本部以蔵

ページ名:本部以蔵

登録日:2011/08/06 Sat 04:02:43
更新日:2023/11/10 Fri 13:38:10NEW!
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本部が強くて




何 が 悪 い



CV:小室正幸(グラップラー刃牙) / 稲葉実(バキ)



本部以蔵とはバキシリーズ最初期からの登場人物。


目次


概要

どこの流派にも属さず、ただひたすら独自の柔術を磨き上げた男。
「超実戦流柔術」の雄であり、「本部流柔術」の元締。
年齢は最大トーナメント当日で50歳の誕生日を迎えた。(初登場時49歳、「範馬刃牙」以降51歳)
実は愚地独歩よりも5歳歳下である。



実力

あの“虎殺し”“武神”と称される愚地独歩からも一目置かれ、同様に「生きる伝説」と呼ばれる程の実力を持つ。
独歩をして「そんじょそこらの柔道家と比べる何ざ、リトルリーグと大リーグを比べるようなもんだ」と言わしめた。
空手家潰しが得意らしく、独歩曰く「この男に壊された空手家は10人や20人じゃきかない」とか。



かつて「地上最強の生物」こと範馬勇次郎と戦うも敗北。
リベンジを誓い、様々な格闘技との対戦を繰り返すことで本部流実戦柔術を開発する。


腕を上げたことで勝算があると見、再び勇次郎に挑むが、実力を上げたことを楽しんだ勇次郎に「本気」を出されてしまい、あえなく敗北。
以後、範馬刃牙と交流を深めつつ、作品の解説役に収まった。


その広く深すぎる格闘技の知識から繰り出される解説は圧巻の一言。
同時に長らく試合に出なくなったため、「本部流柔術じゃなくて本部流解説術」や「史上最高の解説者」と読者から呼ばれるようになる。



活躍

初登場

神心会の空手大会の決勝を終えた刃牙と、追いかけてきた加藤の元に「オイシイ小僧が二人も食える」と悪役のような台詞のフォントと禍々しいオーラを纏って登場。
そのまま老獪な敵役ポジションとして活躍すると思われたが、彼の愛弟子である花田純一が刃牙の対戦相手に決まってからポジションが一変。
対花田戦の参考に訪れた刃牙に対して普通に稽古を見学させるなど、初登場時の危なげな雰囲気はどこへやら、非常に友好的なムードで刃牙のサポートに回る。


さらに花田がマウント斗羽に制裁されて病院送りにされた後は、花田の仇討ちと言わんばかりに刃牙のセコンドとして対斗羽戦の助言&解説役に収まった。


最大トーナメント編

随分と活躍の場が与えられなかったが、最大トーナメント編にて久し振りに試合に出場。
全国の本部流門下生が歓喜した。



一回戦の相手は横綱の金竜山。
たしかに強そうではあるが噛ませ臭がプンプンする上に、直前に本部が

「私は今年で50歳になった。しかも相手は横綱だ。…でもこういうのがオイシイんだよな」


と発言したことから余裕で勝利し、トーナメント上位で強豪達と激闘を繰り広げてくれることを誰もが期待・予想した。













………が、「力士相手に小指をとる」という柔術の達人がするとは思えない失策によって投げが失敗。
勢い余って大銀杏に手をかけてしまい、ブチ切れた金竜山に四股で頭を踏みつけられて敗北。
以後、再び解説役に返り咲くことになる。


なお、力士がまわしを取るときまず小指をかけるのが基本。様々な技の基点になるため数百キロの負担がかかる故に相当に強靭になっている。
フォローしておくと、強靭故に(テコの原理で)折れやすい事には違いないので、本部は力士相手の喧嘩では、このやり方で奇を衒って勝ってきたと思われる。
だが、金竜山は曲がりなりにも横綱なので、小指も普通の力士よりも規格外に強靭だった筈である。
今回流石にその辺の力士くずれのチンピラと同じ喧嘩パターンを横綱に実行したのが失敗だった…と見るべきかもしれない。




「本部流柔術の元締」「空手家殺し」「生きる伝説」等と呼ばれておきながら、作中において名ありのキャラに一度も勝利したことがないという
看板倒れっぷりから完全にネタキャラ認定を受けてしまい、「本部=弱い」はバキにおける一種の常識となった。






第2部「バキ」

しかし、そんな本部の評価を一転させる事件が起こる。
最凶死刑囚編にて、最大トーナメントのベスト4である渋川剛気の長年の宿敵・柳龍光が登場。


この柳の実力は凄まじく、過去に渋川の片目を奪い、己の師であるマスター国松の腕を切断、
更に現在においてもバキ相手に空掌で一度勝利する等まさに圧倒的な強さを発揮していた。



