登録日:2010/08/06(金) 16:16:40
更新日:2023/11/17 Fri 10:59:52NEW!
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フリーゲーム ゲーム 鬱ゲー rpgツクール 分裂ガール 独特なゲームシステム
“デストラクションは容易だが、
コンストラクションは容易ではない”
誰が言った言葉だっただろう。
それは、警鐘としての言葉だったか、
それとも別の意味を持っていたか。
とり色にて公開されているフリーゲーム。
ブログは閉鎖されているがDLはできる。
あらすじ
薄暗い部屋で目をさました少女、自分の名前はなんなのか、何故ここにいるかも分からない、どうやら記憶喪失らしい。
辺りを探索して分かった事は自分の名前とここが精神病院であること。
少女は自由を求めて外を目指す。
システム
本作の特徴はよくできた自作戦闘である。
複数回行動選択できるターン制サイドビュー戦闘でそこに行動限界回数であるNOT、行動選択するごとに減っていくSTM、属性みたいなELMなどが絡んでくる。
複雑そうにみえるが案外簡単に慣れる。
能力値が色々あるのでややこしいのを簡単に説明する。
STM→MP、ターン終了時に自動で一定量回復する。
他に行動順や攻撃力にも大きく影響するので半分はとっておきたい。
MNP→精神力、この値を越えるダメージを受けると何らかの状態異常を被る可能性がある。
序盤では気にならないが終盤は重要なステータス。
全体攻撃でSTMdownやfaint状態になると目も当てられない。
ELM→属性、自ELMと場ELMがありどちらも能力に関係する、場ELMは攻撃アイテムの威力にも作用する。
場ELMが上がると自ELMの値に応じて能力が上がる、場ELM×自ELM=破壊力をイメージすると分かりやすい。
登場人物
- エルテ・ティート
主人公。
記憶喪失の少し臆病な少女、名前は部屋の外の机の資料から。
その正体は新手のスタンド使い、五色のスタンドを操り戦う。
スタンド名―トゥルーカラーズ
近距離パワー
破壊力………C スピード……B
射程距離……D 持続力………E
精密動作性…A 成長性B
赤黄青緑桃の五色から成るスタンド。
自分から分裂させることで生み出すことができ、色の組み合わせで攻撃・自己強化など使える技が変わる。
他にも本体の盾となることでダメージを無効化したりもできる、この場合一定確率で消えてしまう。
得意技は連発できる赤黄の熱血拳、赤黄青で使えるMAG依存の全体攻撃放電、赤青緑桃で使える超威力オラオラのひたすら砕く。
非常に強力だが当然スタンドがいなければ使えず1ターンに2体以上消されると一気に辛くなる。
攻めに強く守りに弱いタイプ。
素ではCHAとLUC高めだがこれらの余り役に立たない。
最初に能力の方向性を変えられるので別の能力をあげておこう。
- ナール
B9をさまよっている爺さん。
必ず最初に仲間になる人物、彼と仲間二人を選択して物語を進める形になる。
TECが高めなので優秀なアタッカー。
しかしSTMの回復量が少ないので長期戦は苦手。
- スナイパー青木
ナールを仲間したあとB10にいるよく分からない生物。
特殊技能の銃技は構えるをした回数により技が増えるというもの。
他に武器が装備できず性能が高い通常攻撃ができるのも特徴、終盤になると力不足になってしまう。
- 岐阜県出身
平凡の象徴岐阜県を崇拝する肌黒の男、ここは日本じゃありません。
脳筋タイプ、STRが高いがTECが非常に低いのでそれ程攻撃力はない。
壁にしてサポートさせたほうが有用な場合もある。
- フィルデロ
B5にいる自治体のリーダー。
リーダーらしくCHAが高く残りが平均的、しかし前述の通りCHAは役に立たないのでただの戦い方が奇妙なおっさんである。
多分スタンド使い。
- ロイ・S・ヒドック
新聞記事と日記を全て読み、フィルデロを仲間にした状態で話しかけると仲間になる。
妄想の中で彼女と話せる少し羨ましい御人。
背景を知るとそんな気持ちも失せるが、人格的に一番頼りになる。
能力は硬めのサポートキャラといったところ。
SPDが低い。
- ビブー・チン
精神病院にて商売をしている謎の男。
