工藤陽一

ページ名:工藤陽一

登録日:2011/09/07(水) 21:16:17
更新日:2023/08/08 Tue 13:56:25NEW!
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未来ノスタルジア purple_software 超能力者 主人公 念動力 不器用 正義の味方 親バカ ギャルゲー主人公 はた目ハーレム 自分の欲望に正直な男 世界一の超能力者 工藤○一←高校生探偵じゃない 工藤陽一




Purple softwareから発売された未来ノスタルジアの主人公。


家族構成は両親、双子の義妹である野乃と日奈乃。しかし、数年前に両親は事故で他界。それが原因で妹たちは本編開始前までは叔母のもとで暮らしていた。


叔母の結婚後、再び妹たちと同居する。
妹たちの他には自称千歳の化け猫のクロが工藤家に住みついている。



また遠縁の親戚に星河雫、工藤家の後見人である詩の兄である映が一時期同居していた。



家は代々超能力者の家系で陽一も幼少の頃からクロに師事し、拳大程度のモノを動かす念動力をもつ。他の瞬間移動らの力は意識的には使えてない。


普段は超能力者という事を隠して平穏な暮らしを送っている。これは亡き父やクロの教えで世界の異端である超能力者はルールを守ること大事だから。


性格面はお花見の席で、かなたに
「お嫁さんに貰って」
と言われて
「早速うちにつれて帰ろう」
と答えたりと、冗談を冗談で切り返せる人物。
けっこう機転が回る主人公。


また「女の子と一緒に風呂に入りたい」や「下着を洗いたい」とか、自分の欲望に結構正直。


また巨乳好き。ただし本人は無いよりはあるほうがいいと語っているが、杏奈ルートや伊織ルートを見る限り説得力はない。



それと、クロに紳士として教育されたせいか、双子の制服姿や伊織の私服姿を誉めたりはできる。



料理は作ることができず、家事の一切を妹のヒナ(日奈乃)に頼っている。
だが、一時期、かなたの洋食家でバイトをしていたためジャガイモの皮剥きはできる。止めた理由は詩をほっとけなかったから。




未来からやって来た杏奈から『あなたにフラれた』、『あなたの未来には悲劇が待ってる』と警告されたが……。



以下、ネタバレ(物語の核心のため要注意)



































未来編の陽一


杏奈がやって来た本来の歴史における陽一。
『俺は、世界一の超能力者だ』という台詞が口ぐせで黒いコートを愛用している。


本来の歴史では陽一は伊織と結ばれ、ずっと一緒にいようと約束していた。
しかし伊織は自分の能力を制御出来なくなり暴走してしまう。


陽一は暴走を食い止めようと試みるが失敗。伊織は命を落としてしまい、陽一も生涯癒えることのない深刻なダメージを身心に負ってしまい、長くは生きれない体になってしまう。


その後、伊織を失った陽一は悔やみ、残された時間の中で自身の力で多くの人を救おうと志し流浪の旅に出る。
だがそれは妹や仲間たちの別れでもあり、後にいい兄じゃなかったと呟いている。
愛用の黒いコートは旅立ちの際、詩から送られたもの。




旅の過程で超能力のせいで親に捨てられてしまった杏奈を引き取り、五年ぶりに故郷の時倉に帰郷する。
そこで成長した詩に再会。工藤家で待っていたクロを含めて、三人と一匹の生活を始める。



学生時代と違って瞬間移動や他の能力を意識的に使えるようになっている。しかしそれは寿命を削る行為に等しいらしい。



杏奈を引き取った理由は二度と伊織のような悲劇を起こさせないために杏奈に力の使い方を教えるため。



生計は旅行記を書いて出版しており、これは詩の兄である映の受け売り。しかし収入はあまり良くなく貧乏暮らし。



しかしこの頃すでに体は限界を迎えており、吐血を繰り返したり、全身を貫く激痛に襲われていた。それでも杏奈の成長を見守るために耐え続けていた。



杏奈にたいしては親バカ丸出しで杏奈の制服姿に感動したり、杏奈の結婚相手のことを心配していた。




伊織のことは彼女の死から10年近くたってもずっと想い続けていた。何度も後を追うことを考えたらしいが、伊織は喜ばないとその度に考えなおした。





6年後、杏奈は美しく成長していた。力の使い方も覚え、もう陽一以上の超能力者となっていた。


もう自分の役目は終わった……。


そう悟った陽一は杏奈を連れて思い出の詰まった学園跡の桜並木を訪れる。



そこで杏奈に告白されるが、杏奈は娘だという思いと長くは生きれないことから『もう少し胸が大きくなったら』と冗談で返す。


そして最後のプレゼントとして自分の記憶を手渡す。自分の一番の宝物を……。


全てをやり終えた陽一は倒れる。妹たちや仲間たちに侘びつつも、先に逝ってしまったクロや最愛の人・伊織にまた会えることを思いながら。
そして最後に生き甲斐と幸せをくれた杏奈に礼を言いながら。



杏奈に見守れながら陽一は静かに息を引き取った。



この後、『世界一の超能力者』という口ぐせと黒いコートを引き継いだ杏奈は過去の世界へと跳ぶことになる。陽一の未来を変えるために。


杏奈が過去の世界に干渉したおかげで陽一と伊織の死は回避されることになる。
しかし最愛の人を失い、余命幾ばくないなか最後まで歩みを止めず杏奈を育てあげた未来の陽一も立派なだった。










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