そんな柳が渋川と決着を着けるため公園で待ち合わせしていたところに、まさかの本部が颯爽登場!
右手に日本刀を持って現れた予想外の男に柳も、そして読者も呆気に取られた。



多くの読者が感じたであろう「どうせまた負けるんだろw」という思いに反し、本部は刀や鎖分銅を使って柳を圧倒
あれほど強かった柳が成す術なくフルボッコにされ、バキを瀕死の重症に追い込んだ毒手を斬り落とされてしまった。
※尚、勘違いされることもあるが、切り落とした際に使った武器は自身の持ってきた日本刀ではなく、柳の持ってきた鎌である。


磨いた五体以外の何ものかに頼みを置く


……そんな性根が技を曇らせる




「技量だけで言えば間違いなく柳の方が上であったが、隠し持っていた鎖鎌を使うような性根だから技も鈍るのだ」、と
自分の方が武器をフルに駆使していたことを棚に上げて柳を批判。
「男なら、拳ひとつで勝負せんかい!!」


一応フォローしておくと、「柔術」とは武器の使用も含めた武術である。*1
その旨は劇中でも解説されているため、矛盾はしていない。
風神鎌を振るう柳に対して動じることなくすぐさまジャングルジムを背にする、地の利を活かして武器を使用不能にする等、
本部は対武器戦も考慮に入れて戦っている。
対して柳は、ハッキリ言って武器なんて必要ないのに自分の肉体に絶対の自信を持つ素手の武術家達に対し、
虚を突いたり優位に立つ事、何より自分のドS精神を満たす為に一方的にフルボッコにする手段として武器を多用している。
その為、武器を使った場合の逆境を全く想定しておらず、その辺の認識の差から来る慣れや戦術性が勝敗を決したのだろう。
…しかし、この言葉だけを見るとやっぱりおかしい
※「この時の言葉だけ」を見るとおかしいが、後に語る「武器を含めたら300点は下らない」発言からするとおかしくは無い。事実、この後に柳がドイルを「制裁」しに行った際、何故か鋼鉄を掴んでいる手を「唐竹」で落とそうとしている。この際は「横薙」、もしくは「篭手落とし」、なんなら刺突で充分である為、はっきり言って、日本刀の扱いについては「ド素人」の領域である。そりゃあ名刀が刃こぼれするのは当然である。
伏線だったのかは作者のみぞ知るが、作者すら覚えていない可能性もあるので真相は闇の中である。


この時、本部は持参した刀、鎖分銅、柳の落とした風神鎌の合計3種の武器を使用したが(他に準備していた可能性もあるが)、
刀をぶん投げたり、鎖分銅をまとめて投げつけたり、風神鎌で一閃かましたり本来とは違う非常に独特な使い方をしていた。
多分このへんが本部流の実践柔術なんだろう、多分。
これらは相手の「虚」を衝く為であり、風神鎌で腕を落としたのは「柳の最大の拠り所である毒手を斬る為(心を折る)」であると思われる。推測ではあるが、バキシリーズは読者の想像に任せるところが多すぎるので推測するしかないのである。


最終的に勇次郎が出現してトドメを持って行かれてしまったが、実質的な作中における初勝利を渋川と同等以上の実力を持つ柳から挙げるという大金星を達成した。*2


同時にバキにおける一つのパワーバランスが崩壊。
本部がどれ程の位置にいるのか再考察が必要になってしまった。
見返すと、上述の勇次郎のリベンジ戦での敗北の際も、実は数年前には見ることもかなわなかった彼の打撃を捌き、褒美と言う面もあるが鬼の顔を出したほどの実力を披露している。




公園において圧倒的な強さを発揮したことから「公園王」「公園最強の生物」
果てにはその汚らしい……もとい、ワイルドな見た目+公園というシチュエーションのせいで「最強のホームレス」と読者に呼ばれるようになる。



因みに当項目冒頭の一文は、本部が柳を圧倒した話が掲載された週刊少年チャンピオンの巻末における作者の一言コメントである。
どうやら作者も本部をかませキャラにおとしめていた自覚はあったらしい。