仲間枠が一人空いた状態でB2にいる彼に話かけると仲間に入る。
なんの症状で入院しているのか検討もつかないほどまとも。
能力的にはスナイパー青木の劣化といったところ、しかし劣化といっても微々たるもので武器を装備できるので最終的な攻撃力は彼の方が上。
- エディ・ニーベル
本作の舞台である「エディ・ニーベル精神病院」の院長。
収容されている者たちの間では「精神病患者を『致命的なエラー』扱いする狂人である」という噂が蔓延しており、異常な病棟内の様相も相まってその実態は不鮮明を極める。
- 金髪の魔女
エルテの行く手を幾度も阻む、本名不明の少女。
ナールとは因縁があるらしいが、肝心のナールが露骨にすっとぼけており具体的に何があったのかは不明。
- リュクリシア・ニーベル
自分を「エルテ・ティート」だと思いこんでいた少女。主人公の真の名前。
エルテからの激しい拷問により記憶を喪失し、己の名を誤って覚えていた。
OPのモノローグを見る限り、ED後に捕縛されて再び最下層送りになったようだ。
全てを失い「リュクリシア」でさえなくなった彼女に、救いは果たして存在するのだろうか……?
- ナール・テラー
本作における全ての元凶。
この爺が口にしていた「エディは狂人」などという内容は、その局所を己に都合よく捻じ曲げた虚偽。
真意は「自分の息子を、こいつ自身が犯した罪の密告で処刑された」ことへの復讐。
なお常々エディは、ナールが金儲けのために進めていた違法薬物の開発を止めるように言っていたので、これらは完全な逆恨みである。マジで救いようがないクソじじいである
何も知らないリュクリシアを縊り殺すことは、なけなしの良心が咎めて一応思いとどまったようだが、
代わりに思いついたのは「リュクリシア自身に嘘を吹き込んでエディを殺害させる」という輪をかけて腐った計画。
結果、エルテを生贄にして牢から逃れおおせ、そして復讐も達成と完全な一人勝ちを成し遂げてしまっている。まあ日記という物証があるので、再度捕まれば確実に首が飛ぶとは思われるが
エディはナール個人を形容して「致命的なエラー」と述べていたが、これが如何に正鵠を射た言葉であったかが伺える。本気で死ねよ糞じじい
- エルテ・ティート(本物)
金髪の魔女の正体であり、本作のラスボス。
ナールと組んで過去ろくでもない悪行を繰り返していたらしいが、エルテ側が心酔している割に肝心のナールからの扱いは道具同然だったようである。
ナールへ向けたエディからの「致命的なエラー」という発言を、ナールがエルテへ何度も繰り返し教唆したことで本編の暴走へ至る。
リュクリシアには愛憎が入り混じった複雑な感情を抱き、世が世ならキマシタワーとか言われていたかもしれない。
しかしその末路は……。
ゲーム的にはHP50000という、クリアを前にした最後にして最大の障害となる難敵。
仲間が排除されるタイマンとはいえ、リュクリシアが超強化されるので戦力的には実のところ五分。
しかしHPが減ると攻撃が激化する行動傾向により、普通に殴り合っているとこちらが先に持久負けしてしまう。
本作のバフが重ねがけ可能な仕様を理解しているかで難易度が天と地ほどに変わる。
- エディ・ニーベル
リュクリシアの父である「普通の男」。リュクリシアが生まれた時は大喜びしていたらしい。
彼に纏わる作中の情報をよく精査してみると、そのほとんどがナールの発言か出所不明の噂ばかりである。
澄み渡る無限の項目よ。どうか私を迎え入れて下さい。
私の追記修正を、全て受け止めてください――。
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▷ コメント欄
- ネタバレというかただの暴言にしか聞こえない……。 -- 名無しさん (2016-06-19 11:44:51)
- 割とガチでネタバレな感のある書き方でもあるのが恐ろしいところ -- 名無しさん (2017-11-29 14:38:48)
- インディーズらしい鬱ゲー ゲームシステムのアイデアは面白いのだが… -- 名無しさん (2021-05-14 20:57:10)
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