され、表立って活動できなくなった」というアクアフォースの状況がレオン側に反映され、結果蒼龍の民そのものが一族としての体裁を保てなくなるほど減ってしまったと思われる。
ちなみにこれらの情報から見ると、当時の惑星クレイは惑星単位の危機を前にしても足並みがそろわないという連携の悪さが垣間見える。
恐らくこういう事態に陥り、クレイ内部で内輪もめが続くだけの状況が発生した場合、「先導者」に行く末を委ねることでクレイ全体に方向性を与えていたと思われる。
しかしこのため、Gシリーズ最終局面でストライドゲートと「運命力」の繋がりが断ち切られたことでクレイ側は神の加護と「先導者」の導きを両方失うという大混乱に陥り、天輪聖紀においてニルヴァーナが誕生するまでの3000年に渡り動乱の時代が続くことになった。*1
追記・修正はPSYクオリアに目覚めてからお願いします。
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