第3部「範馬刃牙」

終盤にちょろっと登場。
史上最強の親子喧嘩の存在を知った弟子・花田から「どう思われますか」と聞かれるが、「挑む気も起きんよ」と流していた。



第4部「刃牙道」

今回は初期から登場。
勇次郎と刃牙の一戦に感化され、山にこもって修業を積んでいた。


宮本武蔵が警官相手に大立ち回りをしているニュースを見て、その強さに驚愕すると同時に自身が鍛錬欲に駆られていた理由に気付く。


刃牙も……独歩も……渋川先輩も… 
否―――勇次郎でさえも―――


俺が守護まもらねばならぬ


とまさかの決意をして参戦決定!
久しぶりとかいうレベルではない本部の参戦にファンが多いに盛り上がり、武蔵との素晴らしいファイトに期待したのは言うまでもない。


「武蔵から友を守れるのは自分だけ」と自信満々であり、期待と不安が高まっていた。


そして遂に、武蔵に挑もうとする烈海王の前に立ちはだかる。
消力を「軽業」「片腹痛い」と嘲笑い、更には「この本部を超越えてゆきねえな」と凄まじい大言壮語を吐く。
読者の不安は最高潮に達した。「オイオイオイ」「死ぬわアイツ」



が、その予想は大きく裏切られることになる。


なんとこの本部、あの烈海王と互角の死闘を演じるという大活躍。
公園でもなければ武装すらしていないというのに凄まじい実力を発揮する。
その戦いぶりは、あの愚地克巳をして「本部以蔵とはこれほどの水準だったのかッ」と言わしめた。
(ちなみにこの戦いのすぐ前に本部は山篭りの修行を行っていたため、単純な戦闘の技量がそれ以前の章より高まっている可能性はある)
決着こそ郭海皇の不意打ちによる介入により無効試合となったが、海皇曰く「烈が無事では済まない」と評する程の
戦闘力を読者にまざまざと見せつけた。


烈の敗北後、刃牙に対して「友を守護る」ことを宣言。
その言葉に激昂した刃牙に対し、煙幕を使って背後を取り、首筋に刃を突き付け実質的に勝利した。
汚い? そんなことを言ってはいけない。ここは地下闘技場ではない。
本人曰く、「勇次郎を含めて現代格闘士は武器を使った本当の殺し合いに慣れておらず、武蔵に対抗できるのは唯一武芸百般を修めた自分だけ」
「自分の実力は格闘術に関してはいくら甘く見積もっても80点に満たないが、武器術も含めれば300点はくだらない」とのこと。
また、「本気で殺そうとしたならば、刃牙の反応も変わったはずである」と勝利に驕らない一面を見せ、ますます大物感が増している。


その後、渋川が武蔵にエア刀で滅多切りにされていたころ、遂に勇次郎と接触した。先に渋川守護れよ
勇次郎も本部を訪ねるつもりであったことを告げられ、武蔵のことを一番理解していると勇次郎に評された。
勇次郎が本部を認めている…だと!?
煽り文自重しろ


勇次郎と酒を酌み交わす中、勇次郎が武蔵に会いたいという旨を口にすると、
「アンタの手に負える相手じゃない」「君らの身は俺が守護る」
とよりにもよって作中最強に言い放ち、案の定勇次郎は激昂
襲い掛かってくるが、刃牙の時と同じく、煙玉で逃亡(効果音も同じく「ちゅどっ」)。
流石に勇次郎相手に「守護る」宣言は勇気が必要だったようで、逃げた後文字通りガクブル状態で、安堵していた。
勇次郎を相手に意見を貫いたことを糧に、
武蔵の前に立つのが己の責務だ、とついに武蔵と戦う……のかと思いきや、徳川邸に現れたのは……勇次郎だった。


遂に始まった勇次郎VS武蔵という、頂上決戦。最早本部が入り込む余地がない―――そう思われた。
決戦は勇次郎優勢で進み、武蔵は完成間近の奥義、「無刀」を解禁。対決は佳境へと突入する。
そして武蔵の無刀による斬撃が繰り出されたその刹那、斬撃が捉えたのはまさかの本部
二人に気づかれぬ間に、本部が間に割って入り勇次郎を庇ったのだ。


遂に「守護る」を実践した本部。
しかし、そのまさかの展開に、勇次郎、武蔵、そして光成はただただ唖然とするばかり。当の本部は気絶した
当然勇次郎はぶち切れ、意識のもどらぬ本部を掴み起こし、ビンタを見舞う。そのまま制裁を加えようとするが、武蔵に制止された。
そう、本部は武蔵に「守護られる」形で事なきを得たのだった。
(ところでコイツ、武蔵の無刀の直撃+鬼を開放した勇次郎の全力ビンタという、オリバジャックでも
 無事では済まなさそうな連撃を喰らっているのだが大丈夫なのだろうか?)



