登録日:2012/04/09(月) 21:40:19
更新日:2023/10/17 Tue 13:25:33NEW!
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小説 唐辺葉介 シライシユウコ 瀬戸口廉也 驚愕 星海社 ラブストーリー 軽く鬱 ブラックジョーク 死体 死体泥棒
死体に熱は良くない。
腐らせてしまう。
死体泥棒 (星海社FICTIONS)
唐辺 葉介 (著)
シライシ ユウコ (イラスト)
突然の死を迎えた彼女の死体を葬儀会場に忍び込み、盗み出してしまった「僕」。
一人暮らしのアパートを占拠した大型冷凍庫の中に横たわった彼女(死体)との奇妙な同棲生活がはじまった……!
唐辺葉介の問題作にして、新たな代表作(ラブストーリー)。
死体を盗むという倫理観から完全にぶっ飛んだ作品。
しかし作品の雰囲気はあらすじに恥じない切な過ぎるほどのラブストーリーである。
ネクロフィリアや死体愛好家ではないので注意!
まあ瀬戸g……唐辺氏の既出作品を知っている人ならばこれぐらい当たり前だろ、と思うかもしれない。
また、作中にこの作者のキーワードともいえる「キリスト教」、「児童虐待」、「屑な親」といった言葉が散りばめられている。
また瀬戸口氏がシナリオライターを担った「CARNIVAL」をプレイ済みの人ならば、主人公の心理描写などでニヤリとできるだろう。
登場人物紹介
僕
主人公。功平という名を持つ。
大学四年生だが、恋人の幸が死んでから学校に行っていない。
家庭教師のバイトをしている。
少年時代に幾度も「寮」で暮らしていたことがある。
幸
生前僕の恋人だった。
先生
僕が通いつめていた公園で、ピエロの衣装でパントマイムやバルーンアートをしていた。
幸の父親。
芙美子
僕の家庭教師先の女の子。
顔に青いあざがある。
堀田さん
僕と同じアパートに住むおばさん。
誰にでも突っかかり、口うるさい。
ネタバレ注意
幸は医療ドナーとして、眼球と内臓が取り除かれていた。
終盤、自宅に来た警察に死体を見せたことにより、幸は火葬されることになる。
僕は骨となった幸を骨渡ししているときに初めて涙を流した。
内臓がないぞう。
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