その後目を覚ました本部は、半ば呆れていた光成に対しあくまで現代闘士の武に対する理解は「浅い」と言い放ち、短刀で刃牙の師匠を殺害する。
同時に、遂に武蔵と相対する意思表明をするのだった・・・


意思表明を受けて「別にかまわん」と言いかける徳川だが、
本部は「ウソつけ、あんたどうせ『本部如きが何粋がってんだこの身の程知らずが』とか思ってんだろ」(意訳)と徳川の心情を指摘した。
この指摘、どうも図星だったらしいのだが、「そんなに疑うんだったら勝負してみろ、ただし武器使用可ってルールでな」(意訳)と
自らの覚悟と戦いへの姿勢を徳川に見せつけ、徳川に武蔵に十分に釣り合った相手であることを認めさせた。


徳川邸を後にした所で、天井裏で全てを聞いていたガイアと接触したのだが、この時本部がガイアの師匠であることが判明した*3
弟子が師匠を超えることはよくあることなので、これだけでは本部の実力がどの程度なのかは分からないが、
少なくともガイアもまた、本部の力を認めている一人であるとは言えるだろう。


余談だが、最凶死刑囚編でのシコルスキーと柳の最後の戦いではガイアと本部は同時期に突如参戦、そのまま時に視点を変え互いに戦っていたため、
見ようによっては「よくわからない組み合わせのバラバラな死刑囚の戦い」のシーンから「本部流の師匠と弟子が対死刑囚の成敗に二手にわかれ作戦開始した」シーンとも解釈できるようになった。


その後、本部の道場へと赴いた二人は手合わせをすることに。
結果は、口に含んだ硫酸入りカプセルや靴に仕込んだナイフでの奇襲を尽くいなし、逆にベルトでガイアを捕縛して本部の勝利に終わった。
お互い一滴の血も流してはいないので、どこまで本気だったかは少々疑問なのだが、とにかくガイアに勝利した。


「守護る」ために本格的に動き出した本部は、武蔵との戦いを望んでいるジャック・ハンマーと接触。
「守護る」ため、つまり素手でのファイトと武器を用いた武術とのレベルの差を分からせて、武蔵との対戦を諦めさせるために、
ホームグラウンドである公園でジャックとの戦いに臨んだ。


戦闘フィールドの時点でこの戦闘の結末に察しがついた読者が大半である


本部は戦闘開始直後から奇襲的に投げた煙草でジャックの目に負傷を負わせドロップキックや木刀の攻撃を浴びせる。
だが、この猛攻にもジャックはたいしてダメージを受けておらず、武装した本部の実力を察して本格的な戦闘体制に入る。
この時、ジャックは本部の『競技者』では無く『戦士』としての実力を認める。


こうして本格的に戦闘モードに移行したジャックは、長身の体を生かしたミドルサイドキックで本部にダメージを与えるが、
クナイによるカウンターを喰らうなど決定打を与えられない。
それどころか、高身長の左カカト落としが仇になるような形で足首を切断寸前まで持ち込まれ、アキレス健断絶の大ダメージを負う。
(この際、本部の予想と違って完全に足首を切断できなかったほどの骨密度だったらしく、二回の骨延長でもジャックの骨には何らデメリットはなかったようだ)
それでも、ジャックは本部の肩に得意の噛み付きで決定的ダメージを与えた……


かのように見えたが、本部に対してはあまり効果はなかった


本部の服はアラミド繊維を用いた特殊仕様となっており、逆にジャックの歯が全部抜け落ちる。なお、この際本部がジャックの歯を抜いた時の動きは八極拳の「靠」の動きに似ており、本部流柔術がカバーする他流派の技の広さと器用貧乏さを見せつけている。
この時の噛みつき行為は、最大トーナメント終了後の勇次郎に頸動脈を噛みちぎられた際に送られたアドバイスを忘れた行為であり、多くの読者が呆れを覚えた。
ちなみに、この時抜け落ちたジャックの歯にはインプラントで固定した歯が存在することが判明した
ピクル戦やもっと以前の戦闘で破損した歯の全てが再生していたわけでは無い模様。


ここでジャックも終わりか…と思いきや、怒りのあまりにジャックは顔をクシャおじさんのように醜く歪ませる。
本部曰く『歯を抜かれても爪が折れても猛獣は脅威(要約)』とのことで、ジャックが本部に対し怒涛のラッシュ攻撃。
本部はこの攻撃に手も足も出ず、戦闘を観戦していた一般人も警察に通報しようとするほどの威力を見せる。


さすがにフィジカルでは勝てない(←見りゃわかるだろ)と判断した本部は、ここで刃牙や勇次郎に浴びせた煙幕をジャックにも行う。
ところが、刃牙や勇次郎が怯んだ煙幕はジャックにはほとんど効果が無く、唖然となった本部はジャックを武蔵に渡さないことを決意。
ジャック自身も本部に火薬の匂いがしたことでラッシュ攻撃を止めてしまい、その直後に命の危機を察した本部による全力の反撃を許す。


十字手裏剣・分銅鎖という武器と柔術を生かした本部のラッシュにジャックは全く反撃できず。
最終的に隠し持っていた荒縄を使う縛法でジャックは身動きを取れなくなってしまい、それどころか本部によって目の前に小刀を刺すアピールを見せられ、ジャックは敗北した。


そして『ジャックを守護る』と公園を去っていく本部だったが、致命的なダメージを負っているジャックは縛られたまま公園に放置された。おい。



武蔵とピクルの戦いが始まり、敗れたピクルはおびえたように本部に抱きつく。
ピクルをも守ると決めた本部は武蔵へ勝負を挑む。


なんと本部は武蔵の刀をあっさり取り上げると、投げ返す余裕ぶり。
しかし、時間が立つことともに次第に不利になってゆく。もはや勝負はついたかと思われた矢先、武蔵の一瞬のすきを突きスリーパーに決め、武蔵を気絶させる。
なんと武蔵に勝ってしまったのだ。


本部自身は「武蔵はただの試合のつもりで本気を出していなかった」として勝利を認めようとしなかったが、
武蔵は実際に締め落とされ生殺与奪を握られたと言う事実をもって潔く負けを認め、
「ありがとう…それでもおまえは勝っている」と言って去っていった。


しかし、ここで本部に「敗北」した事で、武蔵は最早現代に居場所がない事を確信。
暴走への運命を辿っていく事となる…



刃牙も・・・
独歩も・・・
渋川先輩も・・・


否――
オーガの項目でさえも―――


俺が追記・修正(まも)らねばならぬ



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  • フルアーマー本部マダー? -- 名無しさん (2016-06-01 00:57:05)
  • 真面目な話、板垣先生は今の本部と花田を大天才と褒めちぎってたり最大トーナメントでびびってた昔の本部と比べて違和感を感じないのだろうか・・ -- 名無しさん (2016-06-07 09:31:06)
  • ↑強いには強いんだけど、「話の都合で強くしました」感が拭えないんだよなぁ -- 名無しさん (2016-06-07 09:37:38)
  • ↑2本部はともかく花田上げの描写ってあったっけ? -- 名無しさん (2016-06-10 16:58:19)
  • 板垣先生曰く、「本部は最初の生贄にする予定だったけど、守護る発言以降自分の中でハジケてメインキャラに昇格した」らしい -- 名無しさん (2016-06-14 15:11:59)
  • 総合武術を使えるのがこいつしかいなかったから使ってる印象。使ってる武器のラインナップから見て近畿の忍術か関東のが神道流あたりを出すのが妥当なんだろうけど刃牙で古武術使うのが他に黒川しかいないしなぁ -- 名無しさん (2016-06-21 13:53:22)
  • いい加減武蔵ヤバイ近づくなばっかり言ってないでさっさと戦えよ -- 名無しさん (2016-06-22 07:52:58)
  • ピクルと武蔵が闘う前に守護りに行けよ -- 名無しさん (2016-06-22 09:21:14)
  • コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-06-28 23:46:20)
  • もし本部が武蔵を倒して第四部完とかだったら俺バキシリーズ全巻揃えるわw -- 名無しさん (2016-06-30 10:21:07)
  • ジャックの記事と内容が重複してる。こっちは削ったほうが良いと思うよ -- 名無しさん (2016-07-22 05:23:27)
  • 横綱に惨敗する前の本部なら今の扱いでも違和感ないんだけどな。せめて苦戦するも横綱に勝利、実力では圧倒するも猪狩の策略に敗退くらいなら株も大して落ちなかっただろうに。 -- 名無しさん (2016-08-31 08:44:15)
  • ↑負けるにしてもせめて小指がなければ -- 名無しさん (2016-08-31 10:07:17)
  • ピクルもう戦意喪失して吊るされた豚肉みたいになってんぞ・・・武蔵もなるべく長く相手を刀で切り刻んで嬲り殺しにするのが大好きなサイコパス野郎ってことが判明したし早く守護りに来いよ! -- 名無しさん (2016-08-31 12:18:31)
  • ここで武蔵に勝ったら面白いんだけど、どうなるか。 -- 名無しさん (2016-09-02 10:17:59)
  • 満を持して・・・!みたいな引きだったけど正直どんだけ活躍されても鼻で笑われる未来しか見えない -- 名無しさん (2016-09-02 10:40:13)
  • ダメだ、「ホームグラウンドの公園」で笑いが止まらない ww -- 名無しさん (2016-09-02 13:02:43)
  • 応援してるぞ本部!! -- 名無しさん (2016-09-12 02:44:29)
  • そういえば師匠の戦いだってのに何で花田は観戦に来てないのかな? -- 名無しさん (2016-09-16 11:24:00)
  • 花田は黒歴史にされたんじゃない?今の本部を考えたら花田を大天才なんて口が裂けても言えないだろうし -- 名無しさん (2016-09-24 16:34:04)
  • なんて身勝手な師匠だ -- 名無しさん (2016-09-24 16:51:22)
  • 磨いた五体以外の何ものかに頼みを置く ……そんな性根が技を曇らせる ってところさ、毒物の批判なんじゃない?剣術家だって自分の体を鍛えて武器を使うけど毒手はそういうのとは違うじゃん。 -- 名無しさん (2016-10-06 22:54:07)
  • 毒手を習得してから空道ga -- 名無しさん (2016-10-06 23:03:19)
  • 空道をあまり使わなかったからな。空道もフル活用すれば本部は秒殺まではいかなくとも優位には立てたはず -- 名無しさん (2016-10-06 23:04:05)
  • 流石に本部が剛力扱いは意味がわからなかった。そもそもピクルとやりあうレベルの武蔵に力で勝てるわけ無いやん -- 名無しさん (2016-10-06 23:31:02)
  • ↑4本部も普通に毒つかってるけどな -- 名無しさん (2016-10-07 03:01:23)
  • ↑2ここにきて唐突に剛力扱いされても反応に困るよねw無駄に強くし過ぎた武蔵にそこそこ通用するレベルにしようと色々と無理(ヨイショ)しすぎた結果、わけわからんことになってるよな。 -- 名無しさん (2016-10-07 04:04:21)
  • ↑ 最大トーナメントのメンバーの中でも、どう考えても本部のパワーは下から数えたほうが早い -- 名無しさん (2016-10-07 09:22:31)
  • いや武蔵は小指と薬指で余裕たっぷりだしパワー面で全く通用してないでしょ、剛力って単語を用いただけで精々「本部があんなに必死なのにまるで通じてない……まだ大ピンチのままだ!」くらいの意味合い -- 名無しさん (2016-10-07 09:30:15)
  • 本部だから小指に弱いんだろ(適当) -- 名無しさん (2016-10-08 21:07:39)
  • 「本部にワロタ!」笑ってなんかいないよ ひたすらウザがられてるだけで -- 名無しさん (2016-10-30 18:54:46)
  • ↑バキ道における作者の露骨なヨイショっぷりに苦笑してる読者は結構いるだろうから、完全に間違っているというわけでもないかも。 -- 名無しさん (2016-10-30 21:41:44)
  • いよいよ死ぬか?いや、勇次郎にはたかれても死ななかったから大丈夫か -- 名無しさん (2016-11-01 10:24:57)
  • 言いたいことは色々あるがとりあえず生き延びて本当に良かった -- 名無しさん (2016-11-02 17:05:01)
  • マジで本部の勝ちか!? -- 名無しさん (2016-11-02 23:21:34)
  • 是非刃牙道完にして↑26の人にシリーズ全巻揃えていただきたい。もちろんSAGAもな -- 名無しさん (2016-11-02 23:46:57)
  • なんかグレート巽みたいな勝ち方しやがった -- 名無しさん (2016-11-03 11:13:16)
  • 大金星だな!スゲーぜ本部! -- 名無しさん (2016-11-04 03:24:24)
  • マジで本部道の間違いなんじゃないかこの漫画 -- 名無しさん (2016-11-04 08:55:06)
  • 本部さんボスキラーすぎる… -- 名無しさん (2016-11-06 21:14:50)
  • 案の定勝ち方に非難囂々でワロタ -- 名無しさん (2016-11-06 21:18:36)
  • みっちゃんに語った「勝算あるわけじゃないけどあの時代に学ぶ者として武蔵との対峙を避けるわけにはいかない」って啖呵は正直カッコ良かった -- 名無しさん (2016-11-06 21:25:34)
  • まさか夢オチじゃないよね? -- 名無しさん (2016-11-09 21:52:14)
  • テラフォの草間朝太郎さんが言うには「「免許皆伝」っちゅーんは「師匠より強い」って事じゃろがい」らしいのですが、花田は武器持てば武蔵にさえ勝利した今のスーパー本部より強いのだろうか? -- 名無しさん (2016-11-24 16:06:28)
  • 花田は素手かつ決められた場所で戦う最ト本部よりは強いって感じだと思う -- 名無しさん (2016-11-29 09:52:11)
  • ちなみに今の本部は武器無し素手のみだとどのくらいなのかな?素手でも列海王とそこそこやり合えてたし独歩くらいなら勝てそうな気がするけど -- 名無しさん (2016-12-01 10:38:21)
  • 色々言われるが本部の戦いって単体で見ると面白いよな -- 名無しさん (2016-12-16 22:00:52)
  • ↑↑フィジカルは確かに互角でしょうが、ただドリアン戦を鑑みると独歩につけ入る隙はないでしょうから勝てないと思います 。 -- 名無しさん (2016-12-28 21:08:33)
  • 結構な年齢+脇役なのに成長速度が凄いよな。後付けだが勇次郎の設定からすれば、時間が経つほど実力差が開いてもおかしくないのに、通常時の打撃が見えない→マトモに戦えるまで差を縮めてる -- 名無しさん (2017-01-08 02:02:33)
  • ↑↑武器ありなら本部だろうけど素手じゃ流石に敵わないよね -- 名無しさん (2017-01-08 04:59:55)
  • 作者の技量不足で完全にメアリー・スー状態… -- 名無しさん (2017-01-17 23:04:26)
  • てか、何であんなに弱い扱いだったのさ。柔術の達人なのに。 -- 名無しさん (2017-01-17 23:25:15)
  • ↑小指とパンチしか使ってないからねえ -- 名無しさん (2017-01-23 11:22:07)
  • 柔術って言ってるなら組み技使えよ(金竜山戦) -- 名無しさん (2017-02-05 09:54:48)
  • 勝っちゃったよ… -- 名無しさん (2017-02-13 09:40:00)
  • というか恐らく梶原一騎先生が言ってた「AがBに勝ちAがCに負けてもCがBより強い訳ではない」っていうのを表現したいんじゃないかと -- 名無しさん (2017-03-02 22:24:20)
  • 素手の本部が技量において最高峰と言える烈といい勝負だったのは違和感を感じたな。勝つんじゃなく壊す目的だったからかもしれんけど -- 名無しさん (2017-03-12 13:12:23)
  • 金竜山戦で組技使わなかったのは単に相手が強くてそこまでもってけなかったんじゃ・・・正直あの試合指取り使わなくても完封負けで終わってただろうし -- 名無しさん (2017-04-12 03:14:13)
  • ラストの部分、ジャックのページと書いてあること一緒じゃないか!! -- 名無しさん (2017-04-28 11:53:14)
  • ↑不満があるなら自分で追記修正しようね -- 名無しさん (2017-04-29 04:03:15)
  • 本部って本篇以前は本当に強いやつって勇次郎ぐらいとしかやってない上に、攻撃見えなかったから、解説役で強者の戦いを見ているうちに覚醒したんじゃね? -- 名無しさん (2017-06-21 13:03:07)
  • 本部って本篇以前は本当に強いやつって勇次郎ぐらいとしかやってない上に、攻撃見えなかったから、解説役で強者の戦いを見ているうちに覚醒したんじゃね? -- 名無しさん (2017-06-21 13:04:27)
  • 武蔵戦がかなり非難轟々な内容だった割には短くまとめすぎ -- 名無しさん (2017-09-04 23:23:27)
  • 武蔵戦がかなり非難轟々な内容だった割には短くまとめすぎてるから、もう少し内容膨らませた方がよくない? -- 名無しさん (2017-09-04 23:24:22)
  • 武蔵戦は余りにも酷すぎて、読み返して編集する気力が誰も湧かないんじゃないかな。ご存じの通り非難囂々だし -- 名無しさん (2017-10-01 00:08:52)
  • というか武蔵を気絶させただけで何か守護った気になって満足したんだろうか。 気絶させられたらもう誰も殺さなくなるなんて事は一切無かった訳だが -- 名無しさん (2018-03-12 11:43:57)
  • 設定だけ見ると忍者ぽくて格好良くて草 -- 名無しさん (2018-06-01 14:07:20)
  • ↑↑『現代の武士道=守護』という事を教えるために本部は死合いに殺意無しで挑む。認識のズレで刃牙同様本気の反応ができず前半は苦戦。後半もその強さと信念を認め本部には練習試合に付き合う。ただ本部も他のグラップラーも現代も『人殺し文化万歳』という自分と戦国時代を認めてないと知り『孤独』となり暴走。現代の武を教えてくれた本部が皮肉にも武蔵に止めを刺した -- 名無しさん (2018-07-16 19:32:50)
  • え、ワイ武蔵戦すごくよかったけどな。途中経過で「ん?」となる部分はあったにせよ、最後の本部の覚悟はすごくかっこよかったと思う -- 名無しさん (2018-09-01 14:35:13)
  • 小指を取る、というミスがよく指摘されるけど、金竜山は曲がりなりにも横綱だし、彼の小指が規格外に強靭だっただけで、恐らく力士との喧嘩ではあのやり方で何人も潰してるんだと思う。多分。 -- 名無しさん (2018-09-01 14:47:47)
  • 刃牙や烈、ジャック、武蔵にも有効な本部の投げ技を完全に封じるKOYUBI -- 名無しさん (2018-10-07 13:02:44)
  • 次は相撲編みたいだし金竜山にも再登場してほしい -- 名無しさん (2018-10-09 21:28:23)
  • 本部が本来の強さを見せるような展開はもうないかもな、武器術使っての何でもありは格闘漫画においては邪道だし。 -- 名無しさん (2018-11-27 19:47:16)
  • 金竜山再登場したけど老けたな -- 名無しさん (2019-01-11 19:03:52)
  • せっかくだから本部vs金竜山のリターンマッチが見たい。今度は勝てるかな? -- 名無しさん (2019-06-21 23:49:22)
  • 何で武蔵に刀返すんだよ。 -- 名無しさん (2019-10-20 09:49:39)
  • 烈の誇りを守護ったんだよ、ムサシ100% -- 名無しさん (2019-11-17 22:12:04)
  • ↑ムサシ100% -- 名無しさん (2019-11-17 22:13:00)
  • に本部の武器で勝つことによって、現代の格闘家が過去の武蔵を越えうると示したことで烈の命はムリだったけど、誇りを守護ったんだ。 -- 続き (2019-11-17 22:15:13)
  • 「力士の小指以外なんでも知ってる男」って愛称ほんと好き -- 名無しさん (2020-06-13 12:13:29)
  • コメント欄が長くなったので、コメント欄をログ化したいと考えています。 -- 名無しさん (2020-06-22 06:36:05)
  • ↑このコメント欄の内容的にはリセットの方が適切だと思います -- 名無しさん (2020-06-28 01:58:49)
  • せっかくだから金竜山と再戦しよう -- 名無しさん (2020-07-09 03:52:13)
  • 武蔵に負けた独歩、花山、渋沢が選抜メンバーに入っているのになんで武蔵に勝利した本部が地下闘技場の選抜メンバーに入ってないんだ? -- 名無しさん (2020-10-19 12:19:54)
  • それを言ったらじゃあ力士に火薬や武器使いまくる本部ってどうなのって話になるな。絵的には面白そうだし見たいんだけどな -- 名無しさん (2020-11-01 00:50:08)
  • ↑2バキ道が終わってから外伝で金竜山と戦う為だろう -- 名無しさん (2021-04-15 03:12:47)
  • 勇次郎が本部にめちゃくちゃキレてたの今見ると自分以外は全て雌と自負する勇次郎が守護られる=か弱い雌扱いされたからキレたのかな -- 名無しさん (2021-07-15 20:41:13)
  • 本部.....嘘だよな? -- 名無しさん (2021-07-17 21:46:49)
  • ↑2 その可能性が非常に高いな…勇次郎はシリーズ中他にも色々言って居るし、描写をも踏まえるとそう考えるのは見当外れでは無いだろうな。最新作でも古代相撲の復権の箔付けに自分を利用しようとした上にどこか自分を舐めていた二代目野見宿禰を挫折感を植え付ける形で潰していた…。 -- 名無しさん (2021-10-30 10:56:56)
  • ↑1 続き 要は自分のイズムを自分の認めていないやり方で曲げさせられることがこれ以上無く不満だったのだろう…はっきり言って勇次郎を技に追い込んだピクルの時と違うし。 -- 名無しさん (2021-10-30 11:00:40)
  • マジでグラップラーの時の板垣と編集が神懸ってたのがよく分かる -- 名無しさん (2022-04-26 04:47:23)
  • この人勇次郎が蜂の巣にされてるときめっちゃ心配して駆け寄ってるしあの頃から守護るキャラだったんだろうか -- 名無しさん (2022-08-22 02:19:46)
  • ↑1 そうかもしれないね。 -- 名無しさん (2022-08-22 02:36:55)
  • 刃牙道以降の強さを見るに、最トーの時は予想を裏切るよりも素直に金竜山が負けるべきだったんだろうか?まあ刃牙道以降がアレではあるが・・・ -- 名無しさん (2023-05-04 17:23:12)
  • 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-08-06 21:05:55)

#comment

*1 組み技重視になったのは明治時代に誕生した柔道の方である
*2 渋川は本部が来てる事に驚いていない事から、本来は二人がかりで柳を倒すつもりだったのだろう。
*3 伏線の欠片すらなく突如として判明した事なので、困惑する読者多数

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